ゴーストの謎
ゲーム「エンター・ザ・マトリックス」で、ナイオビの部下として登場した男性・ゴースト。
ゲーム中では彼がトリニティーに片思いしているということと、彼とトリニティーは下ネタ全開で喋れるほど親しいという事実が
明らかにされる。
この男、よく働く。地味な仕事にも不平を言わない。
しかし、レボルーソンでのゴーストは、ゴーストのそんな性格を差し引いてもあまりに目立たない。それに、トリニティーとの友
情をあれほど細かく描いておいて、レボルーソンの筋にまるで反映されていない。ゲームでゴーストが名を売った
意味はどこにあったのだ。
もう少し活躍するシーンがあっても良かったのではないか。よもやカットか?
あまりにも影が薄い上、ラストの祝うシーンに至っては全く姿が見えない。
それで彼には死亡説が出ている。戦闘またはハンマー号がドバーンと乱暴に入港した際の衝撃で
死んだのではないかというものだ。
しかし、エンター・ザ・マトリックスで「何かのせいではなく何かのために死にたい」と言っていた彼が、
誰にも気づかれずひっそり死んだというのはあんまりである。
死亡説を採る場合、死ぬシーン周辺に何か問題があり(よもやトリニティ絡みか?)カットされたと考えられる。
またはただのスケジュール合わせ失敗か。
生きてはいるが画面には映っていないという事も考えられる。
祝うシーンが撮影終盤に大急ぎで撮られ、ゴースト役のアンソニー・ウォンが間に合わず、「居なくても、どっかで生きていると
観客が想像するだろう」とそのままにしてしまったというもの。
ゴーストがどうなったにしろ、劇中での扱いは大変いい加減である。
何らかの撮り直しが行われ、その弊害でただでさえ影の薄いゴーストがますます薄くなった事についてはフォローが行われず
観客の想像にゆだねられた、そんな風にも思える。■
|