多分噂でしか聞いたことがない人が多いと思います。
このゲームは真･女神転生NINEより先に９つのマトリックスを採用し、さらにマルチEDです。
そして女神転生の名前にふさわしく女神が転生します。
世界観は真女神転生Iの空白の３０年間の中盤より時代が経った話です。
後小説「真・女神転生 エル･セイラム」や漫画「真･女神転生
東京黙示録」と関わりがあります。
ゲームの雰囲気は女神転生２に似ています。
真シリーズとの大きな違いは大きく二つあると思います。
ひとつは世界観の属性の違い。
真シリーズは神と悪魔の決められた戦いの主題で、ある意味秩序だった世界である。
一方偽典は魔王同士の勢力争いの話で、真シリーズの主役である神とルシファーはほとんど手出しをしない無秩序の話である。
もうひとつはPCゲームとコンシュマーの違いです。
このゲームは年齢制限がありません。なのにとても危ないシーンが多すぎます。
あえて言うならば漫画版デビルマンやバイオレンスジャックを思い浮かべて下さい。
美樹の首状態以上のことが起きます。正直気が滅入ります。
Ｈシーンも二回あって、一回目は紳士的な選択肢を選ばないと行けないですけど、
二回目は問答無用に襲われます。
さらに主人公も選択肢次第では鬼畜になります。
戦意喪失した敵に止めを刺すなんて序の口です。
打つ以外の男の三大遊びをしたり、襲ったりして、はっきり言って最低男になります。
このゲームの見所はバールとその一門の魔王達との戦いではなく、むしろ２人のヒロインとの三角関係でしょう。
それは終盤にどちらかを選んでと迫られます。
ここで今までの行動とどちらか選ぶかによって結果がだいぶ変わります。
私は優柔不断な性格でどちらにも良い顔していたので、荒事が起きなかったのですが、
人によっては選ばれなかった方が戦いを挑んだり、例え選んでもそれはうそねとか言われて戦ったり、「こんな物がなければ」と言いながら自らの心臓を掴み出して絶命したり、はっきり言って壮絶すぎる結末になります。
でも、平和的に三角関係が収まったと思っても油断なりません。
ラスボス直前で「裏切ったなぁ」と言われます。
ここでうまく痴話喧嘩が収まればいいのですが、選択肢によって戦いになります。
正直に言って彼女たちは特殊攻撃がいやらしくて強いです。そして戦いが終わっても仲間を一人失った状態でラスボスに入るので厳しいです。
ちなみに戦いにはいってしまう選択肢にはこんなものがあります。
「おまえとは遊びだった。」
あんた最低すぎます。それは怒りますよ。
今まではストーリー的に批評したのですが、システムのお話でもしましょうか？
まず、箱を開けると一枚の紙を手に取ります。その紙にはヒント集とフローチャートが載っています。
読むとなになにしてしまうと出られなくなりますと言う文が･･･。
つまりやってはいけない注意事項とこのルートを進めばバグは起きにくいですよと言うチャートです。
なんだか懐かしい気持ちになります。
で、ゲームを始めるといくつかばぐがちらほら。
女口調なのに男の姿とか死んだはずの人が話しかけたりして
まぁそれぐらいのバグは気にするほどではありません。
問題は戦闘システムが半リアルタイム戦闘であることです。
そしてこのシステムが悲劇を生むのです。
パソコンの性能がいいほど敵の行動が早くなると言う恐ろしい悲劇が･･･。
基本的によほど性能いいパソコンを使わない限り戦闘は比較的楽です。
しかしとても動きが速いボスが三体存在します。それも二体は序盤に出てきます。
このために序盤でゲームを諦める人が多数いたと思われます。
場合によっては裏のテクニックを使うのは仕方ないと思われます。
ちなみにＷＩＮ版の最大の難関はダンダリオンIIなのですが、
デビルサモナーみたいに珍しい絵などを使いたくなります。(もちろんそんなものありませんが)
でもこのゲームのいい所もあります。
それは仲魔がLVUPするし、さらに武器防具を装備することです。
つまりお気に入りの仲魔を強化できるのです。
だからピクシーをLV９９にする強者もいたそうです。
でも、ピクシーは使える魔法を覚えるから育ててもおかしくないのですが。
しかし仲魔に関して一番の問題は仲魔全員を自動的にコンピューターに返す魔法がラスボスが使えることでしょう。
正直に言って仲魔の存在意義ゼロになります。
あと問題あるとしたらWIN95，98，Meでしか動かないことでしょう。
あと没イベントも多く、続編も作られていないので、完結していないストーリーが多数あります。
これはとても残念な話です。どこでもいいですから続編を作って欲しいです。
あと、言いたいことは会話です。
真シリーズで名台詞は「悪魔殺して平気なの？｣ですが、偽典にもそれに次ぐ迷台詞があります。
それは
｢悪魔が警戒している｣
｢葛城はこてこてなギャグを言った｣
｢愚か者｣
｢悪魔は去ってしまった……｣
知力が低いとよく起きるパターンです。
ちなみに頭いいと、ウェットなジョークを言って、悪魔が大受けをし、自分から仲魔になりたいといいます。
ほかにも魅力が高いと、女性口調の悪魔と会話するとHな会話があったりして、なかなか芸が細かいです。