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作品名 作者名 カップリング 作品発表日 作品保管日
無題 アチェたんハァハァ氏 アーチェ×リア 2004/03/14 -

「あら、アーチェ。久しぶりね、リアなら二階よ」
「アリガト、おばさん」
アーチェはにっこり笑って会釈すると階段を二個飛ばしに駆け上がった。
ここはハーメルの街。
王都ユークリッドと貿易都市ベネツィアを結ぶ、大陸の中部に位置する小さな街だ。
ベネツィアに運び込まれた物資をユークリッドまで一息に運ぶには流石に労働力が馬鹿にならなくなるので、ほとんどの輸送屋はこの街で一息いれてからユークリッドへ再び歩き出す。
そのためこの街は輸送屋や冒険者の一時の休息を送る事が出来る街として栄えたのだった。
小さな教会と宿屋、それから道具屋しかないような小さな村だったのだが人が往来するようになってからは移住してくるものも少なくなくなっていた。
そんな小さな街に一角にリア・スカーレットの家がある。
小さな家々が軒を連ねる中で一つ、異彩を放つ2階建ての豪邸。それがリアの家だ。
そしてその二階にある一室での話。

「やっほー、リア。久しぶり〜」
(いつもの事だが)ノックもせずにリアの部屋の扉を開けるアーチェ。
しかしそのなかで静かに本を読んでいたリアは、ノックもせずに部屋に入られた憤りよりも強い驚きに打たれていた。
「アーチェ!久しぶりね、何処に行ってたの?全然連絡もよこさないんだから・・・」
ことばの最後の方で部屋に突然踏み込まれたものとはまた違う憤りがリアの顔に表れてきたのを見て取ったアーチェは、苦笑いの表情を作り、ごめ〜ん。と、両手を合わせた。
「ごめんごめん、ちょっと遠出しててさ。 それより・・・」
アーチェはパタンと扉を閉め、後ろ手に鍵を掛けた。
カチャリと言う音が嫌に大きく部屋に響いて
「久しぶりに会ったんだしさ。アレ、しよっか?」
という台詞と重なった。
するとリアは顔を赤くして、子悪魔的な笑いを湛えたアーチェを見る。
「もう・・・いきなりそれ?私アーチェにそういう玩具だと思われてるんじゃないのかって不安だわ」
言い終える前に本にしおりを差し込んで机の上に置き、立ち上がる。
「あれれ?違った?」
アーチェは立ち上がったリアに近づき、にやにや笑いを湛えたままベッドのある方向に向かって押し倒した。
ぎしぎしとベッドが軋み二人分の体重を預かる。
リアは喜びから憤り、憤りから恥じらい、と忙しく表情を変えながら
「本当にエッチね、アーチェは。私なんていなくてもボーイフレンドなんてすぐにできそうなのに」
と、間近にあるアーチェの顔に向かって言った。
アーチェはリアの小さな唇に自分のそれを触れさせ、口内でお互いに舌を絡ませて久しぶりに味わう親友の味に目を細める。
自分の下腹のあたりをもぞもぞとまさぐられる感触を感じながらアーチェは口を離した。
仰向けのリアを押し倒す格好だったので、リアとアーチェの混ざり合った唾液がリアの紅潮した頬にこぼれおちた。
「アタシはリアが大好きだよ☆」
言ってリアの頬に落ちた唾液を舐め取る。
だがアーチェの舌はそこでは止まらずにそのまま流れるようにリアの首筋に向かった。
「あ・・ふぅ・・・っ」
アーチェの股間を弄っていた指も首筋を這う舌に影響されたかのように動きを止める。
さらにアーチェはここぞとばかりにリアの胸にある服のボタンの間から手を突っ込み、ブラジャーの下に手を入れると直にリアの胸を掴んだ。
「にふふ。リアったらこのエロ胸で男をたぶらかすの?」
アーチェは、ふにふにと頼りないやわらかな胸の感触とそれに伴なうリアの過敏な反応を同時に愉しみながら更に空いた手をリアのスカートに差し入れた。
「なんだかんだ言っても身体は正直だよね〜、リアは」
にやにやと笑いながらアーチェは恥ずかしそうに顔を背けるリアを真上から見下ろした。
「もう・・・アーチェの意地悪・・・」
「だってほら、ここなんて・・・」
アーチェがスカートの中の下着に指を触れさせるとそこはもう既にじっとりと濡れていた。
「んー?リアさん、これは汗ですかー?」
くすくすと笑いながらアーチェは下着を少しずらして秘部を直接弄り始めた。
「あ・・・ああ・・・うぅん・・・」
リアはもうアーチェに身を委ねるだけで既に何も出来なくなっていた。
アーチェは自分の股間にあるリアの指が全然動かない事に少し物足りなさを感じていたが、リアが快感に身を捩る姿はなかなかに淫卑で蟲惑的だった。
―中に指を入れて動かしたらどうなるだろうか
―クリトリスを指の腹で擦ってみたらどうだろうか
―もう一つの穴も同時に責めたらどんな反応をするだろうか
何からしようか、どうやってリアを気持ち良くしてあげようか。
アーチェはとりあえずもう一度キスしてみる事にした。
何度も何度もアーチェに性感帯を弄りまわされたリアは幾度となく絶頂を迎え完全に骨抜き状態だった。
「何回目?13回目くらいかな?」
「はぁ・・・はぁ・・・あぁぅぅん・・・」
するり、と数十分ぶりにリアの内部から引き抜かれた指には溢れ出した濃厚なリアの蜜がべったりと滴りそうなほど付着していた。
アーチェはたっぷりと愛液の付いた親指と人差し指と中指と薬指をリアの目の前に持ってきて
「ほら・・・リアのエッチな汁がいっぱい付いてるよ・・・」
と言って、親指を使って糸を引かせた。
目の前で自分の愛液を弄られていることに頬を赤らめながらも、リアは快感の余韻に浸っていた。
「それにほら・・・リアの味がするよv」
これもリアの目の前でべったりと付着したリアの愛液を舐め取るアーチェ。
「いやよアーチェ・・・汚いわ・・・」
「んふふ、汚くなんか無いよ。リアのアソコから出てるんだもんね〜」
一際大きな声で言われ、またしても顔を紅くしてしまうリア。
「さて、まだ休むには早いよ〜」
アーチェは大好きな親友とこんな風に一緒に居られる事を心の底から感謝しながら、もう一度リアの口内に自身の舌を押しいれた。
「・・・チェさん?アーチェさん?」
目を開くと世界は全体にモザイクが掛けられた状態になっていた。
「えーと、ごめん。ミント」
んー、と、アーチェが思い切り目を瞑ってからもう一度目を開くとぼんやりと視力が回復してきた。
窓からはオレンジ色の光が射し込み、もうすぐ世界が闇に包まれる事を知らせている。
「えーと、どうしたの?」
「あ、いえ・・・お昼寝をすると言ってからしばらく経つものですから・・・起こしに来たら何やらうなされていたようなので・・・」
「あー・・・」
アーチェはそこでやっとさっきのアレは夢だったのだと思い至った。
と、同時に少し寂しい気持ちになった。
「リア・・・。アタシ、リアの夢を見てたんだ」
「リアさん・・・ですか・・・」
ミントは暗い表情になり、何を言いたいものか押し黙ってしまった。
まさかあんな夢だとは思わないだろうから何を言っていいものか分からないのだろう。
「どんな夢だったんですか?」
至極当然な脚本通りの質問をしたミントだったが、返って来たのは当然脚本通りの答えではなかった。
「えっちなことしてた」
「・・・・・・・・」
引いた。
「引かないでよ」
10`引いた。
「ねぇ〜ねぇ〜ミントぉ」
猫撫で声のアーチェ。
「お姉さんとえっちなことしない?」

―ミントにとっては大変残念な事に、部屋の扉はアーチェのいるベッドを隔てて向こう側だった。


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