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作品名 作者名 カップリング 作品発表日 作品保管日
堕ちた天使 860氏(6スレ目) ロイド×コレット 2003/09/27 -

今日は、ヒルダ姫の救出と教皇退治を兼ねた晩餐会だ。
誰かがテラスで待ってる?多分コレットだろう。一目散にテラスに行きたい
ところだけれど、そうしたらまたゼロスに冷やかされそうなので
一応みんなに挨拶だけでもしておくか。
「お〜い。プレセア!」
「あっ、ロイドさん。」
「いつもとは全然雰囲気が違ったから探すのに苦労したよ。
へぇ〜、なかなか(可愛いじゃないか、と言おうと思ったけど、どこか
コレットに悪いような気がして言葉を変えた。)似合ってるじゃないか。」
「・・・そ、そうですか?」
プレセアが普段からは考えられないような照れ顔で言った。
あとはしいなだけか。ジーニアスはもう回ったし・・。
「よう!しいな。」
「ロイド、なんだか何とも言えない服だねぇ・・・」
「・・・悪かったな。」
「はは。冗談だよ。って、こんなトコで時間くってていいのかい?コレットを
待たせてあるんだろ?」
「なんだ・・・バレてたのかよ。んじゃ、悪いけど行ってくるよ。」
さてと、テラスは・・・どこだっけなあ。広すぎて頭が痛いぜ。
そうこうして彷徨ってる間に、見覚えのあるうしろ姿が目に飛びこんできた。
「わっわっわっ・・・・きゃっ!」
いつもと違う服を着ていても、こいつだけは一発でわかった。
「おーい!コレット!大丈夫か?」
コレットは、ちょっと恥ずかしそうな顔で急いで立ち上がった。
「あっ!ロイド!うん・・・だいじょぶ。」
俺は、コレットのそんな仕草が可愛くみえて、ちょっとコレットをからかった。
「こんなトコに来てまでこけなくったっていいのに。」
「・・・わざとじゃないもん!」
コレットは、ムキになって抗議する。
「そんな事より、早くテラスに行こうぜ。」
「うん!」

気まずい雰囲気だったので、俺は含みをこめて言った。
「コレット、こんなすごい所の壁はきっとそうとうな値段だろうから、気をつけろよ。」
「えっ?何が?」
「いや・・・別に何でもない。」
自覚は全くないようだ。



「ここが、テラスみたいだな。」
走ってきたので、二人とも汗でぐっしょりだ。
「ふぅ〜。広かったねえ。」
満面の笑みを浮かべてコレットは俺に言った。
「ん?やけに嬉しそうだなコレット。」
理由もだいたいわかっていたが、コレットからその言葉を聞きたくて俺は問い返した。
「私、こうやってロイドと一緒に汗かいたりできるのが嬉しくってたまらないの。
ほら、この前までの私は人形みたいだったから・・・。」
「そうだよな。俺にとっては楽しくも何ともない時間でも、コレットにはその一秒一秒が
生きてるって証だもんな。」
自分でも、こんな気のきいた言葉が言えるなんて思ってなかったのでびっくりした。
「それはそれとして、今思ったんだけど、私あの時意識がとぎれとぎれだったの。
それで、その間にロイド・・・・・・してない?」
「えっ?!な、何を?」
「その・・えーと・・」
コレットが、もじもじしながら言う。
「変・・・」
「は?変?」
「へ、変なコト・・・してないよねっ?!」
コレットが言いにくかった理由が初めてわかった。
「え・・・もちろん!」
さすがにしてはいないけど、何度か考えた事があるだけに動揺を隠しきれなかった。
「コレット・・その服、か、可愛いよ。」
なんか、妙に恥ずかしかった。
「うん!ありがとロイド。ロイドもその服、かっこいいよ!」
「そ、そうかな?でも、ちょっと窮屈じゃないか?」
「そう言われてみると、そうかも・・・」

俺は、先の事を何も考えずに言った。
「そうだ!二人で抜け出さないか?いつまでもここに居ても、はじまらないし。」
「ロイドがそうしたいなら、私もそうするよ!」
コレットも賛成してくれて嬉しかったのだが、またあの広ーいトコを通って帰らなきゃ
いけないかと思うと、少し気が重かった。
とは言ったものの、一体これからどうしようものか。晩餐会はあと数時間は
続きそうな雰囲気である。



「やっと出られたね。」
「ああ・・・。窮屈だ、とか言って出てきちゃったけど、どこ行く?」
俺はため息をついた。
「うーん・・・そうだねぇ・・・。」
ちょっと間を置いてコレットは言った。
「そうだ!今日は晩餐会の後はホテルに泊るって事で予約してあったよね。
みんなには悪いけど、先にホテルに帰っとくってのは?」

「俺は別に構わないけど、コレットはそれでいいのか?
せっかくこんな服着せてもらったんだし、もっと花火が見たいとか、なんかないのか?」
「ううん。私は別にロイドと一緒にいられるんだったら、どこでもいいの。」
俺はちょっとデートに誘ったみたいな感じだったから、がっくりした。
コレットの真意も知らずに。
「それに、どっちかって言うとホテルの方が・・・」
「ん?何か言ったか?コレット?」
「え?・・ううん、何でもないの。」
「えっと・・ロイド様ですね?」
「ああ。」
「あの、7名様となっておりますが・・・?」
「私達以外の5人は後から来ますから。」
「そうですか・・・では405号室です。これがルームキーですので。」
俺たちは、ゆっくりと階段を上っていった。
「えっとぉ、403、404、・・・ここだよロイド!早く早くー!」
待ってくれよ・・・コレット・・。普段はか弱いコレットだけど、
時たま俺より元気になったりする。
「ったく、ホテルに来たぐらいで子供みたいにはしゃぐなよ。コレット。」
コレットは頬をふくらます。
「もう!ロイドの意地悪ぅ!」
「わあ!ロイド、この部屋二つに分かれてるんだ!」
コレットに言われて見てみると、確かに部屋は5人分のベッドのある部屋と
2人分のベッドとトイレ、テレビのある部屋に分かれていた。
「・・・はぁ〜。今日も疲れたね!とりあえずベッドにでも座って休もっか!
つ、ついでだし、どこで寝るか決めとこうよ!
・・・んでね、ロ、ロイドさえ良ければなんだけど・・・・・」
コレットが勇気を出して、ロイドを2人っきりの部屋に誘おうとしていると、
ロイドは既に何くわぬ顔で二人っきりの部屋のベッドに腰掛けていたので
コレットは何だか一人で恥ずかしくなってしまった。
「ん?どうしたんだ?」
ロイドが聞いていなかったようなので、コレットは胸を撫で下ろした。
なんでもないの、と言おうとしたが、ごまかしてばっかりでも
おかしいので慌てて言い直した。
「えっとね・・・いやね、そんなに大した事じゃないんだけど」
言う内容をまだ考えている訳じゃないが、これを言ってしまうと
ロイドに自分の本当の気持ちを悟られてしまいそうで、言うに言えなかった。
「いいから言えよ。」
「・・・ロイドと二人っきりなんて久しぶりだな〜って思って。」
「ああ、そうだな。二人っきりなんて、昔俺がコレット達と遅くまで遊んでて
家に帰れなくなって、コレットの家に泊めてもらった時以来だもんな。」
・・・コレットは、もう来るトコまで来ちゃったんだからと自分に言い聞かし、
なかなか伝えたい事の核心に触れてくれないロイドに対して
決定打を打ちこむ事にした。
「でも、あの時はまだ、私もロイドも子供だったし・・・」
「今だって大人じゃないじゃん。」
「そ、それはそうなんだけど!」
さすがにコレットも、この時だけはロイドの事を鈍感だと認めざるを得なかった。
「わかってるって。今夜はあの時と違って、まだ寝ないんだろ?」
ロイドが、自分の気持ちをどこまでわかってくれているのかは解らなかったが
この言葉でコレットもいくらか救われたようだ。
「とりあえず、何か飲まない?」
「うん。私、水でいいよ。」
「廊下に給湯器があったハズだから、俺入れて来るよ。」
「あっ、いいよ。私が入れて来るから。」
そういうとコレットはさっと立ち上がって廊下に出て行った。
「・・・コレット一人で大丈夫かな?俺の予感が的中しなけりゃ
いいんだけど・・『ガラガラ、ガシャーン!』・・・やっぱり・・。」
ロイドはやや呆れ顔で廊下に駆けつける。
「いたっ!うう・・・」
「・・大丈夫か?コレット。」
「あ・・うん。エヘヘ・・・。」
「もう、エヘヘ、じゃないだろ?!今回は怪我しなかったから良かったけど・・・」
「でも、服はビショショみたい。」
あたりを見回すと、コップと水が散乱している。
「わ、私だって、ちゃんと注意さえしてれば・・・」
コレットはふくれた顔をして、服のボタンをはずしながら部屋に入ろうとした。
その時だった。
・・・ツルッ!
「わっ?!わ、わ、わ、わ、きゃっ?!」
次の瞬間、俺の視界は真っ暗になり、何がなんだか解らなかった。
その時のやわらかい感触が何かすら解らなかった。



「い、いててててて!」
「ロイド?!だいじょぶ?!」
俺は意識を取り戻した。
「う・・・・一体・・・・って、うわあああっ?!!」
ロイドは驚いて声を上げた。
「ロ、ロイドッ?!どうしたの?・・・ひゃんっ!?」
コレットもその事態に気づく。
見ると、服のボタンをほとんどはずされており、コレットの胸はこれでもかと言う程
ロイドの前にさらけ出されていた。
あまりの事態に、コレットは自分がこけた事も忘れて真っ赤な顔で言った。
「ロ、ロ、ロイドのエッチ!!」
ロイドも何とか反論しようと、無い知恵をしぼって頭をフル回転させようとしたが、
ロイドの頭ではそう思っていても、ロイドの目がそれを許さなかった。
ロイドが何も言えないでいると、コレットは胸を手で隠しながら言った。
「・・・い、いや、悪いのは私なんだけど・・」
今や、コレットの顔は恥ずかしさと興奮で紅潮しており、
ロイドはそんなコレットに、今までの「可愛い」とは別の感情を覚え、
ずっと我慢していたものがフッ切れた。
そのままロイドは、半分裸のコレットをベッドに押し倒した。
「・・・!!わっ?!ちょっ、ちょっと!・・・きゃっ!?」
やわらかいベッドが激しく揺れた。 

「ロイ、ドぉ・・!!」
コレットがロイドの下でもがく。まあ、言う程嫌そうな顔はしていなかったが。
そしたら急にロイドにも罪の意識が芽生え、慌てて言った。
「あ・・・ご、ごめん・・!急に、嫌だったよな・・・。」
「・・・ううん、別にいいの・・。」
「だって、俺早まりすぎたんだよ。俺達なんて、この前までチャンバラごっことか
してたじゃないか・・・。」
「私・・・もう16なんだよ?」
「そう言えばそうだよな・・。そんな事、考えもしないで俺ときたら・・・・」
胸が小さいからというのもあるだろうが、ずっと一緒に居たせいで
コレットも、もう一人の女だという事に全く実感がなかった。
「俺としては嬉しいんだけど、コレットがこういう事を望んでいたなんて・・」
その時のコレットの瞳は、とても虚ろだった。
「・・・意外?」
「まあな。」
「・・・やっぱり変だよね?!やらしいよね?!天使なのに、神子のくせに、
ロイドの事好きになって、こんなコトまで望んで・・・!」
コレットは涙目でうったえかけた。
「コレット・・・。ゼロスだって神子だけど、いろんな人に好きだって言ったりしてるし第一、神子だからだなんて、悲しすぎるじゃねえか・・・・!
天使になっても神子になっても、コレットはコレットだって前にも言ったろ?!」

「だけど・・・だけど・・・!」
ロイドが優しくコレットを抱きしめる。
ロイドの手に、雫が落ちた。
「コレット・・・泣いてるのか?」
「エヘヘ・・・ごめんね。でも、もうだいじょぶだから・・・。」
「普段からお前は苦労してんだから、たまにはこういう幸せな時があったって
いいだろ?」
「・・・ありがと。ロイド。」
ロイドは、ゆっくりとコレットの服の最後のボタンをはずした。
「ちょっ、ちょっとまって・・・。」
コレットは恥ずかしそうに身をよじる。
「どうしたんだ?コレット。」
「いや・・・こういうのを望んでたコトは望んでたんだけど、やっぱりいざとなると
恥ずかしくって・・・」
ロイドがコレットをなだめるように言う。
「・・・そりゃ、俺だって恥ずかしいけどさ・・こんなコトするの。
でも、お前だってずっと待ち焦がれてたんだろ?この時、この瞬間を。」
コレットはこの時、ロイドになら自分の全てをまかせてもいいと思った。
「ロイドが私とこういうコトするの、嫌がらずに、むしろ楽しみにしてくれてたなんて
すごく嬉しいんだけど・・・」
「嬉しいんだけど?」
「そんなに期待されても・・・・困るの。」
「なんで?こんなに肌も白くて綺麗なのに・・・」
「そんなに・・・胸・・・ないから・・。」
コレットは自分の胸に手を当てて言った。
「なんだ。そんなコト気にしてたのかよ。」
「そ、そんなコトって言うけど、女の子にとっては重大な問題なんだから!」
「胸なんて、ただデカけりゃいいってもんじゃないだろ?
コレット位の方が、やましくなくていいと俺は思うぜ。」
「・・・ホ、ホント?!」
コレットは結構気にしていたみたいで、ポカンと口を開いたまま驚いた。
「でさあ、もうそんなコトは気にしなくていいからさ・・そろそろ・・・」
ロイドがありったけの勇気を振りしぼって言った。
「うん。・・・わかった。」
コレットが静かにうなずく。   
「で、でも一体何からやれば・・いいの?」
「えっ、そ、そうだな・・・ま、まずはキスから・・・なんてどうかな?」
「・・・そ、そだね!最初だしね・・・。」
コレットはゴクリと生唾を飲み込んだ。
二人はまずは無難な方から、という意味でキスを選んだのだが、無難だと言う割には
二人とも、心臓の鼓動がお互いに聞こえる位にまで大きくなっていた。
「んじゃ・・・いくよ・・ロイド。」
薄く目を閉じて湿りっ気のある唇を突き出すコレットの姿は、
あまりにも可愛かった。キスを求められているのだが、
思わず抱きつきそうになってしまった。
━普段は普通に隣にいるけど、意識してじっくりと見るとやっぱり
コレットは可愛いな。━
そんなコトを考えながらコレットに唇を寄せた。
・・・・思考はそこで止まった。・・・・
やわらかい唇から注ぎ込まれるコレットの唾液に、ロイドの頭の中は
真っ白になってしまったのである。
そんなコトはおかまいなしに、コレットはロイドの味を堪能していく。
それからしばらくの間唇を重ねていたのだが、息苦しくなったのか
コレットから唇を離した。
ようやく気持ちよさから開放されたロイドは、息を切らせながら言った。
「コレット・・・す、すごく・・良かったぜ・・。」
「そ、そう?初めてだったから、どうやったらいいのか全然解らなかったんだけど・・」
あれだけやっといて『全然やり方が解らなかった』なんて
こりゃ罪だな、とロイドは思った。

「・・・ロ、ロイド次は・・・・」
「わかった・・・。」
あえて『何を』とは言わなかったが、暗黙の了解だ。
上半身はさっきから脱いでいたので楽だった。
まだ本格的にという訳ではないが、ちょっとした味見気分でロイドは
コレットの胸をつっついた。
「・・・ひゃっ!?ロ、ロイド?!いきなり・・そんな・・・」
キスの時はコレットにやられ放題だったので、今回は男としてこっちからリードして
やろうと思ったのだった。
「きゃっ!?ひゃっ!?うう・・ん・・」
コレットはつっつかれる度に感じているようだ。
ロイドも、胸がと言うよりはそんなコレットがもっと見たくて続けた。
「あうっ・・・ロイ、ド・・激し・・すぎるよぉ・・・・。」
コレットは目に涙をためていた・・。
いつまでもコレットをいじめていても仕方がないので、ロイドはころあいを
見計らって適度な所でやめた。
「はぁはぁ・・・・。ロ、ロイド・・一体どこで・・こんなの知ったの・・・?」
「いや、俺も初めてだからよく解らなかったんだけど、コレットがあんまりにも
反応するからつい・・・。ゴメン・・・くすぐったかったりした?」
「ううん・・・。くすぐったくは無かったんだけど、ロイドのが思ってたよりも
激しかったから・・・。」
「そっか・・・。じゃあ・・・」
「えっ?じゃあ?」
「・・・コレットだって、解ってるだろ?」
「だから何が?まだ寝ないの?・・・こんなコトした事なかったから
くたくた何だけど・・・。」
コレットは本当に解っていないようだ。

口で伝えるのもしゃくなので、思い切って行動に出る事にした。
ロイドはおぼつかない手つきでコレットの下着を脱がし始めた。
「え・・・?!まさか、脱がしちゃうの・・・・?」
「そんな風に言われると、なんだかやりにくいなぁ・・・・。
コレットは、もう寝たい?」
コレットは戸惑った。このままロイドに言われるまま・・・と言うのは
あまりにも恥ずかしすぎるし、かと言ってもう寝るというのも何だか・・・
何だか・・何?!その後に続く言葉は何?!私は今、もの足りないって
言おうとしたの・・・?
コレット自分で自分の気持ちが解らなかったが、ここでロイドの誘いを断ってしまうと
取り返しのつかないような事になってしまう様な気がして・・・
気が付くと、口が勝手に動いていた。
「ま、まだ私寝たくないよ。今夜は二人だけで思い出を作りたいから・・・ね?」  

「ほ、本当にいいんだな?コレット・・・・?」
「う・・うん。」
ちょっと間をおいた後、ロイドは再び下着をつかんだ。
最後にもう一度、コレットに目で確認しようとしたが、コレットは目を
つぶって身構えている。
・・・ホントは恥ずかしい所もあるけど、俺の期待に応えてくれようとして・・・
コレットの顔からそれを悟ったロイドは、コレットのためにも一気に
下着を取り払った。

さっきまではコレットのためにも、などと言っていたが、実際にソレを
目の前にしてしまっては、自分のためでもあったという事を認めざるを得ない。

よく見てみると、コレットの秘所は確かに濡れていた。
「いっ?!・・コ、コレット?まだ俺、何にもしてないんだけど・・・・?」
「胸の・・・時だよ・・・。ロイドがいじめるから・・・」
そうか・・妙に反応が激しいと思ったら、そうだったのか・・・。
「だから・・・恥ずかしかったんだな・・・?ゴメン・・・。」
「もう、その事はいいよ。そんな事より、私わざわざそのために
脱いだんだからね・・・!」
コレットは少しスネてしまっているようだ。
「じゃ、じゃあ・・・・行って・・・いいのか?」
「うん・・・。」
「・・・行くぜっ!」
「あうっ!?・・・・うう・・ん・・?!」
初体験のコレットは、どんな感じなのかも全く知らなかったので思わぬ刺激に
驚いた。

「ぐっ・・・あっ・・・!!」
ロイドも同じでった。誘った手前、途中でやめろ訳にもいかないだろうと
覚悟はしていたものの、これほどまでとは思わずびっくりしているようだ。
「だ、大丈夫か・・・・?コレッ・・・ト・・・?」
「私なら・・だい・・・じょぶ・・。思ってたのとは・・・大分違うみたい・・・。」
ドクッ!
突然襲い来る新たなる感覚に二人は戸惑った。
「なんだ・・・・?この・・・感覚?!・・・」
「解らない・・けど、なんか込み上げて来た・・・みたい・・。」
「うわあああ?!?!な、何か出そう・・・なんだ・・・けど・・!」
「ひゃんっ!?わ、解らないけど、解らないけど・・・・・・
私、もう・・・あああっ??!あ・・・あ・・きゃああああ!」

二人は、放心状態になった。
「コレット・・・。」
「・・・ロイド・・・・。」
「だ、大丈夫だったか?コレット?!」
「私は・・・何とか・・・。」
・・・・・・・。
「なんか、急に止まらなくなって・・」
「わ、私も。気持ち・・・よかったんだけど、何かが抜けていっちゃうって感じ・・」
「ホントに・・・ごめん。コレット。嫌じゃ・・・なかった?」
恐る恐るロイドが尋ねる。
「不思議な感じだったけど・・・ロイドとだったから別に嫌じゃなかったの!
恥ずかしかったけど・・・。」
「そっか・・・・。なら、よかった。」
「!!っていうか、ロイド早く服着がえなきゃ!みんなが帰ってくるまで後10分しか
ないよ!・・・・もし・・こんなトコみんなに見られたら・・・急いで!」
「マ、マジかよ?!もう、コレットがモタモタしてたから・・・・・」
「私のせいじゃないもん!」

10分後・・・・

「いや〜、へっへっへ!やっぱパーティはいいなあ!」
「ゼロスくん・・・・下品です・・・・。」
「それにしても、結局ロイドとコレットはどこ行っちまったんだい?!
会場のどこにも居なかっ・・・って、おい!
ロイドとコレットじゃないかい!一体何してたんだい?」
「パーティの料理も食べ終わったし、先に帰ってたんだよ。・・・な、コレット?」
「う・・うん!そうなの。疲れちゃったからね。」
「何だい!帰るなら帰るって一言言ってくれればいいのに・・・・!」
「ゴメンゴメン。」
「それにしても、ちょいと聞いとくれよ。ゼロスの奴ときたら、目の前を
女の人が通る度にナンパして・・・・こんなのが神子だなんて世も末だね!」
「なっにィ〜?!本来神子ってのは世界再生とともに世界中の人々に
偉大なるマーテル様の愛の尊さを説いて回るのが仕事なんだぞ!」
「最もらしい言い訳でごまかすんじゃないよ!」
「・・・じゃあ、悪いけど俺達はもう寝させてもらう事にするよ。」
「え?あっ、別にいいけど二人ともどうしたんだい?」
「いろいろと、あったもんな〜。」
「うん。いろいろあったもんね。」
「・・・・???」
唖然とするみんなを前にロイドとコレットは足早に部屋へと入っていった。


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