回想がちょっと特殊。シナリオ部分でも書きますがこのゲ−ムは全８話で構成されるのですが、その一話をまるまる回想します。
そのためＨシーンだけ見ようとしてもその話からやりなおさなくちゃいけないのはマイナス。
逆にセーブデータの少なさはこの回想があるおかげで全く気にならなかったわけなんですけども。
それ以外のシステムは特に問題なし。・・・バックログで誰が言ったセリフかわからないのはどうかと思いますが。
ありません。オープニングテーマはありますがぶっちゃけ上手くないと思います（＾＾；（その割には私は今でも聴くのですが・・・）
クオリティは高くないです。絵自体は悪くないんですが塗りが甘い。なんかちょっと同人っぽいというかなんというか。
特に立ち絵は粗く感じますね。ただ動きが大きく、静流の闇の波動など芸も細かいため見ていて楽しいです。
でも私個人的にこの人の絵好きなんで、多少クオリィティ低くても無問題ですが（ぉ。
１話ごとに区切られており、全８話で構成されます。前３話が共通で後ろ５話が個別ルートになります。
その形式のおかげで起承転結ははっきりしているかと。３人のヒロインのそれぞれの登場話である共通ルートの３話が起、個別ルートの前３話が承、４話が転、５話が結。
ボリュームに関してですが、私としては個別ルートに関しては満足です。それぞれの行動の理由はきっちりとかかれていますし、ラブラブな部分やすれ違い、主人公とヒロインの苦悩とかもちゃんとかかれていると思います。
が、全体のボリュームとしてみればやはり不満です。攻略対象となるヒロインが３人しかいないうえにルートの分岐がほぼなく、物足りなく感じます。キャラどうしの掛け合いは結構楽しいゲームなので個人的には共通ルートがもう少し欲しかったところ。
あとは、静流シナリオも欲しかった。主人公やヒロイン達をさとしたり後押しをする主人公の親友のような役どころのキャラのためあまりヒロインっぽくは感じませんが、いいキャラなんだしおまけ程度でもいいので静流シナリオは欲しかったと思います。
ものすごく感動したりとか、号泣したりとかそういったことはありません。
でも私にとっては非常にジーンとする作品でした。
各話の展開はそれぞれ、前半部分はコメディタッチでエピソードが入ってシリアスに（最後の方は違いますが）
このゲーム、静流を筆頭としたサブキャラ達がいいんです。立ち絵のないようなキャラまで含めてみんな格好いい。
攻略中ではないヒロインも別キャラではサブ的役割にまわり、主人公たちをサポートしてくれます。
あっと驚くような展開はありませんし、正直展開は途中で大体予測はつきますが、彼らのおかげでかなりジーンと着ました。
ファンタジー的な作品なので有る意味奇跡と呼べる展開もありますが、それはサブキャラによっての奇跡ですから。
どのシナリオでもサブキャラ達が、主人公とヒロインの幸せのための後押しや協力をしてくれる。
私はこういったシーンに非常に弱いため、かなりジーンときて泣いてしまいました。
丁寧にかかれていると思います。ＣＧも複数枚きっちり使われていますし、ラブ度もなかなか高い。
ただ回数は少なめ。そもそもＨシーンのあるキャラは３人しかいないため、その総数も７回しかありません。
また尺はそれなりの長さを持つものの、激しさや濃厚さがないため、実用できるかと聴かれるとちょっと厳しい。音声がないのはとても残念ですね。
が、ＣＧやボリューム、ボイスなしやシナリオ部分も含めて全般的に荒削りでもあります。
あと悪役のいないゲームなんでそれをどうとるか。
とりあえず共通シナリオ追加・静流シナリオ追加・フルボイスのＤＶＤ版だしてくれませんかねぇ？
