いつもは1つの試合を行ったどちらかが書くんだけど
今回は2人が揃った。
優勝した記念に2人とも書くことにしたので、同じ試合だけど
お時間のある方は読んでやって下さい。
いよいよ決戦の日。今日で泣いても笑っても全てが決まる。
朝8時過ぎ、応援仲間の一人が国立へ到着。
すでにかなり長い並びの列が出来ているらしい。
「早く来て−!」の声に応えるように、急いで友人と共に国立へ向かう。
国立へ到着、友人はどこだ?と探して歩いていると私を呼ぶ声がする。
振り返ってみると、某有名応援グル−プ唯一の知り合いのFさん。
「いつもいつも遠方からご苦労様です、頭が下がります!」
と言われてしまう(笑)
「いや、だってこんな時に家でじっとはしてられませんよ!
絶対勝ちましょうね!」なんて言って友人が待っているので
話もそこそこにその場を離れる。
ようやく友人を発見し合流。この時点で並びの列は折り返し、
反対側道路にまで延びていた。
まるで日本代表戦だわ、これって。
しばらくすると、相方から連絡が入る。
私を探して歩くも見つからないらしい、振り返るとすぐそこに相方の姿が(笑)
話もそこそこに未到着の友人を待つために最初の並びの位置に戻る相方。
その後応援仲間達が続々と到着。
この時、さらにさらに並びの列は長くなっている・・・すごいよ、これ。
いよいよ開門の時間。
相方とそのお友達も合流を果たし、国立の中へ。
ダンマク組はゲ−トをくぐると、バックスタンドを見上げる。
すでに多くのダンマクが貼られている。
これは最上段までいかなきゃ貼れない。
聖火台の横の階段を一気に駆け上がる・・・これ、むちゃくちゃ急でキツイ!!
みなさんよければチャレンジしてみて下さい(誰もしないって 笑)
もうすぐ登り切るってあたりから足が重くなる(苦笑)
ようやく登り切るも、「ここには1枚しか無理ですね」と言われたので
仲間にその場所を譲り、私は再び別の場所へダッシュ!
我ながら浩二さんに関することになると力はどこからともなく沸いてくる(笑)
場所をみつけると、ダンマクを広げ貼る。
気がつくと相方がいない・・・(^^;;
しばらくすると「ごめ〜ん」の声と共に相方到着(笑)
無事に貼り終わると先に席の確保をしてくれてる友人に合流。
今日は中央からちょっとメインに寄った辺りの中段。
わぁ−っと言う声と共に投げ込み開始。
相方と共に観察がてら前へ移動してみる。
”きゃぁ−−−−!”っと凄まじい黄色い声が向けられているのは
・・・浩二さんだ(笑)
ここはアイドルのコンサ−ト会場?と思ってしまうほどの黄色い声、すごいわ。
そんな声は到底出せない管理人コンビは唖然とその様子を見守る。
そして去っていく背中にいつものごとく、「勝とうね!優勝だよ!!」と
念を送る。寒気してたらごめん(笑)
しばらくウロウロした後に席に戻る。
その後トレボ管理人のひったんさん&みゆりんさんにお逢いする。
楽しかったし、お逢いできて嬉しかった。ありがとうございました
>ひったんさん&みゆりんさん
アップは柏はピッチに出てきたけど、鹿島は出てこなかった。
相手ゴ−ル裏に目をやると・・・でたっ!噂のブリ−フ隊!
悪いけど見たくないし(爆)
なんなのあの「勝負パンツで優勝だ!」って(爆死)
笑いすぎて気合いが抜けるじゃない、あぁ苦しかった(笑)
なんで敬礼してるわけ?鹿島に敬意を払ってくれてるの?(笑)
いよいよ応援開始の様子。
相手のスタメン発表。北嶋の所では大ブ−イング、今日は点はやりません。
そして鹿島のスタメン発表。
一人一人のコ−ルにいつも以上の思いを込める。
高桑コ−ルには「無失点で頼むよ守護神!」ってな具合。
そして中田コ−ル、えまと共にもうこれ以上の声は出ませんくらいの声でコ−ル。
優勝だからね、絶対勝とうね浩二さん!
そしてスタメンがピッチに入ってくる。
5番の姿を確認する、そして再度気合いを入れ直す。
そしてキックオフ。
試合はというと中継があったし、あえて書くまでもないけれど一進一退。
ただ柏のシュ−トらしいシュ−トがなかったので、怖くないと言えば
怖くなかったんだけど、とにかくドキドキしてた。
途中から試合はビデオでしっかり見れる、けど応援は今しかできない。
だから応援に集中しようと決めたので、とにかく声を出す。
負けたくなかった、優勝したかった、相手の声をかき消したかった・・・。
90分が終了、スコア−は0−0。
そんなとき、ピッチに座り込んでる選手をみつける、背番号5。
足がつってるみたい。今すぐお疲れさまと言って休ませてあげたいけど、
まだ試合は終わってない。治って!と心から祈る。
そして延長へ。浩二さんもピッチへ出ていく、足は大丈夫なのかな・・・。
延長に入ってもどちらも一歩も引かない。
途中から入ったもとやん、彼が決めてくれるんじゃないかって期待した。
だってこんな苦しい場面何度も救ってきてくれたじゃない?
そのもとやん、どうしてサイドへサイドへ開くの?
真ん中人いないじゃない・・・。
「もとやん、中だよ!中に枚数足らないって!!」何度叫んだか。
サイドからクロス上がっても、中の枚数不足してるからあっけなく跳ね返される。
重苦しい空気・・・時間は刻々と過ぎていく。
その時一人選手がピッチに座ってる、浩二さんだ。
足つってる・・・自分でベンチに向かってアピ−ルしてる。
担架がピッチに入り、外へ出される浩二さん。
そこでベンチに向かって「×」が出される。
ベンチに目をやると、あわててユニになって準備する本田さん。
ちょっと待って!ダメだよ、優勝の瞬間には浩二さんが
ピッチにいなきゃダメなんだよ!!
横にいたえまと手を取り合って、目を閉じて浩二さんに向かって必死に念を送る。
「足治って!ピッチに戻ってきて!!」そう必死に祈った。
そしてピッチに向かって「浩二!!あんたがいなきゃ何もはじまんないん
だから!!戻ってきて!!」
(めちゃ偉そう・・・ごめんね 苦笑)なんて涙声で叫んでた。
足がつった状態で無理すると下手すれば肉離れをやりかねない。
そんなこともイヤと言うほどわかってた、けど1年間スタメンとして
激しいスケジュ−ルの中でも頑張り抜いてきた。
だからこそ、その頑張りの証に何が何でも優勝の瞬間にピッチにいて欲しかった。
もう一度ベンチに目をやる、交代のボ−ドには5が表示。
ダメなの・・・そう思った時、えまに「浩二立ってるよ!!」と声をかけられる。
浩二さんを見ると立ち上がって、審判にピッチに戻れるようにアピ−ルしてる。
でもなかなか気づいてくれない。
先に交代が認められてしまうと、ピッチを去らなきゃいけない。
スタンドからいくら叫んだって審判には届かない、そんなことわかってても
「審判!気づいて!!!」と叫ぶ。
すると、審判が浩二さんに気づき中にはいるように指示が出る。
もうこうなったら何が何でも優勝、この頑張りを絶対無駄にしたくない。
残り10分を切る。コ−ナ−キックを得るもショ−トコ−ナ−で時間を使う。
このまま引き分けに持ち込むんだ。海外ではよくある事。
何度も繰り返されるコ−ナ−付近での攻防。
そんな時、”すぽっ”・・・相馬さん、コ−ナ−フラッグは抜いちゃダメですよ(爆)
すごい緊張感の中応援してたのに、その瞬間だけ笑いに包まれたじゃない。
いや、真剣にやってることも重々わかってます。けど、初めて見たんだもの
コ−ナ−フラッグ抜けるとこ(苦笑)
電光掲示板の時計が消える。
ロスタイムは2分。一瞬昨年のナビ杯が頭をよぎる・・・。
とにかく早く時間過ぎて・・・。
そして・・・アントラ−ズ王座奪回を告げるホイッスルが響く!
歓喜のスタジアム、両手を突き上げ喜ぶ選手達。
この瞬間にピッチに立っていてくれた、それが最高に嬉しかった。
表彰式を見届けると、始まった歓喜のオブラディ・オブラダ。
もう涙が止まらなかった。
選手達がインタビュ−されてる様子がオ−ロラビジョンに映る。
オガサの後ろで順番を待ってる浩二さんをみつけ、次だわと心の準備。
何を話したのか全く聞こえなかったけど、満足げな表情を見て私の涙は
笑顔に変わった。
そして「われら〜Jリ−グチャンピオン!」というコ−ルが始まる。
今年やれなかったこのコ−ル、もう一度やれた。
そう、アントラ−ズはチャンピオンなんだ。
その声に迎えられるように選手達がゴ−ル裏へ。
足を引きずりながら浩二さんもゴ−ル裏へ。
見ていて痛々しいんだけど、いい表情してた。
そりゃそうよね、優勝だもん。しかも自分がしっかりチ−ムに貢献しての優勝。
2年前の時も嬉しそうにしてたけど、今回は重みが違うよね。
ゴ−ル裏中央に用意された台に選手達が上り、サポ−タ−と共に歓喜する。
サポ−タ−にとっても選手にとっても至福の時。
その後場内をゆっくり一周。
浩二さんも足を引きずりながら一周。
柏ゴ−ル裏前にもご挨拶に行く、暖かく拍手で迎えてくれているみたい。
こんなすごい試合ができたのも、相手が柏だったからなのかも知れない。
ありがとう、柏レイソル。
そして一番最後にピッチを後にする浩二さん。
その姿を見送りながら、鹿島サポ−タ−でよかった、
そして中田浩二という選手のサポ−タ−になってよかったと心から思った。
ありがとうアントラ−ズ、そして浩二さん。
初めてスタジアムで味わった優勝。やっぱり最高!!
次はチャンピオンシップ。もう戦いはすぐそこに迫ってる。
もう一度この歓喜を味わおうね。
追記:ずっと違和感があって、試合中に左足がまた痛いなぁと思っていたら
・・・試合後攣った(爆死)
仲間達に、「中田浩二が攣ったからといって、ひなまで攣らなくても」
と大笑いされたが、浩二さんとは理由が違いすぎる。
私の場合は運動不足と日々の不摂生です(笑)
しかし痛いもんだ・・・足攣ったら(^^;;