気安く触れないほど完璧な美少女だと思っていたのに、
衣服で隠された部分に致命的な欠陥があることが分かると、
急に遠慮がなくなるというか、変にムラムラするというか。
志摩子さんったら、外見はまるで
『マシュマロで出来た妖精』みたいに可愛くてフワフワして良い匂いがするというのに、
スカートの中ではムチムチした包茎おチンポが常時パンツからはみ出してぶら下がっているだなんて。
反則というか、これはもはや犯罪である。
もちろん女の子の部分もきちんと付いているので、志摩子さんは俗に言うフタナリだ。
性器が二重にあるのだから、その分性欲も普通の人の倍くらいありそうなものだけれど、
志摩子さんは全くそんなふうには見えずに、いつも平気な様子でいる。
普通のはずの私ばかりが、一方的にムラムラしてたまらなくなる。
だから、休み時間に志摩子さんがトイレに行こうとすると、私はつい後をつけてしまうのだ。
*
「え、え、祐巳さん?!」
志摩子さんがトイレのドアを閉めようとしたところを、
足先を突っ込んで阻止し、体を斜めにして中へ乱入する私。
驚いて出てきそうになる志摩子さんを体で押し戻しながら、
唇に指を当て「しーっ」と言いつつ素早くドアを閉めた。
一瞬の早業で周囲に気付かれること無く、私はまんまと志摩子さんと二人きりになれた。
「うふふ…志摩子さぁん…」
さっそく手をニギニギさせながらキスしようとすると、
志摩子さんは防御するように口を押さえ、後ずさりした。
「…どうして嫌がるの?」
小声で尋ねると、志摩子さんは恥ずかしそうに、
「だ、だって、私、昨日、ギョウザを食べたから…」
と、同じく小声で答えた。
「え、志摩子さんって、ギョウザとか食べるんだ?」
「た、食べるわ…時々…」
「ふぅん」
そういえば今日、志摩子さんが飴を口に入れるのを見た気がするけれど、
そういうことだったのかと合点がいった。
(もう、可愛いんだから…)
私の顔はだらしなくニヤけた。
匂いを気にするなら普通はガムをクチャクチャしそうなものだけれど、
そういう発想が無いところが志摩子さんらしくて素晴らしい。
「フフフ、安心して志摩子さん。フタナリの志摩子さんに、
いまさら過剰な幻想なんて抱いていないから。それに私も今朝、納豆食べたのよ?」
欲求が抑えられない私は、そう言って再び顔を近づけた。
「やっ…」
志摩子さんがまた後ずさりして、とうとうコツン、と後頭部が壁に当たった。
もう後ろへは逃げられない。
私は左右への逃げ道もふさぐように、壁に手を付いて志摩子さんの顔を囲ってから、
蛇が獲物を味見するかのようにゆっくりと舌を出し、閉じられたままの志摩子さんの唇をペロンと舐めた。
「んっ…」
志摩子さんが眉間にシワを寄せ、息を止める。
私はそのまま、唇をペロン、ペロンと舐めた。
「…ンッ、ンンッ…」
構わずに私が舐め続けていると、やがて志摩子さんの我慢も続かなくなり、
くぐもった声と共に小鼻が膨らんで、息が漏れた。
そうすると私はクスリと笑ってキスをやめ、志摩子さんに言った。
「口を開けてちょうだい」
志摩子さんは潤んだ目で私を見てから、観念して口を開いた。
上の歯と下の歯の隙間から、ピンク色の柔らかそうな舌を伸ばして、差し出した。
「んふぅ…んちゅっ、ちゅぱちゅぱ…レロレロ…」
私はそれを唇で挟んで吸い、口内に引っ張り込んでから、自分の舌と絡ませた。
まるで咀嚼をするようにアゴを動かしながら舌をねじらせると、志摩子さんも応えて私に絡んだ。
舌を伝って互いの唾液がネチャネチャと混ざり合い、いっぱいになったところでそれを飲み、口を離した。
細い唾液の糸で唇が繋がったまま、私達は見つめあった。
志摩子さんが切なそうな顔をして、股間を押さえている。
私はその手をどかせ、スカートの裾を持ち上げた。
志摩子さんのペニスは勃起して、パンツから飛び出していた。
無理やりキスされて、すっかり興奮してしまったのだ。
「わぁ、すごい」
先端が真っ赤に膨らんでツヤツヤしていて、鈴口から透明な汁がドロリと溢れている。
「ねぇ、志摩子さん。私の見たい?」
からかうように言いながら、私はパンツを膝まで下ろした。
そして自分でスカートを持ち上げて、露になった下半身を志摩子さんに見せつけた。
「舐めて」
どう考えてもキレイとは言えないその場所を舐めるだなんて、
同性ならば絶対に出来ないはずだけれど、志摩子さんはフタナリなので、私は遠慮なく要求した。
志摩子さんは従順にひざまずき、ついさっきキスをしたばかりの舌と唇を使って、私に奉仕した。
「あぁっ、気持ちいい…」
私は背中を壁に預け、手の甲で口を押さえた。
志摩子さんはペチャペチャと音を立てて私のクリトリスを舐めながら、
ペニスを上下に跳ねさせ、鈴口から溢れた汁を絹糸のように飛ばして、喜んでいた。
「じ、時間がないから、もういいわ…」
私は挿入をせがんだ。
志摩子さんは顔を赤くして、「はぁ、はぁ」と口で息をしながら、立ち上がった。
「志摩子さん、きて…」
私が腕を広げると、志摩子さんが抱きついてきた。
「祐巳さんっ…」
腰を不器用に私に擦り付けて、ペニスで入り口を探そうとする。
「そこ、違うわ、ここよ、志摩子さん…」
私はペニスに手を添えて、入り口を教えてあげた。
ヌルン、と先端だけ入ると、吸い込まれるように残りは自然に根元まで収まっていった。
私の柔らかい内部が、志摩子さんのペニスを愛液でジュルジュルにしながら、優しく締め付ける。
「祐巳さんの中、温かいっ…」
志摩子さんはそう言ったけれど、私にとっては、志摩子さんのペニスのほうが何倍も熱く感じられた。
「んっ、んふぅ…ンッ、ンッ、ンッ…」
互いの声を押し殺すようにキスをしながら、私達は求め合った。
志摩子さんが腰を動かすと、ペニスと膣が摩擦して、ニチッ、ニチッ、ニチッ、という、
まるで湯気でも立ちそうなエッチな音がした。
「大好きよ、志摩子さん…」
唾液で濡れた唇を志摩子さんの耳元に寄せて囁くと、
志摩子さんは感極まった声をあげて、硬直した。
「ああああっ…!」
志摩子さんの背中が震え、少し遅れてから、結合部からポタポタと白い体液が滴り落ちた。
志摩子さんが射精したのが分かった。
真っ白な精子の塊が、透明のプルプルの汁で包まれて、ゼリーのように濃くなっている。
床にこぼれた温かい精液の匂いは、すぐに私の鼻の高さまで立ち上ってきた。
「あっ、あっ、あっ…、あぁぁぁ…」
射精するたびに志摩子さんが発する短い歓喜の声が、最後はため息のように変わって、終わった。
鉄のように硬かったペニスが柔らかくなって、ズルリと私の中から抜け落ちた。
志摩子さんの体が離れると、私はトイレットペーパーを取り、
根元まで真っ赤になったびしょ濡れのペニスを優しく掃除してあげた。
トイレはとても良い。
頻繁に出入りしても誰も気に留めないし、後始末は紙で拭いて流すだけだから、実に簡単。
なにせ志摩子さんはイクまでが早いから、
休み時間に手軽く一発出来てしまうので、私はすっかりこれがお気に入りだった。
「嬉しいね、志摩子さん。一時間我慢して授業を受ければ、またセックス出来るんだもの」
私が微笑みかけると、志摩子さんは少し青ざめた。
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