アオイの心の迷宮をさ迷い歩く中、さまざまな記憶の断片と感情が感じ取った。
彼女の心の中には無数の悪魔が巣食っており、悪魔によって無残に荒れた場所が所々に見られた。
「また迷いましたね。この迷宮は人の精神の複雑さを表しているのでしょうか、ショウどう思いますか?」
返事をしようとしたとき、悪魔たちが襲いかかった。その戦いの最中、ぼくはトシキとはぐれてしまった。
自分の居る場所は今までのところと違い、全体的に暗い雰囲気だった。
トシキと早く合流しようと道を進もうとしたそのとき、もう遠い過去の199X年のレジスタントであったアオイの姿が浮かんだ。
悲しげな顔をし、「お願い。ここから先見ないで」と言い、消えた。
心の中に入ってから今まで彼女がぼくに語り掛けることは一度もなかった。この先何があるのだろうか?
この好奇心が後悔と決意をもたらすことになるとはこのときまったく想像もしなかった。
道を進むと記憶の小部屋にたどり着いた。
そこでぼくはアオイと記憶を共有した。
わたしはメシア教の司教執務室に居た。そこにはわたしのほか司教と品川から来た男がいた。
「…エル様。彼女が啓示を見たと噂されている少女です。それに加え、人並みはずれた魔力を持っておられます。そのおかげで信徒たちの間では彼女をメシア様と呼んでおります。」
「ふーん。確かにこれほどの力を持った人間はめったに居ない。それに神の使者トールマンを知っているとなると、救世主に関わりがあるな」
「では、いかがなさいますか?」
「彼女をメシアとして教育しろ」
「はい、もうすでにメシア教の教義を教え、テンプルナイトとしての訓練を受けさせております」
「それだけ足りないな。この少女を犯せ」
「え、何を仰いますか?」
「別にやらなくてもいいが、その場合にはおまえはテンプルナイト予備軍に衆道を行ったことで司教の地位剥奪、異端審問もじさない。それでも断るなら断るがよい」
「…お…お願いします。異端尋問だけは御勘弁を…」
「なら、私の命令を聞くことだ。私はおまえを買っている」
「ははあ。ありがたきお言葉です。しかし、意味があるのでしょうか?」
「現実的な意味などない。ただ、神の計画に沿うための呼び水だ。おまえは疑問に持たずに命令に実行すればよい」
そのとき幼かった私は彼らが何を話しているのか分からなかった。
。汗臭いそれはだんだん硬くなっていったことが触感から分かった。
「これから夜に新たな修行を行う。このことはメシア様のみに行うものなので他の誰にもしゃべってはなりません。分かりましたか?」
「はい、司教様」
司教はズボンを脱いで、チ〇チンを出した。
「これを丁寧に舐めることが修行だ。まず、舌を使って全体を舐めろ」
私は疑いなく舐め始めた。その当時私にとってメシア教の命令は絶対であった
「そうだ。今度はこれをやさしく掴み、上下に動かし始めるんだ。…そう、そしてこの袋を舐めるんだ。…特に裏を、そうだ、えらいぞ」
自分が何をしているのか分からなかった、いや分からない振りをしていた方が正しいかもしれなかった。
「今度はこれを歯で噛まないように口に咥えて…、そう次に上下に動かす。…そう、気持ちいいぞ。そのまま続けなさい」
私は一生懸命続けた。次第に口の中ではそれがより熱くなり、より大きくなったと思ったら、その先端から温かく苦い液体が出た。すぐに吐きだそうと咳き込んだら、
「これは聖なる液体だ。飲み込みなさい」
私は無理にのどに流しこんだ。
次に司教は私の服を脱ぐことを命令した。恥かしくて一瞬ためらったが、服を少しづつ脱ぎ始めた。
司教は私の身体を舐めた。そして、再び大きくなったチン〇ンを私の中にいれようとした。
少しづつ進入していくごとに痛みが増していった。そして無理にねじ込まれた時、激しい痛みで叫んだ。
私が「やめて」と懇願しても司祭は執拗に動き、私の痛みは持続的に続いた。
そこで喚起されたイメージはただの苦痛であった。
気づいたら、また道が続いていた。ぼくはそのまま歩き、次の部屋の中に入った。
渋谷に悪魔が進行したため、私とテンプルナイトたちはこれを撃退した。
任務終了後、私は誰にも見られないように部屋で自慰をしていた。いつも夢に出てくるショウとしている妄想で何度もいった。それでも欲望は押さえきれなかった。
私は司祭に彼の育てた屈強なテンプルナイトを何人か借りた。
私はすぐに一人をしごきながら、もう一人のものをフェラチオをし、「早く私の濡れたお〇んこに入れて!」と自ら嘆願した。
入れられた瞬間甘美な快楽が襲い、口の中に射精されるとその味でさらに次の快感を求め、次にお尻に入れることを催促した。
二つの穴にそれぞれ入れられたものは私の内部で互いに擦り合った。私は快楽を貪ろうとさらに腰を激しく動かした。私の子宮に聖液が流し込まれた時、熱い物がおなかいっぱいに広がり、私の頭が真っ白になった。絶頂に達したときお尻はどんどんと締め付け、耐えきれなく私のアナルにも熱い聖液が流入してきた。
それでもなお満足できずに、萎えたそれらをしごき始めた。
テンプルナイトたちは「メシア様にこんなことしてもらえるとは思えませんでした」や「昼間の勇敢さと違って美しいです」といっているが、内心淫乱な私を軽蔑しているのだろう。もっとも彼ら自身も私と同様教え込まれたもの。思っていることも同じかもしれない。
淫美な音がしている中、司教とあの男の話し声が聞こえた。
「いかがでしょうか、メシア様は?」
「なかなか苦しんでいるのではないか。計画通りだな」
「以前お聞きしましたが、このことは何か意味があるのでしょうか?」
「彼女は真の救世主を呼び出すための釣り餌だ」
「どういうことですか!?彼女はメシア様ではないのですか?」
「そうだ。しかし、彼女は彼とは深い繋がりがある。そのために彼女は救世主に助けを求めなければな」
「では、一体彼はいつ来るのですか?」
「まだ情報は多く入ってきていないが、現世に現れたことは確かだ。彼女のいとしき待ち人がここに来ることはそう遠い話ではないだろう」
私はメシアではない?待ち人って夢に出てきたあの人?
あの人が私に会いに来る。会いたい。
でも私のこの姿を見られたくない。
私は葛藤の中絶叫をした。
僕は彼女の制止を無視し、この道を歩んだことに後悔した。僕は見てはならないものを見てしまった。
また、新たな小部屋があった。
私は監禁されていた。絶望のあまり多数のテンプルナイトを殺してしまった。
私の腕は縄によって縛られていた。暴れることを防ぐためと私が絶望のあまり自殺をしないように。
食料をくれる教徒から聞くに司祭は私に悪魔にとりつかれたと一般教徒に告げた。
確かに私は悪魔に取り付かれているかもしれない。
私の身体の疼きは絶える事なく続いた。私はショウとしたい。そう考えただけで愛液が流れた。
満月のときは特にひどかった。疼きがいつまでも止まらず、あまりにも暴れるのでテンプルナイトが私のお相手をした。何人相手にしても私の疼きは止まらなかった。
私の疼きを止められるのはショウ一人だけ。
でもこんな姿見られたくない。こんな汚れた姿を。
重いジレンマが私を苦しめた。
「助けて!!」と心の中で叫んだ。
僕の前にアオイが立っていた。
「こんな私を受け入れないことは分かっている。それでもあなたに会いたかった」
彼女は泣いているように見えた。
「あなたを一目見れてよかった。だから、もう私のことかまわないで。こんなに汚れた私をもう見られたくない」
僕はこのとき一つの決意を言った。
「どんなことあろうとも、僕は君を受け入れる。これ以上アオイが苦しませたくない」
「私を受け入れる?…なら、私の疼きを止めて!!」
アオイに口づけをした。長い時間二人は動かなかった。そして彼女は舌を絡ませた。お互いだんだんと息遣いが荒くなった。
アオイは右手を自分の陰部で動かしながら、僕のものを咥えた。僕はあっという間に射精してしまった。彼女はうれしそうに僕のものを飲んでくれた。
そのあと、僕たちは愛し合った。アオイの性欲は果てしなかった。騎乗位での彼女は僕が何度もいき萎えても腰を動かしつづけた。僕は彼女の中で何度も硬くなり、彼女を突いた。突く度に彼女の顔に憂いの表情がなくなっていった。
アオイは僕の腕の中でささやいた。
「私はアオイの苦しみから生まれたもの」
そういうと彼女の身体は少しづつ変化し、サキュバスに変わっていく。
「お願い。私を殺そうとする私を殺して。もう一度あなたに会いたい」
そういうとだんだんと消えていった。
「現実世界でも私を受け入れて…」
もう彼女の姿は見えなかった。
「私に分かるのは…あなたと運命を共にする為に生まれてきたのだと言うこと」
私はメシアではないことをメシア教に言った。私はショウと共にいきることを選んだ。
司祭は私のことを何とか留まらせようとしたが、それが無理となると私のことを魔女と言い始めた。テンプルナイトを呼び異端尋問にかけるぞと脅したが、しかし彼自身力で私を止められないことは分かっている。彼は悔しそうにあることないことを言って罵倒したが、私は振り返ることはなかった。
私たちは六本木に向かう途中、野外キャンプをしていた。
私たち三人で夜番の交代をしていた。
渋谷を出てから見張りをするとき私はほぼ毎日ショウを起こしている。
なぜなら、私はもう彼を愛することを我慢しなくていい。いつでも愛してもらえるから。
トシキにばれないように声を出さないようにしていると余計快楽が襲ってくる。
後ろで愛されて、前はショウのものと私のものがどろどろになって流れている。愛しているものに愛される喜びが私をさらに淫乱にする。
私はもうあなたと離れたくない。
30年分待ち望んだ愛を受け取って。
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あとがき
あるサイトに捧げたSSです。
思い切ったものを書こうとメシア教の裏側を勝手に書いてしまいました。
まあ、元ねたは映画ではショーンコネリーが出演していた小説「薔薇の名前」で
決して米のカト・・・からヒントを得たわけではありません。
あのニュースの前に書きましたので・・・