2001.12.2 サントリ−チャンピオンシップ 第1戦 磐田戦レポ



ゴ−ル裏、えま&えまの応援仲間のみなさんが取っておいてくれた席につく。
ピッチにはすでに選手の姿がある。
もちろんコ−ジもピッチにいる、ホッと一安心。
席に着いてまもなく、早くも応援が始まる。
コ−ルの皮切りはチ−ムコ−ル、さらにジ−ココ−ル。
そしてヤナギ・隆行と選手コ−ルが続く。
そしてそして、来ましたコ−ジコ−ル。
早くも気合十分の管理人コンビ、今日もノドは好調です(笑)

コ−ルも一段落した頃、ジュビロ側ゴ−ル裏に水色と白の布が垂れ下がる。
「なんかお葬式みたい」とは海苔ちゃんの言葉。
思わず手を合わせて「ご愁傷様」ときつい毒をひとつ。
さらに画用紙攻撃、白と水色の画用紙で「Jubilo」という文字を作ってる。
その画用紙を出しながらの応援だから、全然声が聞こえてこない。
「えっ?どっちがホ−ムだったっけ?全然聞こえないんだけど」とまたもや毒。
そして再び始まったアントの応援。
ねぇ、応援っていうのはね、こうやってやるのよ、教えてあげる。
「かし--ま アントラ−ズ!」
まだ試合前だというのに、早くもエンジン全開。

そしてまずは鹿島のスタメン発表。
向こうはこっちのスタメンに対してブ−イングはなかった・・・忘れてたの?
磐田のスタメン発表のときはみんな思いっきりブ−イングさせていただきました(笑)

スタメン(CSのためスペシャルバ−ジョン 笑)

GK 曽ヶ端 準  今日も頼むよ守護神!ソガを信じて応援してます。
            磐田のシュ−トを全部弾き返して下さい!

DF 名良橋 晃  右サイドの職人、昨年のCSのように大舞台で大きな仕事を
            してくれるナラ、今日も攻守に頼みますよ!
            
    秋田 豊   秋田さんの気合は、サポの私にもプレ−で伝わって入ってきます。
            大事な初戦、秋田さんに負けないくらいの気合を込めた応援します!
            
    ファビア−ノ いつも危険なスペ−スをすっと埋めてくれるファビ、何度ファビの
            カバ−リングに救われたでしょうか。今日もいつも通り頼むよ!

    アウグスト  アウグストの強烈な上がりは今や鹿島の武器。後ろのスペ−スが
            ぽっかり空くのが気になるけれど、そこはしっかり埋めてくれる
            コ−ジがいるから大丈夫(笑)、安心して駆け上がって!

MF 熊谷 浩二  目立ちはしないかもしれないけれど、なくてはならない大事な選手。
            中盤を支える運動量、いつもピンチを救う場面にはクマの姿。
            この対決はボランチがカギと言われています。
            鹿島が上だってことを、魅せてやってください!
            
    中田 浩二  1stはチ−ムの結果が出ず苦しんで、2ndは足の故障に苦しんだね。
             相手には不足なし。磐田を倒して、こうして苦しんだ分も
             最後に思いっきり笑おうね、コ−ジには優勝が似合います(^^)
             例え試合後声が出なくなろうともお構いなしの声で応援するからね。

            
    ビスマルク  今年もチ−ムを優勝へ導いてくれましたね。さすが優勝請負人。
             数々の大舞台を踏んできた経験を生かしてチ−ムをまた日本一へと
             導いてください!

    小笠原 満男 昨年も頼もしくなったと思ったけれど、今はもっともっと頼もしいし
              背番号8の後ろ姿が大きく感じられます。
              本当に頼りにしてるからね、頼むぞミツ!

FW  鈴木 隆行   前へ前へ、気持ちを前面に出すそのプレ−はチ−ムに
              勢いを与えます。相手3バックを破って、ゴ−ルを突き刺してください!
              待ってるからね、隆行ゴ−ル。

     柳沢 敦    磐田のエ−スがゴンなら鹿島のエ−スはヤナギ、あなたです。
              誰のゴ−ルでも嬉しいし応援に勢いは増すけれど、やっぱり
              ヤナギのゴ−ルは特別な気がします。
              ヤナギのゴ−ルで優勝へ導いて!!

リザ−ブ
GK 高桑 大二朗 DF 相馬 直樹 MF 本田 泰人 本山 雅志 FW 平瀬 智行

フェアプレ−旗を先頭に選手が入場。
今日はジュビロ大岩選手のJ通算200試合達成試合だそうな。おめでとうございます。
でも今日は勝たせません。

いよいよキックオフ。
もちろん気合十分での応援、あっちなみに今日の主審は岡田さん。
あまりいい印象は残っていませんね・・・(^^;;
結局、この試合でさらに印象を悪くしたわけだけど。

前半開始早々は互角と思われたボ−ル支配も徐々にジュビロがボ−ル支配をし始める。
この試合のファ-ストシュ−トもジュビロ。
鹿島はボ−ルをつなぐも、中盤の早い寄せにあってボ−ルを奪われてしまう
前に別の相手とジュビロが試合をしたときも思ったけれど、やっぱり中盤での寄せ早い・・・。
ジュビロは主に右サイドから崩しにかかる、だって西がチョロチョロしてたもの(^^;;
「11番、目障り」って思わず毒。
それに運転手さん一押しの奥も目障りだった・・・。
鹿島も何度かゴ−ル前にボ−ルを運ぶもシュ−ト体勢に入る前に相手3バックに阻まれる。
う〜ん、嫌いだけど(苦笑)堅いなぁ・・・。
あんまりにも目障りなので数名にみんなで吹き矢を吹いておいた(爆)
・・・もちろん本物じゃございません、架空の吹き矢。
でも毒が満載・・・徐々に効いてくると思われる(爆)

またもや右サイドに出されたボ−ルをライン際でクマが体でカバ−。
そのボ−ルを服部がひっかけ奪い取る。
ゴ−ル裏からは出てるように見えたんだけれど、ハ−フタイムにTV観戦の
応援仲間の隊長に確認したら出ていなかったそうな・・・。
そしてペナルティエリアに進出したゴンをファビが倒した格好になりPKが宣告される。
えっ?何?PKだとぉ!?・・・納得いかん!!
鹿島の選手数名も詰め寄る、しかしファビにイエロ−が出される。
ゴ−ル裏からは必死のソガコ−ル。
しかしキッカ−服部の蹴ったボ−ルはゴ−ルネットを揺らした。ソガもよんでたんだけど・・。
凹む隣の、海苔ちゃんを「まだまだこれからやで!」と励ます。

その後も攻め手を緩めないジュビロ。
鹿島はなかなか相手陣内で試合を進めることができない。
ようやくきたセットプレ−のチャンスもサインミスだったのか、呼吸が合わず・・・う〜ん。
鹿島のチャンスといえばセットプレ−、流れの中から崩したいけど中々へ行くので
どうしても中盤でつぶされちゃう。
そしてまたもやセットプレ−、右斜め45度くらいの位置でのFK。
1人「これはコ−ジの位置だ」と思い、隣のえまに「コ−ジ、ボ−ルのところにいる?」
と確認すると「いるよ」との答え。
ゴ−ル裏はミツのコ−ル、私も一応ミツのコ−ルに加わりながらも
コ−ジだなと思いコ−ジに注目。

するとやっぱりコ−ジが蹴った!
”ガ−−−ン!”とバ−を直撃・・・・くぅ〜〜っ、惜しい!!
ゴ−ル裏で「後、数センチ落ちてたら入ってるよぉ!!!」とカップヌ−ドルの
CMのジダンばりに地団駄 (激寒)
するとゴ−ル裏からは「ア−−ウグスト!」と何故かアウグストコ−ル。
・・・えっ?コ−ジだよね??
「え、アウグスト!?」と思わず口走ると、きむさんから「コ−ジだよ」と念押しが。
やっぱり間違いないよね、勝手に私がコ−ジの姿に摩り替えてたわけじゃないよね(笑)
ということでアウグストコ−ルは不本意なので、私達だけは中田コ−ルをしておきました。
ささやかな抵抗(爆)

崩しての決定的なチャンスはなかなか作れないものの、序盤に比べたら少しづつボ−ルが
繋がるようになるにはなった。
だけど、危険な地域に入る前にやっぱり早いつぶしに合ってしまう・・・堅い。
けれどこれからって時に、またもや誤審に泣かされる。
ゴ−ル前でもつれた隆行の手にボ−ルが当たったらしく、レッドカ−ドが示された。
ゴ−ル裏からは何がなんだかさっぱりわからず、ただ赤いカ−ドだけが見えた。
「は?何?なんでレッド?なんでなんよ----!!!(激怒)」
とにかくそれまでにも不可解な判定があり、相当不満が溜まっていた私達。
家に戻って早速ビデオで検証したら・・・福西のファ−ルだろうよ。
ねぇ主審さん、カ−ドってのはねぇ故意に手を使ったときに出すもんでしょう
あれが故意だって言うの?明らかに福西が故意じゃないよ!!
まぁ私達も納得はいってないけど、1番納得がいってないのは隆行だよね・・・。

何を言っても判定は覆るわけもなく、10人での戦いになった。
このとき私は心の中で”こうなったら意地でも勝ってやる、強いチ−ムってのはねぇ、
どれだけ不利な笛を吹かれようが勝つんだよっ”そう思っていた。
そしてこのまま1−0で前半終了。

ハ−フタイム、いつもお世話になっている方々にお会いしに移動。
応援をひとまず休憩し、会話に花を咲かせる(^^)
いい気分転換になったし、後半頑張れる代物も頂戴した>ありがとうございます、Yさん。

後半開始して程なく、怒りが頂点に来る出来事が起こる。
コ−ジが福西に倒された・・・なのにカ−ドはなし。
おい・・・あれにカ−ドださずしていつ出すんよ、コ−ジがねぇあれだけ痛がるってのは
よっぽどなんだぞ、何かあったらどうしてくれる(怒)
主審があのプレ−を許そうとも管理人コンビは許さないぞ、絶対。
担架で出されるコ−ジ、その姿を見つめながら必死に祈る。
その後なんとかピッチに戻ってきた。
痛いだろうけど頑張って、私達も応援頑張るから!

戻ってすぐにまた足を削られる・・・心臓が止まる思いだったけど、
コ−ジはそのままプレ−続行。
こんな思いまでして頑張ってるんだから、何がなんでも勝たせてあげたい。
・・・・が、その数分後に1番決めさせてはいけない選手に決められる、それはゴン。
悔しいけど、キレイなゴ−ル。
ネットが揺れた瞬間、私はす-っと足先まで冷えていくような感覚があって凍りついた。
隣の海苔ちゃんは思わず涙・・・。
凍り付きながらも「まだ時間あるで、大丈夫。絶対に大丈夫やって」って励ます自分がいた。
その言葉になんの根拠もないけど、このまま終わりたくないし、終わらないって
とにかく信じたかった、ただそれだけ。

でもそんな気持ちを揺るがせるかのようにジュビロの猛攻は続く。
この時ふとベンチに目をやった。私の視線の先にはモトの姿。
劣勢のときにふとベンチのモトの姿を探してしまうのはもうクセのような感じ。
早く出て来て・・・そう祈りながらアップに向かうモトを見ていた。
とにかくこの流れを変えて欲しかった。

すると先にジュビロが動く。
前半チョロチョロと目障りな動きを見せていた西に変わって川口が入る。
正直言って西はイヤだったから、この交代は嬉しかった。
鹿島はいつ動くんだろう・・・とベンチに目をやるとモトがベンチに戻ってきてるのが見えた。
そしてタッチラインに歩み寄るモト。誰に変えるのか・・・。
えまとの意見はビスに変えるだった、絶対ミツやクマは外せない。
ボ−ドがあがったその時、ミツがタッチラインに向かって走り出した。
「えぇ〜ミツ!?」と驚いたその時、やっと交代ボ−ドの数字が見えた、10番。
やっぱビスじゃない。ちなみにミツは水を飲みにきただけだった、びっくりさせないで(笑)

モトがピッチへ駆け出した。
そのモトの姿を見て、きっとやってくれるはず、そう期待した。
その期待はみんながしていることを表すような本山コ−ル。
私ももちろん、隠れサポの本領発揮とばかりにコ−ル。
結構好きなのよ、モトのコ−ル。
そして、自分の中のエンジンが再度かかるのを感じた(笑)
今までの停滞ム−ドがちょっとづつ変わり始める。
中盤でボ−ルが動くようになったし、攻撃にスピ−ドが加わった気がした。
ジュビロの足も徐々に止まり始めてるので、これはなんとか1点返せるかも
そう思ったとき「平瀬出るよ!」とあ-ちゃん。
ベンチに目をやるとヒラがアップを終えて、監督に指示を受けている。

「げっ、平瀬?え〜っ、試合捨てるのぉ?」と後ろから声が・・・。
なんですと?もう1回言ってみなさい!
こんな声を散々聞かされながらも信じて応援頑張ってるサポの為にも頑張ってヒラ!

そんな時、鹿島にCKのチャンス。
コ−ジに注目すると、ぴったりと大岩のマ−クがついている。
そしてミツの蹴ったボ−ルは秋田さんにピタリ、秋田さんの放ったヘディングが
磐田ゴ−ルに突き刺さる!これで1−2。この1点は2戦目に向けても大きいぞ〜!と
今までちょっと静まりかけていたゴ−ル裏はここぞとばかりに大騒ぎ。
例に漏れず私達も、もちろん(笑)

ここでヤナギに代わってヒラがピッチに。
去って行くヤナギに向けてのヤナギコ−ルの後、待ってましたヒラコ−ル。
そして怒涛のごとくモトコ−ル。
1点を返したら不思議なことに、さぁ追いつくぞ、行ける!ってム−ドになるんですよね。
もうホントにさっきまでの重い空気はどこへやら、完全に息を吹き返した鹿島のゴ−ル裏。
と同じくどんどん攻めに転じる鹿島。あれだけ磐田の網にひっかかっていた中盤が
リズムが代わった事によって、展開も早くなって前へ前へボ−ルが出るようになってきた。
ひょっとして行けるのかも・・・と思った矢先、今日は上がれず大人しかったアウグストからの
クロスをヒラが一度はトラップが大きくなるも、右足を振りぬきゴ−ルへ突き刺す!
ついに追いついた!!! これこそ狂喜乱舞という感じのゴ−ル裏。

私はゴ−ルが決まって真っ先にあ-ちゃんを見ると・・・すでに号泣。
そんなあ-ちゃんに「ほら言ったじゃない!ヒラはやってくれるって!」と言いながら抱きかかえる。
そのうち、号泣するあ-ちゃんと喜び合ってるウチに思わずもらい泣き(笑)
ゴ−ルが嬉しくて泣いてるというより、あ-ちゃんが本当によかったなぁと思って泣いたね・・・。
だってずっとずっと待ってたんだもん、ホントによかった!!
ゴ−ルを決めたヒラへのコ−ルが始まる。
結局はヒラサポのあ-ちゃんだけでなく、コ−ジサポのえまも私も涙のヒラコ−ルでした(笑)

時間は残り5分ほど。
勢いは完全に鹿島にある。向こうも奥に変えて清水を入れてきたんだけど、
これも奥の方が私は見ていてイヤだったので、ちょっとホッとした部分も。
途中まであんなに聞こえていた磐田のコ−ルも試合の流れに合わせてか、
鹿島のコ−ルのほうが勢いがある。
みんなどこかで、まだまだいけるんじゃないかって思いがあったんだと思う。

その声に押されるようにさらに攻める鹿島。
途中から入った2人の動きがすごくよかった!
特に隠れサポだからひいきをするわけじゃなく(笑)、モトはよかった。
完全に流れを引き込んだし、ちょこちょこミスはあったけど、それを補って余りある動きだった。
久々にモトのプレ−を見ながらワクワクしたような気がするなぁ。

そしてその猛攻ももう1点にはつながらずホイッスル。
ドロ−なのに、まるで勝ち負けが決まったような感じのスタジアムの雰囲気。
磐田のゴ−ル裏は静かだし、鹿島のゴ−ル裏は大騒ぎだし(笑)
挨拶にくる選手達を大きなコ−ルで迎える。
コ−ジ、足辛かったでしょうにお疲れ様!
ミツはゴ−ル裏には来ず、足を引きずりながらコ−チのところへ。
その姿を見てちょっと不安になる。

そして、インタビュ−を終えた秋田さんがゴ−ル裏へ。
看板を乗り越え、サポの近くまで来て深々と礼。
そして・・・顔を上げるとサポに向かって胸を叩きながら何かを言ってくれてる。
言葉は聞こえなかったけど、ちゃんと私達にも伝わった。絶対勝つぞって。
もちろん、勝つのは鹿島。秋田さん、ついて行きますよ!

試合後、内容はお世辞にも勝っていたとは言えないけれど、
気分的に勝ったような気分で上機嫌♪
列車の時間まであまり余裕が無かったので、さっさと片付けてスタジアムを後に。
帰り道、私の頭の中ではず---っとモトコ−ルが鳴り響いていた(笑)
なんか耳に残るのよ、あのコ−ル(笑)

次で決着、5日後は鹿嶋へ参ります。
絶対勝とうね!


           

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