空魚がまだ小学生の頃なら、せいぜいオナニーを覚えた高学年の頃までなら
好きな子を「あいつ」だの「あの女」だの「おまえ」呼ばわりしても
ませた子供の照れ隠しでギリギリ可愛げは取り繕えたかもしれないが――。
今となっては二十歳の大学生。
ひと目で分かるオタクっぷり。隠せない童貞臭。
可愛げのかけらも残らず無残に仕上がった根暗フタナリ女子大生が
金髪美女の鳥子に対して「めんどくせー女」などとうそぶいたところで
おのれの痛々しい童貞っぷりを周囲にアピールする結果にしかならないのだが
もちろん本人に自覚は無い。
とにかく童貞コンプレックスが眼鏡をかけただけのような空魚は
対外的に自称できる高校時代の趣味が「一人で散歩」というヤバさで
こじらせた童貞はすっかり根性までネジ曲げていた。
世の中に存在する美人はフタナリであろうがなかろうが
とりあえずひとくくりに心の中で「ビッチ」と呼び
超美人はさらに憎しみをこめ「くそビッチ」と呼んで見下していた。
そのくせ一方では(これが最も重要な点だが)
世界に存在する人間のうち
空魚の興味や関心が向けられているのもまた、美人に対してのみだった。
本当は恋愛をしたくてたまらない。
相手は美人が理想だし、美人であればあるほどいい。
いっそこのさい多少のブスでも構わない。
とにかくキスとセックスがしたい。
だけどそれがどうしても叶わない。
だから敵意を抱いて、自分より下の存在と蔑むことで
とっくに砕けたカスのような自尊心をかろうじて保持する。
そんな空魚の前に鳥子が現れ、望外の再会まで果たした。
自分を追ってきた動機はさておき
これまでの人生で最良の出来事と認めざるを得なかった。
鳥子と再会した日から、空魚は偏執的な妄想をさっそく膨らませた。
なにせ彼女はこれまでの人生で目撃した美人のなかでも圧倒的な一位。
妄想は果てしなく広がった。
(鳥子はどれくらいビッチなんだろう…)
あれだけ派手な見た目なのだから
さぞかし異性(ふたなり)に困らない人生を送ってきたのだろう。
かわいい系・かっこいい系・きれい系に
先輩・後輩・同級生の親・教師に至るまで。
(絶対とんでもないビッチに決まってるよね…)
とりあえず顔が良ければ誰とでもやるのだろう。
もちろん顔が悪ければ相応の金が必要だろうが。
(ババアともやるのか?!ババ活か??!!)
三段腹で脇毛の生えた汚ったねーフタナリ中年女でも
ATMの引き出し限度額数回分を封筒にぎっしり詰めて渡せば
生フェラ・ツバ手こき・見つめられながら舌上射精のバリューセットが注文できるのだ。
(くそぅ…うらやましすぎるぞ…!けど私だって金さえ払えば…!)
常識的に考えて即金で百万払えば
空魚レベルのブサイクでもゴム付きで一発くらいやらせてもらえるだろう。
しかし問題はそんな大金が用意できないということ。
(服は脱がずに…ゴムは三枚付けて…ローション持参で…体には一切触らずに…
もちろんキスも無しで…立ったまま後ろから…三分以内で終わらせれば…)
奇跡的に運が良くてその条件でなら十万くらいでやらせてもらえるかもしれないが。
(ああ…でも私、十万だって三十年ローン組まないと無理じゃん…)
童貞脳で考える正攻法ではやはり彼女とのセックスは困難に思われた。
けれども意外にもあの高級娼婦をタダで買えるかもしれないと考えを改めたのは
それからほどなく二人で初めてカフェに入った時だった。
もともと性犯罪者としてのメンタリティを確立していた空魚は
彼女と向かい合って座るやいなや
事前に念入りな脳内シミュレーションを重ねていた
『パンチラはみ毛盗撮作戦』をここぞとばかりに発動させ
ただちにスマホでスカート内の盗撮を試みた。
すると犯行はあっけないほど簡単に成功してしまった。
空魚がオタクなのは百メートル離れていても判別できるほどだし
名前が「空魚」の時点でふたなりなのもバレているはずなのに
鳥子には不思議なほど警戒心が無かった。
推察するに、ビッチ過ぎる彼女が今まで喫茶店を使う目的など
超美人のセフレとの待ち合わせだったり
超金持ちふたなりババアとのアナルセックスの金額交渉だったりがほとんどで
いってみれば上流階級の人間とばかり関わってきた結果
『キモオタふたなり女と向かい合って座ると必ず盗撮される』
という世間の常識をかえって知らなかったのかもしれない。
真相は謎だがともかく空魚にとっては好都合だった。
初めての盗撮に成功して以来
空魚が毎日のオナニーに使うおかずは
鳥子の食い込みパンチラ盗撮画像だけになった。
その後あの居酒屋カフェで何度か会ったり食事をして盗撮を重ねるうち
彼女は酔うとガードがさらに甘くなることが判明した。
そもそもしらふでもノーガードだからやりたい放題できた。
スカートの中にスマホを突っ込んでバッテリー切れまで4k動画撮影したり。
テーブルの下でちんぽを取り出してシコシコしたり。
ちんぽを握った手で鳥子の唐揚げにレモンを搾ったり。
席を立ったすきに鳥子の飲みかけのビールにツバを垂らしたり。
「ねぇねぇ聞いてよ空魚、それでね〜」
気分良さそうに話す彼女に対し
「うん」
「へえ」
「ほんとに?」
「そうなんだー」
の四種の相づちを延々と使い回して聞くフリをしながら
テーブルの下でパンツを盗撮しつつ彼女が酔うまで気長に待つ。
そうして小一時間後めでたく酔いつぶれてくれたら
「だいじょうぶ?家まで送っていこうか?」
というエロマンガで覚えたセリフをそのまま棒読みする。
すると鳥子は何の疑いも抱かず
「はぁーい。お願いしまぁーす」
と、ビッチとは思えない可愛い声と仕草で同意する。
(ククク…!計画通り…!)
二人で飲むようになってほんの数回目の出来事。
この夜に空魚の念願だった脱・童貞が決定した。
(マジちょろいんですけど…)
「ほら、ちゃんと前見て歩かないと危ないよ」
表面的には親切な友人を装って、ふらつく彼女の手をとり空魚は歩く。
鳥子ははじめのうち楽しそうに意味不明な鼻歌を歌っていたが
次第に静かになって最後は空魚に手を引かれているだけの状態になった。
そうして無事にマンションに到着したら鳥子自身に鍵を開けさせ(これが大事)
空魚は合法的に彼女の部屋への侵入に成功した。
「水飲む?」
もっともらしく尋ねても鳥子は黙って首を横に振るだけ。
ほどなく床にコロリと転がって眠ってしまった。
(キター!)
しかしプロの性犯罪者はここで慌てない。
彼女が本当に深い眠りに落ちたのか確認する作業を忘れてはいけない。
しばらく地蔵モードで立ちつくし気配を消して目だけ動かし観察すると
やがてかわいい寝息が聞こえてきた。
「すぅ…すぅ…」
さっきまで閉じていた鳥子の口が逆にだんだん開いてきて
本気で寝ているのは間違いなさそうだった。
「嗚呼、ついにこのときが…!」
苦節二十年。
空魚は万感の思いを込めて服を脱ぐ。
そして靴下と眼鏡だけ残して全裸という見事な変態を遂げてから
唇を気持ちの悪い海洋生物っぽくにゅんと突き出させ
血走った目を見開き彼女の口に吸い付いた。
(うおおおお!!初めてのちゅうぅぅぅ!!!)
鼻息をフゴフゴさせ ものすごい剣幕で彼女の口をベロベロチュパチュパしゃぶった。
だが歓喜の「うおおお↑」は数秒で「ぅぉぉぉ↓」に変わった。
「な、なんだ…わりと普通に…そこそこ臭いじゃん…」
すぐに口を離し眉間にシワを寄せた。
「鳥子みたいな美人でも、不意打ちでキスするとけっこう臭いんだね…」
そうつぶやいてから、こらえきれず「プークスクスッ!」と意地悪く笑った。
優越感がじわじわと広がった。
鳥子と出会ってからフリスクばかり食べていた空魚が
二十歳にもなって完全に手遅れのファーストキスで
惨めで虚しい気分にならずに済ませるために
むしろこれこそ最高の結果ではないか。
空魚はニヤつき鳥子のスカートをめくった。
「ハハハ、やっぱり汚ねー」
白いパンツを脱がせると予想通りというか当然というか
クロッチはべっとり湿っていて
金色のマン毛にはマンカスが付いていて
まんこにはマンカスがもっとこびり付いていて
アナルも汚れてヌルヌルしていた。
当初の予定ではエロマンガでよくやるように
クリトリスを剥いてちゅぱちゅぱ吸ったり
まんこに指を入れてずぼずぼしたり
アナルをぺろぺろ舐めたりするつもりだったのだが
それはやめておこうと思った。
「前戯とかいいやもう、汚いからさっさと入れちゃおう…」
どうせ寝てるしすぐに入れてもぜんぜん平気だろう。
空魚はペッと吐きかけるようにツバをまんこに垂らし
半萎えのちんぽをしごいてフル勃起させた。
「お、おぅ…なんだかんだで…けっこうやばいかも…」
ちんぽを持っていざ入れるとなるとさすがにドキドキした。
入れたらどれくらい気持ちが良いのかまったく想像がつかなかった。
たぶんすぐに出てしまう。
ピストンできずに入れただけで出るかもしれない。
でも鳥子は寝ているから恥をかいて死にたくなる心配はない。
「よ、ようし、だいじょうぶ…」
空魚はなるべく自分を落ち着かせ覚悟を決めた。
「うぉっ?!」
最初はかなり抵抗があって押し戻されそうになって
でも次の瞬間「ブリンッ!」というエロい音がしてちんぽが一気に半分まで入った。
(!)
まんこに入った瞬間、頭の中が『!』になった。
(…?)
けれども次に『?』が浮かんだ。
「…え?」
思わず声も出た。
(??????????)
数秒経過して、空魚の頭は『?』だらけだった。
「なにこれ…?」
空魚はポカーンという顔をした。
決死の覚悟で深さ三メートルの滝つぼに飛び込んだつもりが
実際の水深は三十センチだった場合のような。
いや確かにヌメッているし、温かい。
二択で答えろと言われれば間違いなく気持ちいい。
「それはそうなんだけど、でも…」
なんというか、まんこにちんぽを入れた素直な感想は
「普通…」
――だった。
童貞喪失はまったくもって
未知のものすごい体験ではなかった。
空魚が期待していたイメージは
『ギューッと両手で絞られるような強烈な締め付け感』とか
『掃除機で吸われて腰が抜けるような圧倒的なバキューム感』とか
『内部がブルブルしながらヒダヒダがウネウネ無限回転する感動』とか
要はオナホのパッケージに書いてあるような機能が
本物のまんこになかったのだ。
「おかしい…私の事前情報と違う…」
空魚のあたまは童貞菌にやられてポンコツだったが
オナニーのやり過ぎで実はちんぽもポンコツだった。
なにせ小学校高学年の頃に射精の方法を覚えて以来
固くて開かないジャムのフタと格闘するのと同じくらいの握力で
ローションも使わずにちんぽをゴシゴシしたり
布団にうつぶせで全体重で高圧プレスしながらちんぽをシーツでこすったり
まるで何かの工業製品の摩擦・圧搾耐久試験のような負荷のオナニーを
一日最低数回のペースで十年間欠かさず繰り返した結果
感度のキャリブレーションが完全におかしくなっていた。
どれだけ上に見積もっても
予測を下回ることだけは絶対に無いと信じて疑わなかった本物のまんこ。
しかも鳥子のまんこだ。
現状日本国内で購入可能なビッチのうち間違いなく最高等級品。
その鳥子の生まんこが使い捨てオナホ以下のはずがない。
「あれ…もしかしてこれって、私がすごいってこと…?」
「だって説明つかないもんね…私がすごくなかったら…」
「ハハ…そっか、私ってすごかったんだ…?!私ってすごいんだね…!!」
もともと偏執症で超人願望のある空魚は目を輝かせた。
いよいよ妄想と現実の区別がつかなくなった。
二十年間、嫉妬と劣等感と性欲だけをエネルギーに生きてきた空魚は
生まれて初めて圧倒的な勝利というものを経験した。
今朝起きたときは昨日までと変わらないふたなり童貞キモオタだったのに
あれから半日しか経っていない今
ワールドクラスの極上金髪ビッチに生でちんぽを突っ込んでいる。
しかも早漏で秒殺でなく、深刻な刺激不足に困惑しているのだ。
「ちょっと私、本気ですごくない…?」
わき上がる体が震えるような感情は歓喜というか狂喜というか
あるいは狂気とも表現できた。
空魚は半笑いで口呼吸しながらヘコヘコ腰を振った。
無論ちんぽを出し入れさせたところで感覚は何も変わらなかった。
「ハハハ…なにこれ、セックスが簡単すぎて笑っちゃうんですけど…」
「ねぇねぇ鳥子、いまどんな気分…?
最低落札価格数十万の高級まんこに無銭挿入されちゃってるよ…?」
高級娼婦の彼女が筆おろしのボランティアなどするわけがないのは当然として
ビッチに限って即ハメだけはいくら積んでも絶対にNGだったりするし
特上ビッチでプライドもきっと特上の鳥子はもっとNGに決まっているわけで
大量のマンカスをこびり付かせてアナルまで汚れたままセックスをするわけがない。
すなわちこれは確実に鳥子の人生史上最大の屈辱。
そして二番目の屈辱さえも確実に空魚が与えた。
それはさっき空魚がキスをして「口が臭い」とあざ笑ったとき。
鳥子が誰かに口を吸われてあんなふうにバカにされたことなど
過去に一度だってあるはずがない。
「これってさり気なく偉業じゃね…?うわ、私ったらどんだけ偉大…?アハハ…」
この女を自分のものにしたい。
自分だけの所有物にしたい。
というより、この女を征服して人生まで支配できる特別な能力を持った偉大な自分は
そうしなければならない運命の選ばれたフタナリーー。
金色のうぶ毛の生えた重たい鳥子の尻を持ち上げながら
ちんぽをヌポヌポ出し入れさせるシチュエーションで
そもそもが偏執病の空魚にそういう誇大妄想を抱くなというほうが無理な話で。
「待ってろよ鳥子…!すぐ私の精子で妊娠させてやるからな…!」
鼻の穴をゴリラ並に広げてフガフガ言いながら
空魚はちんぽを抜いて自分の手で猛烈にしごきはじめた。
もちろん死にもの狂いで一時間(誇張でなくリアルに一時間)
一秒たりとも休まず秒間五往復の高速で腰を振ってちんぽを出し入れさせたら
まんこの刺激だけで精子を出すのも不可能ではないだろうが
それで本当に死んでは元も子もないし
もっとゲスで変態な方法で効率的に彼女を孕ます方法を思いついた。
つまり、鳥子の生尻をおかずに自分でシコってイク瞬間だけまんこに入れて射精する。
それなら一時間がんばらずとも簡単に彼女を妊娠させられる。
「やば…自分で編み出しといてなんだけど…
この方法めちゃくちゃ興奮して気持ちいい…」
「くそぅ…この尻エロすぎでもう犯罪だって…」
「これで毎日パンツ一枚と薄いスカートだけで平気で出歩くんだもん…
ビッチは恥じらいがないから困る…」
「でもエロい尻だけどまんこが汚いなぁ…アナルも臭うし…」
「鳥子が美人だから許してあげるけどブスなら逮捕だよ…」
「こんだけ汚くて臭いんだから私の昏睡レイプは犯罪にならないよね…
ある意味こっちのほうが損害受けてるんだから…」
「ん…?それともわざと誘ってたのか…?
こうして欲しかったからわざと防犯対策してないのか…?」
「いやあり得るよその可能性…?!
くそビッチならそれくらいの悪知恵は持ってるよ…?!」
「そうなの、鳥子…?!そうだったの…?!」
「あ、ちょっと今、ぜんぶ分かっちゃったかも…?!」
「こいつ私のことが好きだったんだ…?!
で、最初からこうされるのが目的だったんだ…?!」
「絶対決まりだよ、それ以外あり得ないって…!
じゃなきゃ毎日わざわざこんなエロい格好する必要がないもん…!」
「怖っ…?!実は私ずーっと前から誘惑されてたわけ…?!」
「わざとエロい格好して、メスアピールして、レイプ待ちだったんだ…?!」
「あはっ、ビッチを本気で惚れさすとか、私の偉大さは無限だな…?!」
「でも困ったぞ、私の結婚相手は処女が絶対条件なんだけど…?」
「まあでも、おまえがどうしてもっていうなら、考えなくもないかなあ…?」
「私のことそんなに好きか…?うん…?私のこと大好きなんだろう…?」
「ビッチのくせに本命には告れないとか鳥子も可愛いとこあるじゃん…?」
「ったく、さんざん遊んだガバガバの中古まんこで私の子供産みたいとか
やっぱこの女とんでもねービッチだわ…」
「とにかくおまえの気持ちを優先して
今からまんこに精子たっぷり出してやるから安心しろ…ハァハァ…」
「鳥子の生尻を便器代わりにまんこにザーメンコキ捨てて妊娠させる…!
イクぞっ…!うぅっ…!出るっ…!」
目の前に鎮座する鳥子の尻を相手に一人語りのやばい妄想で盛り上がり
見事な大団円を迎えたところでちんぽも限界に達した。
「お゛っ、お゛っ…」
まるで酔っ払ったふたなりババアが
漏らしそうでトイレに駆け込むときのような気色の悪い声を発して
大急ぎでちんぽの先をまんこにくわえさせた。
その次はまるで裏世界のクリーチャーのような
録音して小桜に聞かせたら怖くて半年は一人でトイレに行けなくなるような
「ほお゛ぉぉぉ〜…」
という変なうなり声を、臭そうな湯気と一緒に口から吐き出して
まんこの中でドロドロッと精子を垂らした。
別に、エロマンガみたくびゅるびゅる止まらないわけでもないし
気持ちいいのだって時間にすればほんの数秒だし
量だって計ったらたぶん笑ってしまうくらいほんの少しで
出したらすぐちんぽが萎えて強制終了で賢者モードの再起動がかかってしまうような
この十年間で二万回くらい繰り返した普段のオナニーと変わらない射精。
けれど性格がねじ曲がってゲスな空魚にとっては
今はそれでかえって陵辱欲が満たされた。
冷静になるとどうってこともない、そこまで言うほど気持ちよくもない
猿にでもマネできる単純で単調なしょーもない短時間の作業で
本来ならティッシュに吸わせて生ゴミに捨てるしか使いみちのないオタク精子で
金髪超絶美人な鳥子を妊娠させることに成功したのだから。
「フフフ…これでおまえは私の女だ…」
まんこからザーメンをとろとろ流して眠り続ける鳥子の尻を
あぐらをかいてニヤニヤ眺める空魚は
さながら仕留めた獲物を前に悦に入るどこぞの猟師のような有様で
とても二十歳の女子大生には見えなかった。
おまけに賢者モードといっても元の脳みそが腐りかけているから
まともな思考にはとうとう最後までたどり着かなかった。
「…来年の今ごろ、鳥子は私の赤ちゃんにおっぱい吸わせてるんだね…」
「名前は何がいいかな…。
『魚』『鳥』ときたらやっぱり『犬』にしないとまずいかな…」
「つーかその前に、私の経済力がゼロでやばい(笑)」
「ま、裏世界に行けばとりあえず稼げそうかな。
小桜さんが買ってくれなくても、向こうに落ちてるので高値で売れそうなの色々あるし。
マカロフなんてミリオタに売ったら一丁で百万かな?」
「他にもシャブとかチョコとか
アンパンとかエクスタシーとか金目のものが必ず落ちてるはず」
「こっちの世界の需要と流通量からして
マカロフ落ちててシャブがないのは逆に不自然だし」
「その気になって探したらシャブなんて岩塩感覚でいくらでも見つかるんじゃ?」
「裏世界で仕入れたブツをこっちでさばいたら、売上すごくない?」
「末端価格が全部そのまま利益だもん。麻薬カルテルの親分並かも?」
「うわ、私ったらとりあえず謙虚に中流家庭を目指して…とか思ってたのに
これじゃあハイソサエティ入り確定じゃん!」
「つくづく私は偉大だなあ…。鳥子が起きたらさっそく話してやろう…」
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