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作品名 作者名 カップリング 作品発表日 作品保管日
酔っ払いと神官サマ コソーリ投下氏 コングマン×フィリア 2003/04/03 -

「ねえコングマン…。私だけよね?」
フィッツガルドは首都・ノイシュタット。
その街の一室、暗い部屋で艶やかな女性がそうささやく。
「当たり前だろ? 今のオレにはお前だけさ…」
そう言いながら女性の首筋に舌を這わせている男は、
49歳になりながら、ノイシュタット名物の格闘技場で
不動のチャンピオンとして君臨する、マイティ・コングマンその人である。
「ア…本当に?」
少し頬を染め、舐められる感触を楽しんでいる女性。
「ああ…。 昔の女とは全部手を切るさ……」
実はコングマン、そんな調子の良い事言って口説いた女は20を超える。
もっとも、こんな口説き方をする時は、大抵飲み過ぎで
思考能力が低下している時なのだが。
そんなイイ雰囲気の場所に突如として鳴り響く足音。
「…? ヤ、ヤダ…ッ ちょっと!? 何か凄い足音が…!」
その足音は段々大きく、どんどん近付いてきている。
「…? 言われてみれば…。 何だ?一体…」
コングマンも何事かと思い、女性から体を離す。
二人が頭に最大疑問符を出していると、部屋のドアがバン!と開け放たれて…。
「コングマンさ〜〜〜〜〜ん!!」
『ぅわあ!!』
思いっ切りドアを開けて部屋の中に突入してきたのは、
何だか慌てまくっている緑髪のメガネっ娘だったりする。
知る人ぞ知る『神の眼騒乱』の功労者の一人、フィリア・フィリスだった。
ついでに突入の勢いがあまりにもついていた為、
フィリアはコングマンの胸に飛び込む形になる。
「フィ、フィリアの嬢ちゃんか!?」
「ああっ! やっと会えましたわ、コングマンさん!! 探しました…」
コングマンは状況がサッパリ理解出来ない。
何故セインガルドに居る筈のフィリアがココにいるのか、
どうして息も絶え絶えになるまで走って自分を探していたのかも。
「な、なにこの子…」
完全に話の流れから置いていかれた女性がワナワナと振るえながら声を絞り出す。
「調子の良い事言って…こんな子まで部屋に呼びつけてるなんて……」
ヒステリックでミーハーな女性によくある誤変換っぷりをはっきしている彼女に、
「ご…誤解だこれは!」 と、釈明しようとしたコングマンだが、
「コングマンのバカー!!」
と、誤変換な上に拡大解釈・誇大妄想の果てに女性はバタン!と
勢い良くドアを開けてドバン!と壊れそうな程の勢いでドアを閉めて出て行った。
「あ…」 呆然とソレを見送る事しか出来ないコングマン。
「? どうしました?」
ちったぁ状況を理解しろ、ファリアさん。
そんなキョトン、としているフィリアの顔を見ながら、
「どっから沸いて出てきたー!!!!?」
と仁王立ちして叫ぶノイシュタットの人気者・コングマン。   キモチハ ワカルケド。
「ああっ! 申し訳ありません〜〜!!」
何だか良く分かっていなくても相手が怒っているのを見てフィリアは謝る。
そしてまるで『ふつつか者ですが…』と言わんばかりのウヤウヤしさで
此処に来た説明を始めるフィリア。 コングマンは聞いて無いっての。
「じ、実は…折角取り戻した神の眼が行方不明になってしまって、
 スタンさんに助力を頼もうと思ってここまで来たのですけれど、
 リーネの村に行く途中には必ずノイシュタットを通りますよね?
 ですから、もしかしたらコングマンさんにも
 手伝って頂けるかと思いまして………」
そんなフィリアの説明を馬耳東風の如く聞き流していたコングマンは、
「世界の危機だか何だか知らね〜が折角良いムードになってたのに…」
と言いつつ、ドン!とフィリアをベットに突き倒し、
既にズボンを脱いでいた状態でフィリアの顔前に剛直を突き出した。
「この落とし前どうつけてくれるんだよ!」
フィリアは幼い頃から神殿に仕えていた為、男性の、
しかも勃起した状態の生殖器を見た事がある筈が無い。
当然、明らかに動揺してしまうフィリアは、
「あ、あのう…言っている意味がわたくしには……」 と言った。
「んだと〜〜?」
コングマンはそんなフィリアを見下ろしながら、
完全に据わった目でフィリアを睨みつつ、
「口で言って分からね〜んじゃ体に教えるしかね〜なぁ!!」
と言ってフィリアの頭を右手で掴み、左手で無理矢理口を広げた。 何する気?
「きゃあッ!! コ、コングマンさん!?」
そこでフィリアは周りの空気の異常さに気付いた。酒臭い。
その匂いはコングマンの口から発せられているようだ。
どうやらコングマンは既に酒場で酒をしこたま飲み、
泥酔の一歩手前の状態になっているみたいだった。
冷静に分析していたフィリアの口に、コングマンは異物を押し込める。
言うまでも無く、コングマンの『アレ』である。
「う…ぶ…。んんっ!」
「ホラ、もっと奥まで咥え込むんだ…」
頭を抑え付けられ、無理矢理口内に男性自身を押し込まれるフィリア。
コングマンはフィリアが歯を立てていない事を確認すると、
両手でフィリアの頭を抑え、腰を振り始める。
「ん…も"…。うぅ……」
ちゅぽっ、ぢゅぽっ、と卑猥な音が部屋にこだまする。
「舌を使って全体を舐め回すんだよ…」
くちゅっ…くぷっ…くちゅ……。唾液と尿道口から滲む愛液によって
コングマンのモノはテラテラと光っていた。
(アア…こんなのイヤです…)
頬を真っ赤に染め、額から汗を滲ませながらフィリアは叫んでいた。
けれど口は猛り狂ったコングマンのモノで塞がれている為、
その叫びは声にならなかったのだが。
「へへへ…中々上手いじゃね〜か…。 そうだ!もっと激しく上下に…!!」
「んうヴ…んぐ……ぐっ!」
ぢゅぽ…ぢゅ、ぢゅぷっ…! 限界に近付いてきたコングマンは
両手でフィリアの頭を抑え、自分の腰を乱暴に振り動かす。
「く…っ。 …あァ、射精るぞ…!!」
「いヴん!」
咥えさせられたまま『嫌ァ!』と叫ぶフィリアをよそに、コングマンは全身を
ぶるる!と震わせ、フィリアの口の中で爆(は)ぜた。
無理に喉を抉られ、自然と涙が出ていたフィリアの口の中で、
ドプ!と白濁液が大量に流し込まれ、
歯茎に当たり、ゴポッと中で跳ね回る精液の音がした。
「ヴ…うッ!」
苦しげに嗚咽を上げるフィリアだが、むせ返る磯の臭いと決して萎えないモノに
塞がれていた状態だったため、思わずゴク…ゴクンと飲み干してしまう。
ようやく放出が終わった自分自身をフィリアの口から引き抜いたコングマンは
スルリとフィリアの上着を脱がせた。
当のフィリアはあまりに唐突な出来事が連続した所為か、
ボーっとしていて脱がされた事に気付いていない。
「う…うヴ……ふっ…」
目の前でまだビクビクと痙攣している男根から目を背けながら、
「ひ、非道いです…こんないきなり……。 ウッ…にがい……」
そう言いながらコングマンの先端と口の間で糸を引いている精液を拭った。
「…へへ…へへへ…」
コングマンの様子がオカシイ。一発抜いて更にアルコールが回ったような
目である。 それに気付いたフィリアだったが、
「やんっ!?」
あっさりコングマンにパンツをスルッと脱がされ、
ベットの上で仰向けの格好をさせられる。
「いやぁ! ヤメて下さい、これ以上は…」
「へへへ…。 こうなりゃあ最後までとことんヤらせて貰うぜ……」
次に自分が何をされそうになっているのか、
それが分からない程フィリアも子供では無い。
「ああ…こんな怖いコングマンさんは初めてです…!
 スタンさん、助けて下さい………!!」
もっとも、そのスタンはリリスに魚を買ってきてと頼まれて魚屋の商品が
売り切れだからって村の湖に住む鯉を持って帰って
サンダーソードを喰らっているのだが。
「うは…ッ何だコレ、すげーツルツルじゃねぇか!!」
「やァッ! 駄目…見ないで下さい!」
フィリアの両足を無理矢理広げたコングマンは、
フィリアの大事な部分を見て感嘆の声を漏らした。
そう、フィリアは、女性の中でも5%と言われる『無毛症』の女性だったのだ。
「ひゃ…!!」
興奮しながら秘唇に舌を這わせると、フィリアはビクンと体を震わせ声を上げる。
「はッ…うう、や…やめてぇ…。 そんな所…いけませ…ンッ!!」
必死に抵抗しようとするが、女性の一番敏感な部分を舌で擦られ、
フィリアは今迄味わった事の無い感覚に翻弄されてゆく。
「何だ…神殿に仕える神官様でも普通の女と変わらね〜な」
ぺちゃ…ぴちゃ…と唾液と愛液がいやらしい音を立て続ける。
「だ…だって…こんなの…ぉ…」
『わたくしは経験がありません』と続けたかったようだが、
もう言葉を整理する余裕も無くなっている。
股間を舐められて出ていた悲鳴も、いつの間にか甘い吐息に変わっていた。
「あうッ……や!!」
タップリと愛撫され、すっかり骨抜きにされたフィリアは今、
四つん這いにされて膣内に指を出し入れされていた。
痛がる様子も無く、必死に快感に抵抗しているフィリアに、
「こんなに濡らして…普通のヤツよりHなんじゃね〜の?」
コングマンは意地悪な事を言って反応を見る。
「あッ…や、ダメェ! 指を入れたら…はァン!!」
ハッハッと息も荒くなっているフィリアは絶頂寸前で、
ガクガクと体を震わせ、両腕から力が抜けてしまった。
肩で自分の体重を支える格好になり、体の中に襲い来る2本の指に
完全に精神を侵されていった。
「すげぇな…どんどんこぼれて止まんね〜ぞ」
コングマンの言う通り、フィリアの大事な場所は指を出し入れする度に
ぐちゅ、ぬちゅ、ぢゅぷ、と鳴り、
愛液は溢れ過ぎてポタポタとベットにしたたっていた。
「あッアッやぁ! もうおかしく…なっちゃ…アァッ!」
絶頂を迎えたのか、フィリアの体はビクビクッと激しく痙攣を起こす。
その様子を見ながら、
コングマンは抜き差ししていた人差し指と中指を開いて膣壁の具合を確かめる。
激しい痙攣は終わったものの、まだヒクヒクと体をわななかせているフィリアを
再び仰向けにし、胸元を隠している白い布を剥ぎ取り、
年齢の割には豊満な乳房を揉みながら、コングマンは
ギンギンに勃っているモノをフィリアの膣口へ当てがう。
「くぅ…もう我慢出来ねぇ…挿入れるぞ!」
ぐっ!と剛直の先端が沈みかけた瞬間、フィリアは
息も絶え絶えに残った理性で最後の抵抗を試みる。
「あ…駄目ぇ! だ…ダメです…うっ!!」
最後の言葉を言う前にコングマンの熱の塊はぐぷぷっと一気に
フィリアの膣に半分程まで入っていった。
フィリアの膣内はミチミチッ…と音を立てているが、ファリア自身には
破瓜の痛みも、初めて異物を混入された違和感も大して感じてはいないようだ。
その証拠に、聞こえるか聞こえないか程度の声でダメダメと言っているのに、
フィリアの頬は先程よりも更に赤く燃え上がり、
瞳は快感に支配されているかの如くトロンと鈍く輝いていた。
「ウォッ! なんだコレ…。 スゲー気持ち良い…ぞっ!」
コングマンは比較的ゆっくりと注送を繰り返しながらそう呻いた。
「やぁァ…ダ…メ…! ヒ…!! …イ!!!」
ズッズッズプッと粘着質な音を立てる度、フィリアのなけなしの理性は
どこかへ吹き飛んでいきそうだった。
「は…初めてなのに…アッ!どうして…そんなに…痛くない…のッ!」
正常位で貫かれる度に苦しくて涙がこぼれるが、それほど痛くない。
自分は処女の筈なのにどうして?と言った疑問が出るのは当然の事である。
「…。 あのなぁ…」 コングマンが少し冷めたような口調で話し始める。
「女は始めての時は大抵痛がるモンだが、ごく稀に処女膜が薄かったり、
 骨盤の間隔が普通より広ければ痛くならないヤツもいるんだよ。
 だから安心しな…」
出し入れしながら言っても説得力は無い。 事実ではあるのだが…。
「そ、そうなのですか…?アンッ!」
半ば正常な判断が下せない状態にいるフィリアだが、
やはり『初めての女性は赤い花を散らせる物』と数少ない性知識で
思っていた事を否定されるのは少し抵抗があったようだ。しかし、
「膣内のヒダヒダが絡み付いて溶けちまう…!!」
「ンアあ! そ、そんなに激しく…やんっ! ダメェ―――!!」
急に早く激しく出し入れをされてそんな考えはどこかへ吹き飛んでしまった。
コングマンは注送を続けながらフィリアを抱き起こした。
正常座位と呼ばれる体位に変えたコングマンは
更にフィリアの深奥に男性自身を突き入れる。
「はあ…アツくて硬いのが…アッ!! いっぱいに…あアァンッ!!」
初めてなのに2度目の絶頂に追い立てられるフィリアはコングマンに
右の乳首を舐られ、左の乳房を激しく揉まれているのにまったく気が付かない。
「ふァ…! ジ、ジンジンして何も考えられなく…なっりっ!!」
快感が背筋を昇って頭を突き抜けそうな感覚の中、
フィリアは口からヨダレがこぼれている事にも気が回らない。
「すげぇ締まり…うっ……限界だ!!」
再び正常位に戻したコングマンは最後の注送と言わんばかりに、
今までよりももっと早くフィリアの膣内を蹂躙する。
「ああ…! 私も!駄目ぇ!何か!き!来ちゃう!! あ"ぅ…ひアァ!!!」
フィリアは絶頂に達し、苦しそうに眉根を細める。
膣内は今やギュウギュウに締まり、
コングマンの限界ギリギリまで大きくなった怒張の精を、
残らず搾り取ろうと激しく、強く痙攣する。
「くう! 射精るう!!」
コングマンは根元までフィリアの中に突き入れ、その瞬間、
コングマンの巨大な大木は大量の樹液を膣内に打ち込んだ。
「う…あ…」
ビクビクと老いを知らないコングマンのオスが、
びく…びく…とフィリアのメスに受精液を送り込んでゆく。
「は…ぁ…あァヴ…」
フィリアは朦朧とする意識の中で、無意識に結合部分で暴れ続ける
コングマンのオスを眺めつつ、自分の右手の人差し指を舌で舐めまわしていた。

フィリアの長い麻緑色の髪が広がるベットが、ギシギシと揺れていた………。

「……………ん?」
翌日、コングマンは穏やかな陽光で目が覚めた。
「イテテテテ…夕べは飲み過ぎたか…」
まだ完全に覚醒していない頭で、昨夜の酒場から順に、
何をしたのかを思い出そうとする。
ふと、近くのテーブルに書き置きらしき紙が視界に入ってきた。
「…なんだコリャ?」
フラつきながらそのメモを手に取り、読んで見る。

『良くお眠りになっている模様なので、起こさずに出て行く事にしました。
 昨夜は、その…。 コングマンさんも随分と酔っていたみたいですし、
 偶然の事故、としてお互いの心に閉まっておきましょう。
 それと、純潔の痛みの知識、わたくしの知っている物とは少し違う情報も
 ある模様ですね。 あまり性知識と言うのは詳しく無いものでして、
 大変勉強になりました。 また後日、助力を請う為に訪れると思いますが、
 その時はよしなに
                           Philia・Philis 』

そこでようやく、自分が昨夜、誰に何をしたのかを思い出し、
酒で泥酔していたとは言え、憬れの女性にdでもない事を
してしまったショックで、そのまま5分くらい硬直してしまうコングマンだった。

「…じゃあ行こうかフィリア!
 まずはウッドロウさんを迎えにファンダリアへ出発だ!!」
所変わってリーネの村。
神の眼の話をしてスタンと共に帰る所のフィリアである。
「え、ええ…。 それでは行きましょうスタンさん。
 詳しい事情は歩きながらでも…」
「ああ! …ところでフィリア、さっきから何度もお尻を触っているけれど…
 どうかしたのかい?」
ヤな所でツッコミを入れるスタンである。
「え!? あ、いえ…その……。 す、少し腰が痛むダケでして…」
「だ、大丈夫か? 無理をしないで、一日俺ん家で休んで行く?」
「い、いえ! 一刻も早く、セインガルドへ戻らなければいけませんわ!!」
妙に強調するフィリアである。 少したじろいたスタンだったが、
「そ、そうか? ま、まあ良いや、それじゃあ出発だ!!」
単細胞なスタンは邪推もせず先頭を歩く。
(…クレメンテ老、もしやと思いますがフィリスは…)
(…いや、あえて触れんでくれ、ディムロス………)
(は…。 了解しました…)
スタンには聞こえない声で言葉を交わすディムロスとクレメンテじいさん。
勿論、昨夜の情事はクレメンテはバッチシ一部始終を見てしまった訳で。
スタンは気付いていなかったがフィリアには二人の声は筒抜けだった。
「ああ…。 主よ、お許し下さい…。 成り行きとは言え、わたくしは
 教えを破ってしまいましたわ………」
まるで滝のような涙を流しながらフィリアはそう呟いた。
のちに、スタン一行にコングマンが加わる事になった時、
二人は妙にヨソヨソしい挨拶をかわしたとかかわしてないとか。 


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