アーケードゲーム「アイドルマスター」(略称・アイマス)は、プレイヤーがプロデューサーとなり、アイドル候補生の女の子をトップアイドルへと育て上げる、というゲームです。
レッスンで能力値を上げて、オーディションを受け、見事オーディションに合格するとTV出演によりファンが増えて……というような感じで進んでいきますが、オーディションでは全国のプレイヤーたちとネットワークを通じて対戦することとなります。
オーディションに負け続けると、人気が出ないまま引退してしまうという、厳しい芸能界サバイバルゲームなのです。引退の悔しさをバネに次のアイドルをプロデュースをする、ということを繰り返し、いつかトップアイドルを生み出すことを目指します。
対人戦だからこそ先が読めず、悲喜こもごも、さまざまなドラマが生まれる。新しいタイプの育成ゲームです。
現実でも、私が日記に「最近この人が気になる」というようなことを書いたアイドルやアーティストがいつのまにか見かけなくなるという切ない事例があったりするのですが。……粘土とか粘土とか。
まあ、芸能界以外のどこかで幸せに暮らしているならそれはそれで良いことなのですが……おっと、話が逸れましたね。
さて、アイドル候補生のうちの二人、天海春香・如月千早。
彼女たちを演じている声優の、中村繪里子さん(春香役)、今井麻美さん(千早役)のお二人が出演されていた、「PreStar」(プリスター)というインターネット番組がありました。
イメージとしては「映像つきのラジオ番組」といった感じでしょうか。毎週月曜日22:00から、約50分間の生放送。
「何でも食べます」というコーナーがとにかくインパクトがありました。
視聴者が番組宛てに送った食べ物(お菓子など)を出演者が食べる、という、ただそれだけのコーナーなのですが、お二人が美味しいものを食べて喜んだり、不味いものを食わされて凄い表情になったりして……で、その上生放送なので大抵何かハプニングが起こる、と。
テレビ番組の「表情が見られる」という点と、ラジオ番組の「リスナー参加型」という点、その両方がうまく合わさった、秀逸なコーナーだったなぁ、と思います。
この「PreStar」は2006年2月27日に最終回を迎えました。
アイマスがきっかけで出会えた面白い番組。終わってしまうのは仕方ないとしても、月曜の夜のお楽しみが無くなってしまうのは寂しいものです。
PreStarは終了しましたが、ゲームセンターに行き「アイドルマスター」をプレイすれば、あの二人の声が筐体から聞こえます。
今後のお二人の活躍を祈念して……というと大げさですが、春香・千早のデュオユニットを結成、プロデュースを開始しました。
とはいえ、普通にプレイするだけでは芸が無い。
やっぱりここは、PreStarにちなんだ形でやってみると面白いかな、と思いまして。
ちょっと無謀とは思いつつも、条件を設定してみました。
アイマスを知らない方のために説明しますと、ゲーム内の1週というのはいわゆる1回のプレイに相当します。上手くいけばアイドルは60週前後まで活動できます。つまり、現実の時間で1年以上かけてちまちまとプレイするという気の長い計画。撤去されても泣かない(^^;
さあ、PreStarが終わり、新たなPreStarが始まりました。
ここからは延長戦。長い長い延長戦です。
合言葉は「レッツ プリスター!」
(c)Kanata Tohno