作品名 | 作者名 | カップリング | 作品発表日 | 作品保管日 |
リアラたんご乱心!? | サザム氏 | リアラ×カイル・フィリア ・ウッドロウ・バルバトス |
2003/03/10 | - |
「…わたしは、英雄を探しているの」 砕け散ったレンズの中から現れた少女…リアラは、金髪の少年…カイルにそう告げる。 その言葉に、カイルは自信たっぷりに胸を張り、リアラに答えた。 「だったら、もう見つけてるじゃないか!」 「…あなたが?」 親指で自分の顔を指すカイルに、リアラは怪訝そうな顔をした。 「…そう。じゃあ、試させてもらうわ…」 「え…、あの…?」 無表情に戻り、自分のすぐ眼の前に立ったリアラに、カイルは思わず顔を赤らめた。 するとリアラは、いきなりカイルのズボンに手を掛け、一気にずり下ろす。 「わわっ! い、いきなり何を…うわっ!」 そして間髪入れず、しゃがみ込んでカイルのモノを口に含み、音を立ててしゃぶり始めた。 驚きと快楽で、カイルは一歩も動けない。ロニも呆気にとられている。 そして、ものの一分もしないうちに、カイルはリアラの口の中に、白濁の液を吐き出してしまった。 「ん…、んくっ…はぁ。 …あなたは、英雄なんかじゃないわ。 私には、判るの」 精液を余さず飲み干すと、立ち上がったリアラは、何事も無かったかのように、カイルの横を通り過ぎる。 カイルとロニは、一体何が起こったのか分からず、ただ立ち尽くすだけだった。 ◇ ◇ ◇ 「そうですか。貴方は、英雄を探していらっしゃるのですか…」 「ええ。世界の運命を変えられるほどの、英雄を…」 その数日後、フィリアの私室で、フィリアとリアラは語り合っていた。 「というわけで、あなたが英雄かどうか、確かめさせてください」 「わたくしは、自分が英雄だなどとは思っていませんが…。ええ、構いませんよ」 「ありがとうございます。では早速…」 フィリアの承諾を得て、リアラはいきなり服を脱ぎ始めた。 「ちょ、ちょっと貴方! 一体、何をなさるおつもり!?」 リアラの意図が読めず、フィリアは上ずった声を上げる。 そんなフィリアとは対照的に、リアラはあくまで冷静に、その問いに答えた。 「セックスです」 「セ、セッ…! そんな、第一、女性同士でどうやって…」 うろたえるフィリアの服を、リアラはテキパキと脱がし始める。 「やりようはあります。わたしに任せてください」 「任せてといわれても…。あっ、いやっ、だめっ!」 リアラの絶妙な指使いに、フィリアは早くも甘い声を上げさせられた。 ……………。 「あなたも、私の探している英雄ではありませんでした…」 さんざんイカせまくった挙句、リアラはそう言うと、泣き濡れるフィリアを置いて、とっとと出て行った。 「ううっ…。どうして、わたくしがこんな目に…」 ◇ ◇ ◇ 「英雄を探している、だと?」 「はい。その通りです、ウッドロウ陛下」 話の筋もふっ飛ばし、ハイデルベルグ城の謁見の間に、リアラは一人でやって来ていた。 「それよりも、城の兵士達が、君に、その…、犯されたという話を聞いたのだが」 「念の為、といった所です」 「あー、そのー、君は何か、勘違いをしてはいないかね?」 「いいえ、これが私の使命なのです」 リアラは、ためらいがちなウッドロウの問いに、はっきりきっぱり答える。 「時間があまりありません。多少強引ですが、あなたが英雄かどうか、試させてもらいます」 そう言うと、リアラの胸のペンダントが、金色の光を放った。 「うおっ! な、何だこれは!」 同時に、ウッドロウの身体は金縛りに会い、その気も無いのに、股間のモノがムクムクと立ち上がった。 満足げに頷くと、リアラは玉座に登り、スカートを捲り上げる。 用意のいいことに、スカートの下はノーパンだった。 「だ、だから、待ちたまえと言うのに…、うおっ!」 座っているウッドロウの膝に腰掛けるようにして、リアラはウッドロウの大きなモノを、易々と咥え込んだ。 ……………。 立て続けに5発ほど出してから、リアラは首を捻りつつ、ウッドロウの膝から立ち上がった。 「おかしいわ…。この人が英雄でないとしたら…」 ぶつぶつと呟きつつ、リアラはスタスタとハイデルベルグ城を後にする。 「おぉい。消える前に、私の金縛りを解いていってはくれないか…?」 ◇ ◇ ◇ 「ふっ、弱すぎる! この程度で英雄など、片腹痛いわ!」 「くうっ…。昨日、あの娘に吸い取られていなければ、こんな奴など…」 バルバトスに敗れ、ウッドロウは悔しげなうめきを漏らした。 「英雄と呼ばれる者は、俺が全て始末してくれるわ!」 「じゃあ、私が英雄に会えないのは、あなたのせいね…」 「うおっ! 小娘、いつの間にっ!」 気配も感じさせず背後に忍び寄ったリアラの声に、バルバトスは慌てて振り返った。 「い…いかん、バルバトスとやら! その娘は…」 「ふふふっ。小娘、俺の前で英雄を口にしたこと、後悔させてやる…!」 ウッドロウの制止を気にも留めず、バルバトスはリアラに戦いを挑んでいった。 ……………。 「うっ…。ううっ、ひっく、ぐすん…」 戦いに敗れ、あまつさえ身体を散々に弄ばれて、バルバトスは襲われた少女のように泣き崩れていた。 筋肉質の巨漢が、しゃくり上げながら破れた服をかき寄せる様は、哀れを通り越して滑稽ですらある。 その横で、細いメンソール煙草なんぞをふかしていたリアラは、その姿をうっとおしげに横目で睨む。 高々と足を組み替えると、そんなバルバトスに、冷たい声でトドメを刺した。 「…早漏」 「…うおおおおぉん!」 バルバトスは、滝のような涙を流しながら、いずこかへとダッシュでランナウェイしていった。 ◇ ◇ ◇ 一方その頃、どことも知れぬ時空。 フォルトゥナ様は、アメリカンクラッカーのような涙をぶら下げて、しくしくと泣いていた。 『ああ、リアラ…。「英雄、色を好む」とは、「セックスの強い人が英雄」という意味ではないのですよ…』 ◇ ◇ ◇ またまたその頃、クレスタの街に戻ったカイルはと言うと。 「うおぉーっ、冷てぇーっ!」 「…おいカイル。冒険はどうしたんだよ…」 呆れるロニの前で、○玉を氷水に漬け込んでいた。…いわゆる、金冷法とゆー奴だ。 「俺、決めたんだ! 必ずあの子に、俺が英雄だって認めさせるって!」 「…いや、だからって、これは激しく方向性が間違ってると思うんだが…」 冷静なロニのツッコミも、イッちゃってるカイルの耳には届かない。 縮こまったモノを強引にしごいて勃たせると、傍らにあった軽石を手に取った。 「おっ、おい! カイル、それで何をする気だ?」 「決まってるだろ! これで擦って、ココを鍛えるんだよ!」 「わっ、バカ、よせ! そんなモンで擦ったら、血まみれになっちまうぞ!」 「何だよロニ、邪魔するなって! 離せぇ〜っ!」 近くの木の枝に登って二人の様子を覗いていた、黒衣を着た仮面の少年は、その醜態を見て、ボソッと呟いた。 「無様だな…」 世界は、何だかとっても大ピンチのようだった。