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4月29日 みどりの日 GWの最初の日だというのに、俺は一日中姉貴の部屋にいた。 理由は姉貴が風邪を引いたためそれの看病だが、正直そっちはどうでもいい。 本当のところは風邪よりも失恋のショックの方が気になっていた。 ふと、どうしてこうなったのかここ2,3日のことを思い出してみた。 27日。貴明とこのみが『恋人』になる。それと同時に姉貴の失恋確定。 その夜、ヤケ酒につきあわされる。 28日。姉貴、二日酔いのため学校を休む。 俺が帰ってきてみると39度近い熱を出してぶっ倒れてる。 29日。お袋に事情を話したところ、ついているように言われる。 「で、今に至るか」 一通り思い出した後、姉貴のほうに目を移した。 今は熱も下がって安らかな寝息を立てている。 「酒に弱ぇのにあんなに飲むからだぜ」 ため息をつきながら俺はすでにぬるくなった濡れタオルをかえた。 「ん〜…………?」 「お?目ぇ覚めた?」 ぼんやりとした目で辺りを見る姉貴に俺はそう声をかけた。 「雄二?……あ〜、そうか・・・悪いわね、一日中つき合わせて」 状況を思い出したのか姉貴は苦笑を浮かべながらそう言った。 「別にいいって。特に予定もなかったし、日ごろの恩返しとでも思えばな」 「そう……ありがとね」 そういってから姉貴は何もしゃべらなくなった。 しばらく沈黙が続いた後、コンコンとノックと音が聞こえてきた。 姉貴が返事をすると、家政婦が入ってきた。 「雄二さん、夕食が出来ましたよ」 「ああ、ありがとう。すぐ行くよ」 そういって俺は立ち上がって部屋を出ようとした。 「姉貴は?」 「ん……いいわ、あんまり食欲ないし……食べる気分になれないの」 沈んだ声です答えた後、姉貴は布団に潜り込んでしまった。 やはり調子が狂う。 姉貴がこんなだとこっちまで気がまいってくる。 飯を食い終わった後、俺はキッチンに立っていた。 姉貴に飯を作ってやるのだ。 「たくさん借りはあるからな。昔からのも含めて返すか」 そういって俺はなれない手つきで野菜を切っていった。 コンコン 「姉貴〜、いいか〜?」 ノックのあと、少し経ってから、小さいけど返事が返ってきたのを確認して、俺はまた姉貴の部屋に入った。 「どうしたの雄二……って雑炊?」 「おう」 体を少し起こした姉貴がまず指摘したのは、俺が持っていた野菜の大きさもバラバラで、底の方が少し焦げ付いてしまった雑炊だった。 雑炊を焦げ付かせるなんてそうできないぞ、俺。 「……雄二が作ったの?」 「な、何で分かったんだ?」 「だって見た目からして……ねぇ」 言われてみればそうだ。いつもの家政婦さんが作っていればもっと良い見た目をしていただろう。 「どうしたのよ、本当に……雄二らしくないわね」 姉貴は本当に不思議そうな顔をしてそう言ってきた。 「だから恩返しだって。普段はしてやれるようなことねぇから」 照れくささ混じりでそう言うのが精一杯だった。 本当は落ち込んだ姉貴を見たくないってのがあるけど、それを言うと姉貴に負担をかけるような気がしたのであえて言わなかった。 「そう……ありがとうね。でもさっき言ったけど食欲無いのよ」 すまなさそうに謝る姉貴を見てなんだか罪悪感が生まれてくる。 しかしここでひいてはダメだ! 食わないと体調も戻らないし、気分も沈んだままだ。 昔、姉貴も俺にそう言って半ば無理矢理にメシを食べさせたことがある。 しかたがない、そのときの姉貴と同じ方法でいこう。 「そうか……なら仕方ないな」 そう言って俺はレンゲで雑炊をすくい上げ自分の口に運んでいった。 「悪いわね、本当にせっかく作ってくれたのに…………!?」 姉貴の言葉を遮る形になったが唇を重ねて姉貴の口に雑炊を流し込む。 姉貴は目を白黒させて、俺が流し込んだ雑炊を飲み込んだ。 あれは今から10年ほど前、俺がおたふく風邪で寝込んでいるときだった。 おたふく風邪ってのは、かかると食べることはおろか、しゃべることもつらいほど耳の後ろの所が痛いのだ。 そんなだから、一日中食わず、しゃべらずで過ごしている日が続くことがあった。 そんなときに姉貴がわざわざ雑炊を作ってくれたのだ。 「調子が悪くても、痛くてものが食べられなくても、ちゃんと食べないと治らないわよ」 そう言って俺に口移しで雑炊を食べさせてくれた。 その後、『お姉ちゃんに感染る』とか『お姉ちゃんのファーストキスとっちゃった』だと半べそで言ってたら 「弟がお姉ちゃんに遠慮とか心配なんかしない!それにあんたは弟なんだからノーカウントよ!」 と言って怒られた。 そう言ってもやはり恥ずかしかったらしく、その後姉貴は真っ赤な顔をしていたのを覚えている。 それでもなんだかんだで、姉貴は最後まで食べさせてくれて、俺が寝るまで手をつないでいてくれたのだ。 「……っはぁ!雄二!?」 「よし、食ったな。じゃもう一回……あだだだだだだだだだだだだ!!」 俺がレンゲを手に取るよりも早く姉貴の右手が俺のこめかみをとらえた。 しかし、そのアイアンクローは風邪のせいかいつもの威力はなかった。 「な、何考えてんの!あんた!!」 「い、いや……調子悪くてもメシ食えって言ったのも姉貴だし、口移しで雑炊食わしてくれたのも姉貴……あだだだだだだだだだだだだ!!」 再び姉貴のアイアンクローが見事に決まった。 やはりいつもの威力は無かったけれど、少しはいつもの姉貴に戻ってきたようだ。 「そ、そんな昔と今を一緒にしない!!」 「いやでも、弟はノーカウントって言ったのも姉貴だし……あだだだだだだだだだだだだ!!」 威力はなくとも長い間やられると効いてくる。そろそろ放してもらおう。 「あ、姉貴!と……とりあえず放してくれ」 「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…」 姉貴は真っ赤な顔をして肩で息をしている。 「で……どうする?また食べさせようか?自分で食う?」 「食べる!食べるから!」 そう言って鍋とレンゲをひったくると姉貴はレンゲを自分の口に運んでいった。 『あ……間接キスじゃん。……まぁ、いっか。弟はノーカウントだし』 「あ……」 姉貴も気づいたのかさっきより顔が更に赤いような…… 「あだだだだだだだだだだだだ!!」 無言でアイアンクローが来た。油断していただけに結構効いた。 「い、いや!今のは俺悪くねぇぞ!」 「元はといえばあんたのせいでしょう!」 そんな言い争いをしているうちに姉貴は俺が作った雑炊を全て食べていた。 「ごちそうさまでした」 「はい、おそまつさんでした」 姉貴は手を合わせて俺にそう言った。 「ありがとう」 「いいって。言ったろ、恩返しだって。他にもずいぶん借りはあるんだから、風邪引いてる間は姉貴の言うこときくよ」 恩返し云々よりも俺が出来ることをして姉貴がいつもに戻れることが出来ればと言う思いの方が強かったが、照れくささもあってとりあえずそう答える。 「そう……ならもう少しお願いできるかしら?」 「……まぁ、出来る範囲でなら」 「別におごれとかそんなんじゃないわよ。えっと……」 姉貴は軽く笑った後、なぜか顔を赤らめた。 「体……拭いてくれない?」 「……………………………」 一瞬時が止まった。どうやら姉貴はスタンドつか……じゃなくて 「ほら、昨日一昨日とお風呂入ってないでしょ?だからほら気持ち悪いなって」 姉貴は顔を赤らめてもじもじしながら俺に言い訳するように言う。 一瞬なにかイケナイ事を考えてしまったような気がする。 「……おっけー。んじゃ待っててくれ。タオルとか持ってくるから」 「あ…うん、お願い」 お盆に鍋やらレンゲを置いて俺は部屋を後にする。 顔が真っ赤で心臓が強く打っているのが自分でも分かる。 落ち着け、落ち着け俺! あれは姉貴だ!血が繋がっているんだ! 傍若無人、唯我独尊を地で行く女なんだ! いくら背が高くて、ボン、キュ、ボンで年上で俺の好みを全て満たしているからと行ってもあれは姉貴なんだ! ……そうなんだよな俺の好み全部満たしてるんだよな……。 前なんかイメチェンした姉貴をナンパしたことあるし……。 ……もしかして俺って……シスコン? 自分を落ち着かせようとして逆に墓穴を掘ってしまったような気がする。 とりあえず洗面器とタオルを持って姉貴の部屋まで戻ってきた。 なんか気まずいというか恥ずかしいというか……複雑な気分だ。 しかし、いつまで突っ立って居ても仕方がない。 俺は意を決してドアを開けた。 「え?」 「………………」 扉の向こうにはお姉ちゃんがいました。 パジャマの上を脱いだお姉ちゃんがいました。 固まる俺と姉貴。どうしたらいい?どうしたら!? 「あ〜……きてくれたのね。ありがとう。でもノック位はした方が良いわよ?」 はい、その通りです。今のは俺が全面的に悪かったです。 ていうかお姉様、顔を赤らめて照れながらそんな台詞を言わないでください。 まだ枕ぶん投げられた方がマシです。 「あ〜……わりぃ、忘れてた」 「いいわよ、拭いてもらうんだし。……どうせ見ることになるんだし」 だから妙に女の子女の子した仕草をやめてください。 でも口に出すと変に意識される……ここは普通を装え! 「そっか……んじゃ拭こうか?」 「ええ、お願いね」 そう言って姉貴は俺に背中を向けた。 「ほら、終わったぜ」 タオルを洗面器につけながら俺は姉貴にそう言ったなんて言うかもうイッパイイッパイだった。 疲れた。非常に疲れた。体育のマラソンした方が幾分マシだろう。 「……雄二、悪いんだけど……」 「ん?まだ頼み事でもあるのか?」 何か言いたそうな姉貴のそぶりに気づいた俺はそう聞き返した。 様子からみて何か頼み事があるのは間違いない。だが、その内容の検討がつかない。 しかし、姉貴の口から出た言葉は俺の予想を遙かに超えた内容だった。 「その……前もやってくれない?」 ………………………………………はい? 前って事はあれですか?パジャマの前をはだけてから拭けと? なんだ、意外に理解してるじゃないか、俺。 って、そうじゃなくて…… 「その……裏側とかあせもになったらいやだし……」 裏側?……ああ、そう言うことか。 あれだけデカけりゃそう言う心配もあるのか。 って、そうじゃなくて・・・ 「あと……拭いた後で着替えたいんだけど……」 …………もういいです、参りました。 今日一日は姉貴のわがままにつきあってやることにしよう。 「わかった、とりあえず着替え持ってくるな」 「あ、うん。……ありがとうね」 俺は後ろを向いたまま手をひらひらと振ることしかできなかった。 で、再び姉貴の部屋の前。手には姉貴の着替え(ショーツ込み)。 とりあえずさっきのような失敗をしないためにノックをするとしよう。 コンコン 「姉貴〜、持ってきたぜ〜」 そのあとで、やっぱり小さかったけど返事が聞こえてきた。もうあんなドッキリは無いだろう。そう思って俺は扉を開けた。 「ご苦労様、雄二。早速で悪いけど拭いてくれる?」 「……………………ぉぅ」 姉貴の姿はベッドの上で上半身だけ起こして、パジャマの前をはだけた姿だった。 姉貴、いくらまた拭くからって……ボタンくらい止めておこうよ。 まぁ、んなこと言ってても仕方がない。早めに終わらせてしまおう。 俺の頭がおかしくなる前に……。 「んじゃ、横になって」 俺がそう言うと姉貴はすぐにベッドにごろんと横になった。 もしかしてこの人もう元気なんじゃないだろうか? まぁ、いいか。わがままにつきあうって決めたの俺だし。 そう覚悟を決めると、俺は姉貴の体を拭きはじめた。 「はい、おわったぜ〜」 バテた。マジでもうバテた。 フルマラソン走った後はこんな気分なんだろうか? かすかな達成感と手に残った姉貴の感触が……ってなに考えてんだ、俺。 「えっと……雄二、またまた悪いだけど……」 まだなんかあんのか? いや、もういいよ。着替えを手伝ってくれとでも言うのだろう。 「下も……拭いてくれない?」 予想外だった。外角低めの変化球をまっていたのに、内角高めにまっすぐが来たくらい予想外だ。ついでにいうと危険球だ。もうそれくらい予想外だった。 「えっとね……」 「ああ……もういいって。拭くから、わざわざ言わなくても」 聞くとこっちも気まずくなる。 「んじゃ……拭きますよ」 先ほどよりも早く、しかし重大な決意をして俺は姉貴のパジャマに手をかけた。 「はい……終〜了〜」 なんていうかここまで来るともう逆に楽しくなって……こないな。うん。 「ついでに着替えも手伝おうか?」 「え……いや、それはいいわ……」 顔を赤らめてやんわりと断る。まぁ、当然か。 「……でも着替えた後でお願いがあるから、ちょっと待っててちょうだい」 そう言ってから姉貴は着替えはじめた。 何となく見るのが恥ずかしくて俺は部屋の外で待っていた。 「で?おねがいとは?」 姉貴の着替えが終わってから俺はまた姉貴の部屋の中にいた。 「……今日は……一緒に寝てくれない?」 「……え〜っと?」 「今日はここで一緒に寝てくれない?」 「…………え〜っと?」 「今日は、ここで、このベッドで、一緒に、寝てくれない?」 「………………………………」 本日最後の予想外は、最後にふさわしく、逆転満塁サヨナラホームラン級の予想外だった。 で、結局姉貴に腕枕までして一緒に寝てる俺。 まさか腕枕をする初めての相手が姉貴とは…… 「ありがとうね……雄二。私のわがまま聞いてくれて」 「いや……まぁ……いいけどな……恩返しだって言ったし……」 オチはやはり明日になったら俺に風邪がうつっているんだろうか? そしたらやはり今日俺が姉貴にしたようなことを、姉貴が俺にするんだろうか…… んなことされたら死ぬぞ、俺。 「あのさぁ、雄二……途中で寝ても良いから愚痴聞いてくれる?」 「ああ、いいけど……」 ありがとうねと小さく答えてから姉貴はゆっくり話し出した。 「私ね、タカ坊のことが好きだった。タカ坊のためだけに九条院からこっちに戻ってきたの。……だけど、全く意味無かったわ。私が戻ってきたときにはもう、あの子達がくっつくのが分かり切ってたから。それでも何とか、少しでもタカ坊を私の方に振り向かせようと色々やってみたの。……それでもタカ坊には世話焼きなお姉ちゃんとてしか意識してなかったみたいだけどね……」 「姉貴……もう言わなくて良いから……辛いんなら言わなくて良いから」 俺は姉貴の頭をなでながらそう言った。もうこれ以上この話題を続けさせたくなかった。 「どうしたのよ、私が聞いて欲しいって言って話してるんだから……」 「だったらせめて泣きやんでから話してくれよ」 「え……?」 姉貴は泣いていた。姉貴は自分では気づいていなかったようだが、貴明の名前を出した時点ですでに目に涙を浮かべていたのだ。 「後押ししちまったことや、告白できなかったことを後悔して、それで泣いて落ち込んでんのに、わざわざまた自分から傷つくことねぇだろ!!」 思わず、声が大きくなる。 なぜか、理由は分からないけど、こんな姉貴を見ることに腹が立った。 「雄……二……」 姉貴は声をしゃくり上げて、俺の腕にしがみついて泣いている。 俺はそんな姉貴を見ていられなくて、ゆっくりと抱き寄せた。 こういう事をするのは本来恋人のすることで、俺がすることではないのだろう。 俺は姉貴の弟だ。それは分かってる。 だけど今、この姉貴を放っておくことが出来なかった 「胸、貸してやるから。思いっきり泣けよ」 「……ゆぅ…じ………ゆうじぃ……!!」 大声は出さず、弱々しい声でしゃくり上げながら、ずっと俺の名前を呼んで、思いっきり泣いていた。 姉貴はいつの間にか、寝息を立てていた。 寝る直前まで泣いていたせいか目が真っ赤だ。 「俺たちを甘えさせることは得意でも、甘えることは下手なんだな……」 俺は姉貴の髪を撫でながらそんなことをつぶやいていた。 「貴明にふられてもさ、姉貴はいい女なんだから……すぐにいい男が見つかるさ」 俺は寝ている姉貴に向かってそんなことを言っていた。 「でもとりあえず……今は……いつもの姉貴に戻ってくれよ?それまでは……」 言い終わる前に俺の意識も安らかな闇に溶けていった。 「……ぅじ……うじ……ぅうじ……雄二!!」 「んあ!?」 朝起きるなり、いきなり床と天井がひっくり返った。 「ぃっつぅ……いきなりなにすんだよ!」 「いつまでも寝てない!時計見てみなさい!」 言われて時計を見てみる。 8時5分 「……な!?」 「待っててあげるから、早く着替える!朝ご飯はおにぎりでもくわえて行きなさい!」 「お、おう」 いつもの通学路をいつもとは違うメンバー……姉貴と二人っきりで走っていく。 「まったく……昨日は頼りになると思ったら、やっぱり雄二は雄二なのね」 「ん……んん……っは!仕方ねぇだろ!なんだかんだで俺が寝たの姉貴が寝た後だったんだからな!」 おにぎりを飲み込みながら、姉貴と言い争いながら走っていく。 そんな姿を姉貴はやれやれといった感じであきれている。 「ここまでくれば大丈夫かしら?」 あたりに他の生徒達がちらほら見え始めたところで、姉貴が足をゆるめた。 俺はと言うと、膝に手をついて肩で息をしている。 俺の呼吸が少し落ち着いてから、姉貴は歩き始めた。 「……そういえばさ」 「あ?」 口の中にお茶を一気に流し込んでるときに姉貴がふと話しかけてきた。 「昨日のあれ、いつものあたしに戻るまで・・・の後、なんだったの?」 「ぶはぁ!!」 思わず口の中のお茶を吹き出す。 「まったく、きたないわねぇ」 「き、聞いてたのか!?」 「まぁ・・・寝ぼけながらだけどね・・・で、結局なんだったのよ?」 「言えるかぁ!!って、あだだだだだだだだだだだだ!!」 アイアンクロー炸裂。どうやら完全にいつもの姉貴に戻ったらしい。 「言いなさいよぉ!!」 「い、言えるかぁ!!」 葉桜になった桜が立ち並ぶ通学路の中で、俺の叫び声が響いた。 あのとき俺が言おうとしたこと、それは 『いつもの姉貴に戻るまで、それまでずっと俺が一緒にいるから』 おしまい ●はい、今回は日エロにタマ姉初参戦ということで、R-0515さんのSSを採用させて頂きました〜。 日エロ同盟ではダントツのエンカウント率ですが、当サイトでは意外にもこれが初めて。 これはやっぱ『リアルタマ姉』という異名を付けられているわたしのささやかな抵抗なのだろうか…。 ●タマ姉といえば、きわどい大人の魅力溢れるネグリジェとか非常に似合いそうですが、 ここは敢えて少女趣味的な柄のパジャマで挑んでみる。 しかし、東鳩2NO.1のエロさを持つ彼女には縞パン紐パンは外せねえぜ!!ΣG(+□+) ●そういや、世間では『このみENDはタマ姉シナリオのBAD END』とか魁大先生のような噂が まことしやかに流れてますが、それだけこのみとタマ姉の存在意義が東鳩2内では大きく、 二人は対極の存在に居るという事ですかね。 「ずっと一緒に居た大好きな幼馴染み」と「今でも忘れられない大好きな幼馴染み」という 言葉を思い浮かべて東鳩2をプレイするとまた違った面白さが発見できるかも。 ●おまけ。 そういや、明日は待望の天上天下13巻の発売日ですよ。 きみうた蝶推薦学園バトル漫画なので、この機会に未読な方はネカフェあたりで全巻読破しるw |