『 Ψ(`▼´)Ψ・6 』 キャロルは夜を恐れていた。優しく頼もしい最愛の夫君イズミルは夜になるともう一つの顔を見せる。 キャロルを愛し、極限の快感を味あわせ、羞恥に身をよじる幼い体を荒々しく刺し貫く。拷問のようにも思える長い長い愛の責め。全身をくまなく覆う優しい接吻。 全てが王子の前に開かれる。 体は大きく割り開かれ、奥深い秘密の場所は外気に晒され、しなやかな王子の指で丹念に愛撫され、味や舌触りを執拗に確かめられた。 キャロルはあられもない格好で声をあげ、体を内側から押し開き、突き上げる者に悲鳴を上げた。 あまりに強い快感はキャロルを苦しませる。だが王子はそれを喜ぶ・・・。 日もすっかり昇ったころ・・・。 イズミル王子は恥じらうキャロルを抱きかかえて閨から出、浴室に向かった。 召使い達は遠慮してさがってしまっている。 「姫よ・・・さぁ、そなたを清めよう。」 「恥じらうことはない。そなたの体はすっかり私のものなのだから。夫に体を見せるのを何故に恥じらう・・・?さぁ、だだをこねるでない。」 王子は小さな子供に言い聞かせるようにしてキャロルの白い幼い体を清めていく。王子の手が体を滑るほどにキャロルの白い肌は薔薇色に染まっていった。 王子は浴槽の縁に腰掛けさせた花嫁の奥の秘密の場所を確かめた。蹂躙の後も痛々しいその場所。王子は可哀想なことをした、と心から後悔した。 (もっと・・・いたわって大切に徐々に様々なことを教えていかねばならぬ幼い体を・・・。好きに扱ってしまった。) (許せよ、姫。だが・・・そなたのせいなのだ。そなたが私を誘い、私の獣を解き放つ。ああ、清らかなそなたを・・・どうすればいいのだ?) 珊瑚色の真珠は王子の視線に耐えかねるように震え、触れられればあふれ出す蜜に濡れ、色を濃くするのだった。 王子はそっとそこに接吻した。 「う・・・王子、いや。恥ずかしい。そんなところ・・・汚いのに。あ・・・!」 「なにもせぬ。そなたを痛がらせるようなことは・・・。だから・・・。」 秘やかな水音が浴室にこだまする。 王子とキャロルが浴室から出てきたのはだいぶ時間がたってからのこと。召使いの介添えで王子の妃にふさわしい衣装に着替えたキャロルは優雅な美しさの中に凛とした気品があふれ、王子も感嘆するほどの姿である。 (美しく気品あふれる我が妃。我が腕の中でいよいよ美しく賢く優しくあれ。) 王子は妃に手をさしのべた。王子しか知らない夜の乱れぶりとの違いが・・・冷静沈着なすぐれた若者の中に棲む好色な獣を喜ばせる・・・。 |