守屋山 1631.2m |
03, 11, 23 |
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標識が無ければ絶対左の広い道のほうに行っちゃいますよね!危ない!危ない!(ここで左の道を進んで、途中で道が無くなり大変危険な思いをした長野県山岳救助隊の方のHPの体験談は参考になりました) | ||||
15分ほど登ると又鳥居がありました。この場所は十字路になっていて、標識はどちらを指しているのかはっきりしません。鳥居の前に木が倒れていたのでそれを通行止めの印だと勘違いした連れは、左に行ったり右に行ったりして確かめていますが、鳥居の奥の方に鮮やかなピンクのテープを結んだ木を見つけてやっと方向確認出来ました。 |
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登山道をふさぐ様に倒れた松は雷でも落ちたように根本から二つに裂けています。松の下を潜って進みます。 | ||||
10:17 ここまでの登山道はかなり急斜面だったので、「東峰」の標識を見つけてほっとしました。後少しかな! |
木の間隠れに見えた山が白い!ウソーー!雪?違う違う!ナンだか空も雲が出てきて、急に寒くなってきました。 | ||||
と、思ったらスゴーーーイ!突然に、真っ白の世界に包まれてしまいました!なんて綺麗なんでしょう!枝という枝は白い衣を付けたようです。 |
後を振り反っても真っ白、木の幹が黒いのでまるで墨絵の中にいるようです。それにしても寒いな〜!立ち止まると凍えそうだから歩け歩け! | ||||
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「東峰」から20分ほど離れた一等三角点の有る「西峰」に向かいます。なだらかな尾根道も真っ白の世界が広がっていました。東峰の方が高いのに一等三角点が無いのは何故? |
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西峰から望む八ヶ岳は雲に覆われていました。 お湯を沸かして軽食を摂っていたら、30人ほどの団体さんが登ってきて、お弁当タイム。イヤーー!その賑やかな事〜!まるで居酒屋に居る様。参った!少し黙ればホラ、頬を撫でる風、小鳥の声、雲の流れる音、木々の枝が風に揺れる度に奏でる森のザワメキ、イッパイ感じる事が出来るのに・・・・何しに来たの?マッ良いか!人それぞれだよね! でもやっぱり傍迷惑! | |||||
気が付くと回りの真っ白の世界はまるで夢か幻だったかのように跡形も無く消えていつもの秋山の風景が広がっていました。こんなに大勢の登山者の中であの白の世界を体験したのはほんのわずかな人達だったのではないでしょうか。 西峰から望む「八ヶ岳連峰」左側、雲の上にチョコット頭を出しているのが蓼科山ですね! | |||||
西峰に小さな非難小屋が有りました。緊急時には助かると思いますが、中を覗くと一種異様な空気が充満して居るように感じて足を踏み入れる事が出来ませんでした。霊感は無いのだけど・・・・ |
「水鉢」の立て札に上向きの矢印が付いていたので上に何か有るのかと暫く探したけど何にも無かった!何?この立て札は! | ||||
登りに遭遇した真っ白の世界と同じ場所とは思えない位、ごく普通の山道です。足首が埋まるほど厚く積もった枯葉の登山道は以外と滑り安く2回も尻餅をついてしまった。イターーーイ |
13:50 登山口の守屋神社着 かなりの急坂だったので膝がガクガクになってしまったけど、とりあえず登山の無事を感謝して「2礼2拍1礼」 | ||||
守屋山は標高はそれほど高くないし、時間的にも短く、楽な登山だろうと思っていましたが、ナンのナンの!登りは胸突き八丁、下りは、スキーで言えばエッジを立てないと止まれないほどの急坂なので、1時間ほどの下りでもう膝が言う事を聞かなくなってしまった。でも、感動的だったのは何と言っても突然の霧氷に包まれた瞬間。今でも、アレは雪女が、ながーーい眠りから目覚めて、あくびをしただけだったのでは無いかと思うほどの、不思議な瞬間でした。晩秋の山も又、それなりの趣に満ちて良いものだなあと、つくづく感じた山行でした。 |