『 お泊まりΨ(`▼´)Ψ 』


王子と同じ鞍に乗り砂漠を渡る日々。
だがエジプトの勢力圏を抜け、ヒッタイトの勢力圏内に入った今日は地元の貴族の館で久しぶりにくつろぐことができる。
「イズミル王子様!ようこそおいでくださいました。どうかおくつろぎ下さいませ!」
初老の館の主は幾度も王子にお辞儀しながら、王子の腕の中に守られるようにして座っている小柄な少女を盗み見た。
(ははぁ・・・あれが世に名高いナイルの姫か。ヒッタイトの王子が並み居る側室・寵姫をうち捨てて異国の神の娘を娶るとはなぁ。
よほどの執心なのだろうよ。令名高いと言っても惚れた娘御との宿りだ。せいぜい気を利かせておくかのう)

条約締結のためにエジプトを訪れたイズミル王子がかの地でナイルの姫を見初め、メンフィスを出しぬいて奪い、仮とはいえ正妃冊立の宣言までしたというのはもう有名な話であった。

(もっと離れていたほうが落ち着くのに・・・・。今日に限ってどうしてこんなに見せびらかすみたいにするのかしら?)
キャロルはもじもじ身動きした。
「姫よ、子供のように身じろぎするでない。皆が見ているぞ」
王子はぐっと引き寄せたキャロルの耳朶に囁きかけた。真っ赤になるキャロル。王子はくすりと笑った。
「主、姫を先に休ませたい。子供のような身には長旅が堪えたのであろう」
「おお、それは・・・・。ではお妃様、どうかこちらへ・・・」


キャロルは久しぶりに浸かる湯に心地よく身を任せた。
香料と地中海渡りのしゃぼん草で泡立てた湯は長旅の疲れを癒してくれる。

「姫・・・・?」
唐突にイズミル王子が湯殿に入ってきた。驚いたキャロルは鼻先まで湯に浸かった。
「お、王子!どうしたの?お風呂に入って来るって一体・・・?ここは私の部屋よっ!」
「ふーん・・・・。ここの主は気を利かせて我ら二人のために部屋を整えてくれたらしいぞ。あの大きな寝台を見なかったか?」
王子は面白そうに笑うと腰布だけの姿になって湯に入ってきた。
「やだっ!向こうに行ってよ!」
「私だって疲れているのに追い出すのか?・・・・ああ、風呂は久しぶりだな」
王子は悠々と体を伸ばし、キャロルを引き寄せて膝の中に座らせた。キャロルの腰にあたる固く熱い王子の感触。
「泡が・・・こんなに。このしゃぼんというものは女をことさらに艶めかしくみせるものだなぁ」
王子は泡で覆われたキャロルの身体をまさぐった。力無い抵抗を巧みな愛撫と口説で封じながら、王子の手はキャロルの一番女らしい場所を探った。


敏感な花びらが、王子の指で弄ばれた。亀裂の上縁にある固い肉の突起はぬるぬるの泡ごしになぶられた。
「あ・・・・・っ・・・・・!」
もう抵抗するだけの力もなくキャロルは王子にされるがままだった。ぬるぬるの蜜が溢れてキャロルのそこは淫靡に潤っていた。
「せっかくの心遣いだ。このまま、そなたを抱いてしまおうか・・・?」
王子はそういうとキャロルを湯から引き出し、寝台に運んだ。
軽く拭われただけの身体は薔薇色に上気し、混乱し涙ぐんだキャロルの表情が王子を煽った。
王子は首筋に薔薇色の刻印を押し、やがて胸の突起をなぶった。キャロルは乳嘴が固くなるのを自覚した。
「何とも・・・・・艶めかしいな。子供だとばかり思っていたが・・・・身はもう・・女、か」
王子は淡いくさむらの陰の谷間を押し開き、ゼリーのような光沢を帯びた肉厚の花を愛でた。王子の言葉にまた蜜が溢れる。
「いやっ・・・・王子。こんなのはイヤ!」
王子は襞を入念に舌で味わい、溢れる蜜をすすった。王子の舌が胎内に入り込んだとき、キャロルは初めて達した。
「ふふっ・・・・」
王子は自身でキャロルの乳嘴を、首筋を、唇をなぶった。キャロルは王子の視線に命じられるまま、その情熱のたぎりを受け止めるために薔薇の唇を開き、王子自身を銜えるのだった・・・・・。

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