総合トップ>SS一覧>SS No.1-037
作品名 |
作者名 |
カップリング |
作品発表日 |
作品保管日 |
無題 |
たっちゃん氏 |
リッド×ファラ |
2002/07/12 |
- |
セレスティアの大海原を駆ける一隻の船。
彼等はその船に乗って親友達に会いに来た。
だが、当初の予定ではすぐに目的地に到達できる筈だったのだが、ちょっとしたミスでそこから多少遠い所に着いてしまったため、今はそこを目指して航海途中であった。
「さてと……自動操舵のセットもしておきましたし、明日の昼くらいには着くかと思います」
この船の一応の船長であるチャットは、操舵室にある機械をいじりながらそう言った。
彼女の後方では、リッドとファラが少しおそめの夕食を食べている最中であった。
「それじゃあ、明日にはいよいよキール達に会えるんだね」
「ほんっと長かったよなぁ……インフェリアとセレスティアって、意外と距離があったしな」
チャットの言葉に素直な感想を言う二人。
二人の言葉にただ頷き何故か涙を流しているチャット。
「やっぱり……やっぱりバンエルティアは凄いや」
仲間に会えることよりも、故郷に帰って来たことよりも、そっちの方が嬉しそうであった。
その後、チャットもおそめの夕食を食べ、暫く語り合っていた。
「さて、そろそろボクは寝ますね。ではおやすみなさいです」
「うんおやすみ。ちゃんと歯磨くんだよ」
「子供扱いしないで下さいっ!……まったくもう」
夜もふけてきた頃、チャットは明日に備えて寝ることにした。
途中、ファラが定番とも言える台詞を放ち、チャットも定番とも言える答えで返したりしていたのは、まぁ一種のお約束みたいなものであろう。
そしてリッドとファラの二人だけになる。
「さてと……じゃあ、俺達も明日に備えて寝ることにするか」
そう言ってリッドは立ち上がり、寝室に向おうとした。
だが、何かに服が引っ張られて動くことが出来ない。
何事かと思いその方を見ると、ファラが彼の服を掴みながらリッドの方を見ていた。
「……何だ?……何かあったのか?」
ファラに自分を止めた理由を聞こうとする。
「……たい」
リッドの問いかけに小さな声で答える。
何故かうつむき、顔を真っ赤にしながらであったが。
「え?……聞こえねぇよ」
ファラの声が小さすぎた為、当然リッドには聞こえなかった。
「……したいのっ!」
リッドの言葉にカチンときたのか、今度は大きい声で叫んだ。
だが、言った瞬間に顔が更に真っ赤になっていった。
「はぁ……したいって……まさか」
ファラの言葉にリッドは呆気に取られる。
すると、ファラは顔を真っ赤にしながら無言で頷いた。
「おい待て……ここでか?」
リッドの言葉にファラは無言で頷く。
「いや……時間は後でたっぷりあるだろ……それに、今日はもう疲れているんだ。だから、また今度な」
少し考えた後、リッドは呆れたように……そして、疲れたような感じでそう言った。
そして、寝室へと向おうとする……が、今度は襟首をつかまれた。
「前も……そう言ってしてくれなかったでしょ……だから」
リッドの服を掴んだまま、恥ずかしそうに呟く。
顔は紅潮し、目は潤んでいて、一目で欲情しているのが解るほどだ。
「……ファラ……でも……一応チャットがいるんだぞ」
ファラの表情に一瞬心が揺らぐリッド。
しかし、船に乗っているもう一人の存在を思い出しなんとか思いとどまる。
だが、ファラはリッドの服を放そうとはしなかった。
「大丈夫だよ……チャットのだけ……遅効性の睡眠薬盛っておいたから……きっと……今は夢の中だよ」
「お……お前」
口元に笑みを浮かべながらそう呟く彼女に、リッドは多少の恐怖と言うものを感じた。
「だから……ね」
「『ね』じゃなくてだな……んぅっ!?」
あくまでファラに抵抗しようとするリッド。
しかし、彼女がいきなり口付けをしてきたことで言葉を奪われる。
お互いの舌と舌とが絡みあい、口内で激しくうごめきあう。
リッドが突然のキスに驚いている隙に、ファラの右手は彼の逸物を服の上から掴んでいた。
そして、それが十分に固くなっている事を確認すると、優しく撫でながら更に激しく舌を動かした。
一方リッドの方も、ファラの臀部に左手を回し服の上からそこを掴み、優しく揉みしだく。
右手は彼女のスカートをたくし上げ、下着の上から秘部を弄んでいた。
指がそこを這う度に淫らな音が上がり、二人を興奮させていく。
「……ったくしょうがねぇな……こんなに濡らしちまって」
長い口付けから開放されたリッドは、右手を動かし続けたまま呟く。
彼が両手を動かず度に、ファラは息を荒げ喘いだ。
そして、彼はある程度そこが潤ったのを確認すると、一気に下着を取ってしまった。
「さてと……準備も出来ていることだし、さっさとしちまうか」
そう言うと、ズボンと下着を膝元まで下ろし、いきり立った逸物が姿を表す。
「え……いや……まだ駄目ぇ」
「何が駄目だ……こんなに濡らしやがって」
一方ファラは、前戯がこれだけで終わることに多少の不満を感じているようであった。
が、リッドは彼女を無視してその秘所に己の逸物をあてがう。
程よく潤っていた為、ほぼ一瞬で彼の逸物は秘所の中へと飲み込まれていった。
その先端部分が彼女の奥深くまで到達したのを確認すると、暫くそのまま動かさずにいた。
久しぶりに味わうファラのそこを、じっくりと堪能するように……逸物を締め付ける感触に暫し酔いしれていた。
ファラの方も、久々に味わったリッドのそれを……なかで脈打つ感触を堪能していた。
暫くお互いに堪能しあった後、リッドはゆっくりと腰を動かし始める。
壊れ物を扱うように、ゆっくりと優しく秘所に出入りする彼の逸物。
「あぅ……リッドぉ」
悩ましげな声で喘ぐファラ。
しかしリッドは無言で腰を動かし続けた。
腰を動かしながら、彼は手で彼女の胸に。
口で、彼女の首すじや顔に……それぞれ愛撫し始めた。
その手が胸を揉みしだき、その先端にある突起をつまみ、時にそれを口に含んでみたりする。
首筋から徐々に上の方に向け舌を這わせ、耳たぶに軽く噛み付いてみる。
そして、先ほどしたのと同じように濃厚な口付けをする。
腰の動きも先ほどまでに比べ、段々とその激しさを増していっていた。
最初は壊れ物を扱うように優しかった動きも、今ではそこを壊さんばかりに激しいものになっていた。
「うぅ……そろそろ」
激しく腰を動かすリッドが呟いた。
それを聞いたファラは、両足をしっかりとリッドの腰に回しがっちりと固定する。
その意味を悟ったリッドは、絶頂を迎えるその瞬間、彼女の奥深くへと逸物を打ち込む。
そして……激しい胴震いの後、彼女の中に己の子種を注ぎ込んだ。
二度三度と逸物が脈うつ度に、大量の液体が彼女の胎内へと流れていき、その感触に彼女も絶頂を迎えた。
「ふぅ……良かったぜ……ファラ」
リッドはそう言ってファラの頬に軽く口付けした。
そして、ファラから己の逸物を抜こうとする……が、彼女の足ががっちりと腰を固定している為、抜こうに抜けない。
その足を解こうにも、凄い力でがっちりと固定されている為にそれもままならなかった。
そうこうしていると、ファラが口元に笑みを浮かべながら呟いた。
「まだ終わりじゃないよ……せめて……あと3回はね」
「な……ちょっとマテ……3回って」
「大丈夫……イケルイケル!」
その瞬間、リッドはファラに押し倒され、ファラが上に乗っかった状態になる。
そして、第2ラウンドが始まろうとしていた。
で……結局その後、第6ラウンドまでしてしまった若い二人でありましたとさ。
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