「あ〜あ、お金がなくって新しい装備は買えないし食べ物も高くて困っちゃう」  町をふらつきながらヒュームの戦士マリエは溜め息をついた。適当なバイトや仕事の依頼でも ないかと人々に声を掛ける。バスの商業区、人通りの多い場所から少し離れたとき、一人の男が マリエに声を掛けた。 「お嬢さん、仕事を探しているのかい?」  胡散臭そうな男だった。男はあるギルドの人間で裏取引されている品物の耐久性などを調べて 欲しいとの事だった。禁制な物だが、けして危険な物ではないし、実際に一日その防具を着て、 性能を確かめてくれるだけで2万ギル払うと言う。額面に怪しい気配が漂っていたが、それなり に腕っぷしに自信のあるマリエはともかく男に付いていく事にした。  暗い倉庫の中に案内されながらマリエは剣の柄をしっかりと握った。 倉庫の中は嫌な匂いがしていた。嗅ぎ慣れぬ薬品のような、お香のような、錬金術ギルドで確か こんな香りを嗅いだような気がすると思った。記憶を巡らせているマリエの足元がおぼつかなく なった。天井が回転したような気がして実際に自分がひっくり返ったのだと気が付いたのは冷た い床に倒れてからだった。案内してきた男は口と鼻を覆うようなマスクをつけている。 「お嬢ちゃん、まだまだ修行が足りないねぇ。腕っぷしに自身があっても迂闊に一人で踏み込ん じゃいけない場所もあるって事だ」  くぐもった声が聞こえ、剣を握れない腕を後ろ手に縛り上げられた。部屋に隠れていた男達が わらわらと現れ、マリエの装備を外しに掛かった。あっという間に一糸纏わぬ姿にされてしまい 恥辱の為マリエの顔が赤く染まる。 「…ぜん、ぶ、嘘だ、たのね」  呂律が上手く回らないのでそれだけ口にして案内してきた男を睨む。マリエは自分がこのまま 犯されてしまうのか?とあっさり男に付いてきた事を呪ったが後の祭りだった。 「とんでもない。ここに来てから嫌だと言われない為の手段だよ。話した事に嘘は無い。…まぁ 言ってなかった事もあるがね。さて、体の寸法を測っておくか」  男の言葉を受けて、男達の無骨な手がマリエの体をまざぐりはじめた。胸に腰に太股に這いず り回る。後ろから胸を両手ですくいあげられ、ぐりぐりと揉みしだかれる。 (…こ、んな採寸の仕方なんてないわッ!)  怒りと恥ずかしさにマリエの顔が熱を持った。だが、抵抗することは出来なかった。 すぐにマリエの乳首がピンと立ちはじめる。歯を食いしばり両足を力が入らないなりに閉じよう と頑張るマリエだったが、男達の腕によって易々と広げられてしまう。ぱっくりと開けた膣内に 男達の視線が集中する。入口付近を指で弄ばれ、中に指が一本、二本と入ってくる。 「うぅっ!くっぅ、んッ」 鼻から抜ける呼吸が艶めかしく薄暗い倉庫に響き渡った。 「随分、感度がいいようだ。うってつけのモニターだよ」 指をぐぅっと奥に挿入しながら男が囁いた。 「9号くらいかな。持ってこい。アレの方は12cmくらいのものを」  男が持ってきたのはサブリガだった。通常とデザインが少し異なり脇の部分をベルトで止める ようになっている。さして変わった代物ではない。だが、もう一人の男が手にしていたのは奇妙 な物体だった。それは男のソレを模した形をしていた。素材が何かは解らないが黒っぽく無機的 なソレは不気味に感じた。 「…な、何…よ、それ」 「これが使用感と耐久度を調べて欲しい製品ですよ。お嬢さんは十分濡れているから必要ないが、 念のため…」  男は笑いながらその不気味な物にオイルのようなものを塗りだした。オイルにまみれて、てら てらと光るソレは殊更不気味に怪しい物に見えた。マリエの全身から汗がどっと噴き出る。 「さて、装着しようか」  男はソレをマリエの入口にあてがう。ぬりゅっとした感触と共にソレが体に入ってくる。生身 の男の物と違って熱を持たないのが無機質な物体なのだと強調され背筋を走るものがあった。 「うっうぐっ!うっ!」  ずっぽりと根本までくわえ込まされマリエは呻いた。それから皮で出来たサブリガのショーツ 部分を合わされ、ベルトで固定されると小さな鍵を掛けられた。ハーネスの方も装着され、すっ かり装備をひとそろい付けられると普通のハーネスとサブリガとなんら変わりなく、はたから見 てるとそれがどういったものかはさっぱり解らない。 「は、はずしてよ!この人でなし!」 マリエは息を荒げ叫ぶと、男は何か呪文のようなものを唱えた。すると、あそこに収まっていた 物体がくねくねとマリエの体内で動き出した。 「ひぃっ!」 「錬金術の方の技術も駆使した代物でね、モルボルのつるを加工したんだよ。どのくらいの時間 持つのか知りたくてね」  動き回るつるの動きに翻弄されマリエが膝を突き前のめりに倒れ込む。 「あひぃ!くぅ!」  尻を上げたままピクピクと震える様子は官能的で男達の視線がマリエの尻に集中した。 「これからグスゲン鉱山のある男の所まで届け物をして欲しい。それを付けたままでな、帰って きたら外す事にしよう。もちろん報酬だってちゃんと払う」 男は完全に優位に立った言い方でマリエに諭すように言った。 「わかったわ、だから止めてぇ!」 嫌も応もなかった。男はマリエの叫びににやりと笑いつるの動きを止める。 ようやくマリエはよろよろと立ち上がった。 「敵に遭遇しないとも限らないから私の部下を付けよう。無論監視も兼ねているがね。おい」 呼ばれてきた男は禿のヒュームだった。僧侶らしくローブのような服を着てハンマーをぶら下げ ていた。 「表にチョコボを借りてきてある。それに乗って出掛けたまえ」 薄笑いを浮かべた男の言う通りにマリエはよろよろと表へ出ていった。  チョコボに乗って手綱を持つ。チョコボにまたがると股間が押され、つるが奥の方に当たりマ リエは顔を顰めた。上下に激しく揺られるとそれだけで軽くイッてしまい、さらに敏感になった 陰部を刺激する。禿僧侶はわざとでこぼことした岩場を走り、マリエの苦痛に歪む顔を見て楽し んでいるのが明らかだった。  南グスタをやっと抜けたとき、マリエは不意に声を掛けられた。 「あら、マリエじゃない」  マリエのフレンドの黒魔道師だった。 「あ、こ、こんにちは。ヘレン…」  同じ種族で気心が知れているヘレンとは冒険だけでなく、日常生活でも付き合いが長かった。 「どこへ行くの?」 「ちょっと、仕事を受けて届け物に、ね」  股間に怪しい物体をくわえこんだまま友人と話すのは何だか背徳感にかられた。マリエはでき るだけ平静を装って見せるが額から汗が流れるのがわかった。  その時、男が呪文を唱えるのが微かに聞こえた。途端に物体がマリエの体内でうねり出す。 (うっ!?) 「…マリエ、具合でも悪いの?顔色が」 「な、なんでもないわ。気にしないで」 (いやっ!さっきより激しいッ!) 「でも、心配だわ。ついていきましょうか?」 「いいの、気にしないでったら!…ま、またね」 (早くどこかへ行って。顔を見られたくない)  チョコボを走らせ、フレンドから遠ざかる。左右にうねり、回転し始めるソレが内側を刺激し て堪らない。手綱を強く握りしめ岩場を駆ける。 「あはぁあああっ!イックゥウウウウ!!」 突き上げる快感にマリエは腰をガクガクとチョコボに擦り付けながら気をやった。 けれどソレくらいでは収まりようがなかった。 (もっと、もっと大きくて熱いものが欲しい…) 餓えか乾きかマリエの口が自然と開き、熱い吐息が漏れた。 −続くカモ