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作品名 作者名 カップリング 作品発表日 作品保管日
ミトスの契約 マ氏 ミトス×セルシウス 2003/10/14 -

「一人で大丈夫か?」
二十代後半程と思われる男性が子供に声をかけている。
その子供が村から出ようとしているようだ。
「大丈夫だよ。」
そう言ったその子供の背中に突然半透明の羽が現れる
「僕には力がある。……この戦争を終結させるだけの、ね。」
「お前に力がついてきているのはわかっている。
だが、それで浮かれたことが原因で死んでしまっては困るのだ。」
「僕は天使の力を手に入れたんだ。
どんな精霊だって僕には敵わないさ。」
「そうか……力に溺れて目的を見失わなければ、それでいいが。」
「見失ってなんかいないさ。
僕は姉さまを宿らせている大いなる実りを二つに分けた世界の間につなぎ止める。
そのためにオリジンと契約する。…そうだろう?」
「……わかっているのなら、それでいい。」
そう言うと男はくるりと後ろを向く。
「なるべく早く帰ってくることだ。ユアンも心配する」
「あぁ……わかったよ。大丈夫さ、クラトス。」

深々と雪の降る村、フラノール。
そこから彼、ミトス・ユグドラシルは南にある氷の神殿へと向かって行った。

「………ここか。」
程なく到着し、ミトスは神殿を見上げた。
神殿というよりは雪山の洞窟といった感じである。
…………………
とりあえず中に入ったミトスは中を見回す。
「………フン、細かい細工をしてくれたみたいだけどね。」
馬から落馬しました。
「こんなもの、僕は解く必要もないんだよ。」
ひょいと封印の扉の目の前に飛び降りる。
凡人なら怪我をするので普通飛び降りないような場所でも、彼なら無傷で済む。
少し飛び上がって柱の向きを確認し、最後の仕掛けもなんなく解き終わる。
ガガガガガガガガ……
封印の扉が開く。
「フン、子供だましな。」
実際子供の格好だし、本来ならもっとパズルはめんどくさいのだと一応補足しておく。
そしてミトスは封印の間に足を踏み入れた………

昔ヘイムダールで聞いた話では、オリジンはまさに絶対的な力の持ち主だったという。
その手から作り出された封剣は、時空を飛び超え、なんでもできる力をも秘めていたという。
ならば、とミトスは考えた。
その時空を超える力でこの世界の空間存在確立を半分にしてやればいい。
が、そのままでは世界は二つに分かれるだけなので、
二つの世界をとどめるために間をマナの実でロックすればいい。
そうすればマナの搾取により戦争をするだけの力もなくなり、終結へと向かう………はずだった。
が、話はそう簡単ではないらしい。
各地の精霊とも契約して、マナの実を守る楔となってもらう必要があるらしかった。
そうして彼は今ここに契約をしに来ているというわけである。
「……何者だ?」
淡い光がまとまり、一層眩い光を放った後、氷の精霊セルシウスが姿を現した。
「我が名はミトス。セルシウスが我と契約することを望む」
「……ならん」
「なん……だと?」
「この世界に住むものはいつまでたっても力を戦うためにしか使わない。
お前にも力を与えるのはためらわれる。
特に子供なら……尚更だ」
「………どう、しても契約出来ないって言うのか………!」
「……そうだ、わかったなら…立ち去れ。戦争がなくなったとしたなら、また考えよう。」
「……戦争が終わるのとは、順序が逆なんだ!」
「………どういうことだ?」
「今、契約してもらわないと困るということだ!」

ミトスが光に包まれる。次の瞬間そこには一人の大人が存在した。
「!?」
さすがのセルシウスもそれには驚く。
「成長促進能力だ。………僕の邪魔は、誰にもさせない。」
見た目は大人、頭脳は子供、名天使ミトス
「…な……っ!?」
「僕が子供……だと?どういうつもりなのか、聞く必要があるな。」
ミトスが向かっていくような格好をすると、即座にセルシウスは身構えた。
「だがお前がいくら力を示そうとも、私は誓いは交わさんぞ!」
「知ったことではない。」
「!!」
次の瞬間にはセルシウスの背後から声がした。
何も瞬間移動能力は精霊だけのものではない。
「な……何っ!」
不覚にも背後をとられたかと慌てて振り向くが、もう遅かった。
気付いたときには緑色の方陣のようなもので両の手がまとめられていた。

「フン、精霊もやはりこんなものなのか」
「な、なんのつもりだ!は、放せ!
こんなことをしても契約はしないぞ!」
「契約目的でやっているんじゃぁない。
僕が子供だと言ったな?本当にそうかを体に確認してもらうだけだ。」
そう言うとミトスはセルシウスの腕を上に上げさせる。
「な、何をする気だ!」
「言ったはずだ。体に認識させるだけのこと。」
そう言ってミトスは後ろからセルシウスの胸に手をのばす。
「な、や、やめろ!」
開いていた足で後ろに蹴りを入れてくる。
が、ミトスは難なくかわす。
「……元気がいいな。……こっちも閉じておくか。」
そう言って手と同様に両の足首も閉じた。
「……っくっ!」
これでは全く身動きが出来ない。出来て体をひねる程度か。
「どんなものだ?見下していた者に拘束される気分というのは?」
依然後ろから声をかける。
「……気分の良くないものなのは、確かだな。」
「……フッ。なら少しは気分を良くさせてやろうか。」
未だに屈さぬ態度に冷笑しながら、ミトスは再びセルシウスの腕に手をのばしはじめた……

薄い布の下にその手が入っていく。
「や、や、やめろ!」
その制止の声など無視して手を侵入させる。
「や、やめろと言っ、て……」
「ん?どうした、ここを触られるのがそんなにまずかったか。」
ミトスの手はセルシウスの胸に触れていた。
そのまま軽く、だが大きめに手を動かす。
「ほう、なかなか大きめなようだ」
「な……や、やめろと、言っている……」
「なかなか弾力があって触り甲斐があるぞ。」
そう言ってその膨らみを揉みしだく。
その言葉に違わずその双丘は、与えられたのに相応の力をもって手を押し返してくる。
その上彼女の性質上、触っている手がひんやりとして小気味よい。
「や……や、やめ……」
依然として拒絶している。が、徐々に反応が変化しているのも見てとれる
次にはその胸の突起を標的に捉える。
「……これ、ではどうだ」
突起を指で摘んだりすり合わせたりして攻めたてる。
「……んっ!……」
僅かにセルシウスが声をあげた。
周りを揉むのと混ぜ合わせて巧みに刺激を与える
「……んん……はぁ……や、め……」
完全に言葉が途切れ途切れになっている。
「どうした?何を言っているのか聞き取れないが?」
ミトスは更に追い打ちをかける。
「や、やめ……」
そこでミトスは軽く先端に爪を立てた。
「ふぅぅぅっ!?
や……や、やめ……ろぉ………」
感じてきてはいるようだがまだ完全に理性を取り払えてはいないようだ。
今は、完全に屈服させるのが条件だ。これで終わるわけにはいかない。

「……ハァ……ハァ……」
「どうした?随分と息が荒いようだが」
胸への刺激をやめミトスが囁きかける
「僕を子供だと思ったのが誤算だったか……、
触られて感じてきてしまっているのではないか?」
「………っ!!屈……辱………っ」
消え入りそうな声でそう言い捨てる。
「屈辱?今そう言ったのか?」
ミトスは手を離しセルシウスの前に回り込む。
「屈辱という言葉をわかっているのか。【屈】するが故に【辱】められる…そういうことだ。」
セルシウスは何が言いたいのかとばかりにミトスの顔を見上げる
「つまり、お前は僕の前に屈した……そういうわけだ。」
「…………なっ!?そ、そういうわけでは……」
「……違うのか。……ならば……」
そう言うと両足にかかっていたロックを二つにそれぞれ分け、ぐいと股を開かせた。
「…やっな、何を!」
「もう少し屈するために条件を与えねばならんと思ってな。」
言うや否やセルシウスの前掛けのようなものを取り払う。
「…や、やめ……ろぉ…」
そしてセルシウスの太股の模様を指で辿った後、最後に布で覆われた部分に指を這わせる。
「…っん…や、やめ……」
そして布越しにそこを指で撫でてやる。
「……ん……ぅ…」
セルシウスはなんとか声を出すのを堪えているようだ。
それを認めながらも、むしろそれを楽しむかのようにミトスはしばらくそこを同じように撫で続けていた

「………僅かだが…」
ミトスは不意に小さく呟いた。
「…濡れたような音がするな。」
「……!!」
「当然ながらこの布の下だ……どういうことだ?」
白々しくも問いかける。
セルシウスは目を合わせるまいと必死に視線を逸らした。
「……凝固点降下、というものがあるのは知っているだろう。」
ミトスは依然指を這わせながらも突如話しかけた。
「普通の水よりも濃度が高い液体の方がマナの含有量が高く、凍りにくいというものだ。
それ故に海水の方が凍る温度は水よりも低くなっている。」
また発言の意図がつかめないことを言う。
そして少しおいてミトスは再び口を開いた。
「この部屋はお前の…つまり、氷の部屋……
水は全て氷になるはずのこの部屋で何故湿った音がするのか……?」
ようやくだがセルシウスにも意味がわかってきた……が、認めるわけにはいかない。
「この下に、水よりも濃度の高い液体がある……ということではないか?」
「………っ!!ち、違…」
「違わない。」
そう言ってミトスはその布をもはぎ取った。
「………くっ!」
白い肌に囲まれた桜色が淡く映える。
「やはり濡れているな……粘度もある」
その液を指ですくい取りミトスが呟いた。
「この液は……ここから出ているとみるのが正当そうだが……?」
そう言ってそこに再び軽く刺激を与える
「んっ…ち、違ぅ……」
「まだ言い張るのか。
……が、違うにしては指を咥えこんでくるのはどういうことだ?」
そう言ってミトスは指を侵入させる。いや、その言葉によるならセルシウスが飲み込んだとでもするべきか。

「ん……あぁ…、だ…めぇ…」
「何がだめなものか。これだけ咥え込んでおいて。」
ミトスは既に指を二本侵入させている。
「しかも少し動かすだけでダラダラと汁が垂れてくる。
淫乱なのもいい加減にしないか」
「だ、誰が……淫…乱…だ……」
セルシウスはもはや深く理解することなどできない。
本来ならまず指を抜くように言うべきなのに。
「この状況で、よくも淫乱でないなどと言えたものだ。
ほら、ここからでもよぅく聞こえるだろう。お前の、下の口から発せられる声がな。」
指を動かしながらミトスはセルシウスに顔を近付け耳元に囁く。
下の口の声……そう呼ばれた音がセルシウスにも聞こえてきた。
「………っ!!…っぁぁ…やめ…んん……」
顔をしかめてなるべく声を出さないようにする。
もはや発言しようと口を開いただけでも喘いでしまいそうだった。
「……随分と気持ち良さそうに見えるが?」
「……っハァ……っ!……ハァ…」
ミトスが話しかけてくるが、もう返事もままならない。
呼吸のリズムが指の動きとシンクロしている。
「返事がないな……そうでもないのか。」
返事ができるわけがない。
感じていないと言えば嘘になる…、かと言って認めてしまうのはプライドが許さなかった。
「いずれにせよ、返事をしない罰は与えなければ。」
そう言うとミトスは指を引き抜き、直後自身の下半身を露にする。
「……っな!何!っちょっ!やめろ!それ…だけは…」
「……なんだ、返事出来るじゃないか。
……しかもなんだ、実際にこんなに濡らしておいて。」
「……っん…」
再び蜜壷を触られて思わず黙ってしまう。
表面上は拒絶しているものの、体の奥底は理性とは別のものが支配していた。
「欲しいんだろう?」
「………」
返事はしなかった………、出来なかった。
「フン、では……いくぞ。」
「や…やめっ……!ぁ、待て…、んぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
セルシウスに反論させる暇も与えずにミトスは一気に貫いた。
開けるだけ大きく足を開いたセルシウスはほとんど抵抗もなくミトスのものを飲み込んでしまった。
そしてミトスは間髪いれずに腰を前後に揺すり始める。
「ぁっ!んっ!あぁっ!んぅ…」
「どうだ、子供のものにしてはなかなかのものじゃぁないか?」
未だに根に持っているのかと思いながらもセルシウスの体は上下に揺り動く。
無論、彼女の意思によってではないのだが。
……今のところは。

「……どうした?もう抵抗はしないのか?
……ついに僕の前に屈したか。ハハハハ。」
「…やぁ、ん…ふぅん、、ぁぁん…」
入れられてしまってはセルシウスにはもう抵抗の術はない。
それまではなんとか保っていたが、体の奥に直接刺激を送られ、セルシウスの理性は溶け始めていた。
「…なかなかいい声で鳴き始めたじゃぁないか。
…そろそろ僕が大人と認識出来てきたかな?」
「……ん、ぁっ!だ、だめ…!おお、き……」
もはや彼女は与えられる刺激に翻弄される牝でしかなかった。
彼女を貫く欲望は深く何度も奥まで突き刺さる。
「……ふむ、成長の度合いを変えられるので少し大きめにしたが……
まぁ、うまそうに咥えているぞ?これぐらいでちょうどいいんじゃないか?」
そう言ってミトスは一層深くまで腰を落とした
「んんっ!…そ、んな…」
「この方がいいのだろう?なかなかきつく締めてくれる。」
現にミトスが腰を落とす度にセルシウスのそこは喜んでミトスを咥え返していた。
脚を大きく開いてこれだけなのだから、実際の締め付けは相当なものなのだとも思われるが。
「……どうだ?なかなか感じてきているように見えるのだが。」
激しく腰を動かしながらもなおもミトスはセルシウスへ話しかける
「…ん、んぅ……んぁ、あぁん……んん……」
攻め続けられてセルシウスは返事も出来ない。
「返事も出来ないほど…か」
セルシウスの様子を見てそう呟く。

「……不本意だな」
そう言うと突然ミトスは腰の動きを止め、ずいと自身を引き抜いた
それまでさながら雌犬を演じていたセルシウスははたとミトスを見やる。
……当然止めたことへの安心感などの見える表情ではなく……
「僕のやりたかったのは大人であることの証明であって
お前にいい思いをさせることじゃぁない。」
薄笑いを浮かべながら続けざまに言う。
「一番重要なことを聞き損ねていたようだ。」
そう言うと顔をセルシウスに近づける。
「私は……大人か?」
「お……大人、だろう。十分に。」
セルシウスは即答する。…何を今更、といった風で。
「……貴様は言ったな。子供とは契約が出来ないと。」
「い、いや、それは……」
「……僕が大人なのは、認めたな。なら……どうなんだ?」
「………」
「……返事がないな。」
もう既に立場は完全にミトスの方が上だ。契約とはいえ形の上での話になってしまっている。

「……誓いを……」
顔を反らしながら言った。力を与えるのが嫌だとか言っていた自分は既に遠くにいた。
「……フム…誓い……か。面倒だがそういう決まりなら仕方があるまい。」
そう言うとミトスはしばし考え込むような風であったが、ふいとセルシウスに向き直り尋ねた。
「誓いとは、何でもいいのか?」
「…内容に……よる。私が…、判断する……」
「ふむ……」
ミトスはしばし考え込む……ふりをする。
当然ここへ来た理由をそのまま誓いに立てれば話は早いのだが、彼にはある他の考えがあった。
「おまえは……どんな誓いがいい?」
突然そう問いかけた。
「何…?」
予想だにしなかった質問に流石に答えに詰まる。
「私が誓いを立ててもお前次第で切り捨てられるならば、そちらの意見を聞いた方が早いと思ってな。」
「…………」
セルシウスは無言である。
未だかつて犯されて契約されたこともなかったが、契約内容を決めさせられることなど考えもしなかった。
「……流石に、無理か。」
当然だ。……が、ここまで含めて策略である。
「ならこういうのはどうだ?
……私は毎日コイツでお前を突いてやることを約束しよう。…ソレを条件に、契約するんだ。」
そう言いつつ再び自らの一物で彼女の蜜壷の周辺をなぞる。
「そ……そんな、契約が……」
まかり通るはずがないだろう!、と思った…………が、すぐにはそう言えない自分がいた…。
「……出来ないなら、今日はこれまでだな。」
「ぇ……?」
反射的にそう答える。
「当然だろう。契約失敗だ……また出直すことにしよう。」
二度目にはヘマをしない自信はある。ここで帰ってもらえば、契約はしないですむ………はずだったが。
「ぁ…ぁの、その……」
「なんだ?」
先ほどよりも強い笑みを浮かべながらミトスは問い返した。
「入れ…て………欲しい…………」
顔には恥辱の色がありありと浮かんでいる。…が、彼女の中の何かが既に切れていた。

「んん?それは……さっきの条件を飲んだ、ということか?」
セルシウスはこくりと頷く。
「そして………それは、私に屈した、ということか?」
セルシウスは一瞬ためらったが、直後再び頷いた。
「…………契約、成立だな。」
そうして浮かべたミトスの笑みにはどこか不穏なものがあったが、それを認識する間もなくセルシウスの思考は吹き飛んだ。
「まずは、一日目だ」
そう言って僅かに微笑むとミトスはぐいと腰を打ちつけた。

「ぁ……んぁっ!」
「……どうだ?もっと感じてもいいんだぞ?」
「…ぁ、ふぅ、ん……あっ!い……いィ……ぞぉ………ミ…トス」
「ミトス様、だ。私は契約者だ。」
「ミトス……様っ!…ぁんっ!…い、いいぃ……!」
言われるままに従ってしまうのは本来最も嫌うことだったが、その思考の余地すらもう彼女にはなかった。
「…なかなか素直じゃないか。………よし、少しばかり褒美をくれてやろう。」
そう言ってミトスは目を瞑る………
「ぁ、ふぁ、ぁぁぁぁっ!あ、んぁぁぁっ!」
突如セルシウスから漏れる声が大きくなった。
「少しばかり、大きくしてやった。さすがに、無理なく動かすにはこれが限界か。」
「あ、あぁっ!ふぁっ!お、おお、きっ…す、ぎっるぅ……!」
もともと大きいといっていたものが更に極限まで大きくなり、セルシウスは意識が飛びそうな程の衝撃を受け続けていた。
「……もう、いいか。」
そう呟くと、ミトスは一旦腰の動きを止め、枷を一斉に解除した。
「…ぅ、あっ!」
セルシウスは当然ながら崩れ落ちそうになるが、ミトスはそれを手ですぐに支える。
そうしてセルシウスを起こして抱きかかえるような格好で支えた。
「最後くらい、自由にさせてやろう。」
枷を外されても当然セルシウスに逃げるという思考は働かない。
実際に彼女のとった行動は……
「ミ…トス、様……」
腕をミトスの肩にかけ、体重を預けしがみついていた。
「…フン、この状態でしろというのか?」
そういう状況を作り出しておいて白々しくも言い放つ。
この辺の性格が後にマーテル教とディザイアンの両方を生み出したりするのだろう
「…………」
セルシウスは無言である。・・・が、体重を腕に乗せ、腰をミトスに押しつけていた。
無言の要求だった。

「なんだ、いやに寄ってくるな。……続けて欲しいのか?」
セルシウスは無言で頷いた。
「……なら最初から言えばいいものを。」
そう言うとミトスは再度腰を動かし始めた。
「……私はお前の主人だ、飼い犬でも多少の面倒は見てやろう。」
体重を支えている分さっきほど余裕のある動きではなかったが、彼女の体重がかかって逆に刺激は強いものになっていた。
「あ……あぁっ!ミト、ス、様……!すごい!スゴい!」
「……ふぅ、なか、なか、きついぞ、お前の中も……」
ようやく、というべきか、彼にも疲れが出てきていた。
……が、セルシウスもまた彼と同調して動く。
……二人の受ける刺激が衰えることはなかった
「ん、ミ、ミトス……さ、まぁ…わ、私、もう……」
「………私も、だ…このまま……出すぞ……」
その直後ミトスはスピードを更に早めた。
「あぁっ!このまま……出し……てぇ…」
「……い……くぞ……んんっ!」
「あ……あぁっ!なか……なかに出てるぅ
……熱いぃ……溶け……る…」
「……フン」
氷の精霊ならではのリアクションに鼻で笑いながらミトスは自身を引き抜いた。
……当然、溶けるなどということはないのだが。

「……ともかく、契約成立だな。」
既に身なりを整えたミトスが言ってきた。
……そうだった。契約の代わりに……毎日……か。
………今考えるとかえって嬉しいような気さえしてきたが。
「…………では、契約の印、だ……」
そう言ってサファイアを渡すと、セルシウスは最初のときのように光となって消えた。

「さて………戻るか。クラトス達も待たせてある。」
そうしてミトスは、氷の神殿を後にした………


「随分と遅かったな…。…?ユアンはどうした?」
フラノールの入り口ではクラトスが待っていた。
「ユアン?ユアンなら宿にいるんだろう?」
「お前があまりに遅いので探しに行くといって出て行ったが・・・」
「いや…すれ違いもしなかったけど…?」
「………まさか…」
「道に…迷ったのか…?」
「ここからまっすぐ南なのだろう?」
「あぁ…。」
「…どこかで雪に埋もれている可能性もある。探しにいくぞ。」
(どこで……道を間違えられたんだ・・・?)

その後ユアンはテセアラベース(に将来なるところ)で発見されたという。 


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