俺は医者だ。患者を苦しみから解放する仕事をしている。 今日の患者は三人、すぐに治療した。 「え〜、熱がでたのですね。」 「はい、先生薬をお願いします。」 「いや、この注射で一発で直りますよ。」 患者の腕に注射した。というふうに俺が作り上げた薬を注射する、するとたちまち治ってしまう。 今は裁判所にいる。なにやら年老いた裁判官が言っている。 「この男は医者と偽り、数々の患者たちを毒を注射して殺してきた。よって判決は死刑とする。」 殺してきた?何言っているんだこのじじい、わたしは、病気を治しているのだ。 俺はそのまま牢屋の中に入れられた。 次の日、朝ごはんが運ばれてきた。実は毒入り、もちろん知らない、そのまま食べた。 「くっ苦しい。」 倒れた、そしてあることを思い出した。ポケットに俺の作り上げた薬が入っている。 「これで助かる。」 自分に注射した。そのまま一秒もたたないうちに息絶えた。 |