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再会の狂宴 サザム氏 カイル×ルーティ×ジューダス 2002/12/24 -

現代に戻ってきた日の晩に、カイルはジューダスに言いにくそうに声を掛けた。
「ジューダス…、実はちょっとお願いがあるんだけど…」
「どうしたカイル。お前が口篭もるなど珍しいな。何だ、言ってみろ」
ジューダスが促すと、カイルは頭を掻きながら話を続けた。
「うん…実はさ、一度母さんに、自分はリオンだって名乗ってあげて欲しいんだ」
「!…カイル、僕は前にも言ったように…」
「もっ、もちろん、ジューダスがそう言うのイヤだって事は分かってるんだ。でも…」
「でも、なんだ?」
カイルは悲しげに目を伏せながら呟いた。
「…いまでも母さん、時々うなされてるんだ…『リオン、ごめんね』って…」
「!!」
思いもかけなかった言葉に、普段冷静なジューダスの顔が動揺に強張った。
「だからジューダス、一度でいいんだ!リオンとして母さんに会ってやってくれよ!」
「………」
必死の表情で懇願するカイルの前で、ジューダスは暫く無言のまま立ち尽くした後、ゆっくりと口を開いた。
「…一度だけだぞ」
「ジューダス!!」
カイルは目を輝かせ、満面の笑みを浮かべた。
翌日、カイル達一行は、イクシフォスラーに乗り込み、クレスタの街へと向かった。
しかし、ジューダスの胸の内は複雑な心境であった。
長い間生き別れ、運命に導かれて共に冒険を乗り越え、…最期は己の信念の為に裏切った、血を分けた姉。
自分の取った行動に今でも後悔はしていないが、どんな顔をして会えばいいのか分からない。
心に迷いを抱きつつも、結局は引き返すことも出来ず、夕陽が空を染める頃、一行はクレスタの郊外に降り立った。

「ただいま、母さん」「ただいま、ルーティさん」
「あら、おかえりなさい」
カイルとロニが扉を開けて声を掛けると、台所にいたルーティは振り返って答えた。
「「「こんにちはー」」」
「あらあら、こんにちは。これはまた賑やかになったわね」
女性陣が声を揃えて挨拶をすると、ルーティは楽しげにカイル達を見回した。
「良く来てくれたわね、歓迎するわ。…あら、そっちの子はどうしたの?」
「………」
ルーティは、女性陣の後ろで顔を背けているジューダスに目を向けた。
カイルは、そんなジューダスを勇気付けるように促す。
「ほら、ジューダス!」
「…ああ」
ジューダスは、ルーティの前に出ると、ゆっくりと仮面を外し、顔を上げる。
ルーティの目が、驚愕に大きく見開かれた。
「え?うそ、あなた、まさか…」
「久しぶりだな、ルーティ…いや、姉さん」
「…リオン?ほんとにリオンなの!?…リオンっ!」
ルーティは、大粒の涙を浮かべ、リオンに激しく抱きついた。
「そう、そんな事があったんだ…」
ルーティは、酒盃をゆらしながら、感慨深げに呟いた。
その頬は、アルコールが回っているせいで、すっかり赤くなっている。
あれからカイル達は、孤児院の子供たちも交えて、賑やかな晩餐を取った。
食事が終わると、ロニは「積もる話があるだろうから」と言って、女性陣を連れて宿屋に向かった。
そして、残ったカイルとジューダスは、これまでの冒険についてルーティに語って聞かせていた。
「それにしても、リオンが生き返って、しかもカイルと一緒に冒険してたなんてね…」
「…その台詞は6度目だぞ。それに、さっきも言ったが…」
「はいはい、『今の僕はジューダスだ』ってんでしょ?まあったく、全っ然変わってないんだから」
ルーティは昔の口調でそう言うと、ケタケタと笑い出した。
「…おいカイル。そろそろルーティをベッドに運んだ方がいいんじゃないか?」
「うん、そうだね。そろそろだろうし」
カイルは頷くと、席を立って台所に向かう。
「オレは、母さんに薬を持っていくから、ジューダスが母さんを運んでくれるかな?
…ああ、母さんの部屋は、2階の左から2つ目の部屋だから」
「判った。さあルーティ、行くぞ」
「んあ、どこ行くのぉ?」
ジューダスは、力の抜けたルーティに肩を貸し、強引に立たせた。
「お前の部屋だ。…まったく、こんなになるまで呑みやがって」
「んふふー。やっさしいのねー、ジュー、ダス、くんっ」
「こら、なつくな!」
ジューダスは、そう言って抱きつくルーティの胸の感触に赤面しながらも、階段を昇っていった。
「ほら、着いたぞ。さっさとベッドに入れ」
「んもう、せっかちなんだから…っと!」
ルーティの部屋に入ると、ジューダスはベッドの前までルーティを運んだ。
ルーティは、掛け声を掛けると、ジューダスの肩から滑り落ちるように、ベッドに腰掛ける。
「あー、こんなに呑んだの久しぶりだわ。…よいしょっと」
「ちょ、ちょっとまてルーティ、お前なにを…」
いきなり服を脱ぎ始めたルーティに、ジューダスは顔を背けながら問いかけた。
「ん?何をって、リ…じゃなかったジューダス、あんた着たままするのが好きなの?」
「き、着たままって…?いや、そうじゃなくてだな。こんな所をカイルに見られたら…!」
丁度その時、片手に薬と水の乗った盆を持ったカイルが、部屋に入ってきた。
「カ、カイル!…ご、誤解するなよ、これはルーティが酔っ払って…」
「何あわててるの、ジューダス?…はい母さん、ピル持って来たよ」
「んー、気が利いてるわね、カイル。さすが私の息子」
「いつもの事だからね。…ん?ジューダス、どうしたの?」
口をパクパクさせて自分達を指差すジューダスに、カイルは母に避妊薬を渡しながら、不思議そうに尋ねた。
「な、な、何でお前は平然と…そ、それに、ピルだと?」
「あれ、知らなかったんだ、ジューダス。母さん、お酒が入ると男が欲しくなるんだよ。
父さんがいなくなってからは、ロニが相手をしてたんだけど、オレも8歳の頃から手伝ってさ。
ロニが神殿に行ってからは、オレ一人で頑張ってたんだけど、今日はジューダスがいるから少し楽かな」
「あらカイル、随分言うようになったじゃない。そんな事言うと、あの事ばらしちゃうわよ。
…ねえ聞いて聞いて、カイルったらね、8歳の時に、私とロニがしてるのを見ながら…」
「わわっ、母さんひどいよ!それは人には言わないでって言ったのに!」
まるで、『8歳までオネショをしてた』とでも言っているような二人の口調。
その口調と、話す内容のあまりのギャップに、ジューダスは頭がクラクラしてきた。
二人はテキパキと服を脱ぎながらも、普段通りの口調で話し続ける。
「そういえば母さん。オレがいない間はどうしてたの?」
「シナモン達に手伝わせてたわ。まだ剥くと痛がるから、器具を使ってだけど。だいぶ腕を上げたわよ。
ああ、そういえばこの間、リィムが初潮を迎えたのよ。あんた今度、女にしてやって頂戴」
「任せてよ。可愛い妹だからね、女の喜びをやさしく教えてやるさ」
(こ、これは夢だ…悪い夢なんだ…)
あまりにインモラルな会話に、ジューダスの意識は現実逃避を始める。
カイルは全裸になると、口から魂が抜け出ているような状態のジューダスの腕を取り、ベッドに引き寄せた。
次にカイルは、ジューダスをベッドに押し倒し、その服を脱がし始める。
素肌に感じる夜気に、ジューダスはようやく正気を取り戻した。
「カッ…カイル!お前、親子や姉弟でこんな事をして、いいと思ってるのか!」
その言葉にキョトンとした顔をして、カイルは後ろで下着を脱いでいるルーティを振り返った。
「ねえ母さん、ジューダスは何を怒ってるんだろ?」
「さあ、照れてるだけじゃないの?この子、親姉弟の温もりなんて縁がなかったから。
妊娠さえしなければ、こんなの単なる家族のスキンシップみたいなもんだし」
「なんだ、そうかぁ。ジューダスってば、意外と照れ屋さんだったんだね」
違う。激しく問題が違う。
確かに家族の団欒などとは縁が無かったジューダスだが、それでもこれは違うと判る。
ダラダラと油汗を流しながら、ジューダスは何とか打開策を練ろうとした。
しかし、二人の様子を見ると、いくら説得しても理解してくれそうに無いし、力づくでも二人相手では分が悪い。
無力感にとらわれたジューダスは、結局されるがままに全ての服を剥ぎ取られていった。
「はい、母さん。準備できたよ」
ジューダスを全裸にすると、カイルはルーティに場所を譲った。
ルーティは、ゆっくりとジューダスの胴体に馬乗りになり、自らの全てをその目に晒す。
「っふ…どう、私の体…」
両手で髪を掻き上げ、誘うようなその姿に、ジューダスの視線は釘付けになる。
ルーティの肢体は、子供を生んだ30代のそれとは思えない程の、張りと艶を持っていた。
僅かに汗ばんだ肌は、薄い明かりを照り返し、白蛇のような艶かしさを放っている。
双丘は豊かな量感を示しつつも、垂れ下がる事も無く、まろやかな曲線を描く。
両手で掴めそうなほど細い腰の括れは、年を全く感じさせない。
そして淡い草叢から覗く花弁は、すでに強烈な牝の香りを辺りに振り撒いていた。
「どうだい、ジューダス。母さんの体、綺麗だろ?」
「あっ、ああ…そうだな…」
カイルの誇らしげな問い掛けに、ジューダスは熱に浮かされた様に素直に答える。
その答えに満足したカイルは、ルーティに後ろから抱きつき、片方の乳房を揉み始めた。
「それにほら…こうやって触ると、とっても気持ちいいんだ…」
「んっ…カイル…ふっ…」
息子の愛撫に、ルーティは快楽の吐息を洩らし、体をくねらせる。
指の動きにゆるゆると形を変える乳房の官能的な動きに、ジューダスのものがピクリと反応する。
「でもって、こうすると、母さんはとっても喜ぶんだ…」
「あっ、いい…いいわ、カイル…」
カイルが指先でくりくりと乳頭を擦り上げると、ルーティはさらに歓喜の声を上げた。
そしてルーティは、ジューダスに視線を戻すと片手を取り上げ、もう一方の膨らみに押し当てて言った。
「ふふ…、見てるだけじゃ無くて…。ほら、あなたも触っていいのよ…」
その言葉に誘われるように、ジューダスはおずおずと指を動かしていった。

「何て…柔らかいんだ…」
初めて触る女性の胸の感触に、ジューダスは思わずそう口走りながら、次第に愛撫を激しくする。
「そう、上手よ…。初めてにしては、上出来だわ…んっ…」
ジューダスのぎこちない指の動きは、ツボを心得たカイルのそれとは、一味違った快感を引き出す。
実弟と実子にそれぞれの乳房を弄られ、ルーティの陰裂から、透明な雫が糸を引いてジューダスの胴体に滴り落ちた。
「んちゅ…母さん、そろそろいいんじゃないかな…」
「んっ、そうね…。この子もその気になってきたみたいだし…」
首筋にキスをしながら言うカイルに、尻に当たるジューダスの怒張に気付いたルーティは答えた。
ルーティは後ずさり、ジューダスの股間へと顔を寄せていく。
「私はこっちをやるから…カイルは自分のを準備しながら、私のを…ね」
「うん、わかったよ」
そう答えると、カイルはベッドを降り、ルーティの突き出した臀部へと回り込んだ。
「ん…あむっ」
「くうっ!?」
ルーティの口腔の感触に、ジューダスの口から苦痛にも似た呻きが漏れた。
ルーティの口中の暖かさと、幹に絡む舌の感触は、ジューダスにかつて経験したことの無い快楽を与える。
ルーティは、強張りを含んだまま舌を使い、ゆっくりと唇を上下させていった。
「じゅっ、ちゅぱっ、むっ…、ぷう!駄目よカイル、そんなに舌入れちゃ…んむっ」
「ぬむっ…っぱ!ごめん、母さん。久しぶりの母さんのここ、おいしくて…ちゅっ」
そう言いながら、カイルは舐め切れずにルーティの内腿を伝う愛液を指で拭っては、己の陰茎に擦り付ける。
部屋中に満ちた淫靡な水音に誘われて、ジューダスのものはあっと言う間に限界を超えた。
「うっく、くああっ!」
ビクン!ビュッ、ビュビュッ!
「むっ!?んむうう、んっ!」
いきなり口中に吐き出された白濁に、ルーティはくぐもった声を洩らした。
「んっく、ん…はあ。…駄目じゃないリオン、出すなら出すって言わなきゃ」
「あああ…ああ…」
ジューダスの迸りを残らず飲み干したルーティは、ジューダスに諭すように告げた。
しかしジューダスは、絶頂の余韻に震える声を上げるだけだった。
「ちゅ…無理言うなよ母さん。ジューダス初めてだったんだろうし。
あと、ちゃんとジューダスって呼ばないと怒られるよ。ねえ、ジューダス?」
「あ…うあ…」
カイルが母の股間から顔を上げてそう言うが、それでもなお、ジューダスの口から意味のある言葉は出てこなかった。
「あらら…このジューダスくんには、少し刺激が強すぎたみたいね」
「どうするの母さん。ジューダスはここまでにして、後は二人でする?」
「ここはまだこんなに元気だし、大丈夫よ。ただ、あんたに後ろを攻められたら気絶しちゃいそうだし…」
「…っな!?」
不穏な言葉に反応して、ジューダスは僅かに意識を取り戻し、驚きの声を上げた。
「体勢を変えるのも何だから、このままで行きましょ。カイルは私の後ろを使いなさい」
「うん、それがいいね、母さん」
「う…待て、お前ら…」
しかし、ジューダスの制止を気にもせず、ルーティはジューダスの強張りの上に腰を上げた。
カイルも、ベッドの上に戻り、ルーティのすぐ後ろに膝立ちになる。
ルーティはジューダスの怒張に手を添えると、ジューダスの目を見つめながら、ゆっくりと腰を落としていった。
「う…よせ、やめろ…」
「じゃあ、いれるわよ…んっ」
じゅぷっ、ぬぷぬぷっ…
熱泥に杭を打ち込むような音を立てつつ、ジューダスの陰茎はルーティの秘洞の中へと埋没していった。
「くっ、うあああっ!」
ルーティの中の、あまりの心地良さに、ジューダスは大きな叫び声を上げ、体を震わせた。
みっちりと折り重なった肉襞は、ジューダスのものを余すところ無く包み込み、締め付ける。
熱く濡れ滾ったその感触に、ジューダスは自分のペニスが蕩け出すような錯覚さえ覚えた。
「さあ、カイルも早くこっちに…」
ジューダスの陰茎を飲み込んだルーティは、片手で己の尻肉を掻き分け、息子の眼前に菊座を曝け出した。
「じゃあ行くよ、母さん…」
ぬっ、ぬぬぬ…ぬぬっ…
「あはあっ…あ…両方なんて…っ、くっ、久しぶり…だからっ、きつ…んんんっ」
「うあっ!や、やめろカイル…ぐうっ!?」
怒張に擦り付けたルーティの愛液がローション代わりになってもなお、カイルは強い抵抗を感じた。
ルーティも少し辛そうに顔をしかめ、ジューダスは己の強張りを圧迫される感覚に、悲鳴を上げる。
カイルは、そんな二人を労わる様に、静々と挿入を続け、やがて根元までルーティの中に収めた。
「っはあ、全部入ったよ。…やっぱり、母さんの中が一番気持ちいいや」
「んふ、私もよ…。二人のものに挟まれた所がコリコリされて…これだけでイッちゃいそう…」
(こ、こんな…こんな事…)
二人の快楽に震えた声に、ジューダスの胸に強い背徳感が芽生えた。
自分のものを銜え込んでいるのは実の姉であり、その後ろを貫いているのは、戦友でもある実の甥なのだ。
しかし、『こんな事はいけない』と思うほど、背徳感は次第に官能へと変化していく。
もうジューダスには、自分が拒否をしたいのか、それとも更なる快楽を得たいのか、判らなくなっていった。
「あっ、ジューダスも蕩けそうな顔してるね。何だ、ジューダスも結構好きなんじゃない」
「そりゃそうよ。この子は私の弟で、カイルのおじさんでもあるんだから、好き者に決まってるわ」
(う…うううっ…僕も…僕もそうなのか…?)
さらに、二人に言葉で攻められて、ジューダスの理性は次第に薄れていった。
「じゃあ動くわよ。カイルもちゃんと合わせてね…っん、んんっ」
「判ってるよ母さん…はっ、くっ…」
ぬちゅにちゃ、ぐちちゅぱっ。くちゅずちゅ、にちゅぐちゃ。
「おあっ!?おおおあっ!」
ルーティとカイルは、息の合った動きで、腰を動かし始めた。
ルーティが腰を上げると、カイルは母の菊座から己の怒張を半分ほど引き抜く。
再び息子の怒張が腸壁の奥に達すると、ルーティはジューダスの亀頭を子宮の奥まで誘い込む。
時に変化を付けて一方が円を描くように腰を振ると、もう一方は逆回転をかけ、更に快感を引き出す。
熟練した踊り手のように次々と動きを変える二人の性技に、ジューダスはただ翻弄されるだけだった。
「んんっく…あ、カイル、ちょっと待って…」
「どうしたの、母さん?」
「この子、またイキそうになってるみたい…。私が止めておくから、あなたも追いかけて…」
「うん、三人一緒のほうがいいもんね…。ちょっと待ってて…はっ、はあっ…」
「ま、まてルーティ何を…うっ、くうう!」
ルーティが腰の動きを止め、ジューダスの根元を指で強く締め上げると、射精の律動を押さえ込む。
その間に、カイルは挿送を更に早め、自分の高まりを追い求める。
肉壁越しに響くカイルの動きに、ジューダスは射精感を覚えたが、それは根元で堰き止められた。
陰茎がルーティの膣内でビクビクと震え、集まった血流がジューダスのものをさらに肥大化させていく。
「んっ…はぁん!…中で…また大きく…っく…カイル…早くして…母さんもっ…もう…」
「はあっ…はあ…あ、来た…来るよ、母さん…オレも…」
カイルの限界が来たことを告げる言葉に、ルーティは腰の動きを再開させる。
射精を堰き止めていた指が離れ、ジューダスの高まりも急速に限界へと高まっていった。
「うああっ、ルーティ、僕はもう…もう…」
「ああっ…いいの…いいのよ…中に出して…二人とも…っ、私の中に…奥にっ…」
「出すよっ…母さん…かあさ…くううっ!」
「ねっ、姉さん!」「母さんっ!」「ああっ、ああああっっ!!」
ドピュ!ドクドクッ!ビク、ビクンッ!
三人は、同時に絶頂の叫びを上げると、そのまま脱力して重なり合った。
「ああ…二人の濃いのが…熱いのが…奥にいっぱい…」
満足げなルーティの呟きを最後に、ジューダスの意識は闇に呑まれていった。

「ん…ここは…」
ジューダスは、窓から差し込む日の光に誘われ、目を覚ました。
ジューダスはカイルのベッドに寝ており、その横の床では毛布に包まったカイルが眠っていた。
「さっきのは…夢か?はは、そうだ、そうに違いない…ははは…」
ジューダスは力無く呟きながら、扉を開けて階下へと降りていった。

「あら、おはよう。…カイルはまだ寝てるんでしょ。先にあの子達と食べててちょうだい」
「あ、ああ…」
そう言って階段をすれ違っていくルーティを見送りつつ、ジューダスは気の抜けた返事を返した。
(特に変わった様子も無い…やはり夢だったのか?)
腑に落ちない様子で首を振ると、ジューダスは食堂の空いている席につく。
すると、隣の幼い女の子が、瞳をキラキラさせながら、ジューダスに問いかけた。
「ねえねえ、かめんのおにいちゃん。おにいちゃん、ゆうべ『ふでおろし』したんだよね?」
「んなっ!?」
予想外の単語に、ジューダスは絶句した。
硬直するジューダスをよそに、子供達は次々と口を開く。
「いいなぁ、ボクもはやく、かあさんと『ふでおろし』したいなぁ」
「でも兄ちゃん。オレ、ずっと見てたけど、少しは自分からも攻めなきゃ、女を満足させられねぇぞ」
「無理を言ってはいけませんね。経験を積まないと、相手の事までは考えられないものなんですよ」
「はぁ、カイルにいちゃん、外で出したりしてないかな…。精液のシミって、なかなか落ちないのよね…」
朝っぱらから、純真そうな子供達の口から流れる言葉に、ジューダスは強い頭痛を感じた。
(ここは魔界だ…僕の常識など通用しない、異世界なんだ…)
ジューダスは、二度とクレスタ近辺には近づくまい、と固く決心した。


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