総合トップ>SS一覧>SS No.1-076
作品名 |
作者名 |
カップリング |
作品発表日 |
作品保管日 |
無題 |
ヴァルク氏 |
ファラ×メルディ |
2003/06/07 |
- |
それは、リッド達が平和な生活していたある日のこと。
完全に分断されてしまった二つの世界だが、ゾシモスやガレノス、フォッグらシルエシカなどの両世界の代表の尽力によって、交流が盛んになったのである。
そこで、両世界の交流をより一層深めるため、という名目でパーティーが開かれることとなった。
そのパーティーにリッドやファラも招待され、チャットと共にセレスティアに行くことになったのだ。
バンエルティア号内の空き部屋でくつろいでいたファラとリッドは、このパーティーを楽しみにしていた。
「ふふっ、どんなパーティになるんだろ。楽しみだなぁ〜」
「ああ。久々にファラ以外の奴が作った飯が食えるからな〜。楽しみだぜ」
「何よそれ!私の作った料理に飽きたみたいな言い方じゃない!」
リッドは冗談のつもりで言ったのだが、ファラが本気にしてしまったらしくかなり怒っている。
「じ、冗談だよ。ファラの料理はほんとにうまいし、飽きるわけないだろ?」
「…もう、調子いいんだから。今度そんなこと言ったら、もうリッドなんかにお料理してあげないんだからね!」
「わ、わかった。もう言わねぇ…」
ファラも半分は冗談で言ったつもりだった。
だが、自分の料理を馬鹿にされたような気がして少々言葉が荒くなってしまったのだ。
「ごめん。ちょっと言い過ぎちゃったね…。」
「ファラが謝ることねえよ。悪かったのは俺の方なんだし、な?」
ファラが少ししょんぼりしたように言うと、リッドは彼女を励ますように言った。
「それに、…ファラにはずっと飯作ってもらいたいしな」
「…え?」
リッドのその言葉が別の意味を持っている気がして、ファラはポッと顔を赤らめた。
「や、やだなぁもう。そんなこと言われたら照れちゃうじゃない…。」
二人ともお互いの顔を見つめ合い、自然と顔が近づく。するとそこへ、部屋のドアが開く音がした。
「お二人とも。セレスティアに到着しましたよ」
慌てて二人は顔を引っ込める。
その様子にチャットは何かを察したようで、くすっと小さく笑った。
「ちょっと、おじゃましたみたいですね…。」
「う、ううん!そんなことないよ。ね、リッド」
「あ、ああ!全然そんなことねえよ、うん」
あからさまな返事にチャットは小さく苦笑し、二人に言った。
「とりあえず、セレスティアには到着しましたから。ボク、先に行ってますね」
チャットはそう言ってさっさと行ってしまった。
二人はすぐに彼女の後を追った。
船を降りると、そこはアイメンだった。まだ完全に復興したとはいえないが、町としての機能を取り戻しつつあった。
しばらく歩いてみると、リッド達は見慣れない大きな建物を見つけた。
「こんな建物、あったっけ?」
「これは、両世界の皆さんが協力して建てた記念の建物だそうです。両世界の重要な会議やお祭りをやる所だとか。
今日のパーティもここで行われるんですよ」
チャットの説明を受けて二人が建物を見ていると、聞き覚えのある声がした。
「リッドにファラ!来てくれたんだな!嬉しいよ〜」
「二人ともよく来たな。今日は楽しんでいってくれ」
かつての旅の仲間のキールとメルディだった。
パーティの招待状を見せ、中に入ってしばらくするとパーティが始まった。
パーティは盛大に行われ、そこにはセレスティアンだけでなく、インフェリアンも沢山いた。
4人はしばらく時を忘れてパーティを楽しんだ。
▽ ▽ ▽
パーティから帰り、かつてのメルディの家に向かった。そこはきれいに建て直されており、以前より立派に見えた。
シルエシカのメンバーや、サグラ等数少ないアイメンの住民によって建て直されたという。
中に入ると、リッドやキールは眠いと言ってすぐにベッドに横たわってしまった。
メルディとファラは、一緒にお風呂に入ろうと言って共に浴室に入っていった。
「はぁ〜。楽しかったね。メルディ」
「はいな。みんながパーティ、楽しかったよ〜。」
湯船に浸かりながら二人は言った。
しばらく浸かった後、ファラが体を洗おうと湯船からでるとメルディが言った。
「なぁなぁファラ、洗いっこしようよ〜」
「うん。やろうやろう♪」
まずメルディがファラの背中を流した。
「ファラのおっぱい、メルディよりおっきいな…どうやって大きくしたか?」
唐突に聞かれたのでびっくりしたファラだが、彼女はこう答えた。
「こういうのは個人差があるものなんだけど、よく揉めば大きくなるっていうよね」
「よく揉めばいいのか?」
「自分でしてもいいけど、他の人にやってもらうのがいいみたい。…キールには揉まれてないの?」
その言葉を聞いて、少し赤面しつつメルディはつぶやくように言った。
「キール、いつも忙しそうにしてて、しようって言っても聞いてくれないな…。」
ファラもうんうんと頷いて答えた。
「リッドもそういうときあるよ。疲れた〜って言ってさっさと寝ちゃうの。ひどいよね〜……どうしたの?メルディ」
背中を擦るのをやめたメルディにファラが問いかける。
「ファラのおっぱい、ちょっと触ってもいいか?」
ふふっ、と微笑するとファラはメルディの方を向いて言った。
「いいよ。でも、メルディのおっぱいも触らせてもらうよ?」
「はいな」
メルディの小さな手がファラのふくらみに触れた。
さするようにしたり、揉んでみたりと愛撫しているかのようなメルディの手つきに、ファラは思わず声をあげた。
「んっ、ん…メルディ、くすぐったいよ」
「あっ、ごめんな。ファラがおっぱい触ってたら、オカーサン思い出しちゃって…」
「……お母さん、か…」
どこか悲しげにファラが呟く。
メルディの母、シゼルはネレイドに身体を支配されリッド達と戦い、死んでいった。
ファラはそのことを思い出し、感傷的になってしまったのだ。
「ファラ…?」
「ううん、何でもない。さ、今度は私の番だよ。」
そう言ってファラはメルディの背中を擦り始めた。
洗った後、シャワーで背中の石鹸を綺麗に洗い流した。
その後、ファラはこう言った。
「それじゃ、メルディの触るね」
背後から乳房を鷲掴みされ、メルディはびっくりした。
ファラの手つきがいやらしく、メルディは思わず声をあげてしまった。
「んっ、ファラ…ぁん…」
ファラはそのままメルディの乳房の愛撫を続け、首筋や耳朶にキスをした。
「んぁ…ファラ…何するか…?」
不思議そうにメルディが言う。何故ファラがこんなことをするのか分からない。
戸惑っている間にもファラの愛撫は続き、んっ、あっと甘い声をあげるメルディ。
「メルディ、キールとしてないんでしょ?だったら私がしてあげる」
言いながらファラは乳房を弄びつつ、片手でメルディの秘裂を撫でる。
「ファラ…んっ、メルディたち、んぁ…女の子だよ…?」
喘ぎながらメルディが問う。
「ふふっ、女の子同士でもえっちはできるんだよ。それを今、証明してあげる…。」
妖艶な笑みを浮かべながらファラは愛撫を続ける。
乳房と陰部だけでなく、首から足まで手と舌を使って余すところなく愛撫した。
「あ、く…ファラ…気持ち、い…。」
初めはその気がなかったメルディも、もうすっかり快感の虜になっている。
「ね、メルディ。私と同じようにしてみて…」
と、自らの秘部をメルディの顔に押しつけるようにし、メルディの秘部を舐める。
押し寄せてくる快感を堪えつつ、メルディも同じようにした。
「んっ、くぅ…ちゅぷ…。」
「ふぁ…んむ、ふぅ…」
お互いを高めあう二人。やがて絶頂が二人を襲う。
「あくっ、はっ、ああぁぁぁぁぁっ!!」
「んくっ、んっ、あぁぁぁぁぁんっ!!」
偶然にも二人の声がシンクロする。そして力が抜けたように浴室のタイルに横たわるのだった。
▽ ▽ ▽
そうして数分後、二人の意識がはっきりすると、シャワーで後始末をしてやっと浴室から出た。
「はぁ…のぼせちゃったね。メルディ」
「うん……。」
まだ快感の余韻に浸っているようなメルディの様子にファラは唖然とした。
「あ、あの…メルディ?大丈夫?」
「はいな。だいじょぶだよ〜…。」
全然大丈夫そうではないが、本人が大丈夫だと言うので余計な心配は止めることにした。
ふと、メルディが囁いてきた。
「また、寂しくなったらこういうことしような…な?」
ファラは黙って首を縦に振り、服を着てそれぞれの部屋に戻っていった。
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