(リュートは、シェリーではなかった……!  シェリーはもうこの世にはいない……。  そしてリュートは、俺がシェリーだと思って愛したあの女は……俺の実の娘だった!) <<<『闇の放浪者』第八話「愛娘」>>> 「ねぇ、どこ行ってたのよ……?」 (タブナジアから戻ってきた俺は、ロンフォールの森でリュートに見つかった。  既に日は沈み、辺りは暗闇に閉ざされていた。  空は厚い雲に覆われ、月明かりも森の中には差し込んでこなかった。) 「あたし、探したんだからね……! 心配したんだからね……!  ずっと……会いたかったんだからね……!」 (リュートが俺に抱きついてきた。リュートの……娘の豊満な胸が、俺の体に当たる。) 「あたし……本当に寂しかったんだから……。ね、お願い、今すぐ抱いて!」 (瞳を合わせると娘は秋波を送ってきた。俺は慌てて目を背ける。) 「駄目ダ……。」 「どうして? あたしのこと好きじゃないの?」 「イヤ……好キダ……。」 「あたしのこと、愛してないの?」 「愛シテイル……。」 「じゃあ、どうして!?」 「ソレハ……言エナイ。」 (リュートは突然服を脱ぎ始めた。娘の柔肌が俺の視界に入る。  娘は自分の股の間に手を延ばし、何度か撫で回してから俺の前に掌を差し出した。) 「ほら……こんなに濡れてる……。  記憶は無くしてるけど……あたしだって、子供じゃないんだから……。」 (俺はその場から離れようとした。これだけ想われてはいても……リュートは俺の娘だ。  道徳にもとることはするわけにはいかない。  だが逃げようとする俺の足に、何か液体がかかる。途端に足が痺れ動かなくなる。  リュートを見ると、その手に小さなガラス瓶を握っていた。) 「わたしを置いて行こうなんて、許さないわよ……。」 (娘は嫣然と微笑むと、瓶の中身を俺の口の中に押し込んだ。  抗いきれずに、つい飲み込んでしまう。  すると全身が麻痺してきて体の自由が効かなくなった。) 「ナ…ニ……ヲ……。」 「大聖堂でね、聖水を少し分けてもらったの。  あ、でも安心して。貴方が滅んだりしないように、わたしの『聖水』で薄めてあるから。」 (娘は俺の鎧を脱がせ、服を解き始めた。一枚剥ぐたびに俺のことを艶のある瞳で見つめる。) 「ごめんね……でもわたし、貴方が……欲しいの……!」 「ヤ……メ……。」 (それ以上言葉は出せなかった。娘の薄い唇が、俺の口を塞いでいた。  娘の舌が俺の口の中を嘗める。そして、俺の舌と絡まりあった……。) 「好きよ……。今回はわたしが、貴方のことを犯してあげる……。」 (娘の舌が俺の体を少しづつ下に這っていった。首……胸……臍……そして……。  俺の肉は娘に咥え込まれていた……。  娘が丁寧な舌使いで俺を嘗め回す。何かを期待するような、悪戯な瞳を俺に向ける。  俺は娘を悦ばせる訳にはいかないと堪えようとしたが、  そんな思いとは裏腹に、娘にしゃぶられた俺の体は益々激しくいきり立った。) 「美味しい……。」 (彼女は体の向きを変えた。咥えたものは離さずに、腰を俺の頭の側に持ってくる。  娘の性器が俺の目の前に現れた。粘液が俺の顔に滴り落ちる。  娘は俺の口の上に座り込んだ。口の中一杯にネトッとした感触が広がる。) 「貴方も……味わってみて……。」 (娘は陰部を俺の顔になすりつける。溢れ出る液体がみるみる多くなるのが分かる。  娘が俺の上で愉しそうに悶える。) 「そろそろこっちでも……もらっちゃおっか……。」 (娘は俺に向き直ると、両脚を広げて腰の上に跨った。  陰核に先端が触れる。俺は恐怖に慄いた。  が、娘は嬉しそうな顔をして、さらに強く押し付けてきた。  俺と娘の肉体が繋がる。) 「痛っ……。よかった……。」 (姦ってしまった……。娘は腰をくねらせ、より奥まで挿れようとする。  何度も何度も、悦んでぶつけてくる。  俺は……肉がこすれて娘がよがる度に、快感を感じてる自分に気が付いた。  止めろ! 忘れるんだ! リュートは……娘なんだぞ!) 「触って……。」 (娘は俺の手を取って彼女の胸に押し当てた。俺は指の痺れが取れていることに気付いた。  指先で娘の乳房を抓み、力を入れて揉みほぐす。娘は気持ちよさそうに喘いで見せた。) 「そう……その調子……。」 (俺は何をやっている!? 娘の胸を揉みしだくなんて……!  娘が濡れた瞳で俺を見つめる。心の底から満足してそうな表情だ。) 「もっと……。」 (いつの間にか全身の痺れも取れていた。  俺の体は……娘を受け入れるように大きく蠢動していた。  俺の腰が動くたびに、娘は可愛らしい悲鳴を上げる。  俺は……健気に歓ぶ娘を見ていると……次第に、欲情してきた……。) 「あぁっ……!」 (俺は全身を使って娘を愛撫した。娘の顔が快楽に歪み、官能を刺激する。  そうだ、俺はこいつが悦ぶのを見るのが嬉しいんだ……。  俺は間違いなくこいつを愛している……愛情表現の形など幾らでもある……。  そして、父娘といえども男と女……。  俺はこいつを果てさせてやりたい……!  こいつが興奮に身悶えするところを見てみたい……!) 「もう……限…界……!」 (娘が音を上げる。だが俺は、さらに激しく娘と絡まりあった。  娘が言葉にならない絶叫を上げてのたうち回る。  娘の顔が悦楽の境地に到達する……!) 「ぁぐぁっ……!」 (愛娘は……俺と繋がったまま……イッた……!) 「はぁ……今夜も……凄かったわね……。」 (それ以後毎晩、俺は娘と肌を重ね、この『愛情表現』に勤しむようになった。)