「よしっ、完成だこれで私は大金持ちだ。」 ここは、A博士すなわち私の研究所。私はある薬を作った。それは、英語がペラペラになる薬。今、英語が話せずに困り果てている人が多い。
これに目をつけこの薬を作り上げたのだ。
早速、売り始めた。これは飛ぶように売れた。家に押し入ってきたものがあり作り方の書いた紙はずたずたにやぶれた。でもたくさん作ったので大丈夫だった。外国からも注文があった。応対は助手がやってくれた。
なので私は外の世界とあまりかかわらずに生活した。昼も助手が買ってきてくれる。それから一年、世界中の国が英語で統一された。
もう薬もなくなった。そしてある重大なことにきづいた。
「私は英語が話せない。」
そして薬がない。薬の作り方はあまりにも複雑すぎて覚えられず紙に書きとめていた。しかし、その紙もない。助手もおととい故郷に帰ってしまった。
勉強しようと書店に行っても、英語があまりにも常識すぎて本も売ってない。
もちろん学校の授業でも英語はない。聞いて覚えようとしても、小学校のころから人の話を聞くのが嫌いだったわたしは、はっきり言ってぜんぜんだめだ。周りは、何を言っているのかわからない
もう私は日本語という世界に閉じ込められたのであった。

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