好きな人と手を繋いだだけで胸がドキドキするのは、
それがデートにおける『最大のイベント』である場合までで、
一線を越えてしまえば、
つまり手を繋ぐなんてことよりもっとすごいことを経験してしまえば、
初々しい感覚は次第に薄れて、
全てが『当たり前』になるのが普通のはず、だと思っていたのに。
思い描いていたオトナの自分に近づくどころか、
むしろ知らなかったことを色々経験したことで、
すっかりおかしな思考回路が出来上がり、
何かというとすぐにエッチなことを想像してしまい、祐巳は困っていた。
デートのときに聖と手を繋ぐと、
祐巳はたちまち『今日は“する”のかな…?』などと期待で胸がドキドキして、
頭はもうそのことでいっぱい、上の空で、
おしゃべりをしていても、生返事しか返せなくなるほど、エッチな気分になってしまう。
手を繋ぎながら一緒に歩く聖は、100人中100人が、
男も女も関係なく確実に『プロのモデル級』と評価するであろう、日本人離れした美しい容姿をしている。
祐巳はトローンとした目で、彼女の横顔を見上げてしまう。
おしゃべりの内容など、まったく頭に入ってこない。
とにかく視線を、聖の口元に集中させるだけ。
もちろん、それは性的な動機からだ。
言葉をつむぐために形を変える唇、白く綺麗な歯、
そして、その歯の裏側にくっついたり、離れたり、
上下に動いたりしてチラチラと見える、唾液に濡れたピンクの舌。
あの場所に、自分の口をくっつけたことがあるという現実。
いいやそれどころか、あの唇であんなところやこんなところを吸われたり、
舌で舐められたりしているのだ、エッチのたびに。
そう考えると、祐巳の胸は苦しくなるほどドキドキなって爆発しそうになり、
慌てて視線を自分の足元に戻し、呼吸を整える。
いやらしい考えで曇っていた頭の中が晴れてくると、同時に聖の声が、鮮明に聞こえてくる。
「祐巳ちゃーん?」
語尾を延ばしているのは、もしかして数度、呼びかけていたのかもしれない。
けれども、祐巳は今、初めて気が付いた。
「は、はいっ!」
慌てて顔を上げると、聖は困ったような表情を浮かべて、
「最近、私と一緒にいると、祐巳ちゃんはいつも、落ち着かない様子だね。
もしかして、デートはあんまり楽しくない?」
と言われた。
「え゛?!」
祐巳はカエルのような頓狂な声を出し、あからさまに驚いた。
事実、雷が直撃したほどの衝撃を受けた。
(ど、どうしよう、私が変なことを考えて上の空だったから、聖さまを誤解させちゃった?!)
自分の態度が、悪いほうに解釈されてしまった。
そうなる危険は十分に予測できたはずなのに、あまりに余裕がなくて考えが至らなかった。
祐巳は青ざめ、腕をぶんぶん振り回して懸命に否定した。
「ソ、ソンナコトアリマセンヨ?トッテモ、タノシイデス?」
おかしな片言の疑問形。
聖は目をぱちくりさせ、口を押さえてふきだした。
「プッ。アハハッ。祐巳ちゃんやっぱりおかしいよ。
ずっと顔が赤いと思ってたら、今度は急に青ざめて。
おまけに、何も言わずに私のあごをじーっと凝視してるし。何か不安なことでもあるの?」
凝視してたのはあごじゃなくて口です、と訂正するよりもまず、祐巳は内心ホッとした。
聖が笑ってくれたから、まだ深刻な誤解を生んではいないと分かったからだ。
「ひ、人をメンヘラみたく言わないでください、聖さま…」
祐巳は頬を一度ぷくっと膨らませてから深く息を吐き、
どうしてこんなふうになってしまったのか、正直に告白することにした。
淫乱だと思われても仕方がないと、覚悟を決めた。
「…なんだ、そんなことかぁ」
理由を話し終えると、聖はニッコリ笑顔を作り、
「大丈夫、淫乱なんて思わないよ」と祐巳の頭を撫でた。
「でも意外だなぁ、祐巳ちゃんがエッチをしたがっていただなんて。
どちらかと言うと、苦手なのかと思ってた」
「え、どうしてです?」
それこそ意外だ、というふうに祐巳が聞き返す。
「ん?だって祐巳ちゃん、初めてのときものすごく痛がってたし…」
「そ、それは最初だけじゃないですか」
「でも、いつもぜんぜん声を出さなくて、黙ってるから」
「それは否定しませんけど…き、気持ちがいいのは、本当ですっ」
「そうなの?」
「多分、まだ慣れていないというか、あるいは私の体が未成熟なのか…
いずれにしろ、現状で何の不満もありませんっ」
「祐巳ちゃんは優しいんだね」
「そ、そんなことありません、普通ですよ…」
聖は愛おしそうに祐巳の手をとった。
「私、本当はデートのときは毎回、というか、
一度のデートで三回くらい祐巳ちゃんとエッチしたいって思ってた」
「…聖さまがしたいのなら、三回だって四回だって、いいですよ」
「本当に?」
顔を近づけられても、祐巳は頑張って目を逸らさずに、「はい」と見つめ返した。
「嬉しい…んだけど、うーん困った!」
聖はまぶたをギュッっと閉じる仕草をした。
「どうしたんですか?」
「あのね、実は今日、アレを持ってきてないの」
「アレ…といいますと…?」
祐巳が首をかしげると、聖は声には出さず口だけを動かして答えた。
彼女の唇は、「コ、ン、ドー、ム」と動いて見えた。
祐巳の顔がボンッと音がしそうなほど真っ赤になった。
「出来ることならそんなもの使わずに無計画に祐巳ちゃんと子作りしたいけど、そうもいかないから…」
さらりと、聖はとてつもなく恥ずかしいことを口にする。
「よ、よく分かりません…」
「もしアレを使ってなかったら、きっと最初のエッチで祐巳ちゃんのこと妊娠させちゃってたもん」
「も、もういいです、それ以上言わないでください…」
祐巳は真っ赤になったまま口をつぐんだ。
「フフフ。祐巳ちゃんのそういうところが可愛い」
聖は独り言を呟いてから、
「さて、どうしようかな」
と周囲を見渡し、コンドームが手に入れられる場所を探した。
それはすぐに見つけられた。
「あ、コンビニあった。あそこで買ってくるよ」
「え、アレってコンビニなんかで売ってるんですか?!」
「うん、売ってるけど?」
聖はごく当たり前のようで、
「待ってて、すぐ戻るからねっ」
と、祐巳を残し、行ってしまった。
数分後。
「いやー、さすがに恥ずかしかった〜」
赤面しながらコンビニ袋を片手に聖が帰ってきた。
店員が男で、おまけにレジ待ちで背後に並んだ客も全員、男だったらしい。
それでなくても聖は美人で目立つわけで、
暇さえあればすぐにいやらしいことを考える汚い男達の注目を集めてしまったのは間違いがない。
(聖さまでも、こんなふうに恥ずかしがったりするんだ…)
額に浮かんだ冷や汗をハンカチで拭う彼女を見て、祐巳なぜか、嬉しくなった。
「えっと、これで次の問題は、場所なんだけど…祐巳ちゃんの家は、どう?」
「今日は家族がいますけど…別に、平気だと思います」
派手に乱れたりしないことは、祐巳も自分で分かっているので、むしろそれが好都合だった。
「じゃあ、おじゃまさせてもらおうかな」
「はい、行きましょう、聖さま」
二人は手を繋いで歩き出し、祐巳の家へと移動した。
男を連れ込むわけではないので、家族に怪しまれる心配はまったく無い。
『学校の先輩』というか『友だち』であると紹介すれば、それ以上の説明はもう必要ない。
まさか、二人がこれからエッチするなどとは、夢にも思うまい。
こうして祐巳の部屋に、聖がやってきた。
テーブルの上には、例のコンビニ袋が。
これから使う、大切な道具だ。
「それでは、ちょっとお先に失礼して…」
一、二回、ベッドの上でキスをしてから、
祐巳はそそくさとドアの前へ行き、隙間から廊下の様子をうかがいだした。
「祐巳ちゃん、なにか用事?」
「あ、いえ、あのぉ、シャワーをですね、浴びてこないと…」
「シャワーっ?!」
聖が目を見開く。
「だめだめ、そんなことしたら絶対に見つかっちゃうよ!」
「ですが、私、きっと汗をかいてますから…」
「そうかもしれないけど、無理だって!下手なことして怪しまれたら、エッチができなくなっちゃう!」
「だ、大丈夫ですよ、聖さまは無理でも、せめて私だけなら、なんとか…」
「ダメッ!行かせないぞー!」
本気で浴室へ突撃しそうな雰囲気なので、聖は慌ててベッドから飛び降り、祐巳の背中に抱きついた。
「きゃっ?!や、やめてください聖さま、そんなにくっ付いたら…私から離れて…!」
本当に臭っていたらどうしようと、祐巳は小動物のようにパタパタ暴れたが、聖は絶対に離してくれない。
だが、しばらくそうしているうちに、祐巳は気が付いた。
(聖さま…少しだけ、汗の臭いがする…?)
ほんの少し、うっすらとだが、臭いがする気がした。
(そういえばさっき、アレを買うときにものすごく冷や汗をかいてたから…)
それは聖の完璧なまでに美しい容姿からは想像もつかない、ごく普通の汗の臭いだった。
けれども、祐巳は少しも嫌だとは思わなかった。
いくら美人でも、自分と同じ普通の人間であるという当たり前の事実を、改めて認識しただけだった。
(きっと私も臭ってるんだ…ああ、なんかもう、どうでもいいや…)
取り繕うことが、かえってみっともなく思えてきて、祐巳は体の力を抜いた。
「…諦めたかな?」
「はい…諦めましたよ」
祐巳が笑うと、頬にキスをされた。
すると祐巳は急に真面目な表情になって顔を横に向け、自分から唇をねだった。
「んふっ…んっ…んんっ…」
聖も応えて、後ろからきつく抱きしめたまま、祐巳の唇を激しく吸い、
それから舌を口の中まで伸ばして入れた。
祐巳は聖の腕にしがみつきながら、口の中に入ってきた舌と自分の舌を絡ませ、
ネチャネチャと音をさせて唾液を交換した。
「…ベッドに戻らない?」
「そうですね」
二人はベッドの上で、再度、ネットリと互いの口を吸い合った。
聖は祐巳の体をまさぐるようにしながら、服を脱がせた。
「あ、待ってください。パンツは自分で脱ぎますから」
下着だけ残ったところで祐巳はそう告げ、素早くパンツを脱ぎ去ると、
ものすごい勢いでくしゃくしゃっと丸めてベッドの下に放り込んだ。
理由を尋ねられると、
「だって、絶対に汚れてますもん、あのパンツ…」
と恥ずかしそうに言う祐巳。
「そうなんだ?」
聖は首を傾けながらまた祐巳にキスをして、たった今彼女が『汚れている』と言った、
そのパンツに汚れを付着させるそもそもの原因となった場所に触れた。
「んっ…」
祐巳が目を閉じる。
聖の指先が縦に、撫でるようにして秘部をなぞった。
同時に、片方の乳房にも触れ、優しく揉んだ。
「聖さまも、脱いで…」
求められると、聖は愛撫を中断し、自分も裸になった。
意識しなくとも、祐巳の視界にペニスが入ってきた。
先端が真っ赤に膨らみ、大きく張り出したフチを反り上がらせているペニスが、
鉄の棒のように硬くなり、下腹部からまっすぐに伸びていた。
それは見ようによってはグロテスクな器官だが、祐巳にとってはまぎれもなく大好きな人の一部分だった。
それに、ただ膣に挿入して精液を出すための役目しかないわりに、えらく複雑な形状をしていることが、
かえって卑猥に感じられて、まんざら嫌でもなかった。
裸になった聖は、祐巳の体を持ち上げるようにしながら、唇からはじまり体中にキスをした。
そうしている間も、聖の興奮は一瞬も弱まることなく、
ペニスは終始張り詰めたままで、熱い先端が祐巳に触れた。
「あぁ、聖さま…」
乳首を何度も吸われ、祐巳が切なそうに名を呼んだ。
その後、聖の唇は、徐々に下腹部に近づいていった。
チュッ、チュッ、チュッ、と一つずつ痕を残してゆくように吸い付く場所をずらしながら、
おへそを通り越して、陰毛の生えた恥丘のすぐ手前まで達した。
「せ、聖さま、そこは汚いからダメですよ…ホントに汚いですから…」
祐巳は抵抗を試みたが、聖は太ももを左右に開かせ、ためらうことなく性器に口付けた。
「ンッ…」
祐巳の体がビクンと跳ねた。聖の柔らかい唇が密着し、チウッと吸われる。
そして次に、温かくてフワフワの舌で舐められた。
鼻先が陰毛に当たって、くすぐられるような感じがした。
「ダメ…ダメ…聖さま…」
首を左右に振る祐巳。
聖は指を添え、少し開くようにしながら、粘膜を直接愛撫した。
舌を動かすたびに、クチャクチャと品の無いエッチな音がした。
「はぁー…はぁー…」
祐巳は口から息を吐いた。
激しく興奮していることが、自分でも分かった。
聖も息が荒くなり、とても興奮していた。
「祐巳ちゃん、そろそろ…」
聖はテーブルの上のコンドームを取ると、一つ開けて、慣れた手つきでペニスに被せた。
「痛くないんですか…?」
キツそうだったので祐巳が問い掛けると、聖は「平気だよ」と答え、
ペニスをビクンビクンと跳ねさせながら、彼女に覆いかぶさった。
祐巳は身構えるように胸の上で両手を組んでいたが、聖はその手をほどいて自分の背中を抱くようにさせた。
そして、片手をベッドに付き背中を反らせ、もう一方の手でペニスを持ち、祐巳に挿入した。
最初は亀頭だけを入れ、数回出し入れさせてから、次に半分まで入れ、
またそこでしばらく動かし、最後に奥まで入れて、祐巳を抱きしめた。
ペニスは四分の三までが膣に挿入された。
「祐巳ちゃんっ…」
体勢が整うと、聖はもうたまらなくなり、腰を卑猥に振ってピストンさせ、ペニスを膣の中で摩擦させた。
ベッドがキシキシと音を立て、祐巳の体が揺れる。
「気持ちいいですか、聖さま…?」
体を揺られながら、祐巳は目を開けて尋ねた。
「う、うん…祐巳ちゃんの中、すごく締め付けてきて…気持ちいいっ…」
聖の眉間はしわが寄って、おまけに小鼻が膨らんでいて、端正な顔は快楽ですっかり歪んでいた。
祐巳は、膣がどんな感触なのか分からないし、締め付けも意識してやっているわけではなかったが、
恋人にこれほどの刺激を与えられていることに、とても満足した。
「私も、気持ちいいですよ…」
輪郭がぼやけていて、急に減ったりまた少し増えたりして、
非常にとらえどころのない感覚ではあるものの、祐巳も確実に、快感を得ていた。
背中にまわした腕に力を込めると、聖も同じように祐巳をきつく抱きなおし、体を密着させた。
そして、キスをした。
「んふぅ、聖さまぁ…んっ…んぷぅ…」
互いに口を吸い合う音と、ニチャッ、ニチャッ、という結合部分からの湿った音だけがしばらく続いた。
聖は数え切れないほどの回数、腰を振ってペニスを動かした。
祐巳も気持ちが良かったが、それ以上に、幸せな気分だった。
「祐巳ちゃん、そろそろイキそうっ…」
やがてキスを続けられなくなり、聖が絶頂を告げた。
「いいですよ、イッて、聖さま…」
祐巳が囁くと、聖はもうしばらく動き続け、
そして祐巳が『苦しい』と感じるほどの強さで抱きしめると、短くうめいた。
「うぅっ、イクッ…!」
直後にペニスがビュクンッ、ビュクンッと脈打ち、精液が出ているのが祐巳にも分かった。
それは実際にはコンドームの内側に溜まるだけで、祐巳の中には一滴も流れてこないわけだが、
手順そのものは『子作り』となんら変わらないという事実を思うと、
祐巳は体が熱くなり、聖にしがみついて、甘えるような声を出した。
「聖さまぁ…」
すると聖はベッドに両手を付いて体を起こした。
祐巳は背中にまわしていた腕をいったんほどき、代わりに彼女の首を抱いた。
「祐巳ちゃん…」
聖は頬に汗の粒を数個くっつけ、息を切らしていた。
二人は見つめ合い、どちらからともなく、同時に口から舌を伸ばし、キスをした。
先ほどから何回も互いの口内をかき回しているので、口の中の唾液がとても濃くなり、
唇をくっつけたり離したり、舌を伸ばして絡ませ合ったりすると、
二人の口はネバネバとした唾液の糸で繋がれたようになった。
キスが終わると、聖はペニスの根元を持ち、膣からゆっくりと引き抜いた。
祐巳は厳密にはいつ射精が終わったのか分からなかったが、
コンドームの被さったペニスの先端は、真っ白な精液で風船のように膨れ、
重たそうにプルンと垂れ下がっていた。
それを見ると、どのくらい射精が気持ちよかったのか、
感覚を共有できない祐巳でも、想像するのは難しくなかった。
「服、着ていいよ、祐巳ちゃん」
聖に頭を撫でられると、祐巳は起き上がり、ベッドの下を覗き込んで腕を伸ばし、
先ほど自分で放り込んだパンツを回収して、素早く広げると同時に両脚を一気に通し身に付けた。
一方の聖はベッドに膝立ちになり、
まだ硬いままのペニスから“脱がす”ようにしてゆっくりコンドームを外した。
途端に、温かい精液から発する独特の臭いが部屋に漂った。
出した本人である聖よりも、祐巳のほうが敏感にその臭いを感じた。
(すごく生臭い…変な臭い…)
赤ちゃんを作るための大切な素であるはずなのに、こんなに臭くて、ネバネバで。
しかもそれを、こんなに美人の聖が、ペニスから発射しただなんて。
色々と考えを巡らせる祐巳をよそに、聖はコンドームの中央を折ってきつく結び、
中身が漏れないようにしてからティッシュで何重にも包み、
それをコンビニの袋に入れて、さらに口をキュッと結んだ。
「これを祐巳ちゃんの部屋に残していくわけにはいかないからね〜」
「そ、そうですね…」
「なんかこれ、犬の散歩みたい。うふふ」
「……」
雰囲気ぶち壊しの最低な例えのはずなのに、
(聖さまが言うと…特にそうでもないのが困るんだけど…)
予想もしていなかった変なキーワードが頭にインプットされることで、
新しい回路が形成されてゆくように、エッチな思考が急速に膨らんでゆく。
鼻の奥には、生々しい精液の臭いが残っている。
パンツを穿いたばかりの祐巳は、さっそく妙な気分を催してしまうのだった。
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