テイルズのエロネタないんかね?3
- 1 名前:名無しさん@ピンキー :03/01/14 20:58 ID:nTG0I9AK
- 使えないという評判のテイルズ@エロパロ3です。
マターリと逝きましょう。
俺的にジューダス×リアラたんに萌え。
萌、萌え。
伝説はここから始まった
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1002507398/l50
前スレ
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1031330401/
SS神、URL貼り付け、うp職人募集。
スレのローカルルール 適当に製作。文句があればどうぞ
・クレクレ君は禁止。
・テイルズは供給が少ないのでみんなの妄想を書き込もう。
- 2 名前:名無しさん@ピンキー :03/01/14 21:05 ID:QumKSJKq
- ( ゚Д゚)y―┛~~
- 3 名前:名無しさん@ピンキー :03/01/14 21:38 ID:/Rfl/F7i
- >1
乙
- 4 名前:名無しさん@ピンキー :03/01/15 01:44 ID:tCUHoR9D
- 乙。
むしろ俺的にサブノックたん萌え。
- 5 名前:たつやん :03/01/15 01:56 ID:vnRDd+HC
- 小津〜
たまにはアナゴを調教するエルレインたんにも萌えてみろと言ってみるテs(無理)
- 6 名前:名無しさん@ピンキー :03/01/15 04:03 ID:ymLGunI2
- カイル誕生秘話が見つからなかったので…
エロ慣れてない上に眠気が…スマソ。
-------------------------------
「ディムロス、今まで…本当にありがとう。」
「こちらこそだ、スタン」
口に出したのはほんの短いやり取り。
しかし、こころの中ではそれ以上の言葉が行き交っていて。
脳裏には様々な光景が映し出されていて。
そして。
全てが終わった後クレスタに戻ったルーティを迎えたのは、無残に焼け爛れ、跡形もなくなった自分の故郷だった。
そして、同じように跡形もなくなっていた孤児院と、シスターや子供たち。
正直な事を言うと、その時のことをルーティはよく覚えていない。
何か叫んだような気もする。暴れまわったような気もする。
叫んだのも暴れたのも夢の中の話で、ずっと意識を失っていたような気もする。
とにかくクレスタの惨状を噂で聞きつけたスタンが彼女の元に駆けつけて来るまで、ルーティは完全に正気を失っていた。
しかしスタンによる必死の看病により、彼女の意識は混沌から抜け出したのである。
街の人々も同様にスタンの呼びかけによって徐々に自らのやるべき事を掴み、少しづつ復興に向けて歩みだした。
そのスタンの姿をみてルーティは感じた。
今まで彼に感じていた淡いとらえどころのない感情とは明らかに違う「想い」を。
彼を、はっきりと、愛していると。
しかし、同時に彼女は感じていた。
今の彼には自分を愛する余裕などないであろう事を。
そして一年後。
「ふう…」
ルーティは大きな袋をどさっと地面に下ろし、小さく息をついた。
程よく日焼けした首筋や額ににじむ汗を鬱陶しげに手で払う。
まだベルクラントの傷跡が残る港は、しかし活気であふれている。
ルーティは周囲をまぶしそうに見回し、それから慌てて帽子を目深に被った。
- 7 名前:6 :03/01/15 04:04 ID:ymLGunI2
- 実は最初に英雄と呼ばれだしたのはスタンではない。
賢王ウッドロウ=ケルヴィンと司祭フィリア=フィリスである。
彼らが外殻落下直後それぞれの国に戻り、
「ヒューゴ・ジルクリストによる世界征服の野望は潰えた事を我々が確認した」
と発表した事こそが英雄と呼ばれる発端となったのだ。
最初に二人の力で世界が救われたという話が爆発的に広まり、生き残った人々の証言によって同行者がいた事が明らかにされ、そしてウッドロウとフィリアによってスタンとルーティの名が明らかにされると人々は熱狂して二人を祭りあげることとなる。
一国をつかさどる高貴な者でもなく、神に愛されし神聖な者でもなく、ただの一平民から『英雄』が生まれたことは
「自分も少しの勇気と力を持てば、未来を変えられるかもしれない」
という自信と希望に繋がり、また親近感を与えたのだ。
ルーティも戸惑いつつ、その熱狂を快く受け入れていた。
人々のその想いこそが街の復興につながり、世界の復興につながるのならそれも悪くないと。
しかし、今日ばかりは話が別である。
人口の多いこの街で「英雄が来た!」などと騒ぎになると今日これからの行動が全て台無しになってしまうからだ。
だからこそ慣れない帽子を被って変装を試みたのだが、折からの晴天でつい帽子をとってしまった為に周囲の数名は素顔を認めてしまったらしい。
帽子の下の顔を見た人々の動きが止まり「英雄…」という単語が漏れてきたのを聞きとめると、ルーティは早足で街の外に向かった。
街から少し離れた森の中にはすでにスタン以外の全員がそろっており、挨拶もそこそこに歩き出した。
地理に明るいコングマンを先頭に道中適度に近況報告をしながら歩くと、ほどなくリーネの村に着いた。
久しぶりに皆で会おうとスタンが言い出し、折角だからと全員がこの山奥の村に集まったのだ。
相変わらずの牧歌的な光景に一行は頬を緩ませ、すぐに村の奥にあるスタンの家に向かう。
「…おう、ルーティよぅ」
スタンの家の前に着いた時である。不意にコングマンがルーティに呼びかけた。
「ん?」
「お前、屋根の上に乗れ」
「…ははーん。了解」
- 8 名前:6 :03/01/15 04:04 ID:ymLGunI2
- 旅の途中、二人でよくスタンにいたずらをした仲である。ルーティは一瞬で意図を理解し、笑った。
久しぶりに愛しい男に会う照れもあったのかもしれない。
とにかくウッドロウやフィリアの制止を振り切ってルーティが玄関のすぐ上の屋根に乗り、ジョニーがリリスを呼ぶ。
リリスがスタンをたたき起こして、寝ぼけたスタンが出てきて、ルーティが屋根から不意打ちをして、スタンが下敷きになったまま目を回して、皆で笑って…。
時の流れを全く感じないやり取りに、ルーティはこっそりと目に滲んだものをぬぐった。
その夜。
「…久しぶりね」
「ん、久しぶり…だね」
リーネから程近い海を見下ろせる崖にスタンとルーティはいた。
なんとなく距離をとって、座っている。
皆が眠りについた頃、突然スタンがルーティを誘い出したのだ。
そのまま二人でここに来たものの、先のやり取りを幾度と繰り返したまま、それ以外はなにも言い出せずにいる。
ルーティはそっとスタンの顔を盗み見た。
以前会った頃からまた少し大人びた顔になった気がする。
きっと、二つの村と街の復興で苦労したのだろう。
自分が一つの街を建て直すだけでも随分大変な想いをしたのだから。
「…ん?」
ルーティの視線に気づいたスタンが首をかしげてこちらを見た。
慌てて目をそらす。
「…別に。」
頬が熱くなるのを感じてルーティはぶっきらぼうに答えた。
「あ、あのさ…俺が発つ前の晩の事なんだけど」
そのまま暫く無言でいると不意に、スタンが切り出した。
冷静な言葉にルーティが横を向くと、スタンは身体をすこし動かしてすぐ横に来ている。
少し手を伸ばせば抱きしめられるほど側に。
「あの時は多分、ルーティも色々あって、大変だったろうなってのは感じてたんだ。その上にだったから…ごめん」
- 9 名前:6 :03/01/15 04:05 ID:ymLGunI2
-
スタンがクレスタを発ちリーネに戻る前の晩も、夜中に突然スタンがやってきたのだった。
そして驚くルーティを抱きしめ
「ルーティ、…愛してる」
と囁いたのだ。
突然の告白をルーティは夢見心地で聞いていた。
そのままベッドに押し倒される自分の身体も、ルーティは我が物でないように感じていた。
しかしスタンの熱い唇が自分に押し当てられ、自らの服を剥がされ、逞しい手や柔らかい舌が自分の肌を這いずり、熱い怒張が自分を初めて貫いてもまだ、彼女は自分がされている事を理解できていなかった。
理解できたのは全てが終わって
「…ごめん」
とスタンが呟き、抱きしめてからであって、その時彼女が出来た事はただひたすら泣き続ける事だけであった。
「…あの時泣いたのはさ、別にあんたに何かされたのが嫌だからって訳じゃないのよ」
ルーティはあの時の自分を思い返しながら言った。
「あたしさ、全部終わってクレスタに着いて、街とか孤児院とか見て…暫くふぬけてたじゃない?
そんな時にあんたが来てあたしを正気に戻してくれて街を建て直すの手伝ってくれて…凄く、嬉しかったんだ。
元々…そう、ずっと前からあんたの事は何ていうか…気になってたんだけどさ、あの時自分で全部やらなきゃ、でもどこからやればいいんだろうってパニックになってたのを助けてくれて、今までもあの時も一番つらい時に側にいてくれたって事に気づいて…
そんでさ、わかったの。
あたしはあんたを好きだって事。」
「ルーティ…」
「だから、あんたにあの晩好きだって、愛してるって言って貰えた事が凄く嬉しくて。
しかもホラ、この性格じゃない?今まで好きになった男にその…告白されたってのがなかったからさ。どーでもいい奴ならたまにいたんだけど。
で、それを考えたらもうどうしようもなくて…やだなー。思い出したらまた泣けてきちゃった。」
涙をぬぐってルーティは笑った。
「ま、そんな訳。だから、あの時あたしが泣いたからって別にあんたが責任を感じる必要はないのよ」
「でも…」
「でももへちまもないっ!!」
- 10 名前:6 :03/01/15 04:06 ID:ymLGunI2
- そういうとルーティは一度立ち上がり、腰を下ろした。
スタンの膝の上に。
「でだ。何かもうよくわかんなくなっちゃってるんだよね」
「なっ、何が…?」
突然のルーティの行動に戸惑うスタンと、その表情を見て恥ずかしそうに笑うルーティ。
「初めて…してくれた時の事」
「そ、それとこれは何の関係が…」
「決まってるじゃない。…思い出させてよ、あの時の事。」
言うや否やルーティはスタンの唇に自分のそれを重ねた。
「んっ…!?」
そのまま軽く唇を舌でなぞり、間を舌でつつく。
口が少し開いたのを確認すると舌を差しこみ、嘗め回し、絡ませた。
「んふっ…」
暫くたってから名残惜しそうに唇を離すと、ルーティは囁く。
「…ダメ?」
「い、いや、俺は…ルーティがよければ…その…」
「相っ変わらず変なところ優柔不断ねえ」
そう言うとくすりと笑う。
「たまにはバシっと決めてよ…あの時みたいに」
スタンはその言葉に促されるように、ルーティを草の上に座らせるともう一度抱きしめ、耳元で囁いた。
「ルーティ…愛してる」
「あたしもよ…スタン」
一度お互いに顎を引き目と目を合わせて互いの気持ちを確認すると、再度唇を重ねる。
最初はついばむように、やがて舌を絡ませ、やがて頬や、瞼や、額に唇を落とす。
ルーティをゆっくりと草の上に寝かせると、スタンはそっとその上に覆いかぶさった。
「重くない?」
「ん、大丈夫…」
あくまで自分のことを心配するスタンがたまらなく愛おしく感じ、ルーティは背中に回した腕に力をこめた。
しかしその唇がやがて自分の耳朶や、首筋を伝うとルーティの身体から力が抜け出す。
- 11 名前:6 :03/01/15 04:07 ID:ymLGunI2
- 「…んっ…ふぅ…」
その間にもスタンの手はそっとルーティの服の間から手をしのばせる。
柔らかい双丘とその上の突起に彼の手が触れると、ルーティは
「…はぁっ」
と身体を震わせた。
大きな掌がやわやわと胸をもみしだき、親指が先端を擦り上げ、やがて唇が指に追いつく。
唇で舐られ、舌で突付かれ、転がされる。
その一つ一つが彼女の心を熱く蕩かしていく。
「ん…ふぅっ…あっ…」
「ルーティ、気持ちいい?」
「やだっ…そんな事言わせないのっ」
不安げなスタンの表情にルーティは微笑み、唇を合わせながらそっと右手をとった。
そのままホットパンツの中に彼の手を滑り込ませる。
下着の中はすでに熱く潤い、太ももまで濡らすのではないかというほどである。
「…ね?」
指先の感触に思わず息を呑んだスタンにルーティはそう囁き、少し腰を浮かせた。
そのまま下着ごとホットパンツを脱がせると、スタンは身体を動かす。
唇が胸から腰へ、そして更に下へと移動する。
「えっ、ちょ、ちょっと待って…」
「ごめん、待てない。ルーティのが見たい。」
一瞬戸惑うルーティを構わず、スタンは彼女の膝を開き、顎を引いて見つめた。
星明りの下、彼女の全てが露わになる。
淫蕩な液で塗れぼそった彼女の花弁は程よく焼けた彼女の肢体と相まって眩暈がしそうな程の官能を引き出していた。
「すごい…綺麗だよ」
そう言いながらスタンが花弁に指を滑り込ませるとぴちゃ…と小さな水音がした。
「音までしてる…」
「恥ずかしいから言わないでよっ」
照れるあまり怒ったような口調になるルーティ。
しかしスタンが花弁の先端を指の腹で擦り、つまみ、また秘孔に指を滑り込ませ、中をかき回すと一瞬で表情が変わり、息遣いが荒くなりだした。
- 12 名前:6 :03/01/15 04:07 ID:ymLGunI2
- 「あっ…やだ…ふ…ああっ…」
秘孔からはちゅくっ…ちゅくっ…という水音と粘性を帯びた液体が溢れ出す。
それは太ももを濡らし、地面の草さえも淫猥な滑りを帯びたものにしていた。
さらにスタンが唇をよせ、先端に舌で触れると
「ふああっ!!!」
ルーティの身体がひときわ大きくのけぞった。
細い腰と豊かな胸が大きく揺らぐ。
そのまま唇で花弁に触れ、舌で舐めまわす。
秘孔の奥も舌と指で愛撫する。
その度にルーティは
「ああっ…はっ…ふあっ…」
と艶かしい声をあげた。
時折ひときわ高い声を上げる部分が感じるのだろう。
スタンはそう判断し、感じる部分を攻め立てる。
「やだっ…!だめえっ…あっはあうっ!!」
一気に高ぶり、高い声を出す。
その姿を見たスタンの腰のものはこれ以上ないというほどに怒張し、息苦しいほどになっていた。
一度手を止め、荒っぽく服を脱いだ。
ルーティも手伝い、ズボンを脱がせる。
ルーティ自身が脱ぎきっていなかったものも取り去ると、二人は生まれたままの姿になる。
再度抱き合い、唇を重ねる。
ふとルーティが目を落とすと、逞しいものが目に入った。
血管が太く浮き出たそれは身体に付きそうなほどそそり立ち、先端から透明な液が溢れ出している。
「もう…限界?」
息を弾ませながらも軽く嬲るように聞くルーティにスタンは
「うん。…いい?」
と自らも荒い息で答える。
- 13 名前:6 :03/01/15 04:07 ID:ymLGunI2
- ルーティが無言でうなずくとスタンはルーティの膝を抱え、怒張を花弁に添えた。
軽くさぐるように二、三度擦り、ゆっくりと沈める。
「あっ…ふああああっ!!」
ルーティの身体がまた大きくのけぞった。
折れてしまうのではないかと言うほど弓なりになったその身体をスタンが強く抱きしめる。
強く咥えこみ、締め上げるルーティの秘孔の感触に早くも気が遠くなりながら、スタンはゆっくりと身体を動かし始めた。
ちゅっ…ちゅくっ…と更なる水音が響く。
ルーティも熱く太いものが自分の身体を貫く感覚に我を忘れていた。
ひたすらスタンにしがみつき、動きにあわせて大きく身体を振るわせる。
「スタン…やだっ…すごっ…く…ああっ!!」
「ルーティ…俺…ダメかも…」
早くもこめかみに汗をにじませたスタンが囁くと、一気に腰の動きを早めた。
自分の内奥を突き上げる快感になす術もなく翻弄されるルーティ。
「あ…ああっ…やだあっ!!」
「う…うわあっ!!」
スタンはひときわ大きくルーティを突き上げると、その中に自らの白濁を注ぎ込んだ。
「…ごめん」
一息つくと、スタンは口を開きルーティに口付けした。
「ん…何に対して?」
まだ繋がったまま答えるルーティ。
「いや…その…中で…しちゃったし……えっと…先に…」
「悪いと思ってる?」
スタンの下で小悪魔の微笑を見せるルーティ。
「うん」
「じゃあ…」
- 14 名前:6 :03/01/15 04:08 ID:ymLGunI2
- しょぼんとした顔のスタンを見上げると、不意にルーティは内奥を締め上げた。
突然の快感に顔をゆがめるスタンと、表情とは裏腹に一瞬で怒張をみなぎらせる自身。
「わっ…わわっ…」
「ちゃんと最後まで付き合ってくれる?」
今度は自分が緩やかに腰を動かしながらルーティが言った。
言葉の端はしに早くも艶かしい息遣いが混じり始める。
「わかった…風邪引かない程度に付き合うよ」
「よろしい…」
- 15 名前:6 :03/01/15 04:08 ID:ymLGunI2
-
数ヶ月後。
旅に出ていたスタンがリーネに戻ると、ルーティから至急クレスタまで来るよう手紙が届いた。
何事かと慌てたスタンは取るものもとりあえず飛び出し、気もそぞろでクレスタに駆け込む。
そのまま街の再奥にあるルーティの家に飛び込むなり叫んだ。
「ル、ルルルルーティ誰半殺しにしたあっ!?」
言うと同時にフライパンの一撃を食らうスタン。
「だあーれが誰を半殺しにしたですってええっ!?」
というルーティの声。
クリティカルヒットを食らったスタンが頭をさすりながらルーティの姿を見ると。
そのまま、目と口が大きく開かれた。
「る、ルーティ…?」
「ん?」
「ずいぶん…太ったね」
「まあ太ったっちゃ太ったけど…違うのよ。」
「へ?」
ぽかんとした顔のスタンをじろりと一瞥し、真っ赤な顔で続けるルーティ。
「…のよ」
「え??」
「だからあっ、できちゃったのよあんたの子供がっ!!!」
「えええええっ!?」
へたり込んだまま後方にずりさがるスタン。
「だっだって…」
「だってもへちまもないのっ!!あんた以外に考えられる人はいないんだからっ!!」
「お、俺…どうしよう…」
「どうしようも何もないでしょー!?手紙を出しても返事は来ない、行方を捜しても杳として知れず、そうこうしてるうちにお腹はどんどん大きくなるわだし…」
と、ここで一息つき、赤い顔のままぷうと頬を膨らまして続ける。
- 16 名前:6 :03/01/15 04:08 ID:ymLGunI2
- 「で、どうするのっ?」
「どうするのって…」
スタンはここまで来てようやく我に返った。
ふうと大きく息をつくと立ち上がり、ゆっくりとルーティに歩み寄る。
少し目立ってきたお腹を軽くなで、ルーティを抱きしめると言った。
「折角だから、結婚しよう」
-----------------------
皆様のお気に召さなかったらすみません。
|彡サッ
- 17 名前:名無しさん@ピンキー :03/01/15 04:54 ID:RdstBocG
- >6
折角だから、俺はこの赤い扉を選ぶぜ。
スタルー萌えだったD当時を思い出させてくれてありがd!
とってもスタルーらしい息子誕生秘話でした(;´Д`)ハァハァ
- 18 名前:名無しさん@ピンキー :03/01/15 07:33 ID:934yvMZb
- >>6
(・∀・)イイ!
- 19 名前:名無しさん@ピンキー :03/01/15 07:55 ID:taUa3Urs
- キール×プリムラ
キヴォーンヌ
- 20 名前:サザム :03/01/15 12:08 ID:dw0h3jrF
- のおおおおっ!!
新スレ早々、新たなSS神光臨だあっ!
6さん、らぶらぶスタルー最高!
出来たら、コテハン名乗って、常連になってくだされ!
- 21 名前:名無しさん@ピンキー :03/01/15 13:49 ID:ae34tc5S
- 王道キター!スタルー出ないかなーと待ってたらキター。
俺も常連になって欲すぃ・・・。
- 22 名前: 名無しさん@ピンキー :03/01/15 15:43 ID:hdQupJY+
- 既出の可能性大。
ttp://www.ag.wakwak.com/~ayana/indexeta.htm
リファラ上質小説多数
- 23 名前:22 :03/01/15 17:45 ID:hdQupJY+
- リファラ神はいないのか?
- 24 名前:名無しさん@ピンキー :03/01/15 21:48 ID:ymLGunI2
- 6です。
一昨日このスレを見つけて一気に読破し更に勢いで書き始めた代物
だったので、場の空気を読みきれてないのではと不安だったんですが…
皆様、温かい言葉本当にありがとうございます。
自分で納得のいく作品をUPしたらコテを名乗らせて戴くかもしれませんが
それまでは名無しで失礼させてください。
>5さんのシチュを参考にもう一本上げさせていただこうかと思ったものの
たて続けもアレなので神光臨を待たせていただく事にします。
- 25 名前:丼兵衛 :03/01/15 22:06 ID:2lQi8Uve
- >>6殿
「カイル誕生秘話」面白く拝読させて頂きました。
自然な感じがとても良かったです。
(自作が外道過ぎると言うのもありましたが…(泣))
- 26 名前:名無しさん@ピンキー :03/01/15 23:30 ID:GrIO0MAy
- コテハンSS神達によるリレーSSを激しくキボン(藁
- 27 名前:名無しさん@ピンキー :03/01/15 23:36 ID:Ax4UpiuN
- 角煮落ちたな・・・・
- 28 名前:名無しさん@ピンキー :03/01/16 01:32 ID:FnvA2Umu
- ロ兄×七リーアネゴはまだでつか
ハァハァ
- 29 名前:名無しさん@ピンキー :03/01/16 13:28 ID:jWuiyH00
- >>22
パスワード
omu・・・だよな
入れねぇ
- 30 名前:名無しさん@ピンキー :03/01/16 13:32 ID:jWuiyH00
- omuだけか・・・・
- 31 名前:名無しさん@ピンキー :03/01/16 18:43 ID:tbSSTUjX
- ttp://ecchan-web.hp.infoseek.co.jp/uranya.htm
キモいキルファラならありまつ・・・・
誰かこのサイトどうにかして(汗
- 32 名前:名無しさん@ピンキー :03/01/16 19:44 ID:uPxtmXZJ
- >>31
イタイ…キモイ…
とくにこれはすげえ…神レヴェル(ガクブル
ttp://ecchan-web.hp.infoseek.co.jp/taki.jpg
まじでヲチしたいyo
- 33 名前:名無しさん@ピンキー :03/01/16 21:03 ID:Ng0HDlKR
- ヲチはやめれ。
- 34 名前:旧スレの737 :03/01/17 01:58 ID:/AGknXVg
- すみません、前スレの737です、
737で上げたリオンのエロ詰め合わせ、
間違って消してまったので、
どなたか再アップ願います。
もしアップされたら「魔法少女メルル」
等、その他エロゲの画像等進呈しますんで
- 35 名前:sage :03/01/17 06:18 ID:AqogS0iG
- >>32
これはどうよ。レヴェルの低いアイコンばっかりよ(藁
http://mbspro.uic.to/mkakikomitai.cgi?room=mana80&action=icondisp
- 36 名前:名無しさん@ピンキー :03/01/17 07:09 ID:GbQcSih1
- >>31
キモイヨー!
- 37 名前:山崎渉 :03/01/17 07:17 ID:LBoDEE1T
- (^^;
- 38 名前:サザム :03/01/17 10:41 ID:4uDB2kJG
- 謙虚な人だ、6さん…。
前スレ埋め立てに使おうかと思ってたけど、6さんのエル×穴子が早く見たいので、こちらにシャル×アト貼らせてもらいます。
無理やりレイープものなんで、キライな人はごめん…(汗
- 39 名前:サザム :03/01/17 10:43 ID:4uDB2kJG
- 〜裏切りの代償〜
吹雪の吹き荒ぶ中、悄然と頭を垂れた兵士の群れが、のろのろと重い足取りで進んでいた。
彼らは地上軍の第一師団。その目前には、地上軍の本部基地が聳え立っている。
彼らは敗残の身を抱え、やっとの思いで帰還したところであった。
先だっての天上軍補給基地への奇襲作戦は、逆に天上軍の待ち伏せに会い、戦死者が2割を超える惨敗となった。
どうにか包囲網を突破してきた兵も、半数以上が手傷を負い、生命に係わる重傷の者も少なくない。
そして、そんな疲れ果てた隊列の中程に、シャルティエの姿もあった。
(…やっと、やっと辿り着いた…)
シャルティエは、ラディスロウの威容を目にすると、その場に倒れこみたくなる程の安堵を覚えた。
今度の戦いで、シャルティエの率いる分隊は、特に大きな被害を受けた。
天上軍が最初に襲い掛かったのが、隊列の中央近くにいた彼の分隊だったのだ。
彼自身は片腕の軽い裂傷で済んでいたが、その顔は、まるで死人のように青白かった。
元は貴族の師弟であった為か、シャルティエは逆境に弱い所がある。
地上軍結成以来、最悪と言っていい今度の敗戦は、シャルティエの心に深い傷を刻んでいた。
(…あなたの居るこの場所に、帰ってくる事が出来ました、アトワイトさん…)
シャルティエは、心の痛みを忘れる為に、密かに想い続ける女性の姿を思い浮かべた。
怜悧な美貌と、女神のような慈愛を備えた、地上軍の衛生兵長。
臆病な自分を何度も慰めてくれた彼女に、シャルティエはいつしか恋情を覚えるようになっていた。
しかし、その時すでに、アトワイトはディムロスと深く愛し合っていたのである。
ディムロス中将に比べれば、自分など取るに足らない存在に過ぎない。
そう思いつつも、アトワイトを求める気持ちは、日毎に募ってゆく。
恋心と劣等感、やり切れなさと悔しさの間で、シャルティエの心は揺れ動いているのだった。
(ん…?あれは…)
ふと目線を上げたシャルティエは、基地の方からこちらに駆けて来る人影に気付いた。
- 40 名前:サザム :03/01/17 10:44 ID:4uDB2kJG
- 長い髪が吹雪に乱されることさえ気にもせず、一心不乱にシャルティエに向かって走ってくる。
近づいてきた人影の正体に気付き、シャルティエの胸が大きく高鳴った。
(…アトワイト、さん?)
驚きに顔を上げると、アトワイトもぱあっと歓喜に顔を染め、さらに足を速める。
(アトワイトさんっ!)
シャルティエも、どこにそんな力が残っていたのかという勢いで、彼女に向かって駆け出そうとした。
「アトワイトさ…!?」
しかし、二人の軌跡が重なることは無かった。
アトワイトは、シャルティエの脇を通り抜け、振り返った彼の目の前で、ディムロスに勢い良く抱きついたのだった。
「ディムロスっ!あなた、無事だったのねっ!」
「おっ…! おいおい、アトワイト…」
押し倒されたディムロスは困惑した様子で、両腕を所在無げに宙に浮かせている。
アトワイトは尻餅をついたディムロスの胸に取り縋り、安堵に震える声を上げた。
「わたし、部隊が酷い被害を受けて、あなたも負傷したって聞いて…。
でも、元気そうで良かった…本当に良かった…」
「アトワイト…」
ディムロスは、優しい微笑みを浮かべると、安心させるようにアトワイトの背中を軽く抱いた。
「見ての通り、私は軽傷だ。心配をかけてしまったな…。
しかし、だな。他の兵も見ている事だし、こう言う格好では部下に示しがつかん。
それに、さっきからシャルティエが、挙げた手のやり場に困っているのだが…」
「えっ…あっ!し、失礼しました、ディムロス中将!」
公衆の面前で抱きついてしまった事に気付き、アトワイトは顔を赤らめて、慌てて立ち上がった。
そして、硬直しているシャルティエに向かって、はにかみながら声を掛ける。
「ごめんなさいね、シャルティエ。あなたも大変だったでしょう?お疲れさま」
「…いえ、ありがとうございます…」
シャルティエは、言葉少なく答えると、雪避けに被っていたフードを、深く被り直した。
瞳の中に揺らめく、嫉妬の炎を隠すかのように…。
◇ ◇ ◇
- 41 名前:サザム :03/01/17 10:46 ID:4uDB2kJG
- 「んっ…んくっ…。はぁっ…」
酒盃を一気に空にすると、シャルティエは酒精にまみれた吐息を吐き出した。
あれから自分の部屋に辿り着いたシャルティエは、ろくに食事も取らずに、ひたすら酒を飲み続けていた。
結構な数の酒瓶は、殆どが空になり、乱雑に床に転がっている。
落ち込んだ時には、酒で気を紛らわし、そのまま泥のような眠りに付くのが習慣となっていた。
しかし今夜ばかりは、いくら杯を重ねても、気分は昂る一方であった。
(あの人も…あんな顔をするのか…)
今度の敗戦に対する心の傷も、シャルティエの悩みの一部ではある。
しかし、それ以上に心を揺さぶるのは、アトワイトの見せた、輝かんばかりの歓喜の表情だった。
軍務の間は、アトワイトも節度を守り、恋人らしい雰囲気は殆ど見せない。
ただ、ディムロスを見る時の瞳は、傍から見ても美しい、と今までは思っていた。
ところが、愛する者へ向ける飾らない素顔は、それより更に美しかったのだ。
「あの輝きを、独り占めするなんて、許せない…」
シャルティエは、暗い感情に歪んだ声で、ぶつぶつと呟く。
呟くほど、悩むほど、胸の中のしこりは硬く、大きくなる。
そうと判っていながらも、シャルティエの頭はそこから離れない。
「…許せない…許せない…」
まるで呪詛のように、薄暗い部屋にシャルティエの呟きが響く。
その呟きは、酒に曇ったシャルティエの脳裏を染め上げ、次第に理性を失わせてゆく。
「…許せない…そうさ、許せなければ…奪えばいいんだ…」
シャルティエはゆらりと幽鬼のように立ち上がると、外に続く扉へと近づいていった。
◇ ◇ ◇
シャルティエは、壁にもたれ掛かるようにしながら、ラディスロウの通路を進んだ。
そして、アトワイトの部屋の前に着くと、扉の横の通話機に声を掛けた。
- 42 名前:サザム :03/01/17 10:47 ID:4uDB2kJG
- 「アトワイトさん。僕です、シャルティエです。…アトワイトさん?」
何度か呼び掛けるが、通話機からは何も返事が無い。
「もう、寝てしまったのか…」
勢いを削がれ、シャルティエはその場にずるずると座り込んだ。
(大体、こんな夜更けに、彼女が部屋に招き入れる訳もない、か…。
それとも、特殊鋼の扉を破って、彼女の寝込みを襲うか?…馬鹿馬鹿しい。全く、僕って奴は…)
シャルティエは、自嘲に顔を歪め、くっくっ、と暗い笑いを洩らした。
その時だった。
「…シャルティエ、あなた、こんな所で何をしているの?」
「えっ…?」
シャルティエが顔を上げると、そこにはアトワイトが立っていた。
アトワイトは、まるで頭から被ったようなアルコールの匂いに気付くと、少し眉をひそめた。
「シャルティエ、お酒は控えなさいと、前にも言ったでしょう?
それに、その腕。ぼろ布で巻いたまま、手当てもしていないようじゃない。
…さあ、とりあえず立って。わたしの部屋で手当てしてあげるから」
「あ…はい。…!?」
呆然としていたシャルティエは、近づいてきたアトワイトの身体から漂う香りに、体を強張らせた。
それは、真新しい湯上りの香りだった。
上級士官の部屋には風呂があるので、外の風呂を使う必要は無い。
そして、アトワイトの後方には、ディムロスの私室がある。
アトワイトの充実した笑顔と、少し乱れた髪から見ても、何があったかは明白だった。
(そうか…そういう事か…)
一時は下がった狂熱が、再び鎌首をもたげるのが判る。
しかし、それは決して表に出さず、シャルティエはアトワイトの肩を借り、彼女の部屋に入っていった。
◇ ◇ ◇
- 43 名前:サザム :03/01/17 10:48 ID:4uDB2kJG
- 「…はい、お終い。大して深い傷ではないから、一週間もすれば、普通に動かしても平気よ」
アトワイトは、余った包帯を巻き取りながら、シャルティエに微笑んだ。
しかし、治療中もずっと首を垂れていたシャルティエは、その声にも答える様子が無い。
その態度を、落ち込んでいる為と勘違いしたアトワイトは、慰める口調で語り掛けた。
「…気持ちは判るけど、あまり自分を責めない方が良いわ。
あなたの隊が大きな被害を受けたのは、たまたま敵が最初に襲い掛かったせいでしょう?
むしろ、あなたの隊が奮戦したお陰で、被害は最小限で済んだと、あの人も言っていたわ」
「あの人…ディムロス中将がですか?」
最後の言葉に、シャルティエはピクリと反応し、顔を上げる。
アトワイトは、その瞳の中に蠢くものには気付かず、さらに言葉を続けた。
「ええ、そうよ。『私が軽傷で済んだのも、シャルティエのお陰だ』ってね。
あなたは立派に戦ったのよ、もっと胸を張りなさい。
わたしからも、お礼を言いたいぐらいなんだから…え、シャルティエ、どうしたの?」
急に立ち上がったシャルティエに驚き、アトワイトはそう問いかける。
それに対し、シャルティエは能面のように無表情なまま、平坦な声で囁いた。
「…『あの人も言っていた』?…一体どこで聞いたんです?」
「え?…あ、あの人の…部屋だけど…?」
シャルティエの真意が分からず、戸惑った様子でアトワイトは答えた。
するとシャルティエは、表情を下卑た笑みに急変させ、揶揄するように言った。
「あの人の部屋?…あの人のベッドの中、の間違いではありませんか?」
「…っ!?あ、あなた何を…」
羞恥に頬を染めながら、アトワイトは尚も戸惑いを込めた問いを投げかけた。
棒立ちになったアトワイトに、シャルティエはじりじりと歩み寄る。
その異様な雰囲気に、アトワイトもずるずると後じさった。
「お礼をしたいと言いましたね…。
では、その体でお礼をして貰いましょうか!!」
「きゃあっ!?」
シャルティエは、いきなり声を荒げると、アトワイトに飛び掛かり、ベッドの上に押し倒した。
◇ ◇ ◇
- 44 名前:サザム :03/01/17 10:49 ID:4uDB2kJG
- 「ちょっと、あなた一体…んっ!?」
シャルティエは、状況が把握できないでいるアトワイトの唇を、強引に奪った。
「…っ!!」
ビシイッ!!
その所業に、アトワイトはカッと頭に血を昇らせ、シャルティエの頬を思い切り平手打ちにした。
そして、両肩を組み伏せられたまま、横を向いたシャルティエを怒鳴り上げる。
「莫迦な事はやめなさい!…警備の者を呼びますよ!」
しかし、シャルティエはゆっくりと正面に向き直ると、冷笑を浮かべながら答えた。
「…呼べばいいじゃないですか。その後で、どうなっても良いのならね…」
「…!!」
シャルティエの言葉に、アトワイトは大きく息を呑んだ。
確かに、警備兵を呼べば、この場は助けられ、シャルティエは捕まるだろう。
だが、問題はその後だ。
仮にも少佐の地位にいる者が、劣情から大佐に襲い掛かったとなれば、一般兵は大きく動揺するだろう。
ただでさえ、先の敗戦の為、兵達の士気は落ち込んでいるのだ。
そこにこんな醜聞が広まれば、地上軍全体が瓦解しかねない。
シャルティエの言葉は、明らかにその可能性を示唆していたのだ。
一瞬でそこまで思い至ったアトワイトは、蔑みと嫌悪で体をわななかせ、シャルティエを睨み付けた。
「あなたは…あなたという人は…っ!」
しかし、そんな怒りを込めた視線を、シャルティエは嬉しそうに受け止めた。
「ははは…。そうだ、それでもいい。
怒りに染まった眼でも、僕一人に向けられるのなら、それでいいんだ。
あなたの心に、体に、僕という存在を刻み込んでやる…!」
「シャルティエ、あなた…」
完全に正気を失ったシャルティエの言葉に、アトワイトの顔から血の気が引いた。
それは正に、嫉妬と欲望で狂った、歪んだ愛の発露であった。
◇ ◇ ◇
- 45 名前:サザム :03/01/17 10:51 ID:4uDB2kJG
- 「く…っ!はぁっ、アトワイトさん…」
「んっ、いやっ!…やっ、やめなさいっ!」
シャルティエは、アトワイトに顔を寄せ、再び唇を奪おうとした。
しかし、アトワイトは顔を左右に振り、シャルティエの口付けを拒む。
それに業を煮やしたシャルティエは、片手でアトワイトのおとがいを掴み、無理やりに唇を重ね合わせる。
そして、さらに舌を伸ばし、アトワイトの口腔を探った。
「むうっ…、んっ!」
ガリッ…!
「んっ…むんんっ!?」
侵入したシャルティエの舌に、怒りに任せて噛み付いたアトワイトは、驚愕のうめきを洩らした。
シャルティエは、鋭い痛みをものともせず、更に舌を動かしたのだ。
慄くアトワイトの口の中に、唾液混じりの金臭い血液の味が広がっていった。
「むっ…むうっ…ぱあっ! ふぅ、ふううぅ…」
しばらく口の中を犯したシャルティエは、ようやく口を離すと、さらに昂った様子で、荒い息をついた。
そして、アトワイトの胸元に掴みかかると、上着を引き裂こうと、両腕に渾身の力を込める。
「やっ…やめなっ…さいっ…こんなっ…」
アトワイトは、シャルティエの手首に爪を立て、必死に押さえ込もうとするが、尋常でない怪力にそれも果たせない。
「ぐうっ…ぐぐぐっ…があっ!!」
「きゃあぁっ!」
シャルティエの、戒めを破る獣の様な叫びと共に、アトワイトの上着は音高く破り去られた。
- 46 名前:サザム :03/01/17 10:53 ID:4uDB2kJG
- アトワイトの両の乳房は、無理やり解放された衝撃で、激しく揺れ動く。
その動きに獣欲を刺激され、シャルティエは片方の乳房を荒々しく掴むと、そこにむしゃぶりついた。
「むおっ…むっ…ふむっ…ぴちゅ…」
「やあっ!はっ、放しなさい、シャルティエっ!」
アトワイトは、両手で彼の髪の毛を掴み、強引に引き剥がそうとする。
しかしシャルティエは、掴まれた髪が音を立てて抜けるのも構わず、その手を煩げに振り払う。
さらに両手で胸を揉みしだき、先端を代わるがわる嘗め回し、膨らみに強く歯を立てた。
ぢゅっ…じゅるじゅるっ…きちっ!
「痛っ、止めっ!…くうっ…嫌だって…言ってるのにっ…!」
「んぷっ…そんな事言って…乳首が立って来ましたよ…。
本当は、感じているんでしょう…?」
「くっ…だっ、誰がっ…!」
シャルティエの下から逃れようと暴れながら、アトワイトは否定の声を上げた。
実際、アトワイトは一片たりとも快感を得てはいなかった。
乳首が隆起していくのも、単に体が刺激に反応しているだけで、決して快楽には繋がらない。
しかしシャルティエは、体の反応を引き出しただけで、彼女の全てを支配した気になっていた。
「そんなに強がらないでいいんですよ…。
それとも、こっちを愛してあげたら、素直になるのかな…?」
ずっ、ぐぬぬっ…。
「いっ、痛っ!」
シャルティエは、片手を素早く下着の中に潜り込ませ、まだ濡れてもいない秘所に指を突き入れる。
力任せの侵入に、アトワイトは苦痛の叫びを上げた。
しかし、シャルティエはアトワイトの悲鳴も気に掛けず、そのまま指を蠢かせる。
アトワイトは、腿でシャルティエの手を思い切り締め付けるが、痛みに手を緩める気配すら無い。
それは、先程の言葉に反し、アトワイトの快楽を呼び覚ます愛撫などではない。
自分が柔肉の感触を楽しむためだけの、ただの陵辱であった。
◇ ◇ ◇
- 47 名前:サザム :03/01/17 10:55 ID:4uDB2kJG
- ずっ…ずちゅ…。
暫く指を動かしていると、やがてアトワイトの秘洞から蜜が染み出し、湿った音が響き出した。
ぬめるような感触に、シャルティエは勝ち誇った笑みを洩らして言った。
「ほら、ここはこんなに正直だ…。
涎を垂らして、僕の指をこんなに締め付けてくる…」
「…っ、…っく…つぅ…」
アトワイトは、無理に掻き回された痛みと衝撃に、声も出ない。
濡れてきたのも、敏感な粘膜を守るための、身体の自動防衛機能に過ぎないのだ。
しかし、情欲に支配されたシャルティエには、そんな事も判らない。
今度は、アトワイトの膝頭を両手で掴み、強引に脚を開かせようとした。
「…くっ…本当に、もう止めないと、本気で怒るわよっ!」
アトワイトはそう怒鳴ると、これ以上はさせまいと、両腿に渾身の力を込めて閉じ、自分の爪先を絡み合わせた。
だが、シャルティエは足首を握り締めると、隙間に肩をねじ込み、裂くようにして脚を開かせる。
そして、尚も暴れるアトワイトに、癇癪を起こした子供のようなわめき声を発した。
「くそっ!何でそんなに僕を拒むんだ!
どうせ、あの男の前では、自分から股を広げるんだろう!?」
「!!…シャルティエ、あなたっ…最低よっ!?」
自分ばかりか、愛するディムロスの事まで辱められ、アトワイトの口から深い蔑みの声が漏れた。
◇ ◇ ◇
力ずくで晒されたアトワイトの花弁は、乱暴な刺激の為、赤く腫れ上がっていた。
普通の男なら、血が滲むようなその痛々しさに目を背ける所だ。
だが、シャルティエの中の獣は、その程度では止まらない。
それどころか、花弁の奥から僅かに香る、栗の花に似た匂いに、屈辱感混じりの興奮が沸き起こった。
- 48 名前:サザム :03/01/17 10:58 ID:4uDB2kJG
- 「おや…?アトワイトさんのここから、精液の匂いがしますね。
やっぱり先程も、あの男に、たっぷり注ぎ込んでもらって来たんですね…」
「やっ…!お願い、そんな事言わないで…」
シャルティエの頭を両手で押しやりながら、アトワイトは羞恥に震える声で呟く。
淫靡な囁きに、大佐としての威厳も剥ぎ取られ、そこにいるのは、陵辱に脅えるただの女だった。
「そんなにヒクヒクとここを震わせて…。
さては、あの男のモノでは満足出来なかったんですね…。
いいですよ、僕があなたを満足させてあげましょう…」
シャルティエは、ズボンのジッパーを引き下ろすと、猛り立った怒張を引き出した。
「さあ、これが欲しいんでしょう…?」
「いっ、嫌っ、駄目ぇ…」
最後の一線を越えようとするシャルティエから、アトワイトは後ずさって逃げようとする。
しかし、ここまできてシャルティエが逃がす筈もない。
アトワイトの腰を掴んで強引に引き戻すと、秘洞の入り口に亀頭を宛がう。
そして、体重を掛けて、一気に根元まで押し込んだ。
ずずずっ…!
「ひっ、あぁぁぁっ!」
悲痛な叫びと共に、アトワイトは自分の中で、何か大事なものが瓦解する音を聞いた気がした。
一方シャルティエは、前々からの望みを遂げた事で、歪んだ喜びに浸っていた。
「これで、あなたは僕のものだ、アトワイト…」
「ううっ…いやぁ…。ディムロスぅ…」
「!!…このっ!」
バシィッ!
思わずアトワイトが愛する男の名を呟いた途端、シャルティエは怒気を漲らせ、彼女の頬を張り飛ばす。
激しい勢いで横を向いたアトワイトの頬は、みるみるうちに赤く腫れ上がっていった。
- 49 名前:サザム :03/01/17 10:59 ID:4uDB2kJG
- 「ふざけるなっ!お前は僕のものだと言ったはずだっ!
僕の前で、あの男の名前を呼ぶなっ!
今、お前が呼ぶのは僕の名だっ!お前が見るのは僕の顔だっ!」
「…っ!」
しかし、激昂して叫ぶシャルティエの顔を冷たい目で一瞥すると、アトワイトは横を向き、そのまま目を閉じた。
それは、言葉にするよりも明らかな、完全な拒絶だった。
その拒絶に、シャルティエの僅かに残っていた正気は、音を立てて崩れた。
「うっ、うおおおおっ!」
叫びながら、シャルティエは激情の全てを叩き込むように、激しく腰を振った。
そうしながら、両手と舌と唇で、アトワイトの身体中を這い回る。
部屋の中には、ずちゃずちゃと陰部の擦れ合う音と、ぺちゃぺちゃと肌を嘗め回すシャルティエの舌の音が響く。
しかし、いつまで経っても、アトワイトは目を開こうとはしなかった。
◇ ◇ ◇
「…くそっ!なら、こうしてやるっ!」
「…っく!?」
そう怒鳴ると、シャルティエはアトワイトの腰を持ち上げ、後転の途中のような体勢を取らせた。
両腿を胴体に押し付けた格好で逆さにされ、アトワイトの顔の上に二人の結合部が位置するようになる。
身体を強引に折り曲げられ、アトワイトの口から苦しげな息が漏れた。
「さあ、顔を上げて見てみろよ…。
お前のアソコが、僕のモノを美味しそうに咥えている所が、丸見えだぞ…。
ほらっ、見ろって言ってるだろっ!?」
グポッ、ゴプッ、ブチュッ!
「…っ、くっ…、んんっ…」
辱めの言葉を紡ぎながら、シャルティエはわざと大きな水音がするように、腰をくねらせた。
しかし、こぼれた雫が顔に降り注いでも、アトワイトは唇を強く噛み締め、顔を逸らし続ける。
逆手でシーツを握り締め、現実を拒絶するかのように、さらにきつく眉根を寄せた。
- 50 名前:サザム :03/01/17 11:02 ID:4uDB2kJG
- 「ははっ、何だ、声も出せないほど気持ち良いのかい?
こうか?これが良いのかっ!?」
ズチュ、パン!ニュグッ、スパン!
「ぐっ!…くうっ…!」
アトワイトの態度を、快楽に耐えていると勘違いしたシャルティエは、上機嫌で腰を打ち下ろす。
出入りする陰茎が立てる水音と共に、陰嚢がアトワイトの尻を打つ、濡れ布巾を叩くような音がこだまする。
次第にアトワイトの心は身体を離れ、脱力した肉体だけがシャルティエの欲望を受け止めていった。
「くっ…そうだ、そうやって、僕を、受け入れれば、いいんだ…。
はあっ…そろそろ、中に出してやる…お前の身体に、僕の証を刻み込むんだ…」
「…っえ!?」
シャルティエの言葉に、アトワイトは一瞬で我に返った。
そして、自分の中で、ビクビクと放出の予兆に震える男根の感触に、ゾッと総毛立つ。
「いっ、嫌っ!やめて、それは、それだけはっ、駄目っ…!」
深刻な嫌悪感に突き動かされ、アトワイトはじたじたと暴れ出す。
しかし、無理な体勢を取らされている為、シャルティエを跳ね除けるほどの動きは出来ない。
そして、アトワイトの言葉は、シャルティエの耳には届いても、欲望に狂った頭までは届かなかった。
「さあ、もうすぐ、出してやる…くっ、おおおおっ…」
「やっ、駄目っ、お願いっ…外にぃっ…」
悲痛なアトワイトの懇願をよそに、シャルティエは怒張を根元近くまで埋め込み、そこで小刻みに腰を振る。
「イクぞ…イクぞっ…くううっ、くはあっ!!」
ドキュッ!ズピュ、ドピュッ!
「やっ、嫌あぁあぁぁぁっ!!」
最奥に注ぎ込まれる感触の余りのおぞましさに、アトワイトは絶望の叫びを上げた。
◇ ◇ ◇
- 51 名前:名無しさん@ピンキー :03/01/17 11:03 ID:1ggM+mnZ
- サザム閣下!!!!キタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!!!!!!!!!
- 52 名前:サザム :03/01/17 11:03 ID:4uDB2kJG
- 絶頂に身体を震わせていたシャルティエは、しばらくすると、寝ぼけたような声を出した。
「あ…僕は…何を…?」
快楽の余韻が冷めていくと共に、シャルティエの頭に、ゆっくりと理性が戻ってくる。
「…!!」
正気に戻った目で見たアトワイトの姿は、酷いものだった。
その顔は、涙と汗と愛液で汚れ、振り乱された髪がその半ばを隠している。
白い肌には至る所に赤い指の跡が残り、強く噛んだ歯型には、うっすらと血が滲んでいる。
大きく曝け出された陰部からは、愛液混じりの白濁が、つうっと糸を引いて零れ落ちる。
その全てが、欲望に狂った自分の行為の証だった。
シャルティエは彼女から顔を逸らすと、すっかり縮み上がった己のモノを、そそくさと仕舞い込む。
そして、ベッドサイドに足を下ろすと、その場で頭を抱え込んだ。
「違う…。僕は、こんな事がしたかった訳では…こんな筈じゃ、無かったんだ…」
シャルティエは、頭を掻き毟りながら、自己弁護と自己欺瞞で罪悪感を消し去ろうとする。
しかし、いくら誤魔化そうとしても、罪の意識は消せはしない。
徐々に広がる恐怖に脅え、シャルティエはふらふらと立ち上がると、部屋から逃げ出そうとした。
「…待ちなさい、ピエール・ド・シャルティエ少佐」
「!!!」
その時突然に響いた、冷静な制止の声を聞き、シャルティエの足は凍りついた。
激しく震えながら、声のした方をぎこちない動きで振り返る。
そこにいたのは、はだけた胸すら隠さずに、しっかりと上体を起こした、アトワイトの姿であった。
「シャルティエ少佐。貴官の取った行動は、将官として、そして人間として、唾棄すべき醜態です。
本来ならば、軍事裁判に掛け、厳しい処分を受けて当然の行為です」
「あっ…あぁぁ…」
書類を読み上げるような、感情の全く篭らない、平坦な声。
しかしその声はシャルティエに、激しく怒鳴られるよりも、何倍も激しい衝撃を与えた。
- 53 名前:サザム :03/01/17 11:05 ID:4uDB2kJG
- 「しかし、この様な事の為に、地上軍を瓦解させるような真似は、私には出来ません。
そこで貴官には、わたしから、二つの罰を与えます」
「いっ…いやだ、やめてくれ…」
シャルティエは、凍えるような冷たい視線に耐え切れず、ガクガクと膝を震わせる。
だが、冷厳な雪の女王のように、アトワイトは軽く息を吸うと、罪人に判決を告げた。
「わたしは、今夜の事を、忘れます」
「そして、あなたには、自分の罪を忘れる事を、許しません」
その言葉に、シャルティエの身体は、永久凍土の中に閉じ込められたように、芯まで凍りついた。
氷結したシャルティエの脳裏に、尚も続くアトワイトの言葉が刻み込まれる。
「わたしは今後も、今夜の事など無かったかのように振舞います。
明日になれば、あなたにも以前の通りに話しかけ、笑いかけることさえするでしょう。
けれど、あなたには、忘却という救いは許しません。
あなたは、わたしの声を聞く度に、わたしの顔を見る度に、今夜の事を思い出すのです。
これが、あなたの罪の代償であり、…あなたに心を許していた、かつてのわたしからの復讐です」
「うっ、うああああああああっ!!!」
もう限界だった。
シャルティエは絶叫を上げながら、アトワイトの部屋を飛び出し、自分の部屋へと駆け込んだ。
「おおっ、おおおおおおおおぉぉっ!!」
そして、ベッドに頭から潜り込むと、どうしようも無い激情に、いっそ狂ってしまえと言わんばかりに泣き叫んだ。
シャルティエは、一時の下らない欲望の為に、二度と手に入らない、貴重な宝を失ったのだ。
あたかも、欲に駆られて、金の卵を産む鶏を殺してしまった、愚かな農夫の童話のように…。
◇ ◇ ◇
- 54 名前:サザム :03/01/17 11:07 ID:4uDB2kJG
- 結局、言葉通りに、アトワイトはこの夜の出来事を、他の誰にも悟らせなかった。
だが、アトワイトに言われるまでも無く、シャルティエの心には、決して癒えない傷が刻まれていた。
アトワイトの姿を見かけただけで、胸の奥に、耐え難いほどの痛みが走る。
そして、以前とは一つだけ変わったことがあった。
アトワイトがシャルティエを見る目からは、暖かい労わりと信頼の光が消えたのだ。
代わりに、無機物を見るような冷たい色が視線に加わり、それを見る度に、自分の罪の深さを思い知った。
シャルティエの反応は、周囲の者に不審に思われたが、本当の事を誰かに話せるはずも無い。
どうにか、表面上だけでも平静を装えるようになったのは、それから数ヶ月も後のことだった。
しかし、上っ面を繕うだけでは、傷は深まるばかりである。
そしてその傷は、ソーディアンに転写された人格にも、否応無く受け継がれていた。
一夜の裏切りの代償は、実に一千年を超える、魂の牢獄での責め苦だった…。
◇ ◇ ◇
- 55 名前:サザム :03/01/17 11:09 ID:4uDB2kJG
- (シャル…シャル…)
<…坊ちゃん?>
完全に事切れているはずの、リオンの思念を感じ取り、シャルティエは回想から現実へと思考を切り替えた。
ここは、ダイクロフトの中心部。
シャルティエは、リオンの死体と共にミクトランに操られ、かつての仲間達との戦いに敗れた所だった。
すでに仲間達は、それぞれのマスターの手の中で、ミクトランとの最後の戦いを繰り広げている。
こちらの小さな思念を感じ取る者は、誰もいないようだった。
<坊ちゃん、どうしたんです?>
(済まなかったな…こんな僕の為に、仲間を裏切るような真似をさせて…)
<…いいんですよ、坊ちゃん。そんな事は、気にしないで…>
なぜなら自分は、もっと最悪な裏切り者なのだから。
戦友の信頼を人知れず裏切り、愛した人の真心さえも踏み躙った、卑劣で臆病な裏切り者なのだから。
そう心の奥で呟くと同時に、辺りの景色がすうっと暗くなり、センサーからは一人と一本以外の反応が全て消え去る。
そして暫くすると、光り輝く女性の姿が、ゆっくりと近づいて来た。
<あれは、天の使いですかね…?それとも、地獄への使者かな…?>
(どちらでも良いさ…シャル、お前と一緒ならな…)
<坊ちゃん…>
誰よりも深く心を交し合った、孤独な少年の囁きに、臆病な剣の魂は深い感動を覚えた。
<でも、出来れば皆と、最後の責任を果たしたかったな…>
リオンに聞こえないよう、こっそりと呟くシャルティエの音響センサーに、高貴な響きを持った女性の声が届く。
「わたしの名は、エルレイン…」
シャルティエの最後の願いが叶えられるのは、もうしばらく先のことだった。
〜TO BE CONTINUED T.O.D.2〜
- 56 名前:サザム :03/01/17 11:23 ID:4uDB2kJG
- 流花さん、こんなんで良かったですか?
過去編あたりのデータを上書きしたので、口調がチェック出来ませんでした。
キャラ崩れしてたらごめんなさい…。
ファンタジア、まだすずちゃんが出てこない。
取説のキャラ紹介だけで、ド真ん中直球160km/hなのに…。
チェスター×すずのネタも考えてるのに…。
以下あらすじ。
すずの着替えを見てしまったチェスター。
幼い肢体に、妹と肌を重ねていた頃を思い出し、心を乱す。
責任を感じたすずは、チェスターに告げる。
「それで慰められるのなら…私を、抱いてください」
こんなん書きたいのですが、どーでしょー?
- 57 名前:名無しさん@ピンキー :03/01/17 11:27 ID:1ggM+mnZ
- >>56
激しくキヴォンヌ!!!!!!(゚∀゚)期待してまつサザムタン!!!!!
- 58 名前:名無しさん@ピンキー :03/01/17 12:17 ID:4A5Ui/Gq
- >>56
(´д`)ハァハァ
是非おながいします。
- 59 名前:流花 :03/01/17 12:58 ID:6Le6X17v
- >>サザムさん
うわわっ
シャルアト本当にウプしてくれたんでつね(つД`*)
キャラ崩れは全然大丈夫でしたYO!!
むしろ強引気味なシャルたん萌え。
そしてディムにも中出氏されてるアトワイトたんヽ(゜∀゜)ノマンセー
あんなマイナーカプなのに
ありがとうございますた。
アナタスゴスギ…
今心からメール欄(w
- 60 名前:名無しさん@ピンキー :03/01/17 15:34 ID:cie+Tf+M
- 双子をも凌ぐマイナーなところで竜自身は子供のダークなオモチャ遊びのノリ、
しかし実際は精神干渉&尻尾にエロエロされるペタ胸、とか。
自給自足にチャレンジしたほうがまだ早そうだなぁ・・・
- 61 名前:名無しさん@ピンキー :03/01/17 17:16 ID:xNV+M15n
- http://comic.2ch.net/test/read.cgi/comicnews/1014997206/l50
聞こえるか、2ちゃんの厨房ども………!
オレはあるところからお前達に話しかけている。
分かっているだろうが、お前達のほとんどはネオ麦茶に殺された。
…だが、ある不思議な力で生き返らせてもらったんだ。
板やスレッドなどもすっかり元に戻ったはずだ。
…だがこいつは決して夢なんかじゃないぞ!
今あるところでお前達に代わって、ネオ麦茶と闘っている戦士がいる!!
だが、正直言って情勢はかなり悪いといえる!
ネオ麦茶の強さはあのひろゆきをもはるかに上まわるんだ…!
そこでお前達の力を借りたい…!!
レスをPCに向かって書き込め!!
お前達のレスを集めてネオ麦茶を倒すんだ!!
かなり疲れるが心配するな!おもいきりオナーニした後と同じようなもんだ!
さあやれ!レスを書き込め!!
- 62 名前:名無しさん@ピンキー :03/01/17 17:44 ID:1F4rw6+E
- >>61
ナンカエラーダッテ
- 63 名前:名無しさん@ピンキー :03/01/17 22:04 ID:4u6ZKQcx
- サザムさん、流石です!!
なんかもう(*´Д`)ハァハァハァハァハァハァ…
ご期待に沿えるかどうかわかりませんが、エルレイン×バルバトス逝きます。
ただし、調教のお題は一応クリアしてるものの余りハードじゃないです。
なにとぞご容赦を。
- 64 名前:名無しさん@ピンキー :03/01/17 22:04 ID:4u6ZKQcx
- どことも知れぬ場所のどことも知れぬ空間。
そこに、いつからか一人の女と一人の男がいた。
その空間に、鈍い音が響く。
ついで低い呻き声と、微かに漂う鉄の香。
「…どうしたの?」
まるで動揺ということを知らないような、冷静な女の声が響いた。
「私に何か言う事はないの?バルバトス」
「エ…エルレイン…俺が悪いんじゃない、奴らが…」
女の声に応じるように男の…バルバトスの低い声。
エルレインはソファに深く腰掛け、バルバトスは手を厚い皮手錠で戒められて床に蹲っている。
歩けないのではと思う程に細いヒールの靴はそのまま床に蹲るバルバトスの裸の背に乗せられている。
そのバルバトスの言葉を聞いた瞬間エルレインは細い眉を逆立て
「何ですって?」
と低い声で言うと右足とそれを覆う靴を大きく動かした。
その踵がまるで地面を擦るかのように動くと、一瞬でバルバトスの背に淡紅に彩られた線が浮かび上がる。
低い呻き声があがり、次の瞬間には背の淡紅が真紅に代わり鉄の香がまた漂う。
「『自分が悪いんじゃない』ですって?人に謝る時なんて言うかママに教えてもらった事はないの?」
嘲るように言いながら今度は膝下を軽くひねる。
傷口を踏みにじられたバルバトスはぐうっと唸り、こめかみから汗をぽたりとたらした。
しかし、その表情は…僅かに開いた唇の端は釣りあがり、瞳はねっとりと潤み、全身から歓喜を滲み出させている。
苦痛以上に悦楽を、それも至上のものを感じているのだ。
その表情を彼の前髪の間から認めたエルレインは口の端を歪め美しい顔に怒気をはらませると右足を振り下ろした。
- 65 名前:名無しさん@ピンキー :03/01/17 22:04 ID:4u6ZKQcx
- 「何を喜んでいるのッ?!」
またごつっという鈍い音。
「…せっかく私が人知れずのたれ死んでいた貴方をこの世に蘇らせてあげたのに、命令一つ守れず、ましてや怒られて悦んでいるなんて…なんて恥ずかしい男(ひと)。天地戦争以前『戦神』『凶戦士』と呼ばれ畏れ敬られていたとはとても思えないわ。」
氷のように冷たい罵倒を更に浴びせながら幾度もヒールの踵で男の背を蹴りつけ、踏みにじるエルレイン。
表皮が引き裂かれ、鮮血が幾重にも滲み鮮やかな文様を描く。
痛みと、それを上回る快楽に顔をゆがめながらバルバトスはそっと上方を仰ぎ見た。
エルレインは背の高い帽子はそのままに、首から下は純白の下着と、同じ色の靴だけを身にまとっている。
豪奢なレースのついたそれらは彼女の豊満な体をわずかに包み、白く輝いている。
さらに彼女は足を彼の背に乗せているため、白い布に包まれた陰部がはっきりと男の目に映った。
そこは薔薇色に上気していく白い肌と反比例するかのように暗く湿りを帯びているのが見て取れ、バルバトスの劣情をなおも燃え立たせた。
そして、彼女が背を預けている純白の柔らかいソファも肌や下着と同じように白く輝き、さながら後光をまとう女神のような佇まいを見せていた。
「ああ…エルレイン…様…申し訳ありませんでした。」
バルバトスはそのエルレインの姿に恍惚としながら呻き、額を床に擦りつけた。
既に脳内は苦痛と恥辱による快楽に芯まで蕩け、口調までもが変わり果てている。
「そう…本当に悪いと思ってるの?」
蔑むように微笑んだエルレインは更に煽るように彼の背にのせ踏みにじっていた右足を高く上げ、自らの陰部をバルバトスに誇示しながら聞く。
外では聖女と呼ばれている女が自らだけに見せている痴態に男は興奮のあまり口の端から唾液の糸を垂らしながら応じた。
「はい…次は…次こそは…必ず…」
「そう…約束ね?」
「はい…ですから…どうか…」
エルレインは、バルバトスが何を求めているかはわかっていた。たやすく応じては行為の意味がないことも。
だから、エルレインは無言で左足を差し出し、舐めろ、と促す。
女の思惑を察する余裕すらなく、だらしない喜色を顔に浮かべ恥辱の極みとも言える行為のために嬉々として手を差し伸べる男。
- 66 名前:名無しさん@ピンキー :03/01/17 22:05 ID:4u6ZKQcx
- その手が靴に触れる寸前、エルレインは
「違うでしょう?私は触れろとは言っていないわ。」
と制止した。
「口だけで靴を脱がせなさい。勿論痛くしてはだめよ。…それももう限界でしょう?」
言いながらエルレインはバルバトスの足の間を顎で指す。
顎と視線の先にある赤子の腕ほどもあるバルバトスの剛直は根元を太い革ベルトできつく締め上げられている。
それでもなお、度重なる快楽と興奮でそれはぴくぴくと脈打ち、先端からは透明な液をこれでもかというほど滴らせ、獣という形容に似つかわしい様を誇示していた。
バルバトスは自らのものをちらと見ると軽く眉をひそめたものの、すぐに表情を変え唇と舌と歯を器用に使いエルレインの靴を脱がせた。
そしてむき出しになった素足をおし戴く様に舐めあげる。
指の間に舌先を差込んで這わせ、桜貝のような爪をしゃぶり、踝を唇でなぞるとエルレインの紅を引いた口からため息が漏れた。
「…んっ、ふう…っ……はぁっ」
淫らなその声になおもそそられたバルバトスは執拗に足を弄る。
時々強く吸い上げ、舌先で転がし、触れるか触れないか程の軽さで突付き、唾液をたっぷり絡ませた舌でゆっくりと舐めあげる。
やがてバルバトスの奉仕にこらえきれなくなったエルレインが足を大きく開き、言った。
「ああ…いい子ね。ここも欲しい?」
白い布地は既に重く湿り、秘唇の姿をもはっきり透かし更に太腿まで濡らしはじめている。
白皙の声も知性を讃えた瞳も同様に淫蕩そのものの色を帯び、聖と俗が入り混じったその姿は眩暈を起こしそうなほど美しい。
「ああ…っ!!」
感極まった声を上げるバルバトスは、戦いの中では決して見せない哀れな声と表情でエルレインに懇願する。
「どうか、どうかそれを下さい…」
そして更に舌と唇で彼女の足を攻めたててねだる。
「あはあっ…んっ…いいわ。さあ、お舐め」
足への奉仕に耐え切れなくなったエルレインが下着を止めている紐を軽くつまみ、バルバトスに誇示した。
バルバトスはこれも器用に唇と歯で紐を解くと下着を身体からはずし、今度こそ露わになった深い薔薇色の花弁に近づく。
- 67 名前:名無しさん@ピンキー :03/01/17 22:05 ID:4u6ZKQcx
- 耐える間もなく溢れソファーを濡らしていく愛液と、そこから放たれる年頃の女特有の濃厚な香。
そして何より、処女のそれと見まがうほど小さく可憐なのに更なる快感を求めて激しくそそり立つ花芯。
バルバトスはその様を見ただけで射精しそうだったが、根元を革ベルトで縛られているため動きもままならない。
度を越えた排出欲と猛り狂う剛直に食い込んだ革ベルトの痛みに耐える事にさえ快感を感じながら舌を花弁に埋める。
「あっ…あはあっ!!」
刹那、エルレインが激しく身体を震わせた。
バルバトスは花芯を転がし、舐り、また秘唇を吸い上げ、さらに秘孔へ舌を忍び込ませ、更には菊座までおも舌を伸ばす。
まるで軟体動物のように蠢く舌の動きは徐々に激しさを増し、唾液と愛液が混じったちゅくちゅくという卑猥な音と共にエルレインをも高みに導く。
「あふっ…すごくいいわ…んんっ……上手よ…」
淫蕩な笑みを浮かべてエルレインが喘いだ。
言葉の合間合間に吐息と喘ぎ声、そして花弁からもれる水音が混じる。
「おいで…ソレをとってあげる」
頃合を見計らってエルレインはバルバトスの剛直を締め上げている革ベルトを足で示した。
「しかし…俺はもう…っ」
今はずされたらすぐに出してしまうほど限界だ、そう告げるバルバトスにエルレインは
「私をちゃんと舌だけでイかせてからなら好きなだけ出していいわ。でも私に挿れることは許さない。自分で何とかするのよ。…さあ、立ち上がって。外してあげる。」
妖しく、しかし冷たく言い放つ。
バルバトスは美しい口と声から漏れる淫らな言葉に恍惚としながら立ち上がった。
ソファから背を離したエルレインの眼前に、自身が揺れるほどに強く脈打ち透明な液が茎をも濡らして妖しい輝きを放つモノが突き出される。
「フフ…すっかりこんなになってしまって…本当は欲しいんでしょう?でもまだよ…」
誘うように言いながら片手でベルトをはずすエルレイン。
ついでとばかりに茎の裏側を軽く指先でなぞるとバルバトスは目を剥き
「うおっ!!」
と叫んでまた蹲った。
- 68 名前:名無しさん@ピンキー :03/01/17 22:05 ID:4u6ZKQcx
- すでに限界まで達してしまっている彼には、ほんの些細な刺激さえも激しい快楽へと繋がる。
しかし先に射精してしまう事は禁止されてしまった為、耐えなければならない。
そんな苦悶の表情を再びソファに深く腰掛けてゆっくり見つめたエルレインは
「さあ…貴方も早くイきたいのでしょう?」
双脚を男の肩にかけ柔らかい太腿で彼の顔を挟みながらそう言い、促した。
さらに細く長い指先を花弁に添え眼前で淫らにかき回して喘いで見せる。
「ん…ふうっ…ほら、早く…」
歓喜の表情を浮かべ剛直を手錠がついたままの手で強く握り締めながら、聖女の淫らな花弁に涎と愛液にまみれた舌を忍ばせるバルバトス。
理性を全て失いすっかり性の奴隷と化したかつての英雄の姿に、満足げな微笑を浮かべつつ喘ぐエルレイン。
そして辺りを漂う淫蕩な香は更に濃度をまし、二人を包むのだった…。
- 69 名前:名無しさん@ピンキー :03/01/17 22:05 ID:4u6ZKQcx
- 以上です。
フィニッシュは皆様のご想像にお任せすると言う事で…
では失礼いたしました!
- 70 名前:たつやん :03/01/18 01:42 ID:P9EFsKAh
- 冗談で書いた事が現実に(マテ)
>>6さんもしくは>>64さん
貴方は神ですだ
サザムさんもごちですた
- 71 名前:31 :03/01/18 13:09 ID:Etiu7yzE
- >32
かなり萎えまつ…ハァ(;´Д`)
>35
それもそれでキモぃなw
サザムたん、素敵なおかずぁろがとう…
小説だけど、ガイシュツかな?
ミント
http://www003.upp.so-net.ne.jp/ai-boku/novels/novels-xxx18/higeki.htm
アーチェ
http://www003.upp.so-net.ne.jp/ai-boku/novels/novels-xxx18/heimdarl.htm
ウッチェル…?(汗
http://www003.upp.so-net.ne.jp/ai-boku/novels/novels-xxx18/butter.htm
- 72 名前:31 :03/01/18 13:10 ID:Etiu7yzE
- ちなみに画像で萎えると思ぅので画像ゎけしとぃたほうが…w
- 73 名前:31 :03/01/18 13:15 ID:Etiu7yzE
- 何度もごめんあさぃ…直リンしてしまいますた(汗
- 74 名前:名無しさん@ピンキー :03/01/18 13:26 ID:5U5CmpGZ
- >>71氏
(*´д`*)
もっとキボソ…
- 75 名前:名無しさん@ピンキー :03/01/18 14:53 ID:zo2JlVKW
- 誰もアーチェXチェスター書いてくへれんから自給自足やったろかなぁ…。
- 76 名前:22 :03/01/18 17:23 ID:5uqJ2RKo
- いっちゃなんだけどホントに画像は萎えるね。
- 77 名前:名無しさん@ピンキー :03/01/18 20:48 ID:9HsP+2w/
- スマソ…
シャルアトちと苦手でつ。
サザムタソの腕はスバラスィけどシャルがアレじゃあ…(ノД`)・゚・。
- 78 名前:名無しさん@ピンキー :03/01/18 21:18 ID:VnbhNc9a
- >>77
誰にも苦手なカップリングはある訳で…
そういう時は黙っとくのが吉ですよ
- 79 名前:名無しさん@ピンキー :03/01/18 22:01 ID:r855zwTD
- あげます
- 80 名前:名無しさん@ピンキー :03/01/18 23:26 ID:t0+y+H5B
- ファラ B83/W58/H84 意外と小さいな胸
- 81 名前:名無しさん@ピンキー :03/01/19 03:07 ID:m3/oZb3H
- >サザムさん
シャルアト素晴らしかたでつ。いいSSだな〜
世界観が出来てて読み手としてこういう作品に出会えて嬉しいでつ。
チェス×すずも楽しみですYo!
>63タン
ぬお!穴子逆レイープ フィニッシュまで禿しくキボンヌ(;*´Д`*)。。。モ、モット、、
- 82 名前:名無しさん@ピンキー :03/01/19 04:10 ID:R3Nb3Rew
- サザムサマ=神=63
- 83 名前:名無しさん@ピンキー :03/01/19 05:09 ID:nDA6Ep79
- ファラたんのお胸はこれから時間を掛けてジックリと大きくします。
- 84 名前:たつやん :03/01/19 11:14 ID:ijyHFMw8
- >>83
とりあえずリッドの家の近くにある牛舎(?)にぶちこんで、毎日搾乳でもしますか?
ほら……揉んだりすれば大きくなるって言うし(揉む?)
- 85 名前:名無しさん@ピンキー :03/01/19 15:54 ID:DcWb2lSL
- http://www003.upp.so-net.ne.jp/ai-boku/novels/novels-xxx18/
- 86 名前:あぼーん :あぼーん
- あぼーん
- 87 名前:あぼーん :あぼーん
- あぼーん
- 88 名前:あぼーん :あぼーん
- あぼーん
- 89 名前:名無しさん@ピンキー :03/01/19 23:20 ID:Yd/3aIDC
- キャラの公式スリーサイズって有るんスか?
すずのプロフィールに「つるぺた」と記載してあるなど・・・、
開発班に堀井みたいのがいる?
- 90 名前:名無しさん@ピンキー :03/01/20 00:18 ID:zC6cCn9W
- >>89 エターニアにはあります。他は知りませんが。
- 91 名前:名無しさん@ピンキー :03/01/20 00:50 ID:ky+cxSVA
- >89
デスティニーのなんだったかの本に書いてあった。
男性キャラスリーサイズも書いてあったし。
- 92 名前:91 :03/01/20 00:54 ID:ky+cxSVA
- 「男性キャラ」とスリーサイズの間に「の」が入るはずだった。
あ、91の話ね。
- 93 名前:前スレ284 :03/01/20 02:04 ID:OfhxXwh1
- >>89
Pキャラの3サイズは『企業秘密』というのを聞いたことがある。
どこで見たんだったか・・・?
で、ついでにエポック版トレカにある体型について。
クレス・・・細身だが筋肉はついている
ミント・・・ほっそりだが、胸はある
クラース・・・筋肉はとくに目立つ付き方はしていない
アーチェ・・・お子様体型で胸はほとんどない。エルフの特徴でもある
チェスター・・・細身だが、筋肉質
すず・・・つるぺた
アーチェ望み薄ですか(つД`)カワイソウ…
すずたんはまたストレートなコメントで(藁
- 94 名前:サザム :03/01/20 09:57 ID:AoyC/D9h
- >>63〜69
調教、というか既に「女王様とイヌ」になっているエル×穴子…イイ!!
グッジョブですた。ハァハァ。
ちなみに前スレに、丼兵衛さんのスタルー後編がUP中。
落ちる前に行くのだ、みんな!
- 95 名前:名無しさん@ピンキー :03/01/20 11:27 ID:X/r7apY0
- 63です。
お邪魔させていただきます。
実は自分で書いときながらすっかり毒されてしまい、
現在プレイ中の2周目で穴子を見た瞬間
「奴隷が何かでかいこと言ってるよー!!」(禿藁)
エルレイン登場シーンでは
「女王様キタ Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒(。A。)!!!」(悦)
とか叫んでおりますた。
だめじゃん。
丼兵衛さんスタルー乙でした!!
ルーティの小悪魔ぶりにハァハァ(*´Д`)ハァハァ
- 96 名前:丼兵衛 :03/01/20 21:06 ID:FtnQn/ai
- 皆様、こんばんわ。
只今エミリオ第2話を書き途中(冒頭からいじめられてます…)です。
>>サザム殿
誘導有難うございます。
穴子たんにエルレインたんがウマーですた
>>63殿
一応純愛コメディを目指したつもりだったのですが…(爆
結局ルーティ姉さん大活躍の調教プレイと化してしまいました。
(文中にもある通り、スタンに全く経験が無い事を強調する為だったのですが)
私はルーティ姉さんは意地悪な姐さんのイメージが強いようで
書いている内に段々とサドと化してきます(爆
アレが淡白な分、イタズラに執着するフェチというイメージもありますね。
- 97 名前:丼兵衛 :03/01/20 21:35 ID:FtnQn/ai
- しまった、間違えて文がごっちゃになってしまいました(大汗
正しくは、サザム殿のシャル×アト(シャル、後の祭り…)
63殿の穴子×エルレイン(調教プレイの嵐!)がウマーだったのです。
脳みそにカフェイン補給しないと上手く働かない様で…(核爆
- 98 名前:89 :03/01/20 23:20 ID:9aOsactV
- >>90〜93氏
コメント、サンクスです。「つるぺた」の4文字とは・・・(笑 まだ仕様が無いぢゃん!
ミントは見た感じ分からんのですが、小説でアーチェがからかってましたねェ。
あるなしクイズが出来そうだ。
- 99 名前:名無しさん@ピンキー :03/01/21 11:30 ID:bGb2k1KQ
- センセー、禿しくウッド×女体リオソキボン。
同士いないもんかハァハァ
- 100 名前:名無しさん@ピンキー :03/01/21 15:40 ID:9q1SsxU/
- 100万歳!チェスター(SFC版)万歳!
- 101 名前:名無しさん@ピンキー :03/01/21 16:04 ID:Ior47T+M
- SFC版チェスター最大の自慢は剛弓ベルセルクアロー!
パワーが違う! 連射も可能!
だが飛距離重視でエルヴンボウも捨てがたい!
- 102 名前:名無しさん@ピンキー :03/01/21 20:11 ID:UYGGNisN
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- 103 名前:名無しさん@ピンキー :03/01/21 20:23 ID:UYGGNisN
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- 104 名前:名無しさん@ピンキー :03/01/21 23:01 ID:lKbKP2UJ
- プリムラのエロ禿しくキボン。
- 105 名前:105 :03/01/22 03:09 ID:ZBIqRXX9
- ハロルドのラボ兼私室では、今日も今日とて研究が行われている。
「…というワケで、ソーディアンのデザイン、つまり見てくれについて
兄貴に協力してもらいたいんだけど。…あ、やっぱおっきい…♥」
そこには、上半身で真剣な台詞を吐き、
かたや下半身は兄に馬乗りになって絶妙な腰使いを披露しているハロルドの姿があった。
「…で、一体私は何に協力すればいいんだい?」
兄は兄で全く動じた様子もない。双子とはかくも似ているものである。
ハロルドはベッドの端に放ってあった書類をたぐり寄せると、そのままカーレルに突きつける。
「ソーディアンと使い手は、一心同体でなければならない。
そのためには持ち主の一部であり、なおかつ自身の意志を反映する
……そう、ナニをモデルにすればいい、という結論に至ったワケ」
やっぱり私って天才、と一人で悦っている妹と
「確かに、男性器は‘自分自身’や‘肉の剣’と表現されることがあるが…」
微妙にずれている兄であった。
そして恐ろしいことに、カーレルが目を通している先ほどの書類には
ソーディアンチームの下ネタ全開、かつ膨大な量のデータが書き付けられていたのである。
- 106 名前:105 :03/01/22 03:10 ID:ZBIqRXX9
- 「なになに…ディムロスは大きさ、威力ともに申し分無し、か。
彼らしいというか……そうか、大きいのか…」
妙なところで納得するカーレルだった。
「そういえばアトワイトだけど、どうするか悩んだのよね〜。アレがついてないから」
「…で、何をモデルにして剣のデザインを決めたんだい?」
形状じゃないんだけど、とハロルドはどこからか小型の機械の様なものを
取り出し、スイッチ(の様なもの)を押す。
『アトワイト…(;´Д`)ハァハァハァハァ』
『あっ、ディムロス……(´Д`*)ハァハァ』
『感じやすいんだな、君は。…もうこんなに濡らして(;´Д`)ハァハァハァハァ』
『やぁ…恥ずかしい…言わないで…(´Д`*)ハァハァ』
〜ディムロスの私室にて*無断で*録音〜
「君のあそこがタイダルウェーブ、とか言ってたから水属性ということにしたわ。
形は結局テキトーなのよ。しいていえば、綺麗なピンクにこだわってみたけど。
ああ、でも彼女すっごいわよ〜。カズノコ天井と三段締めで即昇天、即回復、
速攻で第二ラウンドの荒技も可能。しかも医者だからあっちの知識も豊富だし」
カーレルも素直に感心している。
「すごいな。まさに回復役にふさわしい」
一体何がふさわしいというのか。
ちなみにディムロスとその自前ソーディアンはヲトナの奥義書を入手することで
夜の奥義を会得したとかしないとか…、そしてもう一人のマスター、スタンも(以下略)である。
- 107 名前:105 :03/01/22 03:11 ID:ZBIqRXX9
- 「シャルティエは…見ての通り曲がってるわ」
「ん…まあ、人それぞれだから」
好き勝手言われているシャルティエだった。
「そういえばこの前、ディムロスの私室前を通った時、ディムロスとアトワイトが
ハァハァしてるのが聞こえちゃったらしくて、寂しく一人ハァハァしてたわ。」
「それは…可哀相に」
「その時に味見ついでにデータ取ったのよね」
「味見ついでに…?」
「でも『ディムロスのおっきい…』だの『また?もう五回目でしょ』だの聞こえてくる
もんだから、すっかり萎縮しちゃって…」
ハロルドも多少同情しているらしい。
気まずい沈黙の末に、この話は自然終了となった。
その後、このことが尾を引き、シャルティエはどんどん卑屈になり、
彼の(自前)ソーディアンの能力が限界を超えることは無かったという。
どこまでも哀れな男である。
- 108 名前:105 :03/01/22 03:12 ID:ZBIqRXX9
- 「んで、イクティノス。最長よ、コレは」
「うーん、でもかなり細いね」
褒めているのか貶しているのか。
「そうなのよ。縦は根元まで入んないほど長いし、
かといって横がスカスカするほど細いって、ちょっと…。
でも突きの威力はダントツなのよね」
「さぞかし彼の性格を反映したスマートな性生活なんだろうね。
回数も、週二回とかきっちり決めていそうだな…」
「ディムロスと正反対ってとこかしらねー?」
この会話がどこからか漏洩したのか、千年ののちにソーディアンが再結集した時
彼が口をきいてくれなかったことは、皆も御存知の通りである。(壊れていたともいう)
「クレメンテ…はもう駄目ね。年だし」
いやいや、とカーレルは首を振る。
「彼の口癖を知っているだろう?『二十やそこらの若造にはまだまだ負けんよ』だぞ。
あなどってはいけないな」
「あー、駄目なもんは駄目。確かに大きいけど、もうガタがきてるわよ。
強いて言えば長年の経験からなる無数のテクニックはあるけど、モノがあれじゃあねぇ……」
もしかしたら、アトワイトがバ○アグラの作り方でも知っているのかもしれない、と兄妹は語った。
だが、真実は今も闇の中である。
- 109 名前:105 :03/01/22 03:17 ID:ZBIqRXX9
- 「…という事で、ベルセリオス完成のためには、兄貴の協力が不可欠だったワケよ。
ありがと兄貴♥いいデータが採れたわ♪」
はたして協力とはハァハァすることだったのだろうか、というツッコミは置いておくとしよう。
「つまり私は黒くて大きい、そして最強ということかい?」
「ん、そうなるわね」
「ハロルド、私は確かに最強かもしれないけど、黒いのはむしろお前の´ ´.
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- 110 名前:105 :03/01/22 03:18 ID:ZBIqRXX9
- ゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;.......;............................. ................................;.......;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙
゙゙゙゙i;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;l゙゙゙゙゙
ノi|lli; i . .;, 、 .,, ` ; 、 .; ´ ;,il||iγ
/゙||lii|li||,;,.il|i;, ; . ., ,li ' ; .` .; il,.;;.:||i .i| :;il|l||;(゙
`;;i|l|li||lll|||il;i:ii,..,.i||l´i,,.;,.. .il `, ,i|;.,l;;:`ii||iil||il||il||l||i|lii゙ゝ
゙゙´`´゙-;il||||il|||li||i||iiii;ilii;lili;||i;;;,,|i;,:,i|liil||ill|||ilill|||ii||lli゙/`゙
´゙`゙⌒ゞ;iill|||lli|llii:;゙|lii|||||l||ilil||i|llii;|;_゙ι´゚゙´`゙
ベルセリオスは世界を破滅の一歩手前まで追いやったという。
…が、おそらくこんないきさつではなかったと信じたいものである。
- 111 名前:名無しさん@ピンキー :03/01/22 06:03 ID:D+W043bK
- ギャグかよ。
- 112 名前:名無しさん@ピンキー :03/01/22 06:48 ID:sLfKRuc7
- >>105
面白かったよ。朝から笑った
- 113 名前:名無しさん@ピンキー :03/01/22 07:31 ID:9n165Tft
- は、腹いてー!!
朝から死ぬほど笑わせていただきますた。
>105さんありがトン!!
そうか、ハロルドは黒くて大きいのか…。・゚・( ノД`)・゚・。
- 114 名前:丼兵衛 :03/01/22 21:33 ID:AZ0xIN2w
- 皆様、ようやくエミリアたんの第2話の導入部が出来たので早速うp致します。
なお、第1話から約1ヶ月後のエピソードです。
- 115 名前:丼兵衛 :03/01/22 21:34 ID:AZ0xIN2w
- 「あ〜ら、良く似合うじゃないの」
「でも、露出の部分が多くて、何だか恥ずかしい…」
「何言ってんのよ、アンタはアタシよりもスタイルが良いんだから、もっと自己主張
してもいいじゃないの!」
リオン・マグナスはひょんな事から、実の姉(ルーティ)に美少女に変えられてしまい、
おまけに処女を奪われてしまうという不運に見舞われていた。
そして今はというと、ルーティの服を無理矢理着せられて鏡の前に立たされていた。
すっかり胸も大きくなり、おまけに元から中性的な色香を漂わせていた風貌と相俟って
姉よりも凄まじい美貌を持った少女となっていた。
「しっかし、揉むと本当に大きくなるのね」
ルーティはそう言うなり、エミリア(エミリオの女性形。ルーティが適当に名づけた)
の片胸をぎゅっと掴んだ。
「んあっ!…、姉さん、止めてよ…」
「ぬわぁ〜に言ってんのよ。こんなにオッパイ膨らんじゃって、羨ましいわねぇ」
おまけに、浮き出した乳首を指で摘んで揉んでいる。
「うぅ…、そんなぁ…、んはぁ…」
<ルーティさん、坊っちゃんをそんなに苛めないで下さいよ>
「シャルぅ〜、アンタも御主人様をやっちゃったのにねぇ、良く言えるわねぇ〜」
<あ、あれは…、成り行きというか、過ちというのか………>
「シャル…、僕はお前の事を愛したのに…、『過ち』だなんて、うぅ…」
「あ〜あ、泣〜かしちゃった!」
ルーティも散々悪戯を働いたというのに、流石は極悪渡世人(?)である。
<ああぁ…、坊っちゃん、ごめん………>
シャルティエを散々手玉に取った後、ルーティは邪悪なアイディアが脳裏に閃いた
様で、指をならすと舌なめずりした。
「暇つぶしには丁度いいわ!、ケケケケケ…」
- 116 名前:丼兵衛 :03/01/22 21:37 ID:AZ0xIN2w
- 「ん…、あっ、姉さん…、いい………」
エミリア(リオン)はルーティの服を着たまま、ルーティと一緒に同衾していた。
ルーティのホットパンツの前部には黒々とした張り形が堂々とせり出していて、それ
がエミリアのホットパンツの後部の隙間の部分から陰部へ出し入れされていた。
丁度、臀部を突き出して四つんばいになったエミリア(リオン)をルーティが後背部から
突く格好である。
御互いの胸当ても下ろされ、それぞれ形の良い桜色の乳頭がついた乳房が揺れていた。
「あらあら、アンタも随分お医者さんゴッコが好きになったのねぇ」
そう言うなりルーティはエミリア(リオン)の金色のピアスの付いた耳たぶを手で弄び、
それから口に含んで軽く噛んだ。
「んあっ!!」
エミリア(リオン)は自分の弱い部分を攻められ、びくっと体を痙攣させた。
「へぇ〜、案外可愛いらしいわねぇ。お姉さんがもっと鳴かせてみましょーか!」
ルーティはエミリア(リオン)と繋がったまま仰向けにし、そのまま胸元に抱き付いた。
「あ!、姉さん…、一体何を…?」
「アンタのオッパイを味見させてもらうのよ」
ルーティはいきなりエミリア(リオン)の乳房にむしゃぶり付き、乳首を吸い上げた。
白い双丘は唾液で汚されて光り、卑猥な音を立てて貪り尽くされてゆく。
「あぁ!、ね、姉さん…、ああ、ハァ…」
「しかし、アタシよりも大きいオッパイしてるわね。散々揉んだからだろうけどね」
「ね、姉さんよりも大きいの…?」
「そうよ。それ位だったらいつでもシャルティエと宜しくヤレるでしょ!」
「でも、又誰かの体を借りるの?。危険過ぎる…」
「心配無い!、お姉さんがちょうど良い方法を教えてあげる!」
そう言って笑みを浮かべたルーティの手には、シャルティエが握られていた。
- 117 名前:丼兵衛 :03/01/22 21:47 ID:AZ0xIN2w
- 今日はここまでです。
今度は冒頭から百合ネタを使ってしまいました(爆
>>99殿
一応ネタを考えてみましたが、何となく絡ませづらい所があって難航しております(汗
>>105殿
思いきり笑わせてもらいました。
クレメンテ老…やっぱり若い頃は大暴れしていたのでしょうが(藁
- 118 名前:サザム :03/01/23 09:44 ID:GIKT7Y8c
- 105さん、エロパロギャグが冴え渡ってますね〜。
題名を付けるとしたら、『ベルセリオス兄妹のソーディアン製作秘話』でしょうか?
私的には、「きみのあそこがタイダルウェーブ」がツボでした。
丼兵衛さん、エミリアタン続編、待ってました!
すっかり従順になってしまった、エミリアタンの明日はどっちだ!?
…って、きっと更にいぢめられる運命なんだろーなー。合掌。
- 119 名前:流花 :03/01/23 14:34 ID:IcYO1kE3
- >>105さん
ハロルドの素敵っぷりに激しくハァハァしそうでつ(w
シャルたんの曲剣の理由もまた・・・(w
>>丼兵衛さん
エミリアたん待ってました!!!!!
前スレスタルーも姉さん最高ですが、
やっぱりエミリアたん苛める姉さんが私は好きです(w
- 120 名前:105 :03/01/24 00:57 ID:ylR9ejsA
- 105を書いた者です。読んで笑って下さった方にお礼を申し上げます。
そして、ソーディアンのファンの方々にお詫び致します。
当方字書きではないのですが、ディムロス×アトワイトを自給自足すべく奮闘中です。案の定難航してますが…。
ディムアト執筆の合間に妄想したものがこの『ベルセリオス兄妹のソーディアン製作秘話』です。
(サザムさん、使わせていただきましたw)
とりあえず、ディムアトを早くウプできるようがんばります。
これが自分の初SSかと思うと……嗚呼…もう駄目ぽ。
ハロルドに解剖されて逝ってきます(*゚∀゚)つ+- Σ(゚Д゚ノ)ノ
- 121 名前:名無しさん@ピンキー :03/01/24 06:10 ID:y8mztVCJ
- >>102.103ってどこのページの香具師?
かなり外出っぽそうだが。
- 122 名前:名無しさん@ピンキー :03/01/24 06:11 ID:TAYecD2U
- >>丼兵衛氏
99です、是非ともウッドと女体リオンの絡みおながいします!
- 123 名前:名無しさん@ピンキー :03/01/24 18:48 ID:hj5enE1c
- どうしてファンタジアはないのかなー
ミント(*´Д`)ハァハァ
- 124 名前:名無しさん@ピンキー :03/01/24 19:30 ID:aMCUMbtZ
- ミントのパイズリは確かにマンセー
- 125 名前:名無しさん@ピンキー :03/01/24 23:50 ID:W/m9ApAZ
- やばい。
これまで女体苦手だったのに…
萌えるよエミリアタン(;´Д`)ハァハァ
禿げしく続きをきぼん。
- 126 名前:名無しさん@ピンキー :03/01/25 03:54 ID:U5EOjFGQ
- あ
- 127 名前:名無しさん@ピンキー :03/01/25 09:37 ID:VZm/StK0
- >>124
激しく同意
ミントにパイズリで奉仕されたい(;´Д`)
- 128 名前:名無しさん@ピンキー :03/01/27 01:41 ID:Vry/qwEJ
- http://tasuke.s3.x-beat.com/cgi-bin/joyful.cgi
ここに画像うpしよう!
61.192.40.84 , zaq3dc02854.zaq.ne.jp ,
- 129 名前:名無しさん@ピンキー :03/01/27 01:46 ID:ncNicOpC
- zaqは糞
- 130 名前:サザム :03/01/27 10:43 ID:XbOHvNT6
- ロリプニ好きの同士の皆さん、お待たせしました。
シュミ全開で書いた、チェスター×すずをお送りします。
あー、やっぱすずちゃん可愛いなー(半溶け中)。
- 131 名前:サザム :03/01/27 10:44 ID:XbOHvNT6
- 〜誰にも内緒☆〜
ここは、アルヴァニスタの都。
クレス達一行は、ルーングロムにダオスの居場所を聞くため、この街にやってきたところであった。
しかし、着いた頃にはもう夕方であった為、今日は宿屋に一泊する事にした。
そして今、その宿屋の廊下を、チェスターが一人で歩いていた。
(全く、アーチェの奴、人をいいようにこき使いやがって…)
チェスターの手には、買ったばかりのグミの袋が下げられている。
チェスターは、アーチェが店の中に忘れてきたそれを、わざわざ取りに行かされたのだ。
「ほら、アーチェ! 取ってきてやったぞ!」
大声で言いながら、チェスターはノックもせずに、女性陣の部屋の扉を勢い良く開けた。
「…え?」
「…へっ?」
部屋の中に入ったチェスターは、目を見張って硬直した。
チェスターの正面には、くノ一の少女、すずが立っていた。
ただ問題は、ちょうど着替えの最中だったらしく、彼女はショーツ一枚の半裸であったのだ。
チェスターの目に、やんわりと膨らみかけた、すずの可愛らしい双丘が焼き付く。
ぴったりとしたショーツの股間に、割れ目に沿ってスッと立て筋が入っているのさえ、克明に見えた。
「…アミィ…?」
その幼い肢体に、チェスターは思わず、今はもういない最愛の妹の名を呟いた。
「…チェスターさん?」
脱ぎかけた上着を羽織り、冷静に問いかけるすずの声に、チェスターはハッと我に返った。
「いっ、いやっ、何でもない! 悪い、すず! 俺はただ、アーチェにこいつを…」
片手で顔を覆うと、チェスターは赤面しながら、グミの袋を差し出した。
その言葉に軽く頷くと、すずはチェスターに歩み寄り、それを受け取った。
- 132 名前:サザム :03/01/27 10:47 ID:XbOHvNT6
- 「アーチェさんとミントさんは、お風呂に行っています。
私も今から行くところだったのですが、後でお渡しすれば良いですか?」
半裸を見られたことなど気にもしていない様子のすずに、チェスターはますます狼狽した。
「あっ、ああ、それでいいからっ!…じゃあ、ホント御免っ!」
バタン! ドタドタドタッ、ガラガッシャーン!
チェスターが慌てて飛び出すとすぐに、扉の向こうから、何かをなぎ倒すような騒音が響いた。
「…?」
目の前で激しく扉を閉められて、すずはキョトンとした顔で、首を傾げていた。
そして、段々と事情を理解した表情になると、うん、と小さく頷いた。
◇ ◇ ◇
その深夜。チェスターは寝付くこともできずに、延々と寝返りを打ち続けていた。
「くそっ、眠れねぇ…」
チェスターはムクリと寝台から起き上がると、ガシガシと頭を掻き毟った。
既に街の灯りもまばらになり、今は満月の明かりだけが、部屋の様子を照らし出している。
あれからクレス達には、様子がおかしい事をさんざん問い詰められたが、チェスターはだんまりを決め込んだ。
しかしチェスターの頭には、今も悩ましい想いが渦巻いているのであった。
チェスターは、横のベッドで寝ているクレスの顔を眺めながら、小さく呟いた。
「いくらこいつにでも、言えねぇよな…。
今日のことも、それに、アミィとのことも…」
チェスターは、もう遠い過去のように感じられる、アミィとの生活を思い出していた。
クレスは今でも、チェスターとアミィの間にあったのは、兄妹としての情愛だけだと思っているだろう。
しかし実際は、二人は男と女の関係でもあったのだ。
最初のきっかけが何であったのかは、チェスターも覚えていない。
ただ、幼い兄妹たちが一人で耐えるには、世間の風は冷た過ぎたのだ。
二人は子犬がじゃれあうように睦み合い、いつしか互いの身体を慰めあうようになったのである。
- 133 名前:サザム :03/01/27 10:49 ID:XbOHvNT6
- チェスターは、互いにその意味が分からないような頃から、妹と肌を重ねていた。
そして、自分達の行為の意味を知ってからも尚、二人はその関係を続けていたのだった。
◇ ◇ ◇
「お兄ちゃん、今日も、アミィの中に、いっぱい出したね…」
「あ、ああ…」
行為の後の気だるい空気の中で、チェスターは彼の腕枕に頭を乗せている、アミィの声に答えた。
アミィの顔は、こんな時にだけ見せる、大人びた表情を浮かべている。
暫くして、アミィはふと眉を歪めると、少し心配そうな口調で問いかけた。
「ねえ、お兄ちゃん…。今ので、赤ちゃん出来てたら、どうする…?」
「………」
アミィは数ヶ月前に、初潮を迎えていた。
前に聞かれた時は、チェスターは『子供が出来ても構わない』と言い切った。
アミィも同じ気持ちだったのだが、急に不安がぶり返したのだろう。
薄く涙を浮かべながら、身体を震わせていた。
「今までは隠してこれたけど、赤ちゃんが出来たら、みんなにバレちゃうよね…。
わたしはいいけど、お兄ちゃんだって、きっと酷いこと言われて、いじめられちゃうよね…。
そんな事になるぐらいなら、わたし…」
「…アミィ…」
チェスターはたしなめる様に、優しくコツンと額同士をぶつけると、自分の唇でアミィの口を塞いだ。
アミィは一瞬目を見開いたが、やがてゆっくりと身体のこわばりを解していく。
妹の震えが止まったのを確かめると、チェスターは真剣な目をして、最愛の妹の瞳を覗き込んだ。
「アミィ、そんなに兄ちゃんが信用できないか?
お前が辛い思いをしてるのに、兄ちゃんが黙ってる訳ないだろ。
…そうなったら、この村を出て、誰も俺たちを知らない所に行くさ。
そこで今度は、俺たちは夫婦として、ずっと一緒に暮らすんだ…」
- 134 名前:サザム :03/01/27 10:52 ID:XbOHvNT6
- 「…ふう…ふ…? わたしと、お兄ちゃんが…?」
思い掛けない言葉に、アミィは驚きを隠せなかった。
「そうさ。ちょっと若すぎる夫婦だけど、周りの目なんてどうでもいいさ。
…クレスとも二度と会えないのは、さすがに厳しいけど…。
けど俺は、お前さえ一緒にいて、いつも笑っていてくれれば、それだけで良いんだ…」
「…お兄ちゃんっ!!」
アミィは喜びに跳ね起きると、チェスターの身体の上に激しく抱きついた。
「おっ、おい、アミィ…」
「わたしも、お兄ちゃんが一緒なら、どこに行ってもいいよ…。
クレスさんも好きだけど、やっぱり一番好きなのはお兄ちゃんだから…」
「いや、その、アミィ。そんなに抱きつかれると…」
柔らかい肉体の感触に、チェスターは先程出したばかりの陰茎が、むくむくと大きくなっていくのを感じた。
硬い肉棒が少女の下腹部に当たり、アミィも顔を赤らめた。
「あ…お兄ちゃんのエッチぃ…」
「しっ、仕方ないだろっ!? お前が抱きつくから…」
恥ずかしがるチェスターに笑いかけながら、アミィは愛する兄の頬に手を伸ばす。
「ふふっ、いいよ…もう一回しても…。
そのかわり、約束して…。絶対、いつまでも一緒だって…」
「…ああ、いつまでだって一緒さ、アミィ…」
それは、突然の襲撃によって、トーティスの村が壊滅する、ほんの数日前の夜であった…。
◇ ◇ ◇
ヒュウッ…カシンッ! カン、カラカラ…
「ちっ…」
的を外れ、石壁に跳ね返った矢に、チェスターは舌打ちを洩らした。
結局、寝付けそうもないと思ったチェスターは、弓矢と的を持ち出し、宿屋の裏に来ていた。
- 135 名前:サザム :03/01/27 10:55 ID:XbOHvNT6
- 体を動かせば、少しは気も紛れるかと思ったのだ。
しかし、放れた矢は、チェスターの心そのままに揺れ動き、半分は的の端にすら当たらなかった。
チェスターは構えを解くと、石畳に散らばった矢を拾い始めた。
(…でも、すずの身体、綺麗だったな…)
ふっと気を抜いた途端、チェスターの脳裏に再び、夕方に見たすずの姿が浮かび上がった。
目が合った瞬間の、少し戸惑った表情。
軽く手を伏せれば隠せそうな、まだ熟れ切っていない小さな乳房。
その先端には、薄桃色の突起がぽつんと鎮座し、なだらかな膨らみにアクセントを添えている。
華奢な腰に張り付いた小さな布地は、その下に隠された秘密を、うっすらとした陰影で仄めかす。
すずの顔を、身体の下で悶えていたアミィの姿に重ねようとした所で、チェスターはハッと我に帰った。
そして拳を固めると、自分のこめかみに何度も何度も叩き付けた。
「くっ…! この、馬っ鹿野郎が…。
こんなの、アミィとすずを、両方とも汚すようなもんだぜ…」
「…私が、どうかしましたか?」
「どわあぁっ!」
いきなり背後から掛けられた声に驚き、チェスターは拾い集めた矢を、辺りにばら撒いた。
慌てて振り返ると、そこには薄い襦袢を身に付けた、すずの姿があった。
「どうしたのですか…?」
「いっ、いや、何でもないっ!
…それより、お前こそ、どうしてここに…?」
チェスターは、満月の光に透ける、か細い体のシルエットにどぎまぎしつつ、問い返した。
「部屋の外で、弓の音が聞こえたので、気配を断って様子を見に来たのです。
それで、しばらく見ていたら、チェスターさんが自分の頭を殴り出したので、気になりまして…」
「あっ、ああ…そう」
見ると、遠くにある部屋の窓が開いており、カーテンが風になびいている。
どうやら、窓を音も無く開け、チェスターの背後まで忍び寄ったようであった。
- 136 名前:サザム :03/01/27 10:57 ID:XbOHvNT6
- 「起こして悪かったな。…ちょっと、寝付けなくてさ。
…もう片付けるから、お前も早く寝な」
チェスターはすずに背を向けると、ばら撒いた矢を再び拾い始めた。
しかし、矢を拾い終わり、的を片付けようとした時にも、背後の気配はまだそこにあった。
不審に思って振り向くと、困惑した表情のすずが、チェスターに問いかけた。
「…妹さんのことを、思い出していたのですか…?」
「…っ!!」
ガラン!カラカラカラ…
不意を衝かれ、チェスターの手の中から、外した的が転がり落ちた。
「チェスターさんは、妹のアミィさんを、女性として愛していたのですね…」
「なっ!? お、お前…」
どうしてそれを知っている、と目で問うチェスターに、すずは済まなそうな顔をして答えた。
「すいません、立ち入った事だとは思ったのですけど。
昼間のチェスターさんを見て、気付いたのです。
…私に向かって『アミィ』と呟いた時の、声色と表情で…」
忍びの里の次期棟梁なだけあって、すずの観察力は人並外れたものだったらしい。
ほんの一瞬の、強い感情の閃きだけで、チェスターの心の奥底までを読み取ったようであった。
「私の裸を見て、妹さんとの情事を思い出してしまったのでしょう…?
だからそんなに、心を乱している…」
「………」
次々と暴かれていく秘め事に、チェスターは言葉も出ない。
衝撃に動けずにいるチェスターに歩み寄りながら、すずは帯の結び目に手を掛けた。
「私には、こんな事しか出来ませんけど…」
しゅるっ…。
「えっ…!?」
衣擦れの音を立て、襦袢の帯を解いたすずに、チェスターは驚きの声を上げる。
「それで少しでも慰められるのなら…私を、抱いてください」
「…!」
いきなりの申し出に、チェスターの身体は凍りついたように息を止めた。
◇ ◇ ◇
- 137 名前:サザム :03/01/27 10:59 ID:XbOHvNT6
- 満月の青白い光の下で、すずの幼い裸身は、はだけた襦袢よりもなお、白く輝いていた。
頂点の蕾こそ隠れているが、膨らみかけた二つの胸は、月光に陰影を強調されている。
可愛らしい臍の下にある、柔らかそうな下腹部は、全くの無毛である。
無防備に曝け出された幼女のクレヴァスは、妹との蜜月を否応無しに思い起こさせる。
チェスターは、ぎちぎちと音を立てるように、自分のモノが起き上がるのを感じていた。
「いや、駄目だ…。
…俺なんかの為に、お前を傷つける訳には…」
欲望を何とか押さえ込み、チェスターは喉に絡んだような声で、すずの申し出を制止した。
しかし、すずは寂しげな微笑みを浮かべたまま、尚も歩み寄って行った。
「大丈夫です。私も、初めてではありませんから…」
「え…」
意外な言葉に、チェスターは戸惑いの声を上げた。
「私は、忍びの里の次期棟梁です。
女であることで、判断を曇らせたり、敵に屈したりすることは、決して許されません。
その為、10歳になってからは、性的な訓練も徹底的に受けてきたのです。
だから、チェスターさんが気に病む必要は、無いのですよ…」
そう呟くと、すずはチェスターの足元に跪いた。
そして、チェスターのズボンを解き、下着ごと引き下ろす。
抑えていた布が無くなり、チェスターの怒張は、真っ直ぐ天を指すようにそそり立った。
- 138 名前:サザム :03/01/27 11:02 ID:XbOHvNT6
- 「あっ…。チェスターさんのって、思っていたより大きいのですね…」
「うっ…」
冷静なすずの声に、チェスターは恥ずかしげな声を上げる。
すずは、脈打っている幹に手を添えると、鈴口に吸い付く様なキスを加えた。
「ん…ちゅっ」
「うあっ!」
先端に走った快感に、チェスターは大きく腰を震わせる。
すずは、まるで作業をするように無表情なまま、本格的に愛撫を開始した。
小さな口で剛直の半ばまでを咥え込むと、ぐるぐると渦を巻くように、舌を使う。
音を立てて啜り上げたかと思うと、ナメクジが伝うように、そろそろと先端から根元まで唇を這わす。
根元まで辿り着く間も、時折ちろちろと舌を覗かせ、チェスターの反応する所を探り出す事は忘れない。
根元に顔を埋め、細い指でしゅく…しゅく…と、幹全体を上下にしごく。
指で幹を刺激しながら、睾丸を一つずつ頬張ると、口の中で皺を伸ばすように、丹念に揉み解す。
その熟練した性技に、チェスターはビクビクと身体を痙攣させるばかりであった。
「あっ…俺、もう…」
「…ふむっ…っぱぁ。…もう、いいのですか?」
チェスターの限界が近いことを悟り、すずは股間から顔を離し、すっと立ち上がった。
「…すず?」
そして、チェスターの問い掛けには答えぬまま、街の外壁の前に立つ。
そこでくるりと振り返ると、ひんやりとした石壁に、軽く背を預ける。
先程の自分の行為に照れた様子も無く、整ったその顔は感情を表に出さない。
軽く脚を開き、チェスターの前に全てを晒すと、招き入れるように両手を差し出して、言った。
「じゃあ今度は、私の方の準備をしてくれますか…?」
すずの口技に魅了されたチェスターに、その誘いを拒否することは、もはや出来なかった。
- 139 名前:サザム :03/01/27 11:04 ID:XbOHvNT6
- ◇ ◇ ◇
「…ちゅちゅ、ふっ…」
「ふ、ん、んっ…。あ…」
上下の唇を軽く挟み、最後に優しく唇全体を擦るようなキス。
その途端、すずの冷静な表情に変化が起き、瞳が軽い驚きに見開かれる。
ポッと顔を赤らめると、すずは人差し指で、己の唇をそっと撫でた。
「キスは、嫌だったか…?」
「いいえ、そうではなくて…。
こんなに優しい接吻は、初めてで…。ちょっと、驚きました…」
里で受けた訓練では、快楽を引き出す為の、深く執拗な口付けしか、した事が無かった。
互いに全てを吸い尽くすようなそれは、正に戦いの一種であったと言っていい。
そんなすずにとって、労わるようなチェスターの唇の動きは、未体験の感触であった。
一方チェスターは、娼婦も顔負けの技を持ちながら、変な所でうぶな少女の反応に、不意に可笑しくなった。
チェスターはただ、いつも妹にしていた様に唇を重ねただけだ。
だが、自分で普通だと思っていた行為が、すずにとっては新鮮に感じるらしい。
チェスターはすずに対し、妹に感じていたものと良く似た、保護欲混じりの愛しさがこみ上げるのを感じた。
「じゃあ、触るぜ…」
「んっ…ふぁ…」
チェスターは、耳元に優しく囁きながら、すずの胸に手を伸ばした。
膨らみ始めたばかりの乳房は、強く触ると痛がるという事は、妹との交わりで知っている。
崩れやすいゼリーを扱うように、そっと手の平全体で愛撫する。
慈しむような手の動きに、すずの口から、寝ぼけたような吐息が漏れた。
「かわいいぜ、すず…はむっ」
「ん…、ふぅん、んっ…」
チェスターは中腰になると、顔をすずの胸の高さに合わせた。
大きく口を開けて膨らみを頬張ると、舌の腹で先端の突起を何度も舐め上げる。
小さな突起は、ゆっくりと充血し、硬いしこりへと変わっていった。
- 140 名前:サザム :03/01/27 11:08 ID:XbOHvNT6
- (あっ…。お、おかしいです、私。こんな事ぐらいで…)
すずは、チェスターの愛撫にこうも容易く反応する自分に、戸惑いを覚えていた。
チェスターの動きは、すずの訓練の相手をした上忍たちに比べれば、はるかに稚拙と言っていい。
だが、感情の篭ったチェスターの愛撫は、すずに不思議な安らぎを与える。
その安らぎが、すずの心の冷静な忍びの部分を、強く揺さぶっていた。
「ん…んむっ…んっ…」
「あっ…ふ! いや、チェスターさん…くすぐったいです…」
チェスターは、両方の胸をじっくりと味わってから、すずの足元に跪いていく。
小さく突き出した舌をゆったりと這わせ、辿り着いた臍の窪みを舌で探った。
その途端、すずの口から、身悶えるような声が出る。
だが、言葉の内容とはうらはらに、その口調には隠しきれない媚態が含まれていた。
「ちゅ、はぁ…。すず、お前の大事な所、見てもいいか…?」
「え…あ、はい…」
平常心という仮面を失ったすずは、チェスターに翻弄されるがままになっている。
要求に答え、細い足を更に開いて、その奥を晒した。
ぷにゅっと下腹部の肉を寄せて作ったような、単純な割れ目。
だがその中央には、すでに女であることを主張するように、ピンク色の襞がかすかに顔を覗かせている。
その妖しさは、大人の女とは違う、この年代特有の色香を強烈に放つ。
特に、妹の肉体しか知らないチェスターにとっては、新鮮であると同時に、どこか懐かしい香りだった。
「すず…ふもっ…ん…」
「あっ!…ふぅんっ…チェス、ター…さ、んっ…」
チェスターは、小さい割れ目全てを塞ぐように、すずの下腹部に吸い付いた。
そして、無毛の肌の滑らかさを確かめるように、舌を上下に動かす。
甘く疼くような快感を覚え、すずは途切れ途切れにチェスターの名を呼んだ。
- 141 名前:サザム :03/01/27 11:10 ID:XbOHvNT6
- (うそ、嘘です…。これだけで、こんなに感じるはずは…)
訓練では、媚薬を飲まされた上、前後の穴を同時に攻められたことさえあった。
そんな時でさえ、すずは決して、いつもの自分を見失いはしなかったのだ。
だが、チェスターの手にかかると、身体だけではなく、心の底まで愛撫されているような感覚が溢れる。
自分が自分でなくなるような気がして、すずは軽い恐怖を覚えた。
「ふむっ…むっ、ふうっ…む…」
「ああっ…あっ…。チェ、チェスターさん…」
チェスターの舌は、すずの理性を舐め溶かすかのように、入り口付近を何度も往復する。
その緩慢な動きに、すずの身体の芯から、更なる刺激を求める気持ちがどうしようもなく湧き上がる。
すずは思わず、チェスターの頭に両手を添えると、秘部へ押し付けるように力を込めた。
「むっ…むっ…むうっ…むっ…」
「んんっ…違う、違うのです…。欲しいのは、もっと奥…」
すずの口から、深い挿入を求める、甘い懇願が漏れた。
だが、チェスターは舌先に力を入れず、なおも入り口付近を執拗に攻め立てる。
上下に舌を往復させながら、じれったいほど慎重に、少しずつ奥に進む。
とうとう我慢出来なくなったすずは、チェスターの頭を抱え込むように身体を丸めた。
そしてそのままの体勢で、片足をチェスターの肩に掛ける。
すると蠕動した襞が、チェスターの舌を吸い込むようにして、奥に引き込んだ。
ずるっ…。
「…むっ!?」
「ああっ、そう、そこです…」
欲しかった場所にやっと届いた舌の感触に、すずは背筋を震わせて囁いた。
その表情は、冷静な忍びの顔でも、幼い少女のそれでもない。
心を許した男に見せる、『女』の顔だった。
◇ ◇ ◇
- 142 名前:サザム :03/01/27 11:13 ID:XbOHvNT6
- 「ぬむっ…ちゅるっ、ちゅるちゅるっ…」
「んくんっ! あ、駄目です、吸っては…んんっ!」
チェスターは、すずの中で、自分の舌をストローのように丸めた。
そして、奥から溢れてくる甘い蜜を、軽い音を立てながら吸い込む。
ずるずると内壁を這いながら吸い出される液体の感触に、すずの腰が震えた。
その快感に、更に愛液が湧き出し、やがて吸いきれない雫が、チェスターの顎を伝う。
しばらくして、チェスターが舌を抜いた時には、すずの膝の辺りまでが、溢れた蜜で濡れ光っていた。
「…っぱぁっ! ふぅ…。すず、そろそろ、いいか…?」
「っはぁ、はぁ…。はい、私も、チェスターさんが、欲しいです…」
十里を駆けても息切れしないはずのすずは、快楽に燃える息をつきながら、チェスターを求める。
丸めていた背を再び壁に預け、チェスターの肩に掛けていた脚を下ろす。
中腰に立ち上がったチェスターは、逆の脚を小脇に抱え込み、すずの秘部が良く見えるようにした。
そしてそのまま、片手で抑えた昂りの先端を、ゆっくりと小さな亀裂に埋めていった。
ぬぷっ、ぬぷぬぷっ…
「ふうんっ、んっ…あ、奥まで、入って、きます…」
「くっ…きっつ…」
十分に濡れてはいても、狭い少女の秘洞は、侵入する強張りを強く圧迫する。
鍛えられた下半身の締め付けは、挿入だけで絶頂を迎えそうなほど、絶妙だった。
射精の衝動を堪えながら、チェスターは腰を進める。
逞しい怒張の根元近くまで埋まった所で、亀頭がすずの最奥まで到達した。
「あくぅっ…あ、チェスターさん…これ以上は、入りません…」
「大丈夫、全部入ったぜ…」
奥を突かれて、少し苦しげなすずに、チェスターは安心させるように答える。
「じゃあ、動くぞ…」
「ん! んんっ!」
- 143 名前:サザム :03/01/27 11:16 ID:XbOHvNT6
- チェスターはそう囁くと、そろそろとすずの中を往復し始めた。
優しく愛しむような腰使いに、すずの口から甘い息が漏れる。
訓練では感じた事の無い、身体を通して伝わる柔らかな感情に、すずの胸の奥から温かいものがこみ上げた。
「あっ…そんなに、優しく…しないで、ください…」
「お前が、あんまり可愛いから…優しくなるんだよ…」
「えっ…!?」
そう言うとチェスターは、すずの背中に手を回し、ふわりと胸元に抱き寄せる。
愛情の篭った抱擁に、すずは驚きの声を上げた。
(チェスターさんの胸、広くて、暖かい…)
チェスターの胸の鼓動を感じながら、すずはかつて無い穏やかな気持ちになった。
記憶にある限り、父母や祖父にも、こんな風に抱かれた事は無い。
非情を旨とする忍者の里では、そんな愛情表現は不要とされていたからだ。
だがこの人は、そんな自分を、普通の女の子の様に扱ってくれている。
次期棟梁としての自分は、そんな扱いを、侮辱だと言って拒絶しようとする。
一人の少女としての自分は、安らぎに身を任せ、もっと優しくして欲しいとねだる。
いつもなら押し殺せるはずの少女の部分が、今だけは理性のたずなを振り払っていった。
「ああっ、チェスターさんっ…! もっと、もっと抱きしめて下さい…っ!」
すずはそう叫ぶと、チェスターの胸にすがりついた。
教わった技も忘れ、ただ本能のままに、チェスターの動きに合わせて腰を振る。
チェスターは、すずの求めに応じて、細い身体をきゅっと抱きしめた。
強く抱き締めながら、すずの高まりに従うように、次第に突き上げる速度を早める。
すずはあっと言う間に、絶頂近くまで追い立てられた。
「すいません、チェスターさん…。私、もう、気をやってしまいそうです…」
潤んだ瞳で見上げながら、すずが小さく囁く。
きゅくきゅくと小刻みに締め付ける感触とその声に、チェスターも急速に昂りを覚えた。
- 144 名前:サザム :03/01/27 11:19 ID:XbOHvNT6
- 「ああ、俺もいきそうだよ…。外に、出した方がいいか…?」
「いいえ、私、月のものはまだですから…。大丈夫です、中に…」
すずの許しを受け、チェスターは深く結合したまま、更に動きを激しくした。
うねるような快楽の波に、すずの意識は飛びそうになる。
「すいません、すいません、わたしっ、もうっ…いってしまいますっ…」
「大丈夫っ、おれもっ、すぐにっ…」
必死で耐えるすずに追いつこうと、チェスターも快感に神経を集中させる。
「あっ…あ、もう、駄目、だめっ…んっ、あぁん………んっ!!」
「くっ…くうっ!」
すずが絶頂を迎えるのに少し遅れて、チェスターも大量の精液をすずの中に吐き出した。
◇ ◇ ◇
「あふ…はぁ、はぁ…」
「ふぅ…はっ…はあっ…」
二人は抱き合ったまま、しばらく快楽の余韻に浸っていた。
チェスターは、妹との時のくせで、すずの髪を優しく撫でていた。
子供扱いするようなそんな仕草も、今のすずには何故か心地良い。
すずは息が整うと、今まで考えもしなかった事を口走った。
「チェスターさん。…良かったらこれからも、私が妹さんの代わりになりましょうか…?」
「え…?」
チェスターは一瞬驚いた顔をすると、すぐにプッと噴き出した。
「おいおい、この間と、言ってる事が正反対だぜ?」
「えっ? 私、何か言いましたか?」
本気で忘れている様子のすずに、笑いながらチェスターは答える。
「この前は、『私はアミィさんではありません』とか言ってたじゃねえか」
「あっ…それは、あのときは…」
自分の言動を思い出し、すずは恥ずかしそうに下を向いた。
- 145 名前:サザム :03/01/27 11:23 ID:XbOHvNT6
- チェスターは、そんなすずをたしなめるように、コツンと額をぶつけて囁いた。
「俺の答えは、前の時と一緒だよ。
お前はお前だ、アミィじゃない。
アミィの代わりになんか、なれない…ならなくたって、いいんだよ…」
「え…? チェスターさん…?」
震えるような最後の声に、すずはふとチェスターの顔を見上げた。
チェスターは、こみ上げるものを耐えるように、目に涙を浮かべていた。
「でも、でもさ…。ちょっとだけ、今だけでいいから…。
…あいつの代わりに、お前の胸で泣かせてくれないか…?」
「…ええ、いいですよ、『お兄ちゃん』…」
『お兄ちゃん』という呼び掛けが、チェスターの最後の枷を破った。
「う、ううっ…!
うあああぁぁっ! アミィ、アミィっ!!
ごめん、ごめんな、アミィ…!
兄ちゃん、お前との約束、守ってやれなくてっ…!!」
チェスターは、妹の名を呼びながら、すずの胸に取り縋って号泣した。
すずは、初めて見る男の泣き顔に戸惑いながらも、それを愛しく感じる自分に気付いていた。
優しくチェスターの髪を撫でながら、気が済むまで泣かせてあげようと考える。
そんな二人の姿を、月の光が優しく照らし出していた。
- 146 名前:サザム :03/01/27 11:25 ID:XbOHvNT6
- ◇ ◇ ◇
「ふうっ…」
窓から再び部屋に戻ったすずは、小さく溜息をついた。
ミントとアーチェは、外で何があったのかも知らず、すやすやと眠っている。
アーチェの安らかな寝顔を見て、すずは少し罪悪感に駆られた。
(アーチェさんにも、チェスターさんにも、悪いことをしてしまいました…)
チェスターの悩みを癒してあげたかった、というのも半分は本当である。
しかし、理由の半分は、これが修行の一環であるからだった。
旅立つ前に、すずは祖父でもある現棟梁の乱蔵から、幾つかの課題を出されていた。
その一つが、「くノ一の術で、仲間の一人を篭絡すること」だったのである。
『くノ一の術』とは、文字通り女の武器を駆使して、男性を虜にする術である。
相手を自分の身体で骨抜きにしてから、情報なり、命なりを奪うのだ。
幼女に欲情する人間は、多いとは言えないにせよ、相当の数が存在する。
次期棟梁として英才教育を受けたすずは、一年ほど前からこの術も学んでいた。
そして、外部の人間での、最初の実地訓練の為に、チェスターを相手に選んだのであった。
「でも、駄目でしたね…。結局チェスターさんは、私の虜にはならなかった訳ですし…」
そう言いながらも、すずの顔には、何故か嬉しそうな表情が浮かぶ。
「それどころか、私の方がチェスターさんに惹かれてしまうなんて…。
ふふっ、私もまだまだ、修行が足りませんね」
すずは顔を赤らめ、悪戯っぽくチロッと舌を出して微笑んだ。
それは、まだ誰にも見せた事のない、年相応の可憐な笑顔だった。
〜END〜
- 147 名前:サザム :03/01/27 11:37 ID:XbOHvNT6
- はぁ、満足した。
といった感じでしたが、皆さんどうでしたでしょうか。
土日で隠しダンジョンもクリアしたので、もうすぐファンタジアも終わります。
つーことで、次回はアーチェ・ミントのクレス争奪戦を予定。
ミントのパイズリはやはりデフォルトという事で。
あ、前スレからプリムラ×キールきぼんぬしてる名無しさんズ。
ファンダム買ったので、その内挑戦します。期待しないで待っててね。
(なりきりは売ってなかった…)
- 148 名前:名無しさん@ピンキー :03/01/27 12:35 ID:rJigs/y+
- か、か、神キター!
もうたまりませぬ、ハァハァ。ぜひこれからも頑張ってくだせえ。
- 149 名前:名無しさん@ピンキー :03/01/27 12:37 ID:QBMha5BW
- 親子二代に渡って犯されるすず萌え。
ファルケンの幼女趣味は親譲りだったのか。
>サザム氏
なりダン2はともかく、1は戦闘がデンジャラスなので購入の際は注意されたし。
- 150 名前:名無しさん@ピンキー :03/01/27 16:15 ID:kriayEGw
- チェス×すず萌え〜!すずタンかわいすぎ!ハアハアハア。チェス×アミも楽しめて二度おいしいってやつですナ
>サザム閣下殿
アーチェ・ミントのクレス争奪戦も期待してまつ!
- 151 名前:名無しさん@ピンキー :03/01/27 17:37 ID:zsj5yBxi
- 神キター-----(゜∀゜)------!
神キター-----(゜∀゜)------!
神キター-----(゜∀゜)------!
神キター-----(゜∀゜)------!
神キター-----(゜∀゜)------!
>サザム閣下
アーチェ・ミントのクレス争奪戦、プリムラ×キールも
がんがってください。応援してまつ!
- 152 名前:名無しさん@ピンキー :03/01/27 21:57 ID:Ili1Fpjh
- >>130-147 神!!
- 153 名前:丼兵衛 :03/01/27 22:00 ID:iqyd8y2C
- サザム殿の力作の後で大変恐縮ですが、小説の中盤をうP致します(汗
(土日も出掛けていたのが痛かったです)
おまけに皆様の御期待を裏切るかのような急展開です(爆
- 154 名前:丼兵衛 :03/01/27 22:04 ID:iqyd8y2C
- 「シャル…」
<坊っちゃん…>
「ほらほら、ムード盛り上げるのも程々にして、さっさと胸出しなさいよ!」
「え…?」
エミリア(リオン)は突然、シャルティエを胸元に押し付けられた。丁度、レンズの
部分がエミリア(リオン)の双丘に挿まれる格好となった。
「アンタには大きなオッパイがあるんだから、それでシャルに奉仕するのよ」
「どうやって…」
「オッパイを両手で挿んで、それを中央に寄せるのよ。『パイずり』って言うの」
<坊っちゃん、坊っちゃんの胸…、あったかくて気持ちいい………>
「シャル…」
エミリア(リオン)は自分の双丘を両手で集める様に寄せ、レンズが胸の谷間に隠れる
様に揉みしだいた。
「はぁ、はぁ、シャルぅ、シャルぅ…」
「あらあら、レンズが谷間に隠れちゃったわねぇ」
<あぁ、坊っちゃん………>
「シャルぅ、アンタも御主人様に奉仕しなさいよ、ほらぁ!」
ルーティは鞘に入ったシャルティエの切っ先をエミリア(リオン)の秘所に押し当てた。
「んあっ!!」
胸での愛撫で濡れていた秘貝は蜜を益々吐き出し、ホットパンツを黒光りさせていた。
「ヤッパでオナニーする美少女、って何だか変態チックで絵になるわねぇ」
ルーティはエミリア(リオン)とシャルティエの絡みをほくそ笑みながら見物していた。
「あぁ、シャル、シャルぅ!!」
<坊っちゃん、ぼっちゃぁん!!>
快感か頂点に達したのか、エミリアは体を痙攣させると体にシャルティエを密着させた
ままベッドへ倒れ込んだ。恍惚の表情を浮かべ、視線は宙をさ迷っている。
- 155 名前:丼兵衛 :03/01/27 22:06 ID:iqyd8y2C
- 「さてっと、アタシは疲れたから一眠りするわ。さっきから妙に眠いのよねぇ………」
ルーティは身繕いを行うと、さっさとベッドに潜り込み、すぐに寝息を立て始めた。
それと共に、シャルティエの波動が微妙に変わった。
<坊っちゃん、あの眠り薬はよく効くでしょ>
実は、シャルティエはエミリア(リオン)にルーティの薬箱から失敬した薬を渡して、
ルーティにこっそり一服盛ったのであった。
「シャル、どうして…」
<だって、坊っちゃんばかりが弄ばれるのは見てられないよ。実の姉だからってやって
いい事と悪い事があるでしょ!>
「シャル…、お前………」
<坊っちゃんも仕返ししなきゃ、僕の気持ちも晴れないですしね!>
「分かったよ、僕も犯されてばかりじゃ面白くないからね」
エミリア(リオン)は覚悟を決めると、張り型とロープを手に取り、何も知らずに熟睡
しているルーティに近付いた。
- 156 名前:丼兵衛 :03/01/27 22:09 ID:iqyd8y2C
- 「う〜ん、あ…、な、何これぇ?!」
ルーティは目を覚ますなり、自分の置かれた状況を見て少なからず驚いた。
自分の四肢がロープでベッドの枠に縛り付けられ、おまけに首には紐付きの首輪が
はめられていた。
ベッドの脇には、椅子に座ったエミリア(リオン)がこちらを見ていた。
「ちょっと、これってどういう事?!、すぐにほどきなさいよ!」
「嫌だね。僕だって姉さんをこうしてみたかったんだ」
エミリア(リオン)は、ベッドに登るなりホットパンツ越しにルーティの秘所を手で
なぞった。
「あっ!、あ、後で覚えてなさいよ…」
「僕だって姉さんに散々体を弄ばれたんだ。たまには僕が姉さんで遊んでいいでしょ」
エミリア…、というよりリオンはルーティの胸当てをまくし上げると空いていた方の手
で胸を掴み上げた。
「んぁ!、リ…リオン…、や…やめて………」
「僕の時はそう言ってもやめてくれなかったのにね。うるさいから黙っててよ」
そう言うなり、リオンはルーティの唇を強引に奪った。
「んー!!」
ルーティは声にならない声で抗議したが、皮肉な事に自分がリオンに教え込んだ舌技
で少しづつ抵抗の力を削がれていった。
「ん…、んぅ、んふぅ………」
リオンは容赦無くルーティの口内を舌で蹂躙し、秘所と合わせて執拗に攻め立てた。
「ん…、ぷはぁ………」
やっとリオンが唇を離すと、唾液が糸となって伝った。ルーティの秘所も蜜を吐き出し
ホットパンツを濡らしていた。
「やぁぁ…」
まさか、自分が攻められようとは思わなかったルーティはいつもの威勢など消し飛んで
か弱い声でリオンに懇願した。
「姉さん、とっても可愛いよ。お楽しみはこれからだ」
心なしか、リオンの笑みもルーティと同じ邪気を放っていた。
- 157 名前:サザム :03/01/28 09:52 ID:7E+iZV0J
- おお、ここからモードチェンジで反撃開始ですか!?
いい意味で予想を裏切られました。
やはり姉弟だけあって、根っ子は同じなんでつね…(禿藁)
まさに、「お楽しみはこれから」ですねー。続き早くキボーンヌ!
そういえば、前スレ718さんは今、どうされてますか?
ロニ×ちびナナリー、待ってますからね〜。ね〜。ね〜………。
- 158 名前:93 :03/01/28 15:02 ID:uKKaa0rT
- 何か荒らしの規制に巻き込まれて書き込めない・・・
しょうがないのでネット喫茶から。
>サザムサマ
チェスすず萌え〜!!
心理面やHシーンの描写、スゲー勉強になりますた。
やっぱ兄妹ネタはいいねぇ(;´Д`)ハァハァ
クレミンアー期待してまつ。
なりきりは探してでもやって下さい(藁
私も年始辺りからまた始めてみた。もう10周以上はしてるのに(藁
ああっ・・・ちまちま動くディオたんメルたんクルールたん可愛いぃぃぃっ!!(←もはや病気)
>丼兵衛サマ
まさか攻守交代するとは思わなかった・・・
続き楽しみでつ。
ドキドキワクワク(;´Д`)ハァハァ
- 159 名前:キボンヌ名無しさんズ@その1 :03/01/28 17:12 ID:LUgnT+15
- 確か、前スレで最初に言い出したと思います・・・。
お待ちしております(´Д`;)ハァハァ
SSの代わりに画像など。
www.hx.sakura.ne.jp/~die-sque/dpc/img-dpc/arche0.jpg
www.rx.sakura.ne.jp/~dds-if/pic/color/arche.jpg
haga.neko.ne.jp/suzu.jpg
- 160 名前:名無しさん@ピンキー :03/01/28 19:55 ID:VJ+QUTl8
- >>159
既出・・・1つ目,3つ目
Not Found・・・2つ目
- 161 名前:名無しさん@ピンキー :03/01/28 20:25 ID:AiH1KkkZ
- いとあはれだな>>159(ワラ)
- 162 名前:名無しさん@ピンキー :03/01/28 21:20 ID:ygdxnHQF
- 前スレで1000ゲットできなかった・・・
怪傑ライオン丸(;´Д`)ハァハァで1000ゲットしようと思ってたのに・・・
- 163 名前:名無しさん@ピンキー :03/01/28 21:22 ID:UAw9Scje
- 前スレやっと落ちたか・・・「なりダン1プレイしてまつ」と書いておきたかったんだが。
魔王の洞窟に入って急に敵が強くなったような(;´Д`)
- 164 名前:93 :03/01/28 21:58 ID:Xge/7RJ6
- >>前スレ999
∧||∧
( ⌒ ヽ中途半端さがまたいとおしい・・・(藁
∪ ノ 小説ではダオスの服で時空転移まで出来るのにね・・・
∪∪
>>163
魔王の洞窟から急激にザコが固くなるので気をつけてね。
- 165 名前:105 :03/01/28 22:02 ID:SfA7JY+j
- 前スレ718さんとかぶる可能性大ですが、ロニ×ナナリーやらかしていいですか?
ナナリー15歳ですが、やっぱょぅι゛ょでないと駄目かなー…
- 166 名前:名無しさん@ピンキー :03/01/29 00:09 ID:tHaw3gZ2
- >165
是非とも!待ってるよハァハァ
何気にテイルズ関連で一番荒れてない良スレだねぇ、ココ。
- 167 名前:名無しさん@ピンキー :03/01/29 00:28 ID:zL+/EtEQ
- >>前スレ994
>一卵性双生児って違う性別生まれないんじゃなかった?って事だったり。
実はカーレルはオンナノコなんですよ。
- 168 名前:名無しさん@ピンキー :03/01/29 02:36 ID:o/FbBpnL
- >167
ナン━━━━(。A。)ダッテ━━━━!!!!
ということは、
ハロルド×カーレル×アトワイトの三つ巴(順不同)で百合が……(;´Д`)ハァハァ
- 169 名前:名無しさん@ピンキー :03/01/29 03:01 ID:OMCmylft
- ん???1卵生双生児ってどこに書いてあったの?D1の攻略本?
- 170 名前:名無しさん@ピンキー :03/01/29 03:03 ID:80jmdTgX
- >>169
Yes
- 171 名前:サザム :03/01/29 09:26 ID:ybMzZkXh
- 159さん、3つ目はもしかして、前スレでも話題になってた「うえっ」てしてるすずちゃんでつか!?
うっ…嬉しい、初めて見れた…。スズチャンサイコー!!
167さん、ナンデストー!?
カーレルタンは、きつくサラシを巻いて、ハロルド作のボイスチェンジャーで声を変えてるのか?
似たもの同士の双子で、面白がって男装してるですか?
ハロルドと二人きりの時だけ、サラシを解いてれずれずですか!?
…いかん、激しく萌える…SS書きたくなってきた…。
- 172 名前:名無しさん@ピンキー :03/01/29 16:49 ID:BI2LfQPL
- >>171
> …いかん、激しく萌える…SS書きたくなってきた…。
止めはせんよ・・・。
- 173 名前:名無しさん@ピンキー :03/01/29 17:02 ID:oq7bXL6I
- >>171
> …いかん、激しく萌える…SS書きたくなってきた…。
では、僭越ながら挿絵を…
- 174 名前:前スレ994 :03/01/29 17:16 ID:I1DX0o5X
- >167
書いた自分もびっくり!!
つか元々ああいうハスキー声&ぺったんこの女性、だというネタも…
それだとハロルドタンと好対照になるし…
- 175 名前:167 :03/01/30 01:20 ID:Eftk678d
- >>171
> …いかん、激しく萌える…SS書きたくなってきた…。
応援します。
- 176 名前:名無しさん@ピンキー :03/01/30 01:25 ID:Ij4NPIUI
- そういやあ、銀髪双子二組は一卵性なのかな。
- 177 名前:名無しさん@ピンキー :03/01/30 04:27 ID:dQADWoiX
- 普通に男女なら二卵性でしょうに。
- 178 名前:ネタにくどい167 :03/01/30 13:00 ID:Eftk678d
- >>176
実はディオは(以下略)
- 179 名前:93 :03/01/30 17:04 ID:SENGamoe
- >>178
ディオたんは男の子だからこそ萌えると(略
- 180 名前:名無しさん@ピンキー :03/01/30 17:44 ID:NpW+XXIn
- ダンナ、送料無料で只今無修正1枚$19、安くヌケますよ
http://www.avhappy.com/studio.asp?SelectKey=Studio&SelectWord=A6
- 181 名前:名無しさん@ピンキー :03/01/31 00:47 ID:o98r0TsD
- レム様の露出度ゼロな部分が激しく萌えて仕方がない・・・(;´Д`)ハァハァ
- 182 名前:名無しさん@ピンキー :03/02/01 00:21 ID:id4iZ9/v
- http://www.technoya.com/html/search/syohin/D0002342pic1.html
やっとテイルズのドジンでた
- 183 名前:名無しさん@ピンキー :03/02/01 09:38 ID:c+7CwS6W
- ↑買って損、見て損、くりむ損。
- 184 名前:名無し :03/02/01 11:19 ID:Hgp7jtQX
- >165
楽しみにしてまつ。歳の差ハァハァ(;´Д`)
- 185 名前:名無しさん@ピンキー :03/02/01 11:30 ID:c39/9Yk3
- >>165
(゚Д゚)・・・・・・。
イイ!!(・∀・)人(・∀・)イイ!!
- 186 名前:名無しさん@ピンキー :03/02/01 17:41 ID:+Z11TLED
- >>182
クリム損は何で眼の付け所は良いのに肝心の画力が無いんだろう。
しかも展開も…。
- 187 名前:名無しさん@ピンキー :03/02/01 19:50 ID:pLeZwg5Z
- >>186
センスの問題
- 188 名前:たつやん :03/02/02 02:16 ID:9abKSV+m
- >>186
我慢して萌えてみるのもまた一興(カエレ)
- 189 名前:名無しさん@ピンキー :03/02/02 13:06 ID:X7vkxP9T
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- 190 名前:名無しさん@ピンキー :03/02/02 13:09 ID:X7vkxP9T
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- 191 名前:名無しさん@ピンキー :03/02/02 13:17 ID:y7Wwb/OU
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- (・∀・)イイ!!(・∀・)イイ!!(・∀・)イイ!!(・∀・)イイ!!
- 193 名前:105 :03/02/02 19:31 ID:uxEZW1ve
- lД`;)ノすみません…ロニナナもうちょっと待ってクダサイ。
色々記録してたFDがデータあぼーんしたせいで、しばらく立ち直れそうにないです…・゚・(ノД`)・゚・
同時進行で未だディムアト書いてますが、なんかどんどん話が長く鬼畜になっていく…
とりあえず、1日でも早くウプ出来るようがんばります。│ミ サッ
- 194 名前:名無し :03/02/02 19:40 ID:ujFw7T5z
- がんがれー応援してまつ!ロニナナ・・(・∀・)
- 195 名前:名無しさん@ピンキー :03/02/02 21:24 ID:GWPoIJww
- ハロジュのエロ本を…
今かこうか迷ってるんですけど、欲しぃ人ってぃるのかしら?
需要少なそぅなんでつょねぇ…;ぁまりにもぃなかったらぉ金もったぃなぃし;
悩んでまっw( ´,_ゝ`)
- 196 名前:名無しさん@ピンキー :03/02/02 22:18 ID:kUIuXFRI
- ハロジュではないけどエロ本作るつもりです。
汚したいカプールがいっぱいいますからねぇ…ニヤリ
ハロジュ本作ったら是非読ませていただきたいでつ。
需要は…有ると思いますよ。ここでもハロジュ大人気ですしねぇ。
- 197 名前:名無しさん@ピンキー :03/02/02 22:55 ID:FmiNoWCe
- アーチェたんのおしっこ画像持ってないか?
- 198 名前:名無しさん@ピンキー :03/02/02 23:10 ID:t/DlfeLS
- >>193
FDは信頼性がないから(・A ・) イクナイ!
MOかHDに保存汁!!
- 199 名前:195 :03/02/02 23:27 ID:GWPoIJww
- >196
ぉぉ!そぅなんか
なら出来上がったら報告しる(笑
濡れも196さんの本読みナニぃでふ
D2エロ本さっさとかかねば流行に乗レノ遅れる(?
- 200 名前:サザム :03/02/03 09:50 ID:rKwe4a6h
- 105さん、ご愁傷さまです…。
早く立ち直って、ロニナナ書いて下さい(結局それかい、と自主ツッコミ)。
塩犬さんのイラストに触発されて、先に女体化カーレル×ハロルドをうpします。
女体化マズーな人はスルーしてくださいませ。
ちなみに、塩犬さんのイラストはこちら↓
ちょっと息抜きテイルズ絵板@18禁
ttp://w3.oekakies.com/p/tls3ch/p.cgi
- 201 名前:サザム :03/02/03 09:52 ID:rKwe4a6h
- 〜双子のスキンシップ〜
「ハロルド、お邪魔するよ」
「んーっ、兄貴、いらっしゃーい」
自分の部屋を訪れたカーレルの声に、ハロルドは机から顔を上げぬまま、気の無い返事を返した。
「どうした、また詰まっているのか?」
「『また』は余計よ。ちょっとねー、レンズの集積回路の構築が難航してるのよ」
ハロルドは背中を椅子にもたれ掛けると、咥えたペンをひょこひょこと動かした。
「少し、気分転換でもしたらどうだ?」
「んー、そーねー。 あ、兄貴もサラシ取って楽にしたら?」
「そうだな、そうさせてもらうよ」
頷くと、カーレルは上着を手早く脱ぎ始めた。
シャツを脱ぎ捨てると、男性にしては華奢な体に、幾重にもサラシが巻きつけられていた。
サラシを解き始めると、その下から柔らかな膨らみが現れる。
裸の胸についていたのは、小振りながらも形の良い、女性の乳房であった。
「胸、またちょっと、大きくなったんじゃない? カーリィ姉さん」
首を後ろに反らしたハロルドは、逆さに見えるカーレルの胸を見ながら、ふざけた調子で言った。
「こら、二人きりの時でも、その呼び方は止めろと言っただろう?」
昔の呼び方をされて、カーレルは苦笑しながらたしなめた。
彼(彼女)の本当の名は、カリーナ・ベルセリオス。
ハロルドとは、一卵性の双子の『姉妹』であった。
- 202 名前:サザム :03/02/03 09:54 ID:rKwe4a6h
- 「はいはい。全く、変な処で徹底的にこだわるんだから。誰に似たのかしら?」
「ふふっ。お前がそれを言うのか?」
再び上着を羽織りながら、カーレルは妹に笑いかけた。
元々、地上軍に入る際に、カーレルに男装することを提案したのは、この妹だった。
カーレルの軍師としての才能は、妹の贔屓目無しに見ても確かである。
しかし、一般の兵士には、女性に指揮されることを快く思わない者もいるであろう。
そう考えたハロルドは、カーレルの喉に変声機を仕込み、男として入隊したらどうかと言い出したのだ。
双子なだけに、本質はハロルドと同様に悪戯好きなカーレルは、それは面白そうだと賛成した。
そして二人の、地上軍全てを相手にした、大芝居が始まったのだった。
「しかし、これ以上大きくなられても、正直、邪魔なだけなんだがな」
カーレルは、形のいい胸を軽く持ち上げながら、そう呟いた。
「あのねー、世の女の人が聞いたら、怒るわよ、それ」
「大丈夫さ、間違っても他の女性の前では言わないからな」
その言葉に、ハロルドは何かを思い出したように、ポンと手を打った。
「そーだ、女と言えば兄貴、この間、新しく入った女性兵に、言い寄られてなかった?」
「…ああ、あの子か。丁寧に断ったつもりだったんだが、泣かれてしまってね。まいったよ」
思い出して、カーレルは軽く肩をすくめた。
「まったく、女ったらしなんだから。これで何回目?」
「おいおい、女たらしはひどいな。私は一度も、自分から声を掛けたことはないぞ」
- 203 名前:サザム :03/02/03 09:55 ID:rKwe4a6h
- とはいえ実際、普段のカーレルは、中性的な美貌を持つ美青年にしか見えない。
特に若い女の子達には、汗臭くない凛とした雰囲気が素敵、とファンクラブまで出来る有様であった。
「まったく、そんな事ばかり言ってるから、ヘンな噂が立つのよ。
『実はホモだ』とか、『故郷に恋人がいるんじゃないか』とか…」
「仕方ないだろう? 深い仲になって、正体を知られたりしたら、それこそ大騒ぎだ」
そう答えると、カーレルは座っているハロルドの背中に、軽くもたれかかる。
「それに、恋人がいるというのは、あながち嘘ともいえないしな…」
「あっ…ちょっと、兄貴…?」
胸元にスルッと滑り込んだカーレルの手に、ハロルドは顔を赤らめた。
「私には、生まれた時から一緒の、最高の恋人がここにいるからね…」
ハロルドに妖しい流し目を向けながら、カーレルはゆっくりと指を蠢かせた。
双子のもう一つの秘密。
それは、二人が肉体関係を含む、倒錯した愛情を抱き合っていることであった。
「やっ…兄貴、何を…んっ!」
くりっと乳首を擦られて、ハロルドは小さく息を呑んだ。
「何をって、可愛い妹の気分転換を、手伝ってやろうと思ってね…」
「はっ…ん、そんな事言って、自分がしたいだけのくせに…」
カーレルの愛撫に息を荒くしながら、ハロルドは反論する。
「お前がいやだって言うなら、止めるけど…?」
悪戯っぽい笑みを浮かべたカーレルは、そう言うと、指の動きを止めた。
「…さあ、どうする?」
「あっ、兄貴の、いじわるぅ…」
ハロルドは、甘えるようにすねながら、カーレルの胸に寄りかかった。
- 204 名前:サザム :03/02/03 09:56 ID:rKwe4a6h
- ◇ ◇ ◇
カーレルは、ハロルドの身体を抱き上げると、ベッドの上にそっと座らせた。
そして自分は立ったまま、ベルトを外してズボンを脱ぎ捨てる。
アスリートのように引き締まった白い両足が、明るい照明を照り返す。
自分と違い、筋肉質なカーレルの身体に、ハロルドは今更ながら疑問を覚えた。
「昔はそっくりって言われてたのに、何でこんなに体型が変わっちゃったのかしらねー」
「そりゃ、お前が部屋で研究している間、私はずっと、外で身体を鍛えていたからね」
妹の疑問に、カーレルは身体にそぐわぬ男らしい声で、そう答えた。
昔のハロルドは病弱で、(今では信じられないが)引っ込み思案な少女だった。
いつも部屋で本ばかり読んでいるような子供で、しょっちゅう近所の悪戯小僧どもから苛められていた。
カーレルが身体を鍛え始めたのは、そんな妹を守ってやりたいがためであった。
「…ねぇ、久しぶりに、兄貴の本当の声が聞きたいな、わたし」
「ああ、いいとも。…んっ、ん…」
そう答えるとカーレルは、喉仏に見える部分を触り、何かを操作するように指を動かした。
「あ、あー。うーん、何だかもう、こっちの声の方が、違和感があるわね…」
そうして洩れた声は、大分ハスキーなのを除けば、ハロルドの声に瓜二つだ。
声が変わると同時に、カーレルの言葉遣いも、自然と女言葉になっていた。
- 205 名前:サザム :03/02/03 09:58 ID:rKwe4a6h
- 「ふふふ…。わたしは、こっちの声のほうが好きだけどな」
「ハロルド、それは遠まわしに、自分の声が好きだって言ってるのと同じよ」
カーレルは、笑うハロルドの額を指でちょん、とこづいた。
「だって、兄貴の喘ぎ声は、こっちの方が可愛いんだもん」
「あっ、こら…んっ…」
いきなり両方の乳首を軽く摘まれて、カーレルの頬が桜色に染まった。
「…ほら、やっぱり可愛い」
「やっ、はん…。ず、ずるいわよ、不意打ちなんて…んんっ、あん!」
「さっきの仕返しよ」
先程とは攻守を変え、今度はハロルドがカーレルの乳房をこね回した。
ツボを心得たハロルドの愛撫に、カーレルの肌から薄く汗が滲んだ。
「もう…。弱い所を知ってるのは、こっちも同じなんだからね…」
「んっ、やっ、兄貴、そこは…!」
口調が女に戻ると共に、普段は隠している、カーレル本来の性格が顔を出す。
背中に回されたカーレルの指が、ショーツに潜り込んで尻の割れ目をなぞり、ハロルドはピクッと反応した。
カーレルの指はそのまま、菊座と花弁の間を往復し、両方をくすぐるように刺激した。
いくらも経たないうちに、ハロルドの股間から、サラサラとした熱い雫がしたたり始める。
雫はカーレルの指を濡らし、ショーツの中央に染みを広げていった。
「んんっ、それ、駄目だって、知ってる、くせにぃ…」
「あらあら、もう終わり? 仕返しするんじゃなかったかしら?」
自分の胸に顔を埋めて震えるハロルドに、カーレルはからかうように声をかけた。
- 206 名前:サザム :03/02/03 09:59 ID:rKwe4a6h
- 「もぉ! いつもいつも、主導権を握れると思ったら、大間違いよ…!」
その言葉に負けん気を引き出され、ハロルドは上体を伏せて、カーレルの股間に顔を寄せた。
そして、こちらも薄く湿り出している、カーレルの下着を横にずらし、秘部をあらわにする。
既に濡れ光る花弁の上の、小さな突起に狙いを定めると、ちゅうぅっ、と音を立てて吸った。
「やああぁぁっ!?」
「んふっ、今度は、兄貴の指が止まってるよ…?」
甲高い声を上げるカーレルに囁くと、ハロルドは舌と唇で肉芽を弄びながら、中指を花弁に差し入れる。
中で指を曲げ、腹側の内壁を擦るように動かすと、カーレルの腰がビクン、と跳ねた。
「やっ、いやっ! やめっ、やめてっ、ハロルドっ…!」
「んちゅ…ふふっ、『もう降参』って言ったら止めてあげるよ…」
長い髪を振り乱して悶えるカーレルの顔を見上げながら、ハロルドはさらに動きを激しくした。
自分に良く似た顔が快楽に乱れる様は、ハロルドに熱い興奮を呼び覚ました。
「もっ、もおっ…! 負けないわよっ…!」
「ひあんっ!?」
カーレルは、尻に回した手の人差し指と中指で、ハロルドの花弁を深く抉った。
そしてもう一方の手を腹側から滑り込ませ、ハロルドの勃起した肉芽を摘む。
挿入した指を痙攣するように震わせ、摘んだ突起を軽いタッチで素早く擦りたてた。
「んっ、くうっ、ハッ、ハロルド、早く、イッちゃいなさい…!」
「ぬちゅっ、むっ、あ、兄貴こそ、さっさと、降参、しなさいよぉっ…!」
二人は、幼い姉妹がくすぐり合うような調子で、互いの快楽を引き出しあった。
- 207 名前:サザム :03/02/03 10:00 ID:rKwe4a6h
- 部屋の中に、二人の陰部が立てる、淫らな水音が響き渡る。
性技の応酬は、どちらが優勢とも言えないまま、次第に白熱してゆく。
だが、結局先に屈したのは、ハロルドの方だった。
「んっ、だめっ、だめえっ…、あん、ん………っ!!」
背中をふるふると痙攣させると、ハロルドはくたりとシーツに倒れ込んだ。
カーレルは、妹の中から指を引き抜くと、淫蕩な笑みを浮かべる。
「ふふっ…。今日も、私の勝ちみたいね…」
指に絡んだ蜜を舐め取ると、カーレルはベッドの下から箱を取り出し、中の物を物色し始めた。
◇ ◇ ◇
「んっ…。あ、兄貴?」
「あら、もう気付いたの?」
濡れたショーツを引き剥がされて、ハロルドは寝ぼけたような声を出した。
既に全裸になっているカーレルは、ショーツをハロルドの足から抜き取ると、傍らに置いたモノに手を掛ける。
口元に寄せ、黒光りするそれをゆっくりと舐め回しながら言った。
「んちゅ…ん…。今度はこれで、可愛がってあげるわ…」
「やっ、兄貴、それっ…!」
やっと目の焦点が合ったハロルドは、カーレルが舐めているものを見て、少し怯えた声を発した。
それは、黒いラバー製の、双頭のディルドーであった。
男根を模した先端は大きく笠を開き、反りのある幹の部分には、至る処に大きなイボが並んでいる。
以前それで責められた時の事を思い出し、ハロルドは後ずさった。
- 208 名前:サザム :03/02/03 10:02 ID:rKwe4a6h
- 「やあっ、それいやっ! いつものにしてよ、兄貴ぃ!」
「あら、どうして? 前に使った時は、あんなに悦んでいたじゃない」
不思議そうに言うカーレルに、ハロルドは駄々っ子のように首を振った。
「だからいやなのっ! わたし、あの後しばらく、腰ガクガクで動けなかったんだからぁっ!」
少し涙目で訴えるハロルドに、カーレルは嗜虐心を刺激された。
「だったら尚更、こっちでしたくなっちゃうわね…んんっ!」
カーレルは眉を寄せながら、自分の唾液で濡らした方を、自らの花弁に押し込んでいった。
突き立った張り型は大きく反り返り、カーレルの股間から直接生えているかのように見えた。
「さあ、こっちはあなたが準備するのよ…」
カーレルは立ち上がると、もう一方の先端を、ハロルドの目の前に突き出した。
「もう…。兄貴のいじめっ子…んっ…」
そう言いながらもハロルドは、張り型にゆっくりと舌を這わせた。
こんな時だけは、ハロルドは昔のように、従順な態度を見せる。
それが嬉しくて、カーレルは妹の髪を優しく撫でてやった。
「そうよ…。自分の中に入るものなんだから、しっかりと濡らさないとね…」
「んっ…、むぷっ、ふむっ…」
男に奉仕するように、ハロルドは懸命に張り型をしゃぶり続ける。
その姿にカーレルは、作り物の男根に神経が通っているような錯覚を覚えた。
「もう充分みたいね…。さ、ハロルド、横になりなさい」
「は、はあい…」
ハロルドは、しおらしげな態度で、ベッドに仰向けになった。
大きく足を開き、カーレルの前に、濡れきった秘所をあらわにする。
- 209 名前:サザム :03/02/03 10:03 ID:rKwe4a6h
- カーレルは、開いた足の間に腰を割り込ませ、張り型の先端をハロルドの入り口に宛がった。
「じゃあ、入れるわよ…」
「うっ、うん…。だけど、ゆっくりね…」
ハロルドの求めに応じ、カーレルは静々と腰を進めていった。
「あっ、あっ! は、奥まで、入ってくるよぉ、兄さんっ…!」
「ふふふっ…。やっと、『姉さん』って言わなくなったわね。えらいわよ、ハロルド」
カーレルは、満足げな表情で、ハロルドの頬を優しく撫でた。
ついこの間まで、ハロルドは感極まると、思わず「姉さん」と呼んでしまっていた。
しかしそれでは、とっさの時に口走り、周囲に怪しまれてしまうかも知れない。
そこでカーレルは、ハロルドが性交中に「姉さん」と呼ぶ度に、愛撫を止めることにしていた。
ハロルドがどんなに欲しがっても、しばらくは動かず、「兄さん」と呼び直すように何度も言い聞かせる。
快楽と共に、言わば身体から叩き込む事で、カーレルは妹の呼び掛けを「調教」したのだった。
「さあ、それじゃあ、動くわよ…」
「やっ、兄さん、ちょっと、ちょっとだけ、待って…」
中央近くまで埋め込んだカーレルが、早速動き出そうとするのを、ハロルドは足を腰に絡めて止めた。
カーレルがかすかに動く度に、張り型のイボが、ハロルドの肉襞を刺激する。
ハロルドはその刺激に慣れようと、大きく何度か深呼吸をした。
- 210 名前:サザム :03/02/03 10:04 ID:rKwe4a6h
- 「…はぁ。うん、もういいよ、動いて…」
ハロルドの許可を得て、カーレルは自分の秘洞にぐっと力を込め、ハロルドの中を往復し始めた。
「んっ、ふっ、やっ、かっ、んっ…」
「んっ、く…。可愛いわよ、ハロルド…」
顔に掛かった自分の髪を耳まで掻き上げつつ、カーレルはハロルドに囁いた。
強く締め付けた自分の中のモノはあまり動かない為、カーレルは自分が本当に男になったような気になる。
偽りの男根で、悶えるハロルドの中を、貪るように突き続けた。
「はっ、激し過ぎるよ、兄さんっ…んっ!」
「あんっ!?」
小さく叫ぶと共に、ハロルドが自分の中の張り型を強く締め上げた。
より強い締め付けの為、張り型が今度はハロルドの方に固定され、カーレルの中をぞるり、と動く。
先端の笠と幹の部分のイボが、カーレルの内壁を掻き、女の快楽を与えた。
「ああ、ハロルド、いいわ、いいのっ、私…んっ」
「んふぅっ、んっ、わたしもっ、すごく、いいよぉっ、兄さ…むうっ」
腰の一振りごとに、交互に張り型を固定するようにしながら、姉妹は舌を絡める濃厚なキスを交わした。
時折こすれ合う乳首と、深く重なった時に触れる相手の下腹部の感触が、二人の理性を奪う。
双子は、下半身から互いに溶け合い、一つになってゆくような一体感を感じていた。
「んっ…。はぁ、そろそろ、スイッチを入れるわよ…」
「やっ、だめぇ…。これいじょうされたら、へんになっちゃ…やああっ!?」
カーレルが中央のスイッチを入れた途端、張り型は強く振動しながら、中を抉るようにぐねぐねと動き出す。
激しい刺激に、ハロルドの口から、泣き叫ぶような悲鳴が洩れた。
- 211 名前:サザム :03/02/03 10:06 ID:rKwe4a6h
- 「だっ、だっ、だめっ、にいさん、これ、わたし、おかしく、なっちゃ…」
「んっ、いっ、いいのよ、わたしも、もう、いきそ…っ」
二人は互いをきつく抱きしめながら、息の合った動きで腰を動かした。
振動と回転に、前後の動きが加わって、二人の頭の中が悦楽で真っ白になる。
「「やっ、もう、いくっ、…あっ、あああぁぁっ!!」」
メゾソプラノとアルトの寸分違わぬ叫びが、協奏曲のような和音となって響いた。
◇ ◇ ◇
「…ふっ、んんっ…よっと。んくっ…ふう。…っはあ、はあっ…」
絶頂の余韻に酔いながら、カーレルは張り型のスイッチを切り、ハロルドの中から抜き出した。
そのままハロルドの横に仰向けに寝転ぶと、自分の股間から張り型を取り出す。
それをベッドの脇に放りだすと、片腕で両目を押さえ、しばらくの間、深呼吸をして乱れた息を整えた。
「はぁ、はぁ…。久しぶりに、思い切り燃えちゃったわね、ハロルド」
「………」
ハロルドの返事が無いのをいぶかしみ、カーレルは目を塞いでいた腕をどけ、目線を動かした。
「…ハロルド?」
「…すぅ…くぅ…」
「ふふっ。もう寝ちゃったか…」
寝返りを打ち、可愛い息を立てる妹の寝顔を見詰めながら、カーレルは愛しげな笑みを浮かべた。
「ほら、そんな格好で寝てると、風邪ひくわよ」
「むっ…むーん…」
頬を指でつついても、唸るばかりで、目を覚ます気配が無い。
- 212 名前:サザム :03/02/03 10:07 ID:rKwe4a6h
- 「もう、しょうがない子ね…よいしょっと」
カーレルは起き上がると、腰にきた様子で少しふらつきながら、バスルームに向かった。
濡らしたタオルで自分の身体をざっと拭うと、それを洗って固く絞り、ベッドへと戻る。
そして、眠っている妹の身体を、丹念に優しく拭き清めた。
更にナイトローブを着せ掛け、布団を肩までしっかりと掛けてやる。
そこまでしてから、カーレルは服を身に付け、普段の格好に戻っていった。
(でも、いつまでもこんな関係を続けていて、いいのかしらね…)
カーレルは、気だるげな表情を浮かべながら、そんな思いに駆られた。
いくら身体を慰め合っても、女同士では、何かを生み出すことも出来ない。
本当に妹を大事に思うなら、似合いの男性と愛を交わしたほうがいいのではないか。
暗い顔で爪を噛んでいると、ハロルドが寝返りを打ち、幸せそうな寝顔がカーレルの方を向いた。
「んんっ…にいさん…だぁいすきだよ…」
自分の不安を打ち消すようなハロルドの寝言が聞こえ、カーレルはくすっと笑う。
ハロルドの額に軽く口付けて、小さく囁いた。
「私もよ、可愛いハロルド。 …おやすみ、良い夢を…」
カーレルは部屋の明かりを消すと、自分の部屋へと戻っていった。
〜END〜
- 213 名前:サザム :03/02/03 10:15 ID:rKwe4a6h
- うう、塩犬さんのイラストに負けてなければいいのでつが…。
(タイトルも無断借用してしまいました、すんません)
168さんの三つ巴のアイデアも、そのうち書きたいなー、と自分で自分の首を絞めてみるテスト。
- 214 名前:名無しさん@ピンキー :03/02/03 13:19 ID:qlIkLKma
- >>160
- 215 名前:あぼーん :あぼーん
- あぼーん
- 216 名前:丼兵衛 :03/02/03 21:02 ID:tS3p/A50
- >>サザム殿
カリーナたんマンセー!!(核爆
私も続きを…ぐはぁ、ほとんど進んでない(死
一応結末は考えてあるのですが、益々泥沼化が進みそうです。
- 217 名前:名無しさん@ピンキー :03/02/03 21:50 ID:ZHLO0/Ny
- サザム殿(゜∀゜)クィターーーー!
- 218 名前:167 :03/02/04 02:00 ID:q5tMYMKi
- 正直、>>167のレスをしたときこういう展開を少し期待してました。
いや、一卵性双生児の問題を解決するにはこれしかないと思ったのはエロ抜きでですけど。
>>サザムさん
・・・大作ですな!
- 219 名前:たつやん :03/02/06 00:15 ID:CjHVn3LI
- 業務連絡
18禁の丘(森じゃないYO<以前間違えた事あり(カエレ))にリアラたん
暗黒の部屋にキャロたん
既出かどうかは知ったこっちゃありません(マテよ)
最近は神が多くていいねぇ
- 220 名前:167 :03/02/06 14:05 ID:G+ecEQYx
- >>219
あ。あのとき“森”にツッコんだの私です。
- 221 名前:丼兵衛 :03/02/06 21:04 ID:JU8eYVj8
- やっと後半が出来ましたのでうpします(汗
時間をかけた割にはショボショボの出来ですが…(死
- 222 名前:丼兵衛 :03/02/06 21:25 ID:JU8eYVj8
- 「これ…、姉さんが切ったんだよね、丁度いい」
リオンはルーティに切り裂かれた自分の服に着替えていた。ただし、双丘はかなりの
膨らみを増したのか切り取られたシャツから突き出し、体全体も不思議な妖艶さを
醸し出していた。
「んっ…、どう?、立派でしょ。これで姉さんを愛してあげるよ」
い張り形を装着し、ますます中性的な妖艶さを増したリオンは身動きの出来ない
ルーティに馬乗りになった。
リオンは、ホットパンツの裾を大きくつまみ上げ、張り形を当てた。
「リオン…、お願い、や、優しくして………」
しかし、リオンはその言葉に反するようにいきなりルーティの秘所に張り形を突き
立てた。
「うっ!!」
「やぁ!!」
ルーティの秘貝が呆気なく張り形を受け入れたのを見計らって、リオンは少しづつ
腰を動かしていった。
- 223 名前:丼兵衛 :03/02/06 21:27 ID:JU8eYVj8
- 「姉さん…、気持ち良い………」
リオンが腰を動かすにつれて、青い制服とシャツの裂け目から覗いた、彼の形のいい
双丘がゆさゆさと揺れた。
「もっと気持ち良くしてあげるよ」
リオンは自分の双丘をルーティのそれと重ね合わせ、新たな快感がルーティを襲った。
「んぁ…、い…イィ………」
もはや、ルーティは抗う事はせずに快楽に身を任せている様であった。リオンはベッド
に縛り付けられた縄を解いてルーティの手足を解放した。しかし、お互いは繋がった
ままである。
「姉さん、今度は四つん這いになってよ」
ルーティはリオンの言葉に急き立てられるようにゆっくりと四つん這いになった。
リオンはルーティの腰を掴むと、激しく自分の腰を打ちつけた。
「ふぁっ!!、リオン…来て………」
- 224 名前:丼兵衛 :03/02/06 21:29 ID:JU8eYVj8
- リオンの腰の動きも段々と早まってきたが、それと共にリオンの吐息も荒くなって
いった。
「あぅ…、ね、姉さん…、僕も………」
リオンも、自分自身のものではなく、彼自身も張り形を通じて快感を実の姉と共有
していた。そして、その快感も山に登るように頂点へと達しようとしていた。
「ね…姉さん、もう…そろそろ、いい…よね」
「…イイ…わ…」
流石に、お互いが迫り来る快楽の前に果てようとしていた。
「うぁ!、ね…ねえさん………」
「あぁ!、リオン………」
そして、2人の体に電流が走ったかのように痙攣した。
- 225 名前:丼兵衛 :03/02/06 21:31 ID:JU8eYVj8
- しばらくはお互いは死んだ様にぐったりしていたが、ルーティがベッドに横になって
いたリオンの横に寄り、体を摺り付けてきた。
「ねぇ、リオン…」
「何だ…」
「キス…して」
「何故だ?、僕は姉さんを犯したのに」
「気持ち良かったから、ご褒美よ。マゾも悪くないって思ったし」
ルーティは優しげな微笑みをリオンに投げかけていた。
「仕方ないな…」
リオンはルーティに軽く口付けをすると、そのまま寝入ってしまった。
天使の微笑みがたちまち悪魔の笑みへと変わったのも知らず…。
「シャルぅ、アンタも相当悪どいわネェ〜」
<坊っちゃん、ゴメン…>
実は、シャルティエにリオンを焚き付かせたのは、他でもないルーティであった。
彼女は、巧みに演技を駆使していたという訳である。
「流石は私の弟…、否、妹だけあってサドの才能もあるし、機会があったらアタシ
と2人でスタンを調教してみようかな…なんてね、ケケケ!」
<坊っちゃんをこれ以上変な方向に行かせないで下さいよ!>
「シャルぅ〜、アンタが御主人の百合を見たがってたって事を言ってもいいのかなぁ」
<ひ…卑怯な…>
「卑怯でなくちゃ世の中渡って行けないわよ、ケケケケケ!」
新たなる悲劇の始まりであった…。(完)
- 226 名前:丼兵衛 :03/02/06 21:37 ID:JU8eYVj8
- 遂に、スタンにもルーティ姉さんの魔の手が…(爆
兄妹揃ってというシチュも考えましたが、流石に鬼畜過ぎて止めました(大汗
それよりもウッドロウとの絡みを考えねば…
- 227 名前:名無しさん@ピンキー :03/02/07 00:50 ID:BS0ZenLX
- そういえば、穴子とはいったいだれなり?
そして、その名の由来は?
- 228 名前:名無しさん@ピンキー :03/02/07 03:07 ID:bQLVQy6g
- 穴子はバルバトスのこと、声優が同じです
- 229 名前:サザム :03/02/07 09:38 ID:X0PNfG+w
- 228さんに補足すると、穴子さんとは「サザエさん」に出てくるマス夫さんの同僚。
誰が言い出したのか、今ではこの呼び名がすっかり定着してしまいました(笑)。
丼兵衛さん、最後でさらにひっくり返すとは…やりますな。
激しくウマー!! でした。ごっつあんです。
兄妹揃って…それもイイ!と思った私は鬼畜ですか、そうですか。
アーチェ・ミント×クレスは、月曜あたりにうp出来そうです。
- 230 名前:名無しさん@ピンキー :03/02/07 10:34 ID:s4ZVElGx
- >228
付け加えとくと、若本規夫という有名な声優さんです
穴子の由来、俺も始めて知った…
ゲーム自体全然やってないからな〜
昔DBのセルと穴子さんが同じ人だと知った時は驚いたものだった
- 231 名前:名無しさん@ピンキー :03/02/07 13:13 ID:HAFllxoW
- 若本氏というと穴子さんよりも太田コーチの方が真っ先に思い浮かぶのは少数派なのだろうか。
近親ソカーンネタといえばリリスたんもやってほしいモヨリ。
- 232 名前:105 :03/02/07 22:33 ID:F7KZofLN
- lД`;)ノロニナナなんとかなりそうです…週明けごろうぷしたいと思います。
ナナリーの口調が微妙。姉御口調だとちょっと変なので…キャラ崩れが心配。
同時進行のディムアト(まだ書いてやがった)が、まじで長く鬼畜に…
リンカーソとかリョジョークとか暴力的な描写があるんですが、…うぷしても大丈夫ですか?
ここはワカーン派が多いようなので、ちと意見をおうかがいしたいです。│ミ サッ
- 233 名前:名無しさん@ピンキー :03/02/07 23:42 ID:TQVuUxcA
- >>232
大丈夫かどうか、まずはうpしてからだ!
つーかがんがってください。
- 234 名前:名無しさん@ピンキー :03/02/08 00:40 ID:+X/iQ24h
- >>230
えっ!ということは。GGXのジョニー?
うそだよね。嘘だといってよー。イメージがーーーー。
- 235 名前:名無しさん@ピンキー :03/02/08 04:07 ID:lgQx6VLc
- >232
105たんがんがれ〜(・∀・)人(・∀・)
ナナリーたんの少女ならではの口調禿げあがるほど期待
ディムアト、ワカーンばっかりじゃ物足りん むしろ鬼畜キボンという人もいると思うので
気にせずうpしてほしいでつ。つーか読みたいYO!
- 236 名前:名無しさん@ピンキー :03/02/08 11:15 ID:s1GN+Qms
- なんかD2が発売されてから一気に活気付いたなこのスレ
(・∀・)イイ!ことだ。
- 237 名前:あぼーん :あぼーん
- あぼーん
- 238 名前:あぼーん :あぼーん
- あぼーん
- 239 名前:名無しさん@ピンキー :03/02/10 04:03 ID:Q87Revc5
- リオンとルーティのエロってないですか?
- 240 名前:名無しさん@ピンキー :03/02/10 10:45 ID:5OxVGW+o
- プリムラのエロキボンヌです。
- 241 名前:サザム :03/02/10 14:09 ID:zosiGSGF
- どーもー。こんちわ、三河屋…じゃないや、サザムです。
アーチェ・ミント×クレス、完成したのでうPします。
2回分なので、いつもより長文になってしまいましたが…。
- 242 名前:サザム :03/02/10 14:11 ID:zosiGSGF
- 〜決戦! 女の勝負〜
ここはユークリッドの村。
ユグドラシルを復活させて疲れ切ったミントを気遣い、一行はここで一泊する事にした。
クラースも今夜は研究所に戻り、ミラルドに今までの旅の成果を話している頃だろう。
クレスが風呂に行って、女二人きりになった時に、アーチェは気軽な調子で問いかけて来た。
「ねえねえミント。ちょっと聞きたいんだけど」
「何です、アーチェさん?」
「ミントってさあ、クレスの事、どう思ってるの?」
「えっ!?」
唐突な質問に、ミントは意表を衝かれて戸惑う。
そんなミントの顔を面白そうに見詰めながら、アーチェはなおも言いつのった。
「ねぇ、好き、嫌い? 好きだとしたら、どの位好き?」
「あ、あの、それは…」
アーチェの追求に、ミントはごにょごにょと言葉を濁した。
「…そ、それを言うなら、アーチェさんはどうなんですか?」
何とか矛先をずらそうと、ミントはそう問い返す。
するとアーチェは、あっけらかんと答えた。
「わたし? わたしは勿論、クレスの事、好きだよ」
「えっ…!?」
アーチェの声に混じる本気の響きに、ミントは驚きの声を上げた。
- 243 名前:サザム :03/02/10 14:13 ID:zosiGSGF
- 「優しくて、格好よくて、頼りになるしねー。結構、街の女の子とかにも注目されてるんだよ。
クレスは鈍感だから、気が付いてないだろーけど」
「そ、そうなんですか…」
思い掛けない言葉に、ミントは動揺を隠せなかった。
「わたしもクレスになら、抱かれてもいいな、って思うし」
「だっ! だだだだだ、抱かれるって!?」
アーチェの大胆発言に、ミントはわたわたと焦りまくった。
「つまりぃ、セックスしてもいいなって事。…ミントは、そんな事考えたりしない?」
「セッ、セッ…! やっ、そんな、私…」
ミントは、赤くなった頬に両手を当て、ふるふると顔を振る。
恥ずかしがるミントの顔を覗きこみながら、アーチェは少し意地悪げに追い詰める。
「んっ? ほれほれ、どうなのかなー?」
アーチェがしばらく問い詰めると、やがてミントは観念したように、蚊の鳴くような声で囁いた。
「……しも、………たいです…」
「ん、なになに?」
小悪魔的な笑みで問い質すアーチェに、ミントは先程より少し大きい声で呟いた。
「…私も、クレスさんに、抱かれたいです…」
「うん、素直でけっこー!」
真っ赤になりながらもはっきりとしたミントの答えに、アーチェは満足そうに笑った。
- 244 名前:サザム :03/02/10 14:14 ID:zosiGSGF
- まだもじもじとしながら、ミントは不審そうに尋ねた。
「でも、アーチェさん。何でいきなり、こんな事を…?」
そうミントが言った途端、アーチェの表情に切なげな色が混じった。
「だって、ダオスを倒したら、もう二人ともお別れじゃん?」
「あ…!」
「だからその前に、はっきり白黒つけたいと思ってさ…」
「………」
急にしんみりした気持ちになり、ミントは黙り込む。
だが、アーチェはいきなり元気を取り戻すと、ビシッとミントを指差して言った。
「でも、ミントもおんなじ気持ちなら、もう遠慮はいらないぞっと!
こうなったら、勝負だからねっ!!」
「え…? あの、アーチェさ…ん?」
あっけにとられるミントを部屋に残し、アーチェはバタバタと廊下を駆けていった。
◇ ◇ ◇
「じゃーん! おっまたせー!」
数分後、アーチェは何か重そうなモノを引きずりながら、部屋に戻ってきた。
「アーチェさん、何ですかそれ…って、クレスさんっ!?」
アーチェの引きずるモノの正体に気付いて、ミントは驚いた。
それは、まるで人形のように、ぐったりと脱力したクレスだった。
「アーチェさんっ! 一体クレスさんに、何をしたんです!?」
- 245 名前:サザム :03/02/10 14:16 ID:zosiGSGF
- 怒り出すミントに、アーチェは何でも無いように答えた。
「あー、だいじょぶだいじょぶ。ちょっと、ケイちゃんに噛んでもらっただけだから」
「…ケイ、ちゃん? どなたですか、その方は?」
聞き慣れない名前に、ミントは怒りを忘れて聞き返した。
「そーいえば、まだ紹介してなかったっけ。 ほらケイちゃん、ミントにご挨拶して」
モゾモゾ…。 ピィッ!
「え゛…」
アーチェの腰の袋から顔を出した『ケイちゃん』を見て、ミントはヒキッと凍りついた。
それは、紛れも無く、ケイヴスパイダーの赤ちゃん(?)だった。
「何かの拍子に、荷物の中に紛れ込んだらしくてさー。
殺すのも可哀想だし、エサとかやってたら、懐かれちゃって。
あ、もちろん、他の二人には内緒だからね。
今はもう、わたしの言うことはちゃーんと聞くんだよ。 ねー、ケイちゃん」
ピイ、ピイッ!
「あ、あはは、そうですか…」
アーチェとお揃いのリボンをつけた『ケイちゃん』のインパクトに、ミントは引きつった笑い声をあげた。
「だから、クレスもただ麻痺してるだけ。問題ナッシングだよ☆」
「…はっ! そ、そうです! だから何故、こんな真似を!?」
クレスの身体を引きずっていくアーチェに、ようやく正気に戻ったミントは聞き直した。
「やだなー。さっき、勝負するって言ったじゃない」
- 246 名前:サザム :03/02/10 14:17 ID:zosiGSGF
- 「ですから! 勝負とこれと、どう言う関係があるのですかっ?」
語気を強めるミントに、噛んで含めるようにアーチェが説明した。
「だからぁ、二人とセックスして、どっちがいいか、クレスに決めてもらうの!
名づけて、『第一回チキチキ! クレス争奪・身体の相性どっちが良いか』対決ぅー!」
アーチェが太鼓をドンドンと叩き、『ケイちゃん』が器用に抱え込んだラッパをパフパフッと鳴らす。
「なっ、何ですかそれわーーーっ!?」
半泣きで叫ぶミントの声は、狭い部屋中に空しく響き渡った。
◇ ◇ ◇
「よい…しょっと。 あー、重かった」
身動きの取れないクレスをベッドに寝かせると、アーチェは大きく息をついた。
「あ、あのぉ…。本当に、その、するんですか…?」
そのままクレスのズボンに手を掛けるアーチェに、ミントはおずおずと声を掛けた。
「何よぉ、ここまで来て。さっきミントも『抱かれたい』って言ったじゃない。
それに、古今東西、一人の男を奪い合う時には、こうするもんなのよっ!」
「ええっ!? そ、そうなんですかっ!?」
世間知らずのミントは、アーチェの口車にあっさりと乗せられてしまった。
「そーなの。 わたしが負けたら、すっぱりと身を引くつもりなんだから。
ミントもしっかり、覚悟を決めなきゃね」
「で、では、アーチェさんが勝ったら…?」
不安げに尋ねるミントに、アーチェは当然、と言わんばかりに胸を張った。
- 247 名前:サザム :03/02/10 14:27 ID:zosiGSGF
- 「もちろん、クレスについて行って、そのままゴールイン、ね。
高台の上の白い家で、沢山の子供に囲まれて、幸せな生活を送るのさっ☆」
「ちょっ、ちょっと待て…。 一人で決めるな…」
「クレスさん!?」
弱々しげな呻き声を上げたクレスに、ミントは慌てて声を掛けた。
「さっきから聞いてれば、勝手な事ばっかり言って…。 僕の気持ちとかは、考えてくれないのか…?」
「考えない」
「おいっ!?」
あっさり答えるアーチェに、クレスは思い切り突っ込んだ。
「うっさいなぁ、もう。 『賞品』に口出しする権利なんて無いっ!
クレスはただ、あたしたちとセックスして、どっちが良かったか判定するだけでいいのっ!」
「あの、アーチェさん? それは、あんまりでは…」
逆切れするアーチェに、ミントは恐る恐る進言した。
「くそっ、人の気持ちを無視するなんて…。 いいかアーチェ、一つ言っておくぞ。
強姦されたぐらいじゃ、僕の気持ちは、うゴーカンぞ!」
かぁ〜〜〜。
夜だと言うのに、どこからともなくカラスの鳴き声が響いた。
アーチェとミントも、あまりのくだらなさに、点目・汗ジトである。
「あは、あはははは、はは…」
照れ隠しのクレスの笑いも、段々と尻すぼみになる。
- 248 名前:サザム :03/02/10 14:29 ID:zosiGSGF
- 気を取り直したアーチェは、握り拳を震えさせながら、ギリギリと歯を噛み締めた。
「…ずいぶん、余裕ぶっこいてるじゃない…」
「いっ、いや、ちょっと、この場を和ませようと思ったんだけどね…」
「一気に盛り下がったわよっ!」
取り成すようなクレスに、アーチェは怒りを込めて怒鳴った。
「もう、クレスは黙って、言う事聞いてればいいのっ!」
「うわあっ!」
アーチェはそう叫ぶと、クレスのズボンを下着ごと一気に引き下ろした。
◇ ◇ ◇
「はい、ご開帳〜☆」
「やっ、やあっ!」
アーチェは、ミントにも良く見えるように、クレスの股を大きく開く。
初めて見る異性の陰部に、ミントは叫びながら両手で顔を隠した。
「『やあっ』とか言って、ミントもしっかり見てるじゃん」
「うっ、それはそのぉ…」
指の間から、ちらちらと見ているのを指摘され、ミントはちょんちょん、と人差し指を合わせる。
いけないと思いつつも、やはり興味があるミントであった。
アーチェは、まだ縮こまっているクレスの性器を摘み上げると、ミントにそれを見せ付けた。
- 249 名前:サザム :03/02/10 14:30 ID:zosiGSGF
- 「ほらほら、これが男の子のおちんちんだよ」
「あ…。何だか、可愛いんですね…」
(ぐさあっ!)
クレスは、ミントの何気ない一言に、激しく傷ついた。
「可愛いのは、今のうちだけだよ。…ところでミント、順番はどーする?」
「え、順番って…?」
首を傾げるミントに、アーチェは少し膨れて言った。
「もー。だから、クレスとする順番だよ。わたしは、先でも後でも、どっちでもいいけど?」
「えっ、あっ!…で、でもあの、私、初めてなので、どうすればいいのか…」
「ん、分かった。じゃ、わたしが先攻ね。…ミントは、そこで見てて」
アーチェは頷くと、さっさと自分の服を脱ぎ始めた。
「ええっ!? わ、私、見るんですか!?」
胸に手を当てて狼狽するミントに、アーチェは何をいまさら、と言いたげな顔で答えた。
「そーよ。ハンデがわりに、どうやるのか実演してあげる。
まあ、後でミントがするのも見せてもらうから、お互い様ってことで☆」
「お互い様って、そういう問題じゃ…」
尚も言い募るミントをよそに、アーチェはゆったりとしたズボンをストンと脱ぎ捨てる。
アーチェの下着は、髪の色とコーディネートしたかのような、ピンクのレースの上下であった。
続けてブラを外すと、最後に残ったショーツもポーンと脱ぎ捨てる。
生まれたままの姿になると、アーチェはクレスの体の上に四つん這いになった。
- 250 名前:サザム :03/02/10 14:32 ID:zosiGSGF
- 「んふっ、ねえクレス。わたしの身体、どう…?」
「う…んくっ」
身体の上で妖しくうねるアーチェの肢体に、クレスは思わず唾を飲み込んだ。
エルフの血のせいで、少し凹凸に欠けるとはいえ、若木のように伸びやかな身体は、十分魅力的であった。
肌は抜けるように白く、かすかに静脈が青白く透けるほどである。
小振りの乳房も、伏せた状態の為、ふるふると柔らかそうに左右に揺れる。
細い腰からさらに視線を下げると、ピンク色の薄い茂みの奥に、薄桃色の花弁が透けて見える。
純情なクレスにとっては、鼻血が噴き出しそうなほど刺激的な眺めだった。
「あ…。クレスさんの、段々大きくなって来ました…」
「男の子は興奮すると、そこが大きくなるの。今はわたしの裸を見て、興奮してるのよ」
「はぁ…。クレスさん、そうなんですか…?」
(ど、どう答えろって言うんだ…)
気の抜けた声で問いかけるミントに、クレスは返答に困って押し黙った。
一方アーチェは、チラッと目線を下げ、クレスのモノが十分に勃起したのを確認する。
満足げに頷くと、互いの性器が顔の前に来るように、体勢を入れ替えた。
そして、大きく舌を突き出すと、クレスの先端をチロチロッと舐め始めた。
「あぁあ、アーチェさんっ! な、何をしてるんですか!」
「なにって、フェラチオだけど?」
「ふ、ふぇ…!」
言葉が出ないミントに、アーチェは偏った説明を始めた。
- 251 名前:サザム :03/02/10 14:36 ID:zosiGSGF
- 「ふぇ・ら・ち・お。ここをこーやって舐めたり、しゃぶったりするの。
こうしてあげると、男の子はとっても気持ちいいんだよ。…んっ、ん…」
言い終えると、アーチェは上目遣いにミントの顔を見ながら、クレスの怒張を上下にしゃぶり始めた。
アーチェの長いポニーテールが、動きに合わせ、まさに子馬の尾のように、ひょこひょこと跳ねる。
絡めた唾液の為に、すぐにちゅぷちゅぷと軽い水音が響き出した。
「うっ、あ、ああ…アーチェ…」
(本当です…。クレスさん、何だかとても気持ち良さそう…)
思わず洩れたクレスの呻きに、ミントは快楽の響きを感じ取る。
濡れ光る陰茎が出入りするアーチェの口元に、ミントの目は釘付けになった。
「んっ、ねえ、クレス…。わたしのも舐めて…」
「んぷっ!」
自分も興奮してきたアーチェは、上げていた腰を下ろし、花弁をクレスの口元に押し付けた。
クレスの唇に、ふにゅんと柔らかい下腹部の肉が覆いかぶさる。
奥から漂う女の香りに誘われて、クレスは唯一自由になる舌を、そこに伸ばした。
「きゅん! あっ、そう、そこ…」
経験があるのか、やけに的確に急所を攻めるクレスの舌に、アーチェは甘い声を上げた。
「ぴちゅ、むぬぬっ…ふっ…」
「やん、クレスってば上手ぅ…むっ、むううっ…」
「あっ、アーチェ、そこばっかり攻めるな…るろっ…」
二人は、互いに相手の弱い所を探るように、懸命に舌を動かした。
- 252 名前:サザム :03/02/10 14:37 ID:zosiGSGF
- アーチェが雁の裏を舌でなぞれば、クレスは花弁と菊座の間で舌を往復させる。
クレスが花弁の上の肉芽を攻め立てれば、アーチェは鈴口と包皮の境目を舌先でくすぐる。
互いの喘ぎにますます興奮を深め、二人はその行為に没頭していった。
(あっ…二人を見ていたら、何だか、私…)
ミントは自分でも気付かないうちに、そばにあった椅子に腰を下ろして、二人の痴態をじっと見詰めていた。
その顔は興奮で上気し、片腕は何かを堪えるように自分の身体を抱き締める。
片手の親指を軽く咥え、時折り、もぞもぞと太腿を擦り合わせる。
部屋に満ちる淫靡な空気に、ミントもすっかり巻き込まれてしまっていた。
◇ ◇ ◇
しばらくお互いを責め合った後、アーチェは腰を浮かせて、クレスを振り返った。
「はぁ…。ねぇ、クレスぅ…わたしもう、堪らなくなっちゃった…」
「えっ? あっ、ああ…」
クレスは一瞬、何の事か分からなかったが、すぐにその意味を飲み込んだ。
「もう、入れちゃっても、いいよね…?」
「ああ…」
最初は嫌がっていたクレスも、既にすっかりその気になっていた。
同意を得て、アーチェはずるずるとクレスの上を這い、腰の上まで進む。
ふと上げたアーチェの目が、その先にあるミントの視線とぶつかった。
「あ…、アーチェさん…」
「ふふっ…。ミント、よぉく見ててね…」
- 253 名前:サザム :03/02/10 14:38 ID:zosiGSGF
- アーチェは淫蕩な笑みを浮かべると、片手の指で、ミントに良く見えるように、己の花弁を開いた。
ミントの目に、アーチェの濡れた肉襞の重なりが映る。
アーチェはミントの目を見ながら、手探りでクレスの怒張を掴み、入り口に先端をあてがう。
そしてそのまま、見せ付けるようにゆっくりと、腰を下ろしていった。
「んっ、んんんっ…ふっ、くっ…」
「うっ、うわ…すご…」
口腔よりさらに熱く、複雑な感触を陰茎に受けて、クレスの口から感嘆の声が洩れた。
十分に濡れそぼったアーチェの中は、適度に締め付けながら、易々とクレスのモノを飲み込んでいく。
クレスの腹の上に腰を下ろすと、アーチェは感極まった吐息をついた。
「はあ、入っちゃった…。ねえクレス、あたしの中、気持ちいい…?」
「うっ、うん。すごくいい…」
好きな男の素直な賛辞に、アーチェは嬉しそうな笑みを浮かべた。
「んふ、嬉し…。クレスのも、おっきくて、最高だよ…。
じゃあ、もっと良くしてあげるね…んっ、ん…」
「うっ…あんっく…」
そう言うとアーチェは、緩いストロークで腰を上下に振り始めた。
肉襞が茎を擦る快感に、クレスの口から女の子のような喘ぎが飛び出す。
アーチェは次第に動きを早めながら、一振りごとに少しづつ角度を変えるように、腰をくねらせた。
その度に、強く刺激される場所が変化し、クレスは官能を深めてゆく。
クレスの目には、踊るように揺れる悩ましげな背中と、自分のモノを咥えた薄桃色の襞の端が映る。
- 254 名前:サザム :03/02/10 14:42 ID:zosiGSGF
- 途切れがちなアーチェの喘ぎ声に、クレスの怒張は更に硬く、大きくなっていった。
「あっ、や、すご…。なかで、またおっきく…、ん、ん、んんっ!」
クレスの興奮が伝わって、アーチェの身体も、ふるふると快感に震える。
自分の指で乳首を弄りながら、貪るように腰使いを激しくした。
◇ ◇ ◇
「んっ、よっ…と」
「うわっ! あ、アーチェ、何を…!?」
しばらくして、アーチェは剛直を深く咥え込んだまま、身体を半回転させ、クレスの正面に向き直った。
ぐるりと男根を捻るような動きに、クレスは大きな声を出した。
「えへへっ。ほら、やっぱり最後は、好きな人の顔を見ながらイキたいじゃない?」
「好きってお前…そ、そういうもんなのか…?」
「そーなのっ。これがいわゆる、乙女心ってやつよ。んっ…」
激しく用法を間違った言葉を使いながら、アーチェは再び腰をくねらせた。
そうしながら、脱力したクレスの手を取り、自分の乳房に宛がう。
クレスの手を使って自慰をするように、アーチェは腕を動かした。
「んっ、ふっ、だめっ、もう、イっちゃ…イっちゃうよぉ…」
アーチェは、自分の動きで自分の高まりを押し上げて、切なげな声を出す。
「おねがいっ、クレスぅ、きてぇ、いっしょにぃ…」
「そっ、そんな、急に言われてもっ…!」
もともと遅漏なのか、それとも麻痺毒のせいなのか、クレスはまだ、絶頂には程遠い。
だが、クレスが戸惑っている間にも、アーチェの昂りは限界に近づいていった。
- 255 名前:サザム :03/02/10 14:43 ID:zosiGSGF
- 「やっ、だめぇ、はやく、クレス、はやくぅ…!」
「いやだから、待てってば、おい!」
アーチェに急かされても、クレスはうろたえるばかりで、むしろ射精感は遠ざかる。
一方アーチェは、最後の高まりを求めて、腰を激しく打ち付けた。
「やっ、だっ、もっ、お、だ、めっ、ん、 〜〜〜〜〜〜〜っ!!」
「あっ、おい、アーチェっ!?」
いきなり背中を反らし、きゅううっ、と締め付けるアーチェに、クレスは慌てて声を掛ける。
アーチェは、しばらくプルプルと身体を震わせていたかと思うと、突然くたっと崩れ落ちた。
「おいっ!? アーチェ、どうしたっ!?」
「あ…あはっ、いっちゃったぁ…」
「…はぁ?」
満足そうなアーチェの声に、クレスは思わず間抜けな声を出す。
アーチェは脱力したまま、ころん、と身体を転がして、クレスの横に寝そべった。
「ごめぇん、クレス。もう、腰に力が入らないよ…」
「…おい、ちょっと待てよ。じゃあ、僕のコレはどうなるんだ?」
身体の動かないクレスは、目線でまだ収まりのつかない剛直を指し示した。
「ん…しょうがないから、手で出してあげるね…」
気だるげに言いながら、アーチェはピクピクと動いているソレに手を伸ばした。
だが、指がそこに触れる寸前に、アーチェの手首がガシッと掴まれた。
- 256 名前:サザム :03/02/10 14:45 ID:zosiGSGF
- 「へ…?」
いぶかしげにアーチェが顔を上げたその先には、にこやかな笑みを浮かべた、ミントの顔があった。
「…次は、私の番ですよね…?」
「えっ、あ、あれっ!?」
まさかそう来るとは思っていなかったアーチェは、混乱した声を発した。
最初に「勝負」とは言ったものの、アーチェは結局、勝負にはならないだろう、と思っていた。
何しろミントは、元々純情な上に、バリバリの処女である。
こんな状況で、しかも他人に見られながら、そんな真似は出来ないだろうと、高をくくっていたのだ。
だが、アーチェの計算には、大きな誤算があった。
それは、ミントが強烈なやきもち焼きでもある、と言う事だ。
十二星座の塔で、アーチェがクレスにキスをしようとしただけで、あれほど怒ったミントである。
目の前で好きな男を寝取られて、平静でいられる訳がない。
次第に燃え上がった嫉妬の炎は、今や恥じらいもためらいも焼き捨てて、ミントを突き動かしていた。
「ここからは、私がクレスさんのお相手をします。…異論はないですね?」
ミントの背後からは、ゴゴゴゴゴッ…と、地響きを立てるようなオーラが湧き出している。
「あは、あはは、もちろんでございますですわ…」
優しげな言葉に潜む迫力に、アーチェはおかしな言葉使いで答えて、すごすごとベッドから降りた。
「…クレスさんも、それでいいですね?」
レーザーでも出そうなミントの視線を受けて、クレスは心底震え上がった。
「ははは、はいっ! 全然大丈夫です、はい!」
- 257 名前:サザム :03/02/10 14:46 ID:zosiGSGF
- はっきり言って、ダオスなんぞよりも断然怖い。
口篭ろうものなら、頭からバリバリ齧られそうな気がして、クレスは慌てて返事をした。
「結構です。では、始めましょうか」
決然と宣言すると、ミントは大事な帽子をサイドボードに置き、神官衣を脱ぎ始めた。
嫉妬に燃えるミントの頭からは、自分が全く経験が無い事すら、すっかり抜け落ちていた。
◇ ◇ ◇
(私だって、男女の交わりの知識ぐらい、あるんですから! アーチェさんには負けません!)
長いローブを脱ぎながら、ミントは自分の知識を思い返していた。
もっとも、山奥で母親と二人で暮らしていたミントに、男性と付き合った経験があるわけではない。
たまに訪れる行商人が届けてくれた続き物の恋愛小説と、間違って混ざっていた一冊の官能小説。
ミントの性知識は、そのいささか偏った内容が全てであった。
「では、クレスさん、よろしくお願いします…」
「…って、おい、ミント…うっ…」
下着姿のミントを見て、クレスは一旦縮こまった男根が、再び力を取り戻していくのを自覚した。
顔を赤らめた恥じらい混じりの表情は、クレスの中の雄を否応なしにかきたてる。
ミントの下着は、その清楚な雰囲気に合った、飾り気の少ない白のシルクの一揃いであった。
ローブの上からでは分からなかった豊満な双丘が、うっすらと朱に染まって揺らめいている。
股間の逆三角の頂点は軽く漏れて、うっすらとピンク色が透けて見えている。
薄く刺繍の入ったガーターが、絹のストッキングを止めている。
その間から僅かに見える太腿は、絹よりもなお白く、艶やかだった。
- 258 名前:サザム :03/02/10 14:48 ID:zosiGSGF
- (あっ、クレスさん…。私の裸を見て、興奮してくれているのですね…?)
ムクムクと大きくなるクレスのモノを見て、ミントの心に嬉しさがこみ上げる。
おずおずと幹に手を伸ばすと、震える唇を先端に触れさせた。
「うわっ!? おいっ、ミントまで、そんなっ…!」
「んっ…ちゅっ、んんっ…」
クレスの剛直は、先程のアーチェの愛液で濡れている。
他の女の痕跡を消し去るように、ミントはそれを丹念に舐め取っていった。
舌を伸ばし、下から上へと掃くように、何度も顔を往復させる。
全体を舐め清めたときには、既にクレスの強張りは、限界まで膨れ上がっていた。
「えっと、次は…」
ミントは官能小説の記述を思い返し、両手を背中に回して、ブラのホックを外す。
布地から解放された二つの膨らみが、たふん、と量感を感じさせる動きでまろび出た。
「こう、でしたよね…?」
「わあっ、ミント、何をっ…うっ!」
いきなり柔らかな肉で陰茎を左右から挟まれ、クレスは言葉を詰まらせた。
ミントは両手で自分の乳房を抱えると、それでクレスのモノを挟み込んだのだ。
「んっ、ん、んっ…」
「ああっ、ちょっと、ミントっ…」
ミントはそのまま、上体を動かして、クレスの強張りを上下に擦りたてた。
口とも膣内とも違う、未体験の快感に、クレスは翻弄された。
- 259 名前:サザム :03/02/10 14:49 ID:zosiGSGF
- (うっ…。ミントってば、どこであんなテクを…って言うか、これってわたしに対する当てつけっ!?)
二人の脇で着替えていたアーチェは、自分の体型では不可能な愛撫に、コンプレックスを刺激された。
いささか被害妄想と言えなくも無い、こともない(どっちだ)。
ともあれ、そんなアーチェをよそに、胸で愛撫を続けるミントの興奮も、次第に高まっていった。
「んっ、くっ、ふっ、クッ、クレスさんっ、気持ち、ん、いいっ、ですかっ…」
「うっ…くっ、ううっ…」
ミントは、息を荒くしながら、クレスのモノを執拗にしごき続けた。
先程のミントの唾液と胸元の汗が潤滑油となって、クレスの幹に滑らかな肌の感触が襲い掛かる。
クレスは根元の方から、むずむずとした衝動が湧き上がるのを感じた。
「ミッ、ミントっ! ちょっと待ったっ!」
「えっ!? あ、はいっ!」
切羽詰った声で呼び掛けられ、ミントは思わず動きを止める。
そして、悪いことをしたかのように、恐る恐る声を掛けた。
「あのぉ、クレスさん? あまり、気持ち良くなかったのでしょうか…?」
「いや、十分気持ちよかった…じゃなくて!」
「…?」
一人であたふたするクレスに、ミントは軽く首をかしげた。
「あのさ、そろそろ、僕の麻痺を解いてくれないかな…」
「…! それじゃ、やっぱり…」
表情を暗くするミントに、クレスは慌てて言葉を続けた。
- 260 名前:サザム :03/02/10 14:51 ID:zosiGSGF
- 「違う、ミントとしたくない訳じゃない! むしろ、反対だよ!」
「反対…ですか?」
意味が分からずに、ミントはクレスに問い質した。
「そうだよ。好きな女の子と初めてするのに、一方的に攻められるんじゃ、男としての面子がさ…」
「好きな…女の子?」
「あ…」
ミントに繰り返され、思わず本音を口走ってしまった事に気付き、クレスは目を逸らした。
「うん…。僕も、ずっと前から、ミントの事が好きだったんだ。
だから、僕もミントに触れたい。 この手で抱き締めたいんだよ…」
「く、クレスさん…!」
両手で口元を押さえ、ぽろぽろと泣き出したミントに、クレスは驚いた。
「って、ミント、どうした!?」
「いえ、私…。んっ、その、とても嬉しくて…」
「ミント…」
嬉し涙を流すミントに、クレスの胸の奥から、彼女に対する愛しさがこみ上げる。
クレスは涙を拭うミントに、優しい笑みを投げかけた。
「…だから、頼めるかな、ミント…?」
「はいっ…、はい!」
ミントも微笑み返すと、小さく呪文の詠唱を始めた。
虚空に魔方陣が浮かび、ミントの上体がクレスの上にゆっくりと覆い被さる。
- 261 名前:サザム :03/02/10 14:52 ID:zosiGSGF
- ミントの瞳に、自分に対する愛情を込めた、クレスの笑顔が大写しになる。
「…リカバー!」
白い光がクレスの身体を包むのと同時に、ミントの唇が、クレスの唇にそっと重なった。
◇ ◇ ◇
「んっ、んんっ…むっ、はぁっ。ミント…」
「ん! ふむうっ…ぱぁ。あ、クレスさん…」
身体の自由を取り戻したクレスは、ミントの首筋に手を回すと、押し付けるように濃厚なキスを交わした。
侵入してきたクレスの舌に驚きながらも、ミントもおずおずとその動きに応じる。
互いの名を呼び合う二人の唇の間を、銀糸のような唾液の糸が橋をかけた。
「よっ、と…」
「きゃんっ!?」
クレスは、ミントの両肩を軽く掴むと、くるりと体勢を入れ替え、彼女をベッドに組み伏せる。
倒れこんだ弾みに、ミントの豊かな双丘が、たふん、と波打つように揺れた。
「でも、ミントがこんなにエッチだったなんて、僕、知らなかったな…」
「あっ、やっ! い、言わないで下さい、そんなっ…あっ!?」
今更ながらに羞恥に震えるミントは、クレスの舌が乳首をかすめた途端、ぴくっと背中を反らした。
「んっ…。でも僕は、エッチなミントも好きだよ…。んっ、ちゅ…」
「やあっ! クレスさんっ、お願い、もうっ、言わないでっ…んんっ!」
クレスは、手に余るほどの柔肉をふにゅふにゅと揉み解しながら、左右の乳首を交互に吸いたてる。
恥ずかしさが快感を倍増し、ミントはいやいやをするように首を激しく振った。
- 262 名前:サザム :03/02/10 14:54 ID:zosiGSGF
- 「ミントの胸、柔らかくて、すごく気持ちいいよ…」
「ああっ、私も、クレスさんの指がっ、とても、良くって、ふうんっ!」
軽く力を込めただけで、指から逃げ出すかのように形を変える乳房の動きに、クレスは魅了された。
両手の指を揺らめかせるようにして、飽きもせず滑らかな触感を楽しむ。
ミントは、自分の股の間から、とろっとした快楽の証がこぼれ出すのを感じていた。
「ねえ、ミント…。下も、見ていいかな…?」
「…えっ? あ、はい…」
ミントはクレスの求めに応じると、片脚を引き寄せて、ガーターの止め具に手を伸ばした。
だが、その手は途中で、クレスの手にやんわりと押さえられた。
「え…、クレスさん?」
「いいよ…。僕が、脱がせてあげる…」
そう囁くと、クレスは止め具をパチパチと外し、くるくると巻き取るようにして、ストッキングを剥いでいく。
それは、貴婦人の長手袋を脱がす騎士のような、うやうやしい手つきだった。
「…はい、今度はこっちの脚を上げて…」
「はっ、はい…」
片方のストッキングを脱がすと、クレスは子供の服を脱がすように、ミントに指示をした。
ミントも素直に、もう一方の脚を持ち上げる。
自分で脱ぐ時には何でもない動きが、クレスの手に掛かると、官能を呼び覚ます愛撫となる。
素肌にクレスの指が触れるたび、ミントはゾクゾクするような疼きを背筋に感じていた。
「…ミント、ミントの脚、とっても綺麗だね…」
- 263 名前:サザム :03/02/10 14:56 ID:zosiGSGF
- 「あっ、クレスさんっ、…んんんっ!」
ミントの両脚をあらわにすると、クレスは白い太腿の眩しさに、思わず目を細めた。
衝動のままに膝の脇に唇を寄せ、伸ばした舌をゆっくりと内股に滑らせる。
両手でさわさわと太腿を触りながら、頭を脚の付け根へと移動させる。
辿り着いた小さな布地からは、中から漂う乙女の雫の香りが、ゆらりと立ち昇っていた。
「…ミント、少し、腰を浮かして…」
「うっ…。は、はいっ…」
クレスの求めに、ミントは一瞬、躊躇した。
だが、すぐに気を取り直し、震える腰を僅かに持ち上げる。
クレスは、最後の秘密を隠すベールを、するすると下ろしていった。
爪先から抜き取ったショーツを傍らに置くと、クレスは再びミントの脚の間に顔を近づけた。
ミントの花弁は、処女であることを誇示するかのように、固く閉ざされている。
だが、その下端からは、快楽を示す露が零れ、白い肌を妖しく濡らしていた。
「わぁ…。ミントのここ、すごく可愛いよ…」
「やっ、いやですっ! クレスさん、あまりじろじろ見ないでっ…!」
感嘆するクレスの声に、ミントは両手で顔を隠し、羞恥に打ち震える。
だが、ミントのそんな態度は、かえってクレスの欲望を沸き立たせた。
「駄目だよ、顔を隠しちゃ…。もっと、ミントの恥ずかしがる顔を見せて…んっ」
「やはあっ!」
クレスは、上目遣いにミントの顔を見ながら、舌でミントの花弁をずるり、と舐め上げる。
たったそれだけの動きに、ミントはビクンッ、と激しく身体を震わせた。
- 264 名前:サザム :03/02/10 14:57 ID:zosiGSGF
- 「…ミント、とっても感じやすいんだね…」
反応の良さに気を良くして、クレスは更に舌を動かした。
「んっ…ちゅっ、ちゅぷっ、ちゅうっ…」
「だっ、駄目ですっ、クレスさ…っ、そんな、そんなに、されてはっ…!」
次々と襲い来る快感に、ミントはもはや顔を隠すどころではない。
激しく身体をくねらせながら、クレスの与える刺激に振り回されるばかりであった。
その内、しばらく花弁ばかりを攻めていたクレスの目線が、その上にある小さな肉芽に止まった。
僅かに包皮から覗いたそれは、ろくに触れられた様子も無く、ピンクというより白に近い色合いをしている。
切なげに震えるその突起に、クレスはそっと舌を伸ばした。
「ミント、こんな所に、可愛い豆が顔を出してるよ…ちゅっ、ちゅ…」
「やはあっ! やっ、クレスさんっ! 見ないで、言わないでっ、触れないでぇっ!」
敏感な突起を軽く何度もついばまれ、その圧倒的な快感に、ミントはもはや半狂乱である。
すでに、自分が何を口走っているのかも、分からない様子であった。
「だめっ、わたし、とびそうです…っ! おねがい、クレスさっ、ゆるしてっ…!」
「いいよ、ミント…。我慢しないで、イクときの顔を、僕に見せて…」
指でちゅくちゅくと左右に突起を擦りながら、クレスは小指を菊座に当て、つぷっと挿入する。
「ひううぅん!!」
それが最後の一押しになったらしく、ミントは一際大きな叫びを上げて、身体を跳ねさせた。
ドサッとベッドに倒れ込むと同時に、固く閉じていた花弁が、ふわぁっと花開く。
緩んだ入り口から、新たな雫がつうっ…と糸を引いて、シーツに滴り落ちた。
- 265 名前:サザム :03/02/10 14:58 ID:zosiGSGF
- 「っはぁ、はぁ、はぁ…」
余韻に身体をピクピクと痙攣させながら、ミントは荒い息をついた。
その妖艶な表情が、クレスの欲望をさらに膨らませる。
クレスはむくりと上体を起こし、ミントの上に覆いかぶさった。
「…ミント、そろそろ入れるよ…?」
「あっ…えっ…?」
快楽に曇ったミントの頭では、クレスの言葉の意味が理解出来ない。
しかしクレスは、ミントの返事を待たず、猛り立った怒張を入り口に当て、一気に体重をかけた。
「いっ…!? 痛っ!!」
いきなり股間に走った激痛に、ミントの意識は一気に覚醒した。
身体の中心を引き裂かれるような痛みに耐え切れず、ミントは反射的にずり上がって逃げた。
「ちょっ、ちょっとミント、逃げないで!」
「でっ、でもっ! いたっ、痛いんですっ!」
ミントは、追いかけるクレスのモノから逃げるように、なおもじりじりとベッドの上を移動する。
四つん這いになって追うクレスとの間で、奇妙な鬼ごっこが始まった。
だが、狭いベッドの上では、逃げ回るにも限度がある。
壁に背中を押し付けるような体勢で、ミントの逃亡は行き詰った。
「…やっ、いや、クレスさん、怖い…」
本気で脅えるミントに、クレスは昂っていた雄の衝動を何とか押さえ込んだ。
- 266 名前:サザム :03/02/10 14:59 ID:zosiGSGF
- 「…じゃあ、もう、やめるかい?」
「え…?」
諦めたように囁くクレスの声に、ミントはハッと顔を上げる。
クレスの顔は、いつも通り…いや、いつもより優しげな笑みを浮かべていた。
その笑顔を見て、ミントは自分の情けなさに涙が出た。
元はと言えば、自分から抱いて欲しいと言い出したのだ。
それなのに、恐怖に負けた自分は、クレスと一つになることを拒もうとしている。
一方のクレスは、己の欲望を押さえ込み、ミントを気遣って「やめよう」とさえ言っている。
クレスへの愛しさと申し訳なさで、ミントは顔をくしゃくしゃに歪めた。
「うん、やめるよ。やっぱりいきなりだと、ミントもつらいだろうし…」
「いやですっ!」
「え?」
身体を離そうとしたクレスは、先程とは違う響きの拒否の言葉に、面食らった顔をした。
「途中でやめては、いやです!」
「…って、そう言われてもな…」
涙声で訴えるミントに、クレスは困り果てて、ポリポリと鼻の横を掻いた。
「私、はっ、初めてはクレスさんにって、決めてたんです!
頑張りますから、我慢しますから…。お願いです、最後まで抱いてください!」
「…ミント…」
痛みに脅えながらも、気丈に訴えるミントの姿に、クレスは心を打たれた。
- 267 名前:サザム :03/02/10 15:01 ID:zosiGSGF
- こめかみを伝う涙にそっと口付けて、少し塩辛いそれを吸い取る。
「…分かった。じゃあ、つらいと思うけど、ちょっとだけ我慢してくれるかな…?」
「はっ、はいっ…」
ミントは頷くと、痛みを堪えるためにギュッと目を閉じ、両手をクレスの背中に廻す。
クレスは、出来るだけ痛くないように、ゆっくりと腰を進めていった。
「んっ! くっ、ん…いっつ…」
「ど、どう、ミント?」
「んんっ…だっ、だいじょ、ぶです…っ、がまん、できますっ…!」
痛みに耐えるため、力が込められたミントの中は、クレスの剛直を痛いほどに締め付けた。
ミントは唇を噛み締めながら、必死に破瓜の痛みに耐えている。
クレスは、少し進めてはミントの様子を見る、という感じで、休み休み侵入していく。
おかげで、根元まで完全に埋まった時には、クレスもすっかり気疲れしていた。
「はぁ…。ミント、全部入ったよ…」
「んくっ、クレスさん、もっ、もう、終わりですか…?」
ミントは、苦しそうにしながら、クレスを見上げてそう尋ねた。
「いや、これからまだ動くんだけど。ミントが痛みに慣れるまで、しばらくこのままでいるから」
「は、はい、すいません…」
クレスはそう言ってミントの頭を胸元に抱き締め、柔らかな髪をそっと撫で続けた。
その優しい手つきと、胸から伝わるクレスの鼓動に、ミントは安らかな気持ちになる。
痛みに寄せられていたミントの眉間のしわは、ゆっくりと消えていった。
- 268 名前:サザム :03/02/10 15:03 ID:zosiGSGF
- ミントの身体から力が抜けたのを見計らって、クレスは抱いていたミントの頭を離した。
そして耳元に口を寄せ、ミントにそっと囁く。
「もう、動いても大丈夫?」
「………」
ミントは無言のまま、小さく頷いた。
「じゃ、いくよ…。くっ、ふっ…」
「んつぅっ! んっ、んっ…」
クレスが腰を動かし始めると、ミントの口から再び苦痛の呻きが洩れた。
異物が中を擦るたびに、ズキッ、ズキッと痛みが走り、ミントの眉が歪む。
だが、先程に比べると、我慢できないほどの痛みでは無かった。
クレスは、ミントの身体を気遣い、ただ単純な前後の運動を、ゆったりとした調子で続ける。
だが、愛しい者と交わっているという思いが加わると、そんな単調な動きでも、十分に快感を覚える。
次第に律動の速度が早まり、クレスは剛直を包む感触に没頭していった。
「んっ! くっ! いたっ、クレスさっ、もっ、もう、ちょっと、ゆっくり…!」
「ご、ごめんっ、ミントっ、でもっ、もうっ、止まら、ないっ…!」
射精の衝動がこみ上げてきて、クレスの動きから徐々に遠慮がなくなる。
時折り耐え難い痛みが走り、その度にミントは、クレスの背にぎりっ、と爪を立てた。
背中を引っ掻く爪の痛みが、ミントの痛みの一部を引き受けているような気がする。
クレスの背中は、縦横にみみず腫れが刻まれ、そこに汗が染み込んで、鋭い痛みを与えた。
- 269 名前:サザム :03/02/10 15:04 ID:zosiGSGF
- 「くうんっ! くっ、クレスさんっ、まっ、まだですかっ…」
「ミントっ…! あと少し、もう少しだからっ…!」
早くミントの苦しみを終わらせようと、クレスは一心に快楽へ集中する。
高まりは既に、クレスの幹の半ばまで這い上がって来ていた。
「あっ、あ、あ、あ、い、やっ、く、は、あ!」
「ミント、ミントっ、くっ…く!!」
これで最後、とばかりに激しく動くクレスに、ミントはがくがくと激痛に身体を震わせる。
クレスは愛しい人の名前を叫びながら、鋭い叫びと共に、欲望の全てを吐き出した。
◇ ◇ ◇
「はあっ、はっ、はっ、はぁ…」
「ふぅ、んっ、うっ、すんっ…」
ミントの中からそっと己を抜き出したクレスは、乱れた息をゆっくりと整えていた。
一方ミントは、再び滲んだ涙を拭いながら、クレスを少し恨みがましい目で見据えていた。
「…はぁ、あ、ミント、どうしたの?」
「…クレスさん、最後のほう、私、とっても痛かったんですよ?」
小さい子供を叱るように、ミントは「めっ!」とでも言いたげな表情で訴えた。
冗談混じりの文句に、しかしクレスは本気で狼狽した。
「いっ、いやっ、ごめん! つい抑えが効かなくなって…。
謝るから、ほらっ、このとおりっ!」
「あ…」
頭を下げたクレスの背に、酷いみみず腫れを見つけて、ミントは驚きの声を発した。
- 270 名前:サザム :03/02/10 15:06 ID:zosiGSGF
- 「クレスさん、これ…」
「あ、いたたっ! ミント、あんまり触らないで…」
「す、すいません! これ、もしかして私が…?」
自分がクレスの背中を掻きむしっていたことを思い出し、ミントは済まなそうに言った。
「ああ、平気平気。触らなければ、そんなに痛くないから…」
「でも、痛むのでしょう? すぐに癒しの呪文を掛けますから…」
「いや、いいよ、このままで」
「だって…」
「おーい、お二人さん?」
脇から誰かの声が聞こえたが、二人の耳には届いていないようで、なおも囁き合う。
「ミントだって痛かっただろ? だから、おあいこってことで。
それに、ミントの方は、癒しを掛ける訳にもいかないだろ? 治しちゃったら、また痛い思いをするんだし」
「もう、クレスさんったら…」
「もしもーし、お二人さーん? 誰か忘れてはいませんかー?」
「わあっ!」「きゃあっ!」
いちゃついている所に、いきなり顔を突っ込んできたアーチェに、二人はびっくりして飛び離れた。
アーチェは腕を組むと、ジトーッとした目つきでそんな二人を見据えた。
「まったくもー、人のこと無視して、二人っきりの世界を作ってくれちゃってさ」
「うっ、いやその…」
アーチェの言葉に、クレスは気まずそうに顔を伏せた。
- 271 名前:サザム :03/02/10 15:08 ID:zosiGSGF
- 「まっ、これも、わたしの狙い通りだったんだけどね」
「えっ? だって、お前…」
戸惑うクレスに、アーチェは明るい声で話し出した。
「あー、もしかして、わたしが『好き』って言ったの、本気にした? きゃははっ!
わたしはただ、お別れする前に、二人がちゃんとくっつくかどうか、確かめたかっただけ。
…ついでに、わたしの欲求不満も解消できたから、まあ、一石二鳥って感じ?」
「お、おまえなぁ…」
どう慰めたらいいか悩んでいたクレスは、あまりの言い様に、がっくりと肩を落とした。
「とゆーわけで、わたしはクレスの部屋で寝るから、あとは二人でごゆっくり!
…あ、それと、クレスのイクときの顔、可愛かったよ☆」
「あ…あのなっ!!」
「きゃー、クレスが怒ったー☆」
クレスが投げつけた枕をひょいっと避けると、アーチェはパタパタと部屋を出て行った。
「全くもう、何を考えてるんだ、アーチェの奴…」
クレスは顔を赤らめたまま、照れ隠しにぶつぶつと呟き続けていた。
(…アーチェさん…)
しかし、黙ったままのミントは、アーチェが無理に明るく振舞っていたのが、痛いほど判った。
ミントは見てしまったのだ。去り際のアーチェの目の端に、涙が光っていたのを。
ミントは軽く目を閉じると、心の中でアーチェにそっと囁いた。
(アーチェさん、ごめんなさい…。それと、勇気をくれて、ありがとう…)
- 272 名前:サザム :03/02/10 15:09 ID:zosiGSGF
- ◇ ◇ ◇
「お前達、夕べ何かあったのか…?」
翌朝、研究所の前に現れた三人を見て、クラースは呆れたような声を掛けた。
アーチェは、まるで一晩中泣いていたかのように、赤い目をしている。
クレスはミントと視線が合うたびに、何故か顔を赤らめている。
そのミントは歩くたびに眉をしかめ、よろよろと内股ぎみに歩いている。
三人は、クラースの言葉にピクンと反応し、一斉に答えた。
「あははっ、やだなー! べっ、別に何でもないよっ!」
「そうそう! 僕は、ただちょっと、緊張して眠れなかっただけです!」
「そ、そうです! 私、初めて…じゃなかった、ダオスとの決戦が近いと思うと、その…」
三人の慌てぶりを見て、クラースは何があったのか、おおよその見当がついた。
先頭に立って歩き出し、「はっはーん、…若いな」とでも言いたげな笑みを浮かべながら言う。
「…まあいいさ。ベネツィアに着いたら、そこでもう一泊しよう。
今度は、『余計な事はしない』で、しっかり休息を取るんだぞ、三人とも?」
「「「うっ…」」」
見透かしたようなクラースの言葉に、三人は顔を赤らめて絶句した。
ちなみに、現代に戻ってダオスを倒した後も、ある事情で彼らは共に旅を続けることになった。
その為、しばらく三人は気まずい思いをすることになるのだが…、それはまた、別の物語である。
〜END〜
- 273 名前:サザム :03/02/10 15:17 ID:zosiGSGF
- ああ、書き込みだけで一時間かかってしまった…。
240さん他、プリムラ×キールはもうちょっと待ってて下さい。
ちょっと他のスレに浮気してたもんで…。(IDでバレバレだけど)
105さん、ディムアト、陵辱でも私はイイ!と思いまーす。ガンガレ!!
- 274 名前:名無しさん@ピンキー :03/02/10 15:20 ID:mkajnVsO
- サザム様キターーーーー!
は〜〜〜・・・やっぱアーチェはいいねぇ。
- 275 名前:名無しさん@ピンキー :03/02/10 15:20 ID:v8tbRkar
- サザム氏乙(・∀・)!
- 276 名前:名無しさん@ピンキー :03/02/10 16:37 ID:HlhWEc80
- サザムさん、ブラボー!!
その文章力・構成力に脱帽。
ホント楽しませてもらいました。
- 277 名前:名無しさん@ピンキー :03/02/10 17:13 ID:lvGtWC0f
- サザム閣下(・∀・)イイ!
エロだけでなくて、文章力がすばらし(・∀・)イイ!の一言でした。
- 278 名前:名無しさん@ピンキー :03/02/10 18:41 ID:kXYSC7aB
- サザム殿下むっちゃ(・∀・)イイ!
もうファンになっちゃいました!
プリムラ×キールも期待してます!
ガンバッテくださ〜い。
- 279 名前:93 :03/02/10 20:41 ID:xj8y+Ybn
- >サザム様
いやはや、コンスタントにハイレベルな作品を書き続ける姿勢にはいつも恐れいってます・・・
それぞれの性格の掴み方も素晴らしいです(クラースの『若いっていいねぇ・・・』は基本ですよね(藁)
・・・ホントにPプレイされたのつい最近なんですか?(汗
プリキーも期待してまつ(;´Д`)ハァハァ
- 280 名前:丼兵衛 :03/02/10 21:31 ID:+qLf61MV
- >>サザム殿
力作乙カレー様でした。
描写の巧みさは私も勉強せねばと思っております。
(腐れ設定で好き勝手に描いている分、余計こたえるものが…)
エミリア(女リオン)×ウッドはやはり難航しております(大汗
やはり、前作のラスト通りスタンが犠牲になりそうです(爆
- 281 名前:名無しさん@ピンキー :03/02/10 21:32 ID:Klja/TaC
- クレスのギャグワラタ
- 282 名前:名無しさん@ピンキー :03/02/11 03:11 ID:AOO7E76y
- http://sylphys.ddo.jp/imgboard/img-box/img20030211030714.jpg
やっぱ服きてるほうがいいな
- 283 名前:名無しさん@ピンキー :03/02/11 08:58 ID:UppSbD/r
- >>サザム閣下殿
サイコー!!!!!お腹一杯大満足!!!!!
プリムラ×キール楽しみにしてまつ
- 284 名前:名無しさん@ピンキー :03/02/11 13:01 ID:owJDexha
- サザム氏
ありがとう・・・。
あなた神だ。
ミントたんごちそうさまでした。
- 285 名前:名無しさん@ピンキー :03/02/11 19:07 ID:R1bERXzZ
- >>240
- 286 名前:名無しさん@ピンキー :03/02/11 22:03 ID:yrZfOV7y
- サザム様、乙です。あなたは神だ。プリキーも期待してます!
- 287 名前:名無しさん@ピンキー :03/02/12 05:42 ID:mHPLVca1
- (´Д`)ハァハァ
- 288 名前:名無しさん@ピンキー :03/02/12 05:42 ID:MAJYCCSK
- (´Д`)ハァハァ
- 289 名前:名無しさん@ピンキー :03/02/12 05:43 ID:IyhVOcOW
- (´Д`)ハァハァ
- 290 名前:名無しさん@ピンキー :03/02/12 19:20 ID:9f0iVrSc
- ファンタジアの少ないからすごく新鮮でよかったよ
次も期待してます
- 291 名前:キボンヌ名無しさんズ@その1 :03/02/12 23:13 ID:AzWAEjsx
- サザム氏>
大作御疲れ様デス。
他スレ、と言う事でもう片方のテイルズスレ覗きましたが・・・、違いますねェ。
- 292 名前:サザム :03/02/13 09:36 ID:cGwF+fxy
- 291さん、思わせぶりな事書いてごめんなさい。
他スレのヒントは「究極超人」でつ。(判る人にはそのまんまですね)
こーゆーのは、書かない方が良いのでしょうか?
- 293 名前:105 :03/02/15 17:12 ID:Gplzz5sN
- lД`;)ノ遅くなってスミマセン…ロニナナ前半です。
不確定要素の多いカップルなので、小説というより妄想の塊になりますた(´・ω・`)
- 294 名前:105 :03/02/15 17:13 ID:Gplzz5sN
- 「ロニのおみやげって」
腕の中にあるのは籠に詰まった様々なパン。
言葉の続きの代わりに出るのはため息だった。
「なんだ、パンは嫌いか?」
べつに、と口の中で呟きながら、それでも呆れた表情は隠せない。
オンナゴコロが解ってない。いつだってロニはそうなんだ。
女の人に声をかけてばっかりなのに、肝心のこういうところは全然気が利かない。
別段宝石とか期待したわけじゃないけど、例えばカイルやリアラがくれた
花とかアクセサリーとか、女の子が喜ぶものを用意できないのだろうか。
「ちなみに、15歳にちなんで15個を詰め合わせてみたわけだが」
自慢げに言われても…。あーあ…ロニって、本当に解ってない。
「はぁ…。ロニがいっつもふられてばっかなの…あたしすっごく解る」
「こ、こいつ…!なんて事を……」
「本当の事を言って何が悪いのさ!」
そんないつも変わることのないやりとりに、カイルとリアラ、
そしてルーの笑い声が重なる。
けど、いつまでも同じじゃ駄目。ナナリーはそう思う。
- 295 名前:105 :03/02/15 17:13 ID:Gplzz5sN
-
【Anniversary】
概して誕生日というものは、年頃の、特に大人というものに憧れる子供には
常に特別な日である。
そしてナナリーにとって、今日はまさしく特別な日だった。
『俺は14歳以下には手出ししない主義なんだ』
この一言を子供らしい純真さで信じてから、幾年かが過ぎ、
今日で15になったナナリーは傍目にも解るほどに意気込んでいた。
――ロニは大人の女が好きだって言ってた。
だから慣れない口紅も、リアラに手伝ってもらってだけど付けてみたし
伸びやかに育った肢体を引き立たせるデザインのワンピースも、今までよりは大人びているつもり。
今日からはロニに子供扱いされなくなる。
ナナリー本人はそう思っていた。
「(なのに、あーあ…。)」
子供扱いされたことがくやしくてたまらなくて、折角の誕生パーティーも
どこか色褪せて見えた。
- 296 名前:105 :03/02/15 17:14 ID:Gplzz5sN
-
夜も更けて、宿の一室で風呂上がりの火照りを冷まそうと、ロニは窓際で生ぬるい風に当たっていた。
カルバレイスはアイグレッテやクレスタに比べ、暑熱が厳しいが
夜ともなれば、海を渡る風が火照った体に多少は心地いい。
酒でも有ればもう少し快適な夜になるだろうが、あいにく手持ちにない。
「くそっ…」
隣室のカイルとリアラは今頃よろしくやってるだろう。
それがどうにもロニにとっては面白くない。
「あー…俺にも恋人がいりゃなぁ…なんつーか、こう………こう……
……………。……いや、違う違う…。」
ツインテールのよく似合う、いつも子供扱いされては怒っている少女が何故か脳裏に浮かび
あわてて振り払う。
ナナリーが年を重ね成長するにつれ、自分に好意を寄せてくること、
言葉ではない、ふとした視線やすがりついてきたときのひたむきな態度。
しかも、その想いがその年々強くなることを感じてきたが、
年齢差と相まって、おそらく年上の異性に対する一種の憧憬のようなものだろう。
ロニはそうとも考えている。
だからついついナナリーを過剰に子供扱いしてしまい、
結果としてそれが、彼女に背伸びをさせる原因になるのだが。
- 297 名前:105 :03/02/15 17:14 ID:Gplzz5sN
-
「(そろそろ潮時か…)」
返答を先延ばしにして、二人の関係を宙ぶらりんにしてはおけないし、
なによりも、年齢問わず女性を悩ませるのは彼の主義に反する。
イエスかノーか。
実のところ自分から言い寄ることはあっても、言い寄られた経験が皆無のロニにとって
慣れていないともいうのだが、まさしくこれは難題だった。
下手をすれば一生ものの問題に、悩みに悩んだ彼が無意識にベッドで転げ回っていると、
――コンコン、
と控えめなノックの音。
おおかたカイルかリアラだろう、そう思い「入っていいぜ」と軽い返事をする。
しかし予想に反してドアの隙間から覗いたのは、真紅のツインテールだった。
「寝てたの?」
ベッド上に横たわるロニを見て、ナナリーはやや気後れしたらしく、
首だけを突きだしてこちらを伺っている。
「(…何をしに来たんだ?)」
やや訝しく思ったものの、このままでは廊下を通る他の客の邪魔になりかねない、
そう思い彼女を部屋に招き入れた。
- 298 名前:105 :03/02/15 17:15 ID:Gplzz5sN
-
「(こいつ一体何しに来たんだ?)」
部屋に通されても、ナナリーは黙ったままだった。
とりあえずと勧められた椅子に座り、渡されたコップに注がれた氷水と睨み合っている。
ロニもなんとなくだが、声を掛けづらい。
――………。
「ナナ「ロニっ!」ー」
沈黙に耐えかねたロニときっ、と勢いよく顔を上げたナナリーとの互いに互いを
呼ぶ声はほぼ同時に発せられた。
あまりに気合いの入った声に肩を竦めたロニには気付かず、
一言一言確かめるようにナナリーは言葉を紡いでいく。
「あの、さ、ロニは14歳以下には手を出さない…そう言ってたよね?」
「あ、ああ…」
そういえば、そういう事を言ったことがある。
…様な気がする。
確かそんな言葉だったか。何故今になって…。
「……だから…今日…あたし………」
ナナリーの視線はいつしかロニから自分の膝に向けられている。
声も少しずつ小さくなっていく。
何やら言い出しにくい事らしい。思わず身を乗り出す。
うんん、とうなり声(ロニにはそう聞こえた)を上げるとはっきりとした声で告げた。
「15歳」
「あ?」
「…あたし、15歳に今日、なったんだよ」
- 299 名前:105 :03/02/15 17:15 ID:Gplzz5sN
-
思考がめまぐるしく動き、告げられた言葉の言わんとする意味を導き出し
そして急激に停止した。
つまり『15歳になったから手を出せ』…そういうことだ。
「(夜這いのつもりか?)」
子供だと思っていたが…いや、だからこそこんな無謀なことをしたのか。
いずれにしろ、今ここでその答えを出さなくてはならなかった。
「(まいったな…)」
だが、迷っている暇などロニには無い。
難しい顔になってしまったロニの顔を上目遣いで伺っていたナナリーだったが、
「ちょっと来い」
ようやく声をかけられ、素直に近寄っていく。
と、いきなり回転する視界。思わず悲鳴が上がる。
ベッドに押し倒され、突然の事に目を白黒させているナナリーだったが
ロニが着衣を脱ぎ捨て上半身を晒すと、ようやく我に返った。
「な…何?」
「怖いか?」
賭けだった。
ナナリーが怯えて逃げたらガキだと一蹴する。
もし逃げなかったら、その時は……
なおも身動きの取れないナナリーの耳元に唇を寄せ、ふっと息をかける。
「きゃ!」
ナナリーもようやくロニの意図が理解できたらしい。
望むところだ。そのためにここに来たのだから。
相手をじっと見据え、頭をしかと横に振る。
何故かそこで、少しロニが困ったような顔をした。
- 300 名前:105 :03/02/15 17:16 ID:Gplzz5sN
-
あらためてナナリーを組み敷くと、唇に唇を押し当てる。
彼女の鼓動が、音になって耳に届きそうなほど高鳴っているのが
重ねた唇から伝わってくる。
が、逃げるそぶりは全く見せなかった。
再度唇を重ね、今度はより深く長く口づけをする。
「ん…んぅ…」
口腔内に滑り込んでくる舌と、自分の舌とが絡み合う。
「(これが、大人のキス…)」
慣れない感触に、初めはとまどっていたナナリーも
何度か繰り返すうちに自分から積極的に舌を絡めていく。
つ、と透明な唾液の糸を引いて唇が離れると、ロニの手が服の上をなぞり
太股をさするようにしてスカートの裾に潜り込む。
「あ」
思わずぎゅっと目をつぶる。
かすかな衣擦れの音とともにワンピースが取り払われるのが、
目を閉じていてもはっきりと感じられた。
「(やっぱ…恥ずかしい)」
家族ぐらいにしか見られたことのない裸身を誰かに見られるのは、やはりとても
勇気の要ることだと思う。
…ロニはどんな顔で見てるのだろう。
そう考えると、どうしても目を開けることが出来なかった。
- 301 名前:105 :03/02/15 17:19 ID:Gplzz5sN
- 前振り長いですな…反省してます。
後半はまだ書き終わってないので、断定は出来ませんが大体これで半分かと。
しかし少女マンガだなあ。ハズカスィ…
あ、ディムアトは当初のやつ長くなりすぎたので(四話編成それぞれエロ有り…長っ)、
別のやつウプしようと思います。
リョジョークというより純愛鬼畜ディムロス×アトワイト。
それかアトワイト受けの5P…先に出来た方を│ミ サッ
- 302 名前:名無しさん@ピンキー :03/02/15 19:33 ID:p/9av0Nj
- >>299
ロニ*ナナリーキタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!
純愛鬼畜ディムロス×アトワイト激しくキボンヌ !
- 303 名前:名無しさん@ピンキー :03/02/15 20:00 ID:q9DFud3M
- 105たんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
神よありがとう!15歳ナナリーたん萌え!
- 304 名前:名無し :03/02/15 22:24 ID:AyYATNPZ
- キタ━━━━(゚∀゚)━━━!!
ナナリーたん萌えー後半もディムアトも楽しみにしてまつ!
がんがってくらさい!
- 305 名前:名無しさん@ピンキー :03/02/15 23:14 ID:AI+qgR7/
- キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
つーか普通に筆力ありますなぁ。
- 306 名前:たつやん :03/02/16 00:26 ID:a3/1T8cG
- 何となく思い付いた事
ハイデルベルク城襲撃イベント中と思いねぇ
ウッドロウの元へと急ぐカイル達。あともう少しで辿りつけるというその時、彼等の前に立ちはだかる一人の女性がいた。
「私の名はサブノッ子。己が信念に命を賭ける騎士よ」
「さ、サブノッ子ォッ!?」
カイル達は本来の台詞も忘れて皆一様に驚いた。
しかもその姿は、男性時にかぶっていた妙な仮面はそのままに、何故か豹柄のビキニとおなさけでついているような肩当てだけの格好。
その上、お供のオセには不似合いなリボンがつけられている。
男性時とはあまりに違う姿にカイル達は冷静さを失っていた。
が、サブノッ子はそんなことお構い無しに言葉を続ける。
「私の信念が上か、貴方の信念が上か……かかってきなさい。ボウヤ」
そして戦いの火蓋はきられた。
……だめだ
僕の実力じゃこれ以上は(マテ)
神が羨ましいですなぁ(´Д⊂)
- 307 名前:名無しさん@ピンキー :03/02/16 01:50 ID:nGE5fG0G
- age
- 308 名前:名無しさん@ピンキー :03/02/16 02:05 ID:2j4o4yIB
- >>306
我が最萌えの漢サブノックたんをそんなキャラにするなぁ!・゚・(ノД`)・゚・
- 309 名前:名無しさん@ピンキー :03/02/16 14:31 ID:L+xIn22d
- 触手生物アンソロジー
- 310 名前:名無しさん@ピンキー :03/02/17 01:11 ID:VMkuI9j2
- age
- 311 名前:名無しさん@ピンキー :03/02/17 02:18 ID:fYzZ+R4S
- >>306
なんだろうと思ったらサブノックか。
アレってどこがいいのか理解できん。
- 312 名前:名無しさん@ピンキー :03/02/17 02:47 ID:cs6TCBDO
- >>311
?
- 313 名前:あぼーん :あぼーん
- あぼーん
- 314 名前:サザム :03/02/17 09:35 ID:3r/WlmtC
- わーい、105さんキター!!
こーゆーちょっとくすぐったい感じもいいな〜。
後半待ってますよー!
サブノックたんと言えば、結城センセの小説での戦闘描写はカッコえかったな〜。
追加晶術の描写にシビレた・・・って板違いですね、すんません。
- 315 名前:286 :03/02/17 16:29 ID:j0f7qRcZ
- 105さんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!
ロニナナイイ(・∀・)!
「隣室のカイルとリアラはよろしくやってるだろう」
この文がちょっと気になってみたり。(藁
後半楽しみにしてまつ。
- 316 名前:丼兵衛 :03/02/17 22:28 ID:saFyUVxD
- 105殿キター!!
ほのぼのしていてイイなぁ…(溜息
後半も期待しております。
さて、当方も頑張る…スタン相手のSM鬼畜ネタなのですが(爆
- 317 名前:名無しさん@ピンキー :03/02/19 23:01 ID:SCryF6mR
- 105さんっキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
少女漫画畑育ちの自分には、めちゃくちゃツボ〜!!
TOD2やってないのに、ロニに惚れそうw
後半、楽しみに待っております。
もちろん、ディムロス×アトワイトも。
嬉しいカプなので、楽しみ〜♪
がんがって下さい!!
- 318 名前:名無しさん@ピンキー :03/02/20 13:18 ID:UnQuD6Ek
- 発言スクナー
- 319 名前:名無しさん@ピンキー :03/02/21 22:56 ID:ZGWEw2ZV
- 保守。
- 320 名前:名無しさん@ピンキー :03/02/21 23:41 ID:9fznojqY
- 某所に105氏のSSにピッタリの七リーが描かれて
益々ハァハァでつな・・・。
後半も待ってまつ。
丼兵衛氏、サザム氏も期待してます。
- 321 名前:名無しさん@ピンキー :03/02/22 00:57 ID:BFxLKFWk
- 保守
- 322 名前:名無しさん@ピンキー :03/02/22 02:50 ID:xlZDUPxJ
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秘密の出会い 風俗嬢・キャバ嬢
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- 323 名前:丼兵衛 :03/02/22 20:00 ID:cSLMExq9
- 只今、後半部分を書き途中です(一度にうpする事になりそうです)
何やら、絵版の方がえらい事になっているようで…
私のせいもあるのかな〜と思い、大変申し訳無いと思います(爆
- 324 名前:名無しさん@ピンキー :03/02/23 15:03 ID:MLAAMR0X
- ....
堤さやか 長瀬愛 白石ひとみ サンプル画像発見
http://www.media-0.com/www/dvd01/index1.htm
- 325 名前:丼兵衛 :03/02/24 00:00 ID:JRkpXdSh
- やっと完成したのでうPします。
かなり鬼畜な内容ですのでご容赦下さい(大汗
- 326 名前:丼兵衛 :03/02/24 00:03 ID:JRkpXdSh
- 「墜ちた英雄」
クレスタの孤児院の傍にある小さな一軒家にルーティは居を構えている。
再び起こった天地戦争によって生じた戦災孤児の受け入れで孤児院が手狭になった、
というのが表向きの理由である。
もっとも、旅の仲間以外にはリオン(エミリア)の事は秘密であったし、子供の前で
はうっかり「イイ事」は出来ないという裏の事情があった。
リオンを罠にはめて処女を奪って以来、ルーティはあれこれと策を練って(スタンや
シャルティエを巻き込んで)は「イイ事」をしていた。
そういう訳で、今日も姉妹(?)宜しく「イイ事」に励んでいた。だが…
- 327 名前:丼兵衛 :03/02/24 00:05 ID:JRkpXdSh
- 「飽きちゃったわ、アンタとするの」
事の後、ルーティは突然こんな事を言い出した。
「ね、姉さん…」
リオン(エミリア)は余りの事に動揺を隠し切れなかった。元々、姉に妙な薬を盛られて
女性化させられ、おまけに散々体を弄ばれた身である。
「やっぱ、百合ばっかじゃ『生の感触』が恋しくなるのよねぇ」
「な、何て勝手な…。だったら僕を元の体に戻してくれ」
「元に戻す薬は無いのよね。あの薬だってあれだけだったからね」
「なっ…」
実の姉とはいえ、リオン(エミリア)は余りの無責任さに絶句し、且つ怒りが込み上げて
来るのを感じた。実の姉(と一人と一丁)に散々調教されたお陰ですっかり淫乱な体に
されていたのである。
「姉さんだからって、黙っていれば…、許さん!」
激高したリオン(エミリア)がベッドの傍に立てかけて置いたシャルティエに手をかけ
ようとした矢先、ルーティはリオンの目の前に見覚えのあるボタンをちらつかせた。
「エミリアちゃ〜ん、コレが何だか分かるよねぇ〜」
「まさか…?!」
リオン(エミリア)が自分の頭に手をやると、綺麗なティアラらしき装飾具が付けられて
いるのが分かった。勿論、リオン(エミリア)にとってはグレバム討伐の際には色々と
活用した「特製装身具」である事は百も承知であった。
- 328 名前:丼兵衛 :03/02/24 00:07 ID:JRkpXdSh
- 「ぼ、僕を脅す気か…?」
流石に気圧されたリオン(エミリア)が恐る恐る(何せ、これを使ってスタンやルーティ
を痛めつけたのだから)尋ねると、ルーティは意外な事を口にした。
「やーねぇ!、アンタには協力して欲しいだけで、本当に使う相手は別にいるわよ。
それとも、アンタも電撃を体験したいって訳?」
「…僕は遠慮しておく。それで、今度は何をしでかす気なんだ?」
「アンタもよく知ってる熱血純情バカに教育するのよ。『英雄色を好む』って諺がある
位だから、アイツにとっても良い社会勉強になるわよ」
「物は言い様だな…」
リオン(エミリア)はシャルティエ共々深〜い溜息をついた。
姉の「思いやり」の裏にはかのヒューゴやミクトランですら及びもつかない邪悪且つ
私利私欲丸出しの意図が隠されている事を身をもって知っていたからである。
- 329 名前:丼兵衛 :03/02/24 00:09 ID:JRkpXdSh
- 「リオン…、一体これはどういう事だぁ?!」
スタンは目が覚めるなり、自分の置かれている状況に仰天し、且つ怒り心頭であった。
どうやら地下室らしき所のベッドに頑丈な枷で両手足を拘束され、おまけに首筋には
真っ赤な犬用の首輪がはめられている様であった。リオン(エミリア)はというと、
入り口付近に立って意味有りげな瞳でスタンを見つめていた。
スタンは「ご馳走するから家に来てよ」というルーティの誘いでノコノコとやって来て
特製の睡眠薬入りの料理を腹一杯食べ、そのまま意識を失ってここへ運ばれて来たので
ある。
「姉さんと僕でお前に教えたい事があるのだが、バカ正直なお前の事だからこうでも
しない限りは無理だと思ってな…」
「ふざけるな!、どういうつもりだ?!」
スタンは枷と首輪の鎖をガチャガチャと鳴らしながら怒鳴り、体を捩じらせて戒めから
逃れようと必死でもがいた。だが、無慈悲にもスタンの肌に擦り傷を付けただけでびく
ともしなかった。
「躾の悪い犬にはお仕置きが必要だな。姉さん、ちょっと頼むよ」
「まっかせて。一度やってみたかったのよネェ」
- 330 名前:丼兵衛 :03/02/24 00:10 ID:JRkpXdSh
- 場違いな位に陽気なルーティな声が地下室に響いたかと思いきや、スタンは焼け付く
様な衝撃が全身に襲いかかるのを激しい痛みと共に感じた。
「ぐわぁぁぁぁ!!」
スタンは、以前リオンに捕らえられて頭にティアラを付けられた時の事を咄嗟に反芻
していた。恐らく、同じ物が自分の頭に付けられているのであろう。
「…僕達に逆らうような事をしたらそうなるからな」
「お…お前ら………」
「もひとつおまけ!」
ルーティが手にした操作機のボタンを押した。
「ぎゃぁぁぁぁぁ!!」
幾ら打たれ強いスタンでも、この電撃には耐えられなかった様で失神してしまった。
「もうちょっと根性があるかと思ったんだけどなぁ〜」
「…姉さんもそれの威力を知っているだろう」
「知ってるわよ。何しろ、アンタに散々やられたからね」
「…皮肉がきついな」
「ほら、アンタもさっさと準備するのよ!」
奈落への扉が開かれた。
- 331 名前:丼兵衛 :03/02/24 00:12 ID:JRkpXdSh
- 「う…ん、あ、リオン!」
ようやく目を覚ましたスタンが地下室の中を凝らすと、リオンがベッドの前に立って
いるのが分かった。
「こらぁ!、リオン、俺を自由にしないとひどいぞ!」
「相変わらず元気で威勢がいいな。これからお楽しみが控えているからその方が…」
「リオン、一体何なんだよこれは!…」
「僕はエミリアだ」
「エミリア?!、お前の本名はエミリオだろ!」
「…今は違う」
スタンはリオンがそう言いながら、青い制服を脱いだ後の姿に目を疑った。
(…リオンに…胸がある!!)
以前、スタンは女性化したばかりのリオンを抱いた事があったが、スタン自身には意識
をシャルティエに乗っ取られている状態であったので全く覚えていなかったのである。
「ふふ…、コレ…結構大きいだろう」
リオン(エミリア)は紫水晶の瞳に怪しげな光を湛えつつ、スタンの体に馬乗りになった。
「うわっ!、そんなに胸を押し付けるなぁ!」
スタンは顔を真っ赤にしてもがいた。丁度、スタンの逞しい胸版にリオン(エミリア)
の形のいい双丘が乗って圧迫している状態である。
「スタン…、気持ち良い?」
「き、気持ち良い…じゃなくて、一体どうしてそんな体に…」
リオン(エミリア)はその問いに答える代わりに、唐突にスタンの唇を奪った。
「んぅ〜!、んぅ…ふ………」
スタンは必死で抵抗しようとしたが、ルーティ仕込みの舌技の前には、この手の知識が皆無に等しい田舎者の青年はあっさりと屈服させられてしまった。
思うが侭に舌を転がされ、口内を蹂躙されたスタンはリオン(エミリア)が唇を離すと大人しくなってしまった。
「…俺の始めてのキスだったのに」
スタンは涙ぐみ、明らかに動揺を隠し切れない様子であったが、リオン(エミリア)は
スタンの耳に唇を寄せて軽く口に含み、それから小声で囁いた。
「すぐに、始めてなんて事は忘れるさ。僕みたいにな………」
スタンを見つめる紫水晶の瞳は憂いと哀れみを湛えていた。
- 332 名前:丼兵衛 :03/02/24 00:17 ID:JRkpXdSh
- 「スタン…、綺麗だろう?」
「………」
リオン(エミリア)は身に纏っていた服を全て脱ぎ、生まれたままの姿になっていた。
スタンはその彫刻の様に均整の取れた体が醸し出す中性的な雰囲気に見とれていたが、
気が付くと、リオン(エミリア)が自分の下半身に体を寄せ、ズボンを脱がしていた。
「うぅ…、リオンっ…」
(僕はエミリアなのに…)
リオン…、否エミリアはスタンの怒張を手でこすりながら口で含んでいた。勿論、これもルーティ姉さん直伝の舌技である。
「うぁ、もう駄目だ…」
呆気無くスタンの怒張は白濁した液を吐き出し、リオン(エミリア)の顔を白く汚した。
「ふふ…、濃くて美味しい。さて、もうそろそろ頂くとするか」
エミリアはスタンの腰に自らの腰を合わせてきた。そして、秘貝にスタンの立派な怒張
を当てがい、少しづつ腰を沈めてきた。
「○▲□×#@…?!」
スタンは余りの事に抗議の声すら出せず、体を捩って何とか貞操の危機を脱しようと
したが、所詮は悪あがきに過ぎなかった。
「あぁ!!」
「うぁ………」
以前にスタンの怒張を受け入れたせいか、エミリアの秘貝は呆気無く怒張を飲み込んだ。
もっとも、当のスタン本人は知る由も無かったが、エミリアはその太過ぎる怒張を咥え
込みながら少しづつ腰を動かし、スタンを攻め立てていた。
「あ…あぁ…ふぁ…スタン……」
スタンは経験したことの無い快楽に戸惑い、抵抗する術さえない様に思えた。
- 333 名前:丼兵衛 :03/02/24 00:20 ID:JRkpXdSh
- 「あっ…んん…リオン…気持ち良い………」
エミリアが腰を上下する度に彼女の形の良い双丘が揺れた。
「スタン…、僕のおっぱい…吸う?」
「…お、おっぱい?!」
以前の「彼」からは決して言わない卑猥な言葉が出たのにスタンは驚きを通り越し絶句
したが、エミリアは有無を言わさずにスタンの口中に桜色の突起を押し付けて来た。
「んん………」
「んっ…、歯を立てるな………」
もはや、スタンは抗う事を諦めてエミリアの体を貪っているかに見えた。しかし、終局
は突然、それも最悪の形で訪れた。
「あぁ…もう…駄目だぁ………、うぁ!!」
スタンはそう言うなり、腰の動きを止めた。
「あっ、ス…スタン…、駄目だ!!」
エミリアが止めるのも間に合わず、スタンの怒張はエミリアの体内に大量の白濁液を
吐き出して果てた。
「あ…あぁ………」
エミリアは体を痙攣させてベッドの脇に崩れ落ちた。紫水晶の瞳に水滴を溜めて…。
- 334 名前:丼兵衛 :03/02/24 00:21 ID:JRkpXdSh
- 「とっとと起きなさいよ、スタン!!」
スタンはルーティの怒鳴り声を聞き付け、悪夢から目覚めたものと思って目を開けた。
しかし、目の前に広がるものは依然として鎖と首輪で拘束された自分の体と死んだ様に
ぐったりとしたリオン(エミリア)の姿であった。たちまち、スタンの心は虚無と絶望
に支配された。
「ルーティ…、これ…外してくれよ…頼むから………」
スタンは気力を振り絞って懇願したが、ルーティの答えは僅かな希望さえも奪うもので
あった。
「ダ・メ・よ!。アタシはまだやってないし、これからもアンタの体にたっぷり色んな
事を教えなきゃなんないからね。あ、それからアタシがココに居ない時とか暇な時は
エミリアで遊んでもイイわよ。だけど、ソイツが孕んじゃったらちゃんと責任取ってね」
「………」
「あ、あの料理には精力剤と媚薬が入ってたから、嫌でもソイツとやんないと仕舞い
には気が狂っちゃうからとっとと遊んどいた方がアンタの為ね。ケケケ!!」
もはや言葉も出ないスタンと相変わらずベッドに横たわったままのエミリア(リオン)
を残し、頑丈な鉄の扉は閉じられた。
「アタシに歯向かおうとした罰よ。せいぜい可愛がって貰いなさい」
地下室の中からは、男の押し殺した息と小鳥の様な嬌声が響いていた…。
- 335 名前:丼兵衛 :03/02/24 00:38 ID:JRkpXdSh
- 解説ですが、ルーティ姉さんはリオン(エミリア)の反抗の芽を察知していた
ので、スタンを監禁する際に一緒に放り込む腹積もりでした。
気付かない間に付けられたティアラはあくまでもリオンを油断させる為のフェイク
で、本当の罠は本文中にもあった各種薬入りの料理でした。
(因みに料理に盛られた薬は睡眠薬で、ベッドから起きないのはその為です)
さて、次回はリクが来ていた女リオン×ウッドです。
どう絡ませればイイのやら…(爆
- 336 名前:名無しさん@ピンキー :03/02/24 02:05 ID:NSbu8j9Z
- 誰か流花タソサイトの裏パス知ってたら激しくキボン
- 337 名前:サザム :03/02/24 10:54 ID:CCO5xr/f
- ス…スタンくん飼い殺しですか…。
さすが丼兵衛さん、お見事です。ダーク&淫靡な雰囲気に、ん〜まいっちんぐ(古ッ!)。
プリムラ×キールは、もうちょっとなんで、明日ぐらいにアップします。
- 338 名前:名無しさん@ピンキー :03/02/24 23:31 ID:y0Ms/s0K
- ttp://www.seri.sakura.ne.jp/~highway/xxxcg/025.html
こんなシチュのSSプリーズ!
- 339 名前:名無しさん@ピンキー :03/02/25 01:54 ID:Qn/jd29I
- 突っ込んでおきたいのだが、
リオンの本名は『エミリオ』じゃないのか?
- 340 名前:名無しさん@ピンキー :03/02/25 07:47 ID:tro9Afaa
- ↑過去スレ読みなさい
- 341 名前:キボンヌ名無しさんズ@その1 :03/02/26 00:37 ID:X8CdneyI
- 教習所の待ち時間に、久々に結城センセ’sファンダム読みました。
何度読み直しても、イイですねェ。
双子は当時の友人(生まれ変わる前)との付き合いはあるンですかね?
あと、アミィはチェスと何歳年離れてます?
- 342 名前:名無しさん@ピンキー :03/02/26 03:30 ID:KAWh/Wtw
- たしか6歳じゃない?
- 343 名前:サザム :03/02/26 09:08 ID:4tQsxx+I
- どもども、サザムです。
プリムラ×キール、何とか出来ました。
雰囲気変えて、プリムラ一人称にしてみたら、思ったより難航しますた。
では、どうぞ〜。
- 344 名前:サザム :03/02/26 09:09 ID:4tQsxx+I
- 〜名探偵キールの復活?〜
「事件よ、事件、事件なのよ…」
私は、小さく呟きながら、学生寮の廊下を早足で進んでいた。
あ、私の名前は、プリムラ・ロッソ。
インフェリアの英知の殿堂たる、このミンツ大学で、探偵部の部長をしている。
数ヶ月前の、試験問題流出事件を見事に解決したことで、探偵部の名声はうなぎ昇りになっていた。
でも、有名になれば、それだけ逆恨みや妨害も受けやすくなる。
現在、我が探偵部は、存続の危機にさらされているのだ。
でも、こんな時、私には頼りになる人が存在する。
彼の部屋の前に辿り着くと、私はノックをする暇も惜しんで、扉を思い切り開いた。
「キールっ、力を貸してっ!」
「うわあぁっ!」
私が部屋に飛び込んだ途端、彼は手にした本を取り落とし、椅子から飛び上がった。
彼の名前は、キール・ツァイベル。
『連鎖的世界崩壊仮説』なんて怪しげな学説を唱える変人だけど、助手としては割と有能。
…なんだけど、何か様子が変ね?
「どうしたの、キール?」
「どどど、どうしたも何も! 鍵を掛けておいたのに、どうやって入った!?」
「へ? カギ?」
- 345 名前:サザム :03/02/26 09:10 ID:4tQsxx+I
- そー言えば、ドアノブを回した時、なんか「ガリッ」って音がしたような…。
「あはは、どうやら、鍵が壊れていたみたいね…」
「言葉は正確に使え! 『壊れていた』ではなく、『壊した』だろうが!」
「あはははは、そ、そうとも言うわね…」
この話を続けていると、体勢が悪くなるばかりのようだ。
私はさりげなーく、話題を変える事にした。
「でもキール、あなた、何をそんなに慌ててるの?」
「なっ、ななな、何の事だ? ぼっ、僕は別に、あ、慌ててなんかいないぞ!」
激しくどもりながら、キールはぜんぜん説得力の無い台詞を吐く。
弁解しながら、先程まで読んでいたらしい本を、私の目が届かないように、こっそりと背後に隠した。
「…ねぇキール? 何か隠してない?」
「な、何も隠してないぞ! そ、それより、力を貸して欲しいと言ったな。
僕に出来る事なら、何でも手伝うぞ。さ、さぁ、詳しく話を聞かせて見ろ」
「…あやしい…」
あの事件から後は、何だかんだと言って手伝ってくれなかったくせに、今日は妙に愛想がいい。
あの本があやしいわね。よし、じゃあ、フェイントをかけて…。
「例えば、そこの本棚!」
「…えっ!?」
横の本棚を指差すと、不意を衝かれたキールは、思わずそちらを向く。
そのすきに、私はすすすっ…とキールの背後に近寄った。
- 346 名前:サザム :03/02/26 09:11 ID:4tQsxx+I
- 「…もらったぁ!」
「わっ、こら、プリムラ、返せっ!」
キールの手から本を奪い取り、私はそれをペラペラッとめくる。
「え…これって…」
参考書のカバーが掛かっている本の中身を見て、私は思わず絶句した。
扇情的な格好をした女性の裸やスケベな体験談、それに官能小説…。いわゆる、「Hな本」だ。
私は、硬直しているキールの顔を、横目で冷たーく見詰めた。
「へー。キールも、こーゆー本、持ってたんだ…」
「いやっ、ご、誤解するなよ。僕はだな、単に女性心理の研究資料としてだな…」
この期に及んで、下手な言い訳をするキールを見て、私は少しイジワルをしたくなった。
「えーと、なになに…『フィリアはコングマンに衣服を剥ぎ取られ、白い裸身を晒した』…」
「わっ、ばか、プリムラっ、声に出して読むなっ!」
官能小説を読み上げてあげると、キールは真っ赤になって照れる。
「えー? だって、研究資料なんでしょ? だったら、恥ずかしくなんか無いわよねー。
ふむふむ、『力まかせに太腿を開かれ、まだ男に触れられた事のない、薄桃色の花弁が』…」
「やめろと言ってるんだ! こら、返せ!」
「ふふーんだ、捕まらないわよ♪」
唐突に、キールの部屋の中で、私と彼の追いかけっこが始まった。
だけど、探偵部でいつも駆け回っている私に、運動不足のキールがついてこれる訳が無い。
蝶のように華麗に避ける私の動きに振り回され、キールはすぐに息が上がってきた。
- 347 名前:サザム :03/02/26 09:12 ID:4tQsxx+I
- 「はあっ、はあっ…。プ、プリムラ、止めろって、言ってるだろ…」
「ふふーん、もう降参す…きゃあっ!?」
「うわっ!」
後ろに飛び退いた拍子に、私は何かにつまずいて、バランスを崩してしまった。
そこにキールがぶつかり、私達は折り重なってベッドに倒れこむ。
「あ、あいたたた…。 えっ!?」
顔を正面に向けた途端、至近距離でキールと目が合って、私の胸がドキン、と高鳴った。
しかも、激しい息をつくキールの片手が、私の胸をしっかりと掴んでいる。
おまけに、私の太腿に、キールの…、その…、何だか硬いものが(やん、やん!)当たっている。
私は、自分の頬が一気に熱くなるのを感じた。
「キ、キール…、手、どけて…」
「え? わっ、うわわわっ!?」
私が言うと、キールはやっとその感触に気付いた様子で、慌てて私の上から飛び退く。
そして、ベッドの端に腰を降ろすと、顔を背けて弁解し始めた。
「ごっ、ごめん、プリムラ! わ、わざとじゃ無いんだ、信じてくれ!」
「キール…」
私は、激しい動悸を感じつつ、ゆっくりと上体を起こした。
私の胸には、キールの手の感触が、スタンプを押されたように、くっきりと残っている。
そこに重ねるようにして、自分の手をそっと胸にあてがってみる。
痺れるような快感が走り、乳首が次第に盛り上がっていくのが分かった。
- 348 名前:サザム :03/02/26 09:13 ID:4tQsxx+I
- ドキドキしてるのがキールに聞かれるんじゃないかと思うと、更に動悸が激しくなる。
沈黙に耐え切れなくなって、私はもう一度キールに声を掛けた。
「ねえ、キール…?」
「な、何だ?」
呼び掛けても、キールはこっちを向こうとしないけど、彼も私の事を意識してるみたいだ。
長い髪から覗いているキールの耳は、真っ赤になっていた。
…お、女の子の方から言い出すなんて、はしたないわよね。
でも、堅物のキールから、求めてくることなんて、出来そうにないし…。
ええいっ! 女は度胸!
私は思い切って、こっちからきっかけを作る事にした。
「ねぇキール、女の子のこと、知りたい…?」
「え…?」
い…、言っちゃった…。
私の言葉に、キールは怪訝そうな表情でこちらを向いた。
こうなったら、もうとことん迫りまくるしかない。
私は、ベッドの上を伝って、キールの方ににじり寄りながら言った。
「私で良かったら、教えてあげてもいいよ、女の子のこと…」
「ばっ、莫迦なことを言うな、プリムラ!」
キールは、壁に貼りつくようにして、ズサッと後じさった。
でも、もうスイッチが入っちゃった私は、そんな言葉じゃ止まらない。
- 349 名前:サザム :03/02/26 09:14 ID:4tQsxx+I
- 「キールは、私の事、キライ? それとも、私って、そんなに魅力無い?」
「うっ…。そ、そういう訳じゃ…」
自分でも、すごくエッチな声になっちゃってるのが分かる。
問い詰める私に、キールはさらに顔を真っ赤にして、動きを止めた。
「だったら、ねぇ、キールぅ…。 きてぇ… お・ね・が・い…」
「………っ!!」
思いっ切り甘えた声で耳元に囁くと、キールはガバッと私の肩を掴み、ベッドに押し倒した。
◇ ◇ ◇
「プリムラ…。僕は、僕はっ…!」
「あっ、ちょっと待って、キール…」
服の上から胸を触ってくるキールを、私はちょっと押しとどめた。
「今更なんだ! そっちから誘っておいて…」
「そうじゃなくて。このままじゃ、制服にしわが出来ちゃうじゃない」
キールの鼻をちょん、と突いて、私は身体を起こした。
キールには、私が余裕があるように見えるかもしれないけど、実は私も、そんなに経験がある訳じゃない。
ましてや、自分からこんな風に男の子を誘うなんて、初めての経験だ。
でも、(おそらく)チェリーなキールに任せてたら、制服がぐちゃぐちゃになっちゃう。
声が震えそうになるのを押さえ込み、ちょっとお姉さんぶってキールに微笑みかけた。
「まずは、私の服を脱がせてくれなきゃ…。はい、キール」
「うっ…。あ、ああ…」
- 350 名前:サザム :03/02/26 09:15 ID:4tQsxx+I
- 私が差し出すように胸を突き出すと、キールはおずおずと制服のボタンに手を伸ばした。
慣れない手つきで、一所懸命にボタンを一つずつ外していく。
…くすっ。なんだか、キール可愛い…。
いつもの冷静さからは想像も出来ないキールの姿に、私は何だか可笑しくなる。
全部外してもらった所で、私はするっと袖から腕を抜き、上着を軽く畳んでベッドサイドに置いた。
「はい、じゃ次は、ローブのファスナーを下ろして…」
「わ、分かった…」
ベッドから降りて背を向けると、後ろ髪を掻き上げて、キールにお願いする。
キールは戸惑いながら、ジジジッ…とファスナーを下まで下ろした。
「う、んくっ…」
僅かに覗いた私の素肌に、キールが小さく息を呑むのが聞こえた。
軽く肩をずらすと、ローブはストンと私の足元まで滑り落ちる。
私は、気をもたせるように、ゆっくりとキールの方に向き直った。
「あ…。プ、プリムラ、何と言うか、その…。き、綺麗だよ、とっても」
私の下着姿を見て、真っ赤になりながらも、キールはそう言ってくれた。
たまたま今日は、一番お気に入りの下着を着けてて良かった。
私はこの幸運を、普段は信じてもいない神様に感謝したい気分だった。
「ふふっ…。ありがと、ちゅっ!」
不器用なキールの精一杯の褒め言葉に、私は微笑みながら首に手を回し、彼の頬に軽くキスをする。
「あっ…。あのその、僕は…」
たったそれだけで、いつもはクールな彼が、面白いぐらいに狼狽した。
- 351 名前:サザム :03/02/26 09:17 ID:4tQsxx+I
- 「じゃあ、キールも服、脱いで…。それとも、私が脱がせてあげよっか?」
「いっ!? い、いい、いいよ! じ、自分で脱ぐからっ!」
キールは、私の腕から逃げ出すと、背中を向けてあたふたと服を脱ぎ始めた。
…ちぇ、ちょっと残念。
恥ずかしがるキールを解剖するのも、面白そうだったのに。
余裕の出てきた私は、ベッドにうつ伏せに寝転がり、両肘を立てて、組んだ両手の上にあごを乗せる。
爪先をパタパタと動かしながら、じっくりとキールのストリップを眺めた。
ローブを脱ぎ捨てると、キールの色白な素肌があらわになる。
すね毛もあんまり濃くないし、ちょっと見には女の子に見えるぐらい、華奢な身体をしている。
私は、筋肉ムキムキの男臭いのより、こんな感じに少しなよっとした男の子の方が好みだ。
思わずエッチな笑い顔になりそうなのを、ほっぺたを押さえて堪える。
キールは、最後の一枚に手を掛けた所で、ピタッと手を止めて、こっちを振り向いた。
「…プリムラ、これも脱がなきゃ駄目か…?」
「脱がなきゃ出来ないでしょ? 男の子なんだから、覚悟を決めなさいよ」
「う…。そ、そうだな…」
この期に及んでためらうキールに、私はそうはっぱをかける。
キールは軽く深呼吸すると、一気にパンツ(ちなみに名前は書いてない)を引き下ろした。
そして、隠したい気持ちを表すように、腰の辺りで手をワキワキさせつつ、体を振り向かせる。
け…けっこう立派…。
- 352 名前:サザム :03/02/26 09:18 ID:4tQsxx+I
- キールのモノは、細身の体格に似合わず、太くて大きかった。
と言うか、私が今まで見た中で(何人のを見たかはヒ・ミ・ツ)、間違いなくナンバーワンだ。
興奮と期待に、早くも私のあそこがじゅんっ…と濡れるのを感じた。
◇ ◇ ◇
「キール、いいよ、来て…」
「あっ、ああ…」
私が仰向けになって招くと、キールはぎくしゃくした足取りでベッドに上がり、私の上に馬乗りになった。
「プリムラ、キ、キスしても、いいかな…?」
「んもぉ。聞かなくっても、いいよ…。 んっ…」
戸惑うキールに、私は目を閉じて、軽くあごを突き出す。
少しして、遠慮するように、キールの唇が私の唇にそっと触れた。
「んっ! んーっ、んむっ…」
「むぉ! むむぅ、むももむっ、むっ…!」
私は、すかさず両腕でキールの頭を抱え込んで、彼の口の中に舌を伸ばした。
驚いたキールは、呻きながら顔を離そうとしたが、そうはさせない。
キールの舌を探り当て、自分の舌を絡めるようにして捕まえる。
…ふむ、私の推理によると、キールの夕ご飯は学食のBディナーね。
そんな事を考えつつも、私はキールの口の中を存分に堪能した。
「…っぱぁ! ぜぇ、ぜぇ…。 プ、プリムラ、何て事を…」
「んふふ…。これが、女の子とする、本気のキスよ…」
- 353 名前:サザム :03/02/26 09:19 ID:4tQsxx+I
- 私は目を細めながら、唾液に濡れた自分の唇をちろっと舐める。
私の仕草に、キールのモノがぴくんと反応するのが、視界の端に写った。
「ね、次は私のブラを、外してくれない?」
そう言って私は、軽く上半身を起こした。
「う、うん…」
すでに、キールは私の言いなりだ。
私の言葉に素直に頷くと、私の背中に手を回して、ホックを捜し始めた。
「んっ…、あ、あれ…?」
「あ、キール、そっちじゃなくて、前…」
「ま、前? 前って、どう言うことだ?」
…あ、そっか。
朴念仁のキールが、フロントホックなんて知ってる訳ないよね。
私は、ブラの中央に手を伸ばした。
「これはね、ここを、こうするの…」
自分でプチッとホックを外してから、再び手を体の脇に戻す。
「はい。あとは、キールが脱がせて…」
「ごくっ…。う、うん…」
そう促すと、キールはシーツで手のひらの汗を拭ってから、緊張に震える手でブラの肩紐をずらす。
彼の目の前に、私の二つの膨らみがあらわになった。
自慢じゃないけど、私は胸には少し自信がある。
- 354 名前:サザム :03/02/26 09:20 ID:4tQsxx+I
- きれいなお椀型で、ブラを外されても、ほとんど型崩れしない。
乳首の色は、ほんのりと色付いた桜色だ。
初めて目の前で女の子の胸を見たらしいキールは、今にも鼻血を噴き出しそうな顔をしていた。
「ほら…。触っても、いいんだよ…?」
「うっ、うん…」
私がそう言うと、キールは恐る恐ると言った感じで、私の胸に触れた。
キールの手が、その感触に驚いたように、ぴくっと硬直する。
しかし、すぐにゆっくりと、確かめるような感じで、優しく揉み始めた。
「んっ…。ねえキール、どんな感じ…?」
「ど、どんなって…。温かくて、柔らかくて…、上手く言えないよ…」
でも、興奮してきてるのは、確かみたいだ。
息が荒くなってきてるし、だんだん指使いが大胆になってくる。
「はっ、はぁっ…。んっ…」
「あんっ!」
いきなり乳首にキスをされ、私は思わず体をくねらせた。
「あっ、ごめんプリムラ! つい…」
「ううん、いやじゃないよ。ちょっと驚いただけ…。だからもっと、いっぱいキスして…」
謝るキールに、私はそうせがんだ。
「そっ、そうか? じゃ…」
「んんっ、ふうっ!」
キールは、私の要求通りに、両方の乳首に代わる代わる唇を寄せた。
- 355 名前:サザム :03/02/26 09:21 ID:4tQsxx+I
- 甘い感触に、私は鼻にかかった吐息を洩らす。
胸の先っぽの方から、じんじんするような疼きが、私の身体を駆け巡った。
◇ ◇ ◇
「プリムラ…。し、下も、脱がせていいかな?」
「んっ…。うん、いいよ…」
キールに求められて、私は再びベッドに仰向けになる。
脱がせ易いように軽く腰を浮かせると、キールはするすると私のショーツを脱がせていった。
「へぇ…。女の子のここって、こんな風になってるんだ…」
下着を足から抜き取ると、キールは少し顔を寄せて、私の股間をまじまじと見詰める。
感心したようなキールの声に、今更ながら恥ずかしさが込み上げてきた。
「あっ、キール…。あんまり、じろじろ見ないで…」
「え? あ、ああ、ごめん。…ん? これは…」
「やんっ!」
敏感な突起に触れられて、私の身体がピクンと震える。
そこを指先でこねるように弄ってから、キールはつるんっ、と周りの皮を剥いだ。
「ひゃっ!?」
「ああ、やっぱりそうか。男性器が変形して、こんな形になっているんだ…」
そう呟くと、キールは剥き出しになったそこを、爪で軽く引っ掻いた。
「つうっ! キ、キール、あんまり乱暴にしないで…」
「あっ! ああ、すまない…」
私が痛みを訴えると、キールは我に帰ったように、そこから指を離した。
- 356 名前:サザム :03/02/26 09:22 ID:4tQsxx+I
- 「…女の子のそこは、とってもデリケートなんだから…。もっと優しく、撫でるように…ね?」
触り方を教えながら、私はキールの手を取って、再びそこに誘導する。
「こ、こう…かな?」
「んっ! あ…そう…」
指の腹で軽く撫でられた途端、私の口から甘い叫びがこぼれた。
何度も撫でられるうちに、私のあそこからエッチな汁がこぼれて、お尻の方に伝っていく。
垂れる雫の、虫が這っている様なムズムズした感触が、ぞくぞくする感じを盛り上げた。
「あ…。女の子が『濡れる』って、こう言うものなのか…」
「んもう、そんな事、いちいち言わないで! …恥ずかしいじゃない!」
と、文句を言いつつも、感じてきてる事を彼に指摘されて、実はけっこう興奮してたりもする。
…私、露出趣味のケは無いはずなんだけどな…。
「プリムラ、これは、君が気持ちいいと言う証拠なんだよな…?」
「んんっ…。だ、だから、言わないでって…ふうんっ!」
私の気持ちを知ってか知らずか、キールは尚も言いながら、入り口の辺りを指でなぞった。
慣れない手つきで、輪郭を確かめるように、つつっ…と指を滑らせる。
もどかしいような、くすぐったいような愛撫に、私の身体がピクピクと反応した。
「あぁん…、んっ、くっ、ふぅん…」
決して上手な訳じゃ無いけど、これはこれで、とってもイイ感じだ。
いつの間にか、私の口からは、甘えるような喘ぎ声が洩れ続けていた。
◇ ◇ ◇
- 357 名前:サザム :03/02/26 09:23 ID:4tQsxx+I
- 「んあっ…。あれ、キール、どうしたの?」
いきなり指が離れたので、私は意識をキールの方に戻した。
するとキールは、何かを耐えかねた様子で、がばっと私の上に覆いかぶさった。
「プリムラ、僕は、僕はもう…」
キールのモノは、すでに先端がぬるぬるした液体に濡れ、ビクビクと別の生き物のように脈打っている。
どうやら、私のあそこを触っている内に、キールの我慢が限界になっっちゃったみたいだ。
「…うん、いいよ、入れても…。私も、キールのが、欲しくなっちゃった…」
キールの顔に掛かった髪を掻き上げてあげながら、私はそう答えた。
私が許した事で覚悟を決めたように、キールは腰を前に動かす。
「あ…、あれ…?」
だけど、キールは初めての行為に、どうも勝手が分からないようだ。
キールの先端は、私の中には進めず、入り口の表面をつるりと滑った。
「くそ、おかしいな…。くっ、あれっ、入らないぞ…」
「キール、焦らないで…。落ち着いて、もうちょっと下…」
私が言葉で誘導しても、キールはますます焦るばかりで、うまく中に入ってこない。
キールのモノは、私のあそこの上を、何度も空しく滑るばかりだった。
「キール? あ、あのね、腰だけで入れるんじゃなくて、その、片手で、ソレを押さえて…」
焦れてきた私は、もう少し具体的に、やり方を説明しようとした。
でも、やっぱりちょっと恥ずかしいので、結局はアレとかソレとか、そんな言い方になる。
…もう、何を言わせるのよ、キールってば!
- 358 名前:サザム :03/02/26 09:24 ID:4tQsxx+I
- しかも、興奮したキールは、そんな私の説明も、耳に入ってないみたい。
ただがむしゃらに、いきり立ったモノを私の下腹部に押し付け続けた。
「うっ…くっ…、あっ!」
「えっ…?」
いきなり小さい叫びと一緒に、キールは少し黄ばんだ白い液体を、私のお腹の上にぴゅぴゅっとばら撒く。
突然の事に、私も思わず目を丸くした。
えーと、これはその…。いわゆる、「暴発しちゃった」ってやつですか?
ちょっとがっかりしたのが、表情に出てしまったのだろう。
キールはションボリとした様子で顔を逸らすと、背中を向けて座り込んでしまった。
「あ、あの、キール? そんなに気にしなくても…。は、初めてだったんでしょ、仕方ないよ!」
「…いいんだ。僕はどうせ駄目な奴なんだ…。放っておいてくれ…」
慌ててフォローする私に、キールは暗い声で答える。
…あらら。すっかりイジケモードに入っちゃったみたい。
今にも床にめり込みそうなぐらいの、えらい落ち込みようだ。
プライドの高いキールにとっては、女の子の前で醜態をさらしたのが、よっぽどショックだったらしい。
でも、こんなキールを放っておいて、「はいサヨナラ」なんて言える訳が無い。
私はキールを元気付けるように、彼の背中にギュッと抱きついた。
「もう…。私はそんな事で、キールのこと、笑ったりしないよ?」
「あ…。ちょ、ちょっと、プリムラ、その、胸が…」
背中にふにゅっと押し付けた胸の感触に、キールが慌てる。
- 359 名前:サザム :03/02/26 09:32 ID:4tQsxx+I
- 「それに…、ほら。キールのここ、まだこんなに硬いままじゃない…」
「あっ…」
片手をキールの股間に回して、熱く脈打っているソレを優しく握ってあげる。
キールはまるで、女の子みたいな可愛い声を出した。
「言ったでしょ…。女の子のこと、教えてあげるって…」
「…うわっと!」
キールの肩を掴んで仰向けに寝かせ、今度は私が馬乗りになる。
キールのモノを片手で押さえると、もう一方の指で、あそこの入り口をちょっと広げた。
「プ、プリムラ…?」
「誤解しないでね…。こんな事してあげるの、キールだけなんだから…」
意外そうなキールの顔に、思わずそんな言い訳めいた事を囁いた。
キールの先端をあそこに宛がい、彼の瞳を見詰めながら、ゆっくりと腰を下ろしていく。
あっ…。熱くて硬いモノが、私の中に入ってくる。
その感触に、私は軽くイッてしまった。
「うっ、うわわわっ!?」
初めての、女の子の中の感触に、キールは目を白黒させている。
「んっ、ふっ…。…んっ!」
キールの大きなモノを受け入れるのは、思ったよりもキツかった。
私のあそこが、限界まで突っ張っているような感じがする。
私は鋭く息を吐くと、一気に根本近くまで、自分の中に咥え込んだ。
- 360 名前:サザム :03/02/26 09:33 ID:4tQsxx+I
- 「あっ…あはっ、キール、チェリーボーイ卒業、おめでと…」
「あっ…あ、うっ…」
私がそう囁いても、キールは照れる様子も無い。…というか、快感に我を忘れているって感じだ。
その証拠に、キールのモノは、私の中でピクン、ピクンと脈打っている。
お腹いっぱいに膨れ上がっているソレの熱さに、痺れるような疼きが背筋を駆け抜けた。
「キール…、動くよ…?」
「うっ、うあっ!」
私が腰をくいっと引くと、キールは苦痛にも似たうめきを洩らした。
キールの大きく張り出した傘の部分が、私の中を引きずるように刺激する。
生々しい感触に、私の腰もぷるっ、と震えた。
そう言えば、ゴムを付けてない相手とするのは、これが初めてだ。
でも、薄いゴム一枚が無いだけで、こんなにも気持ちいいなんて、思いもしなかった。
それとも、キールの事が本気で好きだから、こんなに感じてるんだろうか?
頭の片隅で、そんな事を考えながら、私は少しずつ腰の動きを早めていった。
「プッ、プリムラっ! 僕っ、こっ、こんなの、初めてで…、おかしく、なりそうだっ…!」
「んふふっ…、いいよ、キール…。 いっしょに、おかしくなっちゃお…?」
可愛い事を言うキールに、私は嬉しくなって、キールの首筋にスッと舌を這わせた。
その途端、キールの身体がビクッと硬直し、私の中のモノがくいっと更に反り返る。
…あっ、これ、いい…。
それが気持ち良くて、腰を前後に振りながら、私は指先でキールの性感帯を探し回った。
- 361 名前:サザム :03/02/26 09:34 ID:4tQsxx+I
- 弱い所に触れるたび、キールの身体は、面白いぐらい素直に反応する。
へぇ、男の子も、乳首を触られると、気持ちいいんだ…。
そこをくりくりと弄っているうちに、私の乳首も、痛いぐらいに尖ってきた。
「あっ…ねぇ、キール、胸が、胸が切ないのぉ…、触ってぇ…」
「ああっ…ああ、こう…かい?」
私の求めるままに、キールは下からすくい上げるようにして、胸を揉み始める。
腰の動きに揺れていた私の胸が、キールの指に掴まれて、ぐにぐにと形を変えた。
「んっ…、そう、もっと強くぅ…」
私が更にせがむと、キールは先端をきゅうっと摘み、ぐっと指先に力を入れた。
時折走る鋭い痛みも、却って気持ち良さを際立たせる。
私は、前後の動きに、円を描くような動きも取り混ぜて、キールの感触をむさぼった。
「あっ! あっ! キール、いいっ…! 気持ち、いいよぉっ…!」
「うっ、くっ…! プリムラ、ぼっ、僕もだっ…!」
もう、自制心なんて、カケラも残ってない。
私は、感じたままの事を、大声で叫んでいた。
キールも、潤んだ目をしながら、負けないぐらいの大声で答える。
小さい快感の波が幾重にも重なって、私の意識を真っ白にしていった。
私達の繋がった所から、湿った泥を掻き回すような、大きな水音が響き渡る。
ああっ…! 私ってば、こんなエッチな音立てて、エッチな事ばっかり言ってる…!
そう思うと、却って気持ち良くなって、音も声も動きも大きくなる。
そうする内に、キールのモノが、刺激に堪えかねたようにヒクヒクと震え出した。
- 362 名前:サザム :03/02/26 09:35 ID:4tQsxx+I
- 「あっ、ねぇ、キール、イクの? 出しちゃうの?」
「ううっ…。うん、ご免っ、プリムラ、もうっ…」
小刻みに腰を振りながら尋ねると、キールが息も絶え絶えといった感じで答える。
「んっ、いいよ、イッて、出してっ、中にっ…!」
「だっ、駄目だ、プリムラ! そんな…」
キールは股間に力を込めながら、私の腰に手をやり、どかそうとする。
だけど、私はキールの胸にぴったりと抱きつき、もっと激しく腰を動かす。
キールは私のそんな動きに驚きながら、何とかこらえようとするけど、そう簡単に止まるワケが無い。
私の中のモノはぐっと一回り大きくなり、射精の前兆が、直に触れたお腹の中から感じ取れた。
「もっ、もう、だめだっ…くっ!」
「やはぁっ…ああぁんっ!!」
キールは、一際大きな声を上げて、わたしの中に熱い雫を解き放った。
奥の方に飛び散る熱い液体に、私も一気にイッてしまう。
キールの上で背中を丸め、脱力した私は、彼の胸の上にドサッと倒れ込んだ。
「あっ、はぁ…。キールの、熱いのが、まだ出てるぅ…」
初めて直接、中に出された充実感に、私は寝ぼけたような声で呟いた。
「はぁっ、はぁっ…。プリムラ…」
キールは、私の名前を呼びながら、慈しむように、そっと背中を撫でてくれる。
ああ、何だかすっごく、女の悦びを感じるわ…。
子猫のように喉を鳴らしつつ、私はキールの手の平の感触を味わった。
- 363 名前:サザム :03/02/26 09:36 ID:4tQsxx+I
- だけどそのうち、私の心の中に、もっとキールを感じていたいって気持ちがこみ上げる。
私は、ゆっくりと身体を起こすと、キールの顔を覗き込みながら、甘えた声で囁いた。
「ねぇ、キールぅ…。もういっかい、しよ…?」
「え…、えええっ!?」
私の提案に、キールは何故か驚いた顔をする。
…んもう、照れちゃって。ほんと、キールってば、可愛いんだから。
私は、天使の(と自分では思う)微笑みを浮かべつつ、キールを諭すように言った。
「今のは、キールに教えてあげたんだから、練習みたいなものでしょ…?
今度は、キールの方から、私を気持ち良くして…?」
「そ、そんな事言われたって、そんなにすぐには…、あっ、ああっ、あ!」
まだ躊躇しているキールの、縮み始めたモノを咥えたまま、私はぐりぐりと腰を動かしてあげる。
そうすると、言葉とはうらはらに、キールのモノはたちまち硬さを取り戻した。
…くすっ。こっちの方が、口よりも正直みたいね。
今夜はどうやら、長い夜になりそうだった。
…あれっ? 何か、大事なコトを忘れているような…?
◇ ◇ ◇
「うう…。た、太陽が黄色い…」
「ほら、キール! しっかりして!」
ふらふらと杖を突いて歩くキールを、私は横から支えていた。
- 364 名前:サザム :03/02/26 09:37 ID:4tQsxx+I
- あはは、結局あれから、ひーふーみー…、何回したんだっけ?
ノリまくってしまった私は、あれからもう一回、もう一回とキールにせがんでしまった。
おかげで目を覚ました時には、もうお昼過ぎ。
私は、一夜ですっかりやつれたキールを連れて、朝昼兼用の食事をする為、学食に向かっている所だった。
「…? 何だか今日は、やけに視線を感じるわね?」
「…そうか? 気のせいじゃないか?」
キールはそう言うけど、周りの人達の視線は、確かに私達の方を向いている。
何人かのグループが、こっちを指差して笑ってたりもする。
…何だか、ヘンな雰囲気。
そう考えた瞬間、私達の目の前に、むやみに元気な女の子が、マイク片手にいきなり出現した。
「どーもー♪ 新聞部の、ルナリアでぇーす!」
「うわぁっ!?」
「きゃっ! あ、あなた、どこから湧いて出たのよっ!」
尻餅をついたキールに引きずられて、地面にへたり込みながら、私は彼女に文句を言った。
「まぁまぁ、そんな事は、どうでもいいじゃないですか!」
「そ…そうかなぁ…」
彼女は、新聞部の名物リポーター。押しの強さと神出鬼没さは、捜査してる時の私と、互角以上だ。
この子もけっこう、あなどれないわよね…。
「それよりっ! 探偵部の部長と、変わり者の名物男との、ただれた関係っ!
一説では、『無貌の盗撮者』を捕まえる為の囮捜査とも言われていますが、そこの所、どうなんでしょう!?」
- 365 名前:サザム :03/02/26 09:38 ID:4tQsxx+I
- 「な、何だと!?」
「へ? え? ど、どうなんでしょうって…、え?」
混乱する私達に、ルナリアはきょとん、とした顔で問い掛けた。
「あれ? もしかしてお二人とも、あの掲示板、見てないんですか?」
「掲示板?」
彼女が指差した掲示板には、大きな人だかりが出来ている。
「…キール、行くわよっ!」
イヤーな予感がして、私はキールの腕をひっ掴むと、掲示板の方に駆け出した。
「ちょっと、すいません! と、通してください!」
人ごみを掻き分けて、私とキールは掲示板の前へと進む。
何故か、私達が近づくと、周りの人は奇妙な表情をしながら、道を空けてくれた。
その表情は、さっき通りすがりに指差していた人達と、よく似ていた。
段々と、イヤな予感が大きくなってくる。
程なくして、私達は、掲示板の真ん前に飛び出した。
そして、そこに貼られているモノを見て、私は思わず頭を抱えて絶叫した。
「なっ…、何よコレぇ〜〜〜っ!!」
掲示板の一面にベタベタと貼ってあるのは、昨夜の私とキールの、その、…してる所の盗撮写真だった。
一枚ひっぺがして見ると、二人の恥ずかしい場所も、はっきりくっきり映っている。
へぇ…、私って、こんなエッチな顔してたんだ…って、感心してる場合じゃなーい!
- 366 名前:サザム :03/02/26 09:39 ID:4tQsxx+I
- そ、そういえば…。
昨夜、キールの所に行ったのも、元はと言えば、この『無貌の盗撮者』の件を相談するためだったっけ…。
ミンツ大学の学生を狙った、無差別盗撮事件。
撮られた写真は、学内だけでなく、裏で好事家達の間にも高値で売りさばかれているらしい。
学校側の依頼を受けて、その捜査に乗り出した途端、相手は探偵部の部員を狙い出した。
こうして恥ずかしい写真を公表することで、捜査を止めさせるつもりらしい。
実際、オナニーしてる所を盗み撮られた部員の女の子は、泣きながら退部届を出してきたりもした。
今では、部員はみんな怖気付いて、この件から手を引こうと言い出す始末。
探偵部始まって以来のこの苦境に、キールの知恵を借りるつもりだったのだ。
それにしても、素早いというか、何というか…。
「…うおおぉぉっ!」
「きゃっ!? キ、キール!?」
私が回想していると、キールは突然半泣きで叫び出し、すごい勢いで、全ての写真を剥ぎ取った。
そして、ぐしゃぐしゃと一まとめに丸めると、地面に叩きつけて、いきなり晶霊術を唱え始める。
ちょ、ちょっと、それって…。
周りにいた人は、詠唱が始まった時点で、みんな悲鳴を上げて逃げ出している。
「…ファイヤーボールっ!!」
少し暴走気味の炎の中で、その写真はあっという間に消し炭と化す。
ゼェハァと荒い息をつくと、キールはギラッとこちらを振り向いた。
- 367 名前:サザム :03/02/26 09:41 ID:4tQsxx+I
- 「プリムラっ! 行くぞっ!」
「え、えっ? 行くって、どこへ?」
キールの意気込みに気圧されて、私は間抜けな声で問いかける。
「こんな事をした犯人を、捜しにいくに決まっているだろ! ぐずぐずしてると、置いていくぞ!」
「あっ、ちょっと! 待ってよ、キール!」
そう言って、いきなり駆け出すキールの後を、私は慌てて追いかけた。
まあでも、結局こうして、キールもやる気を出してくれたし、彼と公認(?)のカップルにもなれた事だし。
犯人さんにも、ちょっとだけ感謝、かな?
私は、持っていた写真をポケットに仕舞いつつ(証拠よ、証拠!)、キールに明るく声を掛けた。
「キール! いつもの、いくよ!」
「なに!?」
「…真実を得るためならばっ!」
最初のフレーズで、キールの顔にも笑みが浮かぶ。
「私はっ!」 …そう言いながら、キールに手を差し伸べる。
「僕はっ!」 …応じながら、キールは私の指に指を絡めて、ぎゅっと握る。
私は拳を振り上げて、思いっきりジャンプしながら、キールと一緒に決めの台詞を叫んだ。
「「戦うっ!!」」
…うんっ! やっぱり、こうでなくっちゃね♪
〜END〜
- 368 名前:名無しさん@ピンキー :03/02/26 09:50 ID:bGpak535
- (・∀・)キター!!!!!!!!!!!!!
- 369 名前:サザム :03/02/26 09:50 ID:4tQsxx+I
- さて、こんな感じで良かったでしょうか?
ちなみに、題名と内容は、殆ど関係ありません。
ただ、「最後の事件」の後日談なら「復活」だろうと…。
(何人わかるんだ、こんなネタ)
ともあれ、喜んでいただけたら幸いです。
んで、次のネタはどうしようか…。
ベルセリオス姉妹とアトワイトのれずれずは、105さんの5Pと内容かぶりそうなヤカーンがするし。
エルロン兄妹のラブエチもの、なんて同人でガイシュツかなぁ…。
- 370 名前:名無しさん@ピンキー :03/02/26 10:19 ID:itvzuABH
- (・∀・)イイ!
プリムラ積極的。元ネタを上手くいかしてるよ。
- 371 名前:105 :03/02/26 13:37 ID:V1u9/Wod
- おお、丼兵衛さんとサザムさんキ(゚∀゚)タ━━━━!!!!
で、自分はといえばロニナナが…もうちょっとなんですが…苦しい。
ナナリーがどんどん幼くなっていく…(つд`)
なんだか前半が結構評判良くて吃驚です。人気カプリング恐るべしですね。
あ、サザムさん、アトワイト5Pは彼女vsクレメンテ抜きのソーディアンチームです。
寧ろ自分の鬼畜王ディムロスが、サザムさんのシャルアトにかぶってまして(以下略
- 372 名前:vv :03/02/26 16:25 ID:bMK0qZ2/
- ★無料です★
http://bbs.1oku.com/bbs/bbs.phtml?id=yasuko
- 373 名前:↑有料だったら誰も見ない :03/02/26 17:13 ID:dIP4ShFx
- sage
- 374 名前:名無しさん@ピンキー :03/02/26 17:37 ID:jO/SxoMk
- >サザム氏
神降臨(・∀・)キターーーーー!
しかし相変わらず、キャラの特徴とか巧く表現出来てるな
と感心しました。
プリ×キーご馳走様でした。
- 375 名前:名無しさん@ピンキー :03/02/26 18:21 ID:AqF/OfmG
- サザム氏キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!
なんか読んでてこっぱずかしくなるなぁ。
- 376 名前:名無しさん@ピンキー :03/02/26 18:46 ID:h8uwDvfL
- サザム氏キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!
プリ×キー乙でした。
需要はないだろうけどメルディ×キールキボンヌ。
ガイシュツだったらスマソm(_ _)m
- 377 名前:キボンヌ名無しさんその2 :03/02/26 19:11 ID:Qg/O+7eG
- サザム氏キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!
めちゃくちゃ表現が上手くて、びびりますた。
やはりあなたは天才です…
>>376
多分既出じゃないでつ。
もれもメルディ×キールキボンヌ。
- 378 名前:丼兵衛 :03/02/26 19:40 ID:bR+YeBXo
- サザム殿キタ―!!
キールタソ、余りにも不運(?)な童貞喪失です。
作中の『官能小説』も物凄く気になりました(藁
(いっその事自分で書くか…)
105殿のリンカーン小説も楽しみにしております。
- 379 名前:名無しさん@ピンキー :03/02/27 01:28 ID:Nc96wDI+
- つかキール、もしオナニー中に踏み込まれていたら・・・
- 380 名前:名無しさん@ピンキー :03/02/27 13:06 ID:z2tUgXJf
- サザム閣下キイタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!
いつ読んでも素晴らしき官能小説にナケル!!!!!
丼兵衛サマ105サマ楽しみにしてまつ。
- 381 名前:サザム :03/02/27 14:09 ID:WnDA1bcP
- 376、377さん。
まだ書き始めてないんで、メルディ×キール、いただきます。
メルディがオナニーしてる所をキールが覗いて…ってシチュでOK?
- 382 名前:名無しさん@ピンキー :03/02/27 18:32 ID:E/73WDc2
- >サザム氏
漏れは376氏でも377氏でもないが、そのシチュでオゲかと。ハァハァ。
ちゅーか、書いていただけるだけで満足なんで、それ以上の
贅沢は申しませぬ・・・。
ところで、6氏の再登場を待ってるの漏れだけ?
- 383 名前:名無しさん@ピンキー :03/02/27 19:13 ID:9s2c5xBH
- ;;
;:;
堤さやか 長瀬愛 白石ひとみ サンプル画像良品 発見
http://www.media-0.com/www/dvd01/index1.htm
- 384 名前:名無しさん@ピンキー :03/02/27 22:03 ID:ENP4DVex
- サザム殿下クゥィタアァ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!
>>381
そのシチュでいいかとおもいます。
- 385 名前:キボンヌ名無しさんズ@その1 :03/02/27 23:08 ID:+GpTtGZb
- ああ、有難う御座います〜(´Д`;)
プリムラの雰囲気分かったので更に美味しかったです〜
>>377氏
2号キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!
>>342氏
ドモです。
が、挿絵は18歳と6歳位に見えましたッス・・・
- 386 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/04 01:53 ID:mG7B3vZM
- ほっしゅハァハァ
- 387 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/04 15:19 ID:R/A8ppcB
- >>386
- 388 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/04 15:19 ID:R/A8ppcB
- あれ・・・・?
キタ━━━(゚∀゚)━━━!
- 389 名前:あぼーん :あぼーん
- あぼーん
- 390 名前:キボンヌ名無しさんズ@その1 :03/03/05 00:49 ID:sFesHxr3
- キール、あまり台詞を聞いた事は無いッスが、何となく某ゲームのキャラを思い出しまつ。
公式で経験済みのキャラ何人でしょう?
- 391 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/05 04:58 ID:IMIray2M
- アーチェ(ユニコーンに会えないので)
マリー(人妻なので)
仲間になるキャラならこの二人くらいじゃないかな?
- 392 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/05 05:03 ID:1xjjV+PF
- ミラルド
アイラ
モリスン
マリア
あげればきりがなさそうだ
- 393 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/05 09:14 ID:srFpcGyb
- ルーティとリリスは?D2で…。
- 394 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/05 10:59 ID:edXOr6yd
- そういや攻略本、「ハロルドとカーレルは二卵性」って書かれていたなぁ。
- 395 名前:キボンヌ名無しさんズ@その1 :03/03/06 00:25 ID:Q5kjvSgg
- ふむ、ディスティニーのキャラが多そうですな、サンキュウです。
ファンダム買おうかな
。
(´‐`)゚
- 396 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/06 23:41 ID:X8WOnlNJ
- >>393
やめておけ・・・
- 397 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/08 13:53 ID:w50dA2IS
- ttp://news2.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1047082246/l50
- 398 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/09 02:36 ID:Zzgc1Ww8
- もしかして神達は規制に巻き込まれているのかと
言ってみるテスト。
- 399 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/09 11:08 ID:n/O0gYM8
- |ω・`)<拙作、UPさせていただきます…
- 400 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/09 11:12 ID:NG1zUEAc
- クラース=F=レスター氏は大きな悩みを抱えていた。
それも、自らの知識では到底解決できなさそうな程大きな悩みを。
***
クレス達一行は忍者の里ですずを仲間に迎えた後、装備品や道具を揃える為にアルヴァニスタに寄った。
「アルヴァニスタには、祖父に連れられて数度来たことがあります」
と言ったすずであったが、いわゆる『観光』経験は皆無だったらしく、クレスやアーチェが半ば引きずるように
「ここがねー、サクラバさんのいるバーなんだよ。もーすっごい綺麗なピアノ聴かせてくれるの♪」
「アルヴァニスタ城内も見てみるかい?」
などと買い物ついでにあちこちを案内すると、無表情の中にも微かに嬉しそうな風情を漂わせていた。
当初はすずがパーティに打ち解けられるかどうか不安を感じていたクラースだったが、彼女なりに打ち解けたよ
うな、そんな表情を見てほっと胸を撫で下ろしたのであった。
その日の夜。
やや早めに食事をとった後、クラースを除く5名はクレスの部屋で何やら雑談を始めた。
おそらくは一同の自己紹介やら今までの旅の話やらをすずに聞かせているのだろう。
が、一方のクラースは「疲れているから」と言ってさっさと部屋に戻った。
宿のはからいで全員に一人部屋があたったので、久しぶりに自分の時間をゆっくりととりたかったのである。
- 401 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/09 11:13 ID:NG1zUEAc
- アイテムや図鑑の確認をしてからシャワーを浴び用意されていた酒を軽く喉に流しこむと、クラースはローブを
羽織ったまま木の椅子に腰掛け、おもむろに召喚術の研究書を開いた。
部屋に入るとき何気なく確かめたが、ここの宿はそれなりに防音ができているようである。
その証拠に、クレスの部屋での騒ぎもまったく聞こえて来ない。
静かな部屋の中で自らが本をめくる音だけをBGMに、いつしかクラースは時を忘れて研究に没頭していた。
どれくらいの時がたっただろうか、クラースはふと視線を上げ息抜きに一つ伸びをした。
首と肩を軽く揉み、凝りをほぐす。
飲み物でも取ってこようと立ち上がりかけたその時、隣室でなにか物音がするのに気がついた。
部屋の配置は階段側から順にクレス、チェスター、クラース、通路を挟んで向かいがアーチェ、ミント、すずと
なっている。
と言う事はチェスターがもう部屋に戻って就寝準備でもしているのかもしれないな、と思っていたのだが。
「…っ!」
壁の向こうから微かな人の声がした。
防音ができているこの部屋で隣室の声が聞こえると言うことは、壁の近くで、それなりに大きい声で、誰かが何
かを叫んでいると言うことである。
興味がわいてきたクラースは椅子に座りなおすと、耳を澄ませる。
「…ふあっ!!」
少しして、また微かに声が聞こえてきた。
- 402 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/09 11:14 ID:NG1zUEAc
- 今度は声質もはっきり聞いて取れる。
やや舌足らずで子供っぽい、よく通るソプラノの声。
アーチェだ。
さらに興味を引かれてなおも耳をそばだてると、耳が慣れてきたのか少しづつ声がはっきり聞こえてくる。
「…やだあ…っ!!」
「…だろっ?……」
「…っさいっ………ひゃあうんっ」
チェスターの声もする。
そして、声と声の合間に微かに響く、何かが軋む音。
「…ほう」
声と音の正体に見当のついたクラースは微かに眉を上げた。
互いに好意を持っているのは容易に見てとれていたが、ここまで仲が進んでいたとは思わなかった。
彼自身は別に結婚するまで純潔を守れとか何とかと固いことは言うつもりはないのだが、ただ…。
「この壁を通して聞こえるってのは、いったいどんな絶叫をしているんだ?」
かすかに苦笑しながら立ち上がり、そっと廊下に通じるドアを開けてみる。
もし廊下に声が漏れていたら…と危ぶんだのであるが、しかし廊下は静まり返っていた。
どうやらチェスターの部屋のベッドとクラースの部屋の机が壁を挟んで隣り合っているが故に聞こえているよう
だ。
また音を立てないよう部屋に入ったものの、やはり声が気になる。
しかし、黙って聞いているのは覗き見をしているようでちょっと気が引けてきたのも事実である。
- 403 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/09 11:15 ID:NG1zUEAc
- クラースは気分転換にもう一度シャワーでも浴びようとして立ち上がりズボンを脱いだその時だった。
ちょうど二人の声がクライマックスを迎えるらしい昂ぶりを帯びて漏れ聞こえてきた。
「…やっ、……やあんっ!!」
「……チェっ…」
「あっ…だ…めえっ!!」
思わず服を脱ぎかけた手を止めてしまう。
やや低いチェスターの声はほとんど聞こえず、アーチェの声だけが聞こえてくるのがまた想像力を掻き立てられ
る。
とりおり壁が鈍い音を立てるのはアーチェの足でもぶつかっているのだろうか。
いつしかクラースは耳を壁に当てんばかりにして二人の営みを聞いていた。
「もうっ…だめぇっ、あたしっ…!!」
「…俺もっ……もうっ…!!」
「やあっ、イっちゃうよおっ!!!…やだっ、やっ…」
「あああっ!!!」
「ひゃあうんっ!!!」
クライマックスらしい一際大きな二人の叫び声がしたかと思うと、それきり全ての音が止まった。
暫くするとはっきりしない声のようなものが聞こえ、少ししてから隣のドアが微かに開くような音と、小さな足
音が聞こえてきる。
どうやら、アーチェが『誰にもばれないうちに』自室に戻ったらしい。
クラースは今度こそ音が静まったのを確認してふうと一息つくと、中腰になっていた腰を椅子に預けた。
- 404 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/09 11:15 ID:NG1zUEAc
- そして、そっと視線を落とす。
ただでさえ長旅で欲望を処理する機会に恵まれていなかった上、二人の声を聞いた事ですっかり興奮している。
視線の先、ローブの中では自身がそそりたっているのが見て取れた。
ふと脳裏にミラルダの姿が浮かぶ。
焼きたてパイを持って微笑んでいる姿が浮かび、すぐに一糸まとわぬ裸の姿に変わる。
慈母の様な優しい表情と淫魔のような妖しい表情、豊かで柔らかい胸の感触、ぽってりとした唇の感触、そして
何より柔らかで温かく彼の全てを受け入れた秘唇。
さまざまな記憶が蘇り、いつしかクラースは右手をローブの中に滑り込ませ、自身を慰めるように擦りあげてい
た。
「…っ、くっ」
よみがえる記憶の渦とともにリアルな興奮の波も高まり、それとともに手の動きも早まる。
このまま絶頂を迎えるか、と思った時だった。
こんこん…
不意に、控えめな音でクラースの部屋のドアをノックする音がした。
「!!!」
行為に集中していた為飛び上がる程驚愕したクラースであったが、あわてて椅子を引き、なおも収まらぬ剛直を
机の下に隠すと本の適当なページを開き、今まで読んでいた風を装ってから
「…どうぞ」
と告げた。
- 405 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/09 11:15 ID:NG1zUEAc
- 夜もずいぶん更けているのだから寝たふりをすればよかったのだろうが、とっさの事でそこまで気が回らなかっ
たらしい。
そんな彼の動揺をよそにそっとドアを開けて入ってきたのは、すずだった。
「失礼します」
ぺこんと音が聞こえそうな風情で一礼すると部屋に入りドアを閉める。
そのまま机の脇に歩み寄り、本を見ると申し訳なさそうな表情をみせた。
「…勉強の最中だったのですね、すみません」
「ああ、別にいいよ。」
本を閉じて見せ、微笑みかける。
彼自身は幼い少女に欲情する趣味はないので襲うとかいう心配はない。
が、それでも万一今のそそりたった剛直を見せてしまっては…精神的には誰よりも大人だからこそ、ショックを
与えるかもしれない。
そう思い、努めて興奮を抑えながらクラースは尋ねた。
「…で、何か困ったことでもあったのかい?」
「あの…実は、わたしの修行にお付き合い戴きたいと思いまして」
何事にも熱心そうな彼女らしい申し出である。
その姿と表情にクラースは思わず笑みがこぼれた。
「ああ、勿論さ。でも今日は遅いし、明日でいいかい?」
と明るく応じたのだが、しかしすずは軽く頭を振った。
- 406 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/09 11:16 ID:NG1zUEAc
- 「いえ、今お願いしたいのです。」
「今?みんな寝静まった頃だし、精霊を召喚するのはちょっと迷惑かと…」
「あ、修行というのは、戦いの修行じゃありません」
「え?」
意外な言葉に少し戸惑う。
「それ以外って…ええっと、スイトンとかカトンとかいうやつ?」
「いえ。」
乏しい知識を拾い上げて出した単語にも頭を振られる。
「じゃあ、どんな修行なんだい?私で手伝えそうな事ってのは…」
「性技です」
「せっ…せいぎって…?」
予想外の言葉にうろたえ、思わず鸚鵡返しに聞いてしまうクラース。
しかしすずは動揺した風もなく返した。
「セックスの技術、と言ったほうがわかりやすいですか?」
「いや、意味はわかるのだが…なんでそんな事を…その、修行なんてするんだ…?」
「はい。機密文書などを国から国へ届ける際の妨害方法として用いたり用いられたりする場合もありますし、情
報収集の有効な手段として使われる場合もありますから。
いわゆる『身体に聞く』というものです。」
「…は、はあ。」
- 407 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/09 11:17 ID:NG1zUEAc
- 「武術や幻術などはほぼ会得したのですが、そちらの技術はまだ修行不足していますので鍛錬が必要なんです」
眉一つ動かさず説明するすずの雰囲気に思わず流されかけたクラースだったが、そこまで聞いてはたと我に返った。
「って、ちょっと待った!!すずちゃんはまだ子供だろう!?まだそ、そんなこと…」
「幼い内から覚えることでよりしっかりと会得できますから。それに、子供を性的対象として見る方も意外と多
いですし。」
もう、ぐうの音も出ない。
「…」
「という訳で、お願いします」
と一礼するすずを押しとどめて、クラースはさらに質問を浴びせた。
時間稼ぎのつもりらしいが、はっきり言って意味は余りない。
「い、いや、ちょっと待て。なんでクレスでもチェスターでもないんだ?」
「お二人はあまり経験があるように見受けられませんでしたから」
「えっ…」
「クレスさんは見たところまったく女性経験がなさそうですし、チェスターさんもせいぜい一人か二人、そんな
に豊富なようには感じませんでした。そのような男性であれば多少拙い技術でも容易に篭絡することができます
。しかし、それでは修行の意味はありません。
より高い技術を身につけるためにも経験豊富な方に指導してもらった方が効率的です」
さすが忍の観察眼とでも言うべきか、以前彼が酔わせた勢いで聞いた情報とまったく相違ない。
と妙なところで関心しながら唸った。
- 408 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/09 11:18 ID:n/O0gYM8
- 「…で、俺を選んだと。」
「はい。少なくとも三人の中では一番経験豊富そうとお見受けしましたから。」
「いや、まあ年から言ってもそうだろうが、しかし…その、俺はだね」
「大丈夫です。以前筋がいいと褒められましたから。」
誰に、何をだ。
そう突っ込みを入れる間もなく、すずはクラースの前にかがみこみ、小さな手をローブの隙間から差し入れた。
制止する間もなく彼の雄の部分が引き出される。
「…!」
盗み聞きの興奮が完全に収まりきっていなかったそこは、やや硬さを失いながらもまだそそりたち、血液の脈動
と共に微かに揺れている。
先端からは興奮の余韻である幾筋かの透明な液が流れ、茎を濡らしていた。
「…あ、あの、これはだなあ…」
思わず耳まで赤くし何やら弁解を始めようとするクラース。
が、すずは一瞬眉をわずかに上げただけで何も聞かず、
「…それでは、失礼します。」
と言うなりクラースのそれを口に含んだ。
「…っちゅっ…」
唐突な快感に思わず大きく身を硬くするクラース。
「っ!!」
すずはその姿を上目遣いで視認すると、まずは先端だけを軽く口で含み、裏の接合部を舌先でくすぐった。
- 409 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/09 11:19 ID:NG1zUEAc
- そのままゆっくりと喉の奥まで差し込み、そのまま顔を往復させる。
幼い口に全てを含む事はできていないが、それでも先端から十分過ぎる程の快楽が全身に広がる。
「っ、はあっ…」
思わず女性のような喘ぎ声を漏らし、身体を震わせる彼の様子を確かめるように唇で吸い付き、舌先でくすぐり
、頬の裏側でこすり上げる。
親指と人差し指で挟むようにして茎を擦り、同時に袋を口に含んで軽く吸い上げる。
それらは男の快楽の引き出し方を十分に心得ている動きであり、クラースはその快楽に抵抗する気力が奪われる
のを感じた。
更にすずは先端と茎の境目をなぞるように舐めあげ、裏側を指の腹でねぶる。
「っ!!!」
特に敏感なところを責められる度、クラースの身体が大きく跳ねる。
その姿からポイントを確かめ、なおも口と指でまさぐり続ける。
「ちゅっ、ちゅくっ…」
「くはっ……んっ、ふうっ」
「…こちらも失礼します。」
やがて彼の動きに合わせるかのように器用に足を広げさせると、さらに裏側から足の付け根を舌先で伝い、後方
の菊座まで這わせた。
唾液で十分濡れたのを確認すると、中心に指先を差し込む。
「なっ…」
経験した事のない行為に動揺したクラースが思わず腰を引きかけるより早く、より強い快感の波が襲う。
- 410 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/09 11:19 ID:NG1zUEAc
- 「あっ!!」
「この辺りでよろしいですか?」
痙攣と見まがうほど激しく身体を振るわせるクラースの反応を冷静な目で見ながら、何かを確かめるかのように
指先を動かす。
同時に陰茎に吸い付き、袋を空いた手で揉みしだく。
「ま、待てっ…」
その快楽に思わず女のようなか細い声で抵抗するも、少女は手を止めるどころかなお熱心に奉仕を続ける。
すでにその剛直は反り返る程に猛り、自身の内から出る液とすずの唾液を幾筋にも滴らせながら大きく脈打って
いる。
しかし、それでもクラースは最後の理性を振り絞っていた。
相手は出会ったばかりの、しかも年端もいかぬ少女である。
その少女に…そう、愛しい女性との愛の営み以上の快楽を感じてしまったとなっては申し訳が立たない。
クラースはそう自分に言い聞かせながら強く唇を噛み、襲い来る絶頂感を必死に押さえ込もうとしていた。
その様子を感じ取ったすずは諦めたかのように内側を愛撫していた指を抜き、もう片方の手も離して舌先だけを
ちろちろと先端に這わせはじめる。
触れるか触れないかの微妙な感触が小波のようにクラースの脳をゆるく刺激する。
「…ふう」
これで諦めてくれればとクラースが思わず全身の緊張をとき、小さく息を吐いた瞬間。
- 411 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/09 11:20 ID:NG1zUEAc
- すずがいきなり陰茎を強く吸い込み、勢いよく前後に顔を動かした。
同時に菊座と陰嚢も強く刺激する。
緊張が解けきっていた身体に強い快感が襲い掛かり、それは堪えきれないほどの射精感となって一気に彼を襲う
。
「っ!!待っ…くっ…あああっ!!!」
クラースは絶頂の痙攣と共に勢いよく腰を引いた。
思わずすずの口から剛直がすぽんと音を立てて抜け出る。
刹那、白濁液が勢いよく飛び出して二度三度と放物線を描き、少女の顔を、髪を、服を汚していった。
「すっ…すまん!!」
激しい快楽に一瞬意識が遠のいたクラースだったが、ふと我に返り上半身が自身の白い液にまみれたすずの姿を
見ると思わず青ざめた。
「いえ、お気になさらず」
慌てて紙を手に取ろうとするクラースを制止すると、すずは動じた様子もなく白濁液を指先で掬い取って、口先
に運ぶ。
思わずあっけにとられている間にそのまま全ての液を舐め取り、今度はクラースの陰茎を丁寧に擦りあげ、残っ
ていた白濁を搾り出してこれも舐めとった。
その後懐紙で軽くふき取って後始末をする。
「…あ、あのだな、すずちゃん…」
- 412 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/09 11:21 ID:NG1zUEAc
- 「結構溜められていたみたいですね。味が濃厚で量も通常より多いみたいでした」
昼間と同じ調子で冷静に分析を開始する。
「…あ、ああ」
「…しかし…その割には最後まで至るのに時間がかかってしまいました」
「いや、それは…俺が…その…」
「やっぱりあそこであそこをああ…いや、それともこう…それからこうすれば…ぶつぶつ」
クラースが何やら言おうとするが、すずは既に聞いていない。
「あの…すずちゃん…?」
「もう少し早く終わると思ったのですが…私の精進がまだ足りないようですね」
「だから、そんな事は…」
「私もまだまだ精進が必要なようですね。頑張ります!クラースさん、ごちそうさまでした!!」
クラースの言葉が耳に入っていないすずは軽く口元をこぶしで拭うと最後に一礼し、ぱたぱたと部屋を出ていっ
た。
「…いやあの、ごちそう、なのか…?」
そして後には、下半身を出しっぱなしにした情けない姿のままで呆け、よくわからないツッコミをひとりごちる
クラースだけが残されたのであった…。
***
- 413 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/09 11:21 ID:NG1zUEAc
- 「クラースさん?」
クレスに声をかけられ、クラースは我に返った。
すずの両親について、とりあえず情報を集めるため乗った船の上である。
「どうしたんですか?黙り込んじゃって…」
「具合でも悪いのでしょうか?一休みした方が…」
「どーせ精霊をだまくらかして契約結ぶ方法とか考えてたんだろうからほっといていーよ、ミント」
「アーチェお前なあ…『だまくらかす』ってお前じゃねーんだから」
「何であたしなのようっ!!」
「事実だろーっ!?」
「まあまあ、二人とも…」
「うふふ…」
わいのわいのと騒ぐ4人を透かして、そっとすずの姿を見やる。
微かに口元をほころばせる表情はやや大人びているものの、十分子供らしいあどけなさを残している。
少なくとも、昨日の媚態など露ほども感じられない。
クラースは思わずふうっとため息をついた。
「…全く、わからんもんだな。」
「いかがなされましたか?」
「!!!」
気がつくと、右下方からすずが顔を覗き込んでいた。
思わず動揺し、顔が赤くなる。
- 414 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/09 11:23 ID:NG1zUEAc
- 「いっ、いや、何でもない…みんなは?」
「もう船室に入られました」
「そうか…じゃあ行こうか」
慌てたクラースが顔を隠すように帽子をかぶりなおし、一歩前に踏み出したその時である。
「そういえば昨日言い忘れたんですけど…」
「…え?」
「今晩から当分の間、修行のお相手よろしくお願いしますね!」
「えっ!!」
腋の下にじんわりと汗をかきながらクラースがすずの方を見やると、彼女は先ほどとは打って変わってきっとした表情を見せ、さらに瞳の奥には爛々と炎まで宿している。
「私は確かに修行中の身ではありますが、それでも素人の男性に対してあれだけ時間がかかったのは初めてだっ
たんです。」
どうやら夕べ絶頂を理性で押さえ込んだ事が、すずのプライドをいたく刺激したらしい。
「あのな…」
「なので、クラースさんをすぐに至らせられるようになれば、きっともの凄い技量を身につけられると思うんで
す。ですからぜひお付き合いください!!」
「おーい、二人ともご飯だよー!?」
船内にの入り口からクレスが呼んでいるが、クラースにとってはそれどころではない。
「その、俺はだな…」
「あ、毎晩はきついですか?でしたら忍の里秘伝の精力増強剤『紅まむし』をご用意しますので」
「あの…」
- 415 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/09 11:23 ID:NG1zUEAc
- 「とにかく私、負けませんから!!」
すずはきっぱりとそう宣言すると、くるりと踵を返した。
彼の言葉は全く耳に入っていないらしい。
『打倒クラース』という文字が彼女の背中からにじみ出ている感さえある。
クレスの元に追いつくその後姿を目で追いかけながら、クラースは
「…参ったなあ」
そうつぶやき、深く深く、船もろとも海の底に沈みそうなほど深いため息をついたのであった。
---------------------------------------------------------------------------
設定がサザムさんの作品とかぶってしまいましたが…以上です。
それでは、お目汚し失礼いたしました。
|彡サッ
- 416 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/09 11:26 ID:NG1zUEAc
- あっID変わってますが、当方399です。
ゾヌで書き込もうと思ったらうまくいかなかったのでread.cgi使ったのですが…
これだけでもIDってかわるんですねえ。
- 417 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/09 12:13 ID:5YIoGwTN
- すず×クラースとはまた珍しいですな。
ともかくお上手でした。
- 418 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/09 12:25 ID:Q3Gak5qq
- >>399
激しく(・∀・)イイ!!
描写も細かく丁寧で、なおかつ飽きずにハァハァできますた。
続きを激しくキボーン
クラースの理性が段々と失われていく様が見たひ…
- 419 名前:あぼーん :あぼーん
- あぼーん
- 420 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/09 13:45 ID:BvlbYwGi
- SFC版でしたっけ?クラースが「俺」ゆーの。
- 421 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/09 16:34 ID:Zzgc1Ww8
- 新たな神光臨。399氏、激しく乙。
- 422 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/09 18:57 ID:wz5QvhTo
- >>418
そうなの?
漏れはPS版しかやったことないからわからんが、ミラルダ=ミラルドなのか?
- 423 名前:376 :03/03/09 23:49 ID:p8Zvvemf
- 遅レスですが376です。サザム様に書いていただけるとは光栄です。(藁
サザム様のメル×キー期待してます。
>>399
珍しいカプですがかなり良かったので続きキボンヌです。
- 424 名前:サザム :03/03/10 10:50 ID:jiKhvo7O
- 399さん、スバラC!
すずちゃんネタは珍しいのに、さらにクラースと絡めるとは…、感涙です。
キター!!! と大声で叫びたい気分です。新たなオカズがまた一つ…。
こんなイイSSの後ではちょっと気が引けるのですが、バカネタを一つ。
TOD2の4コマを読んで、ふっと浮かんだリアラねたです。
全然エロくないけど、短めにまとめたんで、許して下さい。
- 425 名前:サザム :03/03/10 10:53 ID:jiKhvo7O
- 〜リアラたんご乱心!?〜
「…わたしは、英雄を探しているの」
砕け散ったレンズの中から現れた少女…リアラは、金髪の少年…カイルにそう告げる。
その言葉に、カイルは自信たっぷりに胸を張り、リアラに答えた。
「だったら、もう見つけてるじゃないか!」
「…あなたが?」
親指で自分の顔を指すカイルに、リアラは怪訝そうな顔をした。
「…そう。じゃあ、試させてもらうわ…」
「え…、あの…?」
無表情に戻り、自分のすぐ眼の前に立ったリアラに、カイルは思わず顔を赤らめた。
するとリアラは、いきなりカイルのズボンに手を掛け、一気にずり下ろす。
「わわっ! い、いきなり何を…うわっ!」
そして間髪入れず、しゃがみ込んでカイルのモノを口に含み、音を立ててしゃぶり始めた。
驚きと快楽で、カイルは一歩も動けない。ロニも呆気にとられている。
そして、ものの一分もしないうちに、カイルはリアラの口の中に、白濁の液を吐き出してしまった。
「ん…、んくっ…はぁ。 …あなたは、英雄なんかじゃないわ。 私には、判るの」
精液を余さず飲み干すと、立ち上がったリアラは、何事も無かったかのように、カイルの横を通り過ぎる。
カイルとロニは、一体何が起こったのか分からず、ただ立ち尽くすだけだった。
◇ ◇ ◇
- 426 名前:サザム :03/03/10 10:55 ID:jiKhvo7O
- 「そうですか。貴方は、英雄を探していらっしゃるのですか…」
「ええ。世界の運命を変えられるほどの、英雄を…」
その数日後、フィリアの私室で、フィリアとリアラは語り合っていた。
「というわけで、あなたが英雄かどうか、確かめさせてください」
「わたくしは、自分が英雄だなどとは思っていませんが…。ええ、構いませんよ」
「ありがとうございます。では早速…」
フィリアの承諾を得て、リアラはいきなり服を脱ぎ始めた。
「ちょ、ちょっと貴方! 一体、何をなさるおつもり!?」
リアラの意図が読めず、フィリアは上ずった声を上げる。
そんなフィリアとは対照的に、リアラはあくまで冷静に、その問いに答えた。
「セックスです」
「セ、セッ…! そんな、第一、女性同士でどうやって…」
うろたえるフィリアの服を、リアラはテキパキと脱がし始める。
「やりようはあります。わたしに任せてください」
「任せてといわれても…。あっ、いやっ、だめっ!」
リアラの絶妙な指使いに、フィリアは早くも甘い声を上げさせられた。
……………。
「あなたも、私の探している英雄ではありませんでした…」
さんざんイカせまくった挙句、リアラはそう言うと、泣き濡れるフィリアを置いて、とっとと出て行った。
「ううっ…。どうして、わたくしがこんな目に…」
◇ ◇ ◇
- 427 名前:サザム :03/03/10 10:57 ID:jiKhvo7O
- 「英雄を探している、だと?」
「はい。その通りです、ウッドロウ陛下」
話の筋もふっ飛ばし、ハイデルベルグ城の謁見の間に、リアラは一人でやって来ていた。
「それよりも、城の兵士達が、君に、その…、犯されたという話を聞いたのだが」
「念の為、といった所です」
「あー、そのー、君は何か、勘違いをしてはいないかね?」
「いいえ、これが私の使命なのです」
リアラは、ためらいがちなウッドロウの問いに、はっきりきっぱり答える。
「時間があまりありません。多少強引ですが、あなたが英雄かどうか、試させてもらいます」
そう言うと、リアラの胸のペンダントが、金色の光を放った。
「うおっ! な、何だこれは!」
同時に、ウッドロウの身体は金縛りに会い、その気も無いのに、股間のモノがムクムクと立ち上がった。
満足げに頷くと、リアラは玉座に登り、スカートを捲り上げる。
用意のいいことに、スカートの下はノーパンだった。
「だ、だから、待ちたまえと言うのに…、うおっ!」
座っているウッドロウの膝に腰掛けるようにして、リアラはウッドロウの大きなモノを、易々と咥え込んだ。
……………。
立て続けに5発ほど出してから、リアラは首を捻りつつ、ウッドロウの膝から立ち上がった。
「おかしいわ…。この人が英雄でないとしたら…」
ぶつぶつと呟きつつ、リアラはスタスタとハイデルベルグ城を後にする。
「おぉい。消える前に、私の金縛りを解いていってはくれないか…?」
◇ ◇ ◇
- 428 名前:サザム :03/03/10 10:58 ID:jiKhvo7O
- 「ふっ、弱すぎる! この程度で英雄など、片腹痛いわ!」
「くうっ…。昨日、あの娘に吸い取られていなければ、こんな奴など…」
バルバトスに敗れ、ウッドロウは悔しげなうめきを漏らした。
「英雄と呼ばれる者は、俺が全て始末してくれるわ!」
「じゃあ、私が英雄に会えないのは、あなたのせいね…」
「うおっ! 小娘、いつの間にっ!」
気配も感じさせず背後に忍び寄ったリアラの声に、バルバトスは慌てて振り返った。
「い…いかん、バルバトスとやら! その娘は…」
「ふふふっ。小娘、俺の前で英雄を口にしたこと、後悔させてやる…!」
ウッドロウの制止を気にも留めず、バルバトスはリアラに戦いを挑んでいった。
……………。
「うっ…。ううっ、ひっく、ぐすん…」
戦いに敗れ、あまつさえ身体を散々に弄ばれて、バルバトスは襲われた少女のように泣き崩れていた。
筋肉質の巨漢が、しゃくり上げながら破れた服をかき寄せる様は、哀れを通り越して滑稽ですらある。
その横で、細いメンソール煙草なんぞをふかしていたリアラは、その姿をうっとおしげに横目で睨む。
高々と足を組み替えると、そんなバルバトスに、冷たい声でトドメを刺した。
「…早漏」
「…うおおおおぉん!」
バルバトスは、滝のような涙を流しながら、いずこかへとダッシュでランナウェイしていった。
◇ ◇ ◇
- 429 名前:サザム :03/03/10 11:00 ID:jiKhvo7O
- 一方その頃、どことも知れぬ時空。
フォルトゥナ様は、アメリカンクラッカーのような涙をぶら下げて、しくしくと泣いていた。
『ああ、リアラ…。「英雄、色を好む」とは、「セックスの強い人が英雄」という意味ではないのですよ…』
◇ ◇ ◇
またまたその頃、クレスタの街に戻ったカイルはと言うと。
「うおぉーっ、冷てぇーっ!」
「…おいカイル。冒険はどうしたんだよ…」
呆れるロニの前で、○玉を氷水に漬け込んでいた。…いわゆる、金冷法とゆー奴だ。
「俺、決めたんだ! 必ずあの子に、俺が英雄だって認めさせるって!」
「…いや、だからって、これは激しく方向性が間違ってると思うんだが…」
冷静なロニのツッコミも、イッちゃってるカイルの耳には届かない。
縮こまったモノを強引にしごいて勃たせると、傍らにあった軽石を手に取った。
「おっ、おい! カイル、それで何をする気だ?」
「決まってるだろ! これで擦って、ココを鍛えるんだよ!」
「わっ、バカ、よせ! そんなモンで擦ったら、血まみれになっちまうぞ!」
「何だよロニ、邪魔するなって! 離せぇ〜っ!」
近くの木の枝に登って二人の様子を覗いていた、黒衣を着た仮面の少年は、その醜態を見て、ボソッと呟いた。
「無様だな…」
世界は、何だかとっても大ピンチのようだった。
〜END…でいいっすか?〜
- 430 名前:サザム :03/03/10 11:03 ID:jiKhvo7O
- ああ、やってしまった…。あっ、石を投げないで!
キール×メルディは真面目に書きますんで、許してつかーさい。ぺこぺこ。
- 431 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/10 11:40 ID:4uUa+XI4
- ワラタ。
- 432 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/10 12:11 ID:LHOqypvt
- とてもアフォで笑いますた。
バルバトスが特にアフォだった・・・。(藁
- 433 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/10 12:32 ID:6JKKe6qM
- ウハウハのキングオブキングスですら英雄になれないのか・・・(w
SFC版チェスターのベルセルクアローに英雄の資格はありますか?
- 434 名前:ヴァルク(376) :03/03/10 18:40 ID:zvUWKYSZ
- どもー、376改めヴァルクです。
今度からコテハンつきました。よろしゅう。
さて、私もSSを書いてみたいんですが、シチュがうかんでも文才がないので書けませんです。
サザム様のようなSSを自給自足で書ければイイナァ・・・と思ってます。
なんかコツみたいなのがあれば教えてくださいませm(_ _)m
- 435 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/10 18:42 ID:iBca5XA2
- そうか…
バルバトスは早漏なのか…
- 436 名前:丼兵衛 :03/03/10 21:04 ID:/rMUA/LH
- >>339殿
大変ウマーな小説を有難うございます。
くのいちの武器に耐えたクラースたん、凄すぎます(後が大変そうですが…)
>>サザム殿
腹を抱えて笑いました。
もしスタンたんが存命ならば、クレスタの孤児院は大変な修羅場に…(汗
さて、当方の女リオン(毎度お馴染みのエミリアたんネタ)×ウッドロウ
はえらく手間がかかりましたが、ようやくうp出来そうです。
その後にフィリア×コングマンを…(爆
- 437 名前:丼兵衛 :03/03/10 23:00 ID:/rMUA/LH
- 「これは…、まるで監禁されている様に見えるが…」
ウッドロウ・ケルウィンは部屋の様子を一目見てそう漏らした。
「僕の立場からすれば仕方が無い。それに、ここが最も安全だ」
中性的な雰囲気を漂わせた黒髪の少年が呟いた。
『神の目』を巡る戦乱の後、亡くなった父王の後を継いだウッドロウは、
セインガルド王国への公式訪問のついでにクレスタの町へ「非公式」に
赴いた。当然の事ながら家臣達の強い反対に遭ったが、クレスタへ到着
するまでセインガルドに仕官していたスタン・エルロンと、ウッドロウの
弓の師匠であるアルバ・トーンの孫のチェルシーが護衛に当たるという事
でようやく実現したものであった。
- 438 名前:丼兵衛 :03/03/10 23:03 ID:/rMUA/LH
- 「一人でも十分なのだが、今は自分の立場を考えねばならないからね」
「やっぱり、王様って大変なんだな…」
以前、ウッドロウに(冗談半分で)『王様になってみないかね』と言われて
少なからず驚いたスタンは、首都ダリルシェイドでの一悶着を何とか説得
する羽目になり、改めて一国の王の存在の重みに気付かされた様であった。
「ウッドロウ様ならば、きっと稀代の名君として称えられる様になりますわ!」
チェルシーは、玉座の横に自分が王妃として座っている姿を想像しつつ
熱っぽく言った。
「有難う、チェルシー。スタン君にも色々と迷惑をかけてしまった様で
申し訳無いと思うよ」
「そんな、俺の方こそウッドロウさんに…」
そんな訳で、道中は気楽なものであった。だが、当のウッドロウは
時折、上の空で何かに思いを馳せ、少なからず落胆している様に見えた。
(マリー殿………)
- 439 名前:丼兵衛 :03/03/10 23:06 ID:/rMUA/LH
- 全世界に反旗を翻したヒューゴと、彼を操っていた天上王ミクトランとの
過酷な戦いの最中、ウッドロウは一行と同行していた女剣士のマリー・エー
ジェントに密かに想いを抱いていた。グレバム討伐の折、かつての伴侶を
失い、立ち直りつつも心に深い傷を負っていたマリーに対して、ウッドロウ
は感情を抑え切れずに自らの想いを告白した事があった。
…要するに、彼は失恋しつつも未練を抱えていたのである。
「…それで、今日はここに泊まるのか?」
「恐らく、そうなるだろう。スタン君やルーティ君が勧めてくれた事もある
がね。スタン君とチェルシーは所要があって一旦ダリルシェイドへ戻った後
に明日にはここへ迎えに来る予定だ」
こうして、ウッドロウはクレスタのルーティの家で一夜を過ごす事となった。
孤児院の横のこじんまりとした家で部屋は居間と食堂と寝室の3つと地下室
を改造した居間が1つであり、地下室の方はルーティの「弟」が使用していた。
…ウッドロウが一目見て思わず言葉をこぼした部屋がそれであった。
- 440 名前:丼兵衛 :03/03/10 23:08 ID:/rMUA/LH
- その夜、ウッドロウは寝床に付いていたが、マリーの事もあってか中々寝つけず
にいた。彼が告白してから何百回目になろうかという溜息をついていた時、微か
に物音が聞こえるのを耳にした。
「…ぅ、ぁぅ……、ぃぃ………」
(一体何の音だ?)
寝床から起きて耳を澄ませると、どうやら地下の居間の方から物音が聞こえるの
が分かった。
(リオン君が悪い夢でも見てうなされているのかも知れないな…)
ウッドロウは様子を見ようと地下室の頑丈な扉の前まで来た時、僅かに開いていた
ドアの隙間から見えた光景に思わず目を疑った。
「あぅ…ん………、ね、姉さん………」
ルーティがリオンの上に圧し掛かり、肌を寄せ合っていた。2人の関係を知る者
にとっては、2人が姉弟が近親相姦の禁汚を犯しているというそれだけでも十分
衝撃的なものであったが、ウッドロウは更にその事を上回る衝撃を目の当たりに
する羽目に陥った。
- 441 名前:丼兵衛 :03/03/10 23:10 ID:/rMUA/LH
- (リオン君…?、ま、まさか………!?)
リオンは制服の下のシャツを捲し上げられていたが、女性のものと思しき膨らみ
がカンテラの薄暗い明かりの下でもはっきりと写し出されていた。ルーティは
その膨らみに唇を合わせてゆっくりと吸い、片方に掌を当てて持ち上げていた。
リオンは膨らみを吸われる度に艶やかな喘ぎ声を上げている。
「ふふ…、結構イイ声で鳴くじゃないの、エミリアちゃ〜ん」
ルーティのもう片方の手は白いタイツの脚と脚の間を擦っている様で、独特の
水音が部屋に響いていた。
「姉さん、そんなに…されたら……僕は………」
(信じられん…)
ウッドロウは自分の目の前にある異様な光景に釘付けとなっていた。実の姉が
女性化した「弟」と情事を交わしているなどというのは極めて珍しいものである
ばかりか、そもそもウッドロウは男女のその行為に疎かった為である。
「ふぁぁ…、あぁん!」
リオンは身体を痙攣させると、失神したのかそのまま寝床へ倒れ込んだ。
「あぁ〜、お遊びも疲れるわね。面倒臭いからここで寝るか」
ルーティもリオンの隣に横になるとすぐに寝息を立て始めた。それを見計らい、
ウッドロウがこっそり重たい鉄製のドアをゆっくりと開け、居間の中へ忍び足
で入っていった。
- 442 名前:丼兵衛 :03/03/10 23:12 ID:/rMUA/LH
- (本当に女性の体になっているのか…)
寝床に仰向けになって横になっているリオンのシャツと制服の襟は間違い無く
女性の膨らみで押し上げられており、心なしか体つきも細身ながら丸みを帯びて
いる様に見えた。男装の美少女といった面持ちである。
寝床の横でリオンの身体を観察している内に、自分の心の中に劣情が湧き出して
くるのを感じた。増してや、襲って下さいと言わんばかりの格好である。
(リオン君………済まん)
ウッドロウはリオンの胸の膨らみに両手を合わせて押し上げた。
「ん…っ」
(感じているのか…)
始めて触る胸の柔らかな感触と、背徳めいた後ろめたさに戸惑いながらも手を
休めなかった。
(こ…こちらはどうなっているのか………)
白いタイツに手を伸ばし、脚の合間の部分に触ると緩やかな曲線を描いた土手の
感触がタイツの布越しに伝わってきた。
(ルーティ君はここを弄んでいたのだな…、マリー殿もこうなっているのか?)
もはや、ルーティが横で寝ているのも目に入らなくなったのか、ウッドロウは身を
乗りだし、リオンの身体に覆い被さって胸と股間を触り出した。
「あぁ…、マリー殿……、せめて貴方ならば良かったのだが………」
失恋の痛手を癒す為か、はたまた未成年の少女(元少年)を弄んでいる罪悪感を
紛らわす為か、ウッドロウは独り言を呟いた。
「…だったらマリーとやればイイんじゃないの?」
- 443 名前:丼兵衛 :03/03/10 23:14 ID:/rMUA/LH
- ウッドロウは心臓をアイスニードルで貫かれたような衝撃を受けた。その声は、横で
寝ている筈のルーティからのものであった。
「…も、もしかして………起きていたのか?」
ウッドロウの顔面からは血の気が引いて灰色となり、今にも気絶しそうである。
「寝てたけど、アンタがソイツを散々鳴かせるもんだから起きちゃったわよ。おまけに
でかい声で独り言言ったりしてたからね。これで起きないのはあのスカタン位よ」
よりによって、自分の一番見られたくない恥部を一番見せたくない人物に目撃されて
しまったウッドロウは、いつもの凛とした姿とは到底似ても似つかぬ姿勢で恐る恐る
口を開いた。
「ルーティ殿、何でもするからこの事は今生の秘密に………」
ルーティは土下座するウッドロウを尻目に暫く考え込んだ後、唐突に切り出した。
「そ〜ねぇ、人間誰しも間違いはあるし、500万ガルドで黙っててあげましょうか。
ウチも孤児院の経営費用が馬鹿にならないのよね」
「ご、500万…」
2度の戦争で荒廃し、町の復興資金やハイデルベルグ城の修復費用で財政が火の車の
ファンダリア王室にとっては国を傾かせるには十分な額であった。
- 444 名前:丼兵衛 :03/03/10 23:16 ID:/rMUA/LH
- 「…と思ったけど、アタシの頼みを聞いてくれれば5000ガルドに負けてあげてもイイ
わよ。仲間にあこぎな真似はしたくないしね」
「…る、ルーティ君、済まない…。恩に着る」
ウッドロウは土下座の頭を低くした。
「で、頼みとは一体何だね?」
「…スタンをここに呼ぶ事」
「何だ…分かった、その位ならば…」
「それだけな訳ないでしょ。あとはコイツとヤル事」
「それは…申し訳無いが…」
「散々弄んどいてほったらかしは無いでしょ。アタシの妹なんだから、落とし前は
きちんと取ってよ!」
「…承知した」
「あと、記録もしっかり撮ってあるからね。イザという時は追加援助も頼むかも」
「何?!」
「オベロン社のテクノロジーって本当に凄いわね〜」
部屋一帯に目を凝らすと、天井の片隅とベッドの横にレンズ動力の監視カメラが数台
設置されている事に気が付いた。
…ウッドロウは自分の不甲斐無さを心底呪いたい気分であった。
- 445 名前:丼兵衛 :03/03/10 23:19 ID:/rMUA/LH
- 「姉さん…、一体どうなって…んっ」
リオン―ルーティに言わせればエミリア―は目が覚めると、いつの間にかウッドロウ
が自分の身体を抱いていて、しかもルーティが両腕を掴んでいる事に困惑していた。
「うちに資金援助してくれるっていうから、お礼にアンタを差し出すって訳よ」
「そんな馬鹿な話があるか!」
「すまん、リオン君。私の出来心で…」
「ほらほら、ゴタゴタ言ってないでさっさとヤリなさいよ!」
もう破れかぶれとばかりに、ウッドロウはリオン(エミリア)の胸の谷間に顔を埋め
白タイツを手で引き下げた。
「わっ!…、や…やめ…んむぅ…」
「アンタうるさいからちょっと黙ってて」
ルーティは何処から持ってきたのか、ギャグをリオン(エミリア)の口に付けた。
「んぅ〜、ん〜!!」
「まだ抵抗するか。ま、入れちゃえば大人しくなるわね」
そう言うと、ルーティはウッドロウの身体を無理矢理引き寄せると、剛直を手で立て
てリオン(エミリア)の秘所に押し当てた。
- 446 名前:丼兵衛 :03/03/10 23:21 ID:/rMUA/LH
- 「ん〜〜〜!!」
「リオン君、済まない…」
これまで色々なモノを咥え込んで来た為か、リオン(エミリア)の秘貝はウッドロウ
の剛直を深々と飲み込んだ。
「んぅ…、ふぅ…ん」
「くっ…!!」
経験が無い為か。ウッドロウは挿入しただけで早くも果てそうである。
ルーティはリオン(エミリア)の腕を離すと、身体を起こして背中から両手を伸ばして
以前よりも膨らんで大きくなった両方の双丘を揉みしだいた。勿論、胸が膨らんだのは
ルーティがほぼ毎日こうした運動を欠かさなかったからである。
「エミリアちゃ〜ん、ファンダリア王室御用達のアレのお味はどうかなぁ?」
リオン(エミリア)の双丘を揉みつつ、ルーティがからかう様に囁いた。
「エミリア…?」
「コイツの新しい名前よ。女の子だから『エミリア』なのよん」
「な、何て安直な…」
- 447 名前:丼兵衛 :03/03/10 23:25 ID:/rMUA/LH
- 「むふぅ、んぐぅ、ん…(姉さん、後で覚えてろ…)」
「あ、何だかまだ反抗的よね〜。言う事聞かない悪い子はこうよ!」
ルーティは、揉んでいた胸の小ぶりで芯のある乳頭を指で強く摘んだ。
「ぐぅ!」
「くっ…、し、締まる………」
リオン(エミリア)の秘貝にも力が入り、剛直を締め付けられたウッドロウ
が顔を歪ませて苦痛の声をあげた。
「ルーティ君、も、もう駄目な様だ…」
「もう?、早漏にも程があるわよ。ま、あと500ガルド払ってくれたら中に出しても
イイわよ」
「…も、もし外に出したら…」
「シーツ代と部屋の洗浄代などで合計50000ガルド」
「ぐはぁ!!」
ウッドロウの理性と羞恥心が薄れた脳裏に『500ガルドで済むなら…』という考えが
浮かんだ瞬間、剛直から大量の白濁液が吐き出された。
「んくぅ…、うぅ………」
ギャグの間から呻き声とも吐息とも付かぬ声をあげてリオン(エミリア)は身体を
痙攣させて果て、秘貝からは大量の白濁液が零れ落ちた。
「あらら、500ガルドと言った筈だったけど、良く聞こえてなかったのかしら?」
寝床に沈没した2人を尻目にルーティがあっけらかんと呟いた。
- 448 名前:丼兵衛 :03/03/10 23:27 ID:/rMUA/LH
- 「ほら、アンタが身体張って稼いだ金よ」
ルーティは相変わらず寝床に死んだ様にぐったりしているリオン(エミリア)の横に
ガルド紙幣の札束を投げた。ウッドロウはリオンの惨状に目も当てられなかったのと
後ろめたさがあったので、「寄付金」をルーティに払うと早々に逃げ帰った様である。
「姉さん、こんな事して恥ずかしいと思わないのか…?」
「あ〜ぁ、これだからお坊っちゃん、否、お嬢ちゃんは困るわネェ!。世間はとっても
厳しいのよ。アタシらとチビ共が生きてくにはどうしたってお金が必要なの!」
「だからって、仲間を脅迫するのは…」
「アンタの口から『仲間』って言葉が出るとはね。ウッドロウだって今度からはあんな
真似は絶対しないし、人生経験だと思えば安いもんよ」
「………」
「あ、あと数日したらスタンが来るから、それまでに支度しといてね」
後日、リオン(エミリア)はこの何気ない事が、実は姉の恐ろしい計略であった事を
身をもって知る事になる。
(マリー殿、私は貴方に恋焦がれる資格も無い男だ…)
結局、ルーティの言う「安い人生経験」は一人の男の半生をすっかり変えてしまった。
後年、ウッドロウはファンダリアの民から「英雄王」と称えられたが、王の方針から
后を迎える事は無く、生涯独身の身を貫いたと言われる。(了)
- 449 名前:丼兵衛 :03/03/10 23:39 ID:/rMUA/LH
- はぁ…終わった(脱力
とうとうリオンたんにウリをさせてしまった…(核爆
見方によっては前作よりも悲惨かも知れません。
D2は4コマと小説で知るのみですが(泣)、エルレインたんの推し進める
『絶対幸福』の件では「○ト○ックスかYO!」と突っ込みたくなりました(爆
これ以外にも、元ネタが連想できる場面もちらほら…
(お笑いネタで使ってみようかと思うのですが…)
- 450 名前:339 :03/03/11 00:00 ID:0mwItb9g
- ぎゃあっ!!!
見直した筈なのに誤りが多数で、本当に本当に申し訳ございませんでした。
もし宜しければ適当に脳内補完をお願いします。
サザムさん、丼兵衛さん、乙でした!!
凹んだ後の笑い&ハァハァは悶絶氏しそうな程の刺激かも。
では、リリムタソにソルブライトくらってきます…。
- 451 名前:339→399 :03/03/11 00:02 ID:0mwItb9g
- しかも339じゃなくて399…
マグナディウェスにラスト・ヴァニッシャーも食らってきます……
- 452 名前:ヴァルク :03/03/11 07:10 ID:h3FCb+va
- 丼兵衛様乙です。いやいや、ほんとにウッド×女リオンが実現するとは・・・。(藁
ルーティの悪さも相変わらずで、おもしろかったです。
- 453 名前:サザム :03/03/11 09:29 ID:D+qwBXUO
- 丼兵衛さんキター!!
難しいカップリング、乙華麗玉ですた。
奥手で弱気なウッドロウ陛下にちょっと萌え。
フィリア×コングマン、やって頂けると非常に嬉しいです。
…そうか、『絶対幸福』ってどっかで見たなと思ってたんですが、『○トリック○』か…。うーん、奥が深い。(深いか?)
- 454 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/11 10:40 ID:r1FP7gm9
- >ギャグの間から呻き声とも吐息とも付かぬ声をあげてリオン(エミリア)は身体を
ギャグの間……
- 455 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/11 22:46 ID:LPzb6ePm
- 倉庫みたいなん作ろうかな。
- 456 名前:ヴァルク :03/03/12 16:36 ID:T/zBZklW
- ども。サザム様のメル×キーを首をながーくして待っているヴァルクです。
今度フリオ×キャロのラブラブSSを書こうと思ってます。
まだまだ未熟者なので、書きあがるのに時間がかかりますし、誤字などあるかもしれませんが
出来次第うpしますので期待しないでお待ちください。(藁
- 457 名前:平和の使者 :03/03/13 00:29 ID:LimiA3CJ
- ハードな強姦物キボン ファラたんがレイプ されるとかさぁ そんな感じのサイト 知ってたら教えて下さい。
今日誕生日なもんで どうかおねがいしますm(_ _)m
- 458 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/13 02:08 ID:L/ONbGIm
- |ω・) 105たんのロニナナを密かに待ってみるテスト
|ω・`)つ でも無理はしないでくだちい
|ミ サッ
- 459 名前:山崎渉 :03/03/13 17:20 ID:30NJMGzf
- (^^)
- 460 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/13 20:19 ID:OOmcZIl+
- >>457
誕生日オメー
前スレとかにけっこうありまつよ。みてみましょう。
- 461 名前:ヴァルク :03/03/14 00:31 ID:m6TIDGS6
- 予告しておきましたフリオ×キャロが、明日あたりにうpできそうなのでつなぎ次第うpします。
かなりのヘタレSSですが、見てやってください。(藁
- 462 名前:平和の使者 :03/03/14 00:55 ID:eeY025O9
- >460
ありがとう
久しぶりに2ちゃんで いいひと見たよ 『いいひと』の称号 あげますm(_ _)m
- 463 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/14 08:54 ID:6XTlg3Ll
- ちょっと下がりすぎ。
- 464 名前:460 :03/03/14 10:26 ID:f3MH0S5O
- >>462
サンクスage
- 465 名前:ヴァルク :03/03/14 18:11 ID:VD3JF6PG
- フリオ×キャロが完成したのでうpします。拙作ですがご容赦。
フリオは悩んでいた。なぜかといえば、仕事場である鍛冶屋でキャロにとんでもないことを言われてしまったからだった。
それはある日の昼のこと。キャロはあることを思い立ち、食材屋にきていた。
「これと、これと・・・あ、あとそれもください。」彼女は買い物を済ますと、鼻歌まじりで食材屋を出た。
(さーて、早くあいつのところに持ってかなくちゃ)キャロは袋一杯の食べ物を持って鍛冶屋に急いだ。
そのころフリオは、親方に剣の鍛え方を教わっていた。
「よし、そろそろ休憩にするか。おいフリオ、休んでいいぞ」
「はぁ〜、やっと休憩か」
フリオは深いため息をついて金槌を持っていた手を休め、う〜ん、と伸びをした。
と、丁度そのときタッタッタ、と足音が。
「こんにちは〜。あ、フリオ、頑張ってるみたいね」キャロはそう言うと近くの机のような物に大きな袋を置いた。
「おう、キャロちゃん。いつもすまないねぇ。差し入れだろ?」
「はい。これ、フリオに渡してください。」
キャロは袋からいくつかパンを取り出し、親方に手渡した。
「あいよ。おーいフリオ、キャロちゃんから差し入れだぞー!」
- 466 名前:ヴァルク :03/03/14 18:17 ID:G0WZSr3/
- 「へーい」
フリオは返事をすると、親方のもとに歩いていった。フリオは親方からパンを受け取り、キャロに礼を言った。
「いつもありがとな。助かるぜ」
「ううん、いいの。それより・・・」
とキャロはフリオに近づき、彼にそっと囁いた。
「今夜、あたしの部屋にきて。大事な話があるの」
それを聞いたキャロは驚いた様子で、なにを言われたのかわからない、といった風だった。と、そこへ、キャロがフリオに何やら耳打ちしているのをみて、興味津々といった様子で近づき、声をかけた。
「おい、お二人さん。なに話してるんだい?俺にも聞かせてくれよ〜」にやにやしながらそう言うと、キャロは慌てて耳打ちをやめ、言った。「い、いえ、何でもないです。それじゃ・・・。」
顔を赤らめながらキャロは足早に去っていった。親方はまだ呆然としていたフリオの頭をスパーン、と叩き、怒鳴るようにして言った。
「おい、フリオ!いつまでもぼうっとしてんじゃねぇよ!さっさと飯食って仕事すっぞ!」
ようやく気がついたフリオは慌てて返事をした。
「は、はい!」
フリオ達はいそいそと昼食を済まし、仕事に戻るのだった。
- 467 名前:ヴァルク :03/03/14 18:21 ID:T1BNloR/
- 一方、キャロはといえば、相変わらず顔を赤くしてなにやら物思いにふけっていた。
(言っちゃった・・・。あぁ、どうしよう・・・。って、しっかりして私!今日はびしっと言うって決めてたじゃない。)
と、自分に言い聞かせ、キャロも自分の仕事に戻っていった。
ところで、彼女の仕事というのは夢であった服飾の仕事だった。彼女は自分の仕事をする傍ら、毎日のようにフリオの勤める鍛冶屋に差し入れ持って行っていた。そして、キャロは自分の思いを伝えようとあんなことを言ったのだ。だが、やはり気恥ずかしくなってしまう彼女だ。
今夜のことを思うと仕事も手につかず、ぼうっとしてしまうキャロ。フリオも同様で、彼女に言われた言葉が気になってしまい仕事どころではなかった。
そして夜。キャロは思いを遂げることができるのだろうか・・・。
〜〜〜〜〜〜〜〜
フリオは、キャロに言われたとおり彼女の部屋で待っていた。
小ぎれいな彼女の部屋に入るのは彼といえども初めてだ。
(あいつ、大事な話がある、とか言ってたな・・・。一体なんなんだ・・・。)
フリオはそんなことを考えていて、頭がいっぱいだった。まさか告白をされるなどとは夢にも思っていなかった。
- 468 名前:ヴァルク :03/03/14 18:24 ID:VD3JF6PG
- キャロの部屋で待つこと小一時間。まだ彼女はこない。(なにやってんだ、あいつ・・・。冗談じゃねぇだろうな・・・。)
短気な彼は待ちくたびれてしまい、イライラしていた。
と、そこへ、キャロがきた。
「お待たせ。」
やっと現れた彼女に自分の怒りをぶつけてやろうと肩をつかんだフリオだったが、彼女の格好がおかしいことに気がついた。「な、何だよその格好・・・。」
キャロは、胸と腰に布を巻いただけのひどく誘惑的な格好をしていた。「・・・。」
キャロは黙って立ち尽くしていた。お互いに見つめあい、その場を沈黙が支配していたがフリオは我慢できず、口を開いた。「何とか言えよ!いきなりそんな格好で出てきて、一体なんのつもりなんだよ!」
フリオは強く怒鳴りつけた。待っていた怒りと昼の言葉がずっとひっかかっていて、イライラしっぱなしだったのだ。
「な、何よ・・・、何よ何よ何よ!!」彼女は彼の無神経な言葉に腹を立て、怒鳴り返してしまった。
「人がせっかく勇気をふりしぼって告白しようとしてるのにっ!!何のつもりも何もないでしょ!?」
怒りに任せて怒鳴ってしまったので本音がでてしまった。
- 469 名前:ヴァルク :03/03/14 18:36 ID:G0WZSr3/
- そんな彼女の言葉にびっくりしたフリオは、どう返していいか分からず只々動揺するばかりだった。「キャロ・・・。」「改めて言うのもなんだけど、あたし、貴方が好き。・・・本当に、貴方が・・・。」
「・・・俺も」
「・・・え?」
「俺も・・・お前が好きだ」
「フリオ・・・」
そんな会話をするうち、二人の顔はみるみる赤くなっていっていった。またも沈黙が訪れるが、今度はキャロが沈黙を破った。
「・・・いて」
「えっ・・・?」
「抱いて・・・」
「抱いてって、お前、意味分かって言ってるのか・・・?」キャロはなおも顔を赤くして黙ってうなずいた。
「キャロ・・・」
「だからこんな格好までして・・・なのに、なのに・・・。」
「ごめんな、キャロ・・・俺、俺は・・・。」
「いいの。もういいの・・・。」
お互いの気持ちを確認した二人にもう言葉はいらなかった。ゆっくりと唇をあわせる二人。
いつの間にか、キャロの体からは布が取り去られていた。
そのまま、フリオはキャロを押し倒す。フリオはキャロの乳房に手をやった。
「あっ・・・。」突然の行為にキャロは驚いたが、すぐにフリオに身体を預けた。
- 470 名前:ヴァルク :03/03/14 18:43 ID:0z68J05u
- フリオはそのまま右手で乳房を揉みしだき、左手をキャロの身体に這わせていった。
「んっ・・・」
キャロは、襲いくる不思議な感覚に戸惑いながらも、甘い声をあげていた。
「はあっ・・・フリオ・・・あなた、あたしのことペチャパイって・・・んっ・・・。」
きれぎれの声でキャロが言う。元々敏感なのか、乳房を揉まれただけで喘いでしまうのだった。
「ばーか。あんなの冗談にきまってるだろ?・・・お前の胸、すごく可愛いぜ」そう言うとフリオは乳房を愛撫していた手の動きを少しだけ速くし、先端の果実に吸いついた。
「んっ・・・嬉しい・・・はあっ・・・。」
キャロが感じているのを確認すると、フリオはさらに乳房への愛撫を激しくした。
「うんっ・・・あ、はぁ・・・」
キャロは何かに堪えるような表情でイヤイヤするように首を振った。
「キャロ、声我慢しなくていいんだぜ」「え・・・でも、恥ずかしい・・・。」恥じらうキャロにフリオは言った。「俺、もっとキャロの声ききたいな」
「・・・分かったわ」
そう言うとフリオは、乳房の愛撫を続けた。
「あんっ、あっ、はぁっ」
先ほどより大きな声でキャロの嬌声が部屋に響いた。
- 471 名前:ヴァルク :03/03/14 18:50 ID:5ATXdIR4
- フリオは乳房を愛撫していた手をするすると下腹部にもっていき、そっと撫でるとキャロの身体がピクンと反応し、甘い声をあげてしまうキャロ。
「あっ、そこは・・・。」
「ダメか?」
「ううん、いいよ・・・。ちょっとびっくりしただけだから」
キャロの承諾を得ると、フリオは改めてそこに触れる。じんわりと湿り気を帯びたそこはフリオが触れる度にどんどん潤っていく。
「ん、くっ・・・は・・・ぁ・・・」
「気持ちいいか?」「分かんない・・・変な感じはするけど、これが気持ちいいってことなのかな・・・。」
「んじゃ、もっとしてやるよ」フリオはキャロの秘部に指を少しだけ挿れ、円を描くように動かした。「はあぁっ!・・・フリオ・・・。」一際大きい声をあげると、フリオが嬉しそうに言った。
「気持ちいいみたいだな・・・。」
「や、・・・言わないで・・・。」
そういわれるともっとしたくなって、フリオはさらに指を深く挿れ、先ほどと同じようにした。
「あぁんっ!はぁっ、あぁっ・・・」
クチャクチャという淫らな音がフリオの理性を破壊していった。
- 472 名前:ヴァルク :03/03/14 18:59 ID:0z68J05u
- 理性のタガがはずれたフリオは、指を抜きそこに口づけた。「やぁっ・・・そんなとこ・・・舐め、ちゃ・・・。汚い、よ・・・」
「汚くなんかないよ」
そういってフリオはキャロの秘肉をなめしゃぶり、小さな肉芽を舌先でつついた。
「やぁんっ・・・はぁっ、ふぁ・・・」鼻にかかったような声をあげ、喘ぐキャロ。
「ふ、りお・・・はぁっ・・・あたし、どうにかなりそう・・・」
「俺も、どうにかなりそうだ・・・。」「えっ・・・?」
突き上げてくるような快感に喘ぎながら、キャロはきいた。「フリオも・・・?」「ああ。キャロのエッチな声きいてたら、俺も・・・」
と自分自身を見ながらいうフリオ。彼の視線の先には、反り返らんばかりに勃起したフリオの剛直があった。
「もう、入れていいか・・・?」
「うん、きて・・・。」
フリオはキャロの秘唇に自分のモノをあてがい、挿入しようとしたが、なかなかうまく入らない。
「あれ・・・?」
「そこじゃなくて、もう少し、下・・・。」
フリオはそれらしい入り口をみつけると、猛りきったモノを挿入していった。
「・・・っ!」
キャロは声にならない声をあげ、身をよじった。痛いのだろう。
- 473 名前:ヴァルク :03/03/14 19:04 ID:m6TIDGS6
- それでもフリオは彼女を離さず、すこしずつ挿入を続けていった。
「大丈夫だ、もう少しだから・・・。」「・・・っ・・・うん・・・」
キャロはようやくそれだけの返事をし、痛みに耐えていた。 (キャロ・・・)
早く入れて彼女を痛みから解放したいと思った彼は、一気にモノを突き入れた。いつまでも痛がっているよりはこちらのほうがマシだと判断したからだ。
「っ!!」
「ごめんっ、もう入ったから・・・大丈夫だ」
「あ・・・入ったんだ・・・。」
キャロの中は暖かくてきつかった。フリオは彼女を気遣って言った。
「まだ痛いか?」
「少し・・・。でも、もう大丈夫」
「んじゃ、動くぞ」
- 474 名前:ヴァルク :03/03/14 19:06 ID:YtUAaex4
- 少しずつ動かしていくフリオ。
だが、初めての彼には十分すぎるほどの刺激があった。キャロもだんだん慣れてきたようで、表情が痛みに耐える苦悶の表情から少しずつ変化していくのが分かった。
「あっ、あっ、はっ、ふぁっ!」
「く、うっ・・・」フリオにだんだん絶頂が近づいてきた。せっかくキャロが慣れてきたというのに、彼が果ててしまってはどうしようもない。フリオは少しでもキャロに気持ちよくなってもらおうと、自らの絶頂を堪えた。
それがキャロにも分かったようで、余計な心配をしてほしくなかった彼女は言った。
「私の、ことはっ、いいから、自分がっ、よくなることだけ、考えてっ!」
「キャロ・・・っ」その言葉でフリオはもう我慢の限界だった。
- 475 名前:ヴァルク :03/03/14 19:13 ID:mrcY8m2r
- 「・・・くうっ、キャロ、もう俺・・・。」
「うんっ、私も、もうっ・・・。」
フリオはラストスパートとばかりに激しく腰をふり、容赦なくキャロを貫いていた。
「うあっ、くっ・・・!」
「はあっ、あぁっ、フリ、オ・・・っはあぁぁぁぁっ!!」
二人同時に絶頂をむかえ、キャロの膣内にフリオの精液が大量に注がれた。
まだ荒い息が残る中、二人は身を寄せあっていた。
「フリオ・・・。ごめんね、突然で。」「なにを今更。…俺、お前のこと、大切にするからな。」
「……あたしも。」もう一度口づけを交わし、二人は眠りについた。
翌朝、彼らは気持ちよく目覚め、普段と変わらぬ日常を過ごしていた。だが、彼らの気持ちだけは変わっていた。これからは、また違う日常ができるかもしれない。……キャロはそんなことを思いつつ、仕事にでたのだった。
〜fin〜
- 476 名前:ヴァルク :03/03/14 19:18 ID:aXFCeRU3
- うう・・・申し訳ない。
携帯からカキコしたのでIDはバラバラだし、技量不足のせいでツッコミどころ満載の
三文小説ならぬ三文SSになってしまった・・・。(泣
何も知らない厨でスマソ。
お目汚し失礼しますた。
- 477 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/14 20:59 ID:UvvWtKNf
- ヴァルクさん乙でした!!
とても素晴らしいです。
しかし携帯からとは…すごすぎ。
ついでに、うpろだで見つけたものを。
角煮のものなんだろうけどコソーリ転載…
ttp://sylphys.ddo.jp/imgboard/img-box/img20030314183209.jpg
- 478 名前:丼兵衛 :03/03/14 21:31 ID:GQYq6PCb
- ヴァルクさんキタ―――!!
キャロたんの胸布と腰布だけの格好が非常にウマ―でした。
所で、今日は「○ピュタ」放映日でしたか。
『クラウディス』とか『リアラたんのペンダント…』と呟いてみたりなど…(爆
- 479 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/14 23:29 ID:4CEq+O30
- >>478
誰もが思っても言わなかった事を・・・(笑)
- 480 名前:ヴァルク :03/03/15 00:10 ID:odGEp/f0
- あんなものでも喜んでいただけて恐縮です。
リクエストありましたらPとファンダム以外でお願いします。m(_ _)m
- 481 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/16 11:02 ID:8gbX1H4G
- ヴァルクたんの小説は良いんだが、フリ夫と脚路があれじゃあハァハァできん。
- 482 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/16 20:25 ID:HC4aJeQc
- マダカナマダカナー
サザム様のメル×キーマダカナー
- 483 名前:ヴァルク :03/03/16 20:32 ID:fH8/NQjn
- >>481
すみません。レイープキボンの方ですかな(^^;
基本的にワカーンを書くつもりなのでよろしゅうm(_ _)m
- 484 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/16 21:26 ID:1HlvDkgO
- >>483
キャラが萌えないと言う事だと思ふ
- 485 名前:ヴァルク :03/03/17 00:52 ID:q8cN/XPN
- >>484
ご指摘ありがとです。481さんは誰萌えなんでしょか。リクあったらがんばって書くんでよろしくです。
- 486 名前:ヴァルク :03/03/17 10:18 ID:S5sA3Z4T
- 誰も書いてないようなので、チャットネタを書いてみようかな〜、と言ってみるテスト。シチュは現在考え中。
まぁ、誰も書いてないということは需要がないということなんだろうけど。(藁
- 487 名前:サザム :03/03/17 10:31 ID:r3IlHO+a
- ヴァルクさん、携帯からなんて、ご苦労さまでした。
これって、なりダン2ですかね? 未プレイなんでキャラが判らないんですが、それでも充分ハァハァしました。グッジョブ!
お返し…って訳でもないですが、ろくろ首のよーにならないうちに、キール×メルディをお届けします。
- 488 名前:サザム :03/03/17 10:33 ID:r3IlHO+a
- 〜メルディの目覚め〜
セレスティアとインフェリアを股にかけて旅をするようになり、しばらく経ったある日の夜。
キールは森の開けた場所に張ったテントの中で、晶霊術に関する文献を読んでいた。
リッドとフォッグはすでに眠っており、風に揺れる葉擦れの音がやけに耳につく。
しかし、キールが本に没頭できないのは、他に理由があった。
(…まったく、メルディの奴、一体どうしたと言うんだ?)
最近のメルディは、少し様子がおかしかった。
やけに塞ぎ込み、ふとした拍子にぼーっと何かを考え込む。
リッドやファラが気を使って尋ねても、「何でもない」としか答えない。
最初は、シゼルと戦う事に関する悩みかとも思ったが、妙な点は他にもあった。
キールが声を掛けると、わざとらしく他の仲間に話しかけたりと、妙に避けるようなそぶりを見せるのだ。
何かメルディの気に障る事をしたのかと思い返してみても、心当たりはない。
おかげで数日前から、キールの胸の中にも、もやもやとしたものが溜まっていたのである。
「…別に、気にする事はないさ。むしろ、うるさく付きまとわれることも無くなって、気楽なぐらいだ」
自分に言い聞かせるようにそう呟いても、胸のしこりは消えない。
目は本の文字を追っていても、その内容はほとんど頭の中に入っていなかった。
「ん? 人の気配が…」
その時、下草を踏みしめる足音が聞こえて、キールはテントの外に顔を出した。
(…メルディ!)
- 489 名前:サザム :03/03/17 10:34 ID:r3IlHO+a
- キールの目に入ったのは、足音を忍ばせて近くの茂みに踏み込んでいく、メルディの後姿だった。
思い切って声を掛けようか、と悩んでいるうちに、メルディは木立の中に姿を消す。
ぶつける所の無い苛立ちに、キールは小さく舌打ちをした。
(多分、用を足しにでも行ったのだろう。別に話なんて、明日でもいい訳だし)
彼女の姿を見たことで、さらに揺れ動く自分の心をそうやって誤魔化しつつ、キールはテントの中に戻った。
◇ ◇ ◇
(メルディの奴、ずいぶん遅いな…)
もう気にするまいと思ったはずなのに、キールは気が付くと、再びメルディの事ばかりを考えていた。
出会って最初の頃は、彼女の奔放さと常識の無さに、キールは本気で苛ついていたはずだった。
しかし、メルディの芯の強さや、安らぐような笑顔を見ているうちに、その感情は徐々に変化していった。
そして今では、メルディの何でもないような行動さえ、一々気に掛かる。
誰かに指摘されれば赤面して否定するだろうが、今のキールはすっかりメルディに惹かれているのであった。
(一体、トイレ一つに何分かけているんだ?)
本を広げてはいても、先程から一行たりとも読み進んでいない。
キールは膝を指で弾きつつ、誰が見ている訳でもないのに、本を読む振りをしてメルディの帰りを待っていた。
(…! まさか、森の中でモンスターに襲われているんじゃ!)
その内、ふとその可能性に思い至り、キールはビクンと顔を上げた。
一旦そう考えると、今度は想像が悪い方に、悪い方にと傾いてゆく。
モンスターに囲まれて、血を流して倒れているメルディの幻影が、鮮明にキールの脳裏をよぎった。
「…ええぃっ! 全く、世話のかかる奴だっ!」
- 490 名前:サザム :03/03/17 10:34 ID:r3IlHO+a
- 小声で叫ぶと、キールは傍らに置いてあった、杖とクレーメルケイジを掴み取る。
そして、寝ている二人を起こさないように、静かに、しかし素早く、テントの外に抜け出していった。
◇ ◇ ◇
(確か、こっちの方に歩いていったよな…)
キールは明かりも持たずに、そろそろと森の中に踏み込んでいった。
明かりを灯し、大声で呼びながら探した方が、見つけ易いのは確かである。
しかしそうすれば、却ってモンスターを呼び寄せる事にもなりかねない。
まして、用を足しにいっただけなのなら、そう遠くに行くはずがない。
リスクとメリットを素早く計算した結果、キールは静かに探した方が、危険が少ないと判断したのだ。
(どこだ、どこにいる、メルディ…)
キールは、焦る気持ちを抑えつつ、森の中を極力音を立てないようにしながら、メルディを探した。
月に雲がかかり、更に辺りが暗くなるが、懸命に目を見開き、彼女の姿を求める。
その甲斐あって、いくらもしないうちに、キールはメルディの姿を見つけ出した。
メルディは、ちょうどキールの正面を向き、一本の木に寄りかかっている。
どうやらモンスターに襲われたのではないと分かり、キールは安堵の溜息をついた。
(…しかし、あいつは一体、何をしてるんだ?)
安心した途端、キールの頭に、メルディの不可解な行動に対する疑問が沸き上がる。
キールは、メルディに気付かれないよう、茂みに身を隠しながら、彼女に近寄っていった。
(ん…。暗くて、良く判らないな…)
メルディのすぐ近くの茂みから覗いてみても、暗い森の中では、今ひとつ判別できない。
- 491 名前:サザム :03/03/17 10:36 ID:r3IlHO+a
- しかしその時、月に掛かっていた雲がサッと途切れ、メルディの姿が月光に浮かび上がった。
(…えっ!?)
メルディのしている事を理解し、キールは危うく驚きの声を洩らしかけた。
月の光の下、メルディは自分で自分の身体を慰めていたのだ。
片方の手は、服の上から自らの胸の膨らみに宛がわれ、ゆっくりとさするように動いている。
そしてもう一方の手は、スカートの中に割って入り、股間に当てられているようだった。
白いショーツは膝までずり下げられ、褐色の肌との対比が目に眩しい。
キールの位置からでは、スカートの中は覗けないが、もぞもぞと動くスカートの布を見れば、想像はつく。
メルディは目を固く閉じ、時折り耐えかねたように、軽く唇を噛んでいた。
(まさか、メルディがこんな事をしてるなんて…)
キールの頭の中は、驚きと興奮が混ざり合い、混沌とした状態になっていた。
キールとて、女性が自慰をする事もあると言うことは、知識としては知っている。
しかし、普段は子供っぽいメルディと、こうした性的な事柄とは、結びつけて考えられなかったのだ。
ついこの間まで、抱きつかれてキールが真っ赤になって照れても、メルディはきょとんとした顔をしていた。
だからこそ、キールは今まで、メルディにそうした行動は取らなかった。
幼い女の子が、自分に懐いているようなものだと、無理やり自分を納得させていたのだ。
だが、こうして自分を慰めているメルディは、十分に女としての成熟を遂げているように見える。
キールの耳は、草擦れの音に混じる、彼女のかすかな喘ぎ声を捕らえた。
風に乗って届く、メルディの甘い吐息は、キールの快楽中枢を否応無しに刺激する。
メルディのスカートの裾が動くたびに、小さな水音までが聞こえるような気がする。
- 492 名前:サザム :03/03/17 10:37 ID:r3IlHO+a
- 見てはいけない、などと言った考えは、欠片も浮かばない。
キールは、全神経を目と耳に集中し、メルディの自慰を食い入るように見詰めていた。
◇ ◇ ◇
「んっ、ふぅん、んんっ…」
キールが茂みの影から見ている事にも気付かず、メルディは鼻に掛かった吐息を漏らし続けていた。
ぎこちない手つきで、自分の胸の膨らみを、ゆるやかに揉みほぐす。
最後に胸の頂点をくりっと弄ってから、手をもう一方の膨らみに移動する。
それを何度も繰り返し、両方の胸を代わる代わる愛撫していた。
「くぅん、んふっ、ん…」
一方、股間に潜り込んだ手は、ゆったりと同じ調子で、上下に動いていた。
次第にスカートがめくれ上がり、キールの目に、ちらちらと中の様子が見え始める。
どうやら、揃えた指を秘所にかぶせるようにして、表面を撫でているだけのようだ。
だが、そんな単調な動きでも、メルディは快感を得ているらしい。
太腿を伝った快楽の証が一滴、月光にきらめきながら零れ落ちた。
(メルディ…)
その様子をしっかりと見詰めながら、キールは荒くなりそうな息を、懸命に殺していた。
乾いてきた唇を舐め、大きく喉を鳴らして唾を飲み込む。
下半身のモノは、すでに耐え難いほど張り詰め、脈打っている。
衝動を堪えるように、キールはローブの上から、硬くなったソレをぎゅっと握り締めた。
布越しにも、まるで燃え上がったような熱さが、キールの手に伝わる。
- 493 名前:サザム :03/03/17 10:38 ID:r3IlHO+a
- 無意識のうちに、キールは服の上から、自分の強張りをさわさわと撫で始めていた。
(メルディ、メルディ…)
キールの頭の中に、このまま飛び出して行って、メルディを滅茶苦茶にしたいという衝動が湧き上がってきた。
しかし同時に、劣情から仲間に襲い掛かるなど許される事ではないと、理性がそれに歯止めを掛ける。
更に、メルディの事は大切にしてやりたいが、彼女と愛し合いたいのも確かだ、という真情も顔を出す。
けれど、それで拒絶されたらどうするのだと、臆病な自分が指摘する。
キールはまるで、何人もの自分が、頭の中で議論をしているような気になった。
そして、最後に原始的な欲求が、議論を力ずくで押さえ込もうとした時。
「んっ…、キールぅ…」
「…なっ!?」
メルディの口から、いきなり自分の名前が飛び出し、キールの頭は真っ白になった。
しかも、少しでも近くで見るために、大きく身体を乗り出していたものだから、ひとたまりも無い。
呆気なくバランスを崩したキールは、茂みをなぎ倒しながら、メルディの目の前に転げ出てしまった。
◇ ◇ ◇
「バイバッ! キッ、キールっ!?」
いきなり眼前に飛び出したキールに、メルディは驚きつつ、サッとスカートの裾を押さえた。
脅えた顔で、今までの行為を隠すかのように、自分の身体を抱き締める。
キールは急いで起き上がると、目の前の何かをかき消すように、両手を左右に振った。
「いっ、いやっ、メルディ、誤解するなよっ! ぼっ、僕は何も、最初から覗くつもりだった訳では…」
膝立ちになったキールは、混乱した頭を駆使して、何とか言いつくろおうとした。
- 494 名前:サザム :03/03/17 10:39 ID:r3IlHO+a
- 「キール…。いつから見ていたか?」
「だ、大分前から…あわわっ!」
しかし、メルディに訊かれて、つい本当の事を言ってしまう。
その途端、メルディの大きな瞳の端から、じわっと涙が浮かんできた。
「ふっ、ふぇっ…」
「わ、わっ、メルディ、ちょっと待っ…」
キールが止める間もなく、メルディはペタンと女の子座りをすると、顔をくしゃくしゃに歪める。
そして、小さな子供のように、大きな声で泣き出してしまった。
「ふええぇぇぇっ! メルディが秘密、キールに見られたよぉ〜!」
「わわわっ! メルディ、その、あの…!」
メルディの泣き声の大きさに、キールはあたふたと辺りを見回した。
何しろ、仲間達が眠るテントから、そう遠くに離れている訳ではないのである。
あまり大きな声を出されては、彼らの耳に届く可能性があった。
この状態をはたから見れば、どう考えても、キールがメルディを襲ったようにしか見えない。
特に、ファラが駆けつけて来たら、問答無用で鉄拳制裁を喰らうことは間違いないだろう。
キールは、かすかに生命の危機すら感じつつ、泣き続けるメルディをなだめた。
「いやっ、メルディ、悪かった! あ、謝るから、頼むから、泣かないでくれっ!」
おろおろしながら謝るが、泣いているメルディの耳には届いていないようだ。
声は小さくなったものの、なおもぐずぐずと泣きじゃくっていた。
「ふえぇ、キールに見られちゃったよぉ…。もうメルディ、キールに嫌われちゃったな…」
- 495 名前:サザム :03/03/17 10:41 ID:r3IlHO+a
- 「…はぁ!?」
メルディの不可解な言葉に、キールは耳を疑った。
普通こういった場合、女の子は「お嫁に行けない」などと言うのが定番だ。
間違っても、「覗いた相手に嫌われる」とは言わないだろう。
どうも根本的な所で、意識の食い違いがあるように思われる。
キールは、泣き崩れるメルディの傍に歩みより、彼女の肩に軽く手を置いた。
「メルディ…?」
「…っ!」
その途端、メルディはピタッと泣き止み、身体を強張らせる。
その様子は、貞操の危険を感じているというより、むしろ叱られることを怯える子犬のような態度だ。
メルディは上目遣いにキールの顔を見上げ、恐る恐るといった感じで口を開いた。
「キール…、怒ったか? メルディが事、キライになったか?」
「いや、だからな…。その、何で怒られると思ったんだ?」
途方に暮れたキールが問い返すと、メルディは再び、じわっと涙を滲ませた。
「だって、メルディ悪いコトしてたな…。だから、キール怒ると思たよ…」
しかしそれだけでは、キールには事情がさっぱり理解できない。
溜息をついて、小さな子供に言い聞かせるように、丁寧に聞き直した。
「確かに誉められたことじゃ無いが、別に悪い事でもない…と思うぞ、多分。
ともかく、僕は怒ってなんかいないから、どうしてそう思ったのか、最初から順序良く説明してくれないか?」
「ホントか? ホントにキール、怒ってないか?」
- 496 名前:サザム :03/03/17 10:42 ID:r3IlHO+a
- キールの言葉に、メルディの表情が少し明るくなる。
そしておずおずと、事の次第を説明し始めた。
◇ ◇ ◇
「んとな、最初は、ちょっと前の夜だったよ。
キールが事考えてて、眠れなかった時、股の所がムズムズしたのな。
それでな、お布団を足に挟んで、グリグリッてしたら、メルディ、気持ち良くなったよ」
「ちょ、ちょっと待て。まさか、それまで知らなかったのか?」
戸惑うキールに、メルディはこっくり頷いた。
「はいな。ガレノスにもこんな事、教えてもらってなかったよ。
それからな、何度もグリグリしてたら、お洩らしみたいに、何だかぬるぬるしてきて…。
指で触ったら、もっともっと気持ち良かったよ」
どうやら、何も知らないというのは、本当らしかった。
もし知っていたら、男の前で、こうもあからさまに話せる筈がない。
考えてみれば、メルディは幼い頃に母親と別れ、男手ひとつで育てられたのだ。
彼女は一般の教育機関とも縁が無さそうだし、そう言った知識を欠いていても不思議ではない。
そう考えながら、キールはメルディの告白を聞き続けた。
「でもな、何だかメルディ、いけない事してるような気がして、この間チャットに訊いてみたよ。
そしたらチャット、『そんな事を人前で言ってはいけません!』って、真っ赤になって怒ったな。
だからメルディ、やっぱり悪い事なんだって思ったよ…」
「はぁ…」
- 497 名前:サザム :03/03/17 10:44 ID:r3IlHO+a
- メルディの勘違いに、キールは思わず頭を抱えたくなった。
おそらくチャットは怒ったのでは無く、単に照れていただけであろう。
いきなり年上の女の子に、オナニーの話題を振られては、動揺するなと言う方が無理というものだ。
その状況を想像し、キールはチャットに同情した。
「だからメルディ、キールが事、考えないようにしてたよ。
キールのそばにいると、またムズムズするから、あんまり近づかないようにもしたよ。
でもな、そうすると、胸の中がきゅうっ、て切なくなったな。
それでな、今日は我慢できなくなって、キールが事考えて、でも、ファラ達に気づかれたくなくて…」
「………」
ここ最近の、メルディの行動の理由が判り、キールは心のつかえが取れた思いだった。
要するにメルディは、目覚めたばかりの性の昂ぶりに戸惑い、よそよそしくなっていただけなのだ。
しかも、メルディの言葉から察するに、目覚めるきっかけは、自分に対する想いらしい。
キールは、自分に想いを寄せる少女の、いじらしさと可愛らしさに、胸が熱くなった。
「…やっぱりメルディ、悪いコか? それとも、どっかおかしいのか?」
黙っているキールに不安を覚えたのか、メルディは瞳を潤ませて問い掛ける。
キールは、そんなメルディの頭をそっと撫でながら、優しく言い聞かせた。
「メルディは、悪くもおかしくも無いさ。 …僕の事を好きだから、そうなったんだろう?」
「うん、メルディ、キールが事、大好きな。 …でも、好きになると、こんな風になるか?」
あどけない顔で尋ねるメルディに、キールは自分の欲望が、再び鎌首を持ち上げるのを自覚する。
小さく咳払いをすると、メルディの傍に少しずつ体を寄せていった。
- 498 名前:サザム :03/03/17 10:45 ID:r3IlHO+a
- 「コホン。ああ、そうだよ。だから、メルディの今の状態を治せるのも、僕しかいないんだ…」
「バイバッ! キール、メルディのコレ、治せるか!? すごいな、キール!」
「うっ…うん、まあな…」
素直に感心するメルディに、キールは少し罪悪感を覚えた。
(べっ、別に、ウソをついている訳ではないし…。好きだと言ってくれてるんだから、い、いいよな…?)
自分の良心を誤魔化しつつ、キールはメルディの肩に両手を掛ける。
「だから、少しの間だけ、僕の言う通りにしてくれるか…?」
「はいなっ! メルディ、キールが言う通りにするよ!」
一抹の後ろめたさを感じつつも、キールはメルディの華奢な体をそっと抱き寄せた。
◇ ◇ ◇
「あっ、キール、何する…んっ、んむっ?」
メルディの言葉を遮るように、キールは彼女の唇を奪った。
そしてそのまま、伸ばした舌でメルディの唇を割り、口腔を探る。
メルディは、まるで分かっていない様子で、目を見開いたまま、されるがままになっている。
舌で歯茎をなぞり、メルディの舌をもてあそぶように絡めてから、キールは唇を離した。
「んぱっ! キ、キール、何でメルディの口の中、舐めたか?」
少し顔を赤らめて、メルディはキールに尋ねた。
「これも、メルディを治すために必要な事なんだ。…いやだったか?」
「ううん、いやじゃないけど…、でも、変な気分になるよ…」
行為の意味が分からなくても、身体はしっかりと反応しているらしい。
- 499 名前:サザム :03/03/17 10:46 ID:r3IlHO+a
- メルディは少しトロンとした目つきで、キールの問いに答えた。
「じゃあ、しばらくじっとしていてくれ…」
「んっ! わっ、分かったよ…」
キールが耳元で囁くと、メルディはピクンと反応してから、力無く応じた。
(…もしかして、耳が弱いのか?)
キールはそれを確かめる為、メルディの耳にふっと息を吹きかけた。
「んんっ!」
思った通り、メルディは更に顔を紅潮させ、大きく身体を震わせる。
キールは片手をメルディの背中に回し、もう一方の手を胸に伸ばしながら、耳朶に舌を伸ばした。
「やあっ! だめっ、キール! それっ、んっ、くすぐったいよっ…!」
メルディは身体をくねらせて逃げようとするが、抱き止められている為、キールの舌から逃れられない。
しかも、宛がわれたキールの手が、すでに昂っている未成熟な膨らみを愛撫する。
同時に与えられる、くすぐったさと快感に、メルディの意識は混乱した。
「だめなっ、キールぅ…。胸さわられると、メルディ切なくなるな…」
「大丈夫。心配ないから、僕に任せるんだ…」
「ふうっ、くぅん!」
安心させるように背中を優しく撫でながら、キールはメルディの耳を軽く甘噛みした。
そうしながら、服の上からでも分かるほどしこった乳首を、摘むように刺激する。
メルディの身体を胸に抱え込むように抱きながら、二つの膨らみを交互に揉みしだく。
- 500 名前:サザム :03/03/17 10:47 ID:r3IlHO+a
- しばらくそれを続けられるうちに、メルディのくすぐったさは、徐々に痺れるような快感に変わっていった。
「やっ、あっ、おかしいよ…。メルディ、あたまクラクラしてきたよ…」
メルディは、キールの腕の中でふにゃっと脱力し、弱々しい呟きを洩らした。
間近にあるキールの肉体の感触が、耳に掛かる吐息が、敏感になったメルディの肌を熱くさせる。
未経験の快楽に、メルディはほとんど夢見心地であった。
◇ ◇ ◇
キールは、崩れそうなメルディの身体を木の幹に寄りかからせ、少し身体を離した。
「じゃあメルディ、今度は、スカートを自分でめくるんだ」
「バッ、バイバッ!? な、何でそんな事しなくちゃいけないか!?」
キールにそう囁かれて、メルディは驚きの声を発する。
しかしキールは、真剣な瞳をメルディに向け、諭すように告げた。
「そうしないと、続きが出来ないんだ。僕の言うことを聞くって言っただろう?」
「うっ…。わ、わかったよ…」
羞恥心よりも、もっとキールに触れて欲しいという欲望が勝ったのであろう。
メルディは頬をリンゴのように赤らめながら、おずおずとスカートの端を持ち上げていった。
「キール…。このくらいで、いいか?」
「いや、まだだ。もっと上の方まで持ち上げるんだ…」
「ううっ、メルディ恥ずかしいよぉ…」
そう言いながらも、メルディはスカートをぎゅっと握り締め、さらに上へと持ち上げる。
キールの目の前に、メルディの秘所から臍にかけての、滑らかな下腹部の曲線が晒されていった。
(んんっ、メルディ、変だよっ…! 恥ずかしいのに、キールにもっと見て欲しいって思うよっ…)
- 501 名前:サザム :03/03/17 10:48 ID:r3IlHO+a
- 相反するはずの感情が交じり合い、メルディの思考は乱れた。
目を瞑っていても感じる、股間に集中するキールの視線が、堪らなく熱い。
その視線を遮るように、メルディは両膝を立て、太腿を重ね合わせた。
「駄目だ、メルディ…。隠さないで、ちゃんと見せるんだ…」
「あっ、ダメなっ、キール!」
キールは、膝に絡まっていたショーツを引き下ろし、メルディの足から引き抜く。
それからメルディの両膝に手を掛け、優しく股を開いていく。
一度も異性の手が触れた事のない幼い淫裂が、キールの視線に射抜かれた。
「ここをこんなに濡らして…。可愛いよ、メルディ…」
「だっ、だって…。キールがメルディが胸、触るからだよっ…」
メルディのそこは、すでに水を被ったかのように濡れ光り、入り口はキールを誘うようにひくついていた。
ごく薄いライトバープルの茂みは、溢れた蜜で肌に張り付き、一見すると無毛のようにも見える。
すえたチーズのような、乙女特有の秘所の香りが、キールの鼻腔をくすぐる。
その香りに誘われるように、キールはメルディの秘密の花園へと、顔を近づけていった。
「キッ、キール、何するか…?」
何をされるのか分からず、メルディは不安げな視線をキールに投げかけた。
「いいから、じっとしてるんだ。…ちゅっ」
「ひうんっ!」
キールはメルディの股間に顔を埋め、ついばむようなキスを秘唇に与える。
メルディは小さな叫びを上げ、身体をビクンと震わせた。
- 502 名前:サザム :03/03/17 10:50 ID:r3IlHO+a
- 「メルディ、いい子だ…。んっ、ちゅぷっ、ぴちゅ…」
「やっ、ふっ、だめなっ! キール、そこ、おしっこする、ところなっ…! きっ、汚いよっ…!」
キールは、花弁の下端から豆のような突起まで、何度も撫でるように舌で舐め上げる。
メルディは、キールの舌が引き出す快感に身体を跳ねさせながらも、その行為を咎めた。
「んっ…。そんな事無いさ…っちゅっ。メルディのここ、綺麗だよ…んんんっ…」
キールはそう言いながら、固くした舌先で、メルディのしこった突起をくりくりと弄ぶ。
「やあぁっ! だっ、だめ、なっ…。んっ、きたない、よぉ…、だめだよぉ…」
うなされたような言葉とはうらはらに、メルディの身体は確実に悦びに支配されていった。
「んっ、どうだメルディ…? 自分でした時より、気持ちいいか…?」
「ああぁっ、だめっ! ふぁっ、メルディ、あたま、ふわふわしてっ、んっ、わかんないよぉっ…!」
舌で突起をいじりながら、キールは花弁の入り口に中指を当て、細かく左右に揺する。
圧倒的な快感に、メルディは激しく頭を振りながら、キールの頭を抱え込んだ。
◇ ◇ ◇
「っぱぁっ! ふぅ、もうこの位でいいかな…」
十分にメルディの準備を整えると、キールは顔を上げ、あごに垂れたメルディの蜜を手の甲で拭った。
「ふぁ…あ…。キール、もう終わりか…?」
すでに目の焦点を失ったメルディは、どこか名残惜しい様子でキールに問いかける。
そんなメルディに、キールはローブの裾をたくし上げながら答えた。
「いいや、これからが本番だ。少し痛いかも知れないが、我慢するんだぞ」
「…ふぇ?」
- 503 名前:サザム :03/03/17 10:51 ID:r3IlHO+a
- キールは自分の下着を足首まで引き下ろし、赤黒く充血した巨大なモノを取り出した。
しかし、先程までの愛撫で半分失神しているメルディの目には、その姿が写らない。
キールは、脱力して大きく開かれたメルディの足の間に、自分の腰を割り込ませた。
「じゃあ、入れるぞ…」
「な、何するか…?」
状況を把握できないでいるメルディの入り口を軽く指で開き、キールは己の先端の狙いを定める。
そして、メルディの中に侵入する為、ぐっと腰に力を入れる。
だが、十分に濡らしたはずのメルディの中は、先端が半ばも入らないうちに、強い抵抗を示した。
「いっ…痛あいっ!!」
それと同時に、メルディの口から、鋭い苦痛の叫びが漏れた。
反射的に逃げようとするが、背後の木が邪魔をして、それ以上後ろに動けない。
「メルディ、ごめん、ちょっとだけ我慢してくれ…」
そう言いながら、キールはグッ、グッと腰を前に出そうとする。
けれど、メルディの狭い入り口は、頑ななまでにキールの侵入を拒んだ。
「痛い痛い痛いっ! キール、やめるよっ! メルディがお腹、裂けちゃうよっ!」
「うわっぷ! ちょ、ちょっとメルディ、暴れるなってば…!」
メルディはじたばたと足を暴れさせながら、キールの頭をポカポカと殴った。
メルディの拳は大して痛い訳では無いが、こうも嫌がられては、とても続けられない。
何度か挿入を試みた後で、キールはすごすごと腰を引いた。
「ひどいよキール…。どうしてメルディが事、いじめるか…?」
- 504 名前:サザム :03/03/17 10:52 ID:r3IlHO+a
- 「いっ、いや、別に苛めた訳では無いんだが…」
気まずげに言い訳するが、両の拳を口元に当て、うるうると瞳を濡らすメルディの様子に、語尾が小さくなる。
これほど痛がるとは思っていなかったキールは、途方にくれた様子でメルディに問いかけた。
「メルディ、こうしないと収まらないんだが…。少しだけ、我慢できないか?」
「でもでもっ、無理だよっ…! メルディ、壊れちゃうよぉ…」
指すら入れた事のないメルディの秘所には、キールの大きなモノは荷が重いらしい。
処女の相手をするのは初めてなキールにとって、この状況は複雑な方程式よりも難解な問題だった。
「うぅん、どうしたものか…」
「キール、どうしてもしなきゃ駄目か? しなくちゃ、メルディ治らないか?」
メルディは、注射を怖がる子供のような様子で、ぐずぐずと顔を歪める。
こんな顔をするメルディを、無理やり押さえ込んで襲うことなど、気弱なキールに出来る訳がない。
しかし、キールの昂りは、すでに我慢の限界まで張り詰めている。
「…そうだ!」
しばらく考えた末に、キールはお互いの熱を鎮め、メルディに痛みを与えない方法を思いついた。
少し萎えかけたモノを、再びメルディの秘所へ近づける。
メルディは、また痛い事をされると思い、慌てて叫んだ。
「やだやだやだっ! キール、もう痛いのヤダよっ!」
「…大丈夫だよ。今度は、痛くしないから…」
キールは優しく答えながら、怒張の先端ではなく、幹の部分をメルディの入り口に押し当てる。
そして、怒張の腹でメルディの花弁を擦るように、ぐいっと腰を動かした。
- 505 名前:サザム :03/03/17 10:53 ID:r3IlHO+a
- 「あっ…!?」
「ほら。痛くないだろう…?」
舌よりも熱くて硬い肉棒に敏感な部分を擦られて、メルディは驚いたような声を上げる。
緊張の解けたメルディの身体の上で、キールはゆったりと腰を使い出した。
「あっ、なっ、なに、これっ…。キールぅ、メルディがそこ、じんじんして…、んんっ!」
メルディの濡れ切った花弁は、優しく咥えるように、キールの怒張の幹にまとわりつく。
先端から漏れた先走りと、秘所から溢れる快楽の雫が、二人の間で混じり合う。
キールが腰を前後に揺する内に、メルディの意識は熱い疼きに支配されていった。
「んっ、くっ、ふっ…」
「だめぇ、だめな、キール…。そんなに、ぐりぐり、されちゃ…、やあっ!」
キールは、怒張をメルディの恥骨に押し付けるようにして、腰を左右に細かく振った。
敏感な場所をごりごりと刺激され、メルディは甘い喘ぎを上げる。
花弁の正面に来ると、くきゅっとキールの幹の腹が半ばまでめり込み、奥まで快感が走る。
一人遊びでは到達した事の無い快感の高みに、メルディは我を忘れていった。
「メルディ…、こっちに来るんだ」
「えっ!? なっ、何かっ!?」
自身も昂ってきたキールは、メルディの腰を掴むと、膝でずりずりと後じさった。
快楽に溺れたメルディは、されるがままに身体を引きずられる。
メルディのワンピースが更にめくれ上がり、胸の辺りまでが露わになった。
仰向けに寝そべる体勢を取らせると、キールはメルディの両足を脇に抱え込む。
- 506 名前:サザム :03/03/17 10:54 ID:r3IlHO+a
- そして、両手でメルディの太腿を閉じさせ、内股で自分のモノを挟ませる。
そのまま、僅かに開いた隙間に突き入れるように、激しく腰を前後に振った。
「くっ…、んっ、んっ、んっ!」
「ひうんっ! やっ、だっ、これっ、すごいよっ…!」
キールが腰を入れる度に、先端が最も敏感な肉芽をかすめ、メルディは悦楽に震えた。
持ち上げられた爪先がビクビクと痙攣し、メルディの官能を表現する。
素肌の背中をちくちくと刺す下草の感触さえ、今のメルディには心地良かった。
「メルディ、可愛いよ…」
キールは、メルディのブラの下に手を伸ばし、その下の柔らかな素肌に指を這わせた。
腰の動きに合わせ、もにゅもにゅと両の乳房を揉みしだきながら、太腿に舌を伸ばす。
「だめ…っ! あっちも、こっちも、されたらっ、メルディ、わけっ、わかんなく、なるよっ…!」
余りの快感に、メルディは途切れ途切れの声を漏らした。
しかし、言葉とうらはらに、メルディは太腿でキールのモノを締め付け、僅かに腰まで使い出す。
それは稚拙な動きではあったが、キールの衝動を高めるには十分である。
キールは、メルディの動きに力を得たように、更に腰の動きを早めていった。
「あっ、キールっ、メルディ、なにか来るよっ…。怖いよ、キールぅ…」
メルディは、間近に迫った絶頂の予感に脅え、キールの首に両手を廻した。
キールの頭を引き寄せるように力を込め、ぎゅっと目を瞑る。
「怖い事なんてないさ…。そのまま、その感覚に身を任せるんだ…」
「だめなっ、怖いよっ、キール、キールぅ…」
- 507 名前:サザム :03/03/17 10:55 ID:r3IlHO+a
- 縋るように自分の名を呼ぶメルディへの愛しさに、キールの快感も一気に絶頂へと登りつめる。
メルディの耳元に顔を寄せ、最後の一押しを求めて小刻みに腰を振った。
「うくっ、いっ、いくぞ、メルディっ…!」
「だめなっ、来るっ、来ちゃうよっ、キールっ…!」
互いの名を呼び合いながら、二人はガクガクと身体を震わせる。
「うっ、うあっ…!!」
「だめえぇぇっ!!」
キールが低くうめくのと同時に、メルディは爪先をピィンと突っ張った。
絶頂に反り返るメルディの腹部に、キールの快楽の証が撒き散らされる。
褐色の肌の上に、白濁の液が鮮やかなコントラストを添えた。
「ふぁっ…、これ、何か…?」
メルディは、腹の上に飛んだ一滴を指先で拭い、そのまま口に含む。
「んっ…。なんだか、変な味するよ…」
そして、放心した状態のまま、キールの精液を飲み下した。
◇ ◇ ◇
「おっはようなー、みんな!」
「おっ、メルディ、今日はやけに元気だな」
「はいなっ! メルディ、今朝は元気もりもりなっ!」
しばらく見ていなかったメルディの満面の笑みに、リッドは意外そうな顔をした。
ここしばらく様子がおかしかったのが、今日はいきなり以前通りの調子に戻っている。
- 508 名前:サザム :03/03/17 10:56 ID:r3IlHO+a
- 無理に問い詰めるのもまずいと思っていたリッドは、安心しつつも、急な変わりように驚いていた。
「どうやら、心配いらなかったみたいだな。…もしかして、夕べ何かあったのか?」
そう尋ねると、リッドの横にいたキールが、ビクンと肩を震わせる。
そんなキールの反応を気にも留めず、聞かれたメルディの方は、晴れやかな笑顔で頷いた。
「はいな! メルディ、夕べキールに…」
「わー! わー! わーっ!!」
「うわっ!? 何だよキール、急にでっかい声出して?」
メルディが言いかけた途端、キールは大声で叫びながら、慌ててメルディの口を塞ぐ。
リッドは耳を押さえながら、いぶかしげにキールを横目で見やった。
「なななっ、何でもないっ! そ、そうだメルディ、大晶霊の入れ替えについて、大事な話があるっ!
じゃあ、そう言う訳で、失礼するぞ、リッド!」
「まみまっ? みーむ、まみむむま?」
「あっ、そ、そう…」
キールはメルディの口を押さえたまま、ずりずりと引きずるようにして森の中に入っていく。
リッドはその様子を、あっけにとられて見送った。
「…なぁ、ファラ。キールの奴、どうしたんだと思う?」
しばらくして、リッドは朝食の準備をしているファラに、そう問いかけた。
「ふふふっ、さぁねー。きっと、『二人だけの秘密』ってやつなんじゃない?」
ファラは、まるで何もかも分かったような顔をして、リッドの質問を受け流した。
「がっはははは! リッドおめぇ、ありゃあ、アレよ。アレを、アレしたってコトよ!」
フォッグはいつもの調子で、リッドにはさっぱり分からない事を言いながら、豪快に笑う。
- 509 名前:サザム :03/03/17 10:58 ID:r3IlHO+a
- 「まったくもう、こんな朝っぱらから…。お二人とも、不潔ですっ!」
チャットは、顔を赤らめながら、不快そうに顔をしかめる。
「…はぁ???」
仲間達のリアクションが理解できず、リッドは一人、首を傾げていた。
一方、約一名以外にはもろバレしているとは知る由も無いキールは、森の中で荒い息をついていた。
やっとキールの手から解放されたメルディは、きょとんとした顔で、そんなキールに声を掛けた。
「キール、何をそんなに慌ててるか?」
「何を、じゃ無くて! 夕べの事は、みんなには秘密にしろと言っただろう!?」
キールがそう言うと、メルディは思い出したように、ポンと両手を合わせて微笑んだ。
「ああ、すっかり忘れてたよ! メルディ、うっかりさんな♪」
「忘れるなっ!!!」
キールは力の限り怒鳴ると、ずるずると地面に腰を降ろした。
(ああ、どうして僕は、こんな奴に惹かれてしまったんだ…)
キールが自分の気持ちに疑問を抱いていると、頭の上からメルディの甘えるような声が降ってきた。
「それよりキールぅ。今夜も、メルディに気持ちイイこと、してな?」
「え゛…?」
メルディの可憐な笑みに、キールは抵抗する術を知らない。
どうやら、キールの受難は、これからが本番のようであった。
〜END〜
- 510 名前:サザム :03/03/17 11:06 ID:r3IlHO+a
- …っつーことで、今回は素股までって事にしちゃいました。
どーもメルディって、そーゆー知識が無さそうに感じたので。
次は、リッドとファラのちょっと変則的なヤツを予定。そろそろネタが尽きてきたような気が…。
おまけに、FFX−2も買っちゃったし…。ちょっと遅くなるかも知れませんが、気長に待っていただけると嬉しいな、とか。
ヴァルクさん、チャットねた、コソーリとキボンヌしときます。でも同士少なそう…。
- 511 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/17 11:51 ID:tguPyGCc
- てかサザム様アレですか?
>処女の相手をするのは初めてなキール
これはアレですか?
- 512 名前:ヴァルク :03/03/17 12:51 ID:cSJqphrG
- サザム様キタ━━━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━━━ッ!!!!!!
もう最っ高です!!めちゃめちゃイイ(・∀・)!です!!!
ハァハァ、いやいやいやいや、興奮状態で訳が分からなくなってますが(藁、やはりサザム様にはかないませんなぁ…。
それに、私の拙作までほめていただいて。光栄の極みです。m(_ _)m
気になった点が一つ。
キールはあんなプレイをどこで覚えてきたんだ?と。(爆
んでは、チャットネタを気合い入れて書きたいと思います。大体のネタはうかんでるので早ければ今週中にでもうpできるかと。長々と失礼しますた。m(_ _)m
- 513 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/17 13:32 ID:OTCfJ+oB
- サザムたん最高!
いやー、やっぱり細やかでいいですキタ━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━!!!!
もしよろしければですが、物語初期の設定でキール×ファラお願いできませんか…?(ビクビク
メルディと出会って間もない頃あたりなんかで。
密かに大好きなんですよー。
- 514 名前:丼兵衛 :03/03/17 21:38 ID:P7GyA7rZ
- サザム殿キタ―――!!
キールたんがちょっと鬼畜が入っていたのでハラハラしましたが、
意外な方法で…優しいお人です。
私も(やっと)TOD2を買った事もあるのでうpが遅れると思います。
ネタ出しに苦労するカプという事もありますが…(爆
- 515 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/18 02:00 ID:YgNqChjm
- >>511
それはアレだ。
探偵少女とか、探偵少女とか、探偵少女とかだろ?
- 516 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/18 10:06 ID:6YHr9N9y
- >515
探偵少女って可能性もあるね。
- 517 名前:サザム :03/03/18 15:38 ID:G2Kd1/DZ
- 513さん、キール×ファラ了解しまつた。(直リクに弱い私……)
キール3連発もアレなんで、リッド×ファラの後でもいいですか?
- 518 名前:ヴァルク :03/03/18 18:29 ID:lw0XdSpw
- チャットネタもう少しで書きあがりますので、数少ない同士の方々
今しばらくお待ちを。
少し短いかもしれませぬがご容赦。
- 519 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/18 20:28 ID:EJSFMsaz
- サザムさんは相変わらず元キャラの掴み方が上手いなあ
- 520 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/20 19:24 ID:RrXzxIJt
- 吉野萌えさんはまだか…?
ずっと待ってるんだが
- 521 名前:ヴァルク :03/03/22 12:41 ID:7ue0HjHL
- お待たせいたしました。リッド×チャットうpします。
マターリとお楽しみ下さい。
チャット達はある町の港に来ていた。
戦闘で消耗したアイテムや食材の補充のためだ。
しばらく海ばかりで船での生活が長かったため、陸は久しぶりだった。チャット達は船から降り、これからの行動について話していた。
「これからどうします?」
「んー、まず買いだしをして、それからは各自自由行動ってことで。いい?」
「うん、そうしましょう」
「それじゃチャット、買い出しは任せていい?」
「はい。お任せください!」
チャット達は思い思いに町に繰り出していった。
「さーて、早くすませてバンエルティア号の整備をしなくっちゃ」
誰よりも船を愛する彼女は、一刻も早く整備にとりかかろうと道具屋に急いだ。
「いらっしゃい。何にするかね?」
チャットはポケットにしまっておいたメモ帳を取り出して言った。
「えーと、アップルグミ5つと、オレンジグミ7つと、パナシーアボトル4つ下さい」
「あいよ。坊ちゃん偉いねぇ。お使いかい?」
「なっ……、ボクは子供じゃありません!それに、ボクは坊ちゃんでもありません!」
道具屋のオヤジの言葉に腹をたてたチャットは語気を強くして言った
- 522 名前:ヴァルク :03/03/22 12:47 ID:FZVwEJkH
- 「おっと、こいつは失礼。お詫びにグミおまけするから気を悪くせんでくれ」
道具屋のオヤジはそう言うと、グミをチャットが言ったより多く出した。
チャットは言った分のアイテムの代金を支払うと、さっさと道具屋を出てしまった。
(まったく、フォッグさんといい、さっきのおじさんといい、どうしてボクを「坊ちゃん」って呼ぶんでしょうか!)
チャットはさきほどの言葉をかなり気にしていたようで、買い出しが終わって船に戻っても整備をする気になれず、ただそんなことを考えていた。
チャットは確かにボーイッシュな格好をしているし、顔も男とも女ともとれる中性的な顔なので、一目みただけでは男と勘違いされることが多かった。
(しかし、以前はこんなに気にしなかったはず……。何故でしょう?)
チャットが悩んでいると、町の散策から帰ってきたリッドが声をかけてきた。
「よう、チャット。買い物はちゃんとできたか?」
「ええ、できましたよ。ボクは子供じゃないんですから」
と、少々荒っぽい答えが帰ってきたのでリッドはどうしたのかと思い、チャットに尋ねた。
「町でなんかあったのか?機嫌悪いみたいだけど」
- 523 名前:ヴァルク :03/03/22 12:49 ID:hcn6+1AL
- チャットは不機嫌そうに答えた。
「道具屋のおじさんにぼっちゃんって言われたんです。おまけにお使いかい?ですよ!?」
「ははっ、そりゃ怒るだろうな。」
「笑い事じゃありません!」
チャットはリッドの言葉にことさら腹をたてた。
自分にとっては重大な問題だというのに、リッドに笑ってすまされてしまった。
チャットがリッドを睨むようにように見ていると、リッドはさすがに悪い気がして、彼女に謝った。
「ああ、わりぃわりぃ。でもよ、お前を一目見ただけで女だってわかる奴はそういないと思うぜ?」
「リッドさんそれ、どういう意味ですか……?」
チャットが呆れていると、ファラが話に入ってきた。
「どうしたの?二人ともそんなところで。」
「聞いて下さいよ……。」
とチャットが話し始めると、ファラも何があったのかと真剣に話を聞いていた。
「道具屋のおじさんに男に勘違いされた上、子供扱いされてしまって……。」
「うわ、最悪ね。可哀想に……。」と、ファラがチャットに同情するように言った。
「ファラさん、ボクは、どうしたら女らしくなれるんでしょう…」
「簡単だよ。おしゃれをすればいいじゃない」
「…おしゃれ、ですか?」
- 524 名前:ヴァルク :03/03/22 12:51 ID:V1J7hBdD
- 「そうだよ。ちゃんとおしゃれすれば女の子らしく見えると思うよ」
「そうですか……。」
「あと、もう少し髪をのばせばより女の子らしくなると思う」
チャットはファラのアドバイスで元気を取り戻した、かにみえたが、チャットは言った。
「でも、おしゃれな服とか持ってないですし……。」
「大丈夫。私のを貸してあげるから。ね?」
「はい…。」
どうも府に落ちないといった様子でチャットは答えた。
「すみません、考え事したいのでこれで…。」
チャットはふらふらと自室に戻っていった。
ファラは彼女を心配していたが、リッドはじきに出てくると言って、ファラを引き止めた。
チャットが部屋に戻った頃、キールとメルディが帰ってきた。
「リッド達も戻ってきてたのか」
「ああ。だが、船出は遅れそうだぜ」
「なんでか?」
「チャットの奴が落ち込んでてさ、船を出すどころじゃねえんだ」
リッドは事情を説明した。
それを聞いたキール達は、それでは仕方がないとチャットが戻ってくるのを待った。
だが、いくら待ってもチャットはでてこない。メルディやファラが声をかけても返事がない。仕様がないのでリッド達はそれぞれの自室に戻っていった。
- 525 名前:ヴァルク :03/03/22 12:54 ID:hcn6+1AL
- その頃、チャットは自室のベッドに体を投げ出していた。
(ボクはどうしたらいいんでしょう…。ファラさんはああ言ってましたけど…。)
自分が本当に女らしくなれるのだろうか、笑われたりしないか、など彼女は真剣に悩んでいた。
そのとき、彼女の脳裏にある考えがうかんだ。
だが、それを実行しても本当にいいのか、と自分に問いかけた。
覚悟はできているつもりだ、迷うことはない、と彼女は自分の考えを実行すべくベッドから身を起こした。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
夜も更けた頃、チャットは自室を出て仲間の部屋の前に来ていた。
「ある考え」を実行するためだ。
部屋をコンコン、とノックし、返事がくるのを待った。
彼女がノックしたのはリッドの部屋だった。
(リッドさん、まだ起きてるかな…。)
不安に思いながら待っていると、部屋のドアが開いた。
「チャット?!こんな時間にどうしたんだ?」
「ちょっと、おじゃましてもいいですか?…話があるんです」
「ああ、いいぜ。」
リッドは突然の訪問者に驚きながらも、彼女の話を聞くことにした。
「で、話って?」
「昼間のことで、みなさんにご迷惑をおかけしたので…。」
- 526 名前:ヴァルク :03/03/22 12:58 ID:NYZUyHMH
- 「ああ、あれなら気にすんな。誰も迷惑だなんて思ってねえよ」
「それならいいんですけど…。」
チャットは仲間に迷惑をかけていないかと心配だったが、リッドの言葉を聞いて安心した。
「わざわざこんなこと言いにきたのか?」
「いえ、リッドさんにお願いがあってきたんです」
「お願い?ああ、俺にできることなら協力するぜ」
チャットは思いきって言った。
「……いて……さい」
「ん?」
「抱いて下さい…。ボクを女にして欲しいんです」
「おっ、おいチャット!?」
思ってもみなかった彼女の発言にリッドは戸惑った。
「そっ、それは意味が違うんじゃないか?」
「外見だけ女の子らしくなっても意味が無いんです。内面からも女らしくならないと…。」
リッドはますます困惑した。どうやら彼女は本気らしい。ここで拒絶したら彼女は傷つくだろう、と思ったリッドは言った。
「…本当に、いいんだな?」
「はい。覚悟は、できてるつもりですから…。」
そういうとチャットは上着を脱ぎ捨てた。
肌着も脱ごうとすると、リッドが言った。
「そこからは、俺が脱がしていいか?」
「えっ…?」
今度はリッドの言葉にチャットが戸惑ってしまうのだった。
- 527 名前:ヴァルク :03/03/22 13:01 ID:xqlmg8hP
- 「恥ずかしいです…。他人に脱がしてもらうなんて…。」
「こういうときは男が脱がすものなんだぜ」
チャットは意外そうに言った。
「そうなんですか?」
「…ああ。」
少し気恥ずかしそうにする彼女だったが、肌着を脱ごうとしていた手を降ろした。
リッドが肌着を脱がすと、そこには膨らみ始めたばかりのようなかわいい乳房があった。パンツ一枚になったチャットをベッドに押し倒し、キスをした。
「んっ…、んん…」
チャットはリッドにされるがまま、唇をあわせた。
実際にこういうことをしてみると、どうしていいか分からなくなってしまうチャットは、リッドに身を任せていた。
リッドはうっすらと開いていた唇に舌を差し入れた。
「んんっ、んふ、ん…。」
舌をからませ、ゆっくりと口腔内を刺激していく。
唇を離すと、つうっ、と二人の間に透明な糸が。
「ふあっ、ふう…。キスって、こんなに…」
チャットはうわごとのように言った。
続けてリッドは胸をまさぐった。
「あっ…。」
チャットはリッドの手に自分の両手をあてた。
「チャット…?」
「ボク、胸小さいから…。」
蚊の鳴くような声で言うと、リッドは首を振って答えた。
- 528 名前:ヴァルク :03/03/22 13:03 ID:G5VIjERz
- 「気にしてるのか?…チャットの胸、かわいいぜ」
そう言うとリッドは乳房の愛撫を再開した。
「んっ、はあっ…。」
リッドに触れられる度、チャットの身体がピクン、と反応する。感じている証拠だ。
愛撫を続けつつ、リッドはチャットの乳首に口づけた。
「あっ、うんっ…。ふあぁ…。」
チャットの声が次第に大きくなる。リッドは徐々に愛撫を激しくしていった。
「あぁっ、はっ…、リッドさん…。」
乳房の愛撫だけで大分感じてしまっていたチャットは、甘い声をあげた。
そろそろいいだろう、とリッドはチャットの下腹部に手をのばした。
布越しに触れると、割れ目のあたりにシミができているのが分かった。
「あっ、そこは…。」
「嫌か?」
「いえ…、少しびっくりしただけです」
「脱がしていいよな?もうこんなにしてるし」
「…はい」
リッドがチャットの薄布を脱がすと、そこには無毛の割れ目があった。チャットは自分の秘部を見られていると思うと恥ずかしくてたまらなかった。
リッドがつるつるのソコに触ると、ぬるりとした液体がわき出てきた。
「ひゃんっ、ふぁっ、あぁんっ」
チャットの嬌声が部屋に響きわたる。
- 529 名前:ヴァルク :03/03/22 13:06 ID:G5VIjERz
- 「ボク、ボク…おかしいです…。体が、熱くて…、とろけてしまいそう…。」
ささやくような声でチャットが言う。
リッドはチャットの淫裂に顔を近づけ、ちゅっ、とそこに口づけた。
「やあっ、そんな、とこ…なめないで下さいっ…」
「そう言ってる割には、感じてるんじゃないか?」
リッドはそう言うとちゅっ、ちゅっとソコを吸い、ぴちゃぴちゃとわざと音をたててソコをなめた。
「やっ、リッド、さ…やめっ、はあぁっ!」
すごく恥ずかしいのに身体が感じてしまって、もうチャットには快感に抗う術は残っていなかった。
「ボク、もう、おかしくなってしまいそう…」
リッドももうたまらなかった。
リッドの剛直ははちきれんばかりに勃起し、チャットを欲しがっていた。
「チャット、いくぞ…」
「…はい。」
彼女にも性交の知識は多少あったので、これから何をされるのかはわかっていた。
だがやはり、そこは初めての彼女である。怖くないわけがない。その怖さをなんとか抑え、リッドを受け入れようとする彼女だった。
リッドは自分自身をチャットの秘唇にもっていき、挿入しようとしたが、そこはリッドの侵入をなかなか受け入れなかった。
- 530 名前:ヴァルク :03/03/22 13:08 ID:HxWL8yGc
- 「痛っ、痛いです…」
「我慢してくれ…最初は誰でも痛いんだ」
リッドは励ますように言いながら挿入を続けた。
「あ、ぐ…」
だがチャットは痛がるばかりである。
リッドは一気に突き入れた。
「あくっ、はあぁぁぁぁっ!」
激痛にチャットが悲鳴をあげる。
「わりっ、痛かっただろっ…?」
「いえっ、大丈夫っ、です…」
「動くぞ」
痛がりながらも大丈夫と言ったチャットの健気さに心打たれながら、リッドは律動を開始した。
チャットの膣内は驚くほどきつく、リッドのモノを食いちぎらんばかりにしめつけてきた。
小刻みに動いただけで快楽の波が押し寄せてくる。
「くっ、うっ…。」
「ふぁっ、あくっ、はあぁんっ!」
このままではすぐに果ててしまう、と思ったリッドは動くのを中断した。
「リッドさん…?」
「このままじゃ、俺がおわっちまう…。」
「遠慮しなくて、いいですからっ、気持ちよくなって下さい…っ」
そう言われたリッドは激しく動いた。すぐに射精衝動がリッドを襲う。
「…っ…チャットっ、いくぞ…」
「はいっ…」
そう言うが早いか、リッドはチャットの中にすべてを放った。
- 531 名前:ヴァルク :03/03/22 13:11 ID:7ue0HjHL
- そして翌朝。
「おはようございます。皆さん」
チャットは気落ちしていた昨日が嘘のように元気よく挨拶した。
「あ、チャット!おはような〜」
メルディも元気よく答えた。
「もう悩みは解決したみたいだな」
キールが安心したように言った。
ファラはリッドとチャットを交互に見ながら何やら考えていた。
「ど、どうしたんですか?ファラさん」
「ん?別に何でもないよ。昨日リッドの部屋からチャットの声と物音がしたのはなんでかな、って考えてただけだから」
ギクッ、とするリッドとチャット。ファラはわざとらしくリッドに聞いた。
「何でだと思う?リッド」
「さ、さぁな…。お前の気のせいじゃないか…?」
場が殺伐とするなか、チャットは明るく言った。
「さ、早く朝ご飯をすませて出発しましょう。ね、メルディさん?」
「はいな!ご飯ご飯〜」
むっとするファラを後目に、チャット達は朝食の準備を始めた。
(昨日のこと、ボクは一生忘れません…)
…チャット達の旅はまだまだ続く。
〜fin〜
- 532 名前:ヴァルク :03/03/22 13:20 ID:FZVwEJkH
- さて、いかがでしたでしょうか。
リッド×チャットはお楽しみ頂けましたでしょうか。短くなるかも、とか書いといて前回より長くなってしまった罠…。
3日も待たせてしまったし…。
さて、次回作ですが、D2の後日談的な話をやろうかと。
読んでいただきました皆様、有り難うございました。
m(_ _)m
- 533 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/22 13:28 ID:HxWL8yGc
- 保守age
- 534 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/22 14:17 ID:gVK8wYko
- この後のリッドの運命を考えると
ガクガクブルブル
- 535 名前:丼兵衛 :03/03/22 14:51 ID:iVozRZJz
- ヴァルク殿キタ―――!!
直接行為に出るとは…チャットたん、思いきりが良過ぎです。
D2といえば、「穴子君」の噂は方々で聞いていたのでなるほどと思ったのですが
同様な例としては、エルレインたんはさしずめ「クシャナ殿下」と…(爆
フィリア×コングマンは予想通り難航しておりますので、暫し猶予の程を…(汗
- 536 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/22 17:02 ID:SX0vY5vQ
- 久々に来たら、新たな神ヴァルクさん降臨ですか!?
なりきり2キター!!と大騒ぎであります。
>>481
松竹絵サイコーぢゃないか!!
メルたんディオたんハァハァ…(藁
- 537 名前:ヴァルク :03/03/22 19:29 ID:HxWL8yGc
- >>536
つい先日SS書きになったばかりなので、まだ神と呼べるレベルかどうか分かりませんが、そう言って頂けるなら光栄です。
これからもがんばるのでよろしくです。m(_ _)m
- 538 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/22 19:47 ID:jUope8Lw
- イイヨイイヨー!(゚∀゚)
チャット好きの漏れにはタマラン!!
彼女はあと5年もすれば禿しく美人になりそう
- 539 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/23 06:56 ID:9kgoD6zP
- チャットは葡萄酒のような子だから(w
ヴァルク殿、乙カレーでした。
ヨカタ(・∀・)
- 540 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/23 21:09 ID:P2sc1z7i
- ヴァルクさんキタァァァァァァ(゚∀゚)ァァ( ゚∀)ァァ( ゚)ァァ( )ァァ(` )ハァ(Д`)ハァ(;´Д`)ハァハァ
チャットが禿しく可愛い…萌え。
そんな神の後で恐縮ですが、TOP クレス×ミントをうpさせていただきます。
某歴史小説の大家が書かれた作品のネタを一部参考にさせていただきましたが、一部であって話の広げ方は
ずいぶん違ってます。
また、スカ(略…ではありませんが、ほんのちょっと雰囲気が似ている描写が出てきます。
お嫌いな方はスルーしてください。
- 541 名前:540 :03/03/23 21:09 ID:P2sc1z7i
- 「でえりゃあっ!!」
どこまでも続く柔らかい緑色の草原にクレスの叫びが響いた。
強烈な斬撃をまともに受けたモンスターがもんどりうって倒れる。
返す刀で左方からの攻撃をはじき、払う。
「クレス!!下がれ!!」
後ろでクラースが叫んだ。
隣ではアーチェが呪印を結んでおり、二人とも魔力が限界まで高まった事を示すオーラの輝きを纏っている。
「はいっ!!」
その姿を確認したクレスは獅子戦哮でモンスターを一箇所に押し返すと後方に飛び退る。
そして次の瞬間。
「いっけえーっ!!エクスプロード!!!」
「来い、アスカ!!!」
二人に呼び出された強大な爆発と眩い光をまとった霊鳥が、一斉に敵に襲い掛かった。
「クレスさんお疲れ様でした。…あっ、腕に傷が…」
「ああ、これくらい大丈夫だよ。ミントこそ少し休みなよ」
「私は皆さんに守っていただきましたから大丈夫です。…すみません、何のお役にも立てず…」
「何言ってるんだよ、ミントがいるから皆安心して戦えるんだよ?」
「そんな…クレスさんが敵を引き付けて下さってるから私たちが詠唱に集中できるのであって…(ぽっ)」
- 542 名前:540 :03/03/23 21:09 ID:P2sc1z7i
- そんなやり取りをしているミントとクレスの姿をやや離れたところで眺めながら、アーチ\ェが呟いた。
「…あーいかわらず、いちゃついてるわねえ。」
側でチェスター達ものほほんと会話している。
「見ろよ、周囲にハートが飛び散ってるぜえ」
「まったく、若いってのはいいねえ」
「…くすっ」
このままいけば普段どおりの光景、で終わる筈、だった。
…かさっ。
相変わらず二人の世界が出来ているその背後で、茂みが僅かに動いた。
最初に気づいたすずが叫ぶ。
「!?ミントさん、危ない!!」
はっと振り返ったミントの目に映ったのは、見た事のない毒々しい色の触手が自分に向けて伸びる姿。
「きゃあっ!?」
「ミントっ!!!」
とっさにミントを抱き寄せ、庇うように体をひねるクレス。
チェスターが矢をつがえ、射る。
苦無を放つすず。
しかし。
- 543 名前:540 :03/03/23 21:09 ID:P2sc1z7i
- 宿屋の一室。
真っ青な顔をしてベッドに横たわるクレスとその脇で泣きじゃくるミント、そして困り果てた顔の4人がいる。
「くっ…クレスさん…っ…」
「ほらぁ、余り泣かないの」
「だって…クレスさんが…ひくっ」
「とっさの事だったんだし、クレスはミントを守ろうとしたんだ。仕方ないだろ?」
「でも…ぐすっ、私が…ひっく…しっかりしていれば…」
「しかし、パナシーアボトルもアンチドートも、リカバーさえも効かないとは厄介だな」
「突然変異したローパーの一種…分泌液に含まれていた成分の構造も通常のものとは大きく異なるようです」
「変わりモンなのはいいから、毒まで変わりモンになるなっつーのなぁ」
クレスとミントを襲ったローパーはモンスター辞典を管理しているクラースでも、独自に情報を収集している
すずでも、全く見た事のない色と形状をしていた。
更に厄介なことにその毒は通常のものと違うらしく、考えられる限りの方法を試したにもかかわらず快方には
向かっていない。
回復法術といくつかの対処療法で容態を悪化させないようにするのが精一杯である。
「ねえ、ちょっと休みなよ。このままじゃミントの方が倒れちゃうよ」
「でも…私のせいで…クレスさんが…ひくっ」
「うーん、このままではまずいな…」
「…くっそー、万能薬みてーなもんでさくっと直せないのか!?」
叫ぶチェスターに、ふとすずが反応した。
- 544 名前:540 :03/03/23 21:10 ID:P2sc1z7i
- 「…そういえば忍者の里に伝わる万能薬の伝説を先日、見ました」
「えっ!!」
全員が一斉にすずを見た。
「どんなお薬なんですか!?教えてください!!」
思わずミントが詰め寄る。
「でも、ちょっと手間が…」
「今はその方法以外考えられないからな。やるしかなかろう」
「クレスを直すためならどこでも行くぜ!!」
「もち!!」
俄然やる気を見せ始めた一行だったが。
「…いえ、材料はほぼ揃ってます。ただ…」
普段ははっきりとものを言うすずが、この時ばかりは妙に口篭った。
「すずちゃんお願いです!!教えてください!!クレスさんが…クレスさんが…っ」
彼女の小さい肩を抱き、懇願するミント。
「…わかりました。ではミントさんだけにお話します」
「俺たちがいちゃダメなのか?」
「ええ…すみません」
その言葉を訝しみながらも三人が部屋に戻ったのを確認すると、すずはおもむろに話を始めた。
- 545 名前:540 :03/03/23 21:10 ID:P2sc1z7i
- 「…かつて、忍者の里ではあるものを最高の万能薬の源として珍重したそうです」
「ええ…」
「一度に少量しかとれず、また管理も大変な為常備しておけないものだそうなんですが…」
「それを、私にとってこいと?」
「はい。それを採取して、合成していただきたいと」
他の人間に言わず自分だけに告げたと言う事は、その「薬」を作成するのは自分にしかできない事なのだろう。
しかし、忍の秘伝とまで言われるものを果たして自分が作れるのだろうか…。
すずの話を聞いている内に不安を感じ、考え込むミント。
「あの、どうしても無理というのであれば、私が変わりに…」
そんな彼女の表情を見かねたすずが言いかけると、
「ミント…」
突然、クレスがうわごとを口にした。
「危ないっ…んっ…」
「クレスさん…」
(熱にうかされていても尚、自分の事を心配してくれている…。
そうだわ、クレスさんは私の事を、命を懸けて守ってくれたんですもの。
…私だって何をしてでもクレスさんを助けないと!!)
ミントは彼の青い顔を見て、決意した。
「いえ、私がやります。」
「…わかりました。では…」
- 546 名前:540 :03/03/23 21:10 ID:P2sc1z7i
- 迷いを断ち切った彼女のまっすぐな目を受けて、すずはゆっくりと話し始めた。
「……では、頑張ってくださいね。」
手順を説明し終わったすずがドアを開け、出しなに声をかけた。
ミントはベッドの傍らの椅子に固まったように腰掛けていた。
サイドテーブルの上にはいくつかの薬の瓶が置いてある。
「…」
ミントはよほど緊張しているのか、返事をしない。
「…鍵、閉めておきますね」
すずはそういうとそっとドアを閉めて外から鍵をかけ、呟いた。
「大丈夫かな…」
一方、ミントは手の中にコップを握り締め、硬い表情でうつむいていた。
何を悩んでいるのか、中の液体をひたすらじっと見つめ続けている。
しかしそうしている間にも刻一刻とクレスの体力は減っていく。
もう猶予はないのを感じたミントは、決意したように大きく息を吐き、手にしたコップの中の中身を少し
飲み下した。
『…後々の行為を楽にするための薬を入れておきます。ミントさんが飲んでくださいね…』
すずの声を思い返す。
そして少し落ち着く為にと立ち上がり、台所に行って水を飲んで戻りかけたその時。
「!?」
- 547 名前:540 :03/03/23 21:11 ID:P2sc1z7i
- 突然、身体を熱い何かが突き抜けた。
続けて全身がかっと熱を帯び、特に一部の器官が焼け付きそうなほど熱く疼きだすのが判る。
慌てて身体を少し動かした瞬間服の下で擦れた胸の突端が、大きな波を全身に伝えた。
「…あっ」
小さな声を上げてしまう。
自分でも良くわからない衝動に駆られ、服の上から胸をそっとなでてみると、それだけで背筋がぞくぞく
する程の快感を感じた。
『万能薬の源とは、女性の愛液の事らしいです』
『ですので、それを採取していただく必要があります』
書物を荷物から取り出してめくりながら、すずは言っていた。
先ほど飲んだコップの中身は蜜を摂るための媚薬だったのだろう。
断片的な知識を思い返しながら、ぎゅっと自身の肩を抱きしめて堪えようとしてみる。
しかし、下半身を中心とした疼きは一瞬の絶え間もなくじんじんとミントを苛む。
(こんな気分…今まで感じたことありません…)
知識としての快楽なら知らない事もないが実際に体験した訳ではない。
それゆえに初めて体験する強い快感の波にあっけなく飲み込まれそうになる。
しかし、懸命に堪えながらミントは立ち上がって、少しづつ歩き始めた。
「…んっ、はあっ」
一歩歩くごとに下半身を中心に大きな快楽が襲い、膝が折れそうになる。
それを必死で堪えてベッド側に立つと、震える手ですずの指示どおり服を脱いだ。
- 548 名前:540 :03/03/23 21:11 ID:P2sc1z7i
- 『多分服を汚してしまうので、脱いでしまった方がいいかもしれません。』
すぐにほんのりと桜色に染まった肌が露わになる。
柔らかな曲線を描く胸、折れそうに細い腰、そしてさほど大きくはないものの弾力に富む尻。
そして足の付け根にある金色の茂みからは、透明な液が滴り、太腿をも濡らし始めている。
『この書物には液の温度が体温以上になっても以下になっても薬効が低下してしまうと書いてあります。
対象は未知の毒ですし、万能薬の効果を最大限に生かしても効くかどうかは不明です。
ですから、効果が下がるような方法はできるだけ避けて戴ければと思います…』
そんな会話を思い返しながらミントはベッドに腰掛け、足を大きく開いた。
(だからって、こんな恥ずかしい方法をとらなくても…)
誰にも見られていないと言う事はわかっているが、それでも激しい羞恥心で消えてしまいそうになる。
透けるような金に縁取られたそこは既に太腿まで濡れぼそり、誰も触れた事のない蜜壷の深部から透明な液を
溢れさせていた。
最深部の位置を確かめるため澄んだピンク色の秘唇を探ると、敏感に反応した身体が大きく跳ねる。
「あっ…あんっ!!」
指や掌が触れる度に強い快感が脳を襲う上、蜜で指が滑ってしまって上手く位置を探れない。
「やっ…あっ…はあんっ」
そうしている内にどんどん蜜は溢れて布団さえも淡く濡らし、くちゅっ…ぴちゃっ…ちゅくっという淫猥な
水音が部屋に響く。
彼女の背中はクレスの腹に預けるような形になっている為、いつ彼に気づかれるかと思うといてもたっても
いられず、その焦りがまた指をあらぬ方向に導く。
- 549 名前:540 :03/03/23 21:11 ID:P2sc1z7i
- ようやく蜜壷の位置と深さを確認するころには強い快感と精神的疲労でぐったりとなってしまっていた。
「んんっ…はあ……あ…っ」
荒い息をつきながら、小瓶を手に取る。
先端が細く伸び、イチジクのような形をしている。
『この瓶の中の薬液を…そこに入れて、よく混ぜてくださいね』
すずの言葉どおり、蜜壷に小瓶の細長い口を差込み、瓶を逆さにする。。
こぽ…こぽという微かな音と共にその桃色の液体はミントの中に流し込まれた。
と、そこでミントは一つの疑問にあたった。
(かき混ぜるとは…どうすればいいのでしょう…)
既に彼女の思考は快楽にかき回され、正常な判断ができなくなっている。
(そうだわ…)
ミントは自らの白い指を差し込むと、ゆっくりとかき回し始めた。
「ああっ…はあんっ…んくうっ!!」
狭い入り口を指がかき回すたび、更に大きな快感が彼女を襲う。
その波に揉まれるあまりつい指を大きくかき回すように動かし、反応して大きく身体を反らしてしまう。
「はあっ…ああんっ…んくっ!!」
こぽっ。
やがて溢れ出した蜜と共に薬液がこぼれた。
「!!いけないっ!!」
はっと我に返ったミントはあわてて足を閉じ、付け根を押さえた。
- 550 名前:540 :03/03/23 21:12 ID:P2sc1z7i
- 毒に侵され、夢うつつのクレスだったが、完全に意識がなくなった訳ではなかった。
チェスターやアーチェが自分を励ましてくれていた事も、すずやクラースがあらゆる知識を探ってくれたのも、
何よりミントが必死で自分を回復していてくれたのもちゃんと感じていた。
だから、一時途切れていた意識が濁った意識が戻った時最初に思ったのは彼女のことだった。
(ミント…もう泣きやんでくれてるかな…)
クレスがまだぼやけた目をうっすら開けてそんな事を考えていると、頬に水滴が当たった。
何やら白いものが彼の視界全面を遮るように見える。
(何か見える…ミントの顔かな…じゃあさっき落ちたのは涙?…困ったなあ…泣き止んでくれるといいんだけど…)
尚もぼんやりとそんなことを考えていた…のだが、次の瞬間クレスは毒も熱もすっ飛ばして一気に覚醒した。
目の前にあったのはミントの下半身だという事に気づいたのである。
「みっ…ミントっ!?」
「えっ、きゃああっ!?」
クレスの声にびっくりしたミントは思わず叫ぶ。
ぱしゃっ。
その拍子に、彼女の秘貝から薄桃色の液体が飛び出した。
その液体は大きく開いた彼の口に飛び込み、余った分が跳ねて顔を濡らす。
「!!!!!げっ、げほっ、げほっ!!!」
「きゃあっ!!クレスさん、大丈夫ですか!?」
突然飛び込んできた液体を半端に飲み込み、思わずむせるクレス。
ミントは慌てて背中をさすり、サイドテーブルにおいてあったコップを差し出した。
- 551 名前:540 :03/03/23 21:12 ID:P2sc1z7i
- 「げほげほっ…ありが…だあああっ!!!!」
コップの中身を一気に飲み干しようやく一息ついたクレスだったが、今度は目を大きく剥いて固まった。
目の前のミントは、一糸さえもまとっていなかったのだ。
彼の視線に暫くきょとんとしていたものの、はっと気づくと布団をひっぱがし、真っ赤になりながら身体に巻きつけるミント。
「あのっ…これは…その…実は、すずちゃんが…その…万能薬の処方だと…」
そうして、しどろもどろになりながらも、照れ隠しと弁解のために慌てて説明を始めた。
「…そ、そんな手順で作らないとダメな薬…じゃないと直らなかったんだ…」
「……はい…で、その、温度を体温以下にしちゃだめだって言うんで…その、直接と思って…あっあの、お体は大丈夫ですか?」
突然聞かれたクレスははたと我に返り、異変に気づいた。
確かに毒による体力低下は少し収まった、気がする。
熱は、まだかなり高いが意識がなくなる程ではない。
むしろ一番の異変は、明らかに強い性的興奮を覚えている事だった。
いくら刺激的な姿を見たからといっても…彼自身感じたことがないほどの昂ぶりである。
…とはいっても全部を話すわけにはいかなく、クレスはお茶を濁すように答えた。
「い、一応、大丈夫みたい、かなあ…」
「本当ですかっ!?」
喜んだミントが思わず抱きついく。
身体に巻きつけていた布団がはだけ裸身が露になり、服越しに温もりが感じられて更なる興奮を煽る。
「よかった…クレスさんに何かあったら…私…ぐすっ」
その感触に、クレスの中で最後の何かが弾け飛んだ。
- 552 名前:540 :03/03/23 21:12 ID:P2sc1z7i
- 「…ミントっ…ごめんっ!!」
突然、ミントは強い力で抱き寄せられ次の瞬間にはベッドに押し倒されていた。
眼前に紅潮したクレスの顔が迫る。
「!!??」
「…あ、あのさ、水飲んで落ち着いたら、こう、ミントの身体凄く綺麗だし、その、なんていうか、あのっ」
「水…?あああっ!!!」
興奮の余り我を忘れてキスを迫ろうとするクレスを押しのけ、ミントは跳ね起きた。
「ぐあっ!!…え?」
強烈なアッパーカットを食らい、思わずのけぞるクレス。
サイドテーブルにには空のコップと小瓶が乱雑においてある。
『コップには後々の行為を楽にするための薬を入れておきます。ミントさんが飲んでくださいね。間違ってクレスさんに飲ませてはダメですよ』
ミントの脳裏にすずの言葉が浮かぶ。
「ごめんなさい…私ったら…」
「?」
「あれは私が飲んで…その、お薬を作る予定だったものだったんです…それを飲ませてしまって…」
クレスは顎へのヒットで一瞬意識が遠くなったものの、胸と足の間を隠しながら真っ赤になってもじもじするミントの姿にまた興奮を掻き立てられた。
無言で膝を進めて彼女をきつく抱きしめ、そっと腰に手を這わせる。
「あっ…」
ミントはそれだけで感じたのか、彼のパジャマにしがみついて来た。
耳朶にキスするだけで大きく身体を震わせ、熱い首筋にそっと唇を這わしてみるとしがみついた手に力がこもる。
- 553 名前:540 :03/03/23 21:13 ID:P2sc1z7i
- 金の髪越しに透けて見える頬は紅潮し、何かを堪えている風に見える。
その表情に堪えようのない感情を覚え、クレスはミントの両頬を掌で挟み、上に向けさせた。
そして唇を塞ぐ。
「!!!」
ミントは突然の行動に驚愕したものの、ぶよぶよした唇の感触は意外と心地よく彼女のそれを包み込んだ。
「んっ…」
すぐに唇を離し、顔を覗き込むようにして話しかける。
「…って事は、僕…媚薬か何かを飲んじゃったんだ」
「すみません…」
「…っと、どうしよう?」
「え?」
「その…僕、今すごく体が熱いんだ。でね、あの…したくてたまらないんだけど…だめかな?」
誘われるような口調で、ミントが答えた。
「私も今、凄く体中が熱いんです。クレスさんと…その、したら、収まりますか?」
「うん…」
興奮の余り声がかすれるが、大きく唾を飲み込むともう一度頷いた。
「うん。僕が治してあげる」
- 554 名前:540 :03/03/23 21:13 ID:P2sc1z7i
- クレスがミントの白い頬に、額に、まぶたに、軽く唇を落とす。
唇を唇でそっとなぞってから、ついばむような軽いキスをする。
「んっ…」
それからゆっくり舌を差し込んだ。
戸惑ったようにじっとしていたミントの舌も、クレスのそれにあわせるように少しづつ蠕動を始める。
絡めあい、歯列を探りあい、唇をなぞる。
ゆっくりと唇を離すと、クレスは囁いた。
「ミント…好きだよ。」
「えっ…」
ただでさえ赤い顔が見る見る紅潮していくのがわかる。
「今のうちに言っておきたくてさ」
「わ…私も…クレスさんのこと、大好きです」
「本当?」
「はい…」
「そうか…なんだか嬉しいな」
ごくごく小さな声でのやり取りだが、お互いの心には何十倍にもなって届く。
クレスは自然に湧き上がる微笑を顔に、首筋から鎖骨を舌でなぞった。
それから豊かな胸のふくらみを、そして突端の薄紅色を口に含む。
「…っ、ああんっ!!」
座ったままだったミントが、思わず倒れそうなほど大きく身体を反らせた。
- 555 名前:540 :03/03/23 21:13 ID:P2sc1z7i
- 慌ててその細い腰を抱き取ると、突端から唇を離さないままでベッドに寝かせる。
そして唇を離すと起き上がり、着ていたものを全て脱ぐ。
「!!?」
「びっくりした?」
目を多きく見開かいたミントの姿に気づき、照れた様に言うクレス。
その下半身は大きく屹立し、太い血管をたぎらせて脈打っていた。
先端は自身から出た液体でぬらぬらと妖しく輝いている。
「ちょっとだけ…びっくりしました」
幼い頃風呂で父のものを見た限りのミントは素直に頷いた。
(男の人って…みんなこんな風になるのですね…)
興味深々で見つめるミントの視線に恥ずかしくなったクレスは、隠すように身体をかぶせて囁く。
「そんなに見られるとなんだか恥ずかしいな」
「あっ、ごめんなさい…私ったら…」
今度こそ互いの素肌の温もりを感じながらきつく抱き合う。
またキスを交わしながら、クレスの掌がミントの胸に伸びる。
そこはとろけそうな程柔らかく、熱い双丘はまるで掌に吸い付いたかのような感触を伝えてきた。
突端を親指と人差し指で軽くつまみ、転がしてみると
「んっ…はあっ」
ミントの体が震え、それに合わせて胸もふるふると震える。
さらに先端を吸い上げ、舌で絡めとりながら更に片手を下に伸ばしてみる。
- 556 名前:540 :03/03/23 21:14 ID:P2sc1z7i
- 硬く閉じた膝に手を差し込み開くと、彼の目にミントの全身が映った。
先ほどは動揺して殆ど見ていなかったが、鮮やかなピンク色をした中心は小さな花びらを咲かせ、
花芽も蜜壷もきらきらと輝いている。
「すごく…綺麗だね」
「クレスさんこそそんなに見ないで下さいっ」
思わず手で顔を多い、身をよじるミント。
しかし、クレスが秘唇に自身の唇を寄せると、激しい快感に大きく身を震わせた。
花芽を唇で揉みしだかれ、舌を蜜壷に差し込まれると
「いやあっ!!」
思わず絶叫し、がくがくと足を震わせる。
指を差し込まれ、ゆっくりと中の具合を確かめるようにかき回される。
さらに別の指で花芽を擦りあげられると頭の中が真っ白になってくる。
「だめですっ…もう…変になっちゃいそう…っ」
ミント目にうっすらと涙をためてクレスを見つめた。
「じゃあ、痛かったら言ってね?」
「はい…」
クレス自身ももう限界まで達していたが、それを堪えて言うとまず彼女を安心させるように強く抱きしめた。
ミントの体から力が抜けたのを確認するとゆっくりと膝を進め、剛直を彼女の深部に当てて少しづつ差し込む。
「…っ!!!」
「痛い?」
- 557 名前:540 :03/03/23 21:14 ID:P2sc1z7i
- 先端部だけ入れたところで止め、聞いてみる。
「いえ…大丈夫です…それより…もっとじんじんしてきてっ…」
そんな彼女の言葉に誘われるように更に差し込む。
奥まで入れると彼女をもう一度しっかり抱きしめ、傷みに慣れた頃を見計らって少しづつ身体を動かす。
「ミント…すごく気持ちいいよっ…!」
「…っ…あっ、…あんっ!」
快感が痛みを凌駕しているらしく、彼女はすぐに甘い吐息を漏らした。
しかし声を出すのには抵抗があるらしく、慌てたように手の甲を口に当てて噛み締める。
その姿を見たクレスはおもむろに彼女の口に当てられた手を取ると、指先にキスした。
「やっ…だめですっ…離して…」
「声…聞かせてほしいんだっ…」
手を優しく掴んだまま、少しづつ腰の動きを激しくする。
「やっ…だって…はあんっ、そんな…恥ずかしいっ」
「恥ずかしくなんてないよ、凄く可愛い…」
「そんなっ…ああんっ!!!」
腰の動きにあわせたかのように彼女の内奥が締め上げられていく。
顔の表情も、強い衝動を堪えているような美しい苦痛に歪む。
「クレスさんっ…私、なんだか…飛んでいってしまいそうですっ」
「僕も…そろそろ、限界っ…」
「あっ、やあっ!!だめっ、おかしくなっちゃいます!!」
- 558 名前:540 :03/03/23 21:14 ID:P2sc1z7i
- 「ミントっ!!」
思わず身体を強く抱きしめると、二度三度と深く突き上げる。
「やあああんっ!!!」
「…くっ!!」
腕の中で白い肢体が一際大きく跳ねあがり内奥がきつくきつく締め上げられたのを感じると、クレスは
堪えきれずに自身の白露液をミントの中へと吐き出した。
次の日。
すずは寝不足の目を擦りながら宿屋の食堂に現れた。
懐には乾燥させた薬草が一袋忍ばせてある。
(…私とした事が…重要な素材を入れるのを忘れてしまいました。
コレがないとあの薬は効果がないのに…クレスさんに何かがあったらどうしよう…)
あるまじき失態に大きく落ち込み、一人ぶつぶつ呟いている。
その背中に、声がかかった。
「すずちゃん、どうしたの?」
「あっいえ…!!!!」
振り返ると、いつもどおりの笑顔のクレスがいる。
「く、クレスさん!?」
(なんで…あの薬は全く効果ないはずなのに…)
「心配させちゃったみたいだね、ごめんね」
- 559 名前:540 :03/03/23 21:14 ID:P2sc1z7i
- 「クレス!?本当に直ったのか!!」
「ミントお手柄ー♪」
「いえ、私は何も…」
チェスターとアーチェも喜色を浮かべて駆け寄ってくる。
「ってか前より元気じゃないかぁ?」
「いっいやあ、あはははは…」
「んもう、寝ずの看護で全快ってヤツ!?」
「いっいえ、うふふふふ…」
「…全く、若いってのはうらやましいねえ」
呆然としているすずの隣で、クラースが顎に手を当ててニヤリと笑いながら呟いた。
「え?…あっ!!」
その言葉に閃くすず。
(もしかして、激しい運動による大量の発汗で新陳代謝が活発になり…毒の成分も全部流れてしまったとか…?)
こっそり二人の顔を観察してみると、何やら肌に張りが出ているような気がする。
ミントは腰のあたりに痛みを感じるのか、時々そっとさすっていたりもする。
(確かに発汗による毒の排出は有効な手段の一つではあるけど、…でも、だとしたら忍の秘伝とは一体…)
「あれ、すずちゃん、そんなところで突っ立ってないで早くご飯を食べようよ!!」
「うふふ…私もなんだかお腹がすいてるんです(ぽっ)」
やたら元気一杯なクレスとミントの声が耳に飛び込んでくる。
(…まあいいか。何にせよクレスさんが元気になられたのは良いことですし)
- 560 名前:540 :03/03/23 21:15 ID:P2sc1z7i
- 「はい、今参ります」
すずはきりのなさそうな推論を頭から振り払うと、クレスたちが待つ食卓に歩み寄った。
一方忍者の里では。
すずの祖父、乱蔵が眉間に深い皺を寄せて考え込んでいた。
「ううむ…」
目の前にはすずに渡した筈の秘伝書がおいてある。
よく見ると、表紙だけが新しい。
「儂としたことが…ぬかったわい…」
そういえば数ヶ月前旅の商人からこっそり買った艶本を隠す為、適当な秘伝書と表紙だけを取り替えたのだが
息子夫婦の一件などでばたばたしている内にすっかり存在を忘れてしまい、表紙を変えぬまますずに渡して
しまったのである。
「いくら大人並の実力を持っていると言っても所詮は子供、口伝の形を借りた艶本の内容を全て理解する事は
不可能だと思うが…。
次にどのような顔をして会えば良いのか…いっそ仮病で顔をあわせぬよう…いやしかしそれではあの本の内容
を実践するなどと言い出しかねない…しかし…ううむ…」
乱蔵はきりのない推論を胸に、いつまでもいつまでも秘伝書と睨み合っていた。
- 561 名前:540 :03/03/23 21:15 ID:P2sc1z7i
- 以上です。
相変わらず異常に長くてすみません。
|)彡 サッ
- 562 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/23 21:27 ID:4YrmK3/Y
- キタァーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!
- 563 名前:あぼーん :あぼーん
- あぼーん
- 564 名前:キボンヌ名無しさんズ@その1 :03/03/24 00:38 ID:wNNfKnE7
- 大変イイ物拝見させて頂きました。
が、1つお尋ねしたい事が。
ミント父はミント出産前に故人になっているハズ・・・
- 565 名前:ヴァルク :03/03/24 03:35 ID:02IG7I4z
- 540さんキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!
イイもの見せていただきました。
これからも同じSS書きとしてがんがりましょう。(・∀・)
- 566 名前:サザム :03/03/24 09:46 ID:94zRbPSX
- ヴァルクさん、生真面目なチャットがとてもイイ!!
私が以前考えたネタは、可愛いもの好きなフォッグに騙されるチャットというトホホなアイデアだったので、激しくハァハァしますた。
そして540さん、やはりこの二人はラブラブがよく合いますよね!
ハァハァもさることながら、亀仙人っぽい乱蔵じーちゃんも萌え。ぐっじょぶですぅ!
次スレの1は、「使えると評判の……」に変えた方がいいですね。
丼兵衛さん、「クシャナ殿下」はナイス! このスレから広めていきましょうか?
ちなみに吉野萌えさん、私も待ってるんで、見てらしたら顔を出して下さいまし。
- 567 名前:ヴァルク :03/03/24 16:36 ID:/lNUJUN3
- それはそれで見てみたい気も…。(藁
クシャナ殿下というのは、ナウシカの巨神兵に命令してたあの人ですよね?(間違ってたらスマソ)
サザム様のリッド×ファラを首を長くして待ってます。
- 568 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/24 20:21 ID:gom9HJ9G
- てかジューダスたんとハロルドたんの絡みをもっとキボンヌ
- 569 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/24 21:42 ID:/2jxwjd2
- http://moe.homelinux.net/cache/res18012c0s0.html
既出覚悟でテイルズ画像掲示板
- 570 名前:モナモナ :03/03/25 01:40 ID:sxuGlA8B
- http://tasuke.s3.x-beat.com/cgi-bin/joyful.cgi
61.192.42.131 , zaq3dc02a83.zaq.ne.jp ,
- 571 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/25 02:35 ID:as4d3D8P
- 漏れもサザムたん大好きー( ´∀`)
リドファラとキルファラ頼むよ。
- 572 名前:105 :03/03/25 16:32 ID:XcQ0POIS
- コソコソlД`;)ノどうも、105です。ご無沙汰してます。
ヴァルクさん、540さんと神続々来てますねえ。
ロニナナ後半完成しましたのでうpします、読んでくだされば幸いです。
- 573 名前:105 :03/03/25 16:32 ID:XcQ0POIS
- そのロニは、実に複雑な表情をしていた。
「(うーむ…)」
おもわず考え込んでしまう。
ワンピースの下から現れた下着は、持ち主の意気込みを如実に物語っていた。
彼女なりに大人っぽいつもりなのだろう。
レースをふんだんにあしらった、サイドを紐で結ぶ型の下着は、
子供が着けるには少々似つかわしくなかった。
「(マジだな…これは。こりゃ子供扱い出来なくなりそうだ)」
だが、そう考えると少しは気が軽くなった。
「ひゃ…」
耳朶に唇を当てられる。その感触に思わず声が出た。
そこが弱いと知ると、ロニの唇が耳を責め立てる。
耳朶を甘噛みし舌先で耳をなぞるそのたびに、ナナリーは甘い声を上げる。
「…ぁ…ん……」
くすぐったい。
けれど、もっとしてほしい。
こわばっていた身体から力が抜けていく。
そんな自分の変化にナナリーは戸惑っていた。
「(なんか…へんなかんじ……)」
- 574 名前:105 :03/03/25 16:33 ID:XcQ0POIS
- 抱きしめてくれていた手はすでに胸元に降りていて、
まだ育ちきっていないふくらみをとらえている。
あえて敏感な先端ではなく乳房全体を撫でさすり、揉みしだく。
耳を攻めていた舌はいつの間にか、首筋をなぞっていた。
「…は…ふぅ…っ……ぁあんっ」
なんだか切ないような、不思議な感じ。
「(でも…、いやじゃない、かも…)」
それが自分でも不思議だった。
いつしか気温のせいだけでなく、互いの体はじっとりと汗ばんでいた。
乳房全体を愛撫していた指先が、不意にその先端を擦り上げる。
「あぅっ」
全身が痺れる。とても、甘く。
「ん…あんっ…ロニ…っ」
指の腹で転がされ、バラ色に染まった乳首が次第に張りつめていく。
それを見計らったように、敏感になった先端をロニが口に含む。
彼女自身にも押さえきれない声が、ナナリーの口から一際高く上がった。
「…っあぁぁ…っ」
無意識に力のこもった足がシーツに皺を寄せる。
ロニが口腔内に含んだ乳首を舌で嬲り、時折きつく吸う。
「はぁっ…はっ…っぅうん…」
何かを堪えるように、ナナリーの体がふるふると震えた。
- 575 名前:105 :03/03/25 16:33 ID:XcQ0POIS
- 「ああっ…やっ…ロニ、ロニっ…」
「うわっ…と、とっ…落ち着けって」
突然、勢いよく頭にしがみついてきたナナリーを引きはがし、あやすように語りかける。
「どうした、怖くなったか?」
「んーん…。…よく…わかんない…」
やや型くずれした髪が左右に揺れる。
「…あたし、なんか変なの…」
彼女の体はまだ‘感じる’ということ、性感というものを知らない。
ただ、得体の知れない、何ともいえない感覚に翻弄されるのみだった。
摺り合わせた太股の間がじりじりと熱い。
何かが奥の方から溢れ出て、そこを覆っている下着も湿ってきている。
「…ここ、だろ」
ちょうどその箇所にロニの指先が触れた。
「ん、うん…」
布越しにも其処が湿ってきているのが分かった。
そのまま指の腹で撫でるように擦る。
「…あ、やだ…」
自分でも未知の場所に、下着越しとはいえ触れられるのは
恥ずかしくて堪らないのだろう。
ナナリーの目にはじわり、と涙が浮かんでいる。
「(恥ずかしい……でも…ロニになら…)」
ロニになら任せて大丈夫。大好きなロニだから、だから大丈夫。
必死にそう自分に言い聞かせた。
よしよし、と幼児を宥めるように、涙ぐみながら羞恥に耐えているその頭をなでてやる。
そうしながらもロニの指は下着の中に滑り込んだ。
- 576 名前:105 :03/03/25 16:34 ID:XcQ0POIS
- 既にそこは粘り気を持った蜜が溢れんばかり。
その滑りを借りて秘裂をなぞっていく。くちゅ、ぬちゅ、とかすかな水音。
「ぁ……ん…」
未知の感覚に翻弄されたナナリーが身を捩る。
「…うぅん…は…っく」
頃合か。
そう判断すると下着の紐を軽く引く。
しゅる、と音をたて濡れそぼった下着が抜き取られ、
後にはナナリーが生まれたままの姿で横たわっていた。
ほんのり上気した顔はまだ幼さを残していたが、その伸びやかな肢体と相まって
爽やかな色香が漂っていた。
思わず見入ってしまうほど扇情的で、そして愛おしい。
「……はずかしい…」
ロニの視線に耐えかねたらしく、彼の胸板に縋り付いたナナリーは小さな声で訴えかける。
「隠すなって」
「…子供だって思ったでしょ。どうせ胸…小さいもん、あたし」
両手で胸を覆い隠し、照れ隠しのような拗ねたような口調。
「ロニの好みじゃない、と思うし…。…っ、わ」
大きな手が自分の手の上から胸をやさしく包んだ。
ナナリーの手越しにやわやわと乳房を揉みしだきながら囁きかける。
「これから大きくすればいいさ」
「なる?」
「なる。俺がしてやる」
その言葉がナナリーを赤面させる。
「…ロニのすけべ」
- 577 名前:105 :03/03/25 16:34 ID:XcQ0POIS
- 「…あ、ずるい」
「?」
彼女の目線の先はロニの下半身。
何かずるいと言われることでもあったのだろうか。いや…ない、…と思う。
と、ナナリーの手が矢の速さでロニの下半身、――否、彼のズボンに伸びた。
「ロニっ、ずるいよ!」
「うおっ!?」
止める間もなく、その裾を押し下げようと手に力が籠もっている。
「あたし、だけ、裸じゃ、ずるい、…っ」
だが、ベルトが留まったままのズボンはなかなか下がらない。
「(何か、硬い…)」
しかもなにか、つっかえているものがあるらしい。
そう見て取ったナナリーの攻撃(?)が激しさを増す。
「ぬおぉぉっ…」
ロニの口から潰れたようなうめきが漏れた。断末魔の叫び、ともとれる。
つっかえているもの、言うまでもなくそれはロニの息子だった。
「(お、折る気か……っ)」
自らが立ち上がっている方向とは逆の向きに力ずくで押されている。
このままだとナナリーにへし折られかねない。それだけは阻止しなければ。
「あだ、だ、たたたた…、や、やめてくれ……」
そのあまりに悲痛な訴えに、ナナリーは素直に手を離した。
息も絶え絶えにベルトを外し、なるべく自らの分身を刺激しないよう、そろそろとズボンを脱ぎ捨てる。
- 578 名前:105 :03/03/25 16:35 ID:XcQ0POIS
- 「こ、これで、いいだろ?」
そう言いながら、死にそうな顔になっているロニをナナリーは不思議そうに見ていた。
「(何か痛かったみたいだけど…)」
ふと、相手の股間が視界に入り、瞬時に脳裏に答えが閃く。
「(あっ…もしかして………)」
思わず手を伸ばし、それを撫でさすっていた。
「ごっごめん、ごめんね。どうしよう…まだ痛い?」
初めて見る男性器は怖いとか気持ち悪いとかいうよりも、
なんだか可哀相だった。…自分のせいだけど。ロニには絶対言えないけど。
幹の部分を愛撫するうちにむくむくと屹立するモノを、今度は指先でなぞってみる。
先端まで滑らせ窪みを捉えると、それ全体がびくんと脈打った。
じわりと涌いてくる液が指先を濡らしている。
「(うーん……ちょっとかわいい、かも)」
一旦見慣れてしまえば、そう思えないこともない。
何よりも、自分の拙い愛撫の一つ一つに反応してくれている事が嬉しかった。
萎えかけていたそれは、いつの間にかすっかり硬度を取り戻している。
「…ロニ、気持ちいい?もう痛くない?」
その言葉に、されるがままだったロニも我に返る。
「あ、ああ…」
「よかった」
ナナリーは無邪気に喜んでいるが、ロニの心中は複雑だった。
素直に気持ちよかったことや、危うく馬鹿力で折られかけたこと、一時的とはいえ彼女に主導権を握られたこと…。
正直自分が少しだけ情けなくなっていた。
- 579 名前:105 :03/03/25 16:35 ID:XcQ0POIS
- とりあえず、気を取り直してナナリーを抱きしめつつ、寝台に倒れ込む。
「きゃあ」
先ほどまでと違い、妙に楽しそうな声色だった。
「この」
ほんの少しだけ脅しも兼ねて彼女の上に覆い被さる。
密着した部分から全身に熱さが広がっていく。間近に目が合い、自然に瞼が降りる。
深く貪り合う口づけではなく、ついばむような軽いキスを繰り返す。
ナナリーの表情がうっとりとしてくるのを見計らい、秘所に指をしのばせる。
「…あ、あ…」
恥ずかしい思うより、もっとして欲しい、もっと触れられたいといつの間にか思うようになっていた。
秘裂をかき回す指先の動きに合わせ、体が震える。
浅いところをなぞっていた指を少しずつ秘所に沈ませ、ゆっくりと行き来させる。
「辛くないか?」
「ん…、うぅん。あたしは…平気…ロニが、優しい、から…」
不覚にもどきりとした。
自分を真正面から慕ってくれる、彼女のその言葉に。
「…そ、そうか」
照れ顔になったロニを見、くすくすとナナリーは笑った。
「…いいよ、きて」
嬉しい一言だった……がナナリーに主導権を握られたようで、少しばかり複雑な心境だった。
だが、不快ではない。
- 580 名前:105 :03/03/25 16:35 ID:XcQ0POIS
- 「あー…その、だな。初めてはすごく痛い…らしい」
「うん」
すごく、を強調したが、ナナリーに動じた様子はない。
「ナナリー、お前…随分落ち着いてるな」
こいつは本番に強い。間違いない。
昔からそうだった。一度覚悟を決めれば、彼女の覚悟は揺るがない。
ロニ自身は認めたがらないが、その姿には正直惚れるものがあると言っていい。
「信じてるもん」
またも彼女は嬉しい事を言ってくれる。
初めて本気で愛してやりたいと、そう思った。
「いくぞ」
「…ん」
さっきまで指が入ってた処に、ひどく熱い何かが沈み込んでくる。
「んんっ…」
やっぱり怖かった。
けどロニが心配するから、口には出したくない。絶対出さない。
「ううっ…あっ…」
ぎりぎりと相手の背中に爪を立て、必死に声を殺した。
「(うううぅっ…痛い、痛いいっ…!)」
押し広げられる激痛をこらえ、歯ぎしりの音がするほど歯を食いしばる。
- 581 名前:105 :03/03/25 16:36 ID:XcQ0POIS
- 「つ…」
痛いのはロニもまた同じだった。ただし背中だったが。
背中に食い込む爪の痛みに思い切り顔を顰めながらも、一気にナナリーの最奥まで侵入する。
破瓜の痛みを分け合ってる様なものだ、と自分に言い聞かせつつ、
涙をぬぐってやる。
「あたたた……よーしよし」
「…子供扱いするな」
ぐしゃぐしゃと頭を撫でられ、涙ぐんだ目でロニを睨む。
あたしは子供じゃない。今はもう、大人だもの。
「大丈夫だ。全部入ったぞ」
「えっ……」
下腹部に感じる疼くような痛み。おそるおそる力を抜いたそこに確かに感じる。
「ん…うん…ロニがあたしの中に…」
ひどく慕わしく、愛しい。夢にまで見た行為。…凄く痛いのは予想外だったけど。
痛みを忘れるほどに心が暖かくて、とても幸せだった。
「ひとつになってるんだ…。んん…幸せ、だなあ。ロニのこと好きでよかった…」
逞しい胸に顔を埋め、猫のように頬ずりをする。
「ナナリー…」
口に上らせないだけで、ロニもまた同じ気持ちだった。
快楽より、幸福感や充足感に心が満たされる。
- 582 名前:105 :03/03/25 16:37 ID:XcQ0POIS
- くちゅ、と音を立ててゆっくり腰を動かす。
響き渡る濡れた音がひどくいやらしく聞こえる。
「う、うん……やっ……」
愛おしい痛みがやがて切ない痺れに変わっていく。
突き上げられることを求めるように、僅かに腰が浮いていた。
「…っは……あぁ…あっ」
ナナリーの表情から苦痛が薄れたことを確認すると、さらに深く彼女を貪る。
もう互いの呼吸しか聞こえない。
ただひたすらロニに縋り付き、彼にすべてを委ねるのみだった。
「あっ……うあ…はあ、ああぁっ…」
胎内で何かが熱く弾ける。
相手の体がぶるりと震え、引き抜かれる熱塊。
「…あ………」
まるで夢か何かのようにぼんやりと、自分の腹部に振りまかれた白濁を眺めていた
- 583 名前:105 :03/03/25 16:37 ID:XcQ0POIS
- 隣でなにやらもぞもぞと動いている気配で目を覚ます。
「ん…。帰るのか」
「……うん。ルーが待ってるから」
結わえ直した赤毛がふわりと揺れる。
お互い気恥ずかしいせいか、どうしても目線が合わなかった。
ふと、彼女の反応を確かめたくなり、軽い冗談を口にする。
「ナナリー」
「なに?」
「一年たったら嫁に来るか?」
きゃあ、と上がった歓声を背中で聞きながらロニは、心地良い敗北感に浸っていた。
結局、最後に落とされたのは自分。負けもまた良し。
そして丁度一年後、彼の冗談は現実となる。
その影には、冗談を現実にするために奮闘する少女と
冗談から生まれた現実に困惑する青年の姿があった…らしい。
大きすぎる誕生日プレゼントを手に入れ、朗らかに笑うナナリー。
自分が贈り物になってしまったことに、冷や汗を流したロニ。
その日はどちらにとっても、忘れられない記念日となったのである。
- 584 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/25 16:38 ID:qv9F+PQd
- ロニナナキイタ━━━━━━(゚∀゚)(゚∀゚)━━━━━━!!!!!
- 585 名前:ずれてるかも105 :03/03/25 16:38 ID:XcQ0POIS
- 〜後日談〜
カイル「おはようロニ、昨夜は激しかったね」
(゚д゚ *)!?
リアラ「ふふっ、ナナリーとそういう関係だったなんて知らなかったわ」
(|||゚Д゚|||)
カイル「でも、いくら同年代に相手にされないからってょぅι゛ょに手を出∵・(゚∀゚( ○=(`Д´#)ヨウジョイウナ!
も う 止 め ら れ な い
す で に ナ ナ リ ー は 蝕 ま れ て し ま っ た モウダメポ byカイル
ロニ「…いや、先に手を出してきたのはナナリーの方だ」
嗚呼
ロニの汚名は晴れない。
ドウシタノ? ((((( )
∋ノ ハ∈ /´⌒`ヽ)
( ;*゚ー゚) i三 丶
(つ⊂) /三 ̄|∪
UU (三__ノ_)
三三三
三三三
三三三
三三三
- 586 名前:105 :03/03/25 16:39 ID:XcQ0POIS
- うあああ〜自分少女漫画だめぽです。素面じゃとても書けない。
かといって酒を投入すると即寝(#゚Д゚)=○)`ν゚)
純愛鬼畜ディムアトも前半部出来てるので、近日うpします。
前半ディムロス鬼畜攻め、後半アトワイト誘い受けで2連戦。…若いっていいねぇ。
アトワイトリンカーンも大体形になってます。あとハロルド陵辱?とか書き始めました…。
んで質問。ハロルドは巨乳、貧乳どっちが良いですか?
では、少しでも早く上げられるようがんばります。│ミ サッ
- 587 名前:105 :03/03/25 16:47 ID:XcQ0POIS
- おまけ。連続カキコスマソ。
ディムアトの没シーンです。ぬる過ぎたのでボツ。
なんか勿体無かったので。(せこい)どこでやってるかはご想像のとおり(?)かと。
ディムロスが鬼畜すぎて没ったシーンもありまつ。
「あ…」
「…ん、何だ?」
「書類が…濡れて…」
見れば丁度彼女の濡れた太腿の下に、書類が一枚。
立ち上がりそれを摘み上げ、面白くもなさそうにディムロスは目の高さでひらつかせた。
「ああ、…報告書か。読まなければならないな…」
「私…やっぱり邪魔…」
「アトワイト」
ややわざとらしく、彼女の発言は遮られた。ここで逃がすわけにはいかない、という焦りの現れだろう。
「そうだな…。君が読めばいい」
- 588 名前:105 :03/03/25 16:48 ID:XcQ0POIS
- 「え?」
勿論本気ではない。
いくらディムロスが仕事の鬼でも、行為の真っ最中に公務を持ち込む趣味はない。
彼にしてみれば、あくまで軽い冗談だったのだが。
「わ…わかったわ。ええと」
度重なる性感が、アトワイトからまともな思考を奪い去っていたのだろう。実に素直に了承する。
「一般兵の…兵法指導の…報…告……きゃ…」
くっくっと低く笑いながら、こんな時も妙に生真面目な彼女を眺めているディムロスだったが
不意にその指が充血した花芽を爪弾く。
「本日…11:00、より…第…十、二部隊…うんんっ…に防衛…戦術の」
淫らな妨害に負けじと声を張り上げる。
「…っあ、指導…を……あ…やっ……だめぇ…っ」
なにしろ危うく公務が再開されるところだったのだ、ディムロスも半ば本気で妨害をした。
蜜壷に滑り込ませた指を蠢かせながら、アトワイトの顔を覗き込む。
「だめ、とはなんだ?報告にはそう書かれていたのか?」
「そんなこと言わないで…」
「それは後ですればいい、今は…」
- 589 名前:ヴァルク :03/03/25 19:36 ID:I5nzfA3c
- 105さんキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!
ロニナナイイ(・∀・)!とくに積極的なナナリーにハァハァしますた。
後日談はワラタ。
ディムアト期待してます。
- 590 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/25 19:54 ID:LrIHCCmz
- うわ、すずの話書いていたら、こんないいものが…。
私も頑張って書こう。
- 591 名前:サザム :03/03/26 09:24 ID:PMRWUC7R
- うああぁぁっ!
105さん、ナナリーが、抱きしめて頬擦りしたいほど可愛いっっっ!!>もちつけ私
……はぁはぁ、取り乱してしまいました。
しかも、ディムアト>>587-588でもヌルいってあなた……会社で鼻血出したらどうするんですか。
私も、このハァハァを力に変えて、リドファラ頑張るです。
ちなみに、ハロルドは「童顔に似合わぬ巨乳ちゃん」に一票。
590さん、新たなSS神のヨカーン!? 同志が増えて嬉しい……。
- 592 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/26 09:57 ID:i9PHJ/RV
- 保守
- 593 名前:ヴァルク :03/03/26 13:40 ID:4EEfwQ4I
- サザム様会社で2chとはやりますな。(何がだ
でもほどほどにしてくださいませね。
590さんガンガレ(・∀・)!
すずネタ期待してまつ。
しかし、ここはSS神がイパーイ…。
私も頑張らねば。
- 594 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/26 18:12 ID:IKtqFTcA
- このスレは神がイパーイですなぁ・・・。(*´д`*)
ロニXナナリー(・∀・)イイ!!
激しくはぁはぁしますた。
チェスターXアーチェを自給自足してみたがSS神にはかなわんです。
理系の人間にはむりぽ・・・。
- 595 名前:590 :03/03/26 20:24 ID:4O8bkEDI
- 昨日書いていたのはリテイクし、
現在、再執筆中。もうしばらくお待ちください。
しかし、ファル×すずとか、すず関係って需要あるのかなあ?
需要以前に出してよいのだろうか…。ファルケン。
不安になってきた…。いろいろと。
- 596 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/26 22:23 ID:6XJRKGDX
- >590
ファルケンって中年だろ?あの年になるまで女知らずに突然幼女のすずに惚れたってのはどうにも納得いかん。
- 597 名前:ヴァルク :03/03/26 22:37 ID:5Fwf8CPY
- 中年男と幼女でつか…。
私的にはNGでつな。おもしろいかもしれんけども、ちょっとどうかな、と。
- 598 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/26 22:38 ID:T9Vqqzed
- どうせなアーチェxファルにしてぽ
- 599 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/26 22:47 ID:T9Vqqzed
- 間違えたスマソ。漏れもファルスズNGでつ。アーチェxファルならおけ
105たんのロニナナスバラシ!
- 600 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/26 23:05 ID:5Fwf8CPY
- 600ゲッツ(σ・∀・σ)!
- 601 名前:丼兵衛 :03/03/26 23:29 ID:vv/GxtTI
- 105殿キタ―――!!
ナナリータン凄すぎです…ロニ兄ぃも形無し(藁
590殿も小説うpお待ちしてしております。
私の方は、D2をプレイしている最中に使えそうなネタを見つけたので
書き直している最中です(いつになったらうp出来るのやら…)
記憶に残る敵キャラと言えば、穴子さんと姫殿下の他にもぶりぶりざえもん
や則巻千兵衛など…。何だかイヤ〜な感じですね(爆
- 602 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/26 23:36 ID:QVY4K0xw
- >596
クウォーターエルフだから母親のアーチェ同様見た目若いし精神年齢もそうふけてはいないと思う
- 603 名前:590 :03/03/26 23:57 ID:4O8bkEDI
- ファルすずNGですか…。
とりあえず書き進めてはいましたが…。
別のにした方が無難でしょうか?
- 604 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/27 00:01 ID:X9Xx2ak1
- 590のは読みたくネーヨ
- 605 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/27 00:10 ID:DSla15S7
- チェスターXアーチェをお願いしまつ
- 606 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/27 00:24 ID:pkSU5JdX
- どんな素材でも、話の進め方次第で萌えにも萎えにもなるような…
ファルすずだってシチュエーション次第で十分ご馳走になりうると思いますよ。
さて、立て続けに設定をど忘れしていた当方は、給料が入ったら
テイルズ辞典を購入して暗記するところから始めなければ
ならないようです。
それでは逝ってきます…。
以上、540でした。
- 607 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/27 00:53 ID:DSla15S7
- 矢不BOOKファンタジアイラストレーションズ在庫切れでつね。
- 608 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/27 00:58 ID:U9SzwVWd
- >>607
俺それ持ってるけどそのものズバリにヘルシングなクラースしか印象に無い。
つか藤島何も描いてないしなぁ。
- 609 名前:ヴァルク :03/03/27 01:20 ID:EjIbs02q
- 私も605さんに同意。
チェスター×アーチェが読みたひ
- 610 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/27 07:13 ID:+wwZHfl6
- 609に激しく同意
- 611 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/27 07:13 ID:hCvzA0Tm
- 609に激しく同意
- 612 名前:あぼーん :あぼーん
- あぼーん
- 613 名前:608=609 :03/03/27 08:01 ID:obk6xip4
- まちがえた・・・607に同意。
携帯から二重カキコしてしまったわけだがID同じにならないんだな・・・。
- 614 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/27 15:17 ID:weNsyUv0
- >>608
クラースの旦那渋かったね。漏れはアーチェたんにハアハアすずたんにハアハア
ラストの女みてえなチェスターにもハアハアでつ。
- 615 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/27 16:58 ID:twWYBQEz
- メルたんディオたんハァハァ・・・
ラフ画が無いのと2人しかなりきり書いてくれなかったのがショボーン
某エロ雑誌でクルールたんを出したふじもと先生には期待してたのに・・・
なりきり神(?)ヴァルクさんに触発されて
ディオメル第2弾自給自足中・・・がんばろう(汗
- 616 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/27 18:56 ID:/wLC9EYB
- 615タンがんがれ!ディオメル期待してまつ。
- 617 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/27 22:14 ID:wDUSrEoK
- ラストの女みてえなチェスター、野郎にはつらい・・・
オヤジ度50%アップのチェスターは普通に渋かったけど。
しかしモリスンが不憫だ。
- 618 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/27 23:25 ID:YUK8b41x
- あんな顔に書かれてもモリスンは出番があったからまだいい。
出演ならずのダオスはもっと不憫。
- 619 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/28 02:11 ID:eVmbSFVq
- ぢたまアーチェたんハァハァ・・・
- 620 名前:あぼーん :あぼーん
- あぼーん
- 621 名前:サザム :03/03/28 09:24 ID:YnWVtdOd
- なぬっ!? 619さん、もしかして、イラストレーションズとやらに、ぢたま某氏がアーチェを書いているのでつか!?
……はっ、激しく見たい……。(´ω`)
- 622 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/28 09:58 ID:sIGDu0sZ
- サザム様未購入でつか。ぢたまアーチェたんサイコーでつよ。
- 623 名前:ヴァルク :03/03/28 11:03 ID:WQJmJQ4V
- ぢたまアーチェ、想像しただけで激しくイイ(・∀・)!
ぜひみたい…。
どこに売ってるの?イラストレーションズとやらは
- 624 名前:615 :03/03/28 15:08 ID:zmN5VOmv
- サザムさんもヴァルクさんも未購入とは。
まぁ高いですしね、2500円はキツい・・・
その上本屋の多くはサクラ対戦の方の画集しか無いし。
今手元に無いから絵師さん分からないけど
やたら胸が強調されたミントたんハァハァ(藁
- 625 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/28 15:51 ID:FZ2X6X5d
- おお、ファンタジアの話題で盛り上がってますね。
ファンタジアイラストレーションズ…欲しいけど売ってるの見たこと無いです。2500円…うーん、高いなあ。
とかいって、自分は今日デスティニーのキャラクターコレクションを買ってしまいました。
当初ハロルドではなくアトワイトが仲間になる予定だったとか…。……な、ななななんだってー!!!???
り、両方仲間になってくださいおながいします。ウワァァァァン>おちけつ自分。
閑話休題。ということで犯って来ましたディムアトです。(誤字)
ロニナナよりエロくやらしく、を心がけましたが…どうでしょう。
てかエロらしいエロって初めて書きますた。導入や焦らしプレイのせいで、かなり長くなったのでまずは前半分を。
あ〜…純愛鬼畜とか言っといて実質ゴウカーンなんで。(;´Д`)ノしかも心理描写が 無 駄 に 多 い です 。
あと格好いい中将閣下、凛々しい女医を心に描いている方には禿しくオススメできません。
鬼畜、勘違い男、エロと三拍子揃ったヘタレディムと真性天然、鈍感、Mっぽいと三属性のアトワイトです。
では、どうぞ。なぜか某氏の日記が冒頭にあります。
- 626 名前:105 :03/03/28 15:54 ID:FZ2X6X5d
- あ…ごめんなさい。名乗り忘れ、下げ忘れしてしまいました。
【愛でることの呪縛 前編】
○月△日 仏滅
ディムロス・ティンバー中将は立派な人物だと、常々思っている。
普段から冷静な態度を崩さず、部下には寛大、同僚からは信頼されている。
そんな彼が怒るとしたら、天上軍の非道な行いだったり、部下の規則違反だったり、
と、まあおおよそ私情などとは、縁のなさそうな人物なのだ。
だが、そう、例外というものは何処にだってある。
それは恋人のアトワイト・エックス大佐。ああ…名前を口に出すのも今となっては恐ろしい。
彼女が他の男と親しくしている姿を見ようものなら、言葉には出さないが、
静電気にも似た怒りのオーラが一日中吹き出していたり、グラスを握りつぶしたり、
書類書きをしていて、ペン先を潰したり、ペン軸にヒビを入れたり………傍にいるから否応なくそれが分かる。
いつだったか、ハロルド博士の実験の(爆発を伴った)失敗に巻き込まれたとき。
あのときアトワイトさんに診てもらったときも、大変だった、本当に、大変だった。
体の至る処に怪我をしていたから、効率を良くするため下着一枚にされて消毒薬を塗ってもらっていただけなのに、
……そもそもあの人は医者なんだから裸だろうが、皮膚の一枚下だろうが見たところで、表情一つ変えやしないじゃないか。
たまたまそこで医務室に入ってきた(今考えたらサボりだ!逢い引きだ!)ディムロスさんが、裸と恋人を見て
案の定わかりやすい誤解をして…そこまではいい。
そこで…あろう事か剣を抜いた。
その後、(ほぼ全裸で)散々基地中を追い回された末に、クレメンテさんとアトワイトさんが止めに入って
事態は事なきを得たのだが……表面上は。表 面 上 は。
寒かったし、皆に指さして笑われるし、風邪まで引いた。事なきを得た…自分にとってそんなことはない。
とまあ…彼女に手を出してはいけない、二人だけでいるところを見られてもいけない、ということだ。
- 627 名前:105 :03/03/28 15:55 ID:FZ2X6X5d
- 「(…今度は誰なんだろう…アトワイトさんはもてるからなぁ…)」
命知らずな奴だが、それよりなにより自分にとばっちりが来るというのに。…やめて欲しい、本当に、絶対に。
「…大変ですね、いつもいつも」
イクティノスが心底同情した声で言う。
同情するだけなら、ディムロスのとばっちりをくらうより余程楽なことだ。
ディムロスに訓練と称して殺されかけては自室に担ぎ込まれる彼を看るうちに、手当の腕も上がったようで
薬を塗り込んでいくその手つきには無駄がない。
「…なら代わってくださいよ」
ディムロスの機嫌が悪いと見ると、さっさと姿を消す同室者に心底恨みがましい眼を向ける。
「遠慮しますよ。しかし今日は…ああ、特に酷い。災難でしたね、シャルティエ」
「――だから、ディムロス。ねえ……」
シャルティエの尊い犠牲(?)も虚しく、夜になってもディムロスの機嫌は直っていなかった。
時間を作り私室を訪ねてきたアトワイトに対しても、その態度はとげとげしい。
「私何かしたかしら、それなら言って頂戴。ね、わけを話して」
「…何でもないと言っている」
「嘘!」
堂々巡りを繰り返す会話。次第にアトワイトの声色に苛立ちが混じっていく。
何でもない、と言いながらもディムロスの目がアトワイトに向けられる事はなく、
机上に山と積まれた書類から離れる事はなかった。何としてでも彼女の方を見まいとしているかのように。
「嘘ではない」
相変わらず書類に目を通すディムロスの、その揚げ足を取るかのような返答に
ついにアトワイトの苛立ちが頂点に達した。
「ディムロス!」
怒りにまかせ、――おおよそ普段からの彼女らしくはなかったが、だん、と重い音とともに足を踏みならす。
- 628 名前:105 :03/03/28 15:55 ID:FZ2X6X5d
- その拍子にそれぞれに音を立てる彼女の持っていた紙袋や酒瓶にかまうことなく
ディムロスと、その視線の先にある書類の山との間に躰を割り込ませた。
「…!」
常葉色の瞳がまばたきすら忘れ、彼女の胸――そこに抱かれている一つの紙包みに吸い寄せられる。
「お願いだから言って。どうして怒ってるの、どうして私を見ようとしないの」
――敢えて正確に言えば、ディムロスが目を逸らしていたのはその包みだった。
やや時はさかのぼって、早朝。
かねてより恋人と、夕食後の逢い引きを約束していた彼は、それこそ朝から夜まで公務に忙殺される身。
そのため早くから酒や肴の調達に基地内を駆け回っていた。
その帰りのこと、入手した貴重な火酒や果実酒、乾果を手に自室の扉をくぐろうとした時だった。
「……本当に、突然伺ってしまって――」
それは彼の恋人、アトワイトの声だった。
だがしかし彼の背後、声のする方にあるものはカーレルの私室。
――嫌な予感がディムロスの背筋を撫でた。
見てはいけない、振り返るべきではない。だが、しかし。
強張る首を後ろに向け、そしてディムロスは予想通りの光景を目にすることとなった。
カーレルは、そこにいた。寝間着のままアトワイトと親しげに語らいながら、彼の部屋から上半身を
出して部屋の外の彼女に何やら手渡している。
無地の紙にくるまれた、飾り気のない紙包みだった。
「いや、私はかまわないよ。君ならいつでも歓迎する」
「そう言って下さると嬉しいです。貴方とはこういった時間にしか会えませんし」
その言葉の意味すること。…おそらく彼女は今までそこに居たのだろう。
- 629 名前:105 :03/03/28 15:56 ID:FZ2X6X5d
- ――厭だ!
………厭だ、……厭、だ…!
悶えるほどの嫌悪感。それが何に対しての感情だったのか、分からないほどに心が乱れた。
いつ私室に戻ったのかなど憶えていない。ただ気付いたときには壁にもたれ床に蹲り
嘘だ、嘘だと狂ったように呟いていた。
何故、アトワイトがあの時間にカーレルの私室に居た?何があった?
寝台で睦み合う男女の姿。紫の髪の女が相手の躰に脚を絡みつかせ、睦言をせがんでいる。
相手の男もまた、女の白い肢体に溺れていく。紅と紫の密やかな交情。
脳裏にそれを明確に描きだし、暴れ出しそうな己の心を押さえるのにどれだけ苦労しただろう。
「――――――ッ!!」
思わず火酒の瓶に手が伸びる。それを止めるものもなく――。
訓練場に酔眼のディムロスが現れた時、シャルティエが怪訝な表情を浮かべたのは
彼自身にも分かっていた。今は昼だ、その目がそう語っている。
常日頃のディムロスなら、このような時分に酒気をまとわりつかせ、剣を振るうなどと
いうことはありえないことだった。
だがそれでも人前に出るために、酒で一時でも気を紛らわすしかなかったのだ。
結果として手加減が出来ず、哀れシャルティエは昏倒するはめになったのだが。
常に他人から意志の強靱さ、強い自戒、揺るがぬ己を讃えられ、
ディムロス自身も己を強い人間と思っていた。…そう思い込み、錯覚していた。
- 630 名前:105 :03/03/28 15:57 ID:FZ2X6X5d
- 一見すればか弱くすらある目の前の一人の女が、その自己を根底から揺さぶっている。
「分からない…ということはないだろう」
アトワイトの手の中にある包みから視線を引きはがし、あくまで平然を装った皮肉を言う。
「分かりません!」
あくまで強情な返答。あいつを庇っているのか。何故あいつからの贈り物をここまで持ってくる?
たった一人の女にこうまでも狂わされる。愛して、愛して、焦がれて、求めて……渇望する。
一旦手に入れば、今度は奪われまいとする、悪循環。
――やめてくれ。もう、いい加減にしてくれ。
ディムロスは再び書類の山に意識を戻す。
これ以上彼女と不毛な押し問答をしていても意味がない、とでも言いたげな態度だった。
「………っ」
今の彼には何を言っても無駄だ。アトワイトは小さくため息をついた。
「…ごめんなさい。仕事の邪魔をしてしまったのなら出直します…」
アトワイトにとってそれは、ディムロスの不機嫌の理由をそう取ったが故の言葉だったが、
それは彼女の恋人の解釈とは大きく食い違っていた。
ぴたりとディムロスの手が止まる。
「(カーレルのもとにいくのか…?)」
考えたくはなかったが、可能性としては充分あり得ることだった。
しかしそれを想像した瞬間、ディムロスの心の闇は大きく広がり、普段からきわめて理性的な彼でも
どうにも押さえられない衝動に駆られていた。
ゆっくりと椅子から立ち上がり、立ち去ろうとするアトワイトに手を伸ばす。
「(他の男に君を渡しはしない…!)」
一旦独占欲と愛情とを燃料にして燃え上がってしまえば、嫉妬という炎は、容易には消えなかった。
- 631 名前:105 :03/03/28 15:57 ID:FZ2X6X5d
- 「…それは、許さない」
不意に肩を掴まれ、仰向けに机に躰を押しつけられた。
その拍子にアトワイトの手荷物が彼女の手を離れ、机上の書類と共に床に落ちる。
酒瓶がけたたましい音を立てて割れ、中の酒を床と書類に吸わせていく。
「痛ッ…!」
いつもと違う乱暴な扱いを受け、悲鳴を上げるアトワイトにのしかかりながら囁きかける。
「こうされたくて、ここへ来たんだろう?だったら、私も満足させてもらおうか」
そう言いながら短衣の裾から手を潜り込ませ、下着の上から指で秘所を軽く押す。
「やっ…嫌ッ!………っ、違う…」
少々優しすぎるほどに優しく扱ってくれる、普段のディムロスとはかけ離れた
行動に怒りよりも怯えが勝る。抵抗はおろか、異様な気配に射すくめられたように身動きすらままならない。
「離して!いやっ…違うの、そうじゃないッ」
だが何としてでもディムロスの拘束から逃れようと、必死になって身を捩らせる。
「(怖い…。いつもの彼じゃない…!)」
半ば錯乱し、脚をばたつかせるアトワイトを全身で押さえつけ、彼女の耳朶を舐め、低く囁く。
「違わない」
アトワイトには知るよしもなかったが、抵抗すればするほどディムロスを刺激し
拒めば拒むほどに相手を興奮させ、結果として彼を陵辱へと駆り立てていた。
「ッちが…んむぅッ」
叫ぼうと開かれた唇にディムロスの指がねじ込まれ、それ以上訴えかけることは不可能だった。
「…違わない」
幼い子供を諭すかのように、アトワイトの耳にもう一度囁く。
ディムロスの顔を間近に見ながら、アトワイトはただ口内を犯す指を舐ることしか出来なかった。
- 632 名前:105 :03/03/28 15:58 ID:FZ2X6X5d
- 「んっ…ふっ……う…うぅ…」
ちゅぷちゅぷと淫猥な音を立てて、アトワイトはディムロスの指をひたすら舐め、しゃぶっていく。
その長い指は口腔内を蹂躙し、生き物のように暴れ回っている。
頬の内側や舌の暖かく柔らかい粘膜の感触を楽しむかのように、時に優しく、時に激しく口腔内を犯していった。
彼女が涙の滲んだ瞳で訴えかけても、それを非情にも黙殺する。
流れる涙をもう一方の手の指先で拭ってやりながら、彼女を眺めるのみ。
と、耳元に顔を寄せ、追いうちをかけるように何事かを囁いた。
「…私のモノをしゃぶる時のように、もっと舌を使うんだ」
「……っ…ッ……!」
羞恥に顔が染まる。
だが、命令の主は目線でさらなる痴態を促すのみ。声にこそ出せなかったが、アトワイトは泣いていた。
何故、こんな仕打ちを受けなければならないのか、いくら考えてもわからない。
それがますます彼女の怯えと恐怖心を煽り立てた。
「…ふ……そうだ、もっと吸って…舌を絡めるんだ」
満足げに自分を見下ろす恋人を見返しながら、アトワイトはふと考える。
性交とは違う、だがこの行為は陵辱以外の何物でもない。
「(今の私…きっと、とても淫らだわ)」
そう思った瞬間、かっと躰を灼くような獣慾が全身を駆け抜けた。だが、躰の一点がその欲情の嵐をすり抜ける。
脱力した体が机から滑り落ちようとしたが、瞬間、男の膝がちょうどその位置を受け止めた。
下着越しとはいえそこが湿っている気配はなく、さらりとした感触をその脚に返す。
- 633 名前:105 :03/03/28 15:59 ID:FZ2X6X5d
- 「……そうか」
一拍おいて彼の面に理解の色が浮かび、ゆっくりとアトワイトの顔を見やる。ディムロスは怒ってはいなかった。
しかし、逆に奇妙に穏やかなその表情が、怖い。
口内への陵辱が突然やみ、唾液の糸を引いて指が引き抜かれる。
「っ…ふ……」
ぬらぬらと唾液に濡れた指を、ディムロスはそのまま口に含んで見せる。
「……やだっ…」
おもわず目を固く閉じる。が、相手はそれをとがめる風でもなかった。
「物足りない、ということか」
その言葉と躰が持ち上げられる感覚に目を開いた時には机に腰掛けさせられ、
投げ出された両脚は床に膝をつきまるで、跪いているかのような体勢のディムロスに持ち上げられていた。
とっさに脚を閉じようとするが、彼の肩に掛かった脚はその頭を柔らかな太腿で挟み込むことしか出来なかった。
「やっやぁっ…ああぁ…いや…」
閉じない脚の間にディムロスの顔が割り込み、秘所を視姦されている。
指先が触れるでもなく、唇で吸うでもない、ただ薄布越しに視線が嬲るだけ。
途方もない羞恥、だが秘所の奥に湧き出た疼くような熱がじりじりと全身に広がりつつあった。
「ディムロス…やめて、やめてぇ…ああ……だめ…ぇ」
視線に耐えきれず両手で顔を覆い、いやいやをするように頭を振るアトワイトだったが、
ディムロスはというと意に介した様子もなく、或いはそう装いつつ滑らかな内腿をゆるやかに愛撫している。
- 634 名前:105 :03/03/28 16:00 ID:FZ2X6X5d
- そして、いつしか彼女の躰にも変化が訪れていた。
「ぁ…あ…?そん、な…ぁ…」
秘所の熱は収まらなかった。
寧ろ下腹部だけに留まらず、全身を灼き、心なしか呼吸をも速めている。
首をほんの少し傾げれば、乳房の先端が服の胸部をわずかに持ち上げているのが見て取れた。
「感じたのか?」
「……ッぁ……」
視姦されることで昂ぶった己を恥じ入ったのか、さらなる辱めを受けることに怯えたのか、微かに肩を震わせる。
知らず知らずのうちに、何かを求めて唇がわなないていた。
「…どうした」
限界まで掻き立てられた羞恥心がひどく邪魔をする。
…言えない。けれど、この疼きを早く鎮めて欲しい。理性と欲望がせめぎ合い、気が狂いそうだった。
「――……あはぁ…っ」
言葉の続きを促すように、ディムロスの指先が薄布越しに秘裂をなで上げた。指先にじっとりと湿った感触。
「強情だな、君は。…ここはこんなにも素直なのに」
「うぅっ………っく…」
アトワイトは答えない。目を瞑ったまま左右に首を振り、泣き声を上げている。
そんな彼女を一瞥すると、内腿への愛撫を再開する。
尻の曲線をなぞる指先に加え舌で足の付け根、秘裂ぎりぎりの箇所を丹念に攻めていく。
あくまでもソコには触れない。ディムロスの舌先は湿り気に近づいては離れ、を執拗に繰り返した。
「…くぅぅ…っん」
いたずらに高まった性感が身を捩らせる。
しかし中途半端な愛撫では、達するはおろか、昇ることもままならない。
- 635 名前:105 :03/03/28 16:00 ID:FZ2X6X5d
- それでも、残酷なその責めは続く。
「ディム…あぁ…ディムロス…」
「さあ…どうして欲しい?」
とん、と下着の愛液の染みに指の腹が乗せられる。軽い、刺激というにはほど遠い感触。
「や…ひどい…」
「(ひどい…か)」
自分でも知らなかった己の嗜虐性。
「言うまでは、あげられない」
新たに流される涙にぞくりと背筋が震える。恐怖ではない、それは性的な快感だった。
「(どうかしているな…私は)」
アトワイトを抱き、彼女が自分のものなのだとそう確信が欲しかっただけなのに、
彼女が自分の責めに言葉に悶える姿を見た瞬間、自分の中の何かが狂っていた。…或いは自分自身が。
否、そもそも最初から嫉妬に狂わされていたか…。
くつくつと笑うその姿に、アトワイトが柳眉を顰めている。
「…どう、したの?」
「うん?、…ああ」
アトワイトの顔を見て、唐突に我に返る。
そして、それと同時に彼女への渇望と独占欲が急激に甦った。
「…アトワイト、私が欲しいか」
「え」
言いたくて、口に出来なかった一言をいきなり与えられたことに、アトワイトは驚きを隠せなかった。
その表情は寧ろ訝しげ、といってもいい。
だが疼く躰は素直だった。…数秒の間を置き、彼女はこくりと頷いた。
「いいこだ」
嗜虐的な満足にディムロスは笑みを浮かべた。
- 636 名前:105 :03/03/28 16:01 ID:FZ2X6X5d
- アトワイトの肌は白い。
陽の差さない地上において、肌の色の薄い者は多いが、それでも白磁の肌というのは稀である。
その彼女の白い脚の付け根には、薄紫の秘毛が申し訳程度に覆い隠す秘所。
僅かに秘唇を開けば、珊瑚のように鮮やかな薄紅の秘肉が覗いている。
愛液に湿った薄布を横にずらし、薄紅色の媚肉に指を忍ばせる。
くちゅりと濡れた音を立て、アトワイトのそこは歓んで指先での刺激を受け入れた。
「……あ…」
片手は愛撫を休めず、空いた手が手慣れた様子で服の胸部をはだけさせ、まろび出た白い乳房を手の中に納める。
ややディムロスの手にも余るそのふくらみは、揉みしだかれる度に柔らかい感触と心地よい弾力を掌に返し、
彼の中の雄を昂ぶらせていく。
「く、ふぅ……ん」
巧みに舐め回されすでに、先端の紅い蕾はかたく尖っている。
いつの間にか秘所を蹂躙していたもう片方の手も、空いている乳房を握りこんでいた。
暖かく柔らかな感触にしばしの間溺れるように、やわやわと乳房のまろみを揉みしだく。
「…ディムロス…あの…」
もじもじと腰をくねらせるのは、下の方を刺激して欲しいのだろう。
ふと、一つの想像が、あくまで想像が脳裏に甦った。…カーレルに抱かれ、彼と愛を囁き合うアトワイトを。
その瞬間、気が狂うかと思った。
- 637 名前:105 :03/03/28 16:02 ID:FZ2X6X5d
- ディムロスの指が、無造作に秘所の裂け目を押し広げる。
「…ッ!?いたっ…!や、やめて、ディムロス」
限りなく敏感な柔肉を突然乱暴な手つきで触れられた痛みに、アトワイトが悲鳴を上げた。
だが、そのことにかまう余裕など今のディムロスには無い。
寧ろその悲鳴が、自分を拒絶する声としてさえ聞こえるのだった。
「……ッ」
「うぁあっ…」
力の加減など知らないかのように、秘裂の内部を擦る指の動きに合わせ、
柔らかな秘唇が引きつるようにして震える。
痛々しいアトワイトの声はディムロスの耳に届いていたが、もう聞こえてはいない。
おおよそ彼らしくはない事だが、ディムロスはひどく焦っていた。
ただひたすらに、ここは自分だけが触れられるのだとでも言いたげに、秘所を指と舌とで蹂躙していく。
「お願い…優しく…して……くぅっ…」
「(カーレルは、アトワイトを抱いたのか…?)」
一度そう考えると、疑惑の念は強くなる一方だった。
振り払っても振り払っても、頭から離れていこうとしない。
「(アトワイトは…私のものだ。…誰にも、渡さない)」
「…ディム、ロス…?」
つい昨日までは自分のものだと、彼女の身も、心も、寝台の上で見せる媚情も、情欲に濡れる声もまなざしも、
自分だけのものだという、確かな自信があった。
そう確かめるように秘所に留まらず這いずる唇は、さながら所有のしるしを付けるかのように、
内股、太腿と口づけの紅い痕を残していく。
「だ…め。人に…見られる…とこ、ろ、は……っああぁ」
「見せてやればいい」
そうすれば他の男がアトワイトに触れることも、無い。ディムロスはそう信じたかったのだろう。
そんな彼を見つめる真紅の瞳が、新たに涙を落とすと同時に伏せられた。
- 638 名前:105 :03/03/28 16:04 ID:FZ2X6X5d
- 「ん、っううん…ふ…」
さらさらと溢れ出す愛液を舌先で舐め取りながら、指は肉色の真珠を弄んでいる。
その突起を捏ね回す度に、アトワイトの嬌声が頭上から聞こえてきた。
さらに充血した花芽を口に含み、吸い上げつつ舌先で突く。
「っ…あふ……ぁん」
身を捩り、切ない喘ぎ声を上げ続けるアトワイト。
だが先ほどとは違い、満たされぬ性感は甘い疼きに変わっていた。
流れる愛液は次第に粘り気を増し、舐め取りきれなかった蜜が机上に零れていく。
相変わらず、秘所への愛撫はどこか荒々しい。だが幾度となく躰を重ね、彼女の感帯を知り尽くした相手の
指と舌先はアトワイトの官能を執拗に引き出し、昂ぶらせていった。
二本三本と指を潜り込ませ、熱く滑る柔肉を押し拡げていく。
「あっ……やっ…吸わないで…そんなところ…」
じゅるり、と淫らな音も高く蜜を啜る。喜んで口にするものとは思わないが、抵抗はない。
口内に広がった酸味を舌全体で味わいつくし、飲み下す。
その中に男の味がしないことに安堵し、膣内に潜り込んだ指はそのままに秘裂から唇を離す。
無造作に掻き回された蜜壷が、とぷん、と悩ましい水音を立てていた。
「もうぐちゃぐちゃ…だな。ここを弄られるのが、そんなにいいのか?」
「嫌……。い、言わないで…やめて…、そんな……しないで」
弱々しい抵抗がディムロスの粗暴な愛撫を微かに拒む。
ただ、それは彼を拒絶するというよりも、優しく触れられたいが故にだった。
…だがそれが今のディムロスにとって、どれほど辛いことか。
手酷い拒絶。
触れることさえ拒絶される。
「ふん…」
根元まで挿入させた指がくいと曲げられ、上壁を押し上げるように力を込めて擦る。
「――く、ふぅ……ッ!」
ぼたぼたとディムロスの掌に零される蜜。アトワイトの背が仰け反り、机上にぐったりと頽れる。
- 639 名前:105 :03/03/28 16:04 ID:FZ2X6X5d
- 「言ったから…何だ」
冷たい声だった。アトワイトの身をびくん、と竦ませるほどに。
「事実を述べただけだろう。君は私の指でよがっている、…違うのか?」
だけど…。…喉まで出かかった言葉は、叩き付けられる冷徹な暴言に遮られた。
「君は何をされても欲情するんだな。ここを見られただけで濡らすし、
今だって私の指を咥え込んで放そうとしない。こんなにひくつかせて…厭らしいな、君は」
冷ややかだった口調が途中でわずかに優しくなる。だが、声が冷たい事に変わりはない。
「違うわ…違う……そんなこと、ない…」
「だから…厭らしい子には仕置きが必要だろう?」
怯えきった瞳に涙を浮かべ必死に否定するアトワイトを、あやすような口調が残酷に嬲っていく。
その冷たい言葉は本心から出たものなのか、あるいはそうではなかったのか。
「君が厭らしいから…誰でも良くなったりしないように」
「そんなこと…っ。私…」
「私だけを受け入れるように、…そうだ、君が私なしではいられないように」
ただ、ディムロスが自分を求めている。それだけはアトワイトにも分かった。
しかし、何をどれだけ訴えかけたところで、ディムロスは聞こうともしないのだった。
「私はっ、私はあなただけを……」
ずるりと秘所に咥え込ませていた指を抜き、アトワイトの顎を掴み
袖まで重く濡れた手を彼女の眼前に突き付ける。
「口だけならいくらでも言えるだろう。下の口はどうだ?
もう誰でも、何でもいいから咥えたいんじゃないのか?机の上も、私の手までこんなに濡らして…」
ディムロスの指と指の間に絡みついた愛液が蜘蛛の巣のように糸を作り、室内の明かりの下、
ぬらぬらと淫靡に濡れ光っていた。そしておそらく、机上も似たような有様なのだろう。
そのまま蜜塗れの指先をアトワイトの唇に滑らせ、口内へとねじ込もうとする。
「やめてっ!」
音高くディムロスの頬が叩かれる。半歩ほど後ずさったディムロスを押しのけ、床に降り彼に詰め寄った。
- 640 名前:105 :03/03/28 16:05 ID:FZ2X6X5d
- 「何で?ひどいわ!私はそんな女じゃない……どうしてそういう事を言うの!?」
頬を叩いた手がディムロスに掴まれる。
「そう言って逃げるのだろう?…誰か他の男の処へ…」
両手が捕らえられ、ディムロスと正面から向かい合う。
劣情とは違った感情にぎらついているその眼に射すくめられ、背筋がぞくりと震えた。
なのにディムロスのその眼から、視線を逸らすことが出来ない。まるで呪縛にかかったかのように。
「…あ……」
「逃がさない」
耳に熱い囁きがかかる、それは彼女をいつも酔わせる声と変わらなかった。
ぶるりと熱い欲情の震えがはしり、躰から力が抜けていく。
「ディムロス……んんっ…だ…めぇ…っ」
「私から逃げることは許さない、抵抗する事も」
――私から離れ、他の男を受け入れる事も。
アトワイトの躰を机に押し付け、大きく尻を突き出すような体勢をとらせる。
天板に手を突き白い服の裾をたくし上げられながらアトワイトは、あらためて机上を見渡していた。
机の上はさながら粗相をしたかのように濡れている。
「(…私…こんなに汚して…。…いやだ…)」
意地悪な言葉に嬲られることでここまで昂ぶってしまったことが、恥ずかしかった。
しかもディムロスが公務をする机の上で、彼の執務中に、こんな……。
「(でも……彼だから、かしら)」
どろどろに濡れ、既に用を為していない下着が下ろされ、潤いきった秘所を露わにする。
外気に晒された媚肉が淫らに蠢いて、満たすものを求めている。貫かれる事を期待しているのだった。
……密かにこの陵辱を悦んでいる自分がみっともなくて、ひどく顔が熱かった。
「(ディムロスが欲しいから、だから、こんなに…厭らしいの…)」
だが、ディムロスはなかなか躰を重ねてこなかった。
- 641 名前:105 :03/03/28 16:06 ID:FZ2X6X5d
- 「ディムロス…」
机に押し付けられたまま、何もしてこないことを訝しく思ったのか、心細げな声が先ほどから呼びかけていた。
その躰を折れよとばかりに後ろから抱きしめ、うなじに唇を這わせる。
「…どうしたの…?」
「(この髪、この瞳、アトワイトのすべて。すべて私のものだ)」
後ろから覆い被さり熱く潤った秘裂に昂りきった自らを宛うと、アトワイトの耳朶に囁きかける。
「アトワイト…君は誰のものだ」
「え…?」
「言うんだ」
腰を押し出し、濡れそぼる柔肉に自らの先端を埋め込んでいく。
「………ど、して……?」
快楽を待ちわびる躰には、言葉を組み立てる余裕も理性も、無い。
溢れ出す蜜を掻き乱していた剛直が僅かに後ろに引かれ、焦らされた秘肉が切なげに震え上がる。
「や、意地悪しないで…っ」
アトワイトが腰を押し付けてくるが無情にも肉茎を蜜壷から抜き、ぽたりと太腿に蜜を滴らせた。
ああ、と悲鳴に近い呻きが上がる。
「…言うんだ、アトワイト」
言わなければおあずけ、とほのめかす。
お互い限界の近いことは分かっていたが、それでも彼女の口から言わせたかった。
「…ディムロスの……。わ…たし、は…あなただけの…もの…っ」
「…いいこだ、アトワイト…ご褒美だ」
――そうだ、アトワイトは私のものだ。
- 642 名前:105 :03/03/28 16:07 ID:FZ2X6X5d
- くちゅりと音を立てて花弁に宛われた剛直が、柔肉をかき分けて押し入ってくる。
「あはぁ…っ…あ……んあ、あッ」
貫かれる悦びにアトワイトは歓喜の悲鳴を上げた。
熱く濡れそぼった秘肉を、指などとは比べ物にならない熱量が押し開き、その蠢く胎内を奥へ奥へと突き上げる。
締め上げる媚肉に逆らって腰をぐいぐいと進めていき最奥まで辿り着けば、その肉茎に今度は
逃がすものかとばかりに、ぬめる襞が絡みついて離れない。
肉と粘膜が直に擦れ合う甘美な高揚感。ともすればそれだけで達しそうだった。
「……ッく……」
躰の奥で深く繋がったディムロスの背筋を、恐ろしい程の快感が這い上がる。
――まだだ、まだ…
絶頂感を振り払い、アトワイトの腰を掴むと怒張を先端まで引き抜き、再び一気に最奥まで突く。
ずん、と亀頭が子宮を思い切り突き上げた。
「…あ…やぁ…ディムロス…きもち…いい……ッ…」
その刺激にアトワイトが背をのけぞらせ、ぞくぞくと震えるその躰が、次の瞬間には脱力する。
軽い絶頂を迎えしばし恍惚にひたるアトワイトだったが、ディムロスが腰を使い始めると
半ば無意識に、彼の呼吸と腰使いの律動に息を合わせていく。
「う…んふぅ……あ…ふぁぁんっ…」
怒張の先端が柔襞を引きずり出さんばかりに、媚肉を擦り上げる。
漸く心に余裕の出来たディムロスも、ただ突くばかりでなく、肉襞全体を押撫で
膣内を掻き回したかと思うと最奥に己を激しく突き込む。
「…ッ……くっ……っは…っ」
がくがくと激しく揺れる互いの躰。飛び散る大粒の汗。
壊れよとばかりに抽挿を繰り返し、互いの快楽を高め合う。
- 643 名前:105 :03/03/28 16:08 ID:FZ2X6X5d
- 「あ、あッ…!…」
一際激しく突き上げられたアトワイトの脚が均衡を失い、倒れかかったところを
ディムロスの手に腰を抱きとめられ、辛うじて踏みとどまる。
引き寄せられては戻っていく腰。机上に押し当てられた乳房がその動きに合わせ形を変えていた。
粘りつく体液が結合部から飛び散り、アトワイトの尻や腿を濡らしていく。
「やぁっ…く…る……わた、し……っ……っちゃ、う…」
「…あ、ああ…いって、くれ…」
アトワイトを絶頂へ導くために、深く浅く膣内を満遍なく突いていく。
――感じてくれ、もっと私を、私だけを…。
「はぁ…あっ…ディム…ディムロスぅ…、あっ…あ……ッんあああぁぁ……ッ」
アトワイトの絶頂とともに媚肉がぎゅっと締まり、急速に射精感が高められる。
「…アトワイト……っ…う、ぁっ」
内襞の収縮に引き込まれるようにして、最奥で肉茎が小さく震えた。
咄嗟に膣内はまずい、と感じ吐精の前兆に膨れあがる怒張を一息に引き抜く。
「…はっ…はぁっ……っ…」
勢いよく溢れ出した白濁液が菊座を濡らし、秘裂を伝ってとろとろと床に落ちていく。
尻にまとわりつく生暖かい液体。そのこそばゆい感触に、アトワイトが身をよじった。
「…ん…ん、う……。…アトワイト…」
「はぁ…ふ……ん…んふぅ…う……」
射精の余韻にディムロスが躰を微かに震わせる。
その体重を預けられたアトワイトもまた、冷めやらぬ興奮に身を任せていた。
折り重なる様に机に倒れ込み、呼吸を整えていた二人だったが、
絡み合わせた手がふと軽い感触を打った。両者の目がそれに向けられる。
「……!…」
それを見た瞬間、ディムロスの顔が顰められた。
- 644 名前:105 :03/03/28 16:11 ID:FZ2X6X5d
- やっと半分…(目測)。長かった…!言葉責めとか机えちがなんだかマニアックかも。
ただオフィスラブたるもの机でセクースは欠かせないかと思ったので。中将の机の上はいつも片付いてますし(藁
後半、もう一戦交えます。多分怒濤のラブラブ。そして相変わらず鬼畜ヘタレな中将。
最初は、シャルがアトワイトにちょっかいを出すはずだったのですが、
奴だと話中にあるように、訓練と称してあぼーん。で終わってしまうので
ディムロスと同格の殿方、カーレルに白羽の矢が立ちますた。イヤ、クレメンテデモ…エ、ダメデツカ?
奴さんなら訓練であぼーんされないだろうし、何よりディムロスとライバル的立場なのが萌えるので。
しかしカーレルは愛妹にしか勃たない体。(超偏見)
でもこの人が自分の女に手出ししてたら怖いだろな〜。絶対盗られそうで。
…さて、後半書きに逝ってきますか。
- 645 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/28 16:45 ID:aFNJc5/E
- 前スレよりぢたまアーチェタン。ヴァルク様サザム様へ捧げ。
http://moe2.homelinux.net/src/200302/1044864745395.jpg
105タン鬼畜ディムアトキタ―――!!
- 646 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/29 19:53 ID:3SD0Noqz
- 久々にきたら、少し前にイラストレーションズの話してたんだな。
ぢたま某のアーチェは激しくイイよな
あの絵でぢたまが気にいったくらいだ
- 647 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/30 01:01 ID:SPcX++sh
- 事実。
レイプされてあえぎ声 だすやつ居るかな
- 648 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/30 01:07 ID:YMAp33ru
- >>647
突然なんだ?
- 649 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/30 07:39 ID:uZkHdiag
- ディムアト(・∀・)イイ!! 携帯しかないから、ぢだま氏の絵が見れない。激しく欝だ・・・。 誰か縮小してくれんかなぁ・・・。
- 650 名前:ヴァルク :03/03/30 13:33 ID:IU/6Ky0d
- ぢたまアーチェキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!
激しくイイ(・∀・)!萌えますなぁ〜。
645さんアリガd!
それと、615さん。
私も似たような理由でSS書き始めたんですが、他の神達ではなく私の作品に触発されたというのが
嬉しいやら恥ずかしいやらで。ディオメルがんがって下さい。
594さんもめげずにがんがって下さい。自信なくても案外うまくいくもんですから。(藁
D2後日談、カイル×リアラは近日うp予定です。
しばしお待ち下さいますようおながいします。
- 651 名前:ヴァルク :03/03/30 14:03 ID:IU/6Ky0d
- 連カキコスマソ。
649さん。近所にネットカフェがあるなら行ってみるのがイイです。
私も近所のネカフェを使ってるので。
- 652 名前:649 :03/03/30 18:01 ID:GLWfnNc/
- ネカフェからとは・・・何というツワモノ(w
ど田舎だからそんなのないや・・・諦めまつ(つД`)
- 653 名前:ヴァルク :03/03/31 00:23 ID:DCyfXlIt
- あらら、そでつか…。あれは激しく萌えるのに…。
ご愁傷様でつ。(-人-)
- 654 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/31 01:43 ID:wjNWz2Xj
- テイルズ・リング
age
- 655 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/31 06:30 ID:7xQZcHOe
- ガイシュツかもしれんが
結城聖の小説でカイリアはセクースしましたよね?
- 656 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/31 06:59 ID:jiKueKo4
- その小説ってなんですか どこで見れますか
- 657 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/31 07:17 ID:mMWLiEhw
- >>654
スーパーダッシュ文庫から出てる公式小説だよ。
全3巻。
ttp://dash.shueisha.co.jp/
>>653
一晩たってたし、あれってやっぱりそうなのかな…。
765チェックで修正無しということは、公式にやっちゃったってこと?うはーv
- 658 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/31 08:18 ID:ANAYkaZs
- どこでセクースする表現があったというんだ、いやない。
- 659 名前:bloom :03/03/31 08:45 ID:CPCTGU/J
- http://www2.leverage.jp/start/
- 660 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/31 08:46 ID:cAU/HVr3
- 携帯でSM画像
http://i-dorei.com
- 661 名前:655 :03/03/31 09:17 ID:i9AEG/LO
- じゃぁ怪しい部分を・・・
「全ての始まりの場所で、ふたつの影はゆっくりと、ひとつに重なっていった・・・。」
ハロルド「あんたたちが、一晩何してたかは知らないけど―――――」
あ や し い
- 662 名前:サザム :03/03/31 11:18 ID:t3s1C44H
- 645さん、君にカンシャ!(ロニ兄さん風に)
ここの住人はなんて親切な人達ばかりなんだ……。
105さん、やばいっす、会社でカイてはイケナイっす。
鬼畜というより、嫉妬に狂いまくりの中将閣下が激しすぎ。後編も楽しみにしちょります。
んで、久しぶりの自分からのネタ、リッド×ファラをうpさせてもらいます。
妙なシチュを組んでみたのですが、判りにくかったらスンマソン。
- 663 名前:サザム :03/03/31 11:19 ID:t3s1C44H
- 〜セイファートの試練〜
「よくぞ、第一の試練を乗り越えたな」
セイファートの使者は、低く響くような声でそう告げた。
ここはセイファート神殿の試練の間。リッドは極光術を会得する為に、ここに来ていた。
「では、次の試練だ。心の準備はいいか?」
「ああ。どんなに厳しい試練でも、必ず超えてみせるぜ!」
念を押すように尋ねる使者の問い掛けに、リッドは力強く答える。
「よかろう。では、行くが良い」
その言葉と共に、リッドは強い光に包まれ、意識を失っていった……。
◇ ◇ ◇
リッドが意識を取り戻すと、そこは大きめの湯船が置かれた、風呂場の中だった。
(あれ? 身体が動かせないぞ?)
エッグベアになった時は、ある程度自分の意思で動く事が出来たのだが、今回は違うようだ。
裸の肌に当たる湯気の温かさや椅子の感触は自分の身体のように感じるものの、全く身体を動かせない。
(それにここ、何だか見覚えがあるぞ……)
何処か素朴な板張りの壁は、故郷のラシュアン村に良く見られる建築様式である。
リッドが思い出そうとしていると、勝手に身体が動き、視線が移動する。
そこで、いきなり裸のファラと目が合い、リッドは驚いた。
(ファラ!? ……じゃない、これは、鏡?)
- 664 名前:サザム :03/03/31 11:20 ID:t3s1C44H
- 自分の意識の宿った体が動き、鏡を拭うと、ひんやりとした感触が手の平から伝わる。
(俺、今度はファラになってるのか?)
ファラは、鏡の曇りを手で落とすと、じっとそこに写った自分の身体を見詰める。
鍛えられた細身の裸体を、彼女自身の視点から見るという初めての経験に、リッドは戸惑っていた。
「あーあ。何で私の胸、なかなか大きくならないのかな……」
ファラはそう呟くと、両手で自分の胸を持ち上げ、きゅっと谷間を作るように寄せた。
リッドの意識に、まだ少し硬さの残る、少女の膨らみの感触が伝わる。
(こっ、この台詞は……!)
しかし、リッドはその感触よりも、先程ファラが呟いた台詞の方に気を取られていた。
なぜなら、リッドはこの状況とその言葉に、心当たりがあったのだ。
(まずいっ! おい、セイファートの使者、今すぐ戻せっ!)
リッドの意識は焦ったが、勿論それに答える声は無い。
その時、背後で扉の開く音と共に、良く知っている口調の男の声が投げかけられた。
「おいファラ、またそんな事言ってんのか?」
「きゃっ!? ……なぁんだ、リッドか」
慌てて身体を隠したファラは、背後を振り返ると、ホッとした様子で身体の力を抜く。
そこに立っていたのは、素っ裸でタオルを肩に掛けた、リッド本人の姿だった。
(やっ、やっぱりっ……!)
ファラの中にいるリッドの意識は、予想通りの展開に、頭を抱えたい気分になった。
◇ ◇ ◇
- 665 名前:サザム :03/03/31 11:22 ID:t3s1C44H
- リッドとファラがこう言う関係になったのは、もう一年以上も前の事だ。
ファラの16歳の誕生日に、二人で見晴し台に登り、そこで初めての契りを交わしたのである。
最初の内は痛がるだけだったファラも、一ヶ月もするうちに身体を開花させ、絶頂を知るようになった。
この状況は、メルディと出会う数ヶ月前、リッドが狩りから帰ってきた時の再現に間違い無い。
この頃には、ファラはリッドが誘う前に自分から求めるほど、開けっ広げな態度に変わっていた。
しかし、いくら身体の馴染んだ間柄でも、自分自身に『抱かれる』のは願い下げである。
リッドはファラの身体の中で、自由の利かない状態に、身悶えせんばかりの思いであった。
◇ ◇ ◇
一方、そんなリッドが体に宿っているとは知りもしないファラは、過去のリッドに文句を言っていた。
「んもう、リッドったら、びっくりさせないでよ!」
「わりぃわりぃ。でも、いくら俺だからって、少しは恥らってもいいんじゃねぇか?」
「ふーんだ。お尻まで許しちゃったリッドに、今更恥ずかしがっても、しょうがありませんよーだ!」
苦笑するリッドに、ファラは大きく舌を出しながら、そう憎まれ口を叩く。
しかし、ファラの中にいるリッドには、彼女の動悸が激しくなっているのが、直接感じられた。
「へいへい、分かったよ。それよりファラ、背中洗ってくれよ」
過去のリッドは諦めたようにそう言うと、小さな椅子を引き寄せ、ファラに背中を向ける。
自分で自分の背中を見るという不思議な状態に、ファラの中のリッドは夢の中のような違和感を覚えた。
「もー、いつも勝手なんだから」
ファラは文句を言いつつも、タオルに石鹸を擦りつけ、泡を立てていく。
そんなファラの方を首だけ捻って振り返ると、過去のリッドはニッと笑いつつ、彼女に告げた。
- 666 名前:サザム :03/03/31 11:23 ID:t3s1C44H
- 「タオルじゃなくってさ。この間のアレ、またやってくれよ」
「ええっ!? あ、あれ、またするの?」
その途端、ファラの頬がカッと熱くなるのを、彼女の中のリッドは感じる。
自分の締まりの無い顔を見せられて、ファラの中のリッドは、穴があったら入りたい心境であった。
「駄目か?」
「駄目……じゃないけど、あれ、そんなに気に入ったの?」
「だから言ってるんだよ。な、いいだろ?」
「……分かったよ、やってあげるから、あっち向いてて」
リッドの言葉に胸を高鳴らせながら、ファラは泡立てた石鹸を、自分の体の前面に塗っていった。
(うわっ! 何だこれ、気持ちいい……)
ぬるぬるした手が胸を這い、引き締まった胴体を降り、下腹部の茂みまで泡を行き渡らせる。
ファラの快感が直に伝わり、彼女の中のリッドは、その甘美な衝動に驚きの思いを発した。
「じゃ、行くよ……。んっ、ん……」
ファラは、リッドの肩に軽く湯を掛けると、広い背中に抱きつくようにして、自分の身体で洗い始めた。
小振りな二つの膨らみが、リッドの引き締まった背筋に押し潰され、柔らかく形を変える。
(うっ……。俺も気持ちいいと思ってたけど、ファラもこんなに気持ち良かったんだ……)
当時は自分の快感の為に要求した行為が、彼女にどれだけ快楽を与えていたかを知り、リッドは驚いた。
「ファラ、もっと強く擦ってくれ」
「んっ……、こう?」
背中に強く抱きつき、円を描くような動きで乳房が形を変える度、背筋に痺れるような快感が沸き起こる。
- 667 名前:サザム :03/03/31 11:24 ID:t3s1C44H
- 先端の突起が次第に固くなっていく感覚に、ファラの中のリッドは陶然となった。
「んっ? ファラ、背中に硬いものが当たってるぞ。感じてきてんのか?」
「んふっ、良く言うよ……。リッドだって、ここ、こんなにしてるじゃない……」
「あっ、こらっ!」
ファラが背後からリッドの股間に手を伸ばすと、そこは既に大きくなっている。
泡にまみれた細い指でそこを擦られ、リッドはビクンと身体を震わせた。
「ほら、こっちの方、すごく熱くなってるよ……」
ファラはリッドの耳元に囁きながら、ゆっくりと上下に逞しい肉棒をこすった。
ファラの脳裏に、愛しい人が自分の手の中で興奮している歓びが、激しく沸き上がる。
(くっ……、何で、自分のモノを触って、こんな気分にならなきゃいけないんだ!)
ファラの心と繋がっているリッドは、彼女の意識から流れ込んでくる感情に、強く抵抗した。
◇ ◇ ◇
「……こいつっ!」
「きゃん!? リ、リッド!」
いきなり腕を引き寄せられて、ファラは驚きの声を上げた。
リッドは、ふざけて怒った振りをしながら、ファラの身体を抱き寄せたのだ。
倒れ込んだファラは、ちょうど椅子に座ったリッドの腿に、背中を向けて座る格好にさせられた。
「なっ、何するの?」
「今度は、俺がファラの体を洗う番だろ?」
「えっ!? わ、私、そんな事してもらわなくても……」
- 668 名前:サザム :03/03/31 11:25 ID:t3s1C44H
- 言いよどむファラをよそに、リッドは両手で石鹸を擦り、泡を立てていく。
そして、背後から抱きすくめるように、ファラの胸に手を伸ばした。
「遠慮するなって。俺が綺麗にしてやるから」
「やっ、遠慮とか、そう言うんじゃなくて……んんっ!」
リッドの膝から立ち上がろうとしたファラは、両手で優しく胸を揉まれて、たちまち甘い声を上げた。
石鹸でつるつると肌の上を滑るリッドの指が、ファラの二つの膨らみをを的確に攻め立てる。
(うわっ、よせっ、やめろ、俺っ!)
敏感な女の身体から生じる快感に、ファラの中のリッドは混乱した叫びを漏らす。
男の時よりも遥かに強い快楽に、リッドの意識は掻き乱されていった。
「んっ……。何で、こんなにリッドに揉まれてるのに、大きくならないのかな……?」
「まだ言ってるのか? 俺は、この位の大きさが好みだって、言っただろ?」
「リッドの好みは関係ないの! んんっ、女の子はやっぱり、そういうの気になるんだから……っ!」
「分かった分かった。じゃ、少しでも大きくなるように、俺も協力してやるよ」
「んっ、やはっ、あっ!」
リッドはそう答えると、ファラの胸を寄せて上げるような動きを、何度も繰り返した。
張りのあるファラの乳房が、リッドの手の中にすっぽりと納まり、ふにゅふにゅと形を変える。
手の平で双丘の柔らかさを堪能しながら、指先でこりこりと先端の蕾を刺激する。
きゅっと軽く握り締めると、石鹸のぬめりのせいで、リッドの指からつるりと逃げるように動く。
沸き上がる快感に、ファラはリッドの膝の上で、もぞもぞと動き始めた。
「ほら、暴れると、ちゃんと洗えないだろ?」
- 669 名前:サザム :03/03/31 11:26 ID:t3s1C44H
- 「だっ、だって、リッドさっきから、私の弱いとこばっかり……くうっ!」
リッドの膝の上で、ファラは次第に股を広げ、ふるふると震え始めていた。
リッドは、もたれかかってくるファラの身体を支えながら、彼女の身体を撫で回す。
しかし、ファラの最も敏感な部分には、決して手を触れなかった。
下腹部に降りた指先は、もう少しで花弁に触れるという所で脇に逸れ、内股へと滑る。
そこをさわさわと刺激してから、再び茂みの脇を通り過ぎ、臍から胸へと動く。
その動きを何度も繰り返される内に、ファラの中のリッドにまで、耐え難い欲求が響いてきた。
「やだっ、やだよぉっ……。リッド、焦らさないでったら……」
(そうだっ! こんなっ……こんなの、耐えられないっ!)
過去に自分がした事である事実も忘れて、ファラの中のリッドは彼女の意見に同意する。
しかし、ファラを攻めるリッドは、茂みの周りを撫でながら、尚もからかうように言った。
「何だ、ファラ? ちゃんと言わないと分からないぞ?」
「んっ、イジワルっ、わっ、分かってる、くせにぃ……」
ファラはねだるような声を上げながら、腰を動かして、尻に当たっているリッドのモノをぐりぐりと刺激した。
熱くて硬い怒張の感触が、焼け付くような情欲を掻き立てる。
すでに、ファラの脳裏には更なる刺激を求める想いが渦を巻き、花弁は耐え難いほど疼いていた。
「まったく、ファラはエッチだな。……ほら、ここがいいんだろ?」
「ひんっ!? あっ、そう、そこなのっ……!」
(うあっ……!)
言葉と共に、花弁につぷっと指を入れられて、ファラは一際高い声を上げた。
- 670 名前:サザム :03/03/31 11:27 ID:t3s1C44H
- 今まで経験した事の無い快感に、リッドの意識も激しく反応する。
既に濡れ切っていたファラのそこは、リッドの指を易々と飲み込み、奥に誘うように蠕動した。
「このぬるぬるは、石鹸じゃないよなぁ、ファラ?」
「いやっ、ばか、知らないっ!」
少し粘り気のある雫を掻き出すようにしながら、リッドはファラの様子を伺った。
リッドの言葉に羞恥心を刺激され、ファラは頬を染めて顔を逸らす。
「そうそう。そうやって恥ずかしがってるファラ、すげー可愛いぜ……」
「やっ! そんな事、耳元で言っちゃ、いやっ!」
リッドの甘い囁きに、ファラはますます恥ずかしさを覚え、胸の奥が切なくなる。
ファラの昂りと共に、花弁の奥は更に湿り気を増し、細かい肉襞がリッドの指に絡みついた。
(うわっ、すげぇっ……! お、女の身体って、こんなに感じるのかよっ……!)
一方、ファラの中に宿るリッドは、彼女の快感を直に注ぎ込まれ、激しく翻弄されていた。
身体の中を抉る指の心地良さは、男であった時には想像もつかなかった高みにある。
襞の一つ一つが奏でる、立て続けの快楽。
身体の内部に生えた数十本の男根を一度に指で刺激されれば、これに近い感覚になるだろうか。
身体の奥底から響くような熱い疼きに、リッドの自意識は次第にファラのそれへと同調してゆく。
自分自身に愛撫されているという違和感も、徐々に薄れてゆく。
(畜生っ、抵抗、できねえっ……!)
ファラの中のリッドは、初めて感じる女としての悦びに、我を忘れていった。
◇ ◇ ◇
- 671 名前:サザム :03/03/31 11:39 ID:t3s1C44H
- 「んっ、くっ……、は、くちゅん!」
しばらくリッドに弄ばれていたファラは、ぷるっと身体を震わせると、小さなクシャミを漏らした。
「おいおい、えっ……ぷしょい! うう、俺もちょっと冷えてきたな……」
「あっ、やっ、やめちゃいやぁ……」
自身も寒気を感じたリッドは、ファラの中から指を引き抜き、身体を離した。
床にペタンと座り、名残惜しげに呟くファラに、湯船から桶で汲み取った湯を掛けて、泡を流していく。
続けて自分の身体もざっと洗い流すと、ファラの身体を抱き上げ、湯船に近寄っていった。
「やっ、ちょっとリッド、こんなの恥ずかしいったら!」
姫君のように抱えられ、ファラは顔を真っ赤にしながら、リッドの腕の中で身悶えた。
「続きは、湯船の中でしようぜ」
リッドはそう言いながら、湯船の淵をまたぎ超え、腰を降ろしていく。
二人の身体に押し退けられ、溢れた湯が滝のように流れ落ちた。
「もぉ、お湯がもったいないじゃない。……それに、ちょっと狭いよ?」
確かに、大きめに作られているとは言え、二人も入ると湯船はほぼ一杯になっている。
ゆったりと足を伸ばすどころか、互いに足を絡ませて、どうにか一緒に入っている状態だった。
「わかったよ。じゃ、こうすれば狭くないだろ?」
「きゃっ! リッド、何て格好するのよ!?」
眼前に大きくそそり立った剛直を突き出されて、ファラは思わず顔を覆った。
リッドは両足を湯船の淵に引っ掛け、ファラの前に腰を出すように、身体を浮かせたのだ。
(げっ、み、みっともねぇ……)
- 672 名前:サザム :03/03/31 11:41 ID:t3s1C44H
- 指の間から覗いたファラの目には、竿と袋だけではなく、その後ろの菊座までが露わになっている。
客観的に自分の醜態を見せ付けられて、ファラの中のリッドはげんなりとした。
「まぁ、いいじゃねーか。丁度いいから、このまま口でしてくれよ」
「何が丁度いい、よ。最初っから、そのつもりだったんでしょ?」
「へへっ、バレたか」
「ほんとにもう、しょうがないなぁ……」
そう口では文句を言いつつも、ファラの脳裏には激しい欲望がこみ上げていく。
(おいっ!? たっ、頼む、それだけはやめてくれっ!)
ファラの中のリッドは、誰にも聞こえぬ声で、激しく叫んだ。
いくら自分のモノでも──いや、自分のモノであるから尚更、男の性器を咥えるのは抵抗がある。
しかし、リッドの必死の思念も、ファラの心には伝わらない。
ファラは反り返った剛直を片手で引き寄せると、慣れた動きでそれを口の中に含んだ。
「んっ、ふむっ、んん、ちゅっ……」
(ああ、やっちまった……)
嘆くリッドの思念を知らぬまま、ファラは肉棒の半ばまでを咥え、舌を使い始めた。
唇で茎をこりこりと押し潰しながら、先端の傘の部分を、愛しげに嘗め回す。
力を込めた舌先で鈴口をくすぐると、その割れ目からじわりと先走りの汁が滲み出す。
ファラはぬるぬるとしたそれを傘全体に伸ばすようにしてから、綺麗に舐め取り、嬉しげに飲み下した。
(うっ、変な味……。ファラ、よくこんなの飲めるよな……)
リッドの意識はそう思ったが、ファラの意識からは、喜びの思念しか伝わってこない。
- 673 名前:サザム :03/03/31 11:42 ID:t3s1C44H
- 先程の気乗りのしない様子も忘れたかのように、ファラは口技に没頭していった。
「ふむっ、んっ、んっ……。んぷっ、ちゅ、んんっ……」
「くっ、ファラ、気持ちいいぜ……」
「ん……、そう? じゃ、もっとしてあげるね……。じゅぷっ、じゅっ、ちゅうっ……」
「うあっ!」
リッドの言葉に気を良くしたファラは、わざと音を立てるようにして、頭を前後に振った。
駆け巡る快感に、リッドの身体がビクンと震える。
自分の髪を優しく撫でるリッドを更に喜ばせたくて、ファラは懸命に舌を使い、唇をすぼめる。
その行為は、リッドだけではなく、ファラの官能まで高めていく。
しばらく続けているうちに、ファラの下腹部は焼け付くように疼き、口の中のモノを求め始めていた。
「ねぇリッド、私も欲しくなっちゃったの……。お願い、リッドのこれ、ちょうだい……」
ファラは剛直から口を離すと、そそり立ったモノを愛しげに撫でながら、欲望に濡れた瞳を上げた。
リッドの方も、ファラの舌技に欲求を高められ、情欲に支配された雄の目をしている。
「ああ、いいぜ……。俺からする方がいいか?」
「ううん。今日は、私にやらせて……」
再び湯船に腰を降ろしたリッドが問うと、ファラは軽く首を振り、自分からリッドの腰に足を絡める。
正面から抱きつく体勢になると、リッドの先端を指で押さえ、自分の秘所へと導いていく。
(まっ、待ってくれ! まだ、心の準備が……)
リッドの意識が焦る間に、ファラは自分の入り口に熱くたぎった肉棒を宛がう。
そして、そのまま腰を降ろすようにして、リッドの剛直を体内に招き入れた。
- 674 名前:サザム :03/03/31 11:43 ID:t3s1C44H
- ◇ ◇ ◇
「あっ、ああっ!」
(うあああぁっ!)
ファラが甲高い声を上げると同時に、リッドの思念は絶叫した。
指でされた時とは違い、狭い膣内の全ての襞が、熱い肉棒に撫で上げられる。
ただ挿入しただけの動きに、しかしリッドの意識は、男の時の絶頂を遥かに上回る快楽を受けていた。
「じゃあ、動くよ、リッド……」
(あっ、まっ、待ってくれ、ファラっ……!)
自分に掛けられた声では無いのも分からぬまま、ファラの中のリッドは答えた。
けれど当然その思念は、ファラの意識には届かない。
ファラはゆったりとした動きで、腰を前後に使い始めた。
「んっ、ふっ、くっ……、いいよぉ、リッド……」
(うあっ、止めっ、止めてくれっ、ファラっ!)
慣れているファラはまだしも、女の快楽を初めて経験するリッドにとって、その刺激は余りに激しすぎた。
大きく張り出した傘の部分が襞を擦るたび、強烈な電撃を浴びたかのような快感が襲い掛かる。
しかも、女の快楽は男のそれとは違い、射精よりも高いレベルのまま延々と続き、更に高みへと向かうのだ。
「ほんとに、最近のファラ、積極的になったよな……」
「んんっ、何言ってんのよ……。私をこんなにエッチにしちゃったの、リッドじゃない……」
感心したように呟くリッドの言葉に、ファラは男の快楽中枢を直撃するような、甘い声を漏らす。
リッドの想像すら及ばない高みの中で、けれどファラの身体は、まだ足りないとばかりに動きを早める。
- 675 名前:サザム :03/03/31 11:44 ID:t3s1C44H
- (誰かっ……、誰か、助けてくれっ……!)
思考を消し飛ばすほどの快感の中で、リッドの意識は必死に助けを求めていた。
「えっ!? あっ、誰っ?」
「んっ? どうした、ファラ?」
ファラの動きに腰を合わせながら、リッドは訝しげに問いかけた。
「あんっ、くっ、何だか私の中に、誰かがいるみたいな、気がしてっ……」
ファラは妖しく腰をくねらせながら、戸惑いがちに答える。
(つっ、通じたのか!? ファラ、頼む、止めてくれっ!)
快楽に翻弄されつつも、ファラの中のリッドは力を振り絞って呼び掛けた。
「んで、それがどうした?」
「それでっ、分からないけどっ、そのせいで、いつもよりっ、感じるのっ、んんっ!」
(なっ、何だよ、それっ!)
どうやら、中にいるリッドの快感だけが、ファラの意識に届いているらしい。
自分の声が届いていない事を再確認し、リッドの意識は激しく落胆した。
「ああっ、こんなの、すごい、すごいよっ……!」
「おい、大丈夫か?」
余りに激しい乱れ様に、リッドが心配そうな声を掛ける。
しかし、二人分の快楽に我を忘れたファラの耳には、その声も届かない。
ばしゃばしゃと湯を波打たせながら、一層素早く腰を打ちつけた。
「あああっ、だめっ、もう、イッちゃう、イッちゃうぅっ!」
- 676 名前:サザム :03/03/31 11:44 ID:t3s1C44H
- (うああっ、だめだっ、何か、来るっ……!)
津波のように襲い来る高まりの予兆に、リッドの意識が脅えたように震える。
精神が弾けるような快楽に、リッドの意識はファラのそれと同調していく。
ファラはリッドの首に強く抱きつきながら、これで最後とばかりに細かく腰を動かした。
「だめっ、もうっ、イッ……くうううぅん!!」
(うあああぁっ!!)
真っ白な光に飲み込まれるような幻覚を見ながら、リッドの意識は快楽の極みへと登りつめていった。
◇ ◇ ◇
(あれっ、俺、まだここにいるのか?)
「あれっ、私、まだここにいるの?」
数十秒ほどの失神の後、リッドの意識は再びファラの中で覚醒した。
しかし、先程までの状態に比べ、より感覚が鮮明になった気がする。
そればかりか、口調こそファラのものに変わっているとは言え、思った通りの言葉がファラの口から漏れる。
試しに片手を握り締めると、自分の身体と同じように、思い通りに動いた。
(もしかして、さっきのショックで入れ替わったのか?)
「もしかして、さっきのショックで入れ替わったの?」
ぼんやりと風呂場の壁を眺めながら、リッドの意識はファラの身体を使ってそう呟いた。
ファラの意識はすでに感じられず、自分の意識だけがこの身体を支配している。
やっと自由を取り戻して、リッドの意識は安堵の溜息をついた。
「良かった……。あのままだったら、どうなってたか……」
- 677 名前:サザム :03/03/31 11:46 ID:t3s1C44H
- 「おっ、ファラ。気が付いたのか?」
「えっ!? う、嘘っ!?」
ホッとしたのも束の間、耳元にそう呼び掛けられて、リッドの意識は今の自分の状況を瞬時に把握した。
過去の自分の身体にしっかりと抱きつき、その胸にもたれかかった体勢である。
快楽の余韻に痺れる秘洞は、硬くて熱い剛直に刺し貫かれたまま。
この状況で身体の主導権を渡されると言うことは、完全無欠に、『自分自身に犯される』と言うことだ。
どう考えても先程よりマズい状況に、リッドの宿ったファラの顔がサァーッと青ざめた。
「まったく、一人でイッちまうんだもんな。じゃ、第二ラウンド開始と行くか」
「ちょ、ちょっと待ってっ!」
腰を動かそうとしたリッドを制し、ファラの中のリッドは慌てて叫んだ。
一度絶頂を迎えたファラの足腰は、快楽の余韻に痺れ、ろくに力が入らない。
壁に両手を突いて上体を起こし、見慣れているはずの自分の顔を、真剣に見詰めて言った。
「あのね、信じられないかもしれないけど、今の私は、リッドなの!」
「……はぁ? ファラ、お前なにを言ってるんだ?」
ファラの中にいるリッドの言葉に、その身体を抱いているリッドは、訳が分からないと言いたげな表情をした。
「だからっ、自分に抱かれるなんて、そんな異常な事は嫌なのっ! 分かるでしょ!?」
「……いや、全然わかんねー」
「ああん、もうっ! どう言ったら分かってくれるのっ!」
(ああっ、くそっ! どう言や分かるんだよっ!)
自分自身とのコミュニケーションが取れず、リッドの意識は身悶えせんばかりであった。
- 678 名前:サザム :03/03/31 11:47 ID:t3s1C44H
- 男言葉で話せれば、異常に気付いてもらえるかも知れないが、何故か口調はファラのものに変換されてしまう。
この状態では、さすがにこの状況を納得させる事は出来そうにない。
(まさか、これが試練って訳じゃ無いだろうな!?)
リッドの意識は、こんな状況に突き落としたセイファートの使者を、八つ裂きにしてやりたい気分だった。
「……ファラ。冗談にしても、笑えねえぞ、それ」
「あーんっ、冗談じゃないんだってばぁ!」
少し眉をひそめて呟くリッドに、ファラの中のリッドは半泣きで訴えた。
「それに、知らねえだろうけど、男はこうなったら、そう簡単に止められないんだぜ」
「うっ……。そ、それは、良く判ってるけどぉ……」
何しろ、他ならぬ自分自身の事である。
こんな半端な状態で止められるものでは無い事ぐらい、充分理解している。
ファラの中のリッドは懸命に知恵を振り絞り、この窮地を脱出する方法を考え出した。
「あっ、じゃあ、手でしてあげるから、それで我慢して、ねっ!」
「………………」
しかし、リッドは更に眉を歪め、不機嫌そうな顔になる。
「そっ、それじゃあ、くっ……口で、してあげるから、お願い、許してっ!」
ファラの中のリッドは、最大限の譲歩をして、ファラの腰を離そうとしないリッドに懇願した。
「分かったよ……」
「えっ! ほ、ほんとっ!?」
ようやく通じたと表情を明るくするリッドの意識は、もう一人の自分の不穏な様子に気付かなかった。
- 679 名前:サザム :03/03/31 11:48 ID:t3s1C44H
- 「ああ……。そーゆー薄情な事を言う奴には、お仕置きが必要だってことがなっ!」
「きゃあっ!?」
両足の付け根を掴んだまま、リッドが勢い良く立ち上がり、ファラの腕は反射的にリッドの首にしがみ付いた。
ファラの下半身を両手と腰で支えるような形で、リッドは中腰の姿勢になる。
今までよりも深い場所にまでリッドの先端が届き、ファラの中のリッドは突き抜けるような快感を感じた。
「あっ、だめっ、奥まで来てるよっ……!」
「これだけでそんなに感じてたら、お仕置きには耐えられねえぞ……」
「えっ、なにっ!?」
ファラの身体を抱き上げたリッドは、そう呟くと、片手の指をそろそろと動かす。
その指が、ファラの菊座に触れ、彼女の中のリッドは、過去の自分の意図を正確に把握した。
「まっ、まさか、一緒にする気っ!?」
「そうだよ。だから、お仕置きだって言ったろ?」
「やっ、やめてっ! お願いだから、それだけはやめてっ!!」
意地悪げな表情をする自分の顔に、紛れも無い本気を感じ取り、ファラの中のリッドは恐怖に喘いだ。
この日の一ヶ月ほど前、リッドは前と後ろを同時に刺激したらどうなるか、試したことがあった。
前の穴を犯しながら、指を菊座に挿入し、ファラの反応を伺ったのだ。
その時のファラは、まるで気が狂ったかのように悶え、立て続けに絶頂を迎えた。
最後には完全に失神し、その日一日はベッドから起き上がれないほどの快感を受けたのである。
その後、もう絶対にしないと約束させられた行為を、今のリッドはやろうとしている。
快楽に慣れているファラが拒絶した程の快感を受けたら、自分の意識がどうなってしまうか分からない。
- 680 名前:サザム :03/03/31 11:51 ID:t3s1C44H
- ファラの中のリッドは、想像すら出来ない快楽の予感に、まさしく乙女のように恐れ慄いた。
◇ ◇ ◇
「でも、ファラの身体は、いやだって言ってねえぞ」
「ひんっ! やっ、触らないでっ!」
軽いタッチで後ろの穴の入り口を撫でられると、ファラの身体はビクンと跳ね上がった。
その中のリッドの意識は、ぞくぞくするような快楽を耐えるように、ぎゅっとリッドの背にしがみ付いた。
「ほれ見ろ。じゃ、さっそく行くぞ」
「やぁっ、おねが……いいぃっ!」
再び懇願しようとするファラの言葉を遮るように、リッドは軽く腰を動かし、同時に指を菊座に挿入した。
リッドの意識に反し、馴らされているファラのそこは、するりと指の侵入を許す。
たったそれだけの動きで、開発されたファラの身体は、軽い絶頂をリッドの意識に送り込んだ。
「もうイッたな? ファラのあそこ、きゅって締まったぜ」
「ひんっ! ひっ、いっ、んっ!」
自分にきつく抱きついたファラに、リッドは愛しさを込めた囁きを掛けながら、本格的に攻め立て始めた。
軽い屈伸をするような感じで、膝から上を上下に揺すりつつ、菊座の中の指を蠢かせる。
マグマのように熱く粘り気のある快感が前後の穴から噴出し、ファラの身体の神経を灼き焦がす。
リッドの意識はすぐに訪れた絶頂に早くも音を上げ、まともな言葉を紡げなくなった。
「可愛いぜ、ファラ……。もっとお前の声、聞かせてくれよ……」
「ひうっ! だめっ、またくるっ、んんんっ!」
リッドは、少しずつ腰の動きを早めながら、指を何度も出し入れして、更なる快感を誘った。
- 681 名前:サザム :03/03/31 11:53 ID:t3s1C44H
- 浅く、浅く、深く。 浅く、浅く、深く、より深く。
指と腰の動きを不規則に変化させ、時に左右へ揺さぶり、時には螺旋を描くように。
予測のつかない快楽の連続に、ファラの身体に宿るリッドの意識は、自我を失っていった。
(おれっ、もうっ……。なにも、かんがえられない……っ)
ファラの身体にいることも、自分自身に抱かれていることも、もうどうでもいい。
自分を犯す男の身体に両足を回し、自分から腰を動かす。
自由になるはずの身体が、逆に意識を支配し、身も心も情欲に溺れ切った。
「ああっ、もっとぉ、もっと欲しいのぉっ! お願い、めちゃくちゃにしてぇっ!」
「おっ、ノッてきたな、ファラ」
リッドは、髪を振り乱して絶叫するファラに、嬉しそうな呟きを漏らした。
ファラの要求に応じ、リッドは相手の動きに合わせつつ、更に動きを激しく、強くしていく。
数え切れないほどの絶頂の証が、結合部からリッドの太腿を伝い、膝まで垂れていった。
「あああっ、いいよぉ、すごいよぉ、とまらないよぉっ!」
「おい、真っ昼間からそんなに大声上げたら、近所の人に気付かれるぞ」
「いいっ、いいのっ、そんなの、どうでもいいのっ!」
まだ理性を保っているリッドは、以前よりも激しく乱れるファラに、戸惑いを覚えた。
しかし、リッドが動きを弱めると、ファラはその分を補うように、一層動きを早める。
秘洞と直腸の肉襞が、個別の意識を持つかのように指と男根に絡みつき、ぐいぐいと締め付ける。
その絶妙さに、リッドの官能も急速に絶頂へと向かっていった。
「うっ、やべえっ……。おいファラ、俺もそろそろ……」
- 682 名前:サザム :03/03/31 11:55 ID:t3s1C44H
- 「わたしもっ、もうだめっ、いいよっ、奥にっ、いちばん、奥にぃっ、ちょうだいっ!」
限界が近い事を感じたファラは、欲望の命ずるままに、淫らな言葉を叫ぶ。
その言葉に応じ、リッドも最後の動きを始めた。
「おいっ、そろそろ、イクぞっ……」
「ああっ、わたしもっ、これ以上はっ、死んじゃう、だめっ、死んじゃうぅっ……!」
「くっ、だめだっ、出るっ……くううっ!」
「──────っ!!!」
最奥にリッドが欲望を解き放つのと同時に、ファラの身体は大きく反り返り、声にならない絶叫を上げる。
ファラの身体に宿っていたリッドの意識は、精神が粉々になるような快楽の奔流に巻き込まれていった。
◇ ◇ ◇
「うっ……。こ、ここは……?」
再び意識を取り戻したリッドは、頬に当たる硬く冷たい感触に、ゆっくりと正気を取り戻していった。
「そうか、俺、セイファートの試練を受けて……っ!」
そこまで呟いた時、自分が一体何をしてしまったのかを認識し、リッドの身体は硬直した。
あろうことか、自分自身に抱かれた挙句、最後にはそれを受け入れてしまったのだ。
(ああっ……! 俺は、俺って奴はっ……!)
リッドは、あまりの自己嫌悪に、今すぐ死にたいぐらいに落ち込んだ。
すると、リッドのすぐ前に、人とは違う何かの気配を感じる。
顔を上げると、そこにはフードで顔を隠した、セイファートの使者の姿があった。
「やっぱり、今回の試練は、失格だよな……?」
- 683 名前:サザム :03/03/31 11:58 ID:t3s1C44H
- さらに落ち込みながらリッドがそう言うと、使者は拳をリッドの前に突きつけ、親指をグッと突き出した。
「いやいや、充分ハァハァしまつた。リッドたん、グッジョブ!」
「……はぁ?」
一瞬あっけに取られたリッドは、それが最初に会った使者とは別の存在だと気付き、激昂して立ち上がった。
「てっ、てめえっ、さてはニセモノだなっ!? 本物の使者はどうしたっ!」
「と言う訳で、次はモンスターにリンカーンされるメルディをキボンヌ、とか言ってみるテスト」
「こらっ、無視すんなっ! て言うか、キボンヌって何だ、キボンヌって!?」
リッドの文句をスルーしつつ、ニセモノは再びリッドを光の中に包もうとする。
「……させるかぁっ!」
その時、本物のセイファートの使者が、捻りを効かせたドロップキックをニセモノにブチ込んだ。
「あぼーん!」
ニセモノは、リッドには理解できない断末魔を上げて、煙のように霧散する。
セイファートの使者は、暫く背を向けて息を整えると、リッドの方に振り返った。
「……いや、済まなかった。試練の途中で、どこからかやって来た、あの者に封じられてしまったのでな」
「あっ、ああ、そう……」
先程のドロップキックにもツッコミを入れたい所だったが、脱力したリッドには、その気力も無かった。
「とりあえず、さっきの試練の記憶は消してやろう。その後で、第二の試練に挑むかね?」
「……その前に、下着だけでも換えさせてくれないか?」
リッドは、暴発した精液でヌルヌルする股間の布を引っ張りながら、情けない顔で答えた。
セイファートの試練──改め、2ちゃんねらーの試練 〜END〜
- 684 名前:サザム :03/03/31 12:01 ID:t3s1C44H
- ……はっはっは。禁断の2ちゃんネタまで使ったら、もー怖いもんも無いわ。
萎えたぞゴルァ! というお叱りの言葉は、甘んじて受けさせて頂きます。
んでは、次は513さんのリクエスト通り、キール×ファラです。
またお会いしましょー。
- 685 名前:ヴァルク :03/03/31 14:30 ID:NDw3t9rO
- サザム様キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!
いやいや、十分ハァハァさせてもらいまつた。(藁
こういう変則的なのもイイ(・∀・)!でつね。キーファラ期待してまつ。
- 686 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/31 16:32 ID:ZO3HX5ZD
- いつぞやの穴子センズリを思い出したよ
グッジョブ(;´Д`)ハァハァ
- 687 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/31 17:11 ID:vte2lgL0
- 激ワラ。
- 688 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/31 18:20 ID:pB2wHjfk
- サザム殿キタ―(゚∀゚)―!!
お風呂での秘め事は実にハァハァしまつな(w
- 689 名前:645 :03/03/31 20:17 ID:uWs6WWT8
- お役に立ててよかったでつ。
サザム様キイイイイイイタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!
キール×ファラも楽しみにしてまつ。
- 690 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/31 21:13 ID:VZMUTHvS
- >サザムさん
最後でニラ茶ふきまつた。
やっぱりうまいなあ…(しみじみ)
- 691 名前:590 :03/03/31 22:12 ID:ebqKTURF
- サザムさん、素晴らしくて素敵です…。
- 692 名前:名無しさん@ピンキー :03/03/31 22:58 ID:k0rdOwDm
- 2chネタ最高。。。。。
- 693 名前:丼兵衛 :03/03/31 23:38 ID:p7AJMOpa
- サザム殿キタ―――!!
そういう手がありましたか…。
自分自身に犯されるリッドたんに激しく萌え…(藁
>>657
結構きわどい描写が多かった様で、ネタに使えそうなシチュもちらほら…。
私としては穴子たんの「…この女の体に嫌と言うほど俺の印を刻んでやる!」と
ハロルドたんの「…具合の良さそうな無人の小屋があったし。うしししし」
がお気に入りです。
- 694 名前:名無しさん@ピンキー :03/04/01 04:11 ID:db4FnvBe
- サザム先生キタ━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━!!!!
最後で「お〜いお茶 春茶」が鼻に逆流しますた。
- 695 名前:名無しさん@ピンキー :03/04/01 04:38 ID:X2gpz4FZ
- ハゲワラ
- 696 名前:655 :03/04/01 07:05 ID:GpDtIOcT
- ていうか結城聖の小説はエロティックだな
- 697 名前:名無しさん@ピンキー :03/04/01 08:54 ID:3AZTSe1w
- モンスターにリンカーンされるメルディをキボンヌ、とか言ってみるテスト
- 698 名前:ヴァルク :03/04/01 10:49 ID:YqZA2MJu
- カイル×リアラうp致します。マターリとお楽しみください。
ラグナ遺跡でリアラと再会したカイルは、ロニと共に再び冒険の旅にでていた。
ロニはラグナ遺跡でリアラを見たとき、最初は誰だか分からなかったのだがカイルと同様に、すぐに思い出した。
「会えたのはいいんだけどよ、リアラは消えちまったんじゃないのか?」
「うん、そのはずなんだけど…。」
リアラは自分でも何があったのかは分からなかった。ただ、気がついたらあの場所にいたのだ。
「何でもいいじゃん。こうして再会できたんだから」
カイルがいつもの調子で言う。
ロニはそれもそうだ、と思って言うのを止めた。
リアラも自分が今ここに存在しているのは、きっと奇跡が起きたからだ、としか言えない。
「それよりさ、早いとこ次の町に行こうよ。何かあるかもしれないよ」
「そうなんべんも事件が起きるかよ。ま、早く宿で休みたいのは確かだな」
「そうね。早く行きましょう」
三人は次の町に急いだ。
途中何度かモンスターに遭遇したが、難なく倒して一行は町に到着した。
その町はアイグレッテという大きな町だった。
- 699 名前:ヴァルク :03/04/01 10:52 ID:u/Edpueg
- 「わあっ、でっかい町だな〜!」
「そりゃここはアタモニ神団の総本山がある町だからな。活気もあるしいい町だと思うぜ」
「ふふっ」
ふいにリアラがくすっ、と微笑した。
「な、何だよリアラ…」
「本当に忘れちゃってるんだなあ、って」
「えっ?」
「ふふっ、何でもない」
リアラの意味不明な発言にカイルもロニも首をかしげるばかりだった。
ロニは宿に向かい、カイルとリアラは町の広場に向かった。
そのころ広場にはアタモニ神団のフィリアがいた。
「皆さんに、アタモニ神のご加護がありますように…。」
なにやら演説をしていたらしく、そう言ってフィリアは去っていった。
「今の、誰?」
「アタモニ神団の司祭のフィリアさん。四英雄の一人ね」
「ってことは、父さんや母さんと一緒に戦った人なんだ…。」
感激したようにカイルが言った。
「ふふっ。嬉しそうね、カイル」
「だって、見たことなかったからさ。あの人がそうなのか…。」
呆然と立ち尽くしているカイルにリアラが声をかけた。
「ねえ、カイル。一緒に町を見にいかない?」
「うん。行こう」
リアラとカイルは町を見てまわることにした。
- 700 名前:ヴァルク :03/04/01 10:56 ID:mUr9St0j
- 道具屋や食材屋で必要な物を買い揃えたり、神殿を見学したりしているうちに夕方になってしまったので、宿に戻ることにした。
宿に戻ると、店員が部屋に案内してくれた。
案内された部屋ではロニがベッドで寝ていた。二人が部屋に入るとちょうど正面にベッドがあり、小ぎれいに整頓されたこの部屋は、ロニが上等な部屋をとってくれたのだろう。
二人も歩き疲れたので横になろうとすると、ロニが目を覚ました。
「んっ、ああ、二人とも帰ってたのか」
「今帰ったとこ。起こしちゃった?」
「構わねえよ。十分寝かせてもらったしな」
三人はとりあえずベッドに腰掛け、これからについて話すことにした。
「で、これからどうする?」
「ハイデルベルグに行ってウッドロウさんに会いに行きたいけど、リーネのリリスさんのとこにも行きたいし…。」
カイルはどちらに行くか悩んでいたが、それなら、とリアラが言った。
「両方に行けばいいじゃない。リーネに行ってからならハイデルベルグもすぐだし。ね?」
ロニもそうだな、とうなずいて言った。
「俺はリアラに賛成だな。ハイデルベルグに行くならそっちの方が早いし、リリスさんにも会ってみたいしな」
- 701 名前:ヴァルク :03/04/01 11:00 ID:c2WG2L2b
- そっか、とカイルも納得してうんうん、とうなずいた。
と、そのときリアラがロニをからかうように言った。
「でもロニはリリスさんが目当てなんじゃないの?」
「なっ、馬鹿言え!俺は純粋にスタンさんの妹がどんな人かな〜と思ってだな…」
「はいはい。そういうことにしておくわ」
そんなやりとりのあと、三人は夕食をとった。
その後、ロニはまた眠いと言ってすぐに寝てしまい、リアラはシャワーを浴びたら少し話がしたいと言ってシャワー室に入っていった。
カイルはすることもなくぼうっとしていたが、ふと故郷のクレスタのことを思い出した。
(皆、どうしてるかな…)
孤児院の子供たちや両親のこと、それに孤児院で飼育しているヤギのことなどを思い、感慨にふけっていた。
しばらくそうしてると、リアラがシャワー室から出てきた。
「お待たせ。カイル」
「ああ、リアラ。話って?」
「うん…。」
リアラはぽつぽつと話し始めた。
「カイルは覚えてないかもしれないけど、私たちは旅をして世界を救ったの。その時私は消えてしまったはずなんだけど…」
「けど?」
「私、怖いの。またカイルと離れ離れになってしまうんじゃないか、って…」
- 702 名前:ヴァルク :03/04/01 11:03 ID:u/Edpueg
- 不安げなリアラの言葉にカイルは何を言うんだ、と彼女を励まして言った。
「リアラは俺が守る。そんなことには絶対にさせない!」
「ありがとう…カイル。そうだよね。そんなこと、あるわけないよね…。」
涙をながしてリアラが言った。
不安もあったがカイルの頼もしい言葉に感動してしまったのだろう。カイルを抱きしめてリアラは泣いていた。
カイルはそんな彼女をそっと抱いて、慰めるように頭を撫でていた。
しばらくして、リアラは泣きやんだらしくカイルから体を離した。
「ごめんね。変なこと言って…。」
「リアラが謝ることないよ。気にしないで」
「…うん。カイル、目つぶってて…。」
突然目をつぶれと言う彼女の意図が分からなかったが、とりあえずカイルは目をつぶった。
頬がリアラの両手に包まれたかと思うと、すぐに唇を温かいものが塞いだ。
「ッ?!」
驚いたカイルはどうしていいか分からず、ただ呆然と立ち尽くしていた。
短いキスが終わると、リアラはこう言った。
「カイル…。私を、抱いて…。」
「えっ…?」
リアラの言葉に戸惑うカイルだったが、その言葉の意図が分からない彼ではなかった。
カイルもリアラにそっとキスをする。
- 703 名前:ヴァルク :03/04/01 11:06 ID:cv7KFo4X
- すぐに離れようとしたが、リアラは彼を離さなかった。そのままリアラは舌を差し入れ、カイルの舌と絡ませた。
カイルはリアラの行動を全く予想していなかったようで、彼女のされるがままになっていた。
「ん…っ」
「ん…、ふ…。」
長いキスの後に唇を離すと、透明な糸が二人をつないでいた。
カイルは気を取り直してリアラの服を脱がした。
それは肌着だったらしく、一枚脱がしただけでリアラパンツ一枚になっていた。
「…。」
リアラの透けるような白い肌に純白の下着がよく合っていた。小振りな乳房、その先端の桜色の乳首、その姿はどうしようもなくカイルを魅了した。
カイルはリアラを押し倒し、乳房を揉みしだいた。
「あっ…。」
カイルの手が動く度に、くすぐったいような切ないような、不思議な感覚がリアラを襲った。
(変な感じ…。恥ずかしいのに、嫌な感じじゃないの…。)
先端がわずかに勃起しているのを確認したカイルは、それを口に含んだ。
「んっ…、あ…。」
カイルはちゅっ、ちゅっ、とついばむようにしゃぶったり、唇で挟んだり舌でつついたりして乳首を嬲った。
「あっ…、はぁ…。」
切ない感じがどんどん増してきて、リアラは頭がくらくらしてきた。
- 704 名前:ヴァルク :03/04/01 11:07 ID:mUr9St0j
- 「気持ちいい?」
「分かんない…。すごく切なくなって、頭がくらくらするの…」
「それじゃあ、もっとしてあげるよ」
と言ってカイルは再び乳房を愛撫し始めた。
手で、唇で、舌で乳房を刺激されたリアラはんっ、あっ、と甘い声をあげる。
その声を聞いたカイルは興奮して、リアラの声をもっと聞きたいと若干愛撫を激しくした。
「あんっ…、はっ、あぁ…。」
そろそろとカイルはリアラの下腹部に手をやった。
そこは薄布にわずかに染みをつくり、彼女が感じていることを表していた。
そこに触れると、染みはだんだんと大きくなり、リアラもハァ、ハァ、と息を荒くした。
「濡れちゃってるから、脱がすね」
「…うん」
そっと脱がすと、そこには淡い陰りがあった。
カイルは手をそっと被せるようにしてリアラの秘唇を撫でた。
「んっ、あ…。うぅん…」
くぐもった声をあげるリアラ。カイルはしばらくそうしてリアラを刺激していた。
「あぁっ…、はぁっ、カイルぅ…。」
そこに触れられるとリアラは痺れるような感覚を覚えた。
リアラの蜜でベトベトになった手を見てカイルが言った。
「こんなに濡れてる…。」
「やだ、カイル、言わないで…。」
- 705 名前:ヴァルク :03/04/01 11:09 ID:rJ7Jdat7
- カイルは更に気持ちよくしてあげようと、秘唇をそのまま撫でつつ、空いている手で乳房を揉みしだき、痛いほど勃起した乳首を吸った。
「んあっ…、はあっ…、ふあぁ…。」
一度に愛撫を受けたリアラは、ぴくん、ぴくんと身体を震わせ、軽く達してしまっていた。
「カ、カイル…。ちょっと、待って…。」
「ん?リアラ?」
何か言いたげなリアラを見て、カイルは愛撫を中断した。
「どうしたの?」
「私ばっかりじゃダメ…。カイルも気持ちよくなって…。」
リアラは身を起こしてカイルのズボンを下着ごとおろし、彼の怒張に触れた。
「わっ、リアラ!?」
リアラはきゅっ、とカイルを両手で包み、先を口に含んだ。
「っ!」
びくん、とカイルのモノが反応する。
そのままリアラは先の方だけを含み、舌を絡ませたりきつく吸ったりした。
「うあっ…」
カイルは思わず声をあげてしまう。リアラは竿の方まで含み、少しずつ唇で擦り、裏側に舌を這わせた。
決して上手とは言えない奉仕だが、カイルの官能は充分に高まっていた。
「んっ、ちゅぷっ、んむ…。」
「くうっ…。うあっ…。」
あまりの気持ちよさにカイルはうめき声をあげてしまう。
- 706 名前:ヴァルク :03/04/01 11:11 ID:umemuLlA
- リアラは少しだけ動きを早めた。それが確実にカイルを絶頂へと誘っていた。
「っ…リアラっ…。おれっ…」
それを聞いてもリアラは奉仕を続けた。
(もう、ダメだっ…)
限界を迎えたカイルはリアラの口内で果ててしまった。
口中に出されたのでケホ、ケホとむせつつも全て飲み下した。
「ごめんっ、大丈夫?」
「んっ、なんとか…。」
カイルはイッてしまったことをリアラに謝ったが、いいの、と首を振った。
「カイルも気持ちよくなったんだから…ね、きて…。」
萎えかけていたソレは、リアラの言葉と再度触れられることによって硬度を取り戻した。
「それじゃあ、リアラ、いくよ…。」
自分自身をリアラの秘唇にあてがい、挿入しようとしたがなかなかスムーズにはいかず、少しずつ少しずつ入れていった。
「っ…」
「うんっ、あぁっ…。」
破瓜の痛みに腰が引けそうになるが、なんとかこらえて挿入に堪えた。根本まで入りきると、カイルはリアラを安心させるように言った。
「大丈夫。もう入ったよ」
「あ、入ったんだ…。私の中にカイルが…。」
囁くような声でリアラが言った。
「分かるよ…私達一つになってるの…」
- 707 名前:ヴァルク :03/04/01 11:13 ID:cv7KFo4X
- 「しばらく、こうしてようか?」
「ううん、大丈夫。動いて…。」
カイルは抽送を開始した。少しずつ動かしていき、だんだんと早くしていく。
「くっ、う…」
「あ、あ、あ、はあっ!」
リアラの膣内はきつく、かなりの締め付けがある。
カイルは先ほど果てたばかりなのに、もう絶頂が近かった。
「くっ、リアラっ…!」
「ああっ、カイルっ、カイルぅっ…!」
互いの名を呼びあい、二人は絶頂を迎えた。
「カイル」
「ん?」
「大好き」
そういうとリアラはカイルの頬にキスをした。
そして翌朝。
起きてみると、もう時刻は正午を過ぎていた。
これぐらいのことはよくあることなので気にしていなかったが、目覚めた直後にロニが駆け込んできた。
「カイル〜っ!起きたかこの野郎っ!」
「ロ、ロニ?どうしたの?」
「どうしたもこうしたもあるかっ!てめえは夕べなにしてたんだよ!」
「何してたって…ああっ!」
カイルは昨夜のことを思い出していた。昨夜は、近くにロニがいるにもかかわらずしてしまったのだ。ロニが起きていても不思議ではない。
「ロ、ロニ?とりあえず、落ち着いて…」
それで彼が落ち着くはずもなく、一気にまくしたてた。
- 708 名前:ヴァルク :03/04/01 11:14 ID:ipC8qZMW
- 「畜生っ、畜生っ!てめえらのせいで昨日眠れなかったんだからな!大体俺がいるそばでなんでやるんだよっ!どっか他でやれっつうんだよ!ったく…」
そのあともぶつぶつと文句を言っていたが、なんとかおさえて昼食を取りに行くことにした。
その後、彼はしばらくの間二人と口をきかなかったという…。
彼らの旅はまだまだ続く。
〜fin〜
- 709 名前:ヴァルク :03/04/01 11:19 ID:c2WG2L2b
- さて、いかがでしたでしょうか。
次回はDのスタン×フィリアを予定してますが、アーチェ×チェスターもやってみようかな〜、と言ってみるテスト。
Pをやってない不届き者なので、どうなるか分かりませんが…。(汗)
ではでは。
|彡サッ
- 710 名前:名無しさん@ピンキー :03/04/01 12:48 ID:yO7tptef
- ヴァルク殿キタ―゚(∀)゚―!!
相変わらずうま(・∀・)イイ!!
兄貴がいるというのにおっぱじめる積極的なリアラタソに萌えますた(*´Д`*)
#一応、旅は"続く"んでつよね?(w
チェスターXアーチェクル―(゚∀゚)―!!
個人的にはラヴエチ+新婚ネタキボソ
- 711 名前:655 :03/04/01 19:12 ID:EEm1BxsR
- もお誰でも良いんで
「ナナリーとロニ以外の小説」 お願いします。
ロニにナナリーを取られたくないです。
- 712 名前:ヴァルク :03/04/01 20:07 ID:F/mjhE5w
- アンチロニナナでつか…。
ナナリーはロニ以外ではちとシチュ作り難しいかと。
作れなくはないですけどね…
- 713 名前:645 :03/04/01 22:45 ID:yxUGoX5J
- ヴァルク様キタキタキタ――――――!!!!!!!カイリアゴツソウサマです(゚∀゚)
スタン×フィリアスキスキなので楽しみでつ♪
- 714 名前:名無しさん@ピンキー :03/04/01 22:56 ID:8FDHg1vO
- わしはロニナナ読みたいですよ
23歳と19歳のが・・・
時期ずれてますが105さんのロニナナすごいよかったです。
歳の差もいいなあと思いました。
- 715 名前:名無しさん@ピンキー :03/04/01 23:01 ID:mBkGiThZ
- 携帯でエロ画像天国
http://uraban.com
- 716 名前:名無しさん@ピンキー :03/04/02 07:04 ID:Vogfsdpb
- >>711
私も同意です。 ゲームを進めるのは大変でした。 ロニ×ナナリー見たくないので
ロニとナナリーがブラブラしてる時は母親に進めてもらったり、
音を0にして画面を見ずに○ボタン連打したり、
スクリーンチャットの時は電源切ったり凄かったです。
ナナリーを取られたくないんで、どうかお願いします。
- 717 名前:名無しさん@ピンキー :03/04/02 07:12 ID:KiJjIKhp
- (゚Д゚)…
(´-`).oO(春だなぁ…)
- 718 名前:サザム :03/04/02 09:40 ID:g3XTBlgQ
- ヴァルクさん、ロニ兄さんを無視して夜這いをかけるリアラたんがカワ(゚∀゚)イイ!
ロニが昼頃に駆け込んできたのは、欲求不満を解消する為にしたナンパが失敗して、その八つ当たりだったりして……。
スタンとフィリアって、ありそうで見た事がないので、楽しみにしてます。
711&716さん、ナナリーとロニ以外って、けっこう難しいかと思いますよ。
私が考えつくのは、リアラとどうしていいか判らないカイルに、ナナリー姐さんが手解きしてあげる、ぐらいかな……。
まだ、キール×ファラが進んでないので、手は出せませんが。
- 719 名前:名無しさん@ピンキー :03/04/02 10:18 ID:gd73kUig
- >>718
確かに書きにくそうな・・・
ナナリーを取られたくない皆さんはロニよりナナリーに愛されている自分を妄想して・・・
とにかくサザムさん&ヴァルクさん キター!!!!━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!キター
もう2人とも大好きです。 そこら辺の小説家なんて糞に思えます。 最古ーです。
- 720 名前:新参者 :03/04/02 10:50 ID:4Vl4Td/C
- ありゃあ……参りましたね。ロニ×ナナリーは不評ですか。
書き溜めていたのですが、しばらくは控えた方がいいかな?
んじゃ別のキャラで小説書きますかねー。
……あんまりネタになってないし、アイラでも使うか?
- 721 名前:名無しさん@ピンキー :03/04/02 14:27 ID:IktTyZij
- ナナリ愛の人はドリーム小説探すと良いかも。
でも女版のしか無いか・・・
いっそ自分でドリ小作ってみてわ?
新参者 さん
少し落ち着くまで待った方が良さそうですね。
私は早く見たいです。ロニ×ナナリー。
- 722 名前:名無しさん@ピンキー :03/04/02 14:41 ID:joEenyDF
- キール×メルディキボンヌ
- 723 名前:ヴァルク :03/04/02 14:48 ID:+qIp1rg7
- >>722
このスレにサザム様が書いたキール×メルディがあるはずなんで探しましょう
確か500〜600番台にあったはず…
- 724 名前:105 :03/04/02 14:52 ID:6v3pa02+
- >サザムさん
グッジョブ!2chネタときましたか…。
よろしければ、『双子のスキンシップ』の挿絵を描かせて下さい。
>ヴァルクさん
積極的なリアラたんにハァハァ(;´Д`)
自分もネカフェとかから送信してます。
ディムアト後半は案の定挫折気味。
なのでゴルァされるのを覚悟で、板違いも甚だしい小ネタを絵付きで一つ。
いいかげん天地戦争時代から離れたいです…。
- 725 名前:105 :03/04/02 14:53 ID:6v3pa02+
- 【ハロルドのビデオ棚inエロパロ板】
今日も今日とて世界の何処か〜平和のために戦う人がいる♪
そして此処、地上軍基地において〜最も頑張っている奴がいる〜♪
――夜のソーディアンの訓練に張り切る人がここに二人。
「はぁ…はぁ……っ」
薄暗い公務室兼私室。そこには今夜も二つの影があった。
――ディムロス・ティンバー中将。
そしてもう一人、アトワイト・エックス大佐です。
手取り足取り腰取り尻取り、ディムロス中将お得意の教授法ですね。
…しかしそれはどう見ても剣術の訓練などではなかった。
「あっ…ふあ……あんっ、ああ…」
いわゆる…真っ最中である。
アトワイトがディムロスの身体を跨ぎ、腰を落としていく。
「…っはあ…」
ぬぷ…。
濡れきった淫らな音と共に、剛直が膣内に収められていく。
「んっ…ディムロス……んんん…」
満足げに喘ぐアトワイト。
その体を後ろから抱き、ディムロスが囁きかける。
「動くぞ…」
「ええ…来て…」
- 726 名前:105 :03/04/02 14:54 ID:6v3pa02+
- ――本日は…中将による抜刀術の模範演技ですねー。
…抜刀術。
股間と股間がせめぎ合い、性器の出し入れをする事を指しているのか。
そもそも夜のソーディアンとは男のアレの事なのか。
(中略)
などと言ってる間に、諸事情により1ラウンド終了。
「くっ……もう…出…」
抜き放たれた怒張がびくびくと脈打ち、精を吐き出していく。
「ふ……あ…あぁぁっ…」
汗ばみ、呼吸の度上下する腹に振りかかる白濁。
恋人の肩に頭をもたせかけ、余韻に浸り込む二人だったが
程なくして、再びどちらともなく互いを求め合う。
「くふっ…あぅ……あぁぁんっ……ディムロス、ディムロスっ…」
汗だくになり、己を抜き差しするディムロス。
白濁液を拭いもせず、夢中で腰を揺さぶるアトワイト。
「…アトワイトっ……!」
突いて、突いて〜さらにっ、突く!
打つべし打つべし〜、抉るべし〜、体力の続く限り!!
行け〜行け〜ディムロス〜、GO☆GO☆アトワイト!
- 727 名前:105 :03/04/02 14:54 ID:6v3pa02+
- 「何をしているんだい、ハロルド?」
「あら、兄貴」
ディムロスとアトワイトの痴態を一部始終映し出しているモニター。
そしてその前でマイクを握りしめ、妙なナレーションと音程を悉くはずした歌を
熱く熱唱しつつ録音、編集しているハロルド…。
…これはまたとんでもなくぁゃιぃ光景だった。
「ちょっとね〜、研究費が無くなりそうだったから
小遣い稼ぎに、一般兵に売りつける裏ビデオを作ってるとこ〜」
「それは…よくないな」
なんとまっとうな意見。感涙を禁じ得ない。
だが、この妹にしてこの兄。何故か手にマイクの兄。
「私の歌も入れないと…」
まともなわけなど、ない。絶対になかったのだ。
そんなやり取りが行われている事も知らず、バカップルはまだハァハァしていた。
『あっ…あん……ああぁんっ…。あふ……もぅ…もう、駄目っ…』
『う、くっ……。アトワイト…アトワイトっ……ううっ』
本日何度目かの絶頂を知らせる喚声。
『『ああぁ―――!!!』』
- 728 名前:105 :03/04/02 14:54 ID:6v3pa02+
- 最後にカメラが映したものは、仰け反る体。
バランスを失い、組み直され、宙に浮いた二人の脚。
そして振り下ろされるディムロスの踵。靴のサイズは28pぐらい?
ガッツン★
あ。
プツン。ザザ―――。
「あぁぁあああぁぁぁ――――――――っ!!」
盗撮カメラが壊れたらしく、灰色になる画面。
「あ、あ、ああ、あいつぅぅ…、あのカメラ作るのにいくらかかったと
おもってんのよおおおおっ」
地団駄踏んだところでどうなるわけでもなし。第一のぞきは犯罪である。
「くっ、仕方ないわ…こうなったら」
大人のおもちゃやらタンスのアレやら何やらぁゃιぃブツを抱え、怒濤の勢いで
ラボを飛び出すハロルドだった。
「…薬を盛ってでもハァハァさせて…、一部始終を撮影して★○※@▼♯……」
「おいおいハロルド…待ちなさい」
ハロルドの後を追うカーレル。彼が妹を止めるつもりならいい。
しかしそんな彼の頭の中は、自分で作詞作曲した主題歌を歌うことで一杯なのだった。
嗚呼……合掌。
- 729 名前:105 :03/04/02 14:55 ID:6v3pa02+
- 後日談
http://sylphys.ddo.jp/imgboard/img-box/img20030402143530.jpg
↓
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| ハロルドのビデオを見るモナ‥‥。
____________ \ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| __________ |  ̄ ̄ ̄V ̄ ̄| ディムロス中将の深夜の秘密特訓だって。
| | | | \
| | |> PLAY. | |  ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| | | | Λ_Λ Λ_Λ ∧∧ ドキドキ
| | | | ピッ (´∀` )(・∀・ )(゚Д゚ )
| | | | ◇⊂ )( ) | ヽノ
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ||―┌ ┌ _) ┌ ┌ _)⊂UUO__|| ̄''l
| °° ∞ ≡ ≡ | || (_(__)(_(__). || |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
- 730 名前:105 :03/04/02 14:55 ID:6v3pa02+
-
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| ‥‥‥‥。
____________ \ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| __________ |  ̄ ̄ ̄V ̄ ̄| ‥‥何の特訓なんだろうね。
| | | | \
| | □ STOP. | |  ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| | | | Λ_Λ Λ_Λ ∧∧ トウサツカヨ
| | | | ピッ (´Д`;)(・∀・;) (゚Д゚ )
| | | | ◇⊂ )( ) | ヽノ
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ||―┌ ┌ _) ┌ ┌ _)⊂UUO__|| ̄''l
| °° ∞ ≡ ≡ | || (_(__)(_(__). || |
- 731 名前:105 :03/04/02 15:01 ID:6v3pa02+
- うわ、直リンスマソ。しかも絵は使いまわしの加工版…。
バンエルティア号に轢かれて逝ってきます。
- 732 名前:名無しさん@ピンキー :03/04/02 15:09 ID:OZ71NnAY
- 漏れ的にはロニ×ナナリーのカップリングは(・∀・)イイ!!と思う。
ロニ×ナナリーとかアーチェ×チェスターとかって普段素直になれないから、
夜(夜に限定する必要ないけど)はその分激しく/ \ァ/ \ァするとか(w
そんなのに萌え。
- 733 名前:名無しさん@ピンキー :03/04/02 17:32 ID:Hjngf0gk
- >>732
漏れもそう思うが
ナナリーを取られたくない! て言ってるのはカップリング云々じゃなくて、
キャラを愛しすぎなだけかと。
105たん。 なぜかあなたのSSはハァハァできるだけでなく笑えますね。
自分で作詞作曲した主題歌 なんだこれわ(笑
ハァハァ&激ワラしますた。 グッジョブ!
- 734 名前:名無しさん@ピンキー :03/04/02 17:38 ID:fLqN9yab
- >>720
ロニナナもっと読みたいので是非うpきぼん(;´Д`)ハァハァ
- 735 名前:名無しさん@ピンキー :03/04/02 20:23 ID:t+a1JFZv
- だれか
ナナリー相手のドリーム小説
あるとこ教えて下さい。
検索したけど女用ばっかりで・・・
- 736 名前:ヴァルク :03/04/02 21:09 ID:Gl44wPV8
- ドリーム小説とは何ぞや?初心者でスマソ(;´д`)
スタン×フィリアとチェスター×アーチェはどちらが先になるかわからないのでご了承下さいませ。
710さん、そのシチュいただきます。なるべく早く作ってうpしますますので、しばしお待ちを。m(_ _)m
- 737 名前:ヴァルク :03/04/02 21:10 ID:4eog5YJN
- ドリーム小説とは何ぞや?初心者でスマソ(;´д`)
スタン×フィリアとチェスター×アーチェはどちらが先になるかわからないのでご了承下さいませ。
710さん、そのシチュいただきます。なるべく早く作ってうpしますので、しばしお待ちを。m(_ _)m
- 738 名前:ヴァルク :03/04/02 21:15 ID:VGctDMTv
- ぐは、二重カキコスマソ。(;´д`)
- 739 名前:名無しさん@ピンキー :03/04/02 21:33 ID:fLqN9yab
- >736
ttp://www4.justnet.ne.jp/~nashie-eri/ring2.html
ドリーム小説とは、自分自身を小説内に登場させた小説のことです。JavaScriptによって名前を入力するので、入れる名前は自分のものでなくても構いません。
小説の内容によっては、キャラクター×自分にもなりますし、自分×キャラクターにもなります。小説によって立場が変わってきます。
ドリーム小説は、『あのキャラと仲良くしたいな』『こういう体験してみたいな』などの夢を叶えた小説なのです。
- 740 名前:710 :03/04/02 21:41 ID:hyIEq7cA
- ディムアトキタ―(゚∀゚)―!!
ハァハァもしますたが、カーレルたんの呑気ぶりにも笑いますた。
でも、携帯だからいいところがまた見れない(つД`)モウダメポ…
My パソよ、はよく帰ってきてくれ…
>>ヴァルク殿 まぢでつか!?
待ち遠しいでつ(*´Д`*)
明るめで甘甘だといいなぁ…。
がんがれー!
- 741 名前:ヴァルク :03/04/02 21:46 ID:y7Pn5SpB
- なるほど。739さん、どもです。m(_ _)m
- 742 名前:サイン :03/04/03 00:21 ID:ac3WvT+1
- ヴァルクさんが『スタン×フィリア書く』とか言っているのに
即興で書いたコングマン×フィリアネタなんて全然需要の無い物を書きました。
お眼汚しにならなければ良いのですが…。
もし宜しければ感想下さい。 >ALL
- 743 名前:サイン :03/04/03 00:26 ID:ac3WvT+1
- 酔っ払いと神官サマ
「ねえコングマン…。私だけよね?」
フィッツガルドは首都・ノイシュタット。
その街の一室、暗い部屋で艶やかな女性がそうささやく。
「当たり前だろ? 今のオレにはお前だけさ…」
そう言いながら女性の首筋に舌を這わせている男は、
49歳になりながら、ノイシュタット名物の格闘技場で
不動のチャンピオンとして君臨する、マイティ・コングマンその人である。
「ア…本当に?」
少し頬を染め、舐められる感触を楽しんでいる女性。
「ああ…。 昔の女とは全部手を切るさ……」
実はコングマン、そんな調子の良い事言って口説いた女は20を超える。
もっとも、こんな口説き方をする時は、大抵飲み過ぎで
思考能力が低下している時なのだが。
そんなイイ雰囲気の場所に突如として鳴り響く足音。
「…? ヤ、ヤダ…ッ ちょっと!? 何か凄い足音が…!」
その足音は段々大きく、どんどん近付いてきている。
「…? 言われてみれば…。 何だ?一体…」
コングマンも何事かと思い、女性から体を離す。
二人が頭に最大疑問符を出していると、部屋のドアがバン!と開け放たれて…。
「コングマンさ〜〜〜〜〜ん!!」
『ぅわあ!!』
思いっ切りドアを開けて部屋の中に突入してきたのは、
何だか慌てまくっている緑髪のメガネっ娘だったりする。
知る人ぞ知る『神の眼騒乱』の功労者の一人、フィリア・フィリスだった。
ついでに突入の勢いがあまりにもついていた為、
フィリアはコングマンの胸に飛び込む形になる。
- 744 名前:サイン :03/04/03 00:26 ID:ac3WvT+1
- 「フィ、フィリアの嬢ちゃんか!?」
「ああっ! やっと会えましたわ、コングマンさん!! 探しました…」
コングマンは状況がサッパリ理解出来ない。
何故セインガルドに居る筈のフィリアがココにいるのか、
どうして息も絶え絶えになるまで走って自分を探していたのかも。
「な、なにこの子…」
完全に話の流れから置いていかれた女性がワナワナと振るえながら声を絞り出す。
「調子の良い事言って…こんな子まで部屋に呼びつけてるなんて……」
ヒステリックでミーハーな女性によくある誤変換っぷりをはっきしている彼女に、
「ご…誤解だこれは!」 と、釈明しようとしたコングマンだが、
「コングマンのバカー!!」
と、誤変換な上に拡大解釈・誇大妄想の果てに女性はバタン!と
勢い良くドアを開けてドバン!と壊れそうな程の勢いでドアを閉めて出て行った。
「あ…」 呆然とソレを見送る事しか出来ないコングマン。
「? どうしました?」
ちったぁ状況を理解しろ、ファリアさん。
そんなキョトン、としているフィリアの顔を見ながら、
「どっから沸いて出てきたー!!!!?」
と仁王立ちして叫ぶノイシュタットの人気者・コングマン。 キモチハ ワカルケド。
「ああっ! 申し訳ありません〜〜!!」
何だか良く分かっていなくても相手が怒っているのを見てフィリアは謝る。
そしてまるで『ふつつか者ですが…』と言わんばかりのウヤウヤしさで
此処に来た説明を始めるフィリア。 コングマンは聞いて無いっての。
「じ、実は…折角取り戻した神の眼が行方不明になってしまって、
スタンさんに助力を頼もうと思ってここまで来たのですけれど、
リーネの村に行く途中には必ずノイシュタットを通りますよね?
ですから、もしかしたらコングマンさんにも
手伝って頂けるかと思いまして………」
- 745 名前:サイン :03/04/03 00:27 ID:ac3WvT+1
- そんなフィリアの説明を馬耳東風の如く聞き流していたコングマンは、
「世界の危機だか何だか知らね〜が折角良いムードになってたのに…」
と言いつつ、ドン!とフィリアをベットに突き倒し、
既にズボンを脱いでいた状態でフィリアの顔前に剛直を突き出した。
「この落とし前どうつけてくれるんだよ!」
フィリアは幼い頃から神殿に仕えていた為、男性の、
しかも勃起した状態の生殖器を見た事がある筈が無い。
当然、明らかに動揺してしまうフィリアは、
「あ、あのう…言っている意味がわたくしには……」 と言った。
「んだと〜〜?」
コングマンはそんなフィリアを見下ろしながら、
完全に据わった目でフィリアを睨みつつ、
「口で言って分からね〜んじゃ体に教えるしかね〜なぁ!!」
と言ってフィリアの頭を右手で掴み、左手で無理矢理口を広げた。 何する気?
「きゃあッ!! コ、コングマンさん!?」
そこでフィリアは周りの空気の異常さに気付いた。酒臭い。
その匂いはコングマンの口から発せられているようだ。
どうやらコングマンは既に酒場で酒をしこたま飲み、
泥酔の一歩手前の状態になっているみたいだった。
冷静に分析していたフィリアの口に、コングマンは異物を押し込める。
言うまでも無く、コングマンの『アレ』である。
- 746 名前:サイン :03/04/03 00:28 ID:ac3WvT+1
- 「う…ぶ…。んんっ!」
「ホラ、もっと奥まで咥え込むんだ…」
頭を抑え付けられ、無理矢理口内に男性自身を押し込まれるフィリア。
コングマンはフィリアが歯を立てていない事を確認すると、
両手でフィリアの頭を抑え、腰を振り始める。
「ん…も"…。うぅ……」
ちゅぽっ、ぢゅぽっ、と卑猥な音が部屋にこだまする。
「舌を使って全体を舐め回すんだよ…」
くちゅっ…くぷっ…くちゅ……。唾液と尿道口から滲む愛液によって
コングマンのモノはテラテラと光っていた。
(アア…こんなのイヤです…)
頬を真っ赤に染め、額から汗を滲ませながらフィリアは叫んでいた。
けれど口は猛り狂ったコングマンのモノで塞がれている為、
その叫びは声にならなかったのだが。
「へへへ…中々上手いじゃね〜か…。 そうだ!もっと激しく上下に…!!」
「んうヴ…んぐ……ぐっ!」
ぢゅぽ…ぢゅ、ぢゅぷっ…! 限界に近付いてきたコングマンは
両手でフィリアの頭を抑え、自分の腰を乱暴に振り動かす。
「く…っ。 …あァ、射精るぞ…!!」
「いヴん!」
咥えさせられたまま『嫌ァ!』と叫ぶフィリアをよそに、コングマンは全身を
ぶるる!と震わせ、フィリアの口の中で爆(は)ぜた。
無理に喉を抉られ、自然と涙が出ていたフィリアの口の中で、
ドプ!と白濁液が大量に流し込まれ、
歯茎に当たり、ゴポッと中で跳ね回る精液の音がした。
- 747 名前:サイン :03/04/03 00:29 ID:ac3WvT+1
- 「ヴ…うッ!」
苦しげに嗚咽を上げるフィリアだが、むせ返る磯の臭いと決して萎えないモノに
塞がれていた状態だったため、思わずゴク…ゴクンと飲み干してしまう。
ようやく放出が終わった自分自身をフィリアの口から引き抜いたコングマンは
スルリとフィリアの上着を脱がせた。
当のフィリアはあまりに唐突な出来事が連続した所為か、
ボーっとしていて脱がされた事に気付いていない。
「う…うヴ……ふっ…」
目の前でまだビクビクと痙攣している男根から目を背けながら、
「ひ、非道いです…こんないきなり……。 ウッ…にがい……」
そう言いながらコングマンの先端と口の間で糸を引いている精液を拭った。
「…へへ…へへへ…」
コングマンの様子がオカシイ。一発抜いて更にアルコールが回ったような
目である。 それに気付いたフィリアだったが、
「やんっ!?」
あっさりコングマンにパンツをスルッと脱がされ、
ベットの上で仰向けの格好をさせられる。
「いやぁ! ヤメて下さい、これ以上は…」
「へへへ…。 こうなりゃあ最後までとことんヤらせて貰うぜ……」
次に自分が何をされそうになっているのか、
それが分からない程フィリアも子供では無い。
「ああ…こんな怖いコングマンさんは初めてです…!
スタンさん、助けて下さい………!!」
もっとも、そのスタンはリリスに魚を買ってきてと頼まれて魚屋の商品が
売り切れだからって村の湖に住む鯉を持って帰って
サンダーソードを喰らっているのだが。
- 748 名前:サイン :03/04/03 00:29 ID:ac3WvT+1
- 「うは…ッ何だコレ、すげーツルツルじゃねぇか!!」
「やァッ! 駄目…見ないで下さい!」
フィリアの両足を無理矢理広げたコングマンは、
フィリアの大事な部分を見て感嘆の声を漏らした。
そう、フィリアは、女性の中でも5%と言われる『無毛症』の女性だったのだ。
「ひゃ…!!」
興奮しながら秘唇に舌を這わせると、フィリアはビクンと体を震わせ声を上げる。
「はッ…うう、や…やめてぇ…。 そんな所…いけませ…ンッ!!」
必死に抵抗しようとするが、女性の一番敏感な部分を舌で擦られ、
フィリアは今迄味わった事の無い感覚に翻弄されてゆく。
「何だ…神殿に仕える神官様でも普通の女と変わらね〜な」
ぺちゃ…ぴちゃ…と唾液と愛液がいやらしい音を立て続ける。
「だ…だって…こんなの…ぉ…」
『わたくしは経験がありません』と続けたかったようだが、
もう言葉を整理する余裕も無くなっている。
股間を舐められて出ていた悲鳴も、いつの間にか甘い吐息に変わっていた。
- 749 名前:サイン :03/04/03 00:30 ID:ac3WvT+1
-
「あうッ……や!!」
タップリと愛撫され、すっかり骨抜きにされたフィリアは今、
四つん這いにされて膣内に指を出し入れされていた。
痛がる様子も無く、必死に快感に抵抗しているフィリアに、
「こんなに濡らして…普通のヤツよりHなんじゃね〜の?」
コングマンは意地悪な事を言って反応を見る。
「あッ…や、ダメェ! 指を入れたら…はァン!!」
ハッハッと息も荒くなっているフィリアは絶頂寸前で、
ガクガクと体を震わせ、両腕から力が抜けてしまった。
肩で自分の体重を支える格好になり、体の中に襲い来る2本の指に
完全に精神を侵されていった。
「すげぇな…どんどんこぼれて止まんね〜ぞ」
コングマンの言う通り、フィリアの大事な場所は指を出し入れする度に
ぐちゅ、ぬちゅ、ぢゅぷ、と鳴り、
愛液は溢れ過ぎてポタポタとベットにしたたっていた。
「あッアッやぁ! もうおかしく…なっちゃ…アァッ!」
絶頂を迎えたのか、フィリアの体はビクビクッと激しく痙攣を起こす。
その様子を見ながら、
コングマンは抜き差ししていた人差し指と中指を開いて膣壁の具合を確かめる。
- 750 名前:サイン :03/04/03 00:31 ID:ac3WvT+1
- 激しい痙攣は終わったものの、まだヒクヒクと体をわななかせているフィリアを
再び仰向けにし、胸元を隠している白い布を剥ぎ取り、
年齢の割には豊満な乳房を揉みながら、コングマンは
ギンギンに勃っているモノをフィリアの膣口へ当てがう。
「くぅ…もう我慢出来ねぇ…挿入れるぞ!」
ぐっ!と剛直の先端が沈みかけた瞬間、フィリアは
息も絶え絶えに残った理性で最後の抵抗を試みる。
「あ…駄目ぇ! だ…ダメです…うっ!!」
最後の言葉を言う前にコングマンの熱の塊はぐぷぷっと一気に
フィリアの膣に半分程まで入っていった。
フィリアの膣内はミチミチッ…と音を立てているが、ファリア自身には
破瓜の痛みも、初めて異物を混入された違和感も大して感じてはいないようだ。
その証拠に、聞こえるか聞こえないか程度の声でダメダメと言っているのに、
フィリアの頬は先程よりも更に赤く燃え上がり、
瞳は快感に支配されているかの如くトロンと鈍く輝いていた。
「ウォッ! なんだコレ…。 スゲー気持ち良い…ぞっ!」
コングマンは比較的ゆっくりと注送を繰り返しながらそう呻いた。
「やぁァ…ダ…メ…! ヒ…!! …イ!!!」
ズッズッズプッと粘着質な音を立てる度、フィリアのなけなしの理性は
どこかへ吹き飛んでいきそうだった。
- 751 名前:サイン :03/04/03 00:32 ID:ac3WvT+1
- 「は…初めてなのに…アッ!どうして…そんなに…痛くない…のッ!」
正常位で貫かれる度に苦しくて涙がこぼれるが、それほど痛くない。
自分は処女の筈なのにどうして?と言った疑問が出るのは当然の事である。
「…。 あのなぁ…」 コングマンが少し冷めたような口調で話し始める。
「女は始めての時は大抵痛がるモンだが、ごく稀に処女膜が薄かったり、
骨盤の間隔が普通より広ければ痛くならないヤツもいるんだよ。
だから安心しな…」
出し入れしながら言っても説得力は無い。 事実ではあるのだが…。
「そ、そうなのですか…?アンッ!」
半ば正常な判断が下せない状態にいるフィリアだが、
やはり『初めての女性は赤い花を散らせる物』と数少ない性知識で
思っていた事を否定されるのは少し抵抗があったようだ。しかし、
「膣内のヒダヒダが絡み付いて溶けちまう…!!」
「ンアあ! そ、そんなに激しく…やんっ! ダメェ―――!!」
急に早く激しく出し入れをされてそんな考えはどこかへ吹き飛んでしまった。
- 752 名前:サイン :03/04/03 00:33 ID:ac3WvT+1
- コングマンは注送を続けながらフィリアを抱き起こした。
正常座位と呼ばれる体位に変えたコングマンは
更にフィリアの深奥に男性自身を突き入れる。
「はあ…アツくて硬いのが…アッ!! いっぱいに…あアァンッ!!」
初めてなのに2度目の絶頂に追い立てられるフィリアはコングマンに
右の乳首を舐られ、左の乳房を激しく揉まれているのにまったく気が付かない。
「ふァ…! ジ、ジンジンして何も考えられなく…なっりっ!!」
快感が背筋を昇って頭を突き抜けそうな感覚の中、
フィリアは口からヨダレがこぼれている事にも気が回らない。
「すげぇ締まり…うっ……限界だ!!」
再び正常位に戻したコングマンは最後の注送と言わんばかりに、
今までよりももっと早くフィリアの膣内を蹂躙する。
「ああ…! 私も!駄目ぇ!何か!き!来ちゃう!! あ"ぅ…ひアァ!!!」
フィリアは絶頂に達し、苦しそうに眉根を細める。
膣内は今やギュウギュウに締まり、
コングマンの限界ギリギリまで大きくなった怒張の精を、
残らず搾り取ろうと激しく、強く痙攣する。
「くう! 射精るう!!」
コングマンは根元までフィリアの中に突き入れ、その瞬間、
コングマンの巨大な大木は大量の樹液を膣内に打ち込んだ。
「う…あ…」
ビクビクと老いを知らないコングマンのオスが、
びく…びく…とフィリアのメスに受精液を送り込んでゆく。
「は…ぁ…あァヴ…」
フィリアは朦朧とする意識の中で、無意識に結合部分で暴れ続ける
コングマンのオスを眺めつつ、自分の右手の人差し指を舌で舐めまわしていた。
フィリアの長い麻緑色の髪が広がるベットが、ギシギシと揺れていた………。
- 753 名前:サイン :03/04/03 00:34 ID:ac3WvT+1
- 「……………ん?」
翌日、コングマンは穏やかな陽光で目が覚めた。
「イテテテテ…夕べは飲み過ぎたか…」
まだ完全に覚醒していない頭で、昨夜の酒場から順に、
何をしたのかを思い出そうとする。
ふと、近くのテーブルに書き置きらしき紙が視界に入ってきた。
「…なんだコリャ?」
フラつきながらそのメモを手に取り、読んで見る。
『良くお眠りになっている模様なので、起こさずに出て行く事にしました。
昨夜は、その…。 コングマンさんも随分と酔っていたみたいですし、
偶然の事故、としてお互いの心に閉まっておきましょう。
それと、純潔の痛みの知識、わたくしの知っている物とは少し違う情報も
ある模様ですね。 あまり性知識と言うのは詳しく無いものでして、
大変勉強になりました。 また後日、助力を請う為に訪れると思いますが、
その時はよしなに
Philia・Philis 』
そこでようやく、自分が昨夜、誰に何をしたのかを思い出し、
酒で泥酔していたとは言え、憬れの女性にdでもない事を
してしまったショックで、そのまま5分くらい硬直してしまうコングマンだった。
- 754 名前:サイン :03/04/03 00:35 ID:ac3WvT+1
- 「…じゃあ行こうかフィリア!
まずはウッドロウさんを迎えにファンダリアへ出発だ!!」
所変わってリーネの村。
神の眼の話をしてスタンと共に帰る所のフィリアである。
「え、ええ…。 それでは行きましょうスタンさん。
詳しい事情は歩きながらでも…」
「ああ! …ところでフィリア、さっきから何度もお尻を触っているけれど…
どうかしたのかい?」
ヤな所でツッコミを入れるスタンである。
「え!? あ、いえ…その……。 す、少し腰が痛むダケでして…」
「だ、大丈夫か? 無理をしないで、一日俺ん家で休んで行く?」
「い、いえ! 一刻も早く、セインガルドへ戻らなければいけませんわ!!」
妙に強調するフィリアである。 少したじろいたスタンだったが、
「そ、そうか? ま、まあ良いや、それじゃあ出発だ!!」
単細胞なスタンは邪推もせず先頭を歩く。
(…クレメンテ老、もしやと思いますがフィリスは…)
(…いや、あえて触れんでくれ、ディムロス………)
(は…。 了解しました…)
スタンには聞こえない声で言葉を交わすディムロスとクレメンテじいさん。
勿論、昨夜の情事はクレメンテはバッチシ一部始終を見てしまった訳で。
スタンは気付いていなかったがフィリアには二人の声は筒抜けだった。
「ああ…。 主よ、お許し下さい…。 成り行きとは言え、わたくしは
教えを破ってしまいましたわ………」
まるで滝のような涙を流しながらフィリアはそう呟いた。
のちに、スタン一行にコングマンが加わる事になった時、
二人は妙にヨソヨソしい挨拶をかわしたとかかわしてないとか。
- 755 名前:サイン :03/04/03 00:35 ID:ac3WvT+1
- 終わりっ!
って訳で如何でしたでしょうか?
神の皆さんのSSを読んでいて、オイラも触発されました。
まだ拙い文体ですが、楽しんで読んで頂けたら幸いです。
実はオイラのSSをネット仲間に『書いてくれ』と催促されていたのですが、
この場を借りて、作ってみました。
約束守ったよ、コツユさん(笑)。
と言うか、こんな駄文書くのに6時間も掛けんな自分!(汗)
- 756 名前:ヴァルク :03/04/03 04:15 ID:TAWJQYXS
- サインさん乙です。
いや〜、なかなかよかったですよ。フィリアが実は無毛症だったとか、参考になる設定もあったわけですし(藁
またここにひとりSS神が降臨したわけですな。これからも頑張って下さい。
- 757 名前:通常の名無しさんの3倍 :03/04/03 04:38 ID:bZrtTig/
- 先こされたぁ〜〜
>ヴァルク氏
てゆうか皆一度は妄想したよなっ!
>TOD2のエンディング後のストーリー
自分はリリムが出てきて、リリスの娘っていう設定がばれた瞬間、
ジューダス×リムルが浮んだ人間なんで……
だから書いてみた(チャレンジャーだな、自分)
はじめてのSS、地の文って難しいな、携帯で書いてからPC(調子悪い)に送ってるし…
ま、とりあえず途中まで書いたんで見ていて下さい。
内容はジューダス×リムル×リリス(になる予定)
- 758 名前:通常の名無しさんの3倍 :03/04/03 04:39 ID:bZrtTig/
- 「あー、またピーマンのこしてる!!ジューダスぅ〜」
そう言ってポニーテールを揺らしながら彼女――リムルはうらめしそうに僕の顔をのぞきこむ。
「それとも……私の料理ってマズイ?」
ぷうっと顔をふくらまして怒ってた顔が一転、本当に悲しそうな顔になる。
――にしても……近い。
鼻と鼻かくっつきそうだ。
「別にそんなことは言ってないだろう」
僕は耐えきれず、そう言うと
「じゃピーマン嫌いなんだね、ダメだよ好き嫌いしゃ」
「くっ」
「ダメだぞ好き嫌いしゃ、ジューダス(w」
そう言って横槍を入れてきたのはロニだ。
「…………」
僕は無言でロニの皿にピーマンを移した
「あっ!?えめぇ、何しやがる!!」
「ピーマンは身体や頭にいいからな、お前にちょうどいいと思ったんだ」
「無理があるぞ、オイッ!」
(よほど食べたくないんだなぁ……(゚_゚;←カイル)
そう言いながらピーマンを戻そうとするロニの箸を皿を引いて僕はかわす――ん?
――ドサッ
「……リムル?」
そこには笑顔で僕の皿に具を盛りつけたリムルがいた。
「ん?おかわりじゃないの?」
「……仮にそうだったとして……ピーマン、多くないか?」
「ん〜(怒」
「……なんでもない」
僕はピーマンを、まるのみすることとなった。
- 759 名前:通常の名無しさんの3倍 :03/04/03 04:41 ID:bZrtTig/
-
そもそも何で今、リムルと僕たちが旅をしているかといえば
「………いいんだ、カイル……一度死んだ男が手にするには、過ぎた幸せだ。」
フォルトナを倒し、僕達はそれぞれのあるべき場所に戻っていった。
自分自身どうなるのか判らなかったがリアラがカイルと再び出会えた様に、僕にも奇跡が起きたらしい。
もしかしたらシャルが僕を助けてくれたのかもしれない。
そんな僕がカイル達とまた出会った時、リムルはすでにパーティの一人だった。
彼女が仲間になった経緯は闘技場で戦って、そのままついてきたらしい。
純粋に強さを求める彼女らしいと言えばそうかも知れない。
ナナリー(9歳だ)なんかはリムルのコトを実の姉の様に慕っている。母親のリリスに似て料理上手なリムルにくっついているせいだろう、9歳とは思えないくらいに料理が上達している。
夜、一人外に出たジューダスは風に髪を遊ばせながら夜の闇を見ていた。
「リリス…か……」
リムルの母親、戦友の妹。
ジューダスには彼女と面識があった。
いや、ほんの少しの時間であったが心を通わせれた気がする。
リオン…いや、エミリオ=カトレットがそんな風に心を開けるがマリアンの他にいるとは彼自身、思いもよらなかったであろう。
- 760 名前:通常の名無しさんの3倍 :03/04/03 04:43 ID:bZrtTig/
- 「……何で僕なんかにかまう?」
「ん〜何でかな?別に理由なんていらないんじゃない?リオン君のコト気になったんだもん」
彼女――リリスは夕日をバックに屈託のない笑顔を見せた。
その笑顔を見れば、兄――スタンの”ひいきめ”ではなく彼女が美人であることが判る。
少なくとも王都セインガルドにはいないタイプで、この丘に吹く草の匂いもあいまって、リオンは穏やかな気持ちになるのだった。
だが、リオンは心の中で大きくかぶりをふり、今の気持ちを否定してしまう。
「フンッ、兄妹そろってお人好しだな。僕はお前が思っている程イイ人間じゃない」
「そうかな?」
「そうだ。大体、不用心だ、昨日あったばかりの人間とこんな山奥に来るなど…」
「山奥じゃないっ!ココは夕日がとてっもよく見えて、とってもきれいな景色のある私のお気に入りの場所なんだからねっ」
まくしたてられて、リオンは内心気押されながら
「フンッ、まぁ、こんな田舎じゃこんな所しか来る所ないだろうしな」
「田舎であろーと、なかろーと、私はココが好きなのっ!」
そう言うリリスの瞳が濡れていることにリオンは気づかなかった。
(チッ……少し痛いめにあわせてやる)
リオンは立ち上がりざまリリスを押し倒した。
- 761 名前:通常の名無しさんの3倍 :03/04/03 04:44 ID:bZrtTig/
- 「えっ、きゃあ!?」
リオンは自分の体の下にある少女を見下ろし、冷たく言う。
「僕は……こんなことだってできる。」
(そうだ、今ここでこの女を手込めにすれば、後々やりやすくなる)
そんな風にも考えながらリオンは自嘲ぎみに笑ったのだが…
「……やっぱりリオン君いい人だ」
「ッ!……なんだとっ!」
リオンは自分の頬にさしむけられた手を払おうとする。
「……泣いてるじゃない、リオン君」
リリスはリオンの頬を両手でしっかりと――けれども優しくつつんだ。
(泣いてる?僕が……)
リオンは孔雀色の瞳に映る自分の顔を見ようとした…
「……リオン君……私はね、…お父さんとお母さんがいなくて…寂しかった…でも、お兄ちゃんや、おじいちゃん、村のみんな…みんな優しかったんだよ……リオン君、どうして独りぼっちなの?」
リオンには涙を流すリリスの瞳に自分のアメジストの瞳が大きく見開かれたのを見た。
「同情なんてっ……」
「……ちがうよ」
「大体、お前は僕の事、全く知らないじゃないかっ!」
リリスの肩にかけた手が強くなる。
「……じゃあ、話して?ね?」
駄々をこねる子供をあやすようにリリスはリオンを抱いた。
「リリスッ!」
リオンはリリスの胸ですがりつく様に彼女の名前を呼ぶ。
「ん、リオン君」
”よしよし”とでもするかのよいにリオンの髪を撫でる
「……エミリオだ…僕は、エミリオ=カトレットだ」
すすり泣くような声で言うリオンの本名のカトレットと言う名を反芻するが、自分の入る余地のない事であろうとリリスは思った。
「……リリス」
「……エミリオ」
二人は視線を合わせ、そしてまた近づけていった。
- 762 名前:通常の名無しさんの3倍 :03/04/03 04:45 ID:bZrtTig/
-
「んっ……んぁ……」
リオンの舌がリリスの口内を蹂躙してゆく。
リオンは実の父――ヒューゴ=ジルクリフトにあらゆる訓練を受けている。
女性を抱くというのもその一つだった。
その度、リオンは冷たい仮面をかぶって心ないまま女を抱き続けた。
(リリス…)
こんなに身体が熱くなることなんてなかった。
「……んんっ…エミリオっ…」
「脱がすぞ…」
そう言ってリオンはリリスのエプロンドレスのボタンに手をかけた。
白く、美しい肌が夕日を受けオレンジに染まる。
「きれいだな……本当に」
「……はずかしいよ…あっ」
リオンはリリスの鎖骨の中心に舌をはわすと、そのまま”ツー”とふくらみに向けてなぞっていった。
「ふあぁぁ」
とぼけた声を出しながらリリスが身体をのけぞらせる。
その身体を受け止めながら今度はリリスのふくらみの桜へと顔を埋めるリオン。
左手はもう一方のふくらみを揉みくだいている。
「はっ……ひっ…あっ…ふぅんっ!」
額に大粒の汗をかきながらリリスは快楽の波に呑まれてゆく。
「きゃうぅんんっ…」
リオンが気まぐれにふくらみの先端をつねる。
「…はぁ…んくっ」
今度は優しく舌で押しつぶしたりもした。
リオンはその柔らかい感触とリリスのかわいい表情を存分に楽しんだ。
- 763 名前:通常の名無しさんの3倍 :03/04/03 04:48 ID:bZrtTig/
- やがて左手はリリスの細い腰をつたい秘部へと辿り着く。
―――クチュッ―――
「ふえっ!!」
どうやらここに異物を入れるのは初めてらしい。
リオンの女性のような指は、優しく、しかし、しつこくリリスの秘部をかき回す。
「…あっあぁ…はふっ…ん…やぁ…」
(痛くないことに越したことはないだろう……)
そう思ったリオンは、やがて自己主張しはじめた突起にも手をかける。
「んんっ!……あ゛ぁ……はぁん…」
熟練したリオンの手さばきはリリスに初めての快感を与えるのに、そう時間はかからなかった。
「んっ…くぅっ……あっあっ…ああぁぁ…ぁ…」
リリスは朱い空に大きく身体をのけぞらせ、ガクガクと身体を震わせた。
「はぁ…はぁ………」
リオンにもたれかかるリリスの吐息、金色のきれいな髪が汗でおでこにくっついている。惚けたような孔雀色の瞳、だらしなく開けた口、その全てがリオンの理性を奪ってゆく。
「リリス、僕は…愛している……」
彼女自身の愛液で濡れた手を彼女によせながら、リオンは再びリリスを押し倒した。
(つづく)
- 764 名前:通常の名無しさんの3倍 :03/04/03 05:10 ID:bZrtTig/
- ごめん。あげちゃった・・・
λ...............
- 765 名前:645 :03/04/03 06:05 ID:OGELi4fx
- エミリリキッタア――――――!!!!!!!続きが待ち遠しいでつ。
>サイン氏
コングマンネタビクーリしたけど新鮮で良かったでつ。これからもガムバッテクダサイ。
- 766 名前:ヴァルク :03/04/03 06:56 ID:VR2BltcY
- あれ?ジューダス×リムル、じゃなかったのか?とつっこみを入れてみるテスト。
まぁいいとして、続きが楽しみでつな。
現在、スタン×フィリアを制作中。チェスター×アーチェも一気に作って、どっちを先にするか聞く予定なんですが、どっちがいいですかね?
- 767 名前:名無しさん@ピンキー :03/04/03 07:02 ID:oTe0hoGP
- >>757
リリスたんキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
>>ヴァルクさん
>内容はジューダス×リムル×リリス(になる予定)
ておっしゃてますよ。
- 768 名前:名無しさん@ピンキー :03/04/03 09:23 ID:Qx/NpJZ3
- そろそろ次スレ必要だな
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