ほぼ必要なところはそろっています。ＣＯＮＦＩＧ画面の見た目は同じＷｉｌｌ系のＬｏｖｅＳｐｌｉｔと似ていたので同じシステムなんでしょう。
見た目のデザインはなかなかよいです。
不満点としてあげるなら既読スキップが選択肢後継続されないことと、バックログ画面の背景が街の地図になってしまうことでしょうか。特に前者は、共通部分の多いゲームなので 装備しておいて欲しかったですね。あとウインドウの透過率もいじらせてほしかったかも。
私基本的にＢＧＭは小さくしてやるんですが、このゲームは通常のボリュームでプレイしました。
その場面場面の雰囲気にあっており、質も良いです。
ボイスに関しても問題なし。それぞれのキャラにきちっとあっていると思います。立ち絵のあるキャラには全員、立ち絵のないキャラにも一部ボイスがついているのは好印象です。
オープニングテーマもノリがよくてよいかと。私は各話の最初に流れるとき、必ず聞いてしまいました（＾＾；
よく知らないんですが、有名な絵師さんらしく、クオリティに問題ありません。
一枚絵、立ち絵、背景と一定かあるいはそれ以上のレベルはいっていると思います。
ただメインヒロインである維月は、ひなたと並んだとき必要以上にゴツくみえました（笑）
全６話構成。１話目が導入で２〜５話目がそれぞれびのヒロインのエピソードでここまでが共通ルート。
最終となる６話目が個別ルートになります。
で、内容。
一話ごとにそれぞれ別のミステリースポットの謎を解明していくという内容で、お話自体はそれぞれで完結。ただし最終話に向けて伏線が貼られていくという感じです。
その一話完結方式と、頻繁に場面転換が行われるおかげで（主人公視点だけではなく、サブキャラの行動が移されたりなど）、なかだるみもなく非常に軽快にプレイすることができました。
テキストに関しても、実績のあるライターさんだけに問題もなく、キャラの掛け合いもよく（特に主人公と維月）楽しめるものでした。
また、終盤となる６話に関してなんですが、それぞれのお話で解明される謎が全く違うのと、活躍するキャラが違う（あるシナリオでは攻略中のヒロイン、あるシナリオでは主人公、あるシナリオではサブキャラを含めた大勢）ので 一キャラをクリアしてもまったく飽きることがなくほかのキャラのルートも楽しむことができました。
ちなみにＴＲＵＥらしきルートもあります。これはどうもＷＥＢの評判では賛否両論みたいですが私は好きでした。
登場人物はほとんどオールスター状態でメインヒロインはおろかほとんどのサブキャラも登場して何かをしてくれるというのは正に大円団らしくて良かったと思います。
特に（以降ネタバレ）ほんのちょい役だと思っていた角刈りの男がサブキャラの命を救った（ネタバレ終了）のは大爆笑してしまいました。
まあそのせいでちょっと性急に話が進んでいる感じがしてしまっているのかと思いますが。あとはＴＲＵＥのラストは私としてもちと物足りないかも。
そのサブキャラなんですが、味のあるキャラがそろっており、特に立ち絵をもつキャラは一回こっきりのちょい役のような扱いではなく、ほとんどのキャラが誰かのヒロインのシナリオでかかわってきたりして見せ場を見せてくれます。
私は刑事さんやじいさんのようなキャラはとても好きなので、これはものすごくうれしかったです。
あと主人公は、維月の尻にしかれている、どう見ても回りのキャラに比べてスペックが劣っている（周りがすごすぎるんですが）という情けない面もあるものの、決めるべきところは決めてくれるので好印象をもてました。
共通ルートが２回目以降はほぼスキップ状態で進むものの、ひさびさにフルコンプまで飽きさせず楽しませてくれる作品でした。
でもオカルト・ホラー系を期待するとかなり肩透かしをくらいます。怖いと思ったシーンはほとんどありませんから。
というかラストを除いては緊迫したシーンの合間にほのぼのとしたシーンが入ったりしますので。どっちかっていうと明るい雰囲気のゲームです。
回数自体は多くありません。メインキャラは２回でそれ以外は一回ずつ。メインに関しては一回目が結ばれＨ、二回目はいちゃいちゃとしたＨです。
尺と濃さは普通。ただ終盤にあるおかげでキャラに感情移入できているため、気に入ったキャラならかなりいけると思います。
一人除いてフェラ装備、チュパ音ありです。アナルや３Ｐなどもありました。
おかげで睡眠時間２時間で仕事にいくはめになったりもしましたが（笑）
ひなたや古都が個別ルートでかなりいちゃついてくるのも良かったです。維月はあまりいちゃいちゃ感はないんですが、かなりすごいことを考えてくれるのが分かるのでむしろ良し（笑）
