鼻歌の稚代さんにお願いしてSSを付けて貰ったんだ!!!!
いつもありがとう!今度カラオケ行こうぜ!!
「けんしんたん と かすがたん もりのなかのひみつのおはなし」






(あの人が。  私があの人に抱いている感情と同じものを胸に秘めて下さっていれば…)


いつもそう思う。
けれど、かすがに向けられる視線は優しさはあるが愛しさはないのだ。

(そんなのは…わかってる…)

豊満な乳を抱きしめるように自身をきゅっと抱くかすが。

「謙信様…」

甘い香りの吐息と一緒に名を呼ぶだけで全身が震える。

「わたくしをよびましたか」

「!?」

驚きを隠せないまま振り返ると、想い人がその美しい姿を現していた。

「…謙信様…なにゆえここへ…」

謙信に淫らな想いを馳せ、身を震わす己を見られたくなかった。
一人になりたくて、こんな森の深い所へ足を運んだのに。

「わたくしのうつくしいつるぎが おもいなやんでいるのを わたくし が きづかぬとでも?」

「け…謙信様…!」

(ああ!やはり謙信様は私を見ていてくださっている…!)

湧き上がる言い様のない感激にとろりと惚けたような表情のかすが。
だが、それとは逆に、後ろめたさが増していく。

(しかし…私が謙信様に抱く気持ちは…)

「わたくしのうつくしいつるぎよ…」

すっと謙信が数歩かすがに歩み寄れば、足元の枯葉が音を立てる。

「ひとにはいえぬ こころうちになやむのは おのれだけでは ないのですよ」

「…謙信様…?」

きょとんとしたままで、何を言われたのか理解できないかすが。
謙信は彼女に優しげな笑みを送る。
その瞳に湛えられた感情に気づき、かすがの鼓動が飛び跳ねた。

(…まさか…謙信様も、私を…!?)

一陣の風が二人の間を通り抜け、かすがの美しい髪をさらう。

(いいえ!そんなはずは…そんな事があるはずが…)

謙信から視線をそらし、必死に答えを模索するかすがに細く白い手が差し伸べられた。
はっと顔をあげれば少し困ったような、それでいて優しさはなくしていない謙信 がいた。

(謙信様が…こんな表情を…!)

差し出された手に思わず自らの指を委ねる。

その瞬間、意外なほどの強い力でかすがは抱き寄せられていた。

「けっ…!謙信様…!!」

「しずかに」

短くそういわれるとかすがは黙って謙信に抱きしめられているほかない。
高鳴る鼓動と錯乱する思考。
想い人の体温を身体で感じながら、かすがは幸せだ、と溜息をついた。
これ以上の幸福はない。
純粋に、そう思えたら。
どんなにいいだろうか。
肌に伝わる謙信の鼓動と、優しげな息遣い。
それに反応するかのように熱くなる自分の身体が恨めしい。

「謙信様…」

名を紡ぐだけで、膨れ上がる欲望。
もう、誰でもなく、謙信にのみ癒される感情の高ぶり。
かすがは少しうつむくと、意を決して言葉を紡ぐ。














「私を…抱いてくださいませ…」




戦国BASARA
上杉謙信×かすが

楽天モバイル[UNLIMITが今なら1円] ECナビでポインと Yahoo 楽天 LINEがデータ消費ゼロで月額500円〜!


無料ホームページ 無料のクレジットカード 海外格安航空券 解約手数料0円【あしたでんき】 海外旅行保険が無料! 海外ホテル