作:たつみ
(あらすじ) 無事(?)学校デビューできたアリスは学友たちにメキドラオンをかまし
一時フィレモンの間は大繁盛していたが、ペル主の自己献身的な活躍(?)により無事
アリスとペル主の学園生活が続くのであった。
(At 調理室)
冴子「というワケで…よく勉強した後は腹ごしらえだ。うまい料理を作っておくれ。」
冴子「お?どうしたペル主、気分悪いのか?」
ペル主「いや、お構いなく」
アリスのやることすることにいちいち構ってちゃアリスの思う壺だよな…。
よし!!
今度から出来るだけ無視していこう!!ムシムシムシ虫虫虫虫…。
って狂気系になってどうする。
冴子「今日のメニューは甘さたっぷりのイチゴのショートケーキということで、
専門の先生を呼びました。どうぞ。」
「わー」
マキ「わー、モミアゲ刑事だ!!」
達也「ゲ、兄貴。」
ブラウン「でひゃひゃひゃ、ルパンだ。」
克哉「警察だ。全員動くな。」
達也「兄貴、いま謹慎中じゃなかったのか?」
克哉「あっ間違えた。みんな静かにだ。
今日はケーキの中で初歩的なケーキ、イチゴのショートケーキの作り方を教える。
まずはじめに生地作りを教える。…。」
こうして克哉のケーキ作りの説明が1時間続いた。
ペル主「アリス、生クリームをかき混ぜるんだぞ。」
アリス「ンン〜〜?」
マキ「うまいね、達也。」
マーク「ソウル感じさせるほど、混ぜ方だ。」
ペル主「お、さすが克哉さんの弟だな。もう、泡立っている。」
アリス「うーん。はぁ(息を吸う音)」
ペル主「って、アリス何をしようとした。余計なことをするな。」
アリス「ただ誘惑の霧をかけて、誰もが私に夢中になるケーキを作ろうとしただけだが。」
ペル主「却下」
そんなこんなでペル主の突込みによって無事まともなケーキが出来あがり。
試食タイム
克哉「さあ、みんな。楽しい試食タイムだぞ。」
ペル主「今日は生き生きしているね。また、モミアゲ延びたみたい。」
達也「兄貴の話をするな。ただでさえ、甘いものを食いたくないのに。」
克哉「達也。ぼくの作ったケーキを食べるかい?おいしいぞ。」
達也「兄貴、もういい。もう食えない。」
克哉「食べ盛りなんだから、ほら今度はモンブランだぞ。」
ブラウン「うらやましいぞ、達也。いろいろなケーキが食べれて。」
達也「お願い、変わってくれ。」
アリス「うざったいやつらだな。特にもみあげ」
ペル主「アリス、何もするなよ。」
そのとき、アリスの嘲笑めいたほほえみを見た気がした。
(放課後)
ばいばーい
ばいばーい
冴子「帰ったら家の手伝いしろよ。」
ペル主「マキ、アリス知らないか?」
マキ「?知らないよ」
ペル主「アレー、先に帰ったのかなー」
そのとき、射撃音と甲高い悲鳴が聞こえた。
マキ「何いまの悲鳴。」
ペル主「調理室の方からだ。」
ペル主「あ、達也どうした。」
達也「兄貴が」
そこで見た光景は想像を絶するものだった。
トランプ型した兵やウサギの獣人、妖獣などわけのわからない悪魔が
折り重なり一つの山を作っていた。その一番うえに克哉が乙女チックに横たわっていた。
しかも、チャームポイントのモミアゲが無くなっていた。
達也「兄貴、どうした。何があったんだ。」
マキ「しかしなんだろうこの悪魔たちは。よくみたら銃痕があるし、克哉さん戦ったのかしら。」
トランプ兵にウサギの怪人、これはもしかしてルイス・キャロルのアリス!またあいつ何かしたな。
マキ「このトランプの兵士さんなんだろう?」
ペル主「多分克哉さんがカジノ取り締まったときの仕返しに来たんじゃないかな。」
マキ「じゃあ、このウサギさんは何だろう?」
ペル主「多分克哉さんが好きな女性のお守りが二人の中に嫉妬して抹殺しようとしたんだと思うな。」
マキ「それじゃこの妖獣ジャバウォックは?」
ペル主「多分克哉さんがエグリ…。」
なぜアリスを守ることをいっているのだろう。
達也「兄貴、何を言っているんだ。」
克哉「空飛ぶ妖艶な女性が…。公然わいせつ罪で逮捕だ。」
達也「兄貴しっかりしておくれ。」
マキ「なーるほど。克哉さん美形だからストーカーに襲われたのね。」
妖艶な女性?今までアリスは子供にしか変身していない。そうだ。
これはアリスがやったことではことにしておこう。
マキ「じゃ、気をつけて帰るんだよ。ストーカーに」
ペル主「誰がおそったかわからないが、しかしモミアゲなんて何に使うんだろう。」
ペル主「たっだいま」
ゆきの&アリス「お帰り」
ペル主「ブっ」
モミアゲ?それってやっぱり克哉さんの?
もしかしてアリス長いモミアゲがうらやましかったのかな。
…と思いつつ偽典女神転生ネタ分かる人いるのかなと余計な心配もしてしまう少年であった。