テーマ駄文 第一弾   「図書館」

初出 日記04.07.15 最終更新日04.07.19  未完

   追想

月の幼年学校で、僕が得たのは、きれいな綺麗な透き通った泉のような優しいもどかしい恋の破片だった。

今でも、一番 心を締め付けるような苦しくて、甘い ドキドキ胸を高鳴らせた 優しい笑顔と恥ずかしそうに伏せる瞳、少し高めの甘い砂糖菓子のような声――――。

瞼を閉じれば、いつでも あの懐かしい優しい日々に帰っていける。

クラスの共同課題で、いつも面倒なことをキラに押し付けるクラスメート達、それを笑顔でいつも引き受けてしまう優しい大人しいキラ…僕がどんなに忠告しても『みんなですることだから、ボクだけに押し付けられているワケじゃないよ』 とあの優しく諭すように言われると何も言えなくなる。
綺麗でお人好しのキラは、ほとんど押し付けられても黙々と課題を片付けていく。
そして、言うのだ。『明日、空いてる?一緒に図書館へ調べ物を手伝ってくれない?』
頷いた僕に蕩けそうなほど可愛い笑顔を見せて……。

図書館までの並木道をゆっくりと歩く、夏らしい陽射しも並木道にある木陰のおかげで、ずいぶん柔らかだ。
少し前を歩くキラの明るい茶色の髪の毛が、後ろの髪の毛が少し跳ねて陽射しを受けて輝いて見え、キラらしくて苦笑した。
「何、笑っているんだよ?何か可笑しいところでもあるの?」
キラは、振り向き様、口唇を少し尖らせて訊ねてきた。
「キラはキラらしくて、いつまで経っても可愛いと思って…ね」


――――つづく。

アスラン君の一人語りっぽくしてみました。
月時代のキラって、こんな感じで アスラン君はいつも×2心配して見守っていたんだと思います。(時には闇討ちしたり…と大活躍)
あすきらは回想物が多いです。しかも、綺麗な感じがかなり好きです。

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