2-2/出会い

2day/October 21(Tue.)
シャーロック&ルイ合作


 朝食を食べたあと、シエル先輩に案内されながらある屋敷に向かった。
表札には「遠野」とかかれている。
ここが志貴の家か。
 うわさには聞いていたけどここまで大きいとは……。
ここにユイが・・・・・・。
 志貴とは最近はよく先輩と一緒に昼食を食べたりする中になっている。
 当然、私の両親からここの家のことも聞いている。
確か…志貴は七夜一族の末裔で、前当主の遠野槙久が引き取ったと聞いた。
 シエル先輩がベルを押すと、インターホンから声が聞こえた。

『どちら様ですか〜』

「シエルです。昨日、ここに運ばれてきた人がいますよね?その方の友人をお連れしたんですけど・・・・」

『はいは〜い』

 しばらくすると一人のメイドが姿をあらわした。

「おはようございますシエル様、そちらのお方ですか?」

「ええ、お会いできますか?」

「ええ、こちらです。どうぞ」

 メイド服の女の子に案内され、遠野家の屋敷に入った。
中は広く、私はほ〜と驚いてしまった。
 案内されたところは、殺風景な部屋だった。
そこには、ユイとアルクェイド・ブリュンスタッドと一人の男性がいた。
 志貴だ。

「おはようエレイス。彼は大丈夫だよ、今は寝てるだけだから。あっ、彼女はアルクェイド・ブリュスッタド」

「始めましてアルクエィドさん」

「こちらこそ始めまして、私のことアルクェイドでいいわ、昨日はごめんなさい」

 先輩と戦ったときの表情とは考えられないほど綺麗な顔……。
はっ、違う違う!!

「い、いえ、大丈夫です。ごめんね志貴、迷惑をかけて」

「まぁ〜まぁ〜、困ったときはお互い様だよ」

「ああ・・・・」

 私は志貴の隣に座り、ユイを見た。
ぐっすりと寝ている。

 コンコン

誰かがドアをノックすると、一人の女性が入ってきた。
 迷いの無い目、何事もきちんとしているという感じの人だ。
「兄さん?いらっしゃいますか?」

「ああ、いいぞ」

 どうやら志貴の妹みたい。
 志貴に妹がいたなんて初めて知った…………。

「ああ、紹介するよ。妹の秋葉だ。秋葉、こちらはユイの友人のエレイス・ステアーだ」

「始めまして、秋葉といいます」

「はじめまして、秋葉さん」

「さんはつけなくてよろしいですよ、兄さん、朝食はまだ食べていないのでしょう?」

「ああ、そうだった。あとでいくよ」

「いえ、私が交代します。ですから」

「わかったよ、じゃ、あとはお願いな」

「はい」

 秋葉と交代し、志貴は部屋を出て行った。
 すると、ユイが目覚めた。

「う…うう…………」

「ユイ?気づいた?」

「ステアーか?よかった無事で…?ここは?」

「私の屋敷です。そこのアルクエィドさんが運んできたのです。ご朝食は食べれますか?」

「あ……その…………」

「お気になさらないでください。けが人を放っておくことはできませんから」

「じゃ、いただきます。ステアーは?」

「私は食べたわよ、シエル先輩のところで」

「先輩?」

「おはようございますユイ君。すいません、昨日はこのアーパー吸血鬼ともめてしまって・・・」

「うるさいわね尻エル」

 昨日と同じく、激しくにらみ合うアルクェイドと先輩。
もう、この人たちは…。

「お二方、ここでは喧嘩はやめてください」

「あっ」

「すいません…」

 アルクエィドとシエルさんはユイに誤る。
なんだかすごいとこだな。
 ユイが起きると、私は彼を支えながら居間へと移動した。
 にしてもここは広い。
いったい何坪くらいあるんだろう?
階段を降り、居間へつくと志貴が朝食をとっていた。
台所から、パタパタと足音が聞こえた。

「おはようございます皆さん、今日はにぎやかですねぇ〜」

「おはようございます琥珀さん」

 そうか、彼女は琥珀というのか。
にしても和服に割烹着、よく似合っている。
 私はユイを座らせ、私も隣に座る。

「えっと、ユイさんでしたっけ?朝食は和風ですがよろしいですか?洋風がいいですか?」

「じゃあ、洋風で」

「エレイスさん、朝食は…」

「私はいただきましたからお構いなく」

「は〜い」

 そういって琥珀さんは台所へと戻った。
食事はいたって静かで、食器の音しか聞こえなかった。
まっ、よくこんな静かに食事ができるものだと私は思った。
さすがに周りの状況から、しゃべらないほうがいいかなと思った。
 琥珀さんが、朝食を持ってくると、ユイはいただきますといい、フォークを持つ。
個人的にも初めてな静かな食事が終わり、私達はリビングで志貴やシエル先輩、アルクエィドたちと話を始めた。
 志貴とシエル先輩が私達と同じ高校、吸血鬼のことなど(簡単に説明されただけだけど)。
半分信じれない話だったけどシエル先輩とアルクエィドの戦闘を思い出したら信じられずにはいられなかった。
そうしていると私は何か忘れていることに気づいた。
・・・・なんだろう・・・・・すごく大事なことを忘れているような……あっ、学校…………やばっ……
時刻を見るともう11時になろうとしていた。

「ユイ、学校、」

「あっ…………」

「大丈夫だよ、学校は休みだよ」

「へっ?」

 シエル先輩が隣でクスクスと笑っていた。

「お馬鹿さんですね、今日からしばらく学校が休校になっているんですよ、聞きませんでした?」

「「あっ…」」

 私達は声をそろえて休校だということを思い出した。

しまった、うっかりしていた。

「ねぇねぇ志貴、外に出ようよ。いい天気だよ」

「んっ?そうだな」

「いこ〜いこ〜」

 アルクエィドがなんだか子供にも見えた。
そう思っていると後ろからすごい威圧感を感じた。

「!?」

 後ろを見なくても誰がその威圧感を放出しているかわかる。
シエル先輩だ。

「遠野君、私達も一緒に言っていいですよね?」

「そりゃ〜いいけど」

「何であなたも来るのよ」

「あなたと遠野君だけにするわけにはいきませんから……」

 こわっ。
額の血管が浮き上がっているよ…。

「いいじゃないあなたはいつも学校であっているのいるのだから」

「だからです!」

「早く行こ志貴」

 志貴の腕を引っ張るアルクエィド。
それを追いかけるシエル先輩。
 私達も彼らについていくことにした。








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