2004.08.14 |
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朝7:30、駐車場前の登山口から入山。 立派な入口にビックリ!天気は快晴だけど予報では午後から雨らしい。最近の天気予報は良く当るから心配! |
森林の中に1歩入ると、もうそこは鬱蒼とした原生林のまま、シラビソやコメツガ等の大木が、緑の苔の絨毯に覆われていた。可愛いリスにも会えました。 |
8:00、白駒池到着、鏡のような湖面は朝日に輝いてさざなみひとつ有りません。 |
湖畔の白駒荘の前で朝食にして、出発。こんなに良い天気なのに午後から雨なんて信じられない。 |
【白駒池の悲恋物語】 美しい長者の娘が作男と恋をした。怒った父親は作男を追放してしまい、恋に身を焦がす娘は、恋人を探して霧の山中をさ迷っているうちに、何所からとも無く白馬が現われ、探している恋人は池の中に居る、逢いたければ一緒に来いと言う。喜んだ娘は白馬にまたがり白馬と共に池の中に沈んで行ったきり戻らなかった。それ以来池の水は清く澄みわたり、誰の姿も美しく映すので、誰言うとも無く”結ばれぬ恋も結ぶ池”と言われるようになったという。その池に顔を映して洗うと誰でも白馬に乗った娘の様に美しくなると言う・・・・・・ああ!!知らなかった!知らなかった!それと知っていれば、池に飛びこんで、潜って・・・・・・・!(白駒池には他にも伝説が有るようですが、何れも美しい娘が白馬に乗ったまま池の中に沈んだ所は同じですね・・・・・ロマンチックだ〜) | |
白駒荘の前を過ぎてすぐに、高見石に登る道と、白駒池を一周する道に別れていました。広々として所々に木道が有り気持ちの良い、歩き安い登山道でした。 |
8:50 高見石小屋着 ,チョット汗が出てきたかなと思う頃、山小屋にしてはおしゃれなテラスでのんびりとお茶など飲んでいる光景を目にしました。低山ならではの余裕と言うものでしょうか・・・・・ |
小屋の前にザックを置いて、右横から大きな石が積み上がった上を這い登って高見石展望台に行く。 |
高見石は2249m。眼下に神秘的に光る白駒池を望み、浅間山の噴煙のたなびきまでも手に取るように見え、高見石小屋の彼方には北アルプスの山並みが青空にクッキリと映え、気持ち良い〜・・・・・・ |
高見石展望台で暫くのんびりしたあと、中山に向けて出発。登山道は夏の花は終わっていました。真赤な実は何でしょうか? |
夏の花に代わってアチコチにもうキノコがいっぱい出ていました。 |
10:30 中山頂上着 2496m 頂上と言うには広々として、アチコチにケルンが積んで有って、島枯れ山や蓼科山が見えます。 |
頂上にはコケモモが沢山自生して可愛い赤い実を付けていました。食べたらまだすっぱかった! |
中山を過ぎると、立ち枯れの林が美しい造形をして青空に映えています。 |
11:00 ここで「中山峠」と「にゅう」への登山道は別れます。 |
「にゅう」への登山道は何故だか倒木の多くて、荒廃した森林をなだらかに下っています。 |
ふかふかの苔の緑が美しくて思わずパチリ! |
やっと花に逢いました。 |
カニコウモリ 葉っぱの形が蟹の甲羅に似ているそうです。 |
尖った岩ががピョコンと出ているのが「にゅう」と呼ばれる岩峰です。 |
「にゅう」の頂上から見た白駒池。予報通り段々空模様が怪しくなって来ました。岩陰で昼食。ラーメンとおにぎり(定番だ〜) |
12:15 2351.9m(おしい!後10cm欲しい・・・Nonkyも〜!)にゅう頂上は大きな岩が不安定に積み重なっています。頂上から見た中山峠。 |
「にゅう」を後にして一時間ほど下ると木道の湿地帯にでます。交互に置かれた木道はとても歩き易かった。 |
ギンリョウソウが怪しい美しさで、こっそりと咲いていました。見つけちゃった〜! |
14:25 白駒池着 木道の遊歩道がぐるっと池を巡っています。 |
15:00 青苔荘着 朝はあんなに静かだったのに、池にはボートが浮かび、家族連れやキャンパーで大賑わいの湖畔は又違った顔を見せて、対岸には白駒荘が見えます。 |
アザミの花 |
駐車場に戻ったら車のフロントガラスに、駐車料金請求書がシッカリ挟まっていました。早速係りのおじさんが集金に来て支払い! 麦草峠を後にして間もなくポツポツとフロントガラスに雨が落ちてきました。15:40 登山と言うには少し物足りない気がしますが、行程を気にせずのんびり歩くには、気持ちの良いコースでした。天気の良い日を見計らって是非どうぞ! |