”……こんばんわ、茉莉花です。
突然ですが、実は私、ふたなりだったりします。
まぁ、メイドにとってはこれくらい標準装備で、めずらしくもないのですが。
ちなみに、誤解を招かれぬようあらかじめ否定しておきますが、
これはまりや様の趣味とかではありません。
あくまで、私自身が楽しむためのものです。
日頃かなこ様のことを豚だのド変態だのと罵っている私ですが、それはこれ、これはこれ。
少なくとも私はかなこ様のように欲望を露わにするのではなく、
ひっそりと、誰にも知られないよう1人で楽しんでいるのです。
それはふたなりにとって生理現象と呼べるほどの必要不可欠な行為であり、
同時に他では得がたい独特の快楽をもたらしてくれるものでもあります。
しかし、毎度同じように自分の手指を使っているだけでは、それなりに気持ち良いものの、
どこか物足りなく感じる日もあります。
ホカホカごはんもいいけれど、たまにはフリカケでもかけてみたい、そんな感じです。
そんなわけで、手ごろなオカズを探してみたところで、超高級ダッチワイフやら、
電動オナホールやら、ぬるぬるミルクローションやらは、とても手ごろとは申せません。
仕方が無いので、手近にあったかなこ様のパンツ(非・使用済み)を拝借して、
おちんぽをこすってみました。
スリスリスリ。
あ、どうしましょう。
なんだか先っぽがとても気持ち良いです。
これ、思ったよりいいかも。……”

「な、なななな、何やってるの茉莉花さん??!!」

夕食後、部屋に戻ってきたかなこは、悲鳴のような声をあげた。
自分のベッドの上で、スカートを捲り下半身を大胆に露出させた茉莉花が寝そべっている。

『うわっ、茉莉花さんの脚、超キレイ〜!』

と驚きながらも喜んでいられたのは最初の1秒だけ。
スケベな視線で上のほうへたどって行くと、
かなこがこの世で最も恐怖する“男”を象徴する物体が目に飛び込んできたからだ。

「あら、お戻りでしたか、かなこ様」

茉莉花は動じる様子もなく、むっくりと起き上がると、
口をあんぐり開けてワナワナ震えているかなこの背後に鬼神の如き早さでまわり込んだ。

「見られてしまった以上、やむを得ませんね」

熟練職人が竹籠でも作るような軽やかな手付きで、
異様に手際よくかなこの両手首を紐で拘束すると、ベッドに突き飛ばした。

「ふぎゃっ!」

茉莉花の温もりが強く残るベッドに顔から突っ込んだかなこは、首を捻り後に向かって叫ぶ。

「茉莉花さん、今の、何?!あれは、何なの?!」
「ああ、これですか?」

茉莉花が上品な仕草でスカートの裾を持ち上げる。

「ひぃゃぁああああーーー!!!」

この世の終わりを見てしまったかのような、かなこの絶叫。
下着を身に付けていない茉莉花の下半身には、紛れも無く男性器そのものが、
先ほどと同じ角度でちょこんと勃っていた。

「茉莉花さんまで男だったのね!!!」

男の醜さを集約した器官を見せつけられたかなこはパニックに陥った。
かなり小さいし、血管なんて浮いてないし、包皮も白くて綺麗で、
先っぽも淡いピンク色をしているけれど、でも男性器であることには違いない。
あの物体が自分が吸っているのと同じ空気に触れているのかと思うだけで、じんましんが出そうになる。

「声が大きいですよ、かなこ様」
「落ちつけるわけないでしょ?!てか、どうして私、手を縛られてるの?!
なんでベッドに突き飛ばされたの?!茉莉花さん?!ひぃぃぃ、いや、来ないで…っ!!」
「大丈夫ですって」
「嫌嫌嫌ぁあああああ!!!…あ…?」
「ほら、平気じゃないですか」
「あ…ホントだ…?」
「私は、女ですよ。間違っても、男ではありません」

さっきまで自分を慰めていた茉莉花の右手が、かなこの頬に触れていた。

「ふたなり、というやつです。変態百合同人誌が愛読書のかなこ様なら、ご存知ですよね?」
「失礼な?!私が読んでるのは普通の百合小説よ!それにそういうのは百合って言わないの!」
「そんなことはどうでも良いのです。それより問題なのは、
乙女の秘め事の邪魔をした責任を、かなこ様はどう取るおつもりですか?
もう少しで、イキそうなところだったのに」
「せ、責任って、私は悪くないじゃない!茉莉花さんが勝手に人のベッドを使っていただけで…。
そもそもまりやはどうしたんです?茉莉花さんが1人で部屋にいるなんて…
はっ!まさか、これはあいつが仕組んだことで…?!」
「まりや様は入浴中です。それに、あの方とて神ではありません。
知らないことだってありますよ。私のコレは興奮していない限り、
全く見分けが付かないほど目立ちませんから」
「え?ってことは私、茉莉花さんの秘密を知っちゃったのかな?
エヘヘ…って、そうじゃなくてっ!」
「ホント、扱いやすいですよね、かなこ様って」

茉莉花がメイド服を脱ぎ始める。

「ちょっと、なぜ脱ぐの、茉莉花さん?!」
「半裸のほうが、お好みですか?」
「へ?…あぁ、まぁ、せっかくの可愛いメイド服なんだから、
確かに全部脱いじゃうのはもったいないかな、なんて気もするけれど…
ってあーーもう!だからそうじゃなくて!!」
「かなこ様のご要望には、出来る限りお応えしますよ?
その代わり、きっちり相手をしていただきますけれど」
「あ、相手?」
「いいところで自慰を中断させられた精神的苦痛。言ってみれば、
用を足している最中にトイレのドアを開けられたようなものなのです。
そいつを便器の代わりにして続きをしないと、気が済みませんよ。
つまり、身体で償っていただきたい、ということです」
「えぇぇ?!なんか飛躍してない?!意味が分かんないです!」
「怖がる必要はありません。ちゃんと、濡らしてから入れますから」
「さらに意味分かんないし?!…きゃっ?!」

茉莉花がかなこのスカートをペロリと捲って、おしりを露出させる。

「似合わない声なんて出さないでください、キモいです」
「ひど・・・!やぁんっ?!」

かなこのアソコを、茉莉花が指で突っつく。
怒りの抗議をするつもりが、また妙に高い声に変わってしまう。

ツンツンツン、ナデナデナデ、クニクニクニ…

茉莉花はかなこの秘部を下着の上から刺激する。
無表情に、無言のまま、30秒、1分、2分、と、
指先の力や動かし方を変化させながら、ひたすらにかなこを刺激する。

「ひぃぃ…いや…やめてぇ…」

直接ではないとは言え、誰にも触られたことのなかった場所を刺激される驚きと恥ずかしさ。
最初はもちろんそれだけだったが、次第に別の感覚も生まれてきてしまう。
それは、羞恥に混じった快感の気配。
さっきまでの大騒ぎがウソのように、かなこは静かになった。

「かなこ様、どうなさいました?もしかして、良くなってきちゃいましたか?」

無感情な声ゆえに、けっこう怖い。

「ちっ、違うから、そんなんじゃないからっ!」

かなこは必死に否定し、顔を隠すようにシーツに押し付けた。

「…そうですか。では、もう少し続けなくてはいけませんね」

茉莉花は人差し指に唾液を垂らすと、先ほどから執拗に刺激しつづけている場所を、また突っついた。

「ひゃぁっ…!」

嫌、と言おうとしたのか。
かなこが声を漏らした。

ヌリヌリヌリ、クチュクチュクチュ、クチュッ、クチュッ…

体温と摩擦ですぐに乾いてしまうはずの茉莉花の指先が、
むしろ湿り気を増しながら、ほじくるような動きで、かなこの秘所を責めたてる。
白い下着に、濃いミルク色の染みがベッタリと浮かぶ。
明らかに、茉莉花の唾液ではない。
内側から溢れている。
指を食い込ませると、アソコの入り口の部分がへこむ。
粘液を吸った薄い布はぴったり密着し、花びらが開いているのも、
敏感な突起がぷっくり膨れているのも、すべてが透けて丸見えだった。
茉莉花はその小さな突起を指の腹で押しつぶす。

「ひぅっ…!」

ビクンッ、となるかなこの身体。
既に先ほどから、太ももが小刻みな痙攣をはじめていた。

グニグニグニ、ズリッ、ズリッ、ピピンッ!

指でつぶし、摩擦し、弾く。

「ふっ…くぁぁ…」

くぐもった声と共に、かなこの脚がピンと伸ばされる。

キュッ、クニクニクニ…!

さらに硬さを増したかなこの突起を指で摘まみ、揉む茉莉花。

「あぁぁー!!」

かなこのおしりの肉が電気ショックを受けたようにビクビク震え、
背中が反り、首と足がベッドから浮く。
緊張と痙攣が頂点に達し、そのまま10数秒間、反りつづけた。

「あふっ…うぁぁ…」

そして、かなこの身体がドサッと落ち、終わった。

「…ずいぶん派手にイカれましたね?いかがでしたか?」

茉莉花は力の抜けたかなこの身体を横に転がし、仰向けにする。

「ふにゃぁ…天国が見えたにょ…」

かなこは、トローンとした顔をしていた。
きっかけはどうあれ、ここまでの展開は結局のところかなこにとってはそれなりに美味しいわけで。
無論、それはこのまま終われば、という話なのだが…

「では、入れさせていただきますね」

茉莉花の言葉で、夢気分に浸っていたかなこは自分の置かれた危機的な状況を思い出し、クワッと目を見開いた。

「ハッ?!」

脱力している隙に、茉莉花はかなこの脚を重たそうに持ち上げ、
下着を脱がせ、今まさに足首から抜き取ろうとしているではないか。

「ちょ、待って、茉莉花さん、それはダメだって!」
「よいしょ」

スルリ。ヒョイ。

「あ〜〜?!」

下着はあっけなく脱がされ、放り投げられてしまった。

「ま、マジで無理ですから!お願い、許してっ!」

顔を上げ懇願するかなこ。
茉莉花のアソコは、先ほどからずっと硬さを失うことなく、ずっと同じ大きさでピンッと勃っている。
それが視界に入るだけで、かなこの顔は引きつった。

「そんな虫の良い話はありませんよ。今度は、私が気持ち良くなるんです」
「だけど、そんなの入られたら私、血ぃ吐いて死んじゃうー!!」
「ご心配には及びません。そんな痛くはないはずです。
ご覧の通り、私のおちんぽは小さいですし、
図体のデカイかなこ様のおまんこは大きめに出来ている、というわけです」
「お、おま…って、何言っちゃってるんですか…」

何のためらいも無くド淫語を口にする茉莉花に、かなこが赤面して恥ずかしがる。

「萌えてる余裕があるのなら、平気ですね」
「ふへ?!あ、ちょっと待って、今の無し…いいいーー!!!」
「ンッ、入り、ます」
「ぎゃーーー!!痛い痛い痛いーー!!」
「静かにしてください。暴れると余計に痛くなるだけですって」
「そんなこと言われても、痛いんだものー!!」
「もう、全部入りましたよ」
「…へは?!う、ウソでしょ?」
「嘘じゃありません。」
「あれ…ホントに…??これで全部??」
「ええ。それほどでもなかったでしょう?」
「…う…うん…痛いのは痛い…けど…」

切り裂かれるような激痛を想像していたかなこだったが、実際の痛みはその半分にも満たなかった。
絶頂の余韻で感覚が麻痺しているだけなのか、事前に丁寧にほぐしてもらったおかげなのか。
いずれにしろ、茉莉花の小さな一部分が、トゲのように内部に引っ掛かっているだけだった。

「少し、動きますよ」

そう告げて、茉莉花が身体を前後に揺らす。
と言っても、挿入されている部分が短いので、大きな動きをすれば簡単に抜けてしまう。
必然的に、ごく軽く、震動を与えて摩擦する程度にしかならない。

「あ、ダメ、やっぱり痛い…」

かなこは痛みに顔を歪め、どうしてこんなことになってしまったのだろうかと嘆いた。
初体験は、素敵な女の子と…と夢見ていた。
いや、妄想していた。
確かに、茉莉花は鞠也に負けないくらい綺麗な顔をしている。
だから、相手としては決して不足ではない。
けれど、まさか男性器で処女を奪われるなんて、死ぬまで絶対に有り得ないつもりだったのに。

「良かったですね、かなこ様。女に処女を奪われるなんて、本望じゃないですか?
しかも、バイブなんて血の通っていない冷たいオモチャじゃなくて、
正真正銘私の一部分で、貫かれるんですから」

茉莉花の動くリズムで、メイド服と制服が擦れる乾いた音がする。
かなこが顔を上げ、茉莉花を見た。
彼女はいつもと変わらない無表情だったが、頬はうっすらと赤らみ、目は少しだけ潤んでいた。

『うわぁ、何、この感じ…』

ついうっかり、胸がキュンとなるかなこ。

「…ねぇ、茉莉花さん…気持ち、いいの…?」

恐々たずねると、

「ええ。自分でするより、何倍もいいです。温かくて、ヌルッとしてて。」

茉莉花はいつもより感情のこもった声で、答えた。
そして首を伸ばし、かなこの下唇に吸い付いた。

「ンプッ…?!」

びっくりして目を見開くかなこ。
目の前には、茉莉花の顔がどアップで、頬に鼻息が当たった。

「ンッ…ンンッ…!」

初めての、キス。
唇と唇が触れて、舌で舐められている。

『うわー!うわー!なにこれ、茉莉花さんの唇、超柔らかいし、すっごくいい匂いっ!』

痛みも忘れてかなこが興奮していると、茉莉花が少し強く、鼻息を漏らした。
唇に歯が当たり、軽く噛まれる。

「ぷぁっ…!」

口が離れると、かなこは少し残念そうに言う。

「…どうして、茉莉花さんはふたなりなの…?」
「…ッ、…ッ」

茉莉花はフルフルと首を振るばかりで、答えない。
いや、答えられない状態だった。
初めて、表情が大きく変化している。
こんな茉莉花は見たことがない。
泣きそうな目で、顔を真っ赤に紅潮させ、唇を噛んでいる。

「…え?もしかして茉莉花さん、今、イッってるの、…?」
「ンッ、ンッ…」

かなこにしがみ付き、大きな胸に顔をうずめるようにしながら、子猫のように震える茉莉花。

『これって反則じゃない…有り得ないくらい可愛いんですけど…』

驚きとか、怒りとか、痛みとか、混乱とか、いろんな感情を全て忘れてしまうくらい。
いつも同じ顔、同じ声しか見せなかった茉莉花の可愛いアクメ顔は、凄まじい破壊力だった。

「あ、分かる。ホントだね…」

少し遅れて、かなこの身体も茉莉花の絶頂を感じた。
トプン、トプンと、温かいものが、しびれた内部に染みこんでくる。

『…って、待てよ…茉莉花さんが出してるのって…何…?』

『愛液…ってやつよね…。でも、茉莉花さんはふたなり…。
ネバネバした感じのが、ビュル、ビュルって…。』

『…それってつまり、XXXじゃん…?!!』

自己完結し、サァーッと青くなるかなこ。

「ちょちょちょ、ちょっと、茉莉花さん?!マズイわよ!!は、早く抜いて、出しちゃダメ…!!」

茉莉花はイヤイヤをして、かなこにしがみついたまま。

「そんなあああーー!!
同性愛者なのに赤ちゃんが出来てしかも相手はちゃんと女の子とか意味が分かんないしーーー!!!」

「…あ〜?何が分かんないんだぁ?」

かなこが絶叫していると、クローゼットのほうから声がした。

「ったく、さっきからギャァギャァと、何を騒いでいやがるんだ?って、おい…」

そこには不機嫌そうな鞠也が立っていた。
しっとり濡れて光っている長い金髪をタオルで包み、手にはフルーツ牛乳を持って。

「…おまえら何やってんだ?」

ベッドの上で合体している茉莉花とかなこを見て、鞠也は眉をしかめた。

「なるほど。真性レズ女とふたなり女のカップルか。ハハハッ!
こいつは面白い!ドキュメンタリーにすればエミー賞ものだ!」

腰に手を当てのけぞって爆笑する鞠也。
その足元でカーペットに這いつくばり土下座をしているかなこ。

「お、お願いします…何とぞ、先ほどご覧になられたことはご内密に…
というか、見なかったことにしていただきたく…」

一方の茉莉花は、当事者なのにもかかわらず、
何事も無かったかのように澄ました顔で、いつもの調子で鞠也の脇に控えている。

「あ〜あ〜、分かってるぞぉ?使用人の粗相は主の責任でもあるからな。
養育費はオレが負担してやるから、心配するな!」
「そ、そうじゃなくてー!!」
「あ〜ん?中絶費用、の間違いだったかぁ?」
「ギャーーー!!」
「ま、そっちのほうが安上がりだしな」
「ダメ!ダメよそんなの!!茉莉花さんの赤ちゃんなら、そんなこと絶対にしない!!」
「だってよ、茉莉花」
「まぁ」

ポッと赤くなる茉莉花。

「…し、し、幸せになろうね、茉莉花さん!私、がんばるから!!」

鼻血をタラァと流しながら宣言するかなこ。

「それはおまえの台詞じゃねーだろ。適応の早いヤツめ」

という、鞠也の声も耳に入らない。

いつも通りにツンと振舞っているだけのはずの茉莉花が、とにかく可愛く見えて仕方がない。

『前略、天国のお母さん。私は今、運命の人に出会えたのかもしれません…』

“…そしてその人には、おちんぽが付いていたのです…”
『って、茉莉花さん?!勝手に私の心の中に入ってこないでー!!』
『ケッ。この百合豚風情が、気取ってんじゃねーよ!!』
『まりやまでー?!』
“…豚…”
『茉莉花さぁぁぁん……』

【完…なのですよぉ?】

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