総合トップ>SS一覧>SS No.1-005
作品名 |
作者名 |
カップリング |
作品発表日 |
作品保管日 |
無題 |
アチェたんハァハァ氏 |
クラース×アーチェ |
2003/12/20 |
- |
「く・・・ミント・・・!」
「ん・・あん・・んふぅ!・・・クレスさん!」
ここはアーリィの宿屋。
エターナルソードも完成し、明日にもダオスとの最終決戦に臨もうというメンバーは情報集める為に
常闇の街へと足を伸ばしていた。
兵士やルーングロムの話しではこの辺りダオスがいると見てほぼ間違いなかったのでこの辺りで情報を
集めていればいつダオスと相対してもおかしくない状況だった。
そこで最初の一晩は(と、いっても時差ぼけもありずっと夜なのでいつでも眠れそうだったが)宿屋で
一休みしようとクラースが提案する。
各々が魔王との最終決戦に向けての決意を新たにしている一行だった。
そんな一行の中
「あぁ・・クレスさん!クレスさん!!」
「良いよ・・ミントの中、凄く気持ちいいよ・・」
ミントの母の死の話しからお互いの心を通わせたクレスとミントは宿屋に戻った後さっそく
行為に及んでいた。
奥手でウブな二人だけあって展開は早いのだろう。
デートイベントからまだ10分も経っていないアーリィの宿屋だった。
豊かな乳房を両の手を使って揉みしだきながら腰を振るクレス。
もちろん今まで女性経験はおろか、こういう行為に関心を寄せる事も無かったクレスだったが最愛の
ミントの肢体を目の前にしては、最早後は本能の赴くまま。
それで全く問題が起きないのだから愛の力は偉大だ。
ミントの方はといえばクレスに弄ばれている胸部と、意外と大きいクレスの剛直によって幾度となく
突かれている局部に同時に押し寄せる快楽の波に溺れ、清き乙女の名に恥じぬ痴態を見せ付けて
くれていたりした。
最初の方は痛がっていたミントだったが最早痛覚神経も麻痺してしまうほどにクレスを求めていたのだった。
「あぁ・・・私・・・もう・・・!」
何度目かの絶頂を迎えたミントはビクンビクンと体を震わせた。
「ミント・・・大丈夫かい?」
「ん・・はぁ・・・はぁ・・・大丈夫です、クレスさんが気持ちよくなるまで続けてください・・・」
ミントはその身体とは正反対に幼くみえる笑顔でにっこり笑うと、クレスに行為の再開を促した。
「・・・・・・」
そんな一行の中。
「ん・・・ふぅ・・・!!あぁん・・・」
魔王に挑もうという勇者一行の姿にあるまじき人間、もといハーフエルフがいた。
濡れそぼった自分の秘部に手を伸ばし、クチュクチュと弄って自慰にふけりながらクレスとミントのセックス
を覗き見てるアーチェ。
ジツはチェスターに無理矢理引っ張っていかれた後、邪魔なチェスタをスパークウェーブで痺れさせて再び覗き
を再開したのだった。
執念の尾行の末が、二人の行き着いた部屋の前でオナっている彼女である。
(クレスの大きいのがミントの中に全部入っちゃってるよ・・・)
最初の方はただ見ているだけだったのだが、自然指が自分の秘裂に伸び
もう既にじっとりと濡れていたソコを弄り始めてしまったのだった。
(止まらないよぉ・・・)
できるだけ声を出さない様に努めているアーチェだったが嫌でも喘ぎ声は漏れてしまっている。
もう夜もふけていたのでこんな時間に誰かが廊下を通るというのもありえないとは思ったが、快楽を
貪ろうと止まらない指がもどかしい。
ふと、部屋の中のミントの身体がビクビクと震えて、魔法で開けた小さな穴から一際大きなミントの
嬌声が上がった。
(ミント・・・またイッちゃったのかなぁ・・・)
そう考えるとふたたび背筋に熱いものが押し当てられたような感覚に襲われて指の動きが一段と大きく
なったような気がした。
「ふぁぁ・・・あぁ・・・!」
(きちゃうよぉ・・・)
最早アーチェの絶頂は近い。
指の動きは一段と速くなり、全身の神経が秘所に集中したような感覚がじわじわと襲ってきて、
声も最早廊下に響いてしまっているのではないかというほど大きくっていた。
(い・・・イクぅぅ・・・!!)
アーチェが昇りつめようとした、その時。
「おい、なーにやってるんだアーチェ」
手に持った宝刀―エターナルソード―の刀身から漏れる炎の揺らめき、それに呼応するようにキラキラと
輝く指にはめたダイヤモンドの指輪。トレードマークの帽子はなかったが一瞬で誰なのかは分かった。
クラースだった。
「く・・・く・・・く・・・クラ・・・クラ・・・」
酸欠の魚のように口をパクパクさせながらクラースを見やるアーチェ。
うまく言葉を紡げない。
「ク・・・ク・・・クラト・・・」
「それは違う」
クラースはぴしゃりと遮った。
あまりと言えばあまりの事態でアーチェも混乱している模様。
更にあまりの事に気が動転して叫ぶ事すら叶わなかったようだった。
だがしかしそれはクレスとミントの行為中の部屋の前である事を考えれば不幸中の
幸いだったと言えるのだろう。
「クラース・・・なんであんたがこんなところにいるのよ・・・」
ようよう言葉を発したアーチェ。
それに対してクラースは平然と
「いやあ、お前はチェスターと二人で出ていったはずなのに部屋に戻ってきたのは
チェスターだけだったもんだからな。年長者として探しに行くのは勤めだと思ったんだが」
と至極マトモに返した。
ちなみにチェスターはクラースに事情を喋ろうとしなかった。
アーチェにしてやられたと言う事実を他人に言いたくはなかったし
それを思い出したくもなかったからだ。
本来ならその事自体をひた隠しに出来るので(仲間を攻撃なんてクレスやミント
が怒りそうな事だった)喜ぶべき事なのだろうが、今のアーチェにとっては逆に
それが最悪の展開に発展した要因になってしまっている。
まさか仲間にこんな姿を見られてしまうなんて。
先ほどの昂ぶった感情は何処へやら、いまはただただ廊下の冷たい空気と何も言わない
クラースがこの自分を見て何を思っているのかという不安で一杯だった。
しかしとりあえず一番の問題を解決しておきたい。
「う・・うぅ・・・く・・クラース?」
「ん?なんだ?」
「お願い・・・この事は皆に黙ってて・・・」
思わず顔を伏せてしまう。
それはそうだ、ズボンは太腿の場所まで下げていてるし、クラースからなら秘裂だって
見えてしまっているかもしれない。そのうえ慌てて放したその手からは既に外気に晒されて
冷えてしまった愛液がたっぷりと付着して滴っていた。
「特にすずちゃんとかは子供なんだし・・・明日はダオスと戦ったりもするかもしれな
いんだから・・・ね?」
一口に言ってみたものの正当性があるとは言い難い。
と、いうかこんな事をしていた自分に正当性も何もあったものではないが。
廊下のランプの明かりによって出来た影で、下を向いていてもクラースがこちらに
近づいてくるのが分かった。
「アーチェ」
「何・・・?」
声の調子では提案を飲んでくれるのか駄目なのかは分からない。
顔を上げた、すると
「ン―むぐっ!」
キスされた。
アーチェの口の中で必死に縮こまるその舌をクラースの舌が探り出そうと這い回る。
突然のクラースの行為に思わず目を閉じて必死に舌を動かさない様にしたがとうとう
クラースの舌と絡まった。
「んー・・・んー・・・」
しばらくお互いはつながっていたがアーチェが叫ぼうとするとクラースがその舌を開放し、口を放した。
お互いの口の間にランプの揺れる光で銀色に輝く糸が伝う。
クラースは座り込み、アーチェと同じ目線になると耳元へ自分の口を寄せた
「あまり声を出すとこんな所をクレスやミント、チェスター達に見られてしまうぞ」
確かにそうだった。
そしてそれは先ほど自分がクラースに頼み込んだ事でもあった。
「私は黙っててやるが・・・後は自分で何とか我慢するんだな」
「そ・・・そんなぁ・・・ひゃうっ」
耳元で喋っていたクラースはそのままアーチェの耳を愛撫した。
ゾクゾクとアーチェは感じてしまい思わず声を出しそうになる。
しばらく耳を攻めているとそれまで我慢していたアーチェから熱い息が漏れた。
それを見たクラースは更に首筋、そしてアーチェの小さな双丘に移動する。
「ふわぁぁぁ・・・」
言わずもがな、すでに露出されていた股間もクラースの手によって先ほどから弄られている。
クラースが指の腹で中心を押すとアーチェは熱い息を吐いて、いつもは透き通ったように
白いその頬を赤く紅潮させる。
肉芽を摘めばビクンと身体を震わせクラースの与える快感を敏感に感じ取る。
(可愛い・・・)
先ほどオリジンの力でミラルドの姿を見て決心を新たにしたばかりだが致し方ない。
アーチェが可愛すぎるのだ。
「く・・クラース・・・ダメぇ・・・アタシもう・・・」
背に力を入れたように少し身体を反らせてアーチェが言うとクラースは身体をアーチェから離した。
「おっと、それでは・・・ふぅむ、それくらい濡れていればもう大丈夫だろうな」
「え?え?」
突然自身の服を脱ぎ、一物を取り出すクラースを見てアーチェは大仰な仕種で驚く
心なしか視線はソレに注がれる。
「もしかして・・・え?あの・・・その・・・挿れちゃう・・わけ?」
「悲しいかなここまで来て最後までやらなかった男を私は知らないのでな」
言うとアーチェはあからさまに怯えた様子で
「ア・・・アタシそんなのした事無いよ!」
と、言った。
クラースは行為の最中にも関わらずきょとんとして
「お前・・・汚れ無き乙女じゃないからユニコーンに会えないって・・・」
と、聞く。
すると今度はアーチェの方がきょとんとした様子で言い返す。
「なに言ってんの・・・?昔彼氏から散々貢がせて別れたし食い逃げだってしたし、つまみ食いだってしたし・・・アタシ汚れ無き乙女なんかじゃない
と思ったからあの時は逃げたんだよ・・・?だってユニコーンが会ってくれなかったら皆困ると思ったから・・・」
「・・・・・・・」
そうだった。
アーチェはパーでもあったのだった。
しかしまぁそれはさて置き。
「では私が初めてを貰うとするかな・・・」
「ちょっ・・そんな冗談・・・ひうぅ!」
気を取り直したクラースがアーチェの秘部に剛直を当てがうとアーチェがビクビクと震えた。
相当に感じやすいらしい、しかも初めてと言う事もありかなりきつい。
「ふあぁぁぁ・・・クラースのが入ってくるよぉ・・・」
声を出してはいけない、という警告音がアーチェの中で響くがとても声を出さずには
いられない。
しかし
「――!!あぁぁ、痛い、痛い・・・!!!」
先ほどの甘い表情から一転、今度は苦痛に顔を歪めてしまう。
だが当のクラースはアーチェのその表情を見るなりエンジンに火を付けてしまった。
「え・・?何?どうしちゃったの・・・?」
突然喋らなくなったクラースを不審に思い見てみるも帽子が無いのでその前髪が
顔にかかっていて表情が見えない。
「何?突然・・・」
と、突然。
「―やぁ!動かないでってば・・・!!」
突然突然、また突然。今度は突然に腰を動かし始めたクラースに驚く事になる。
「嫌ぁ!やめて!クラースぅ・・・」
自分では声を低くしているつもりだがいつまで続くか自信はない。
ほとんど座ったままの姿勢のアーチェに、自らが無理な体勢になって
腰を叩き付け始めたクラースにほとんどその声は届いていなかった。
(なんでよぉ〜!!)
無遠慮に自信の快感を貪るクラースのせいでアーチェは最早失神しそうなほどの
激痛に襲われていた。
しかし
「あぅぅん・・・クラースの・・・大きくて・・・ダメェ・・・」
痛みに翻弄されながらも、逆に先ほどから弄られていた外側の部分から早くもだんだんと
快感が押し寄せてきてアーチェは次第に混沌とした気持ちになってきた。
クラースは無言で一旦自身を引き抜くとアーチェのズボンを片方の足だけ完全に脱がせた。
そして大きく股を開かせるとズボンがまだかかっている方の足を自分の両膝の間に
置き再び横向きになったアーチェを突き始めた。
何度も何度も。
「ふあぁぁ・・・気持ちいいよ、クラース」
それからしばらく二人の行為は続いていた。
現在アーチェはアタマで自らを支えるような無理な体勢で立ちあがった格好のクラースに犯されていた。
クレスとミントはまだすぐそこの部屋で愛し合っているのだろうがこちらの二人には
それすらもどうでもいいほどに夢中になっている。
クラースは相変わらず無言ではあったが段々腰の動きも速くなってきた事をアーチェは自らの中で感じていた。
「い・・・イッちゃう・・・」
聞こえてないとはしりつつも言う。
クラースは了解したのかしていないのか更にスピードを上げる。
「ふあぁぁ!!」
一際大きく叫ぶとビクリと大きく身体を震わせた。
アーチェは絶頂を迎えたがそれで終わりではない。
クラースの動きは止まらない。
「く・・クラース・・・膣内は駄目・・・ミラルドさんがいるんだから・・・」
『ミラルド』
と言う言葉を聞いたクラースは突然に正気に返った。
そんなに怖いのだろうか。
夢中になっていたせいで留まっていたのか、正気になった瞬間急にクラースを射精感が襲った。
「う・・・!アーチェ・・・イク・・・」
「外に出して・・・クラース」
クラースは慌てて引き抜くと同時に果てしまい、ちょうど真下にあったアーチェの顔に
大量の精液が全て浴びせかけられた。
「ふわっ!―はぁ・・・はぁ・・・おぇ〜・・・変な臭いがするよぉ・・」
「本当なら飲むまでが仕事だぞ、アーチェ」
訳の分からない事を言ってクラースは指で精液をすくってその指を半開きになって酸素を求めて
いたアーチェの口に入れてみる。
しかしアーチェは、げ、と言って唾ごと吐き出すだけだった。
「先に部屋に戻ってるから、顔洗ってから部屋に来いよ」
ことさら声を小さくする必要が無いと思ったのは既にクレスとミントは静かになっているのを確認したからだ。
先に服を着てその場から立ち去ろうとしたクラースは未だに仰向けに寝転がっているアーチェに向けていった。
快楽から開放され痛みが襲ったのか、それとも快楽の余韻に浸っているのかは分からないがとりあえず
どちらにしろ自分の責任ではあるのだからと、放っておいてやる事にした。
最後にアーチェを一瞥すると頬に付着した精液が床に広がったアーチェの奇麗なピンク色の髪の毛に流れていくところだった。
それはたまらなくアーチェが可愛く見えた瞬間だった。
「下がってよい・・・」
「はっ」
遠いダオス城。
鉱山跡に隠されたその城の中枢部分。
大気圏を抜け宇宙空間に到達せんというほどの高みで、アセリアの大地と聖地カーラーンをバックに
我らがダオス様はクレス一行に監視に付けていたニンジャマスターからの報告を聞いてなんとも言
えない大きな溜め息を漏らした。
「我が偉大なる先祖様・・・あなたがたはあのような劣悪種に地上を任せてしまったのですか?」
誰にともなく、呟く。
「私は絶対に負けん・・・この命に代えても、あのような輩に負けてたまるものか!!
皆のもの!明日は絶対に奴等を叩き潰し我が大義を成就させん!」
「「「おー!!」」」
勇者様一行が魔王に挑もうという姿にあるまじき行為を行っている時
その対する魔王一行は皆士気をあげていた。
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