総合トップ>SS一覧>SS No.2-006
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ロイド&コレットの『脱・怠惰生活』 |
623氏(3スレ目) |
ロイド×コレット |
2003/09/30 |
- |
ピチャピチャ・・・。
密閉された空間に静かな水音だけが響く。
「どうだ、コレット?」
「ああっ!いいのロイド!」
ロイドはコレットのアソコを犬のように舐めていた。
コレットのそこはそれはそれは大洪水で、ロイドは時たま溺れそうになる。
「いいの、そこがいいの!あたしイっちゃう!イっちゃううううう!」
コレットは身体をビクビクと飛び跳ねさせて果てた。
「さてコレット、次はおまえの番だぞ。」
そういってロイドはコレットの目の前に自分のモノを差し出す。
ロイドのモノはすっかり興奮しきってギンギンに膨らんでいた。
「はあ・・・ロイドのオチンチン可愛い・・・。」
眼をトロン、とさせてロイドのモノを咥えるコレット。
「はむ・・・ぺろ・・・。」
丁寧に、かつ大胆に熱を入れてロイドのモノを舐めるコレット。
「ああ・・・いいぞコレット・・・。」
そういってロイドはコレットの顔を優しく撫でる。
「うむぅ・・・もむもむ・・・。」
褒められたコレットはより熱が入り、口壁でマッサージするようにロイドのモノを揉む。
当然そんなことをされたロイドの方はたまったものではない。
「うう、もう駄目だ・・・出すぞ、コレット!」
ドビュッ!ビュルルッ!
「ふうん・・・。」
ロイドの精液が喉奥をつつく感覚に、コレットは本当に嬉しそうな声をあげた。
「・・・よし、そろそろ本番行くか?」
ロイドのモノは一度出したわりにはこれっぽっちも衰えは見せなかった。
「ああん、早く入れてロイドォ・・・。」
自分から股を開いて誘うコレット。
「よぉし!」
「ふあああ・・・ロイドが入ってくるぅ・・・。」
コレットのそこは、ロイドのモノを入れられるというよりは自分から引き込んでいた。
「くうぅ〜・・・。」
自分のモノに絡みついてきたコレットの柔肉の感触に思わず情けない声をあげるロイド。
「ああ・・・ロイドがあたしの中にいる・・・。」
すっかり陶酔しきった顔でうっとりとそういうコレット。
「よし・・・動かすぞ!」
ロイドはズリズリと擦るように腰を動かし始める。
「はああぁぁぁん・・・気持ちいい・・・擦れて気持ちいいの・・・。」
コレットのそこはまるで捕食行為を行う生物のように貪欲にロイドのモノを吸い上げ、締め上げる。
「ロイドォ・・・お願い、あたしにロイドの精液頂戴・・・。」
いやに艶っぽい顔をしてコレットがそうおねだりする。
「お、おう!」
今のコレットの顔を見て、より興奮したロイドは強く腰を打ちつけ始める。
「ああもっとっ!もっとしてっ!ロイドの精液たっぷり注ぎ込んでぇっ!!!」
コレットのそこは絶頂を期待し、ますますロイドのモノを締め上げる。
「・・・くっ、いくぞ!」
ロイドの精液がコレットの奥に打ち込まれる。
「ふあああああああああああん・・・!」
全身でロイドを感じ、コレットはイった。
「はあ、はあ、今日もよかったよコレット・・・。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
行為が終わって冷静になってきた後、コレットは漠然と思った。
(・・・あたしたち、このままじゃいけない気がする・・・。)
別にロイドが嫌いなわけでも、こういった行為が嫌なわけでもない。
だけど・・・。
(・・・やっぱり・・・このままじゃいけないよ・・・。)
コレットは決心した。
シルヴァラントとテセアラを統合した後、ロイドとコレットは共にエクスフィア回収の旅に出た。
最初はお互い煮え切らない態度で周囲をやきもきさせていたが、いつしか二人は結ばれた。
二人は元々好き合ってただけに、こうなると後は早かった。
フェラチオ、クンニ、シックスナイン、アナルセックス等等。
二人はものすごい勢いで快楽行為に溺れていった。
もちろんそれだけなら恋人同士として別に問題は無い。しかし・・・。
「ねえロイド、ちょっと話があるの。」
ベッドの上に正座して、真剣な顔でロイドを見るコレット。
寝起きなせいか、ロイドのほうはあんまり緊張感が無い。
「なんだコレット、改まって。」
無意識なのか、意図的なのか、ロイドの手がコレットの身体にのびる。
一瞬コレットは誘惑に負けそうになるが、唇を噛んでロイドの手を払う。
「な、なにするんだコレット!」
「あたしたち・・・このままじゃいけないと思うの!」
「コ、コレットおまえ・・・まさか他に男が」
「違うの!ロイド以外の人とこんなことしないし、もちろんロイドも大好き!・・・だけど・・・。」
コレットは机の上においてある袋を見る。回収したエクスフィアを入れる袋だ。
「ロイド・・・ここ半年でエクスフィア何個集めた?」
「え・・・。」
袋を手繰り寄せてエクスフィアの数を数えてみるロイド。
「・・・八個、だな。たったの。」
ようやくロイドもコレットの言わんとしてることが分かったようだ。
二人はお互いを求め合うあまりどんどん快楽行為に溺れ、
いつのまにかエクスフィアを回収するという本来の目的がおろそかになってしまっていたのだ。
「このままじゃ絶対よくないよ!あたしたち・・・駄目になっちゃう!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
ロイドはしばらく真剣にコレットの言葉を考えていた。
「・・・よし、俺たちしばらくHするのやめよう。」
男らしくきっぱりとそう言い切るロイド。
「ロイド・・・わかってくれたんだね!」
コレットは再確認する。これだからロイドが好きなんだと。
「ああ、忘れるところだったよ、旅立った頃の気持ちをさ。ありがとうコレット。」
「ううん、あたしもロイドとおんなじだったから・・・。」
「それで・・・。」
ばりばりと頭を書くロイド。
「どうする?どのくらいH禁止にするんだ?」
「う〜ん・・・三ヶ月くらい?」
「さ・・・三ヶ月ぅ・・・?」
あからさまに難色を示すロイド。
「そのくらいじゃないとまたすぐに同じことを繰り返す羽目になるよ、きっと!」
「で、でもなあ・・・。」
先ほどの男気を忘れたかのように煮え切らないロイドにコレットは段々腹が立ち始めた。
「ふんだ!ロイドはあたしとHさえできれば他のことはどうでもいいんだ!」
「そ、そんなんじゃないよコレット!ただ三ヶ月は辛いなあ、ってほ〜んの少しだけ思っただけで・・・。」
必死でコレットの機嫌を取りはじめるロイド。
付き合い始めてから初めて知ったが、コレットは一度怒ると簡単に機嫌を直さない。
コレットもまた、ロイドにこんなに女々しいところがあるとは付き合い始めて初めて知ったことだ。
人間、良きにしろ、悪しきにしろ、親しくなって初めて見えてくる部分がたくさんあるものである。
「じゃあ、三ヶ月間Hしないで真面目にエクスフィアを集めるって約束できる!?」
「しますします!だから頼むから機嫌直してくれよ!」
ロイドはベッドに額を擦り付ける。
「・・・ちょっと信用できないけど、信用してあげる。」
「ははあー、ありがたき幸せ。」
かくして彼らは三ヶ月にわたる禁欲生活に挑むことになった。
あれから二人は怒涛の勢いでエクスフィアを集めて回った。
残存するディザイアンが保持していたもの、
一部の施設に使われていたもの、
所有者を失って放置されているもの等等、
ありとあらゆるエクスフィアをひたすら回収する。
成果はたいしたもので、二ヶ月経過現在で回収したエクスフィアは154個。
一日に約2,6個のペースで回収してることになる。
もちろん、約束どおり二人は今のところ一度も肌を合わせてはいない。
それでも二人は周囲が羨むほど仲がよく、いつも幸せそうだった。
・・・表向きは。
「はあっ、はあっ、くそっ!」
ロイドは部屋で自分のモノを必死に擦っていた。
コレットは別室だ。一緒に寝てHしたくなるといけないので、いつも部屋を二つ借りているのだ。
「ううっ、コレット!コレットーーーー!!!」
ドビュ、という音と共にとんでもない量の精液を宙に放つロイド。
注ぐ相手のいない精液は虚しくシーツに張り付く。
・・・虚しい。性欲を放出するだけの行為のなんと虚しいことか・・・。
「・・・はあ・・・また掃除しなきゃな・・・。」
ロイドは我に帰って己の自慰行為の残骸を拭き取り始める。
「全く、何回目だよ掃除・・・。」
一方、コレットの方はというと・・・。
「・・・と、とうとう買っちゃった・・・。」
コレットが手にしてるのは男性のシンボルを模したアイテムだ。
これはテセアラ産の婦人向けストレス解消アイテムで、使用方法はご想像の通り。
コレットもロイドと同じくあれから毎日のように自慰をしていたのだが、
ロイドに開発されつくしたコレットの身体は自分の指ぐらいではなかなか満足することができなかった。
そんな折、道具屋でこれを見かけて以来ずっと気になっていたのだが、今までなかなか踏ん切りがつかなかったのだ。
「え、えっと・・・これ、このまま入れてみてもいいのかな・・・。」
説明書を熱心に読むコレット。
「・・・挿入前はよく唾液などで湿らせください、か・・・。」
ちょっと躊躇いながらもコレットはアイテムを舐めてみる。
(大きさは・・・ちょうどロイドのと同じぐらいかも・・・。)
そう意識し始めると、コレットはなんだか異様にドキドキしてきた。
「はむ・・・ぺろ・・・。」
ついロイドのモノにするような感じでぺろぺろと舐めてしまう。
『ああ・・・いいぞコレット・・・。』
そういってロイドの大きな手があたしの顔を撫でて・・・。
「・・・はあ、あたし何やってるんだろ・・・。」
不意に現実に帰ったコレットだが、高ぶった身体は収まりそうも無い。
(・・・とりあえずこれで一回だけイってみて、後はすぐに寝よう・・・。)
アイテムを持ち直して自分の秘所に狙いを定め、あてがう。
(あれ・・・意外といい感じかも・・・。)
そのままコレットのそこはズブズブとアイテムを飲み込む。
「はあ・・・。」
コレットは深い息をつく。
(入っちゃった・・・。どうしよう、気持ちいい・・・。)
さすがに本物ほどではないが、かなり具合がいい。
久しぶりのおなかの中を満たされるような感覚に、コレットは虜になる。
「はあ、ん・・・ロイドォ・・・。」
またしてもつい愛しい人の影を求めるが、その手はむなしく宙を切るのみだ。
「ああ・・・駄目ぇ・・・。」
耐えられなくなったコレットは自分で自分の中に入っているものを動かし始める。
「ふああっ!いいの!いいのロイド!あたしいいのっ!」
どんどんアイテムを操る手が激しくなるコレット。
「あ、あたしイっちゃう!ロイドあたしイっちゃうーーーーーーっ!!!」
ドバァッ!
心の中で自分を責めている愛しい人に絶頂を告げ、コレットはたまっていた愛欲を思う存分吐き出す。
「はあっ、はあっ、はあっ、はあっ・・・。」
性欲は発散できたが、コレットはどこか虚しかった。
(スッキリしたはしたけど・・・やっぱり、ロイドとしたいな・・・。)
しかし、自分から言い出した約束を自分から破るわけにも行かない。
「ふう・・・もう寝よう・・・。」
コレットはアイテムを取り出すために股間に手をやる。
カチッ。
「きゃあああああああああああっ!?」
突然コレットは膣壁全体が震えるような感覚に襲われた。
コレットは気付いてなかったが、実はあのアイテムには振動機能がついていたのだ。
おそらく秘所からアイテムを取り出そうとしたときにスイッチに触ってしまったのだろう。
「い、いああああああああああ!なううううううううううう!?」
自分の中で暴れ回る物体にいいように翻弄されるコレット。
「やああああああああああ!いいいいいいいいいいいい!」
とてつもない振動に、コレットは無理やり絶頂に押し上げられる。
「いいいい、イっぢゃ、イっぢゃう!イっぢゃううううううううう!!!」
コレットは簡単に絶頂に達するが、意思の無い道具はその動きを休めることなど無い。
「あ、あがっ!だ、だめええええええええええ!」
休むことを許されず、連続的に絶頂に押し上げ続けられるコレット。
「ぎ、ぎもぢいいっ!!!ぎもぢいいいいいいいいいいいいい!!!」
コレットはすっかり意味不明な声をあげて震えるだけの肉人形と化してしまった。
二ヶ月と・・・29日がたった。とうとう禁欲生活はこの夜で最後だ。
エクスフィアはあれからも順調に集まったため、予定通り明日にはHを解禁するのだ。
「明日はやっと解禁日・・・くそう、楽しみだなあ!」
ロイドは明日が待ちきれず、シコシコと自分のモノを慰めている。
「ああだめ、もうこんなことしなくてもいいのに・・・でもやっぱり我慢できない!」
コレットの方もあれからすっかり毎夜の習慣となった振動アイテムオナニーにふけっていた。
カチッ。
ボーン・・・ボ−ン・・・。
「『12時!!!」』
二人は同時に自分の部屋を飛び出し、相手の部屋へ向かった。
「うわっ!?」
「きゃあ!?」
廊下の真ん中でもの凄い勢いで激突する二人。
「・・・あ、あはは・・・。」
「・・・エ、エヘヘ・・・。」
お互いが同じことを考えていたことを悟って照れ笑いする二人。
「・・・じゃ、俺の部屋に・・・。」
「・・・うん・・・。」
いまさらさっきまでのガッツキぶリが恥ずかしくなったのか、二人は妙にゆっくりと部屋に帰る。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
もう言葉は要らなかった。
二人は服を脱いでゆっくりと肌を合わせ・・・。
「うっ!?」
「・・・どうしたコレット?」
「う・・・うええ・・・。」
コレットは急に屈みこんで嘔吐し始める。
「なっ!?大丈夫かコレット!?」
ロイドは突然の事態に派手にうろたえる。
「い、医者はどこだ!?コレットが、コレットが死んじまう!!!」
「ご懐妊ですね。」
「『はい?」』
医者は妊娠及び出産に対する知識、心構え等をつらつらと述べたが、二人の頭にはあまり入って来なかった。
「・・・というわけです。ちゃんと理解できましたか?」
「は、はあ・・・。」
「・・・いきなり過ぎて、何がなんだか・・・。」
突然の出来事に、二人とも動揺を隠せない。
「・・・先生、どうもありがとうございました。」
「お大事に。」
二人は席を立って帰路につく。
「・・・しっかしなあ・・・。」
「ね、ロイド・・・。」
「ん?」
「帰ったらさっきの続きを・・・。」
「あ、そうそう。」
唐突に医者が振り向く。
「一応言っておきますが、妊娠中の性行為は絶対に禁止ですよ。
たまにいなさるんですよねえ、そういう無茶をなさるご夫婦が。」
二人は心底ギクッ!としたのは言うまでも無い。
「・・・さて、どうするコレット?」
「ど、どうするって・・・。」
別に産まない理由は何も無い。
二人は愛し合ってるし、環境的にも特に問題は無い。
「・・・産む?」
「・・・産むか。」
二人の間になんとも言いがたい空気が流れる。
「・・・H、またしばらくできなくなっちゃったね・・・。」
「・・・そうだな。ま、仕方ねえだろ。」
半ば強制的に延長された禁欲生活に、二人は複雑な思いを抱いた。
あれから七ヶ月ほどたち、コレットは元気な子供を産んだ。
鮮やかな金髪が綺麗な、男の子だった。
「ミトス、あたしがお母さんだよ。」
「そんで俺がおまえの親父だぞ。わかるかミトス?」
二人の赤ちゃんの名前は一目見ただけで決まった。由来は言わずもがな。
ミトス・・・二人の赤ちゃんは少しだけ嬉しそうな顔をした。
ロイドとコレットはいつまでも飽きずに二人の愛の結晶を可愛がった。
「ふう・・・赤ちゃんを世話するのって、結構大変なんだね・・・。」
二人の息子、ミトスはやっと眠りについた。
その前にどんな奮闘があったかは、少しでも赤ちゃんを世話したことがある者なら簡単に想像がつくだろう。
「でも実感したな、俺たちは一児の親になったんだってことを。これじゃあもう怠惰な生活なんて送りたくても送れねえよ。」
「エヘヘ・・・そだね。」
コレットは不意に顔を赤くした。
「・・・ロイド・・・。」
「ん〜?」
「二人目の赤ちゃんが・・・欲しいな。」
そういうコレットの顔は、まだまだ母親というより一人の女だった。
約十ヶ月ぶりの二人の夜は、たいそう燃え上がったという話だ。
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