クニール。僕の名前。レベルは30になります。メイン白です。回復役です。 でも、僕は今ベッドの中にいます。 肋骨が2,3本イッたらしく、声を出せないんでケアルが使えないんです。 で、このベッドの横に座って申し訳なさそうな顔をしているミスラ。 僕の肋骨を折った張本人。 どういうことかというと…。 『…さて、競売場になんか掘り出し物でもないかな〜♪』 なんて鼻歌交じりでウィンダスの競売場にいました。自分で出したものが思ったより高く売れたんで、 気分よく買い物に来てたんです。 で、見てたら自分の前をなんか通ったんです。 過ぎた方向を見てみるとタルの子供が二人。笑ってる。 『?』と、思いつつまた正面を向いて競売を見ようとしたんです。 そしたら目の前には真っ白なコットンサブリガが。(ただの綿パン) その直後舞い降りてくる布。スカートだったんですけどね。 次ぎに見えたのがどう見ても普通じゃないミスラの顔。怒ってる。うん。 にらみつけられた。その時直感したんです。 さっきの子供のタルはスカートめくりで、僕は誤解されてるって。 誤解を解こうと思って手を上げて言葉を出そうとしたときでした。 身体に衝撃がきたんです。僕の脇に入るミスラの足。 見事なミドルキック。(ミスラにとってはローキック?) 僕は吹き飛ばされながら、『ああ、不意打ちってこんなもん???』 なんて思っていました。身構えることもできませんでしたから。 だって街中で攻撃されるなんて思わないでしょ? で、気づいたらこのベッドの上でした。 僕が起きた時には誤解は解けていたらしくて、ひたすらあやまられました。 ただ、困ったことに声を出そうとすると痛くて痛くて。 なにか言いたくてもいえないんです。 このミスラ…ミニスは僕のことを子供に見てるらしいんで、(じゃ、子供相手にあのキックか!?) 違うってことを伝えたいんですが、伝えられないんです。 今だって、ほら、 『ハイ、僕、アーン。』 って、めっちゃ子供扱い。食べるんですけどね、おなか空いたし、ご厚意ですし。 羨ましいと思う方もいらっしゃるでしょうけど、すごく恥ずかしいんですよ、これ。 とりあえずおなかがいっぱいになったんで首を振ります。いらないって。イテテ。 『なに、もういらないの?そんなんじゃ大きくなれないよ?』 いえ、これ以上は無理なんで…。 食器を片付けて、なにやら本を持ってきた。読んでくれるつもりでしょうか!? 童謡?昔話??どっちにしても恥ずかし過ぎますっ! 『ごめんね~うちには本はこれしかないの〜。』 目の前に開かれた本…おや?なんだこれ…。 モンスターらしき絵と、たくさんの矢印。これ…相関図だよ…。 じっくり見てしまいました。 『僕はかわった子だね〜。将来魔道師にでもなるの?』 いえ…魔道師です…。白魔道師なんです…。 けど、これを見たのは初めてだったんで、ずっと見てました。 どれくらい時間がたったんでしょう。あのミスラがやってきて、 『僕、お風呂はいろうか?』 え…今なんて言いました? 考える間もなく、僕の身体は宙に浮いていました。 やめてください! イテ。僕、そういうのを気にする年頃なんです! イテテ。 痛いので動くに動けません。あっという間に風呂場。 僕の目の前で脱ぎ始めるミスラ。 おいいしいかもしれません。とっっっってもおいしい瞬間かもしれません。 けど、直視なんてできませんでした。下見ちゃって。 そしたら今度は僕の服を脱がしにかかります。 抵抗できないんであっという間でした。はい。 しょうがないからついていきました。下をむいたまんまで。 なにも考えずに。っていうか、他のことを考えながら。膨張しないように。一部が。 『お湯かけるよ〜』 言われたとたん、ザバーッと頭からお湯。ちょっと熱かった。 で、湯船のほうを見たんですけど、ふちが高いの何の。 そりゃ、ミスラの湯船ですからね。どうしようって思ってたら、また持ち上げられたんです。 そのまま一緒に湯船。 僕の居場所はというと、ミスラの湯船ですからもちろん僕は水没します。 どこにやられたかというと…。足と乳房の間…。背中は乳房にぴったり。 はなぢもんですよ。はい。頭くらくらしましたもの。 『あったかいでしょ〜』 それどころじゃありませんよ。おさまらないってもう。 あぁ…どんどん膨張する息子…。 で、閉じているミスラの足の合わせ目にタッチ。 『な〜に?この手はぁ〜?』 って言いながら手を伸ばしてくるミスラ。ちがいますぅ!手じゃないんですぅ!         ぎゅっ …掴まれました。はい。しっかりと。で、しばらくそのまま。 『ごめんっ!』 そういって手を放すミスラ。けど、僕の居場所はかわらずにしばらくあったまってました。 また僕を持ち上げて洗い場に出て身体を洗うミスラ。 僕は下を向いたまんまです。膨張したまんまの息子を見ながら。 そしたらミスラが僕の身体を洗ってくれたんです。手のひらで。優しかったです。 痛いところはよけてくれて。 けど、けど、何故にそこまで洗うんですかぁーっ! 膨張したまんまの僕の息子を。しかも両手で、丹念に。 もう爆発寸前ってとこで、 『お湯…かけるね…。』 さっきよりも小さな声。 お湯をかけられて、また湯船。今度は向かい合って。 湯船に浮かぶミスラの大きな乳房。 膨張したまんまだからもうどうでもいい。直視。すごい…。きれい…。 そのときミスラがこう言い出したんです。 『君は“僕”ではなかったんだね。ごめんね…。』 なんか、雰囲気の違う、とろんとした顔で。色っぽいです。 そしたら持ち上げられて膝の上。 何?どうしたの?と焦っていると、近づいてくるミスラの顔。 唇と唇が軽く触れました。その瞬間僕の思考回路はほぼ停止。 気づいたらミスラの頭がどんどん下がってく。 その時にはもう、         ぱくっ くわえられました。背筋を電気が走る感覚。ぞくぞくって。 上下にスライドさせられる。それだけでも大変。 さっき洗われたのですらも爆発しそうだったのに。 我慢しなくちゃ…。でちゃう…。 くわえられたそのまま中でミスラの舌が動く。 たまりません。我慢できませんっ。 『!!』 …でちゃいました。多分、いっぱい。 ミスラの頭がゆっくりと引かれる。口から僕のが出てくる。 ミスラの口から一筋の白濁した液体。乳房の上に一滴。         ごくり…。 ミスラの喉がなる。飲んじゃったみたいです。 そのまま、またあったまって普通に出ました。お風呂。 その夜は僕の横でミスラが寝てました。 僕の手を握って。 次の日、白魔道師を連れてきてくれて僕は回復。 けど、なんか話しづらくって。何度も頭を下げて僕はミスラの家を後にしました。 考えてみたら名前も知りませんでした。名前を教えられませんでした。 なにもしてあげられませんでした。 僕の出身国ウィンダス。 ここに帰ってくる度にいつも思い出すでしょう。 あのミスラを…。