天然記念物に指定されるような希少な生き物は、
およそ進化の過程によって作られたとは思えない美しく魅力的な姿をしている場合も多く、
密猟者に狙われることもしばしばだが、
実際にそうした生き物の飼育を試みても、生息環境を再現するだけで一苦労、
おまけに食性が特殊だったりして餌を確保するのも困難、
加えて温度や湿度の調節、果ては紫外線の管理など、あまりに手間がかかりすぎ、
仮にそれらの障壁を努力して乗り越えても、何かの要因で状態をひとたび崩せばそれで最後、
回復することなくコロリと絶命してしまう場合も少なくない。

要するに、そういう生き物は写真で眺めておくか、
せいぜい自然で観察する程度に留めておくのが最良なのである。

けれども、そうした天然記念物より遥かに希少価値が高いのに、
飼育が非常に簡単な生き物も存在した。

世にも珍しい雌雄同体の美少女、フタナリの志摩子だ。

雌雄同体は特に昆虫などで比較的よく見られるが、
完全に雌雄が分かれているものはやはり珍しく、高額で取引される。

それが人間ともなれば、もはや値段の付けようもない。

おまけに志摩子は『超』が付くほどの美少女。
そもそもそれだけで十分価値があるはずなのに、
股間から包茎ペニスと汚い陰嚢がぶら下がっているから、
まさに両性具有としてはこれ以上ないほどの完璧な個体だった。

そんな彼女の生態は、基本的には普通の人間と変わらない。
食事は和食が中心なら特に選り好みもせず、トイレやお風呂の世話はもちろん必要なく、
たまに風邪を引くこともあるが基本的に元気で、
毎朝フワフワの髪の毛から良い匂いを漂わせながら登校してくる。
性格は真面目、そして温厚だ。

唯一、決定的に他の人間と違う点が二つの性を有しているところだが、
何しろ当の本人にその自覚がなく、オナニーの経験すらないありさまで。

そんな志摩子を好きになるなというほうが、無理な話だった。

案の定、由乃と祐巳は『見ているだけ』の状況に我慢ができなくなり、共謀して彼女を襲った。
つまり、逆レイプした。
もちろん犯罪である。

だが二人の見立てた通り、純真で穢れを知らない志摩子は、
誰にも触れられたことのない生殖器を無理やりいじられ、
ひとたび快楽を覚えさせると、すっかり二人に手なずけられた。

由乃と祐巳は志摩子に夢中で、暇さえあれば彼女を構いたくて仕方がなかった。
それでなくとも性欲が強い年頃である。
思いがけず薔薇の館に一年生三人組だけになったりすれば、途端に辛抱出来なくなった。

(ねぇ、由乃さん…)
(分かっているわ、祐巳さん…)

祐巳と由乃は互いに目配せすると、
とりあえず用意した三人分のお茶を前に椅子に座ったばかりの志摩子を、
まるで事前に打ち合わせていたかのように、誘惑するのだ。

「ねぇ、志摩子さん、見て見てー」

由乃はそう言うと、おもむろに祐巳の腰を抱き寄せ、彼女に顔を近づけた。
祐巳も由乃の腰に腕をまわし、まぶたを閉じた。

そうして二人は、キスをはじめた。
ムチュッ、ムチュッと音をさせながら、突き出した唇をくっ付けて離すという行為を熱心に繰り返した。

「…っ?!」

志摩子が息を呑み、目の前の光景に釘付けになった。

「んふぅ、由乃さぁん…あむっ、ンッ、チュパチュパッ、チュ〜…」

祐巳は甘えた声を漏らし、由乃の舌を唇で挟んで吸い付くと、
顔を前へ前へと積極的に動かし、由乃の舌を根元まで飲み込み、
口内に滴ってくる唾液を味わいながら、自分の舌と絡ませた。

「ンッ、祐巳さん、それ、私もやりたい…
はぁむっ…ンッ、チュパッ、レロレロ、チュチュウゥ〜…」

由乃は真似をするように同じやり方で、今度は祐巳の舌を飲み込み、吸った。
二人は志摩子に見せ付けるように激しく唾液を交換し合った。

「あ、あぁぁぁ…」

あまりに刺激的な光景に、とうとう志摩子が声を発すると、
二人はキスをやめ、彼女のほうを向いた。

「どうかしたの、志摩子さん?」

今はじめて気が付いた、というふうに祐巳が首をかしげると、
由乃がすかさず何かを耳打ちして、二人はクスクスと笑い合った。

志摩子は不安げな視線を彼女達に送る。
テーブルの上のお茶が、一度も口を付けられぬまま、湯気を立てて冷めてゆく。

「志摩子さんも一緒にやりましょ」

そう誘われても、志摩子は躊躇した。
彼女にとってキスはまだ、見ているだけで圧倒されてしまうような行為。
けれども祐巳と由乃はお構いなしに、志摩子の腕を引っ張って椅子から立たせた。

「フフフ、志摩子さん、三人でキスしようね…」

二人が揃って口を開き、蛇のように長い舌をネトォッと唾液を糸引かせながら伸ばすと、
志摩子は本能的に怖くなって、目をギュッと閉じ胸の前で手を組んで身構えた。
その仕草は、文字通りの捕食者である祐巳と由乃を、余計にたまらない気持ちにさせた。

二人は互いの頬をくっ付けながら、それぞれ志摩子の腰を抱いて、
まるでごちそうを分け合うように、彼女のプルプルとして柔らかい唇を舐めまわした。

「ンンーッ…!ンッ…!」

二人の生温かい息とベトベトした舌の感触に、志摩子が眉間にシワを寄せ、唇を懸命に閉じた。
すると由乃は彼女の鼻を指でつまんで上に引くようにし、
祐巳は反対に顎を下のほうへ押さえるようにした。

「んむぅ…ぷっ…んふっ、ンッ?!ンンッー!?」

息が出来なくなり志摩子が口を開けると、すかさず由乃が舌を侵入させ、
祐巳もすぐに続き、二人がかりで口内をグチャグチャとかき回した。

志摩子の舌に二本の舌を巻きつけるように絡ませて締め上げたり、
舌の表面と裏側を同時に撫で回したりした。
志摩子の口内からは透明なトロトロとした唾液がたくさん分泌され、
それが由乃と祐巳の唾液と混じり、泡立ちながら口の端から溢れた。

「ンーッ!ンンーッ!!」

志摩子は目を白黒させながら悲鳴をあげたが、それは二人の舌と唾液で塞がれた。
膝から力が徐々に抜けてゆき、終いには体が崩れ落ちそうになって、
ようやく由乃と祐巳はキスするのをやめ、志摩子の両脇を支えながら、椅子に戻して座らせた。

「志摩子さんたら、大げさね」
「でもそこが可愛い、うふふ」

二人は好きなことを言いながら、表情を緩めた。
志摩子は涙目で、舌と唾液を吸われたことを嬉しがっているとはとても思えない様子だったが、
その体には明らかな変化が起きていた。

「志摩子さん、少し興奮してる?」
「私達に見せてね。大丈夫、変なことなんてしないから」

由乃が頬を撫でつつ、脅かさぬよう祐巳がゆっくりと突起の浮かんだスカートを持ち上げると、
少し硬くなったペニスがパンツからはみ出ていた。
だがまだ完全ではなく、綺麗なピンク色をした先端の半分くらいは、
薄い包皮が張り付くようにして被さっていた。

「うふふ…」
「ぐふふ…」

二人は志摩子の勃起を完全にするべく、さっそく次の手を打つ。
放っておけば絶対に勃起などしない志摩子を、
自分たちの手で少しずつ発情させてゆく過程は、本当に楽しかった。

祐巳と由乃は「せーの」でそれぞれパンツを膝まで下ろし、スカートを持ち上げた。
フワッと空気が流れて志摩子の前髪を揺らす。
次いで彼女の目に飛び込んだのは、あらわになった二人の下半身だ。

「…ッ!!」

思わず志摩子が目を見開いた。
いくら性欲に疎い彼女でも、至近距離で女の陰毛を見せ付けられて反応せずにはいられなかった。

二人とも体付きには大差ないが、その生え方は全く違っていた。
由乃は量が多く、一本一本が長くて縮れていて、色も真っ黒だったが、
祐巳は量が少なくフワフワしていて、髪の毛よりもさらに色素が薄かった。
どちらも標準から逸脱していて、とてつもなく卑猥だった。

たまらず志摩子のペニスが長さを増し、
先端に被さっていた包皮がムキムキと捲れていく様子に、祐巳と由乃は心底悦に入った。
余計な小細工など一切なしに、ありのままの自分達の裸を見て、志摩子が勃起しているのだ。

「ねぇ志摩子さん、後ろからも見てみたいでしょう?」
「お尻も見せてあげるね」

ご機嫌の二人は、くるりと後ろを向いて志摩子にお尻を見せた。
由乃の柔らかそうでスベスベしたお尻と、祐巳のプリンとしたお尻。
小ぶりで肉の量は同じ程度だが、付き方が異なっていて、どちらも違う魅力的な形になっていた。

「あ、あぁ…祐巳さんと、由乃さんの、…お尻…」

上ずった声で、途切れ途切れに言葉を発する志摩子。
すると二人は申し合わせたように、同時にお辞儀をするかのごとくゆっくりと上体を折り曲げた。
ムチィッとお尻の割れ目が自然に開き、
光の当たっていなかった場所が全て、志摩子の目の前で剥き出しになった。

「あぁぁぁぁぁ…」

志摩子の感嘆の声。
大量の陰毛に覆われ、縦筋はおろかお尻の穴まで全く見えなくなってしまっている由乃のアソコも、
正反対にほぼ無毛で小陰唇のつくりからお尻の穴のシワまではっきりと確認できる祐巳のアソコも、
志摩子にとってはどちらも衝撃だった。

二人とも顔は可愛いのに、それに似つかわしくない極端な性器の状態が、余計に興奮を誘った。
それが匂いを嗅げそうな近さで、志摩子の鼻先に突き出されている。

「はぁ、はぁ、はぁ…」

みるみるうちに志摩子の息が荒くなる。
目の前に並ぶ二人の性器はいずれも濡れていて、
由乃は愛液を吸った長い陰毛が絡み合ってグチャグチャになっていて、
祐巳はバターを塗りつけたように、全体がテカテカと光っていた。
そのつもりがなくても匂いが漂ってきて、普通に呼吸をしていた志摩子はそれを吸い込んでしまった。

「ンッ…」

志摩子がゴクンと喉を鳴らした。
発情したメスの性器から発せられる生々しい匂いは、
フタナリの志摩子をこれ以上ないほど直接的に刺激した。

長さは既に十分だったものの硬さがいまひとつ不十分だったペニスが
ビクン、ビクンといきなり跳ねだし、急速に硬さを増した。

ピンク色の亀頭は真っ赤に変わってパンパンに膨らみ、
縦に割れ目のように入った大きな鈴口を中心に左右に盛り上がり、
フチの部分はエラが張るように卑猥に反り上がった。
包皮は限界まで伸びきり、血管の浮くペニスの幹に薄い膜のごとく張り付くようになった。

「わぁ、すごいっ。由乃さん、見て、志摩子さんのが大きくなってる!」
「え、ウソ?うわっ、ホントだ。なにこれ、すごーい!」

完全に勃起した志摩子を見てはしゃぐ祐巳と由乃。
二人はすぐさま向き直って床に膝を付き、
彼女の太ももを押さえて左右に大きく開かせると、
その両足の間に並んで座り、ペニスに顔を近づけて観察をはじめた。

「や、そんなに見ないで…」

志摩子は反射的に股を閉じようとしたが、二人がかりで広げられてはどうすることも出来ない。
両手で口を押さえて恥ずかしさに耐えることしか出来なかった。

「先っぽが真っ赤になってる」
「さっきまで綺麗なピンクだったのに」

祐巳が人差し指で亀頭をツンツンと押してみた。
由乃は裏筋をツツーッと下から上に撫でてみた。

「ひっ…ひぃぃっ…」

電気が流れるような快感に、志摩子が背中を震わせる。

「アハッ、志摩子さん、これ気持ちいいの?」
「いくらでもやってあげるわよ?」

祐巳が鈴口の下の部分を円を描くように指先で優しくクニクニしながら、
由乃が幹の中ほどを握ってシコシコと包皮を上下にしごくと、
志摩子はもはや口を押さえるどころではなくなり、
椅子のフチを掴みながら、悲鳴に近い可愛い声を発した。

「あっ、あんっ、あんっ!」

鈴口から透明な汁がプックリと溢れてきた。
由乃がさらにしごくと、汁の分泌はますます増えて亀頭をいじっていた祐巳の指先を濡らし、
動かすたびにクチュクチュと音が立つまでになった。

「すごぉい、これ、ガマン汁だよね?」

祐巳は濡れた自分の指をペロリとひと舐めしてから、
それを由乃に差し出して、味見をさせてあげた。

「うーん。まずい!」

由乃はわざと大げさに言い、祐巳をケタケタと笑わせた。

「ねぇ祐巳さん、ちょっと私にやらせてくれる?」
「うん、いいけど。どうするの?」
「フフフ。見ていてちょうだい」

由乃は左手をペニスの根元に添えると、右手を逆さまにして、
親指と人差し指で輪っかを作り、それで亀頭の付け根の部分を握って、
ちょうどお乳を搾るときと逆向きの手付きで、
小指を立てながらキュポン、キュポンと音がしそうなほど高速で小刻みに摩擦させた。

志摩子は途端に背中をビクンビクンと波打たせながら「あっ!あっ!あっ!」と悶え、
鈴口から透明な汁がトロトロといくらでも流れ出し、亀頭から裏筋を伝って根元まで濡らした。

「ね、すごいでしょう?」

由乃は汚れた両手をパタパタと振って汁を払い落とすと、無邪気に笑った。
テクニックはプロ並だが、本人は事も無げだ。

搾りっぱなしにされた志摩子のペニスは、
幹の部分まで赤くなって血管をさらに浮かせ、鉄のように硬くなっていた。
志摩子は既に息も絶え絶えの状態だった。

「由乃さんはすごいなぁ。私にもできるかな」
「ええ、もちろん。試してみれば?」

左手でペニスの根元を持ち続けている由乃は、祐巳のほうへ亀頭を向けて、促した。

「じゃあ、やってみるね」

祐巳がペニスを握った。
由乃のように輪っかを作ることはせず、
五本の指すべてに力を入れながらペニスを握り締め、それを単純に上下に動かした。

「くぅっ…うっ…ひぃぃ…」

ゴリゴリと裏筋がしごかれ、同時に親指と人差し指で亀頭のフチが何度も引っ掻かれて、
志摩子が懸命に悲鳴をかみ殺す。
由乃と違ってぎこちない祐巳の搾り方は、かえって志摩子を苦しめた。

「はぅっ、ひっ、ああっ…くっ、んあっ、あぁっ!あ゛っ!あ゛っ!」

やがて志摩子は耐えられなくなり、由乃にされたときよりも激しく悶えはじめた。
鈴口から先走りがダラダラと垂れて、祐巳の手首まで伝って濡らした。

「いやだ、志摩子さんたら、乱暴にされるほうが好きだったの?」

意外な事実に由乃は困ったように言うと、根元を押さえていた左手を離し、
祐巳と指を重ねるように一緒にペニスを握って、ゴシゴシと乱暴にしごく作業に加わった。

「おおおおっ!!」

いきなり二倍になった快感で志摩子の理性は一気に吹き飛び、
およそ彼女の口から発せられているとは信じられないような声で、叫んだ。

「…ぷっ」
「あはははっ」

祐巳と由乃が目を丸くして顔を見合わせ、こらえきれず笑った。

「その声、やめてよー」
「すごく変な声」

二人から指摘を受けても、志摩子はもはや声を抑えられなかった。

「おおぉぉっ!おぉぉぉんっ!!」

なにせ彼女にとって本来ペニスを刺激されるのは、他の一般的な動物と同じように、
一生のうちにせいぜい二、三度、繁殖のために交尾をする場合に限られるはずなのだ。
だから志摩子はペニスに刺激を加えられると、
発情した動物が交尾をする時に発するような声で鳴いてしまうのだ。

「おおぉぉぉっ!おおっ!おおっ!」

変な鳴き声を聞いていると、祐巳と由乃も変な気分になった。
膝立ちになって浮かせているお尻から、どちらも同じように愛液をツツーッと床に垂らしていた。
二人は興奮で頬を赤らめつつ、手首を振るようにして、ペニスを激しくしごいた。

「志摩子さん、もうすぐ射精するかも」
「ホントだ、玉が上がってきてる」
「袋が縮んで、おちんちんの根元にくっついてるわ」
「こんなに激しくしごいてるのに、玉がぜんぜん揺れない」
「本当に出すみたいね」
「どうせだから、もっといっぱい鳴かせながら、射精させましょうよ」
「祐巳さん変態、うふふ」

二人は相談して決め、一緒に手は動かしつつ、
交互に亀頭をカプッと咥えて、フェラチオもすることにした。

「お゛おおおおっ!!ほお゛おおぉぉっ!!!」

二人の美少女に手コキをされながら代わる代わる亀頭をチュパチュパと吸われ、志摩子が雄叫びを上げた。
椅子のフチを必死で掴みながら、体は前のめりになる一方、首は後ろに反って顔は天井を向き、
まるで拷問を受けているかのようだった。

「お゛ぉぉぉんっ!お゛おおおっ!お゛おっ!お゛ぉっ!」

歓喜する志摩子の反応を確かめながら、
由乃と祐巳は数秒ごとに交代して、真っ赤な亀頭をチュパチュパと吸い合う。

「お゛っ!お゛っ!お゛っ!お゛っ!」

やがて志摩子が一定の間隔で短く鳴き始めると、
二人はペニスを手でしごくのをやめ、代わりに唇で吸う作業にそれぞれ集中した。
すなわち、由乃は口いっぱいに亀頭を頬張り、
唇をギューッと締め付けながら柔らかい舌を鈴口に押し当ててレロレロと動かし、
祐巳はペニスを横から咥え、ハーモニカを吹くように顔を左右に振りながら、
舌を伸ばして裏筋をベロベロと舐め愛撫した。

「お゛お゛お゛おおおぉぉぉぉっ!!!」

志摩子のお尻が椅子から浮き上がった。
由乃は頬をへこませ、亀頭のフチが捲れそうになるほど強く吸いながら、
口の中で舌を伸ばしてその上に裏筋を乗せ、精液を受け止める準備をした。
祐巳はペニスを真横からガブッと咥えたまま、もう離さない。

「イ゛ッ、イ゛クぅぅぅぅぅぅっ!!!お゛ぉぉぉぉぉんんっ!!!」

志摩子はついに射精をした。
ペニスがブルブルブルッと脈打つと同時に、精液が大量に発射された。

ビュルルルルッー!!ビュビューッ!ビューッ!!

「お゛っ…お゛ぉぉっ〜…ほお゛ぉぉ〜っ…」

最初の一発を由乃の口内で出すと、志摩子は叫び声の代わりに、気持ちよさそうなため息を連続させた。
が、それは相変わらずとても変な声だった。

由乃のトロンとした舌の上に亀頭を乗せて、
開きっぱなしになった鈴口からゼリーのように精液をドロドロと流れ出させ、
同時に祐巳の唇でペニスを横から吸われる快感に、
志摩子の半開きになった口の端から、よだれが垂れた。

「おぉぉぉ〜…おぉぉぉ〜…」

だらしのない声で鳴く志摩子。
祐巳はペニスに吸い付いたまま、頬を膨らませている由乃に視線を送った。
「まだ出ているの?」と目で尋ねると、由乃は「うん」と同じく目で答えた。
由乃が口の中で舌をチロチロと動かし亀頭を摩擦すると、
志摩子が「お゛っ、お゛ぉんっ!」と少し大きな声を出し、ようやく精液が全て出し尽くされた。

「ほぉぉぉ…」

射精が終わると、志摩子のため息と共にペニスは急速に硬さを失っていった。
由乃の口からチュルンと亀頭が出て、祐巳もペニスから口を離した。

「ねぇねぇ、由乃さん、口の中を見せて」
「ん、んん。んぁ…」

興味津々の祐巳の求めに応じて由乃が顔を上に向けながら口を開いた。
中を覗き込むと、ドロドロと臭そうな精液が、唾液と少しも混ざらずに大きなひとつの塊となって、
由乃の舌の上に乗り切らないほど大量に溜まっていた。

「うわぁ、すごい、志摩子さん、こんなに出したんだ…」
「んーん?」
「あ、うん、待ってね、由乃さん」

言葉を発することが出来ない由乃の意思を、祐巳はきちんと理解していた。

「ほら、志摩子さん、志摩子さんったら」

祐巳はそう呼びかけながら立ち上がり、
ペニスを垂れ下がらせたまま放心状態で首を反らしている志摩子の背後にまわり、
彼女の肩を揺すって正気を取り戻させた。

「志摩子さん、起きて。由乃さんが、精液を飲んでくれるって言ってるわよ?」
「あっ、あぁぁ、祐巳さん…」

志摩子は覚醒し、後ろを振り向いた。

「違う、私じゃなくて、向こうの由乃さん」

祐巳はハンカチでよだれを拭ってあげながら、志摩子に前を向かせた。
彼女の股の間には、吸われて真っ赤になったペニスが唾液でネトネトにされたまま垂れていて、
その前では由乃が床に可愛らしく手を付いてぺたんと座り、こちらを見上げ、口を開けていた。

「よ、由乃さん…」
「由乃さんの口の中、いっぱい溜まっているでしょう?
あれ全部、志摩子さんがビュルビュルって出した精液なんだよ?」
「い、いやぁぁ…」
「あの臭くてネバネバの汚い精液を、
今から由乃さんが飲んでくれるんだって。良かったね、志摩子さん?」

祐巳がニコニコしながら語りかける。

「そ、そんな、由乃さん…」

精液を飲むという、想像したことすらない変態行為を予告され、志摩子が眉をしかめる。
しかし、その目は見開かれ、由乃から逸らすことが出来なかった。

「んふぅ…んっ、んんっ…ングッ、ングッ、ンッ、ゴクンッ…ぷはぁっ」

由乃は自分の喉が志摩子によく見えるよう、首を伸ばして顔をやや右に傾けながら、
見せつけるように喉を動かし、大きな音を数回させて、精液を飲み干した。
それから舌をペロリと出して、口の中が空になったことを示した。
志摩子は瞬きせずにその一部始終を目撃した。

「どうして黙っているの、志摩子さん。
精液を飲んでもらったんだから、由乃さんにきちんとお礼を言わなきゃダメじゃない」

まるで母親が娘に礼儀を教えるような口調で祐巳が優しく諭すと、志摩子は従順に頷いて、

「あ、ありがとう、由乃さん…」

と言った。

「うふふ。どういたしまして」

こうして志摩子は、由乃と祐巳にますます飼い慣らされてゆくのだった。

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