パルゴは身動きの取れない私の耳元で囁く…。 「貴方は前から、力で人を組するのは間違いだとおっしゃいましたね。私は貴方に『相談』 という紳士的な態度で『貴方の政治の謎』を伺いましたが、貴方はそれに答えなか った。世界中を恐怖で支配しようとしている北の地に棲む闇の王という共通の敵を倒 す為には、この謎は必要なのです。……けれども、貴方は応えてくれない。ならば、力 による支配がどれだけ恐ろしいものか、その身を持って体験してもらおう、という訳で す。」 パルゴは語り続ける…。そうしている間にも、何やら見なれない器具がどんどん牢へ運び 込まれてくる。 「力による支配というものが一体どのようなものであるか、私が今一番貴方に教えて差し上げたい事は、  私がどんなに貴方にとって恐ろしい人物であるかという事です。  ……協力せねば、どれほど辛い思いをする事になるか……体験させてあげましょう」 パルゴはそう言うと数本の細い鞭が束ねられたようなものを部下の手から受け取り、 アンナの胸元に柄の部分を当ててみせた。 「……所詮女は、男には勝てない。それを思い知しるがいい。」 パルゴは少し下がり、ぴしゃりとその鞭で彼女の胸元を叩いた。甲高い悲鳴の様な 音が、部屋に響き、引き千切られた布片が羽毛のようにあたりに舞った。 「?!」 それに一瞬遅れて小さな悲鳴が漏れた。けれども、次の瞬間にはアンナはまた攻撃 的な視線をパルゴに向けた。彼女の服は、胸元が大きく引き裂かれ、露になった素肌は逞 しいながらも美しかった。 パルゴの鞭が止むと柄の悪い男達が、じりじりと近寄っては自分のポジションを探す。 誰もが飢えた猛獣のような眼をしている。パルゴはそれを見て満足そうにほくそえむ 彼等は布の隙間から手を差し込み、アンナの肌をまさぐった。服の中にもぞもぞと おぞましい手が忍び込み、気色悪い事この上ない。 男達の手は止まる事を知らず、服を捲ってはまた隙間を這い回り、そして突然彼女の芽 をそのごつい指で強く捻り上げた。 「んぐぅ…」 それからどれくらい続いただろうか。かなり長い事彼女の胸を強く揉みしだき、抓り、撫 で回し続けていた男達もそろそろそれに飽きたらしく、屈強な四人の男はひょいと彼女 の手足を高めに持ち上げた。手足をしっかり開き支えられて彼女は俯せに少々ぎこちな い大の字に宙に浮く。 無理矢理ひらかされている花弁がパルゴの方を向き、アンナはそこに視線を感じてさっと赤面した。 けれども、自由を奪われたこの姿ではそれを隠す事も出来ない パルゴはポケットから小さな半透明な紙袋を取り出し、中に入っている白い粉を手の上に開けた。 そしてパルゴは自分の指先にそれをまぶすと彼女の柔らかい粘膜へざらざらと刷り込んだ。 元々少量ではあったが、総てなくなるまで数回、彼はそれを繰り返し、 一箇所へ固まらぬようまんべんなく刷り広げた。 「これはある国で仕入れた媚薬だこれを塗ればどんな女でも素直になる  お前もいつまで我慢ができるかな…」 そういった直後パルゴはナイフの柄の部分をを、そこへずぶりと刺した。 その瞬間、びくんと彼女の身体が跳ね上がる。けれどもやはり悲鳴は聞こえない うなだれている彼女の銀の髪の根元を荒々しく 鷲掴みにして、彼女の顔を自分の方へ向けた。彼女の攻撃的な視線を確認すると、彼は また満足そうに微笑み、下を向きぶるぶると震える彼女胸を平手で横へ叩く。ぱちんと 大きく張りのある音がして、彼女の胸が水々しく揺れる。先端を二三度強く指で弾くと、 また短刀が生きているかの様に大きく脈を打つ。彼女の腰が、ガクガクと震え始め、そ れにあわせてぶるぶると振動する形のいい胸をまた別の男がゆっくりと大きな動作で揉 み始めた。筋肉の上に乗ったような彼女の胸はそこらの女性とは違っていた。その先を 指で強く摘み、転がすとビクン、ビクンと短刀が大きく脈をうった。 「おや、だいぶ顔色が変わられましたね。少しは従順になっていただけましたでしょう か?」 「……。」 それから小一時間位だろうか?男達は順々に彼女の中も指でまさぐり、その感触を楽し み、彼女は床上で兵士どもに玩具のように遊ばれ続けた。パルゴの薬は持続し続け、彼 女の意思とは裏腹に、ひたすら快楽の泉を涌かせ続けていた。ただ、カインから予め通 達があったのか、自分の物を私に突き立てる者は居なかった。その不満は私 の全身にぶちまけられ、身体には所々擦れたように赤く腫れている所と、小さな内出血 の後……と無惨な姿になっていた…。