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作品名 作者名 カップリング 作品発表日 作品保管日
狂想曲(カプリッチオ) マイナー志向氏 ディオ×メル 2003/06/07 -

それは、ある日の事。
「あ〜あ、何か戦闘にスリルが無いよなあ〜」
「不謹慎よ、ディオ。モンスターとの戦いっていうのは命がけなんだから」
「うきゅ〜!」(コクコク)
双子のなりきりし、ディオとメルは試練を乗り越えた後も、その好奇心の強さから各地のダンジョンを冒険する毎日を送っていた。
もちろん、頼りになる仲間、クルールも一緒である。
「でもさ、ここら辺のモンスターじゃいまいち冒険してるって感じがしなくてさ〜」
「う〜ん、確かにそうかもしれないけど・・・」
2人の着ているコスチュームは、速さを極めた忍『にんじゃがしら』とユニコーンに認められた大法術師『ミント』。
普通の剣士や魔術師ではとても太刀打ちできないこのダンジョンのモンスターも、彼ら相手ではいささか役が重いようだ。
「だからさ、戦闘向きじゃ無いコスチュームで冒険してみたら、って思うわけさ!スリル満点だろ?」
「・・・まぁ、たまには気分を変えてみるのもいいかもね。でもこんな遊びで怪我しちゃったら大変だし、それはどっちか1人だけね」
「どっちかって・・・言い出したの俺なんだから当然俺だろ!?」
「私だってやってみたいもん。ここは公平にジャンケンで決めましょ」
『ジャ〜ンケ〜ン・・・ポン!』
「くっそ〜、あそこでパーを出してれば・・・」
「ほらディオ、男の子がいつまでも小さな事で文句言わないの!」
結局ジャンケンにはメルが勝ったらしく、ディオは回復役『クレリック』を押し付けられた。
そしてメルはと言うと、熊に似た亜人『バグベア』のコスチュームを着ていた。
――バグベアは並の戦士なら労せずあしらえる程度のモンスターの為、コスチュームの強さもあまり高くない――
「クルールクルール!!」
不意にクルールが普段の丸い緑色の姿から紅い騎士のような姿に変化する。戦闘形態を取るのはクルールが敵意を察知した印だ。
間髪いれずに洞窟の影から数匹のモンスターが飛び出した。
「行くよ、ディオ、クルール、援護して!剛招来!」
攻撃力を高め、メルは棍棒を握り締めモンスターの群れに突撃していく。
「しょうがねえな・・・バリアー!」
「くる〜!!」
(・・・おかしい・・・)
服を着替えてから10回ほどの戦闘を重ねた時、ディオはメルの小さな異変に気が付いていた。
動きが鈍くなっているのだ。それも着替えをした頃から急激に。
何かのモンスターの攻撃を受けたのか、それとも病気か何かか・・・できる限りの考えを巡らせたが、ディオには思い当たる節が無かった。
「きゅ〜!!」
クルールの甲高い声に思考が中断させられる。クルールの巻き起こした炎の嵐を回避して数匹のモンスターがメルに向かってきた。
ローブを纏った骸骨の攻撃をかわし、逆に手に持った棍棒で顔面を叩き割る。そして、さらに続けて襲い来るモンスターに向かい・・・
べちっ!
「!?」「きゅ!?」
突如、下半身の力が抜けたかのように前のめりに転んでしまった。モンスターもその隙を見逃さずメルに襲い掛かる。
「メル!!」
突然の危機にディオが慌てて駆け寄った。そこに間髪入れずモンスターの剣が振り下ろされる。
バリアーを展開しようにも到底間に合うタイミングではない。
「くっ・・・」
目前に迫る剣にディオが目をつぶった。
「う〜〜・・・・・・きゅ〜〜〜!!!」

ディオが恐る恐る目を開けると、モンスターの振るった剣は眼前で停止していた。
あの瞬間、クルールが発動させたのは、時を止める上級法術『タイムストップ』だった。
「た、助かった・・・サンキュー、クルール」
「うきゅ♪」
いつの間にか元の姿に戻っていたクルールは嬉しそうに耳と尻尾をぱたぱたと動かした。
「よし、今のうちにメルを休憩室まで運ぶぞ」
「くる〜る!」
ディオはメルを背負うと洞窟の奥のほうへ駆け出していった。
ディオは休憩室に駆け込むとメルを床に横たわらせ、心配そうな顔をするクルールと一緒に彼女の様子を見た。
目がとろんとして息が少し荒く、頬が紅い。
そして何より、両脚で腕を挟み何やらもじもじとしたしぐさを取っている辺り、病気や怪我の類では無さそうだ。
だとするとやはり、コスチュームに何か原因が・・・
(・・・まさか・・・?)
ディオはぱっと立ち上がると『クレリック』を乱暴に脱ぎ捨て、ポーチから取り出した『学者』のコスチュームに着替えた。
手にした辞典をパラパラとめくり、素早く目当ての「バグベアの生態」の項目を探し出す。
「・・・やっぱりそうだ・・・」
「・・・うきゅ?」
クルールが首を傾げたようなしぐさを見せる(どこが首なのかは不明だが)
「・・・ピコハン!」
「きゅ!?・・・・・・」
不意におもちゃのハンマーを頭に受けたクルールは目を回して気絶してしまう。丸い体が幸いして、頭をうつ事無くころんと転がった。
(ごめんな、クルール)
心の中でクルールに謝ると、ディオは寝ているメルの肩に手を回して上体を起こし、軽くキスをする。
「でぃお〜・・・っん」
甘えるような声を出しながら、逆にメルがディオを押し倒すように覆い被さり唇を重ね舌を入れてきた。ディオも負けじと舌を絡める。

ディオの目を通したページには、今の時期がバグベアの発情期の真っ只中であることが記されていた。
着ぐるみのような『バグベア』のコスチュームの背中にあるジッパーを半分ほど下ろし、そこから手をメルのブラの中に潜り込ませる。
背中から抱きつくような形でメルの胸を揉みしだく。ピンと立った乳首を軽くつまんでやると「ひゃうん」と可愛い声をあげた。

最近、メルの胸が急に大きくなったようにディオには思えた。
ミントさんのような大人の女性の体型になりたい、と『ミント』のコスチュームで冒険に出ることが多かったなと思い返す。
そんな都合のいいことは無いだろうと思っていたディオだったが、今回の件で『なりきり』の力を改めて思い知らされた。

ジッパーを下まで下ろすと、白いショーツに包まれたおしりが現れる。ショーツの下半分は既に透けるほどにビショビショに濡れていた。
「・・・これなら前置きはいらなそうだな・・・」
ショーツをふとももの辺りまで引き下ろし、ディオも『学者』の下半身だけを脱ぎ捨てる。
用心の為、気絶しているクルールにもう一度ピコハンを食らわせた(酷)
「でぃお〜、はやくぅ・・・」
メルは両手の指で可愛い割れ目を広げ、ディオを誘う。何かとお姉さんぶる普段のメルからの余りの変わり様に薄ら寒い笑いが浮かんだ。
固く張り詰めたものを割れ目にあてがい、一呼吸置いて一気に突き入れる。
「きゅうんっ」「ひゃあんっ」
メルがまた可愛い声をあげた。後ろから突くたびに声が大きくなっていく。
その旋律をもっと聞きたくなって、更に激しく突き立てる。メルの背が何度も反り返る。
「でぃお・・・もっと・・・」
メルが更に激しさを求める。ディオの方も限界が近づいていた。
これ以上激しく動いたら恐らくメルの発情を解消するより先に果ててしまうだろう。
一瞬考えた後、メルの胸の方に手を伸ばす。胸を手のひらにすっぽりと収め、さっきよりも少し強く乳首をつまんだ。
「ひゃっ・・・あああぁぁっっ!!」
絶叫に近い嬌声を上げ、メルが達する。メルの中がきゅうっと締まり、限界の来たディオもメルの中に全てをぶちまけた。
(・・・あれ、眠っちゃったのか・・・?)
ディオの意識が僅かに目覚める。
(・・・え〜と、確かあの後3回位したんだっけ・・・)
(・・・普段の初々しいメルもいいけど、あんな大胆なメルもいいよな・・・また機会があったらメルに着せてみようか・・・)
ぴちゃ・・・ぴちゃ・・・
(・・・何か・・・温かくて・・・気持ちいい・・・)
意識はまだまどろみの中にいようとする。
(・・・ってそうだ、クルールが起きる前に後始末をしないと・・・)
眠る前の状況を思い出し、ディオは急激に意識を覚醒させる。

「・・・って何ぃっ!?」
「ふぁ・・・ふぃお〜」(あ・・・でぃお〜)
ディオは目の前の状況に混乱する。メルがディオのものをしゃぶっていたのだ。
(そうか、『バグベア』を脱がし忘れてたからまた発情・・・うっ!)
思考の途中で背筋に電流が走り、メルの小さな口の中に発射してしまう。
何回目かで幾分量が少なくなっていたのか、メルはこくんと飲み込みディオに甘える。
「ね、でぃお・・・またしよ?」
まずい。流石にディオの体は限界に来ていた。このままでは・・・ディオは思考をめぐらせ打開策を考える。
「毒を持って毒を制す」とはまさにこの事か。
ディオは『学者』のコスチュームを脱ぎ捨て、『バグベア』に着替える。
そして、瞬時に力を取り戻したものを前の小さなジッパーを開けて取り出し、後ろからメルに突き入れた。
「はっ・・・でぃおぉ・・・」
「メル・・・める・・・」
ろれつが回らなくなりつつも、2匹のバグベアはいつまでも交尾を繰り返し続けた。
いつまでも、いつまでも・・・・・・


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