このきれいな星空に流れ星が出ました。




とてもとてもきれいでした。




もしもこの流れ星に私の願いをのせたとしたら、




叶えてくださりますか?






私の叶うことのないこの願いを。














忍足「おはようさんvV」


「・・・忍足君・・・」


忍足「ナンや冷たいなあ。」


「私のこと名前で呼ばないでくれる?」


忍足「別にええやんvV」


「いや。」






忍足「幼なじみやん!俺ら!」








ズキ・・・



その言葉が心に刺さる。






「・・・」






忍足「結構なかよかったんやで??」








覚えてないよ。そんなこと。








私はこの生きてきた15年間の記憶全部、なくしちゃったんだよ?










忍足「?」


「もうその名前で私のこと呼ばないで!!!!」


忍足「・・・・」









病院のベットのなかで目が覚めたとき初めて見たのがこの人の顔だった。











忍足侑士。











彼は私の幼なじみだったらしく、








私が








「あなた誰?」











と聞くと驚いたように目を丸くして私を抱きしめてくれた人。






そして私のために泣いてくれた人。





私は事故で記憶をなくし、






医者は






「命と引き換えに記憶をなくされたようなもの」






といっていた。





私は悔しかった。


自分の名前や両親の名前すら思い出せない。


そして・・・


私のために泣いてくれた人の名前さえも・・・・・










皆思い出せない。








「私には15年間の記憶が全部飛んじゃってるの!あなたにそんなこと言われたって何にもわかんないの!」







それに・・・






『まず記憶を取り戻せたら奇跡・・・でしょう・・』






って言われちゃったんだよ?


わかるわけないじゃない。





百合「・・・・・・」


「百合ちゃん・・・」


忍足「・・・・ごめんな。」






















「・・・流れ星・・・」




私は夜が嫌いじゃないです。




このきれいな星空が、ずっと輝いてくれるから。



「・・・・記憶が・・・戻りますように・・・」





叶うわけないじゃない。




もし流れ星に、人の願いをかなえる力があったとしても、






私の願いは叶わない。





誰にも





叶えられない。







「・・奇跡でも起こらない限り・・・無理なんだよ・・・」







「何が奇跡やて?」







「!」


忍足「驚くことないやん。」


「忍足君・・・」





隣の家から顔を出したのは、忍足侑士だった。






忍足「・・侑士でええて。」


「いいの。」


忍足「?」


「・・・・今日はごめんなさい。」


忍足「・・・」






「私・・生きてきた記憶を全部なくしちゃったのが嫌で・・・・・」





忍足「俺も悪かったて・・頭なしにあんなことゆうて・・・」


「・・・忍足君・・・私このままずっと記憶なくしたままなのかなぁ・・・・っ」



忍足「そんなことない・・・」



「だって・・・だってぇ・・・っ」



忍足「俺が取り戻してやるさかい・・・」









ぼろぼろ泣く私に優しく言葉を掛けてくれる忍足君。









うれしかった・・・









だから・・・









記憶が戻ったとき言ってあげるんだ。











『侑士』










って。















次の日・・・・




昨日先生に日直だからといわれ、いつもより早めに家をでた・・・


道を歩いていると・・・


忍足「お〜い!!一緒に学校いかへん??」


「おはよう忍足君。いいよ!一緒にいこ!」







忍足君に誘われたので、私はすぐ返事をした。





そしたら・・・・







忍足「・・・!後ろ!!!!」


「え??」




















キイィィィィィィ!!!



















忍足「か・・・・間一髪・・・」





「・・・・・!」



私に突っ込んできた車に気づいた忍足君のおかげで私は助かった。



車は前の塀にぶつかりぐしゃぐしゃだ。



その時・・・










「!!!!い・・・・いた・・・っ!」


忍足「どうしたんや・・?・・・?」


「いた・・・っ!!ィやあ!!!」


忍足「・・・!?」






「イタイイタイイタイイタイィ!!!」










ドサ・・・



忍足「!?」









私は激しい頭痛に倒れてしまったのだ。


そして救急車で運ばれた・・・























「ん・・・・?」








目が覚めるとそこは病院で私はベットに横たわっていた。







「私・・・記憶がなくなって・・・・・!!!!!!!!!?」









ガバ!!!




私はベットから飛び起きた。





「・・・!!!!侑士・・・侑士!?」










・・・?」













「侑士・・・?」











忍足「・・・もどったんか・・・?」


「・・うっ・・うっ・・・・ゆーしィ・・・!戻ったよ・・っ私・・・記憶戻ったんだよ・・・!!」


忍足「・・・!」







ギュウぅぅ!!!









侑士は私をきつく抱きしめながら言いました。




忍足「・・・!!・・・!」




ってなきながら私の名前を。




そして・・・





忍足「なあ・・?キスしてええ??」






「な・・・////ぇ・・・・・・ぃぃょ・・・っ」





忍足「じゃあ遠慮なく!」




「ん・・・・!?んん!!!!!」







「プハ!!!侑士何すんのよ!!!!」







忍足「何ってキスやがな。・・・・・・







好きやで?・・・・・・・・・」










夜空の流れ星は私の願いをかなえてくれたかな?







奇跡、が起こった私の体は


今を幸せに生き続けています。






この十五年間の記憶と、


大好きな忍足侑士君と一緒に。






えんど。

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