日光白根山 2578m |
2011.06.19 |
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梅雨の晴れ間を狙って、栃木県日光市の白根山に登りました。日光中禅寺湖の奥に聳える白根山は、 草津白根に対して、日光白根と呼び分けられ、又奥白根とも呼ばれています。 当日は日曜日の上に、高速道路料金1000円の最後の日と言うのでかなりの混雑を覚悟して出発。 やはり、高速道路は渋滞こそしなかったけれど、車の量はかなり多いと感じた。 空はどんより、黒い雲が低く山並を覆って、途中パラパラとフロントガラスを雨が叩く。それでも嬉しい事に、 関越道沼田ICを降りた頃から空が明るくなってきた。山の上は雲海かな?と期待する・・・・ |
日光白根山ロープウェイ山麓駅 8:50 ロープウェイ駅の駐車場は意外と空いていた。 日曜日だし並んで待つのを覚悟していたから ちょっと気が抜けた感じ・・・ |
全長2500m、高低差600m、を15分で結びます。 料金は往復¥1800 |
駐車場があんなに下になりました。 |
白根山の姿が見えました。 ここから見るとコブが3つ有るように見えます。 |
シラネアオイと白根山 標高2000mの山頂駅に着きました。 近年鹿の食害で激減したシラネアオイの花を、 山頂駅付近で、種の採取、育苗、植栽等をして保護しているそうです。 白根山、立派ですね〜! | |
シラネアオイは、本州中部以北の山地帯や北海道に自生する多年草で、 直径5〜10センチメートルの紫色の花を咲かせます。 特に日光白根山の周辺一面に咲いていたことから、その名がつけられたようです。 白花も有るんですね! | |
鳥居をくぐると二荒山神社が有りますが ここが登山口です。 |
お参りして、登山の無事を祈りましょう。 |
昔、勝道上人と言う坊さんが二荒山(男体山の古名)に登って祠を建てたのが「二荒山神社」の始まりで そこら辺の山に同じ二荒山神社をあちこち建てたんですって! その山々はファミリーを形作って、男体山は家長、奥さんも、息子や娘の山もあるようです。 白根山は男体山の兄弟ですって! 「二荒」すなわち「日光」と言う事らしいです。 面白いですね〜! | |
分岐 9:45 二荒山神社から整備された広い道を 20分ほど歩くと分岐がある。 |
現在地のところが左の写真の分岐点です。 左に進むと、「血の池地獄」とかありますね。 白根山は右に進んでこれから山道に入ります。 |
大日如来 登山道に如来仏が鎮座しています。 如来像も風雪に侵食されるのでお家は必要よね! |
やはりここは修験の山なんですね。 何故か、心穏やかになって先に進みます。 |
更に歩を進めると木の間隠れに白根山が見えます 桜が咲いていました。 | |
七色平への分岐 9:57 丁度3分の一歩いてきました。 山頂はまだまだですね。 |
左に行けば七色平です。 どんな所だろう? 山頂は地図上点線部分の山道を行きます。 |
コミヤマカタバミ(白) 山道で見る小さな花は本当に可憐です。 |
コミヤマカタバミ(ピンク) |
登山道にはまだ雪が・・・・ |
イワカガミ 登山道の岩にビッシリ付いたイワカガミまだ蕾です。 |
10:55 急に視界が開け、森林限界になりました。 はるか上に小さく登山者がジグザグに登っていくのが見えます。 広々として気持ちの良い登山道です。下から吹き上げる風が気持ち良い。 | |
山頂まであと0.3km? フゥーーー! こんな道を歩く時は曇っているのが有り難い! |
日光白根山 南峰 ワーーイ!着いた〜!と思ったら、 ここは下から見た3つの峰のうちの一つの南峰でした。 奥白根神社の小さな祠があります。 |
一旦下って、向こうに見えるのが白根山頂上ぽい。 | |
日光白根山頂上 11:20 着きました〜! でも雲が低いですね!期待した360度の眺望は残念でした。 頂上は岩がゴロゴロして狭くてゆっくり出来なさそう・・・・ | |
あちらの方が広そう〜! そう、白根山頂上は三つの峰からなってたんだった・・・ 又、一旦下って向こうに行きましょう。 | |
白根山北峰 わーーい!こっちの方が広くて平らで良い感じ! ここで大休止!お弁当食べよう・・・ | |
北峰眼下に丸沼、菅沼が見えます。 その上に尾瀬の燧ケ岳が見えるはずなんだけど・・・ それと日光連山は? 残念!雲の中です。 | |
下山開始 13:00 一番手前に見える弥陀ヶ池に向かいます。 下り始めてから、急に晴れてきました。ショック! | |
イワカガミ |
イワカガミ 頂上近くのイワカガミはもうこんなに綺麗に咲いていました。 イワカガミとコイワカガミの見分け方って分かります? 小さめの楕円形の葉に鋸歯が大きく目立つのがコイワカガミ やや大きめの丸い葉に鋸歯が目立たないのがイワカガミ らしいです。 |
ここにもサクラが・・・ サクラの合間から弥陀ヶ池ヶ見えてきました。 | |
良い天気になってきたけど、空はまだ厚い雲に覆われています。 この辺の雰囲気好きだな〜! | |
北峰から30分ほど下って座禅山への分岐を右に降りると「弥陀ヶ池」です。 雪がまだこんなに残っています。 | |
弥陀ヶ池 13:40 なんだか神秘的じゃ有りませんか! 池の奥にはなにやら住んで居そうで・・・・ 池に沿って左岸に菅沼登山口への歩道が続いています。 | |
現在地 | |
ここから35分で五色沼だけど 五色沼は断念しました。 |
弥陀が池から見上げた白根山 頂上に見えるのは、さっきお弁当を食べた北峰でしょうか! |
ショウジョウバカマ 弥陀ヶ池の周りに沢山咲いていました。 | |
弥陀ヶ池から又、分岐まで登り返して 七色平方面に進みます。 |
シラビソの新芽 樹木の新芽も花に負けずに綺麗です。 |
七色平までの登山道はまだ雪が沢山残っています。 |
右に行けば「六地蔵」左に行けば「七色平」 ずっと雪道です。下りは滑りそうで怖い。 |
現在地 |
標識左方面へ、 「七色平」までの登山道はまるで雪山? |
「七色平」って期待したけど、 電気柵で囲まれた原っぱはどおって事の無い場所だった。 花の季節になれば七色の虹のように美しいのかも・・・ と思いながら通り過ぎる。 |
七色平にある非難小屋 |
非難小屋内部 よほどの事が無い限りこんな場所では眠れそうも無いわ〜 |
分岐 14:30 ここで、登りに通った道に合流しました。 朝来た道を下ります。 |
不動岩 登りの時はこの岩を見過ごして通り過ぎてしまった。 写真にはとても全部入らないけど 大きいわ〜! |
不動岩から自然散策路(地図上の黄色の道) に右折しました。 散策路には上の絵のような森に関する 看板が随所に有ります。 知っているようで、はっきり知らない事など 分かりやすく説明しています。 |
現在地 |
散策路を歩いていると・・・展望台!? 行って見ましょう! |
燧ケ岳 オーー!木立の開けた部分から尾瀬の燧ケ岳が あんなにはっきりと見えました。 さすが展望台! |
奥白根山 そのまま振り返ると白根山がドーーンと聳えています。 頂上付近はやっぱり雲の中ですね。 |
お勉強 | |
石楠花 15:30 二荒山神社まで戻ってきました。 神社の脇に咲いていた「石楠花」綺麗ですよね〜! ここ日光白根山は季節になればミヤマシャクナゲも綺麗らしいけど まだ蕾でした。 | |
シラネアオイ | |
シラネアオイ 二荒山神社近くの森の中の花 |
シラネアオイ 二荒山神社近くの森の中の花 |
関東以北の最高峰「日光白根山」。頂上からの展望は叶わなかったけれど、 シラネアオイの可憐で儚げな薄紫の花を堪能でき満足でした。 登山道も歩きやすく整備されていて、自然散策路等有り、 頂上まで行かなくても充分深山の雰囲気を味わえると思います。 他の花の季節にも是非又登りたいと思います。 |
番外編 | |
山の楽しみは、なんてったってその後の温泉 鎌田の町まで車で戻り、 宿は「妙宝の湯 ちぎら」 兎に角お湯が最高と聞いたので・・・・ 宿は幹線道路沿いに有ったのですぐ分かりました。 古い旅館だけれど最近立て直したとか・・・ 内部は随分近代的なつくりになっていました。 二人部屋で、布団を敷いた畳部分が高くなっていて一段低い床にはテーブルと椅子。 ただ、畳の部分が少し高すぎて、降りる時に注意しないと危ないなと感じました。 畳の下が引き出しになっていて枕とか入れる所なんですね。 | |
女性風呂 蛇口は5個で、かなりこじんまりしたお風呂です。 お湯は無色透明、 お肌がツルン!ツルン! 飲む事も出来たんです。 特別美味しくはなかったけど・・・・ |
お湯の中に白い玉砂利を敷いています。 これが登山で疲れた足を気持ちよく刺激して お湯の中でウォーキングしてしまいました。 他に客はいなかったし・・・ |
脱衣場 脱衣籠も8個だけです。 後で聞いたのですが、男性風呂の方はずっと大きいそうですよ〜! そっちも入ってみたかったな〜! 女性客が少ないと踏んでるんですね! アマイ!! | |
夕食 メニューにワインの表示はなかったけれど 注文すると出してくれました。 |
和洋折衷と言いますか 色々出していただきました。 |
山菜の天ぷら ワインのグラスが無駄に立派! 美味しいワインでした。 |
炊き込みご飯とうどん この辺って蕎麦じゃなくうどんなの? 完食満腹 |