尾瀬(2) |
2010年6月26日〜28日 |
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梅雨の晴れ間を狙って毎日朝夕に天気予報を確認し、この日と決めた尾瀬だったのに、3日前になって急に予報が雨になってしまった。それでも最後の楽しみの湯之谷温泉を予約していたので仕方なくGO! 一縷の望みも叶わず、雨の尾瀬探勝となりました。雨の尾瀬も又良し!・・・・と云う事で・・・・・ |
戸倉着4:30 たった5人の乗客でバスは新宿を前日の22時出発、まだ暗いし雨も降っている・・・・ このシャトルバスで戸倉から鳩待峠まで・・・・ 戸倉温泉は二年前に来た時より駐車場も広くなり、綺麗になっていて 「戸倉温泉」と言う立派な共同風呂も出来ていた。 ダム計画が駄目になったので、そのお金で整備したらしい。 | |
鳩待峠着5:00(1594m) やっぱり客が少ないな〜! 休憩所でおにぎりを食べて身支度をして出発。 アレ!左の小屋、こんなの前回は気が付かなかった。 「鳩待山荘」の文字が見えた。 | |
尾瀬ヶ原入り口6:30 当初の計画は「あやめ平」を歩いて三条の滝を回る予定だったけど この雨だから、尾瀬ヶ原経由でひたすら今日の宿「渋沢温泉小屋」を目指す事にした。 | |
木道の階段が雨に濡れて滑りそうだから 慎重に歩きます。 鳩待峠から尾瀬ヶ原までは、ずっと下りです。 |
水芭蕉の葉ってこんなに大きくなるんですね! 食べれそう・・・・ |
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楓の花 |
カラマツソウ |
サンカヨウの実 |
エンレイソウ |
舞鶴草 |
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山の鼻ビジターセンター着7:10 ビジターセンターでは、登山者向けに、尾瀬の自然、花々、生物についての講習をやっていました。 私も、時間的余裕のある時に是非参加したいと思います。 今日は残念だけど・・・・・ | |
テガタチドリ |
オオバタチツボスミレ |
尾瀬ヶ原を歩き出して、 雨も止んだみたい。 良かった〜! 傘をたたんで振り返れば至仏山は 雲に隠れて見えません。 7月1日の山開きまで至仏山は立ち入り禁止で、 今は静かに時を待っていると言った感じです。 |
行く手に見えるはずの燧ケ岳も、 雲の中です。 燧ケ岳登山口まで伸びている 付け替えられたばかりの木道が 雨に濡れて尾瀬の風景を彩っています。 |
ナツドウダイ |
ウラジロヨウラク |
ヒメシャクナゲ |
ナガハシモウセンゴケ |
ウラジロヨウラク | |
どんよりとした景色の中にレンゲツツジの 真っ赤な色が一際鮮やかです。 | |
雲の中の燧ケ岳 燧ケ岳は標高2356m東北地方の最高峰、 火山ではあるけれど、有史以来噴火の記録は無いそうです。 | |
ワタスゲも雨に濡れそぼって、哀しげです。 | |
雨も上がって少しだけ青空が・・・・ 尾瀬ヶ原は東西6km、南北1kmに及ぶ本州最大の湿原。 標高はほぼ1400m尾瀬沼より200mほど低いそうです。 | |
ナツトウダイ |
ヒトツバテンナンショウ |
シダ? シダも群生すると結構絵になってますよね! | |
カキツバタ |
ギョウジャニンニク |
タテヤマリンドウ |
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下田代十字路(見晴らし)が見えてきました。 又雨が降ってきた・・・ |
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レンゲツツジ |
イワカガミ |
ハクサンチドリ |
下田代十字路(見晴らし)到着9:35 この場所に、最初に小屋を建てた弥四郎さんの名前を取った弥四郎清水。 多くのハイカーがこの水で元気を吹き返し先を急ぎます。 雨が激しくなってきたので小屋の休憩所で雨宿り・・・ | |
ツマトリソウ |
リュウキンカとミツガシワ |
この白い花は何でしょう?人の背丈くらいでした。 | |
11:25 有り難い事に無料休憩所がありました。 軒先のベンチだと雨が降りこんで来たので店の中のテーブルで ラーメンを作って食べていたら、店番のオジさんが不機嫌そうだった。 エッ?店の中は駄目なの?良いでしょ?客いないんだから! 駄目だったら「無料休憩所」の看板に偽り有りだよね! | |
平滑の滝11:45 尾瀬ヶ原の水を集めて只見川に注ぐ、全長約500m、幅20〜80m、 ゴーゴーと物凄い音を立てて一枚岩の上を、この先の三条の滝へと流れます。 左から右に流れていきます。 | |
三条の滝までの下りは かなり悪路で、梯子や鎖が有り 雨で滑りやすくなっているので慎重に進みます。 この場所にリュックを置いて カメラだけ持って滝まで行きましょう! 左下方からドドドドドーーと 滝の音が聞こえてきます。 雨と汗でもうぐっしょり! |
三条の滝12:35 名漠100選指定の三条の滝は 漠音を轟かせて落差約90mを一気に流れ落ちます。 以前は滝壺まで下りられたそうですが 現在は危険な為、展望台から見るだけです。 |
この雨は ガマガエルにとっては嬉しいんだね! |
分岐13:20 御池への分岐をやり過ごして 真っ直ぐ小沢平への道を下ります。 |
オオミズアオ 何と美しい! これが蝶ではなく蛾だなんて・・・ 別名月の女神と呼ぶらしい。 羽根をひろげた大きさは8cm位でした。 あまりに幻想的な美しさに我を忘れてこの直後 派手に滑って現実に引き戻された! | |
ギンリョウソウ | |
渋沢温泉小屋着14:30 やっとついた〜! 樹林の中にひっそりと 客を待っている渋沢小屋 |
土間と受付 カッパと傘は土間にロープが張って有るので 干せました。 濡れた衣服は管理人さんがボイラー室に 干してくれたんですよ! 申し訳ない! |
洗面所 水の蛇口が二つずつ付いているのは 何か意味があるのか、 聞こうと思って忘れた。 清潔で気持ちが良いです。 |
二階 部屋が10室位有ったと思います。 6畳の部屋の間仕切りをあけると直ぐ隣りの部屋で、 人数が多いと間仕切りを開けてつなげる事もできます。 廊下も広くてピカピカ! 歩いても音がしません。 布団は食事をしている間に 部屋に運んでくれていました。 |
風呂場 蛇口が3つ位だったかな? 湯船は深くて中腰で首まで浸かれます。 体の芯まで滲みわたるような良いお湯でした。 |
談話室 お客が少なかったせいか、 この部屋は誰も利用していませんでした。 テレビが無いからかな? |
夕食18:10 待ってました! 山菜料理が主で ご飯はとても美味しく炊けていて 心づくしの品々は どれも美味しかったです。 |
山菜天麩羅 揚げたてを出してくれたので感激! この辺りではまだ色々三菜が採れるようです。 秋はきのこ料理でお待ちしてますとの事! 食器にも気を使っていることが察しられます。 |
オオカメノキ 7:50 美味しい朝食を済ませた後、 客あしらいは、まだ苦手だが、それでも、 登山者に精一杯の真心を示そうとする努力が感じられる 渋沢小屋の若い管理人に見送られて雨の中小沢平バス停まで下ります。 | |
ひゃーー! ドデカイ ナメクジ! 雨が嬉しいんだね! 体長10cm以上だった。 雨の登山は好きじゃないけど 雨の日ならではの出会い(?)も 有るんですね! |
ワーーォ! 倒木に付いた平茸。 これは美味しいので、 ちょっとだけ採って帰ろうっと! |
小沢平着9:30 雨は激しくなるし、 向かいの農家の軒先を借りてバスを待つ。 予約制の会津バスは9:45コゾウダイラと読むらしい。 地図では渋沢温泉小屋から55分となっていたけど 1時間40分もかかってしまった。 バス停が有るだけで何にも無い。 当てにしていたトイレまで使用禁止となっていた。 トホホ・・・ 時間通りに来た。 |
尾瀬口10:15 途中、平ケ岳登山口から 1人の客が乗り込んできただけの3人を乗せて バスは尾瀬口定期船発着所に着きました。 間もなく定期船がやってきて、 奥只見湖を奥只見ダムまで 約40分の船旅です。 マイクから流れる周りの景色の説明に 耳を傾けながら 小雨交じりの風に吹かれて・・・・ |
奥只見湖 貯水量が国内最大の奥只見ダムからの シルバーラインは、ダム建設の際に工事用として作られ、 現在は新潟県 県道小出奥只見線(県道50号)となっている。 全長22kmのうち18kmの区間を19ものトンネルで構成されいるという珍しい道。 浦佐駅までの観光客が結構乗っていた。 ほんとにトンネルばっかりだぁ〜! さあ!今夜は湯之谷温泉だぁ〜! 〜完〜 |