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作品名 作者名 カップリング 作品発表日 作品保管日
無題 双子萌え氏 カーレル×ハロルド 2002/12/24 -

大切な人が、命を懸けて、自分の部屋を出ていく。待つ人間にとって、たとえどんなにその人が強がっていても・・・それは、辛いことだ

「兄貴・・・。もう行くの?」
ある地上軍拠点基地の寒い日。
ラディスロウの一室で硬い鎧をまとったカーレルに、心配そうな目をしたハロルドが訊いた。
「ああ、仕方ない。これでも仕事だからね」
「そっか。頑張ってね。・・生きて、帰ってきて」
外は雪が降っている。白い粉が視界を閉ざして、外に出向く気さえなくさせる。
そんな景色を見て、カーレルは笑って、妹に言葉を返した。
「<生きて帰ってきて>だって?ははっ、ディムロスの真似か?心配するな。兄ちゃんは絶対に生きて帰ってくるからさ」
「でも、」
「でもじゃない。心配しないの」
なだめるように言って、相変わらず心配そうな目をしているハロルドをそっと抱きしめる。
ハロルドは硬い感覚と兄の腕の暖かさに、少しだけほっとした。
「・・・ねぇ、兄貴。まだ、時間大丈夫?」
「ああ。まだ随分集合時間まではある。まあ、その前に少し仕事をするから・・」
袖口の白いファーから時計を取り出して、カーレルは時間を確認した。
カーレルが時計を確認し終えた瞬間、ハロルドの目つきが急に楽しそうになった。
「そう。兄貴、じゃあ私が兄貴におまじないしてあげるわ♪本当はそんな非科学的な事好きじゃないけど・・こっち来て」
言って、彼女は兄の服を引っ張って、備え付けてある簡素なベッドに横たわらせた。「何を・・?」
「はいはい、早く鎧脱ぐ!そんなもの着てたら重くてできないでしょ!」
そして、半ば無理矢理にカーレルの鎧を脱がせていく。
「あ〜、重いッ!よくこんなモノ着てられるわね。さ、次脱ぐわよ!」
鎧をベッドの下に放り投げると、ハロルドは次々と彼の着ている服を脱がしていった。
そうやって、ついにカーレルは妹の前で一糸もまとわない姿にされてしまった。
「ふふー。前から思ってたけど、兄貴のカラダってほんっとに綺麗よねぇ」
「何してるんだよ、まったく・・・」
ハロルドはなめ回すように兄の裸体を眺め、その真ん中でだらしなく頭をたれたカーレルのものを手に取った。
「ハロルド、いい加減に・・・ッ」
それから、兄のモノに優しく頬ずりをして、口に含む。
カーレルは妹の口腔の感覚に思わず、声をあげてしまった。
ハロルドは兄のその反応ににやりとして、喉の奥まで陰茎をほおばる。
「うっ・・・あ・・やめてくれ」
茎をくまなく吸い上げて、亀頭をちろちろと舐めてやると、すっかり兄のモノは彼女の口いっぱいになるほど大きくなった。
「ふ・・・くちゅっ、ちゅっ、・・そんな、感じてるくせに・・」
淫猥な音を立てて、ハロルドはペニスを味わっていく。
表しようのない感覚に、カーレルはもう昇天してしまいそうだった。
「兄貴・・ちゅっ・・まだまだ駄目よ」
裏筋を細くした舌でツーと舐め、カリの部分を少しだけ歯をたてて吸う。
そうしながらも唇は竿を上下して、兄の脈動を早めている。
「ハロルド・・もうっ」
「ん!!」
彼女が亀頭を強く吸ったとき、カーレルは体をビクビクと震わせて、妹の口腔に白濁液を放った。
ハロルドはそれをどうすることも出来ず、流れてくる精液を飲み込んでしまった。
「ちょっと、兄貴早いわよ・・・きゃッ」
ハロルドが文句を言おうとすると、カーレルは妹の腕をつかんで、ベッドに押し倒した。
「やめろって言ってるのに、やめなかった罰だ。たっぷり付き合ってもらうぞ」
カーレルはハロルドの服に手をかけ、力を込めて一気に破いた。

「あっ、やだ!お気に入りの服だったのにぃ・・・んっ」
彼の指ははだけた服からのぞく白い肌をはい回り、唇はハロルドの綺麗な唇をふさぐ。
柔らかい妹の唇を舌で割って入って、彼女の口の中を存分に犯す。
「ん・・・あっ・・」
カーレルの手はハロルドの未発達な乳房を揉み、時折頂点で色づく乳首をつまむ。
だんだんと彼女の頬が紅潮してきたのを見て、カーレルは唇を放す。
「・・ぷはっ、ん・・・や・・っ」
そして、開いた唇で今度は、ハロルドの胸に吸い付く。
舌でこりこりと、勃ちはじめた乳首をもてあそんでは、甘噛みをして、妹の声を楽しんでいく。
「あっ・・・兄貴っ」
潤んだ目のハロルドを見、彼はくすりと笑って、妹の耳元でささやいた。
「・・・濡れてるの?」
そして、胸をもてあそんでいた手を下に下ろして、ハロルドの秘所へ手を入れた。「きゃ・・う・・んっ」
ピンク色の秘毛をかき分けて、濡れて緩くなっているハロルドの入り口をまさぐった。
中指で中をまさぐりながら、親指ではクリトリスをこりこりとなでる。
「兄貴っ・・・もう」
「そろそろか?・・じゃあ、いくぞ」
まさぐっていた指を止め、カーレルは再びそそり立ったモノを手で支え、彼女の中に入っていった。
「あっ・・・ああっ」
「くっ・・・」
ハロルドの中はとても狭く、気を抜けばすぐに果ててしまいそうだった。
最奥まで挿れては、亀頭の部分まで引き抜く。そんな腰使いをしては、ハロルドが甘く鳴いた。
そうやってリズミカルに動いていくうちに、二人の息は上がっていく。
腰の動きもぴったりと合って、二人に言いようのない快感を与えた。
「んっ・・ねえ、兄貴?私、もう・・」
「まだだ」
イきたがるハロルドに、カーレルは首を横に振って、腰を動かし続けた。
旋回運動を加えて動かしては、さらなる快楽を求めて、ハロルドの太股を頭の方へ持ち上げた。
「・・・あっ、あっ!」
「・・そろそろか?イクぞ!」
腰の早さをあげて、スパートをかける。
妹の声も心なしか上擦って、もう限界のようだ。
「あああっ!!・・兄さ・・・ぁんっ!」
「ハロルドッ」
短い悲鳴の後、カーレルはハロルドの中に白濁を放った。
そしてそのまま二人とも、目を閉じて眠ってしまった・・・。

カーレルが目を覚ましたとき、ハロルドは兄の体に寄り添って、安らかな寝息をたてていた。
その姿が彼には愛おしくてたまらなかったが、ピンクの短い毛をわしゃわしゃ、と掻いて彼女の体を離し、一人で服を着て部屋から出ていってしまった。
「・・・おやすみ、ハロルド。行って来ます」

・・・彼がラディスロウの会議室に出向いたとき、もうすでに会議が始まっていたのは、妹には秘密である。
(結局、仕事もしてない・・・)
カーレルは密かに後悔もしたが、なんとなく高揚した気分だったので、それさえもどうでもよくなっていた。


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