腹蔵なく赤心を明かすなら、香純はオリヴィアが嫌いだった。
英語が一言も話せないクセに英語が話せるフリをし、
後から辻褄を合わせる為に英語を勉強することもしない。
それどころか今や全ての科目において学習を放棄し、
赤点を取りながら毎日を浮華逸楽に過ごしている。
かてて加えて、そもそも英語を話せるフリを始めたのが、
華子の周章ぶりを面白がりたいという動機からであるのだから、
彼女の傲然さがにじみ出ているように思われた。
おまけにワキガで臭い。

そんなオリヴィアの
――華子が評するところによれば『脳みそピーナツくらい』の――
空っぽの頭の中には、では一体何が詰まっているのかと言えば、
どこまでもひたすら性欲だけが高圧ガスのように充填されていた。
英語は一切話せずとも、
親から受け継いだ遺伝子は紛れもなく純正海外仕様のオリヴィアは
生まれながらにビッチだった。

――と同時に、長年の日本暮らしによって
日本人的貞操観念も身に付けていたオリヴィアは、
性欲の塊でありながらも同時に処女は維持するという
奇跡的な平衡状態を保っていた。
ただし絶好の交際相手さえ見つかれば、
三秒後にでも本番に臨める準備はいつでも整えてあった。

故に、オリヴィアが香純に目を付けるのは当然だった。
なにせBL小説の執筆を趣味にしているような、
質朴で口も堅そうで、
おまけにアナルセックスに通曉している
男嫌いのふたなり女子中学生など、
日本中探しても他にはまずいない。
香純は唯一最良の選択肢であると
馬鹿なオリヴィアでもすぐに断定できた。

当の香純からすれば実に迷惑な話で、
確かにふたなりを恥じてはいないが誇っているわけでもなく、
男を毛嫌いしているからといって女とのセックスにも毛頭興味はなく、
ましてやオリヴィアが恋愛対象など噴飯ものでしかなかった。
何しろ、彼女のことは好きでないのだから。

ではそんな香純が如何にしてオリヴィアの目論見通り、
彼女とセックスをする間柄になったのかと問われれば、
『オリヴィアさんにトイレでいきなりパンツを下ろされて
用を足したばかりでまだ濡れた私のチンカスだらけの包茎ペニスに
洋物ポルノ女優顔負けのねっとりフェラチオと
お下劣ディープスロートをお見舞いされて
それから先は前後不覚なんです』
としか答えようがなかった。

ともあれ、それ以降連日続くオリヴィアとのセックス漬けの日々に
香純は意外と満足していた。
人間というものはいくら興味が無い分野でも、
一度体験して良さを知ると二度と元には戻れないものだ。
それが生まれて初めて味わう強烈な快楽なら殊更強い中毒反応を示す。

射精の満足感を覚えたふたなりの香純は、
もはやオリヴィアとのセックス無しには学校生活が送れなかった。

あそ研の部室に三人揃って入室する日は稀で、
二人だけ先だったり後だったり、
または一人ずつ順番の日もある。
特に華子はリア充の素行調査やら
よく分からない素振りやらで何かと忙しく、
それとは別に日直の日もあるので、
香純とオリヴィアが部室で二人きりになれるチャンスはむしろ多かった。
だから用事がない限り、香純は放課後すぐに部室に向かった。

「香純、遅ーいっ」

大抵の場合は期待通りの結果で、
ドアを空けるとオリヴィアが先に待っていた。

「ごめんなさい、オリヴィアさん…」

香純は後ろ手でドアを閉め、同時に鍵をロックした。

「香純ぃ〜」

それを確認したオリヴィアはすぐに席を立ち、甘えた声で寄ってきた。
体臭のキツイ彼女に抱き付かれても、
香純の顔は引きつるどころか頬は赤らみ恍惚としていた。

「ね、華子は?」
「しばらく…来ないと思います…」
「フフッ。じゃあ、エッチしよ?少しだけでいいから。ねぇ〜、しようよ?」
「は、はい…少しだけ…でしたら…」
「やったぁ」

オリヴィアは机に乗り、上履きのままの両足を持ち上げM字に開いた。
下着はあらかじめジャージの短パンもろとも脱いでおいたらしく、
たちまち無毛の性器と肛門が露出して香純に向けられた。
その挙措は天性のビッチにしか成し得ない業で、
たった一撃で香純から理性を完全に奪い去った。

「オ、オリヴィアさん…はしたないです…」

口ではそう言いながらも香純はビンビンに勃起し、
パンツからはみ出てスカートまで持ち上げるペニスを握りしめていた。

「早くぅ、香純〜」

オリヴィアは挿入を急かした。
彼女の性器は既にネトネト湿っていて、香純はすぐに挿入ができた。
もっとも、海外規格の彼女の膣は
控えめに表現して『ユルユル』、はっきり言って『ガバガバ』で、
入れたところで香純には空を切る感覚しか伝わらなかった。
一方でオリヴィアはペニスを入れられた途端に、
クラクションの壊れたポンコツアメ車のようにあえぎ声を連発した。

彼女のあえぎ方は、英語の「oh」「ah」「ooh」の三種類に
それぞれ日本語の濁点を加えた
「お゛ぅ〜」「あ゛ぁ〜」「う゛ぅ〜」という独特なもので、
それに「シーハー、シーハー」という呼吸音
(すなわち[s]の音)もセットになった豪華仕様だった。

「オリヴィアさん…気持ちいいですか…?」

香純は腰をヘコヘコと前後に振った。
薄皮が亀頭に被さったままの直線的な形状をしたふたなりペニスを、
果てしなく締まらない貫通トンネルの如き膣内で前後させ、
彼女をイカせようと試みた。

するとオリヴィアはものの一、二分で見事に上り詰め、
これまた恐らく「yeah」に濁点を付けた
「い゛ぃえ゛ぇあ゛ぁっ!」という歓喜の叫びをあげた。
同時に大げさなくらい体を震わせ、
「ハァァァ〜〜」と深いため息を吐いた。
それはさながら本場ポルノ女優の
『マジイキの模範演技』を見せられているようだったが、
オリヴィアはもちろん素でやっていた。

「あ〜、イッたぁ〜…香純、私イッちゃった…すごい気持ちいいよぉ…」
「は、はい、私も気持ちいいです…」
「ねぇ、もっとして香純ぃ…」

オリヴィアは間髪入れずに続きを求めた。
彼女はいつも貪欲で、一度で満足した試しがない。
そして二回目以降は必ずアナルセックスを所望するのだ。

「オリヴィアさんたら…」

香純は微笑し「分かっていますよ」と一言し、
スカスカの空洞同然の膣から抜き取ったペニスを
次は彼女の肛門に押し当てた。
肌が真っ白で透き通っている分、
茶褐色のくすみが際立って卑猥に見えるその場所は、
先端が軽く触れただけでムチッと押し返してくる弾力があった。
香純は膣から垂れてくる泡立った白濁汁をなすり付け、
一突きに根本まで挿入した。

「お゛っほお゛ぉぉう゛ぅ!」
「す、すごい…」

オリヴィアが野太い悲鳴を喉から絞り出し、香純もうめいた。
彼女の肛門はペニスを受け入れる器官として
膣とは比較にならないほど優秀な機能を有していた。
香純が腰を振ると泥濘をかき回すような音が立った。

「お゛お゛お゛ぉぉぉっ!!」

オリヴィアは背中を反らせ野獣のように咆哮した。
体の中身を引っ張り出されそうな勢いで
アナルを高速でほじられ、意識が飛びかけた。
半分白目になり、額に皺が寄り、
鼻の穴が膨らんで、口は開いたままになっていた。
気持ちが良過ぎて死にそうな際の彼女はいつもこんな顔になった。
(厳密には日によって若干のバリエーションがある)
ともかくこのアヘ顔の不細工さはマニアックを通り越し
完全にグロテクスの領域に入っていた。
けれども香純のペニスは萎えるどころか、
彼女の肛門の中で血管をビキビキと浮き立たせていた。

「す、素敵ですオリヴィアさんっ…!」

今度ばかりは香純もあっという間に絶頂した。
オリヴィアに至ってはもはや声も出ず、
突っ張らせた四肢を痙攣させるばかりだった。
そんな瀕死の彼女を香純はきつく抱きしめ、
肛門の中に大量の精液を注ぎ込んだ。

「はぁ…はぁ…そ、そろそろ終わりにしないと…」

射精が収まると余韻に浸る間もなく、香純はすぐに目を開けた。
一刻も早くこの状況を撤収する必要があった。
何しろ、洗っていないチンカスまみれのふたなり包茎ペニスを、
オリヴィアのガバガバマンコとグチャグチャアナルに突っ込んで、
泡立つまで出し入れさせた挙句に中出しをしたのだ。
後始末にはある程度の時間をかけなければ、
さすがに華子に何かしら感づかれてしまう危険があった。

だが、香純が体を起こしたところ、
先程まであんなに死にかけていたはずのオリヴィアに引き止められた。

「香純…お願い…もう一回だけ…」
「ダメですって、華子さんが来たらどうするんですか…」

何とかなだめて萎えないペニスを彼女の肛門から引き抜いたものの、
正直あと三、四発は余裕で続けられそうだった。

華子が来るまでの間、香純は机や椅子、周辺の床に至るまで
せっせと念入りにアルコール除菌で掃除した。

回復の早いオリヴィアはケロッとした顔でいちご牛乳を吸いつつ、
特に手伝うわけでもなくその様子を他人事のように眺めていた。

ふと掃除する手を止めて、香純は彼女のほうを見た。
目が合うと、オリヴィアはストローを咥えたままきょとんと見つめ返してきた。

相変わらず後生楽な彼女に対して、
香純は自分でも不思議なくらい寸毫の苛立ちも感じなかった。

「どったの、香純?」
「いえ、別に…」
「ふーん。それよりさ、明日もエッチしようね?」
「……は、はい」
「約束だよ?」
「…はい」

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