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<椋&朋也その後>


 俺が椋と付き合い始めて約2ヶ月が過ぎた。
思えばあのころは本当に椋のことが好きだったのかはよく分からなかった。
しかし今は違う。
俺は椋のことを心から愛している。
そのせいか学校では俺たちは一緒にいることが多くなり冷やかされるようになった。
そして夏休み間近の日曜日、俺たちはデートの約束をしていた。

 日曜日、俺が目を覚まし時計を見ると・・・
朋也 「やべ、約束の時間過ぎてんじゃん!!」
俺は急いで用意をし家を飛び出した。

朋也 「はあ、はあ、わりい!待たせちまって」
俺がそう声をかけると椋は嬉しそうな顔で話しかけてきた。

椋  「大丈夫です。あの、私も今来た所ですから。」
なんていつもの会話をして昼飯を取った。

洋服屋、100円ショップなどを見て回り、あたりも暗くなって来たので帰ろうと思っていた。
そして俺は言った。

朋也 「今日はもうこれで帰るか。」
椋  「はい。そうですね。」

そして帰り道、二人手をつないで帰っているとふと、椋が何かを考えていた。

朋也 「どうしたんだ?椋。」
俺がそう聞くと椋は少し困ったような顔をして言った。

椋  「あの、朋也くんは卒業をしたらどうするつもりなんですか?」

突然聞かれたことに俺は少し答えに困った。

朋也 「俺は適当に就職しようと思ってる。そう言えば椋は看護婦になるって言ってたよな?」
椋  「そのことなんですけど、朋也くんにお願いがあります。」

俺は驚いた。
まさか椋からそんなことを言われるとは思っていなかったからだ。
俺はそのまま聞いてみた。すると、

椋  「あの、もしよかったら私と一緒に医師の勉強をして2人で医者をやりませんか?」

俺は答えに困った。
なにせ俺はそんなことを考えたこともなかったし、考えたくもなかったからだ。
そんなことを考えていると次の言葉が聞こえてきた。

椋  「朋也くんが勉強が嫌いなのは分かっています。でも、このままだと朋也くんのためにならないと思って・・・」

椋は少し泣きそうになっていた。
しかし、この俺にどうやって勉強をしろと言うんだ?
医者のことなんて全然知らないし勉強嫌いな俺に。

朋也 「なあ、気持ちは嬉しいけど、俺医者のことなんか全然知らないし勉強嫌いなんだ。だから・・・」

そう言いかけたときに椋が口を開いていた。

椋  「それは分かっています。でも、朋也くんと一緒にやりたいんです。勉強なら私が一緒にします。だから・・・」

そう言って椋は泣いてしまった。
俺は心から嬉しかった。
椋はここまで俺のことを考えてくれていたのだから。
そして俺は言った。

朋也 「分かった。な、俺もがんばって見るから泣くな。」
俺がそう言うと椋の顔に笑顔が戻った。

椋  「本当ですか?それなら私夏休み中は朋也くんの家に泊まって毎日勉強を教えます。」

・・・・・・俺はどうしようかと思った。
勉強するのはいいけど俺の家に泊まるとなるとそれは大変なような気がする。
あのクソ親父がいるしそして何より杏が許さないだろうと思った。

朋也 「それはいいけど・・・お前の家は大丈夫なのか? 俺みたいな不良の奴の家に泊まって許してくれるのか?」
椋  「それは大丈夫です。多分お姉ちゃんが何とかしてくれます。」

そうか、ならいいやと思って帰り際にキスをして自分の家に帰った。


チリリリリリ、目覚ましが鳴っている。
おれはそれを止めて目を覚ました。
夏休み前最後の日俺は珍しくちゃんと起きた。
そして身支度をして家を出た。俺は藤林家に向かった。
ピンポ−ン、インターホンを鳴らした。すると・・・

椋  「あ、朋也くん。おはようございます。」
朋也 「ああ、おはよう。それよりその格好・・・」

椋は自分の服装を確認すると真っ赤になって家の中に戻って行った。そして俺はずっと待っていた。

椋  「すみません。待たせてしまって。」
朋也 「大丈夫だ。それに俺は好きでここで待ってたんだしな。」

そう言って手をつないで学校に向かった。
その間たくさんの視線が集まったような気がした。
そして終業式が終わった。

椋  「朋也くん、一緒に帰ってもらっていいですか?」
朋也 「ああ、いいぜ。」

そして手をつないで学校から離れた。
朋也 「ああ、そう言えば昨日の件どうなった?」
そういうと椋は言った。

椋  「はい、OKだそうです。なので今日から朋也くんの家に行きます。あの、いいでしょうか?」
いつになく控えめな聞き方。俺はその仕草をかわいいと思った。

朋也 「ああ、俺はかまわないぜ。じゃあ今日はお前の家に荷物をとりに行くな。」

椋はわかりました。と言うと帰って行った。
俺も帰って、すぐに椋の家に行った。


朋也 「椋、いるか〜?はやくこい。」
そういうと、は〜いと言う声が聞こえた。するとすぐに椋が出てきた。

朋也 「用意はできてるか?」
俺が聞くとすぐにはい。と返事が返ってきた。

朋也 「じゃあ、行くか。」
そう言って自分家に向かった。

椋  「ここが朋也くんの家ですか。案外普通ですね。」
案外? 俺はそう思ったが気にせず家に入れた。

椋  「おじゃまします。」
そう、控えめな声で言った。

朋也 「で、部屋はどうする?俺と同じにするか?それとも違う部屋にするか?」
椋は少し悩んだあとに答えた。

椋  「やっぱり同じ部屋がいいです。」
そう言われたので俺は承諾した。
そして荷物を整理し、すぐに勉強を始めた。
やっていると真横から椋の声が聞こえドキッとした。
椋  「朋也くん、そこ違います。」
そう言ってすぐに教えてくれた。ああ、俺はなんて幸せなんだろう。そう思った。


そして何日後かの夜、椋が何か言っている。
椋  「あの、あの、朋也くんと同じ布団で寝てもいいですか?」
椋は顔を真っ赤にしてそれだけのことを言った。
俺は答えに困った。年頃の女の子を自分の布団に入れるべきなのかどうか。

椋  「恋人同士なんですからこういうこともありだと思います。それに朋也くんが望むなら、その・・してもいいです。」
そうだこいつは本当に俺のことが好きなんだ。
いや、愛しているのかもしれない。なら俺もそれに答えようと思った。
朋也 「分かった。一緒に寝よう。」
俺は少し照れながら言った。
そして寝る前にキスをして二人見つめ合って寝た。


そしてそんな日が過ぎていき医学も分かってきた頃夏休みが終わった。
学校が始まって授業になった。すると先生を始めいろんな奴がじっと俺を見ていた。
俺は不思議に思った。そんな時横から春原が声をかけてきた。

春原 「おい岡崎、お前どうしたんだ?」
俺は何が変なのかと思い聞いて見た。
朋也 「なあ、何が変なんだ?」
すると・・・
春原 「何ってお前そんなにまじめに勉強する奴じゃなかったじゃないか。」
おれはああ。と思ってちらりと椋のほうを見た。すると椋は嬉しそうだった。
先生 「おい、これ分かる奴いるか?」
先生が言った。俺はすぐに手を上げて答えた。
朋也 「ここはこうなってこうだと思う。」
みんなが驚いていた。不良だった俺がここまでできるとは思わなかったのだろう。
そして学校が終わった。
椋  「朋也くん凄かったじゃないですか。」
朋也 「これも全部椋のおかげだな。」
そう言っていつものように帰った。

次の日・・・
学校へ着くと異変が起きた。
椋  「朋也くん、大変です。お姉ちゃんが・・・・・・」
椋は泣きながら訴えた。
朋也 「おい、杏がどうかしたのか?」
俺は聞いた。すると・・・
椋  「お姉ちゃんが交通事故にあって意識不明だそうです・・・。」
俺は驚いた。あの杏が?何かの間違いだと思った。


そして授業をサボって隣町の病院に行った。
「507号室 藤林杏」 開けて中に入った。そして・・・
杏  「あれ?二人ともどうしたの?」
俺たちは唖然としていた。意識不明じゃなかったのか?
杏  「二人ともお見舞いに来てくれたのね。ありがと。」
横を見ると椋が泣いていた。
椋  「お姉ちゃんよかった。」
泣きながらそういった。ちょっとどうしたの?と困っている杏に言った。
朋也 「お前が意識不明って言われたからきたんだけど・・・」
杏はあっちゃ〜といった。
杏  「それは事故にあったもう1人の人よ。」
そう聞いて少し話をして俺たちはホッとした。そして学校に戻った。
椋  「今日は大変でしたね。ご迷惑をかけてすみませんでした。」
俺は言った。
朋也 「気にするな。あれだけのことだったんだし。それにもしあれがお前だったら吹っ飛んで言って治るまでお前の横にいたしな。」
椋は顔を真っ赤にしてありがとうございます。と言った。そして俺たちは帰った。


・・・・・・・・卒業式・・・・・・・・・・・・・
ついに俺たちは卒業になった。
俺と椋は近くの医学学校に通うことになった。
そしてこのメンバーとの最後の別れ・・・

朋也 「じゃあな春原。また、会えるといいな。」
俺たちはお互いにそう言った。見ると椋の周りにはたくさんの女子がいた。全員占いが目的らしい。
椋  「すみません。先に帰っててもらえませんか?」
椋に言われた。しかし俺は
朋也 「いや、お前が終わるまでまってるよ。」
そう言ってずっと待っていた。
あたりが暗くなって来た頃椋の占いが終わった。

椋  「すみません、待てせてしまって。」
朋也 「気にするな。それより椋のその制服もう見られないんだよな。ちょっと来い。」
俺は手を引いて走った。向かう先はゲームセンター。

朋也 「椋、大丈夫か?」
椋  「はい。大丈夫です。それよりもどうしてこんな所に?」
不思議と思っている椋に俺は言った。
朋也 「これだ!!」
そう言って指して先そこにはプリクラがあった。
朋也 「せっかくだし記念に撮ろうと思ってな。」
椋  「いいアイデアです。そうしましょう。」
俺たちは記念に撮った。今日のこの日が永遠の思い出になるように・・・・


・・・・・・・・・・2年後・・・・・・・・・
俺たちは結婚をした。そのときには春原や幸村をよんだ。みんな俺たちを祝ってくれた。
そしてそれから2年後・・・・・・・・・・
医学の勉強を終えた俺たちは晴れて医者になった。俺は医師に、椋は俺をサポートする看護婦になった。
朋也 「椋、今の患者の容態は?」
椋  「はい。今の所は以上なさそうです。」
朋也 「そうか。」
などと毎日が忙しくなっていた。
そして俺たちは子供を作り、いつまでも幸せに暮らしていた。
終わり
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜あとがき〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
こんにちは。護り屋(15)です。今回は藤林椋再生計画のために1つ書きました。
このような恋愛ものは初めてだったので、
いたらない所もあるかもしれませんが読んで下さってありがとうございました。
これからも少しずつなにかをやっていこうと思っているのでよろしくお願いします。
2004年7月