「はぁー…はぁー…はぁー…」
ネバネバとした唾液が口の中でたくさん糸を作っている様子までもが伝わってきそうな、
とても品のない息遣いで、蓉子が口から何度も息を吐き出す。
ぺろぺろ、ぺちゃぺちゃ、れるれる。
祐巳は、子猫がミルクを舐めるような音をさせながら、蓉子の陰部を舌を撫でていた。
「(こんなふうにして、祥子にも、お口でしてあげたの…?)」
蓉子は心の中で問いかける。
だが、口に出すことは出来なかった。
つまらない詮索で、この関係を失いたくなかったのだ。
まだキスのやり方も知らないような顔をしておきながら、
祐巳は巧みに蓉子を興奮へと導いた。
「ゆ、祐巳ちゃん、もうガマンできないでしょう…?」
「はい、蓉子さま…」
「いいのよ、こっちへ来て…。抱きしめてあげる…」
本当は、ガマンが出来ないのは、蓉子のほうだった。
温かくて柔らかい体をした祐巳が、蓉子に抱きついてきた。
「(祐巳ちゃん、いい匂いがする…それに、アソコがこんなに硬くなって…)」
蓉子が腕に力を込めた。
祐巳が腰を押し付け、蓉子の場所を探り当てる。
「…あぁんっ!」
祐巳が入った瞬間、蓉子は大きな声を出してしまう。
恥ずかしさのあまり、とっさに祐巳にキスをして、ごまかそうとした。
「ふぅー…ふぅー…」
祐巳の舌を吸いながら、小鼻を膨らませ、深く息をする蓉子。
既に、祐巳のペニスは根元まで入っている。
「(摩擦して欲しい…!)」
沸き上がる欲求が、羞恥心に勝ってゆく。
「動いて、祐巳ちゃん…」
蓉子が声を上ずらせて言うと、祐巳は発情した猫のように、腰を振りだした。
「くぁっ…あぅ…あっ…」
祐巳が動くと、蓉子はうめくような声を漏らした。
「あっ、あっ、あっ、あっ…」
声の間隔は徐々に短くなり、祐巳の動きに合ってゆく。
「あぁっ、あんっ、あんっ!あんっ!」
はじめのうちこそ、喉の手前で一度息を止め、声量をコントロールしてから発していたが、
そんな小細工はすぐに効かなくなり、声がそのまま出てしまう。
「ああっ!ああっ!やぁっ、祐巳ちゃん、すごいっ!!」
祐巳のペニスが好きなところに当たると、蓉子は歓喜した。
「あっ、そう、それっ、いいっ、もっと突いてっ、ああっ、ああっ!」
品行方正な蓉子とは思えない言葉があえぎ声と一緒になりながら、次々に発せられた。
そして祐巳も、その愛くるしい外見には似合わない、「祐巳ちゃん、私のこと、好き…?ねぇ、好き…?」
体を揺られながら、蓉子が問いかける。
「もちろん、大好きですよ、蓉子さま…」
祐巳は一瞬動きを止めると、大きな瞳で蓉子を見つめ、囁くように答えた。
蓉子は顔を紅潮させ、体を震わせた。
「(あぁ、祐巳ちゃん…祥子にも、こんなふうにして、”愛してる”って囁くの…?)」
自分は弄ばれているだけなのだろうか。
「(それとも、遊びなのは祥子のほうで、私とのことは本気で思ってくれている…?)」
そうであって欲しい。
そんなことすら、願ってしまう。
「…私も、祐巳ちゃんが大好きっ…」
蓉子は祐巳の腰に両足を交差させ、しがみついた。
ベッドがギシギシと音を立て、祐巳が早くなってゆく。
「あぁっ、イキそうっ…そのまま…最後まで続けてっ…」
蓉子が求めると、祐巳は可愛い声で「はい」と言い、さらに加速した。
「やっ?!祐巳ちゃん、はげしっ…ああっ!イクッ、イクッ!…くぅぅぅぅっ!!」
蓉子が先に達し、声が途切れた。
代わりにベッドが揺れる音だけが持続し、やがて祐巳も果てた。
全ての音が途切れ、静寂の中、二人は夢中で抱き合った。
「…くぁっ、はっ、はぁ、はぁ…」
絶頂の間、ずっと息を止めていた蓉子が呼吸を再開すると、
祐巳も同じように、肩を上下させて呼吸した。
二人はしばし見つめ合い、それから互いの唇を吸った。
「(…私…妊娠しちゃうのかしら…)」
キスをしながら、蓉子は思った。
祐巳は既に終わり動いていないのに、まるで酔ったかのように、体が揺れ続けているように感じた。
年上として、避妊について祐巳にきちんと教えることが、最低限の責務のはずなのに。
「もし生ですることを拒んで、嫌われたらどうしよう」などという子供じみた発想から、
蓉子は毎回、避妊のことを言い出せないまま、祐巳と最後までしてしまうのであった。
「(中途半端な快楽だったら、簡単に止められたのに…)」
今となっては、この関係を終わらせないようにと、それだけで必死だった。
祐巳を失いたくない一心で、蓉子の人生が、壊れはじめていた。
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