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作品名 作者名 カップリング 作品発表日 作品保管日
神子みこキューピッド コソーリ投下氏 ロイド×しいな 2003/12/02 -

「綺麗な星空だね・・・。」
ここはお約束のフラノール。
居残り組のロイドとしいなは一緒に星を見ながら雑談をしていた。
「そうだな。こう見えても俺、星に関しては結構詳しいんだぜ。」
「へえ、そりゃ意外だね。」
「だろ? ちょっと解説してやるよ。」
ロイドが次々と星に関しての講釈をたれるが、しいなには正直どうでもよかった。
それよりもしいなにはロイドにどうしても聞きたい事があった。
「・・・なあロイド、あんたはこの戦いが終わったらどうするんだい?」
「ん、そうだな、きっとたった今にもエクスフィアの為に苦しんでる人がいる。
 だから、この戦いが終わったらそういう人たちを助けて回ろうと思ってる。」
「そう、それじゃあ・・・この戦いが終わったらあたしたち離れ離れなんだね・・・。」
「いや、さ・・・しいなさえ良かったら・・・。」
「あっ! 流れ星!」
「マ、マジ!? どこどこ!?」
しいなの言うとおり、空には大きめの流れ星が見えた。二人はとっさに心の中で願い事を唱える。
(ロイドと両思いになれますように、ロイドと両思いになれますように、ロイドと・・・。)
(え、えっと、しいなといつまでも一緒にいられますように、しいなといつまでも・・・。)
二人の願いも虚しく、流れ星はあっさりと消えた。
「ちっくしょ〜、消えちまった!」
「全く、消えるの早すぎだよ!」
二人は思わず地団太を踏む。
そんな二人を物陰からこっそりと見守る二つの影があった。

「・・・ったく、あいつらいくらなんでも煮え切らなすぎだっつうの!」
「二人とも両思いなはずなのになんでうまくいかないんだろう・・・。」
二人を物陰から見守る二つの影、それは我らが天使コレットとゼロス様であった。
何を隠そう、このロイドとしいなのデートをうまい具合にセッティングしたのも彼らなのである。
お互いの親友同士が好きあっている事を知った彼らは、お互い協力して二人の恋の成就を目指しているのであった。
「・・・こうなったら最終手段だ。」
「最終手段って?」
「奴らに、既成事実を作らせる!」
「キセイジジツ・・・?」
「ひゃひゃ、早い話が奴らに物理的に関係を持たせてやるんだよ!」
「そ、それって、その・・・二人をエッチさせるってこと?」
「わかってんじゃねえかコレットちゃん。それさえあれば間違いなく奴らは恋人同士になるはずだ。」
「た、確かにそれなら確実かもしれないけど、そんなことができるの?」
「な〜に、俺さまに任せときな!」
ゼロスはいやらしくニヤリと笑った。

そろそろ寒くなってきたロイドとしいなは部屋に戻ってきた。
「そういえばゼロスとコレットはどこ行ったんだ?」
「どっかでイチャついてるんじゃないかい? なんだか最近仲良いみたいだし。」
「はは、そうかもな。」

「・・・おめえらに気を使ってんだよ・・・。」
ゼロスとコレットは窓の外からこっそり二人の様子をうかがっていた。
「それで、うまくいきそうなのゼロス?」
「まあ見てな。俺の計画では・・・。」

「ふう、室内でもちょっと寒いな。さすがは雪国ってことか。」
「あ、それならホットコーヒー入れようか?」
「ん、頼むよ。」
しいなは手際よくコーヒー入れ、ロイドに差し出す。
「はいよ。」
「おう、サンキュー!」
ロイドはしいなから受け取ったコーヒーを一気に飲み干す。
「・・・うっ!?」
ロイドは突然胸を押さえてその場に倒れこんだ。
「ロ、ロイド!?」
「ぐっ・・・はあ、はあ、はあ・・・。」
ロイドの息は荒く、とても苦しそうだ。
「ま、まさかあたしが入れたコーヒーのせい・・・?」
「し、しいな・・・。」
ロイドは無理やり身体を起こし、震える手をしいなに向かって伸ばす。
「だ、大丈夫かいロイド!」
しいなは反射的にロイドの手を握る。
「・・・しいなッ!」
「え? わわっ!?」
しいなは突然ロイドに腕を引っ張られ、ロイドに覆い被さるように倒れこんでしまう。
「な、なんだいいきなり!」
「しいな・・・俺・・・。」
「・・・!」
ロイドの眼は危険な欲望でギラついていた。
身の危険を感じたしいなは咄嗟に身を起こして逃げようとするが、逆にロイドに押さえ込まれてしまった。
「や、やだっ! 離しておくれよロイド!」
「駄目なんだ・・・よくわからないけど、自分で自分が押さえられないんだ・・・。」
「そ、そんな・・・。」
そうこういってる間にロイドの右手はしいなの下着を無理矢理にむしり取る。
左手の方は無理矢理上着を脱がしにかかっている。
「こ、こんなの嫌だよ! やめてよロイド!」
しかしロイドは聞く耳をもたず、しいなの大事な部分はあらかたさらけ出されてしまった。
いきりたった自らの分身で剥き出しの陰部に狙いを定めるロイド。
「・・・お、お願いやめてロイド! ロイドったら!」
しいなの懇願もむなしく、容赦なくロイドの剛直はしいなの中に突き込まれる。
「い、いたあっ!!!」
純潔の証はあっけなく引きちぎられ、赤い血が僅かに二人の結合部から漏れる。
その行為は処女の身には酷過ぎる暴虐だった。
しいなの身と心は引き裂かれるような痛みに泣いている。
「・・・ひ、ひどいよこんなの・・・むぐっ!?」
唐突にロイドがしいなの唇を奪った。
ロイドの唾液が無理矢理しいなの口内に流し込まれる。
薄まったコーヒーの味がしいなの口中に広がる。
しいなはなす術も無く、そのままロイドの唾液を飲み込むほかなかった。
「は・・・はあああああああっ!?」
と、その瞬間、しいなにも異変が現れ始めた。
しいなの全身は急激に紅潮し、息遣いは獣のように荒くなる。
「な、なんで・・・うあっ!?」
しいなが戸惑っているうちにロイドは腰を使い出した。
ロイドの身体が大きく動くごとにしいなの口から悲鳴が漏れる。
しかし、それは既に苦痛から来ているものではなくなっていた。
「うはぁっ! い、いいよっ! いいよロイドっ!」
自ら快感の声を上げ、自分も腰を使い始めるしいな。
しいなの媚声に励まされるかのようにロイドも腰の動きを早める。
粘膜が擦りあうたびに二人の脳髄を電撃が走り抜け、そのたびに二人はどんどん理性を失っていく。
いつの間にか二人の結合部に漏れていたしいなの血は
次々と湧き出る愛液によって全て流し出されてしまっていた。
「だめ、足りない・・・もっと、もっと深く・・・。」
しいなはそのスラリとした両足をロイドの腰に回し、締め付けてロイドをより奥へと誘う。
お互いの距離がより縮まったことで二人はより強い快感を覚える。
こうなるとお互いに考えることは一つ。より深く、より近くだ。
お互いの背に両腕を回し、背骨が折れるほど強く締め付ける。
しいなの巨大な乳房はロイドの胸板に押しつぶされるが、今のしいなにはそれさえ快感でしかなかった。
「・・・くっ、出すぞしいな!」
根元まで飲み込まれ、全身を舐め回されたロイドの分身はもう限界だった。
「あっ、あっ、なんだか熱いものがほとばしって・・・!」
ロイドの子種の脈動を胎内で感じ、しいなも同時に絶頂に上りつめる。
「う、うおおおおおおおおおっ!!!」
「うあああああああああっ!!!」
両者ともに喉が枯れんばかりの声をあげ、身体が砕けんばかりの痙攣で絶頂を表現する。
「・・・かっ・・・。」
「・・・はっ・・・。」
肺中の空気を吐き出し尽くしてなお、彼らの身体は痙攣を続けている。
直にそれは収まったものの、彼らの意識は天をさまよったままだ。
しかし無意識のうちに腰は再び動き始め、彼らの身体は当然のように第二ラウンドに突入してしまう。
「はあああああああっ!!! ぐううううううううううう!!!」
「いいいいいいいいいっ!!! ひゃあああああああああああ!!!」
もはやそこにいるのは色情に狂った二匹の獣でしかなかった。

「ひゃひゃ、見ろよコレットちゃん、大成功だぜ! ・・・ってあれ?」
「ゼロス・・・あたし・・・。」
コレットに作戦の成功を告げたゼロスが見たものは瞳を潤ませたコレットだった。
「な、どうしたんだコレットちゃん!?」
カラン・・・。
コレットの手から何かが落ちる。
「こ、これ俺が媚薬入れといたコーヒーじゃねえか! コレットちゃんこれ飲んだのか!?」
「だって・・・寒かったから・・・。」
言いながら、ゼロスにじりじりとにじり寄って来るコレット。
「・・・ねえ、しようよゼロス・・・。」
「い、いやその・・・俺さまは皆のものだから・・・。」
適当な逃げ口実を探しながら徐々に後ずさり、逃げるチャンスをうかがうゼロス。
しかし悲しいかな、ゼロスの後ろは見事に袋小路であった。
「ふふ・・・逃がさないからね、ゼロス・・・。」
「ま、待て、落ち着けコレットちゃん! 一時の激情に身を任せるな!」
「我慢・・・できないの!!!」
問答無用で飛び掛るコレット。
「う、うわああああああああ!!!」
ゼロスの悲鳴はフラノール中に響いた。

一方、正気に戻ったロイドは必死でしいなに謝っていた。
「ご、ごめんしいな! 俺、なんてことを・・・!」
「・・・責任取っておくれよロイド。」
「ああ、俺しいなが許してくれるならなんでもするよ!」
「じゃあ・・・結婚して。」
「え・・・ええっ!? で、でも・・・!」
「嫌とは言わせないよ。」
しいなは何か言おうとしたロイドの口を自らの唇で強引にふさぐ。
「・・・わかった、俺・・・絶対にしいなを幸せにしてみせる!」
「約束だよ、ロイド・・・。」
芽生えた愛を証明するかのように強く、しかし優しく抱きしめあうロイドとしいな。
一方、ゼロスとコレットの方はと言うと・・・。
「よかったあ、二人ともうまくいったんだ!」
二人の恋の成就を見届けたコレットはとても嬉しそうだった。
「・・・そうだな・・・。」
やたら元気なコレットとは対照的に、ゼロスは疲れ果てた顔をしていた。
「・・・じゃ、目的も果たしたことだしそろそろ部屋に帰って寝るとするか・・・。」
「あ、ちょっと待ってゼロス。」
「・・・なんだいコレットちゃん。」
「責任、ちゃんと取ってくれるよね♪」
一瞬その言葉の意味が理解できず(というよりしたくなくて)凍りつくゼロス。
「・・・ちょ、ちょっと待てい! 襲ってきたのはコレットちゃんのほうじゃねえか!」
「でもあたしがこうなったのはゼロスの媚薬のせいだよ?」
「それでも良くて五分五分だ! 俺様が一方的に責任を取らなきゃいけない道理はねえ!」
「・・・どうしても責任を取ってくれる気は無いの?」
「当たり前だ! ひでえ目にあったのはお互い様だっつうの!」
「・・・そう、それじゃあ・・・あたしのこの格好を皆に見せても平気だよね?」
白濁液まみれの姿でにっこりと微笑むコレット。
「そうだよね、ゼロスは悪くないもんね。でも皆は信じてくれるかなあ?」
清純なコレットと、女好きのゼロス。どちらの言うことを皆が信じるかは考えるまでも無いだろう。
「・・・と、取ります! 責任取らせていただきます!」
「エヘヘ・・・じゃあ早速して♪」
ゼロスに抱きついてくるコレット。
「・・・なんでこうなったんだかなあ・・・。」
ゼロスのため息はコレットの喘ぎ声に飲み込まれ、消えていった。


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