『 宿直 』 警護隊長ウナスはいつもファラオの側にいた。そしていつも見ていた。愛しいナイルの姫がファラオに愛される様を。ほっそり見える肢体に似合わぬ豊満な乳房と濃い恥毛を。敏感に反応する様を。乳首を吸われるとうっとりとなり胸を高々と突き出し始める。優しく噛まれると身悶えし、艶色の吐息を繰り返す。つぶれそうなくらい力いっぱいつままれるとベッドがきしむほど腰を上下させ始める。意地悪な笑みを浮かべたファラオは力を緩めぬまま姫の脚が自然と大きく開くのを待つのだ。 ある日、姫がいつものように脚を拡げ愛撫を待っていたそのとき、ファラオはミヌーエ将軍からの呼び出しで政務の間へ向かわれた。私は姫の警護のため残った。 このようなとき、欲求を満たされぬ姫は自慰にふけることがたびたびあった。 今日もファラオは朝まで帰ってこないことを察したのだろう。枕元の箱から止め具を出し乳首を挟んだ。「あ・ふぅ」吐息が聞こえる。腰がヒクついているのが月明かりではっきりとわかる。左中指と人差し指で花びらを大きく押し広げ右手でご自分を擦りあげ始めた。恍惚の表情・・・。いつもなら箱からファラオが作らせたファラオ自身と同じ形をした"もの"をお使いになるのだが今日は出す気配がない。 「ウナス出てきて」。えっ!?密かに覗いていたことに気付かれ目を伏せてじっとしているとさらに「ウナス出てきなさい!」と荒げた声が。姫が目に入らぬよううつむいて出て行くと顔を上げるように言われ視線を上げると・・・ご自分を開いたままの姫がいた。私は慌てて視線を下げた。 「ウナス、いつも見ていたのは知っています。 務めとはいえ、男性のあなたにはツライお役目でしたでしょう。でも私がどうしてほしいかはメンフィスと同じくらいわかっていますよね?だからお願い・・・」 姫のそこは狂おしげにうごめいていた。ファラオに殺されるかもしれないとの考えもよぎったが気がついたときはそこに顔をうずめていた。つぼみを噛むたびにビクンビクンと反応する姫。「あっ」しまった・・・。警備服の中の生暖かい感触は自分が耐え切れずに粗相をしたことを告げていた。 そこへちょうどファラオが戻ってきた。「キャロル、さっ続きを」。 ファラオは粗相をすることもなく姫を十分満足させご自分も満足して眠りに就かれた。 翌日からウナスは姫に恥ずかしくない男になるために女遊びにふけったのであった。 |