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〜星に願いを〜
ぎょわーん、ぎょるぎょる…ぎょんっ、ぎょぎょぎょ、ぎょっぎょーん…。

「うっとり…」
ことみは演奏を一通り終えていつもの恍惚モードに入る。
放課後、いつもの俺達の溜まり場である演劇部の部室。
正式に言うと演劇部では無いが、まとまりを持った個体という感じがして俺は好きだ。

外からは野球部の金属バットの打撃音や陸上部の掛け声が聞こえてくる。
この学校に来てから何の部活にも入らなかった俺だったが、形は無くても何か一つの事に
みんなで向かっているという気がして、この演劇部は居心地が良かった。

「それなりに聞けるようになったが…殺人音波は相変わらずだな」
先ほどのことみのヴァイオリンの演奏を辛口評価する。
確かにあの忌まわしい殺人音波は相変わらずだったが、
それ以上に優雅に演奏することみの姿の方に目を奪われてしまう。
ああ、やっぱり俺はこいつの事を好きになったんだな、と思う。

「それでも随分上手くなったと思うぞ。日ごろの努力の賜物だな」
そういって、ことみの頭を撫でる。俺と同じ歳だが、何処と無く漂わせる幼い少女の雰囲気で
ついつい彼女を子供っぽく扱ってしまう。今度はことみの髪の毛を梳かすように撫でる。
サラサラしていて、とても綺麗だった。

「大好きな人となら、いっぱい、いっぱい頑張れるの」
そう言って俺の体に抱きついてくる。
不意打ち。そんなことみを一層可愛らしいと思い、俺の方からも彼女を抱きしめる。

夕暮れの旧校舎、俺たち以外に誰も居ない教室。彼女の甘い香り。
俺はことみの唇に、自分の唇を押し付けた。

「んっ…ともや…くん」
ことみは体を俺に預けて、キスを受け入れてくれた。
俺はすかさずことみの上着のボタンに手を掛ける。

「…!」
ことみのからだが強張る。
「朋也くん、駄目なの…こんなところで…杏ちゃん達が来ちゃうの」
「大丈夫だって。今日は杏も藤林も委員会だって言ってたし、古河も家の用事が有るとかで
今日は来ないそうだから、だから、な? いいだろ?」
俺はしつこく食い下がる。
「………」
すると、ことみは恥ずかしそうに顔を赤らめて小さく頷いた。

*************************************************************************
「オホンッ、んー、ゴホン、ゴホンッ!」
ひととおりの愛撫が終わりことみの下着に手を掛けようとしたときに
入り口の辺りからわざとらしい咳払いが聞こえてきた。

「きょ、杏ちゃんっ!」
あられもない姿になっていたことみが慌てて服装を正す。
「おっ、おいっ! もう終わっちまったのかよ、委員会! …それに古河まで!」

腕を組んで呆れ顔の杏の後ろに顔を赤らめて俺をことみを交互に見つめる
藤林と古河の姿があった。

「まったく、あんたとことみを二人っきりにしたらどんな行動に出るか
ウソついて試してみたんだけど…やっぱり思ったとおりね。このスケベ!」
「岡崎くん…その、こういう事は神聖な学舎(まなびや)でしてはいけないと思います…」」
「お…岡崎さん達、エッチな事しちゃってますっ」
三者からさんざん言いたい事を言われまくる。というか、こいつら全員え俺たちを担ごうとしたのか?

「…悪趣味。覗き魔みたいな真似するなよ」
俺は悪態をついて、おそらく三人の中の元締めであろう、杏を睨み返した。
「俺とことみはお互い…その…愛し合ってるんだ。何をしようとお前らには関係ないだろ!」
「関係あるわよっ!」
杏の叫び声が旧校舎のこの教室に響き渡る。幸い他の教室には誰もいない旧校舎。
あたりが一瞬だけ静寂に包まれる。気が付くと先ほどまで聞こえていた
金属バットの打撃音や部活生の掛け声はいつの間にか聞こえなくなっていた。

「あたしだって…アンタの事、好きだったんだから…」
先ほどとは違う、か細い声。杏は肩を震わせ目にうっすらと涙を溜めていた。
「………」
こういう時、どうしたら、どんな声を掛けたら良いのか分からない。
そうして固まっていると、杏が俺の胸の中に飛び込んできた…。

「あたしのほうが、朋也と付き合い長いんだからっ…! ずっと好きなんだからっ…!」
それはきっとことみに向けた言葉なんだろう。だが、その言葉には恨みや妬みの感情はなく、
ただ自分の感情を押し留めるために呟いたように感じられた。

「その…何ていうか…わりぃ」
我ながら語彙の無い謝り方だ。俺の胸の中で泣く杏の肩を抱きしめてやる。
すると、杏は顔を上げて、
「うん…いいよ…。でも、朋也、許したげるけど…その代わり、
さっきことみにしようとしたこと…あたしにもして?」
顔を赤らめながら俺の目を見つめ、そう言った。途端に頭の中が真っ白になる。

「というわけで、ことみ、朋也…ちょっと借りるけど…いいよね? 
大丈夫、略奪愛なんかは考えてないから」
いや、よくない、よくない。飛びそうになった意識をかろうじて呼び戻す。
いくらことみでもそんな事、あっさり了承するわけが--。

「……楽しい事はみんなでたくさん分けるの。勿体無いけど…朋也くんもみんなで半分こ」
すんなりと了承されてしまった。い、いや、理解ある彼女で嬉しいのだが、
ここは全力で否定するとか、嫉妬するとかそういうのも恋人として必要だろう!

「あの…朋也、あたし初めてだけど…朋也の好きにして良いからっ」
杏のほうを振り返ると、杏は既に制服のボタンを全て外し、下に着込んでいるインナースーツ
を脱ごうとしていた。

「………」
ええいっ、ままよっ! 据え膳食わねば男の恥! こうなったら最後までトコトンやってやるっ!
俺は床に敷いてあったマットの上に杏を押し倒した。
「あっ、ダメっ、乱暴なのはあたしっ」
杏が俺の手の中で体を強張らせる。そんな姿を無視し、俺は杏のスカートの中に手を入れた。

ガシッ。
「………?」
その手、腕が何者かによって掴まれる。振り返って掴まれた腕の方に視線をやると…。
藤林だった。ことみと杏の事に熱くなりすぎてその存在をすっかり忘れていた。
俺の腕を掴んでいた藤林は顔を真っ赤にし、
「あ、あの…私もお願いします…」
と小さく言った。

「…………」
ここまで来たら一人も二人も同じっ! ああ、お前らまとめて相手してやるよ!
藤林も杏の横に押し倒す。
「あんっ、岡崎くんっ」
「あはっ、椋、一緒に可愛がってもらおうね」
俗に言う姉妹丼。俺の興奮は最高潮にまで達していた。



「ああっ、あうんっ、んっ、あ! あ! あ! あ! あーーーっ!!」
双子の嬌声が重なり合う。声が収まると、杏ちゃんと椋ちゃん、
二人はマットの上にぐったりとしてそのまま動かなくなった。

わたしは岡崎さんと藤林さん達の行為から目が離せずに、食い入るように彼らを見ていた。
初めて観る男女間の愛の営み。初めて観る光景にわたしの体は熱く、どこか異常をきたしているようだった。
「渚ちゃんは…しないの?」
岡崎さんたちの行為を見守っていたことみちゃんがいつの間にかわたしの背後に回り、
後ろから抱きしめる。そして、その抱きしめた手がわたしの一番熱くなっているところに降りてきた。

「はうんっ、ことみちゃんダメっ…!」
力が入らない。わたしはことみちゃんの成すがままにされていた。
「あっ、あっ、あーーーっっ!」
一際高い嬌声が教室に響き渡る。ぼんやりと霞んできた瞼の向こうで、
岡崎さんがこちらを振り返るのが見えた。

「古河っ…」
「お、岡崎さんっ」
もう何も考えられない。頭の中が真っ白で、それでいて熱い。岡崎さんがわたしの体を抱きかかえる。
「…今度はわたしも一緒に愛して欲しいの」
それから先は岡崎さんの温もりを求める事だけに必死になり、他の事は何も覚えて居なかった。

*************************************************************************

「んーっ、何か色々な憑き物が落ちて体が軽くなったってカンジ。朋也、今日はありがとね。んっ」
俺の横を歩いていた杏が突然俺の左の頬にキスをしてくる。
…どっちかっていうと俺は体、すんごく重いんですけど。
空は西日がもう山の頂に掛かり、薄紫色の夜空を迎えようとしていた。

「あの…岡崎くん、今日はその…とても気持ち良かったです。良かったらまた…」
藤林が俺の左腕に自分の腕を絡ませてくる。
「それと、私の事は明日から椋って呼んでくださいね、…朋也くんっ」
今度は椋が右頬にキスをしてくる。
傍から見れば両手に華、羨望の的となる光景だろうが、
本当にこれで良かったのだろうか。振り返ると、少し遅れて後ろを付いて来る渚…古河と目があった。

「………っ」
渚は顔を真っ赤にして俯いた。無理もない、今日一番交わった回数が多かったのは
ことみでも杏でも椋でもなく、渚だったからだ。
「赤ちゃんはコウノトリが運んでくる」を今でも信じていそうなあの渚が
今回の件であんなに乱れる光景は、俺にとって劣情を突き上げてくるもの以外の何物でもなかったのだ。
「朋也くんと渚ちゃんが一番凄かったの…くすん」
二歩ほど前を歩いていたことみが半泣顔で呟く。
口に出して言うな、ほら、渚の顔がますます赤くなった。

「というわけで、こ・と・み。あたしたちは今日から「宿敵」と書いて「とも」と呼ぶ間柄よっ!」
俺の腕を離れ、杏はことみに後ろから抱きつく。
「あんっ、杏ちゃんっ」
「この豊満なボディで朋也をたぶらかそうとしてもそうは行かないんだから〜!」
「もうっ、お姉ちゃん人が見てるからやめてよ。恥ずかしいよ〜」
さっきまであんな光景が繰り広げられていたとは思えないようないつもの俺たち。
俺はさっきから黙っている渚に歩幅をあわせ、そっと話しかけてみた。

「その、渚…何だ、痛かったか…? 悪いな、随分と乱暴にしちまって…」
「いえ…そんな事はないです。確かにちょっと痛かったですけど…。でも、今日はありがとうございましたっ。
朋也くん、とても優しかったですっ」
そう言ってにっこりと笑う。それだけで俺の心は安らいだ。
いつの間にか、俺たちの呼び方は古河から渚、岡崎さんから朋也くんへと変わっていた。

「また…機会があったらわたしに優しくして欲しいです…
はうっ、わたしさり気なくエッチな事言っちゃってますっ!」
慌てて雑念を手で振り払うように小さな手足をバタバタさせる渚。
そんな彼女を俺は素直に可愛いと思った。抱き寄せて、キスをする。
「ん…朋也…くん」
渚は目を瞑り、俺を受け入れてくれた。

「あーっ、大人しいと思ったら! 部長、抜け駆けは許さないわよっ!」
「む〜、強力なライバルの予感ですっ」
「くすん、朋也くん、胸の大っきな子は嫌いなの?」

やり方は問題あったかも知れないが、今日の事で俺はこいつらを一層好きになった。
きっとこいつらも俺と同じように皆の事を好きになっただろう。
出来るだけ長く、こいつらと一緒にバカな事をやっていたい。

ふと空を見上げるとすっかり暗くなった夜空のむこうに流れ星が見えた。
俺の願い事は-------------------------------------

演劇部ハーレムEND


●あー、いいエロ描いた♪(≡▽≡)(ぇー
というわけで今週は日曜日のエロス連載第20回という事で、
みんな大好き演劇部ハーレムエロスで攻めてみましたー。

エロすぎてスマンね( ̄ー+ ̄)(何故か誇らしげw)
●魂の叫び
今、貴方がとてつもなく叫びたいセリフを下記のものから選んでください。

だんご、ボタンよ…これからはお前らの事を「宿敵」と書いて「とも」と呼ばせてもらうぜっ!
 ってゆーか、邪魔なんだよぉぉっ。ウワァァァァン!・゚・(ノД`)・゚・。(マジ泣)

ギ○ュー隊長、今日ほど貴方を尊敬した日はありません。ボディチェーンジッ!(+□+)→朋也

というか、フキダシとか猪畜生とか色々邪魔ですよねぇっ!(゜皿゜)

完全に18禁判定ながら、ボタンやだんごで巧妙なマリーシア(ずる賢いプレイ)を使い、
ギリギリ18禁ラインに踏みとどまっているトモカさん…。んーっ、アリですっ!(>ヮ<)

姉妹丼のあとは貧乳&巨乳のコンビ…(*´д`*)もうお腹一杯、まさにエロスのバイキングですっ!




結果だけをみる
●今回はほぼ18禁という事でしたが、来週からはちゃんと微エロを貫き通した15禁に戻ると思います。
これからも日エロをどうか宜しくお願いいたします(ぺこり)

●〜おまけ〜
俺の願い事は-------------------------------------

杏「よーしっ! 明日も一杯ヤるわよー!」
朋也「マジかー!! ってか、お前ら俺を殺す気かっ!」
杏「あらー? そんな事言っていいのー? あたし、明日の6時限目は体育だったのよねー。
体操服のまま部活に出ようと思ったんだけどなぁー!?」
朋也「乗った!!ΣG(+□+)」
椋「それじゃ、わたしは今アルバイトしている病院の制服で…」
朋也「グッジョブ、椋!播( ̄▽+ ̄)」
渚「わっ、朋也くんやる気満々ですっ。絶倫ですっ!(>、<`)」
ことみ「みんな一緒で嬉しいの♪」
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戻ります〜♪